最近夜の撮影はとんとご無沙汰で、ちょっと天文熱が冷めています。ブログ記事も滞っているので、何もやっていないように見えるかもしれません。でも実際にはそうでもなく、いろんな書き物をしていたり、先週はなんと4回も観望会があるなど、なんだかんだ言ってドタバタしています。
先週は、火曜が岐阜の山奥、水曜は山梨、木曜がお休みで、金曜は自宅の隣のお寺、土曜は地元富山の高岡という所と、ほぼ4連続の観望会で、移動距離も長かったりしたのでさすがに疲れ果てました。
問題は、4回も観望会があっても、どれも夜がほとんどダメだったこと。なのでブログを書くに至らなかったのですが、4回も記事にならない観望会がたまると後から忘れてしまうので、記録がてらブログに書いておくことにします。
8月18日は母校の高校の天文部の夏の合宿に参加させてもらいました。今年で3回目になります。残念ながら、私はこの合宿で星が見えたことがありません。今年こそはと思ったのですが、残念ながら夕方の太陽をフェニックスで見せることができただけで、今年も惨敗でした。でも、前日は夜中3時頃から明け方まで全面快晴だったとのことで、天の川の撮影をしていた生徒もいたようです。天気が悪く時間があったので、画像処理を一緒にやったりしていました。
8月19日は山梨に移動しての観望会で、昼間は晴れましたが、夜は全滅でした。曇っていて部屋の中でお話だったのですが、その間に一瞬だけはくちょう座方向が晴れて、北アメリカ星雲が見えました。でもまだお話の最中で結局すぐに見えなくなり、また全面曇りだったので、お客さんには何も見せることができませんでした。そこから自宅に帰ったので、帰宅は明け方前になり、かなり疲れてしまいました。自宅に帰った20日は (観望会は) お休みで仕事だけだったので、ちょっと休息になりました。
8月21日の金曜の自宅近所のお寺での観望会は、コロナ前まではコンスタントに何度かやっていたものです。今年は久しぶりの再開になります。
最初に月を少しだけ見た後は曇ってしまい、その後はお寺の中でのお話になります。参加者は小学生の低学年の子が多く、天文の面白さをこれでもかと詰め込んだ名作天文絵本「ホシオくん天文台へゆく」の読み聞かせを妻がしてくれ、その後は私が引き継ぎ前回おとぎの森観望会で大好評だった講演のサブセット版で盛り上がりました。
8月22日の高岡市での観望会は、昨年初開催されたものの2回目で、昨年が好評だったのでまた今年も開催されることになったとのことです。こちらも最初のころに月が少しだけ見えて曇ってしまったので、室内に入り、県天メンバーの講演でMITAKAと天体写真の紹介でした。
4日とも夜はダメだったと言っても、昼間は晴れていた日もありました。フェニックスを持っていったので、眼視を少しと、あとはG3M678MをつけてSharpCapでリアルタイムのライブスタックで太陽電視観望としました。
たまたまPSTを持ってきている方がいて、眼視ではPSTとフェニックスの比較ができました。PSTでももちろんHαで見えますが、やはりフェニックスが太陽表面も、周辺のプロミネンスもよく見えます。特に、太陽表面のダークフィラメントやプラージュなど、細かい模様に差がありました。最近の太陽望遠鏡は以前のものよりもかなりよく見えますね。
太陽も、カメラで見るとさらに細かい模様がはっきり見えます。SharpCapのスタックと炙り出し、ヒストグラムによる見栄えの調整で、お客さんから「おお〜、ナンジャコリャー!」と大きな声が上がったほどです。ポイントの一つが、毛布を被ってモニターの画面を見てもらったことです。かなりの猛暑で申し訳なかったのですが、やはり暗い中でモニターを見ると、詳細が浮かび上がるように見えるので、インパクトがあります。
太陽は、4日のうち2回見せることができました。1回は夕方近くの晴れ間に短時間、1回は朝から夕方近くまでの時折雲に隠れる時を除いて、長時間にわたり晴れていました。
星に関しては、4日ともよく似た状況でした。基本的にはほとんどの時間がドン曇りで、ごく狭い雲の薄いウィンドウ部分を探しながら、35mm F1.4レンズとASI294MCを使った広角電視観望で、何個か見える星を見てもらうくらいです。それでも眼視では全く見ることができないレベルの星が、雲ごしにみえるということで、喜んでくれるお客さんも多いです。一番いい時は、こと座の全景が一瞬見えるくらいだったでしょうか。4日のうちに夏の大三角が見えることはなく、稀にベガ、デネブ、アルタイルが単体で一瞬見えたくらいです。せいぜいこれくらいでした。
一応夜の天気が一番マシだったのが、自宅隣のお寺でやった観望会です。と言っても、この会は小学生の低学年が多く、小さい子にとっては20時半頃になるともう眠くなる時間なので、多くのお客さんが帰っていきます。そこそこ晴れたのは、観望会終了後の21時過ぎでした。残っていたのはスタッフのみ。観望会が終わったら晴れるという「天文あるある」ですね。広域電視観望で月明かりの中、なんとか街中天の川も綺麗に見えたのですが、残念ながらわずか数人のスタッフに見せることができただけでした。
月に関しては、星よりももう少しマシでした。4日とも、夕方まではなんとか青空も一部見えていたので、明るくなっていく月を見てもらいました。他の方も望遠鏡を出していましたし、私もC8を眼視で見てもらったり、FC-76をAZ-GTiに載せて経緯台モードで電視観望で見せるなどしました。特に、電視観望は人数を稼げるので、短時間の晴れ間でもたくさんの人に一気に見てもらうことができ有利でした。
でも月に関しても、どの日も暗くなるくらいには曇りで見えなくなってしまうという結果でした。
4日間の連続観望会 (間に1日空いていますが) というのは体力的には大変でしたが、機材に関しては意外に楽なことがわかりました。一度車に機材を載せてしまえば、バッテリーの充電を毎回するだけで、機材の載せ替えをほとんどしなくていいからです。観望会開始に間に合うようにギリギリに準備を始めても、詰め込みの時間がほとんど無いので、そのまますぐに車を出すことができます。
使う機材も、ある程度の種類を持っていき、天気によって調整します。天気が良さそうな時は、きれいに見えるようにTSA-120を、天気が悪くてダメそうな時は、FC-76+ AZ-GTi、さらに天気が悪いとFMA135 + トラバースなどです。観望会が終わった時点での機材の片付けが楽になることを考え、天気が悪い場合は、どんどん機材を簡単なものに切り替えるなどしていきます。今回は天気が悪い時が多かったので、広い視野で高感度で見える広角電視観望が大活躍でした。このセットはカメラレンズとCMOSカメラ、三脚と自由雲台だけですみ、モーターなどもないのでアラインメントの必要もありません。準備も、観望中の操作も、片付けもものすごく簡単です。
あと、いつも使う50cm四方くらいの小さな折り畳み机の代わりに、自宅の撮影とかで使っている倍の面積くらいの大型の折り畳み机を持っていきました。これが意外に良くて、準備の際に机の上に機材を展開できたり、星座ビノをたくさん置けたり、かなり便利でした。いつもは自宅の庭に展開したままで置いてあり、折りたたんで車に積めるのが面倒なので観望会には持っていかないのですが、今後も大きな観望会の時には持っていく価値が十分あるのかと思いました。
先週4回使った観望会機材ですが、今週は出張で車を使わないので、機材は車の中にそのままにしておいて、週末の胎内星まつりに持っていきたいと思います。
胎内ですが、出張で金曜の夜中に自宅に戻る予定なので、そこから少し寝て、土曜朝出発で、土曜の午後くらいから参加の予定です。時間的にいい場所を取るのは難しそうなので、機材はタイミングが合えば出すくらいのつもりです。出展ブースをのんびり回れればと思います。
ほぼ4連続の観望会
先週は、火曜が岐阜の山奥、水曜は山梨、木曜がお休みで、金曜は自宅の隣のお寺、土曜は地元富山の高岡という所と、ほぼ4連続の観望会で、移動距離も長かったりしたのでさすがに疲れ果てました。
問題は、4回も観望会があっても、どれも夜がほとんどダメだったこと。なのでブログを書くに至らなかったのですが、4回も記事にならない観望会がたまると後から忘れてしまうので、記録がてらブログに書いておくことにします。
8月18日は母校の高校の天文部の夏の合宿に参加させてもらいました。今年で3回目になります。残念ながら、私はこの合宿で星が見えたことがありません。今年こそはと思ったのですが、残念ながら夕方の太陽をフェニックスで見せることができただけで、今年も惨敗でした。でも、前日は夜中3時頃から明け方まで全面快晴だったとのことで、天の川の撮影をしていた生徒もいたようです。天気が悪く時間があったので、画像処理を一緒にやったりしていました。
8月19日は山梨に移動しての観望会で、昼間は晴れましたが、夜は全滅でした。曇っていて部屋の中でお話だったのですが、その間に一瞬だけはくちょう座方向が晴れて、北アメリカ星雲が見えました。でもまだお話の最中で結局すぐに見えなくなり、また全面曇りだったので、お客さんには何も見せることができませんでした。そこから自宅に帰ったので、帰宅は明け方前になり、かなり疲れてしまいました。自宅に帰った20日は (観望会は) お休みで仕事だけだったので、ちょっと休息になりました。
8月21日の金曜の自宅近所のお寺での観望会は、コロナ前まではコンスタントに何度かやっていたものです。今年は久しぶりの再開になります。
最初に月を少しだけ見た後は曇ってしまい、その後はお寺の中でのお話になります。参加者は小学生の低学年の子が多く、天文の面白さをこれでもかと詰め込んだ名作天文絵本「ホシオくん天文台へゆく」の読み聞かせを妻がしてくれ、その後は私が引き継ぎ前回おとぎの森観望会で大好評だった講演のサブセット版で盛り上がりました。
8月22日の高岡市での観望会は、昨年初開催されたものの2回目で、昨年が好評だったのでまた今年も開催されることになったとのことです。こちらも最初のころに月が少しだけ見えて曇ってしまったので、室内に入り、県天メンバーの講演でMITAKAと天体写真の紹介でした。
昼間の太陽は見えた
4日とも夜はダメだったと言っても、昼間は晴れていた日もありました。フェニックスを持っていったので、眼視を少しと、あとはG3M678MをつけてSharpCapでリアルタイムのライブスタックで太陽電視観望としました。
たまたまPSTを持ってきている方がいて、眼視ではPSTとフェニックスの比較ができました。PSTでももちろんHαで見えますが、やはりフェニックスが太陽表面も、周辺のプロミネンスもよく見えます。特に、太陽表面のダークフィラメントやプラージュなど、細かい模様に差がありました。最近の太陽望遠鏡は以前のものよりもかなりよく見えますね。
太陽も、カメラで見るとさらに細かい模様がはっきり見えます。SharpCapのスタックと炙り出し、ヒストグラムによる見栄えの調整で、お客さんから「おお〜、ナンジャコリャー!」と大きな声が上がったほどです。ポイントの一つが、毛布を被ってモニターの画面を見てもらったことです。かなりの猛暑で申し訳なかったのですが、やはり暗い中でモニターを見ると、詳細が浮かび上がるように見えるので、インパクトがあります。
上の画像のように、太陽表面の輝度をわざと落としてやると細かい模様が出てきますが、
毛布をかぶることで初めてよく見ることができます。
毛布をかぶることで初めてよく見ることができます。
太陽は、4日のうち2回見せることができました。1回は夕方近くの晴れ間に短時間、1回は朝から夕方近くまでの時折雲に隠れる時を除いて、長時間にわたり晴れていました。
夜はほぼ全滅
星に関しては、4日ともよく似た状況でした。基本的にはほとんどの時間がドン曇りで、ごく狭い雲の薄いウィンドウ部分を探しながら、35mm F1.4レンズとASI294MCを使った広角電視観望で、何個か見える星を見てもらうくらいです。それでも眼視では全く見ることができないレベルの星が、雲ごしにみえるということで、喜んでくれるお客さんも多いです。一番いい時は、こと座の全景が一瞬見えるくらいだったでしょうか。4日のうちに夏の大三角が見えることはなく、稀にベガ、デネブ、アルタイルが単体で一瞬見えたくらいです。せいぜいこれくらいでした。
一応夜の天気が一番マシだったのが、自宅隣のお寺でやった観望会です。と言っても、この会は小学生の低学年が多く、小さい子にとっては20時半頃になるともう眠くなる時間なので、多くのお客さんが帰っていきます。そこそこ晴れたのは、観望会終了後の21時過ぎでした。残っていたのはスタッフのみ。観望会が終わったら晴れるという「天文あるある」ですね。広域電視観望で月明かりの中、なんとか街中天の川も綺麗に見えたのですが、残念ながらわずか数人のスタッフに見せることができただけでした。
月に関しては、星よりももう少しマシでした。4日とも、夕方まではなんとか青空も一部見えていたので、明るくなっていく月を見てもらいました。他の方も望遠鏡を出していましたし、私もC8を眼視で見てもらったり、FC-76をAZ-GTiに載せて経緯台モードで電視観望で見せるなどしました。特に、電視観望は人数を稼げるので、短時間の晴れ間でもたくさんの人に一気に見てもらうことができ有利でした。
でも月に関しても、どの日も暗くなるくらいには曇りで見えなくなってしまうという結果でした。
連続観望会で学んだこと
4日間の連続観望会 (間に1日空いていますが) というのは体力的には大変でしたが、機材に関しては意外に楽なことがわかりました。一度車に機材を載せてしまえば、バッテリーの充電を毎回するだけで、機材の載せ替えをほとんどしなくていいからです。観望会開始に間に合うようにギリギリに準備を始めても、詰め込みの時間がほとんど無いので、そのまますぐに車を出すことができます。
使う機材も、ある程度の種類を持っていき、天気によって調整します。天気が良さそうな時は、きれいに見えるようにTSA-120を、天気が悪くてダメそうな時は、FC-76+ AZ-GTi、さらに天気が悪いとFMA135 + トラバースなどです。観望会が終わった時点での機材の片付けが楽になることを考え、天気が悪い場合は、どんどん機材を簡単なものに切り替えるなどしていきます。今回は天気が悪い時が多かったので、広い視野で高感度で見える広角電視観望が大活躍でした。このセットはカメラレンズとCMOSカメラ、三脚と自由雲台だけですみ、モーターなどもないのでアラインメントの必要もありません。準備も、観望中の操作も、片付けもものすごく簡単です。
あと、いつも使う50cm四方くらいの小さな折り畳み机の代わりに、自宅の撮影とかで使っている倍の面積くらいの大型の折り畳み机を持っていきました。これが意外に良くて、準備の際に机の上に機材を展開できたり、星座ビノをたくさん置けたり、かなり便利でした。いつもは自宅の庭に展開したままで置いてあり、折りたたんで車に積めるのが面倒なので観望会には持っていかないのですが、今後も大きな観望会の時には持っていく価値が十分あるのかと思いました。
今週の予定
先週4回使った観望会機材ですが、今週は出張で車を使わないので、機材は車の中にそのままにしておいて、週末の胎内星まつりに持っていきたいと思います。
胎内ですが、出張で金曜の夜中に自宅に戻る予定なので、そこから少し寝て、土曜朝出発で、土曜の午後くらいから参加の予定です。時間的にいい場所を取るのは難しそうなので、機材はタイミングが合えば出すくらいのつもりです。出展ブースをのんびり回れればと思います。



































