もうずーっと天気が悪くて、撮影も何も全くできていません。ブログネタも全然ありません。
そんな中、久しぶりに星仲間と会いました。いつものかんたろうさんと一緒に、以前牛岳で集まった県天のKさんです。KさんはDSOはまだ初心者なので、撮影の現場で困らないように、一緒に見て欲しいとのことです。もともとこの日は「天気が良ければどこかで撮影でもしましょうか」と話していました。でも朝から時々土砂降りの雨が降るような状態で、今晩の天気予報が悪そうなので、「いっそのこと昼間に集まりましょうか」ということになりました。目的はKさんが望遠鏡について色々見てほしいというものです。場所はファミレスとかの案も出ましたが、望遠鏡があるので結局私の家に集まることに決定です。
でも妻に許可を取ろうと電話をかけると、ちょうど忙しい時だったようですごく機嫌が悪くて、低頭低位「家の中に入らず、外にいるだけでなんのお構いもなしでいいから」というのでやっと許可が出ました。そのことをかんたろうさんに伝え、まあ軒下で望遠鏡を展開すれば雨もなんとかなるだろうということで、Kさんにも伝えてもらいました。
13時半頃、かんたろうさんが到着。宮路泉さんにずっとお借りしたままになっている4倍のPowerMATEが、(支払いを済ませた)かんたろうさんに所有権が渡ったとのことなので、忘れないように渡します。軒下に椅子を出して少し話していると、Kさんも程なく到着。
早速望遠鏡をセッティングしますが、まず試したかったというのが以前の牛岳だけでも問題になった三脚を交換することです。赤道儀はVixenのSX2ですが、三脚は構造上どうしても弱くて、揺すったり捻ったりするとグラグラしていました。「うちにあるAdvanced VXの三脚に交換したら揺れがどれくらいになるか見てみたい」と言うのです。
取り付けは三脚の穴の方が大きく(60mm)、赤道儀の下部の径の方が小さい (45mm)のですが、とりあえずハマるので、ネジで締めてしまえばよしとします。三脚側に水平調整の棒があると赤道儀の枠が当たってしまい センターが出ないので、その棒は外しました。ねじを締めたらとりあえずガチガチに。
多少どう揺らそうと、全く揺れることはありませんでした。違いはやはり直径50.8mmの極太ステンレスの脚と、その3本の足を下の内側から押し上げることでガチガチに固定することでしょうか。ネジれやずれが出る余地も無くなるので、結果としてガチガチになるわけです。
やはり三脚を変えるのが優先ではという話になりました。アイベルに同等品が売っていて、Vixen用の赤道儀に対応したものも販売されているようです。
そうそう、鏡筒に触れないわけにはいきません。なんとFSQ85です!最近購入したとかで、かんたろうさんと私は羨ましそうに見つめるだけでした。FSQを選ぶくらいなので、当然撮影をしたいわけです。でもSX2でのDSOの導入さえままならなくて、撮影までたどりついていないとか。明るい惑星とかは大丈夫なのですが、目でなかなか見えないDSOは難しいとのことです。
最初からKさんの手順で一通りやってもらいます。
極軸望遠鏡で極軸を合わせ、ホームポジションに持っていきます。三脚とホームポジションは水準器を使って合わせているというのでいいのですが、ホームポジションの方は鏡筒に水準器を当てているということです。Vixenの赤道儀は西向きがホームポジションなので、その状態で鏡筒の真上に水準器を当てると、赤経方向は精度がそこそこ出ますが、赤緯方向はあまり精度が出ないはずです。
また、初期アラインメントをやらずにファインダーを使って手動導入しているようで、星雲は見えないので恒星で位置を確認したが、時間ばかりが過ぎていくとのことで、DSOを見るにはやはりいくつか問題がありそうです。
二人でキーポイントを順に説明していきました。
などです。それでもこれまでなかなかうまく導入できないということなので、よくよく聞いてみたらカメラがASI290MCだとのこと。これは主に惑星用なのですが、センサー面積が小さいので最初の初期アラインメントなどでも視野に入ってこないのは十分あり得ることです。
そこでカメラ議論になって、「無理にCMOSカメラにせずに一眼レフでいいのでは?」という話になりました。するとその場で出てきたカメラがなんとEOS 5Ds R!! 非天体改造とのことですが、流石にこれを改造するのは勇気がいりそうです。
「これでもいいのですが、ちょっと重いのでは?」というと、EOS 60Dが出てきました。こちらも非改造ですが、最初はこれでいいのかと思います。FSQ85の焦点距離が450mmなのでAPS-Cのカメラだと例えばM31アンドロメダ銀河が画面いっぱいにちょうど収まるくらいのはずです。
カメラついでにですが、なんとKさん所有レンズの中からCanon純正のサンニッパが出てきました。でっかくて、専用ケースまでついているとのことです。Kさんすごい!
まずは天体改造があまり関係ない銀河で撮影して、画像処理の練習をした方がいいのではというアドバイスになりました。これまで触ったのは惑星用のAutoStakkert!3とか、RegiStaxだけで、まだDSO用のスタックソフトも、Photoshopなどのレタッチ系のソフトも触ったことがないとのことなので、まずはこちらで練習です。フリーでやるならDSSとGIMPでしょうか。英語が苦手とのことなので、ステライメージ9とPhotoshopがいいのかと思います。
鏡筒は全く問題ないのですが、今日のもう一つの課題がガイド鏡です。「長時間撮影しようとしても星がすぐに流れるとのことなので、ガイド鏡をかなり前に買ったのだが全然使えていない」とのことです。ガイド鏡は口径50mmの焦点距離がおそらく200mmのもの。カメラがQHY5L-IIMかと思います。電子ファインダーとしても使いたいとのことですが、カメラのセンサー面積がかなり小さいので、実はFSR85とASI290MCと同程度の視野しか見ることができず、ファインダーの意味をなさないことを理解してもらいました。なので、
でもカメラも色々トラブルがありました。Kさんが持っているASI290MCを忘れてきてしまったとのことなので、私の手持ちの同面積のASI462MCを使いました。でもZWOの相当古いドライバーが何故か複数インストールされているみたいで、カメラを認識しません。うまく自動でアンインストールもできないので手動でアンインストールしてから、最新のドライバーをインストールしてASI462MCが認識されました。
また、QHYのドライバーが入っていなかったので、一から入れたのですが、ちょっとZWOに比べて不安定な印象です。私はQHYのカメラを使ったのは初めてなのですが、サードパーティのソフトをインストールする選択肢があったり、ドライバーも機種を選ばなけらばならなかったり、慣れている人にはいいのかもしれませんが、初心者には少し敷居が高い気がしました。またドライバーインストール後も、接続しても最初全然動かなくて、何度かドライバーの入れ直し、PHD2やSharpCapの立ち上げ直しで、やっとカメラで写している画面が見えました。見えた後も突然画面の更新が止まったりで、私とかんたろうさんの二人がかりで苦労していました。おそらく初心者のKさんでは全く太刀打ちできないレベルかと思いました。でもこれは慣れのせいかもしれません。機会があればまたQHYのカメラをじっくり試してみようと思います。
ガイド鏡に対するアドバイスとしては、
すでにかなりの数のアドバイスとなっています。おそらく撮影時に誰か詳しい人に一緒にいて見てもらった方がいいと思います。多分一人で暗い中でやると、たとえ明るいうちに理解していても現場でトラブってパニックになるかもです。
夕方近くになり、しばらく色々話しながら、気づくと大きな虹が出ていました。あ、Kさんから果物をいただきました。家族で食べましたがとても美味しかったです。どうもありがとうございました。
今回はKさんへのアドバイスをまとめる形になりましたが、久しぶりに仲間と会うのは楽しいものです。コロナ禍なので一緒に食事とかとはいきませんが、天文趣味はあまり密になることもないので、まだいいのかもしれません。ちなみに、かんたろうさんもKさんもすでにワクチンは二回打っていたので安心でした。私は明日やっと一回目です。
結局夜も外に出るとドン曇りです。撮影なんかはできるような天気ではなかったので、昼に集まるので正解でした。
そんな中、久しぶりに星仲間と会いました。いつものかんたろうさんと一緒に、以前牛岳で集まった県天のKさんです。KさんはDSOはまだ初心者なので、撮影の現場で困らないように、一緒に見て欲しいとのことです。もともとこの日は「天気が良ければどこかで撮影でもしましょうか」と話していました。でも朝から時々土砂降りの雨が降るような状態で、今晩の天気予報が悪そうなので、「いっそのこと昼間に集まりましょうか」ということになりました。目的はKさんが望遠鏡について色々見てほしいというものです。場所はファミレスとかの案も出ましたが、望遠鏡があるので結局私の家に集まることに決定です。
でも妻に許可を取ろうと電話をかけると、ちょうど忙しい時だったようですごく機嫌が悪くて、低頭低位「家の中に入らず、外にいるだけでなんのお構いもなしでいいから」というのでやっと許可が出ました。そのことをかんたろうさんに伝え、まあ軒下で望遠鏡を展開すれば雨もなんとかなるだろうということで、Kさんにも伝えてもらいました。
13時半頃、かんたろうさんが到着。宮路泉さんにずっとお借りしたままになっている4倍のPowerMATEが、(支払いを済ませた)かんたろうさんに所有権が渡ったとのことなので、忘れないように渡します。軒下に椅子を出して少し話していると、Kさんも程なく到着。
三脚の交換
早速望遠鏡をセッティングしますが、まず試したかったというのが以前の牛岳だけでも問題になった三脚を交換することです。赤道儀はVixenのSX2ですが、三脚は構造上どうしても弱くて、揺すったり捻ったりするとグラグラしていました。「うちにあるAdvanced VXの三脚に交換したら揺れがどれくらいになるか見てみたい」と言うのです。
取り付けは三脚の穴の方が大きく(60mm)、赤道儀の下部の径の方が小さい (45mm)のですが、とりあえずハマるので、ネジで締めてしまえばよしとします。三脚側に水平調整の棒があると赤道儀の枠が当たってしまい センターが出ないので、その棒は外しました。ねじを締めたらとりあえずガチガチに。
多少どう揺らそうと、全く揺れることはありませんでした。違いはやはり直径50.8mmの極太ステンレスの脚と、その3本の足を下の内側から押し上げることでガチガチに固定することでしょうか。ネジれやずれが出る余地も無くなるので、結果としてガチガチになるわけです。
やはり三脚を変えるのが優先ではという話になりました。アイベルに同等品が売っていて、Vixen用の赤道儀に対応したものも販売されているようです。
Kさんの新鏡筒
そうそう、鏡筒に触れないわけにはいきません。なんとFSQ85です!最近購入したとかで、かんたろうさんと私は羨ましそうに見つめるだけでした。FSQを選ぶくらいなので、当然撮影をしたいわけです。でもSX2でのDSOの導入さえままならなくて、撮影までたどりついていないとか。明るい惑星とかは大丈夫なのですが、目でなかなか見えないDSOは難しいとのことです。
セッティング時のアドバイス
最初からKさんの手順で一通りやってもらいます。
極軸望遠鏡で極軸を合わせ、ホームポジションに持っていきます。三脚とホームポジションは水準器を使って合わせているというのでいいのですが、ホームポジションの方は鏡筒に水準器を当てているということです。Vixenの赤道儀は西向きがホームポジションなので、その状態で鏡筒の真上に水準器を当てると、赤経方向は精度がそこそこ出ますが、赤緯方向はあまり精度が出ないはずです。
また、初期アラインメントをやらずにファインダーを使って手動導入しているようで、星雲は見えないので恒星で位置を確認したが、時間ばかりが過ぎていくとのことで、DSOを見るにはやはりいくつか問題がありそうです。
二人でキーポイントを順に説明していきました。
- 赤道儀の水平は取っておいた方がいい。
- 極軸はSharpCapやPoleMasterなどの電子極望を使うと精度が出るが、最初は大変なので付属の極軸望遠鏡を使えばいい。その際は一度北極星などを中心にして、短時間のうちに赤経体をぐるっと回して、中心に入れた星が回転しないか確かめること。これは確認なので、一度だけやればあとは年一回くらいで確認すればいいということ。
- ホームポジションは、赤経体の角度確認は鏡筒に水準器を赤緯体に載せるような方向で当てて確かめる。赤緯体の角度確認は鏡筒に水準器を赤経体に載せるような方向で当てて確かめる。
- 赤道儀の水平の誤差、極軸の誤差、ホームポジションの誤差が積算されたものが、自動導入、自動ちびの誤差になる。初期アラインメントで複数の星を使えばその誤差を補正するので、少なくとも2スターアラインメント、できれば3スターアランメントにした方がいい。
- その後、DSOは自動導入を活用することで導入できるはず。
カメラについてのアドバイス
などです。それでもこれまでなかなかうまく導入できないということなので、よくよく聞いてみたらカメラがASI290MCだとのこと。これは主に惑星用なのですが、センサー面積が小さいので最初の初期アラインメントなどでも視野に入ってこないのは十分あり得ることです。
そこでカメラ議論になって、「無理にCMOSカメラにせずに一眼レフでいいのでは?」という話になりました。するとその場で出てきたカメラがなんとEOS 5Ds R!! 非天体改造とのことですが、流石にこれを改造するのは勇気がいりそうです。
「これでもいいのですが、ちょっと重いのでは?」というと、EOS 60Dが出てきました。こちらも非改造ですが、最初はこれでいいのかと思います。FSQ85の焦点距離が450mmなのでAPS-Cのカメラだと例えばM31アンドロメダ銀河が画面いっぱいにちょうど収まるくらいのはずです。
カメラついでにですが、なんとKさん所有レンズの中からCanon純正のサンニッパが出てきました。でっかくて、専用ケースまでついているとのことです。Kさんすごい!
ソフトについてのアドバイス
まずは天体改造があまり関係ない銀河で撮影して、画像処理の練習をした方がいいのではというアドバイスになりました。これまで触ったのは惑星用のAutoStakkert!3とか、RegiStaxだけで、まだDSO用のスタックソフトも、Photoshopなどのレタッチ系のソフトも触ったことがないとのことなので、まずはこちらで練習です。フリーでやるならDSSとGIMPでしょうか。英語が苦手とのことなので、ステライメージ9とPhotoshopがいいのかと思います。
ガイド鏡についてのアドバイス
鏡筒は全く問題ないのですが、今日のもう一つの課題がガイド鏡です。「長時間撮影しようとしても星がすぐに流れるとのことなので、ガイド鏡をかなり前に買ったのだが全然使えていない」とのことです。ガイド鏡は口径50mmの焦点距離がおそらく200mmのもの。カメラがQHY5L-IIMかと思います。電子ファインダーとしても使いたいとのことですが、カメラのセンサー面積がかなり小さいので、実はFSR85とASI290MCと同程度の視野しか見ることができず、ファインダーの意味をなさないことを理解してもらいました。なので、
- 今のガイド鏡を使うなら電子ファンダーは諦めて、初期アラインメントをしっかりやって自動導入の精度を上げること。
- その上で60DでISO12800程度で数十秒露光するとDSOは普通は写るはず。これで写ってなければ自動導入の精度が悪いので、まずはきちんとDSOを確認しながら、その上で位置を微調整するといいのでは
でもカメラも色々トラブルがありました。Kさんが持っているASI290MCを忘れてきてしまったとのことなので、私の手持ちの同面積のASI462MCを使いました。でもZWOの相当古いドライバーが何故か複数インストールされているみたいで、カメラを認識しません。うまく自動でアンインストールもできないので手動でアンインストールしてから、最新のドライバーをインストールしてASI462MCが認識されました。
また、QHYのドライバーが入っていなかったので、一から入れたのですが、ちょっとZWOに比べて不安定な印象です。私はQHYのカメラを使ったのは初めてなのですが、サードパーティのソフトをインストールする選択肢があったり、ドライバーも機種を選ばなけらばならなかったり、慣れている人にはいいのかもしれませんが、初心者には少し敷居が高い気がしました。またドライバーインストール後も、接続しても最初全然動かなくて、何度かドライバーの入れ直し、PHD2やSharpCapの立ち上げ直しで、やっとカメラで写している画面が見えました。見えた後も突然画面の更新が止まったりで、私とかんたろうさんの二人がかりで苦労していました。おそらく初心者のKさんでは全く太刀打ちできないレベルかと思いました。でもこれは慣れのせいかもしれません。機会があればまたQHYのカメラをじっくり試してみようと思います。
ガイド鏡に対するアドバイスとしては、
- 電子ファインダーも兼ねるなら焦点距離50mm程度の視野の広いものの方がいいこと。
- ガイドも焦点距離は本鏡筒の10分の1程度でいいので、FSQ85なら、50mm程度の焦点距離で十分なこと。
- カメラは安定なものにした方が本番で困らない。
まとめ
すでにかなりの数のアドバイスとなっています。おそらく撮影時に誰か詳しい人に一緒にいて見てもらった方がいいと思います。多分一人で暗い中でやると、たとえ明るいうちに理解していても現場でトラブってパニックになるかもです。
夕方近くになり、しばらく色々話しながら、気づくと大きな虹が出ていました。あ、Kさんから果物をいただきました。家族で食べましたがとても美味しかったです。どうもありがとうございました。
今回はKさんへのアドバイスをまとめる形になりましたが、久しぶりに仲間と会うのは楽しいものです。コロナ禍なので一緒に食事とかとはいきませんが、天文趣味はあまり密になることもないので、まだいいのかもしれません。ちなみに、かんたろうさんもKさんもすでにワクチンは二回打っていたので安心でした。私は明日やっと一回目です。
結局夜も外に出るとドン曇りです。撮影なんかはできるような天気ではなかったので、昼に集まるので正解でした。


