ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:科学館

ゴールデンウィーク中の太陽の目玉は、何と言っても大型黒点でしょう。


名古屋市科学館での太陽

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5月3日の4連休の初日に実家の名古屋に行った際、名古屋市科学館に行きました。9時10分頃に到着したのですが、運よく10時からの一般向けの回のチケットを、残り10席くらいでとることができました。ゴールデンウィークなので次の11時20分からのファミリー向けの回の方が人気があったようです。

今回のプラネタリウムは土星の輪の消失の解説が面白かったです。名古屋市科学館はいつも生解説なのが魅力です。今回も素晴らしいトークでした。解説によると、3月24日に地球が土星の輪の平面内を通過するので一度輪が見えなくなっていて、次が5月7日なのですが、その時は今度は太陽が土星の輪の平面内を通過するために輪に平行にしか光が当たらなくなり見えなくなるとのことです。このことを、CGで土星の輪に乗っかって地球と太陽を見るという試みをしていました。非常に直感的でわかりやすくてよかったです。

科学館の常設展示の中で今回特に面白かったのは、太陽のリアルタイム映像でした。プラネタリウム中にも解説していたのですが、同じフロアで太陽の白色光を減光して投影していて、この日は話題の大型黒点がよく見えました。
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北が上になるように写しました。おおがた黒点が間も無く正面にくるくらいです。

他にも、5階の天文コーナーがいろいろ変わっていました。円形の部屋の壁全面を利用して、一周で宇宙のスケールを距離で表している展示があって、かなりわかりやすい試みだと思います。
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ここがスタート。

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壁全面に、宇宙の果てまでの距離に応じた展示があります。

この日は特別展で科学館の地下で「鳥」展が開催されていました。かなり人気らしくて、入場のところから並んでいて、中もすごい人でした。いろんな鳥が各「目」に分かれていて、たくさんのはく製が展示されています。「目」での分類は、ある意味鳥の進化の歴史でもあるようで、鳥の進化そのものがわかるという内容で、とても充実していました。
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こんな展示が44目(多分)まで続きます。

私は鳥にはそこまで興味はないごくごく普通ののですが、非常に興味を引くように展示が工夫されていて、鳥に詳しくないとしてもとても面白いと思います。


天文ショップスコーピオでの太陽

その後、大須方面まで歩いて移動し、上前津から地下鉄に乗り、伏見で東山線に乗り換えて八田駅まで行き、天文ショップのスコーピオに顔を出しました。早速店長さんが口径76mmの太陽望遠鏡Heliostarを見せてくれました。
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CP+で話したPhoenixも良かったですが、Heliostarは口径が76mmとPhoenixの40mmの倍近くになり、特にアイピースの焦点距離を短くして拡大した時は、見応えも格段に良くなります。今回は標準の20mmアイピースに加えて、10mmと5mmのアイピースで見させてもらいました。5mmは126倍とかなり拡大して見ることになるので、流石に少しは暗くなりますが、それでも元の口径が76mmと大きいので、不満のない十分な明るさで見ることができます。ここまで拡大しても細かいところまでよく見えるのは、やはり76mmの恩恵でしょう。これで拡大して見た大型黒点は、かなり細かい模様も見えて大迫力でした。

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スマホで撮影してみましたが難しいです。
目で見た方がはるかに迫力があります。

この大黒点は肉眼黒点の可能性もあり、スコーピオの店長さんと太陽フィルムで見てみました。肉眼黒点としてはそこまで大きなものではないので、かなり小さかったですが確かに何の拡大もなく見ることができました。


Hαで太陽大黒点を撮影

次の日の4日には富山の自宅に帰ってきて、今回の黒点を撮影しようとしました。午前中は曇りで諦め、午後からHαで撮影したのですが、少しの晴れ間を狙っての撮影だったので時間をかけられずに、大した解像度は得られませんでした。むしろこの日はいろんな調整に時間を費やしました。この日のことはまたまとめて記事にします。

天気予報では次の日の5日は朝から快晴のはずです。張り切って朝の5時半には起きたのですが、外はなぜかどん曇りです。その場でSCWを見直してもWindyを見直しても雲はないはずです。もう状況がよくわからないので、ふてくされてガストのモーニングで時間を潰します。10半頃にはかなり晴れてきたので自宅に戻り、11時頃にはほぼ快晴、11時半頃には準備も完了して、前日あまりうまくいかなかった撮影を始めました。機材はいつものC8+PST+ASI290MMです。赤道儀は簡単に出せるCGEM IIです。

30秒インターバルで1ショットあたり200フレームで120ショット余り撮影しましたが、シーイングは普通よりは多少いいくらいだったでしょうか。撮影した中の、連続の2ショットがかなりシーイングが良かったので、2ファイル分の合計400フレームのうちPIPPで上位300フレームを選び、その300フレームをすべてAS4!でスタックしました。その後はImPPGで細部出しですが、最近の精細な画像ではsigmaは0.5一択で、あとは適時調整します。コントラスト出しやカラー化などはPixInsightのSolar Toolboxで、その後仕上げにPhotoshopに回しています。

結果はモノクロ、カラー、カラー反転の3つを示しておきます。
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  • 撮影日: 2025年5月5日12時4分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: Celestron C8 (f2000mm、F10)  + Coronado P.S.T.
  • 赤道儀: Celestrn CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI290MM
  • 撮影: SharpCap Gain 100、露光時間1.25ms、11時56分から13時15分まで、30秒ごとに200フレームを129回撮影して、そのうち2つのベストショット300/400をスタック
  • 画像処理: PIPP、AutoStakkert!4、ImPPG、PixInsight SolarTools、Photoshop CC

今回のゴールデンウィーク中の目的の一つ、大黒点の撮影がある程度分解能よくできました。このように目立つ黒点が出た時も、確実に分解能よく撮影する手法が確立して、それが実践できるようになってきたのかと思います。また、少なくとも静止画に関しては撮影、選別、画像処理のルーチンはほぼ出来上がったと言っていいので、処理もその日のうちに終わり、今回も当日のうちにXに投稿しています。太陽は時間勝負のところもあるので、ここら辺の早い処理というのも目的の一つでした。


お客さんと太陽を見る

C8での撮影を終えて、全景用に鏡筒を変更しようとして家の中に入っているときに、玄関のチャイムがなりました。最近近くに引っ越してきた、アメリカ在住時代からの古くからの友人が、お嬢さんを連れてやって来ました。何でもお嬢さんの方が、私のXの投稿で朝から太陽をやっているのを見て、興味を持って来たとのことです。実はお嬢さんは赤ちゃんの頃に顔を見ているだけで、聞いたらもう中3とのことで、はじめましてではないのですが、実際にははじめまして状態でした。わざわざ太陽なんかに来てくれるくらいなので、星のことには結構興味があるみたいで、話してみると色々詳しくてちょっとびっくりでした。

まずは、太陽グラスで黒点を見てもらいますが、大黒天と言っても肉眼だとやはり小さくてわからないようです。そこで、星座ビノに太陽グラスをテープで固定して見てもらうことにしました。
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これだとさすがに黒点も十分に見えるはずで、二人とも「見えた!」と叫んでました。

太陽と言っても、C8の撮影は撮り続けて待っているだけなのですが、太陽全景ならSharpCapでリアルタイムで色付きで見えるので、多少は楽しいはずです。というわけで、鏡筒交換の準備を続けながら太陽全景を一緒に見てもらうことにしました。


8cm鏡筒用に太陽用ファインダーとガイド鏡

口径8cmの鏡筒も改良が進んでいます。玄関のチャイムが鳴った時は、ちょうど太陽ファインダーを取り付ける準備をしているところでした。C8の場合は鏡筒内からの反射光のスポットが補正版に当たるので、それが中心に来るようにアラインメントを取ればいいので目安があって簡単なのですが、口径8cmの場合はそのような指標がなくて、毎回導入に手こずっていました。10cmに取り付けていた太陽ファインダーがあったのを思い出し、それアルカスイス互換のクイックシューを取り付け、8cm鏡筒の下部に取り付けたアルカスイス互換プレートにそのまま取り付けられるようにしました。

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写真のようにアルカスイスプレートの前方にファインダーを取り付けるのですが、導入後は取り外して、撮影時は下に写っているガイド鏡に交換します。今後は、この後に出てくる新カメラで一度に太陽全景が撮れるようになるので、タイムラプスなどの長時間撮影をしたい時にガイド鏡が活躍するはずです。

こんなふうに実物を見せながら、ファインダーの動作原理から、取り付けの際のアルカスイス互換リリースの取り付け、鏡筒に固定してからの導入などもお客さん二人に説明しながら、いよいよ太陽像を見てもらいます。


太陽撮影用新カメラG3M678M

今回の目玉は新カメラの投入です。ToupTekのG3M678Mという機種です。
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中身は至ってシンプルで、マニュアルもドライバー関連も入っていません。
左上の黒いアダプターを使うと、
アメリカンサイズのフィルターを取り付けることができます。

IMX678センサーを使っていて、ピクセルサイズが2μmとかなり細かい撮影が可能です。これまでのASI290MMが2.9μmなので、約1.5倍くらい細かくなるわけです。同センサーのカラータイプはZWOからもでていますが、モノクロで天体用はToupTekからだけのようです。 (追記: 2025/5/8) ZWOでも同センサーでASI678MMが出ていますが、いずれも売り切れや取り寄せなど、日本の代理店を通してだと入手が大変そうなのと、値段がかなり上がります。海外では太陽でG3M678Mの実績が多数報告されているので、初期不良や故障の場合は少し面倒かもしれませんが、今回はG3M678Mを選びます。(追記ここまで) 分解能を考える場合は、カラーとモノクロではモノクロの方が単純に2倍細かくなるので、単波長の太陽撮影では同じセンサーならモノクロタイプの方が圧倒的に有利です。センサーサイズは1/1.8''と、これまでのASI290MMの1/3インチよりこちらも1.5倍くらい大きくなるので、今回は大きな面積を取ることができ、かつ細かく撮影できると、いいことずくめです。

その一方で、もちろん犠牲にするものがあって、それはピクセルサイズが小さくなることによる感度の低下と、センサー面積が大きくなることで高価になることでしょうか。でも太陽撮影で十分明るいものを見るので感度はそこまで問題ではないでしょう。またセンサー面積が大きくなったと言っても、たかだか惑星用カメラの面積なので大したことはなく、CMOSカメラとしてはまだ安価な部類でしょう。しかも今回はじめてAliExpressを使って安いところを探して購入してみました。ToupTekの日本語のページもありましたが、ただ単に日本語化しているだけのようで、ドル払いで、しかも割高なので、結局AliExpressにしました。支払いもPayPalでできたので、直接カード番号を入れるとはしなくてよく、多少安心です。発注から到着まで20日ほどかかるとのことでしたが、実際には15日くらいで少し早めに来て、ちょうどこの日C8から8cm鏡筒に交換している最中に到着したので、タイミング的なこともありますが、ゴールデンウイーク中に使うことができて、結構好印象です。


太陽全景撮影

さて、今日の太陽全景です。まずはいつものようにASI290MMで撮影し、特に問題ないことを確認します。その後、今回の新カメラに交換します。このカメラはアイピース径と同じ筒タイプのカメラなので、アイピース口の中に押し込んでセンサー面をより鏡筒側に近くにすることができます。

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今回はカメラの差し込み位置などの最適化はまだできていないので、適当な位置に入れてピントが出るかどうか試したくらいです。ドライバーとかはあえて何もインストールしなかったのですが、SharpCapではそのまま認識して、接続までできました。

さて実際にSharpCapで見てみると太陽全景が一度に入っていることがわかります。こんなふうに撮影まで何のトラブルもなくできたので一安心です。

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とりあえずの細部出しです。今後パラメータを調整していきます。

スクリーンショット 2025-05-11 141625
Stabilization/Alignmentの設定を見たいというリクエストがあったので、
フォルダーモニター機能で保存してあったファイルを再生し、追加しました。
ガイドが前提なので、最低限の設定になっています。

PCでこの画面を見て、高分解、モノクロで、やっと一度に太陽全体が入って、かなり嬉しかったです。このカメラは今後の太陽撮影に色々使えそうで、今回の全景撮影はまだほんの一例に過ぎないです。

この状態で、とりあえずリアルタイムスタックでカラー化とプロミネンス鏡長をしたものを、PNGで画像を保存してみました。SharpCap以外での画像処理はしていません。(ブログにアップロードする関係でサイドの黒いところをクロップして、jpgに変換だけしてあります。)
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ここまでがワンステップで出るので、これまでやっていたかなりのことを省くことができて、相当楽になります。今後は、気軽に全景のタイムラプスとかもできそうなので、どんどん試していきたいと思います。

今回はASI290MMで撮影したものもありますが、まだG3M678Mの方の最適化ができていないので、比較は次回以降にします。とりあえずのパッと見では差がほとんどないか、まだASI290MMの方が少しいいみたいです。たとえ口径8cmだとしても、焦点距離が400mmと短いために、ピクセルサイズの小ささが効くような状況ではないからだと推測しています。この件はもう少し詳細に調べます。


まとめ

今年のゴールデンウィークは太陽三昧でした。大黒天の撮影もうまくいきましたし、新カメラも到着して全景撮影にも進展がありました。もう少し晴れの時間が欲しかったですが、天気が悪い時には画像処理やブログを書いていました。名古屋に行ったり、お客さんが来たりもしたので、かなり充実していて楽しかったです。

ブログに書いたこと以外でも、まだエタロン良像範囲の調整を数週間前からずっと続けています。こちらは今の段階でも進展はありますがまだ途中なので、もう少し結論が出てからまとめるようにします。






2024年4月22日、前日の金曜夜から実家の名古屋に来ていて、土曜のこの日は結構時間があります。というわけで、名古屋観光に出かけることにしました。といっても、観光名所を検索してもさすが地元なのでほとんど知っているところばかりです。まあ、いつものコースになりました。


地下鉄で

まずは自宅を車で出て、名城公園に向かいます。公園周りの道は土日は駐車可能になるので、ここに車を止めて地下鉄に乗るのですが、この日は少し出遅れて、9時半頃には駐車可能な道はほぼ車で一杯でした。駅からかなり遠くしか空いていなくて、歩いて10分以上かけて地下鉄の駅に向かいます。

土日は地下鉄と市バスが乗り放題の券が割安で買えるので、観光にはとても便利です。平日も使える地下鉄のみ乗り放題より安いのですが、その平日の高い方も同時に売っているので、買うときには注意が必要です。

地下鉄で上前津に向かいます。
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定番の大須商店街をぷらぷら歩きます。招き猫が出迎えてくれます。
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マイコン少年だった私は、小学生の頃からこの大須界隈によく来ていました。上前津から矢場町あたりにマイコンショップが何軒もあり、北区からわざわざ自転車を走らせ名城公園の坂を駆け上がり、一時期毎週の如く通っていました。招き猫があるあたりも昔は安いショップがあり、もう店名も忘れてしまいましたが、ビルだけは残っていて地形が当時を思い出させてくれます。大学生になって秋葉原に行くまでは、ここ大須一体が私にとっては一大電気街でした。宣伝で流れていた「♫ラジオセンターアメ横ビル、カモン!」というフレーズはいまだに覚えています。


思い出のコンパル

今日大須に来た目的の一つは、コンパルに行くこと。コンパルはまだ小さい子供の頃に家族に連れられて行った、名古屋ローカルのファミレスの走りみたいなものです。今調べたら1947年に大須で開業だそうです。ウチは近くの浄心店に行っていたのですが、そこはもうなくなってしまっています。昔はレストランだったイメージですが、今はサンドイッチがメインで、あとは飲み物くらいのようです。実家に帰って母にコンパルがサンドイッチがメインだったと話したら「えっ?なんで?」とかいう反応だったので、多分私の記憶違いでは無いと思います。浄心店は洋食とかがあったのかもしれません。

さて今回頼んだのは名物のエビフライサンドとアイスコーヒーです。アイスコーヒーはちょっと変わっていて、氷の入ったグラスに濃いめの熱いコーヒーを自分で注ぐものです。今でこそコンビニやファミレスの飲み放題でこのタイプはありますが、喫茶店でこの形式はあまりなさそうです。どうやら砂糖を入れるときに溶けるように熱いまま出すというのが目的みたいです。
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エビフライサンドを食べていると、他のお客さんがモーニングを頼んでいました。しまった、飲み物プラス150円でハムチーズサンドが食べられたのでした。メニューの裏面に書いてあったので気づかなかったです。名古屋はチェーン店でもモーニングがあるのを忘れてました。でもエビフライサンドは名物と書いてあるし、美味しかったし、まあよしとします。


カモン赤門

店内は結構混んでいたので長居もせずに出て、そのまま大須商店街を歩きます。アメ横ビルを少しのぞき、まんだらけはまだ空いていなくて、第2アメ横ビル方面に向かいます。途中に変わった形の信号機があります。
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なんでもUFO型とよばれているらしいのですが、第2アメ横ビルに通うようになって気づいたので、相当昔からあるはずです。第2アメ横ビルができたのが1984年ということで、オープン当日のことを朧げに覚えています。少なくともそれ以前からある信号機で、調べたら1975年に設置だそうです。いまでは名古屋はこの1台で、あとは仙台に何台か残っているだけだそうです。

この信号があるのは大須の赤門通というところなのですが、通りを歩いているとテーマソングの「カモン!A・KAMON!!」が聞こえてきます。ローカルアイドルグループなのでしょうか、2015年のことみたいです。この歌の中にも出てくるのですが「アメ横あるけど、東京じゃない赤門!」とかなり東京を意識しています。東京のアメ横はアメヤ横丁というのは昔から聞いています。そういえばアメ横ビルの名前の由来は昔から気になっていたので調べてみたら「上野のアメ横のごった返している雰囲気にしたくて名付けた」というような話が見つかりました。なんと!本当に東京から名前を取っていたようです。

第2アメ横ビルでは、まだ回路部品を扱うパーツ屋さんが何軒か残っていました。
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昔は第1アメ横ビルも第2アメ横ビルも、こういったパーツ屋さんがたくさんありましたが、もうかなり数が少なくなっています。頑張って欲しいです。名古屋は大須以外にも何軒かパーツ屋さんが点在しているようです。


プラネタリウム

そのまま歩いて北上して、次の目的地の科学館に到着です。
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まだプラネタリウムの席は空いていて、すぐ次回の12時40分の回のチケットを取ることができました。あまり展示を見る時間もなく、すぐにプラネタリウム内に入場です。
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投影中はスマホの電源を切りますが、投影前はシャッターチャンスです。
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投影機本体にも「Carl Zeiss」の文字が!

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コントロールパネルもかっこいいです。

名古屋市科学館のプラネタリウムは、基本生解説です。その日の空の夕方の月が残っているところを映し出して始まりました。この日は上弦の月を過ぎたくらいで、月が出ている時と月を無くした場合で夕方の星の見え方が変わる様子を見せてくれました。

その直後の「それでは、このまま夜を迎えましょう」という解説員の方の台詞が妙に身に染みました。本当の夜空を見ながらの夕方では時間がかかるので、こんなセリフにはならないはずです。ドラマとか映画であるかもしれませんが、時間の経過を感じさせてくれるものではありません。このセリフとともに夜を迎えることができるのは、プラネタリウムならではで、本当に「このまま夜を迎える」ことを体感できるのです。

プラネタリウムのいいとことは、明るい街灯りがあるところの星空から一転暗いところの星空になり、星で一杯になるところです。子供の頃からこの演出にいつもワクワクしながら見ていて、今もその切り替わる瞬間が大好きです。逆に本物の星空ではこんなことはできないので、プラネタリウムならではなのかと思います。さて、今回のテーマはおとめ座。途中おとめ座銀河団が出てきます。あ、撮影したところだ!と思いながら見ていました。夢のような時間はあっという間に終わり、朝を迎えます。


科学館の天文展示スペース

プラネタリウムの後、天文スペースの見学です。一番好きな望遠鏡の光路を見せる展示の写真を載せておきます。
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あと、漏斗状の形の曲面上を小さな鉄球がぐるぐる回って、最後は中心に落ちる装置です。ここでは「惑星の動きと万有引力」と書かれていますが、なんていう名前なのでしょう?これも小さい頃から好きな大好きな装置で、いつまで見てても飽きることがありません。ニュートンの力学では質量を持ったもの同士が互いに引き合うというように説明されるのですが、この装置はアインシュタインの相対性理論で大質量の恒星が周りの場を歪ませ、惑星がその縁を回るというイメージを説明するのに使われたりもするようです。

前回科学館に行ったのは2022年3月のことで、約2年ぶりになります。


いくつか新しい装置もあるようです。詳しい方に少し解説していただきながらが聞いたので、より理解が深まります。せっかくなので、ここで紹介したいと思います。

まずは分光観測。実際に天体観測で使われていた分光器で、赤とか青とか白の恒星を再現しその分光スペクトルを見ることができます。恒星の光を再現する光源を探すのが大変だったようで、赤がわかりやすいですが、光源としては青が難しかったそうです。
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次はデジタル式のプラネタリウムの走りで、1983年の昔からこんな方式が実現されていたとのことです。PCの画面を巨大な魚眼レンズで投影します。それを操るPCやグラフィックボードも見ものです。真ん中上部に見えるPCは1983年だと流石に豪華すぎで、1990年台のものだということです。
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ここの隣の装置では、複数台のプロジェクターをどうやって継ぎ目なく天球型のスクリーンに投影するかの解説がされています。以前はプロジェクターの投影時にプラネタリウム投影器の影が映ってしまっていて影を無くすために投影器ごと下に下げていたそうなのですが、パノラマの投影システムでは向きを少しずらして斜めに投影することで、光学式の投影機が出ていても影が映らないようになっているとのことです。最近では市販のプロジェクターに魚眼レンズを使って星を投影することも、小型ドームで行われているようです。

続いては、小牧隕石。これはすでに前回来た時もあったようですが、あまり気にしていませんでした。小牧市のとある民家の屋根に落ちた隕石ですが、屋根に当たって跳ね返れり、カーポートの屋根に向かったとのことですが、セキスイハイムの屋根が頑丈だったために、突き抜けずに怪我などなかったとのこと。セキスイハイムはこのことを「隕石に負けない屋根」とかいってもっと宣伝してもいいのかと思います。

その隕石の屋根とカーポートにあたり地面に行くまでの軌跡が、64分の1のジオラマで再現されています。64分の1のミニカーがまずありきで、それに合わせて家のモデルをメーカーに作ってもらったので、かなり正確なものだそうです。ちなみにその民家の提供で、隕石が当たった実際の屋根まで展示されています。
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隕石の破片を偏光版で見ると、キラキラといろんな色が見え、とても綺麗です。
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展示スペースの天井を見上げると、以前からあったTMTのリングの横に、天球儀を模したオランダアイジンガープラネタリウムのレプリカがあります。残念ながらこの天球儀は動かないのですが、オリジナルのオランダのものはきちんと動くとのこと。いつか行ってみたいです。ここに展示されている腕時計、クォーツのレプリカなのですが、自動巻きの本物は一回で6本のみ作られる相当に貴重なものだそうです。

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最後はつい先日、見事3度目の越夜からの復活を見せてくれてSLIMです。月面に着陸した際に撮影した、小型ロボットと写真を再現してあります。こんな最新のイベントも展示として反映してあるので、何度行っても楽しめます。
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もちろん、天文関連以外の展示もものすごい充実度です。子供と一緒に家族で行っても、家族全員で楽しめることでしょう。理科が好きな子だったら、ここに一日中いても飽きないと思います。


再び地下鉄で

さて科学館を後にして、まだ時間が少しあったので次にどこに行くか考えます。選択肢は
  1. 望遠鏡ショップのスコーピオ
  2. 則竹イオンにあるコニカミノルタのLEDプラネタリウム
  3. 少し趣向を変えて名古屋城
の3択です。実家に帰るのは年末や年始、お盆などが多く、意外に名古屋城には行けていません。前回行ったのは上の子がまだ小さかったころなので、15年くらい前でしょうか?科学館の入場チケットでコニカミノルタプラネタリウムが200円引きになるというのが少し惜しかったですが、今回は名古屋城にしました。科学館から矢場町まで行き、地下鉄に乗ります。駅に入るところでフェスのようなものがあり、美味しそうな出店がたくさん出ていました。
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残念ながらチケット制で、10枚で4000円とかだったので、流石に一人では使いきれず、泣く泣く諦め地下鉄に。

名古屋城へは間違えて名城公園駅で降りる人が後を立たず、市役所駅で「名古屋城へはここでお降りください」というアナウンスが流れていたのですが、なんと市役所駅自身が「名古屋城」駅に変わっているではありませんか!調べたら1年ちょっと前に名前が変更になったとのことです。ぜんぜん知りませんでした。
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いいよ名古屋城

駅を降りて、金シャチ横丁を横目にお城の入場口に向かいます。
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名古屋らしい名前のハンバーガー。
ENGLISH OKと見て、この店に決める外国人に意味が伝わるのか?

名古屋城は相変わらずの迫力です。
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今は天守閣には登れないようです。その代わりと言ってはなんですが、今回のメインは「本丸御殿」。何年か前にテレビで見た記憶があるのですが、1615年の尾張藩主の住居と藩の政庁を現代に再建したものです。
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中はもう、これでもかというくらい豪華で、現代の名工の総力を上げたものだと容易に想像できます。
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ここで上げた写真はごく一部ですが、御殿の中をほぼ全て見学することができ、かなり見応えがあります。全部公開されたのは2018年からだそうです。なかなか来る機会がなかったのですが、これは一度は見る価値があると思いました。

少しおやつで、場内で名古屋名物の味噌串カツを食べました。
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場内で食べるところもたくさんあるようです。

天守閣は入れませんでしたが、本丸御殿でかなり満足できたので、ここで場外に出ます。入ったところとは別の出入り口で、ここにもまた別の金シャチ横丁があります。

ここから歩いて名古屋城駅まで歩こうと思ったのですが、駅は少し戻る方向で、地下鉄に1区だけ乗るもの無駄に思えて、結局名城公園駅のほうに向かい、さらに車まで歩いたので、名古屋城周りだけでもかなりの距離を歩きました。この日は結局5km以上は余裕で歩いたと思います。普段運動不足の私にとっては結構な距離で、最後は膝が痛くなってきました。


なぜか名古屋飯

そのまま実家に帰り、夜の自宅への運転に備えて少し仮眠し、夕食は母とブロンコビリーでステーキでした。

ブロンコビリーは全国チェーンで、そういえば富山にもあるので(2024/4/25:富山にはないです。びっくりドンキーと勘違いしてました。)名古屋飯とは関係ないなと思っていました。ところが、ブロンコビリーの1号店は名古屋で、しかも実家と同じ北区だそうです。今はその店舗はないそうですが、場所を調べたら高校に行くときに毎日自転車で通っていた道沿いにあった店で、ある意味名古屋飯です。

結局この日はコンパルから始まり、味噌串カツもそうですが、全て名古屋飯だったというわけです。


帰宅と、週末

実家に帰った後、ほぼその足でそのまま富山に向かい、自宅に着いたのは23時半頃でした。

実は昨日金曜の夜は岐阜羽島のハートピア安八で天文関連の集まりがあり、次の日の日曜は富山県天文学会の集まりがあり、この週末はある意味天文ざんまいでした。名古屋のプラネタリウム以外の観光もかなり楽しかったです。


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