ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:飲み会

CP+2024の前回の続きで、今回は主に24日の土曜日のことを書きます。


桜木町駅から会場まで

この日の空は打って変わって快晴です。いつもはみなとみらい駅からですが、天気もいいので桜木町駅から歩いていくことに。徒歩で12分くらいとのことです。
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といっても、このエスカレーター以降は基本的に屋根のある道で、しかも最初のうちはうごく歩道なので、全然大した距離に思えないです。昨晩止まったJR川崎駅からだと、みなとみらい線を使うより百円くらい安くなるので、最初からこちらを使えばよかったかもです。


ブース廻りその2

サイトロンブースが元気すぎて、前回のレポートでは全然新商品を紹介しきれていません。でもやはり単に紹介するだけだとつまらないので、その場で色々試したことを書いておきたいと思います。

まず、大型鏡筒のための低頭の経緯台兼赤道儀です。シンプルな構造でこれだけの重量を支えることができ、コンセプトが素晴らしいです。重心を低くしているのもいいです。実際に色々触ってみました。すると、鏡筒部分を手で押して揺らすしてみると結構下のほうで揺れるみたいで、どうやら緯度が高くなると緯度を調節して固定する2つのネジの間の距離が短くなってくるので、構造的に弱くなるようです。フタッフの方に聞いてみたら、この部分はまだ確定していない仕様のようです。なんとか発売するまでに改良されるといいなと思います。この揺れがあるかないかで評価は大きく変わるはずです。

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そんな観点から行くと、今回発表された経緯台タイプのマウントは、揺らしてもピクリともしなくて、サイトロンの全マウントの中で異彩を放っていました。
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理由は三脚の下に三角の板があり、それを押し上げて三脚をガッチリ固定しているからです。

その一方、改良で問題を解決するのは、通常はなかなか大変です。例えば、昨年のCP+でサイトロンのスタッフさんに、どんな三脚がいいのか聞かれました。私は迷うことなく上のような構造の「三脚の下側から3角の板で押し上げるタイプが良くて、カーボンタイプでさえもそうして欲しい。逆に撮影レベルのサンキャ腕そうでないものは信頼するのが難しい。」とまで言い切っていました。あれから1年経ちましたが、なんとサイトロンの開発部隊のお一人であられるマチナカリモートさんが、CP+後に以下のようなポストをXに投げてくれました。


カーボン三脚の場合、金属の板だと表面が削れないかとか心配だったのですが、上のような厚みがあるプラスチック系なら傷つけることもありません。しかもその前の投稿でマチナカリモートさん自ら「もう、別物。強度抜群で補強入れるとこんなに変わるんだ。」などと述べてくれています。これは期待大です。三脚側に改造なしで取り付けることができるとのことなので、できるなら汎用的に三脚に取り付けられるように一般化して、ぜひとも製品化まで持っていって欲しいくらいのアイデアです。

というように、一言に改良とか改造とか言っても、1年とかかかることも全然珍しくありません。なので、こういった展示会で触ってみて思ったことは、スタッフさんに伝えておこうと思い、実際に今回もスタッフさんに伝えています。でもこれサイトロンさんだから言えたのかも。実際に去年も今年も思ったことを伝えたスタッフさんは、セミナーでお世話になった仲のいいスタッフさんだからです。

あと、もう一つの期待大は太陽望遠鏡です。ちょっと珍しい、エタロンが鏡筒中央部に入っている形になっています。エタロン部では普通は平行光になっていなければならないのですが、どうせ平行光にしたならばここにもう一つエタロンを追加できるとかで、ダブルスタックタイプにもオプションで対応するとかだともっと面白いかもしれません。
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でも普通は太陽望遠鏡は改造非推奨のはずなので、やはり難しいでしょう。エタロンだけオプションで売ってくれるなら、大口径改造とかもしたいですが、まあこれも当然非推奨です。いずれにせよ、太陽望遠鏡の久し振りの新規参入メーカーとなるはずです。とても楽しみです。

もう一つ、どうしても紹介しておきたいブースがあります。「Metal Print」さんです。


一応リンクを張っておきましたが、これは展示場などでサンプルをぜひ見て頂きたいです。
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金属の板に印刷をしていて、額とかなしで平面が保たれています。印刷の綺麗さは紙とは違い、やはり金属で細かいところで平面が出ているのでしょうか、かなりシャープです。印刷は3種類あって、光沢ありのグロス、光沢なしのマット、金属の色が出るクリヤタイプだそうです。金属色が出ないのか出るのかは、下地が白か透明かということらしいです。
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星景写真もありましたが、かなりのコントラストで印刷されています。
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データはJPEGかTIFFとのことで、TIFFが16ビット以上を受け付けるかどうかは、スタッフの方もわかっていなかったので、注文時によく確認すべきかと思います。値段はそこそこですが、仕上がり具合を見たら決して高いとは思わなかったです。天体写真を印刷する場合は、印刷時に画像処理が入ってしまうと大抵うまくいかないのですが、まだそこら辺はわからないとのこと。小さなサイズで一度印刷して欲しいと言っていました。会場で40%割引のチラシが置いてあったのでもらってきました。いや、本当に一度印刷されたメタルを見て欲しいです。すごかったです。

よく考えたら、今回大手のブースはほとんど行っていません。カメラにはそこまで興味がないのがバレバレですね。カメラというよりはCMOSセンサーの方に興味があります。

というわけで、最後の私的な注目ブースは「日本写真学会」です。CMOSセンサー自身についても、この学会の柱のテーマの一つに入っていました。究極的な状況でCMOSセンサーがどういった信号を出すのか、これは基本暗いところを写す天体写真にも通じるところがあるはずです。他にあまりお客さんがいなかったので、ブースの方と少しお話しさせていただきました。学会員を募集していたのですが、会員になるためには年会費がそこそこするので、学会貧乏になってしまいこれ以上あまり入れません。いつか仕事などと別に、趣味で学会に入るのもいいのかもしれません。


いよいよセミナー本番

さて、そんなブース周りをしている間に、間も無く自分のセミナーの時間です。

少しネタバレすると、この日の朝は9時過ぎくらいに会場に到着して、10時の開場までに発表のための接続テストをしていました。すでにこの時点から結構なトラブルがあり、事前にテストしないとホントにまずい状況でした。出力は会場モニターと動画配信用の2系統あるのですが、Windowsと繋ぐとうまくいくのにMacだとどうやっても2系統のうち1系統しか信号がいかないのです。色々やって、最後は会場側の配線ミスということが判明したのですが、このテストをしていなかったら本番直前で配信ができずにアウトだったと思います。

さらに今回はMacとWindowsを手持ちの簡易Wi-Fiルーターで接続して、MacからWindowsのリモートデスクトップに繋ぎ、本番でさもSharpCapを含めてMacとWindowsを2台扱っているように見せようとしていました。この朝の時点で2台を繋ぐテストもできたのですが、このリモートデスクトップも、会場モニターの解像度と、Macから見るWindowsの解像度が別認識らしくて、最初画面の端が切れて表示されるとかのトラブルもあったので、こちらもテストしてないと本番でトラブルようなレベルでした。これも朝のテストでなんとか解決することができました。

それでも本番の一番の問題は手持ちのWi-Fiルーターだったのです。前のトークが15分ほど伸びてしまって、準備時間が少なくなったので焦っていたのもありますが、MacとWindowsが全然つながりません。お客さんが多い時間帯では、WiFiの電波が飛びまくっている状態だったのが原因かと思われます。それでもなんとか繋ぐことができて最低限の準備が終わったのがセミナー開始1分前くらいでした。もう心の準備をすることもなく、セミナーがスタートしてしまいました。

始まったのはいいのですが、やはりWindowsに繋いでもネットワークの速度が全然出なくて、リモートデスクトップどころではないのです。結局、本番のその場でもうWindowsを使うことを諦め、SharpCapでの再ライブスタックと、Windowsの「フォト」アプリを使っての画像処理は諦めたのは、その場にいた方や配信でご覧になった方はすでにご存知かと思います。もしいつか同様のことをするなら、有線の簡易ハブを持っていくか、もしくは5GHzでの接続でも良かったかもしれません。自宅外なので2.4GHzしかダメだと思い込んでいたのですが、よく考えたら会場は屋根の下なので、屋内扱いでよかったのかもしれません。

Windowsがうまくいかなくて焦っていたせいもあり、直後のMacのプレビューでのスタート画像を間違えたミスもありましたが、それでもその後の解説はなんとか体制を立て直し、無事に最後まで辿り着きました。無事に終わった時は本当にホッとしていました。

セミナーはかなり多くの方に来ていただけたようです。
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U-Chanさんが撮ってくれた写真です。

結局今回は、Wi-Fi接続の大トラブルが1件、Macでの画像処理の選択を間違えるという致命的なミスが1件と、大いに反省すべきです。それでも、画像処理をやってみたいという人にとってできる限りわかりやすく説明したつもりです。後で見直してみたら、焦っていたにもかかわらず一応頑張って説明しているように見えました。少し駆け足のところもあったので、解説ブログ記事と合わせて、配信動画も興味が湧いた時でいいので、長期的に見ていただければと思っています。

後日、配信の際に投稿されたコメントを見ました。直接の質問のようなものはありませんでしたが、多くのコメントがありました。特に雑兵Aさんは、コメントの時点で今回私が伝えたかったことに対してかなり反応してくれていて、その後のXでの投稿でも自分が試した結果を見せてくれていました。画像処理に足を突っ込み出したくらいの方が大きく進歩してくれるなら、今回のセミナーを引き受けた甲斐があったというものです。

XではあんとんしゅがーさんからNINAとPixInsightについても同じようなことをやってほしいというリクエストがありましたが、ベテラン向けはなかなか難しいです。それぞれみなさん自分の道を持っていますし、選択肢もたくさんありますし、過程も格段に複雑になってしまいます。もし何かやるとしても、全然別の方法でになるかと思います。

あと技術的な追加情報ですが、光害防止フィルターに最初CBPで撮影したのですが、青ハロが出てしまいました。その後QBP IIIを使って青ハロが消えたのですが、おそらくこれはあぷらなーとさんが説明されたことと一致しているのかと思います。私が使ったのはアクロマート鏡筒ではないですが、EDの入門的な鏡筒なので、同じような効果が得られるのかもしれません。あと、私もあぷらなーとさんと同じように、0.75倍のサイトロンのレデューサを使えばよかったと思いました。少し画角が広くなり、 より分子雲の領域を広げられたのかと思いましす。オリオン大星雲は少し画角を広げると背景を楽しむことができるかと思います。


セミナー後

セミナーが終わった後は疲れ果てていて、あぷらなーとさんのセミナーを聞いた後はもうグダーっとして、セミナー会場にある椅子に座ってのんびり話しているくらいでした。

そうそう、今回のCP+でだいこもんさんとniwaさんに初めて直接お会いできました。お二人はオンライン会議などで何度も話しているので、むしろホントに今まで顔を合わせてなかったのか?という感じでした。M&Mさんと蒼月城さんは初めてお顔を拝見しましたが、想像と全然違っていました。お二人とも想像よりかなり若かったです。多分、M&Mさんは天文歴が長いから、蒼月城さんは知識があまりにも深いから、勝手に私よりも年配の方と想像していたのだと思います。でも蒼月城さんの声は、いつものあの渋みのある、魅力的な声と同じでした。今回の画像処理セミナーの対象として(勝手に)想定していた、めだかと暮らすひとさんや、Imarin0321さんとも顔を合わせることができました。

会場を出る少し前くらいだったでしょうか、サイトロンのスタッフさんに紹介されて、中3のAPS君に会うことができました。中学生で都心でナローバンド撮影をしていて、私も結構最近「え?中3」とびっくりしてフォローさせてもらいました。なんとハーフの方で、来年はお母様の出身のイギリスの高校に行くとのことです。将来は天文学者を目指しているとのことです。帰り際、わざわざお父様と一緒に再度挨拶に来ていただきました。「APS君、イギリスでもがんばれ!」


飲み会

この後は、編集長とあぷらなーとさん、星沼会のメンバーなど、10人くらいでの飲み会でした。Aramisさんの案内で少し歩いて中華料理店へ。その途中でM&Mさんとあぷらなーとさん話していて、昔のことを聞くことができました。私はこの界隈では新参者に近いので、昔の話を聞くのはとても楽しいです。この時の会話が元で、M&Mさんがブログにまとめ記事を書いてくれています。

飲み会ではMACHOさんから面白い提案をいただきました。星ナビの今年の2月号に紹介されているのですが、MACHOさんが高校生と一緒にチリのリモートを利用して電視観望を実践しているとのことです。聞いてみるとかなり理にかなっていて、最近は学校関係だと夜に観望会を開くことも安全上難しくなってきたりしています。チリはちょうど12時間の時差があるということで、なんと授業がある昼間にリアルタイムで電視観望ができるということです。来週実際に、テストで参加させてもらう予定です。実際に高校生を交えて試すのはまだ先になりそうですが、今から楽しみでなりません。

その後、何人かのメンバーは横浜駅で帰られたのですが、他にまた別メンバーとも合流して2次会にまで行くことになりました。そこでも色々話し、店を出たのは23時15分くらい頃だったでしょうか。それでも電車も無くなることはなく、川崎のホテルまでたどりつきました。富山と違い、さすがに都会です。


帰宅とまとめ

次の日はかなり疲れていたこともあり、早めに富山に帰ることにしました。だいこもんさんがNiwaさんの個展に立ち寄ったみたいですが、私はまだ行けてないので、私も思いついて立ち寄れば良かったです。

星まつりはたいてい山の中とかの比較的遠いところで行われますが、CP+は関東中心で行われるので、集まりやすくていいですね。CP+の魅力の一つは、ものを買うことをしなくていいところだと思います。掘り出し物を探すなどせずに、新製品とかに集中できるところでしょうか。さらに天文関連のブースが限られているので、去年も今年もそうだったのですが、サイトロンブースがある意味天文民溜まり場のようになっていて、ここにいれば誰かに会えるというところですかね。やはり星まつりとは色んな意味でちょっと違う、別の価値のあるイベントなのかと思います。

今回の記事をもって、私にとっての今年のCP+も本当に終わりです。昨年のCP+はまだコロナの影響が少しあったのかと思いすが、明らかに今年はパワーアップしていたと思います。連動企画もかなり充実したものになったかと思います。画像処理を始めるきっかけになってもらえるとありがたいです。


5月27、28日の土日に福井市で行われた、日本天文教育普及研究会中部支部会に出席してきました。今回は招待公演で、電視観望の話をしてほしいという依頼です。テーマは「天文教育普及 with COVID-19へ新展開~感染症禍から"新しい日常"への"回帰"~」ということで、コロナ禍の3年間を振り返り今後の道を模索していくとのことです。

もともと去年の3月にこの研究会のメンバーの一人に誘われて、関東支部大会というのでオンラインでトークをしたのがきっかけですが、



これがその後、島根での公開天文台協会の全国大会でのトークにつながり、



今回も直接つながりではないですが、中部支部からのオファーにつながったのかと思っています。上記二つと重なるメンバーも一部いるのかもしれませんが、電視観望を知ってもらうせっかくの機会なので、気合を入れて臨みます。


初日

土曜の朝、車で富山から福井に移動します。朝はかなり早く起きたので、午前7時過ぎには出発。9時過ぎには福井に到着しました。受付開始が12時半からなのでまだかなり時間があります。福井北インターから福井駅までの途中にコメダ珈琲があったので、そこに居着いてトークスライドの最終調整です。今回のトークは60分+質疑10分ということで、合計70分ももらっていたので、スライドも長丁場になります。

主題は電視観望なのですが、やはり研究会の名前にも入っている「教育」と「普及」について述べる必要があります。そのため、今回は観望「会」をかなり意識した内容にしました。観望会で電視観望をどう利用すればいいか、私がこれまで経験してきたことを含めて、公共の大型望遠鏡などで使う場合の提案などです。スライドは60枚程度になりました。1枚1分くらいなので、適度な量かと思います。

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今シーズン初のコメダかき氷。
富山だと6月中旬からなのに、福井ではもう食べられます。

12時前くらいになりコメダを出て、今日泊まることになっている駅前のホテルに向かいます。ホテルの駐車場がチェックイン前でも追加料金を払えば利用できるとのことです。しかも周りの駐車場よりも安かったのと、一旦車を入れて仕舞えばあとは次の日まで車の心配をしなくていいので、そのまま車庫に入れてしまうことにしました。チェックインの時間にはまだ早いので、そのまま駅前の会場に向かいます。

ホテルを出てすぐに、会場となる建物はわかりました。ハピリンという大きなビルの3階と5階が今回の会場で、外から見てもドームの形がすぐにわかります。「恐竜広場」では恐竜さんが出向かえてくれました。

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そのまま歩いていくと、ハピリンの前に大きなクラフトビールフェア会場が!流石に発表前に酔っ払う前にはいかないので、スルーします。

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ビルの中に入り、3階まで行き、受付を済ませます。今日の会場は下の写真のような感じです。かなり広いですが、これは来年同じ福井のこの場所で行われる大規模な「年会」のために、会場の使い勝手を調べる目的もあるとのことです。ちなみに今回の参加者は30人程度。支部会なので毎回これくらいの人数だそうです。

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研究会は13時からの開始で、初めの挨拶や説明などがあり、その後は早速各人のトークが始まります。この日は4本のトークと、招待講演があります。最初の愛知の公立高校のコロナ禍の3年間の天文活動の話が興味深かったです。富山の公立高校では現在では天文部などは全滅と聞いています。これはコロナと関係なく、近年は夜の活動がしにくくなってきたことが影響していると聞いています。たとえ天文部があったとしても、このコロナ禍を乗り越えるのは相当大変だったと思います。今回話をされた顧問の先生がかなり星が好きなことはよくわかりました。部活として成り立っているのはこの先生の力が大きいのかと思います。でも来年定年で退官されるとのことで、引き継ぎの先生は女性の方だそうです。その先生も星が好きなのか聞いてみたら、旦那様が星好きとのこと。だから大丈夫なのではとおっしゃっていました。今後も是非ともうまく活動を盛り上げていってもらえればと思います。

他にも、電視観望と眼視をどう併用していく話とか、観望会を企画して立ち上げた話や、出張観望会の話など、既に電視観望を活用されているたり、これから活用していきたいとのことで、電視観望がなかり浸透している様子が伺えました。


電視観望講演

さて私のトークですが、最初に電視観望を実際に見たことがあるかどうか聞いてみたところ、ちょうど半々か、見たことがない人が少し多いかくらいでした。このトークを聞きたくて参加してくれた方もいるとのことで、気合が入ります。

詳しい内容はここでは書きませんが、ちょっと詰め込みすぎたようで、これまでも何度か私の話を聞いたことがある方からは「今回はこれまでで一番盛り込んでますよね!」と言われてしまいました。このトークのセッションの後に行われた自己紹介の時の時に、あと何人かの方にも直接「うまく伝わりましたか?」と聞いてみたのですが、いずれも「よくわかって楽しかった」とのことでした。「とても参考になった」とも聞きましたし、中には「感動した」と言ってくれた方や、「これだけの人数だけ聞くにはでは勿体無い」という意見もあったので、まあうまくいったのかと思います。

皆さんそれぞれが天文の普及を本気で考えている人たちで、そんな人たちの集まりです。この講演がきっかけで電視観望が天文普及に少しでも貢献してくれれば、私としてもとても嬉しいです。


見学会

講演終了後はセーレンプラネット施設の見学です。展示施設と、プラネタリウム上映、その裏方を見ることができました。

ここの展示施設ですが、普通の科学館とかの展示とはちょっと違う気がします。かなり贅沢な配置をしていて、福井と天文というような雰囲気づくりを重点に置いているようです。例えば下の写真は、天井に見えるリングの最中心がこのドームにあたり、そこから福井エリアと広がって行って、最後は宇宙の果てまで行くとかいう感じです。

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面白いのは、天文に関する質問にかなり真面目に答えていて、たとえ字を書き始めたような小さな子の質問にも丁寧に答えているところです。

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これらは一定期間の展示の後、別途分野別に分けられて冊子になってまとまっていました。特に子供の素朴な疑問とか、答えるだけでもかなり大変なのかと思います。スタッフの皆さんの真剣さが伝わります。

あと、展示で面白かったのが地球が太陽からどれだけ離れていると青い地球になるのかという装置です。太陽に近すぎたり、遠すぎたりすると、写真にある青い地球が変化する、結構凝った装置です。ちなみに、地球の移動のスケールはリニアでなくlogでした。

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ドームの方はというと、一般の解説の後に、皆さん残って裏方を見ることができました。ここで写真を公開することはできませんが、コンソールだとか、解説の大変なところなどを聞くことができました。このドームは8Kのプロジェクターを8台使用しているとのことなのですが、その位置合わせの話だとか、プロジェクターを動作させるための8台のサーバーを見ることもできました。一番面白かったのは、グリッドと言って格子状の模様をドーム全体に映して、それぞれのプロジェクターの担当範囲、ずれの具合などを見るモードでした。こんなのを見たのは初めてで、かなり興味深かったです。

プラネタリウムとして考えると、駅前にあるのは立地的にはかなりの好条件かと思います。家族で電車で来て、そのまま歩いてすぐの距離です。恐竜が有名な福井ですが、この福井駅前の「セーレンプラネット」のドームシアターと、坂井市にあるもう一つのプラネタリウム「エンゼルランドふくい」と合わせて、天文という施設でも充実しているのかと思います。特に今回見たドームシアターはプロジェクター型のプラネタリウムとしては最高クラスの解像度とコントラストを誇るそうで、先日来館したKAGAYA氏から「一番の上映クオリティーの『銀河鉄道の夜』」との太鼓判をいただいたそうです。

また、2日目の講演でも解説があったのですが、乳幼児向けのプラネタリウム「ベビープラネタリウム」も随時開催しているとのことで、赤ちゃんが泣いても騒いでも大丈夫とのこと。お子さん連れでプラネタリウムデビューというのもいかがでしょうか?


情報交換会?飲み会?

18時半頃でしょうか、この日のオフィシャルなプログラムは全て終わりとなりました。その後、各自ホテルのチェックインなどを済ませました。

重要なのは、その後の「情報交換会」という名の飲み会です。19時半から駅前の「弥吉」という店で始まりました。17人もの参加者があり、相当盛り上がりました。皆さんと話していてわかったのは、この天文教育普及研究会のメンバーはもれなく星好きだということです。義務でやっているというよりは、星好きが高じて、どうやったら天文を広めることができるかということを考えている人達の集まりのようです。なので何を話しても盛り上がります。

ただ、天体写真の沼にどっぷり使っているとかのハイアマチュア層とはやはり少し違うみたいで、人数、回数共に一般の方と真正面に向き合っているプロの方が多いという印象です。学校の先生とかもメンバー員なので、島根での公開天文台協会であった方達よりももう少し広い層だと思いますが、一般の多数の人と天文で関わるという意味では、同じような印象を受けました。私が普段交流している層とはやはり違うので、どの方の話もとても参考になりました。

電視観望についてもいろいろ聞かれました。やっていてわからないことがある方や、これから始めたいのでぜひ参考したいという方などです。今回は天気があまり良くなかったこともあり、(一応機器は飲み会の席にも持ってきていましたが)実演というわけにはいかなかったので「もしやっていてわからないことがあれば、遠慮せずに連絡をください」と伝えました。いつものようにZoomなどで繋いでリモートで画面を見ながら解決できればと思います。

22時頃でしょうか、盛り上がりもそのままに2次会になだれ込みます。この時点でも9人が残っていて、この人数を受け入れてくれるところがあまりなかったのですが、今回は会場のスタッフの方が2次会メンバーで地元の店もよく知っていて、人数が多くて何度も断れれながらも、4-5軒の店をあたってくれました。見つかった2次会会場は駅近くのバーで、ここでも天文普及や電視観望がどう広がっていくかなど、かなり熱い議論が交わされました。0時を過ぎて日も変わった頃にやっと店を出て解散です。

よく考えたら研究会も対面で、しかも懇親会もさらには2次会まで、制限なしでできたのは本当に久しぶりのことです。オンラインはオンラインで、遠方の来れない方が参加できるとかのいいところもあるのですが、リアル対面はこれまたこれで、かなり充実します。

この日はとても楽しく過ごすことができました。ホテルに着いて、大浴場が午前2時まで入ることができるというので、お風呂でさっぱりしてから、酔いも回ってか疲れ果てていて、そのまますぐに寝てしまいました。


2日目

朝からホテルのバイキングメニューをしっかり食べ、チェックアウトを済ませて9時に会場に向かいました。昨日だけ参加の方もいたので、この日は20人程度でした。そのため会場は昨日の自己紹介などでも使った少し狭い多目的ホールでした。

この日も4つのトークがあり、特に先にも書いたベビープラネタリウムの話はアメリカ時代に子供がまだ小さくてベビーカー(向こうではストローラーと言ってましたが)に乗せていた頃のことを思い出しました。ここセーレンプラネットには普段はベビーカー置き場がないので、ベビープラネタリウムの日はドームの脇をベビーカー置き場にしたとのことです。アメリカ時代ベビーカーの置き場で困ったことは一度もなく、日本に帰国してからいろいろ不満だったのを今更ながらに思い出しました。日本はこういったイベントは得意なのかと思いますが、普段から赤ちゃんにも優しく若い両親が困ることのない社会になっていくといいなあと、もう十何年も前に思っていたことを思い返していました。

他にも、天文関連の教職課程の話や、光街の市民運動の話、このセイレーン施設の話など、この日も興味深い話をたくさん聞くことができました。その後は来年の年会の話など、事務的な話があり、12時頃に無事に解散となりました。

この後、ちょうどすぐ近くの場所で某有名歌手のコンサートがあり、うちの子が朝から富山から移動して参加しています。コンサートが終わるころに迎えにいくことにしていて、しばらく時間を潰しながらこのブログを書いています。

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2日連続コメダ。時間潰しにブログを書いてます。

今回は二日間に渡り、とても楽しく過ごすことができました。研究会を運営してくださったスタッフの方々、本当にありがとうございました。また今回招待公演に呼んでいただき、とても感謝しています。また今後ともよろしくお願いいたします。

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