ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:星フェス

この記事は前回の「小海「星と自然のフェスタ2023」参加記: 1日目」の続きになります。




午前中

2日目の朝、少しゆっくり8時頃に起きてすぐに朝食に。同じくビュッフェですが、お腹が全然こなれていなくて、ヨーグルトなどごく僅かにしておきます。もう年齢のことも考えないとダメで、いつまでも若い気分で気兼ねなく食べていたらきっとダメになります。

朝食後は受付に行こうと第2会場の上まで行きますが、望遠鏡を出す受付は下ですればいいとのことで、そのまま第1会場へ。途中第2会場をみますが、まだ朝早いせいか、お客さんもまばらでした。

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第2会場に着くと、すぐにマリーチさんとお嬢様に会いました。8月の大鹿村でもお会いしていて、その時はたくさん話せたのですが、今回はホントに挨拶だけでした。しかもお土産までもらってしまい、ありがとうございました。このお菓子、妻が家で食べて大絶賛。ぜひお礼を言っておいてほしいとのことでした。でも本当に、気を遣わないでくださいね。マリーチさんのお人柄はよく知っていますし、無理とかは決してしないでいただければと。

そのまま会場に進むのですが、2日目は全部のブースが開いています。朝から結構な人がいます。
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途中、望遠鏡組み立て教室や
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鳥の絵を描く講座も開かれていて、かなり盛況な印象を受けました。
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一通りぐるっと回りますが、結局一番印象に残っているのがSkyWatcherの太陽Hα望遠鏡で実際に太陽が見えたことでしょうか。
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サイトロンのスタッフの方が準備しているのを、
天リフ編集長が興味深げに眺めているところです。

口径は6cmなので、PSTの4cmと比べると1.5倍です。この時点で入門用というより一気に初中級用でしょうか。エタロンは回転で波長を調整できるタイプで、実際に回転させてプロミネンスなど見たのですが、少しの角度でプロミネンスの明るさがかわるので、比較的波長を大きく変えられるようでした。角度を合わせるとプロミネンスがはっきりと浮かび上がります。まだエタロンの精度はわかりませんが、少なくどもパッと見たところでは広い視野に渡ってHαが見えていたと思うので、試作レベルとはいえすでにそこそこの精度は出ているように思われます。

あと、第1会場の少し小上がりになったところのフリマエリアにも行きました。

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星座ビノ製作者の上板2丁目さんと少しお話しさせていただきました。ビノを作るときに必要な、二つのビノの平行度を測る器具が面白かったです。こういった器具を使ってきちんと調整しているところも、上板さん製星座ビノの信頼性が高い理由の一つだと思います。後から聞いたのですが、1日目に出てきたEさんのところも上板さんのところの星座ビノを買ったそうです。今回特価だったようなのですが、ここの星座ビノを買っておけば間違い無く最高峰のものです。あ、自分の持ってるNikonのビノの枠を交換してくれると言ってくれたのをすっかり忘れてました。上板さん、ごめんなさい。またいつかの機会がありましたらお願いいたします。

そうそう、今年もプリンは買いましたよ。2019年以来毎年買っていて、昔の母の手作りプリンを思い出させてくれる味で、シンプルですが変な雑味は一切なく、卵の風味が豊かで、今時こう言った味のプリンを見つけるのは大変です。おいしかったので今年もXで宣伝しておきました。

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昼になってやっとお腹が少しこなれてきましたが、Kaienさんにバームクーヘンを一ついただいて、講演前にお腹を膨らすのは心配だったので、昼ごはんはこれでおしまいです。

12時半頃になって、部屋に戻って講演の最終準備をします。そういえば、車で昨晩機材を運んだのですが21時以降は車の移動が禁止ということで、そのままにしていました。講演で少し機材を見せたいので、車で上まで移動します。講演参加者には特典としてプレゼンファイルを配布する予定なのですが、途中で各ページにブログ記事へのリンクを張れば、詳細説明が後からわかるのではと思い、このときに色々追加しました。

14時半からはスイーツの時間です。この日は昨日会場だった奥のバースペース?ではなく、レストランスペースでのスイーツバフェでした。人が多いからだと思いますが、明らかに子供の姿が多いです。今日から土曜なので、それもそのはずです。うーんこれも昼ごはんかな?でもこの日はゼリーだけにしておきました。甘くない安倍川餅みたいなのが逆に美味しくて、これがホントに昼ごはんがわりになったのは秘密です(笑)


いよいよ講演本番!

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部屋に戻って、最後のスライド確認をして、15時40分くらいに講演会場に向かいます。と言っても部屋から歩いて30秒くらいです。講演で見せるコンパクトな機材を2セットを手で持って、妻に配布資料を持ってもらいます。会場外の廊下のところにはすでにそこそこの人が。参加者の方とも少し話をして、すぐに開場時間の15時50分になります。前の講演が終わって、人が出てきます。すぐに部屋の中に入って、プロジェクターと接続テストをします。スタッフの方が講演参加料を集めてくれて、人を中に入れ始めてくれます。妻には部屋の中に入ってきた方に、資料を配ってもらいます。

接続テストはすぐに終わり、参加者に目を向けると、ドンドン人が増えていて、椅子が足りるか心配になるほどでした。後で聞いたら、48人!もの方が参加してくれたとのこと。今回有料の講演で、しかも昨年よりも参加料が上がっていたので、どこまで人が入ってくれるのか全然読めずにかなり不安でした。色々特典なども考え宣伝したりもしたのですが、講演依頼を受けた時からずっと考えていたことは、やはり電視観望の一連の基礎講座のようなものを欲している人が、一定数いるのではないかということでした。


講演に際し考えたこと

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このことはこれまで何度か電視観望について解説してきて思ったのですが、電視観望が広まりつつある状況で、やはりつまづく人が少なくないようなのです。その時、情報があるにはあるが、散らばっていてなかなか欲しい情報まで辿り着けないという声でした。これまでの過去の講演のプレゼンファイルを見ても、同じ話だと何度か聞いている人には申し訳ないという思いもあり、少しずつ複雑になってきています。でもそんな話を初心者が初めて聞いたらわかりにくいはずで、繰り返しになってもいいので一連の解説をしっかりすることが大事なのではと思ったのです。

講演を引き受けた当初はこんなふうに考えていましたが、星フェスの時期が近づいてきてタイトルと内容を伝える頃になってくると、状況がかなり変わっていました。Seestarです。ZWOが本腰を入れて開発しているSeestarは、価格、性能、操作性など、電視観望初心者に向けて圧倒的に魅力な機器です。初心者が自分でこれまでのような電視観望を組もうとして努力した場合、ある程度の時間と経験を積まなければ、Seestarが遥かに手軽に出してくれる結果には辿り着かないでしょう。価格が初心者にとっても現実的になったSeestarを使うことはある意味真っ当な選択なのかと思いますし、私も推薦します。

ただし、今の段階でSeestar以降のことが議論になっていることは、まだほとんどないようです。Seestarを買った何人かの人はずっと使い続けるかもしれませんし、何人かの方は飽きてしまうかもしれません。何人かの方はそのうちSeestarの性能に不満が出てくることでしょう。一体型というのは機材を変更できないこととほぼ同義で、鏡筒やカメラの性能を上げることは難しいはずです。そのようなことまで考えていくと、やはりこれまでの電視観望を、ある意味応用の広い「カスタム型」と考えると、きっと電視観望の原理や基礎、自分で組むときの手順などが必要とされることは、何ら変わらないと思ったのです。今回の講演は、タイトルと内容は「カスタム型」と言って見た目は少し違ったかもしれませんが、基本的にはこれまでの電視観望の一連の手法を、まとめて理解できるような内容にしました。

その一方、高々1時間の話で全ての内容を伝えることはかなり難しいことも事実で、講演というのはこれから自分で興味を持って調べてくためのきっかけというのが大きな役割かと思っています。このきっかけから詳細情報へ繋ぐために、テキスト的な定番の本などがあればいいのですが、現段階ではそのようなものは存在していなくて、情報はあるにはあるのですが、かなり散らばっています。会場での準備の最中に対処療法ですが、プレゼンファイルの各ページにこの「ほしぞloveログ」への該当記事へリンクを張っておくことを思い付きました。元々、プレゼンファイルをどこかにアップロードして、そのリンクを知らせることで、講演を聞いてくれた人に後から見返してもらおうとは思っていました。ブログ記事へのリンクをプレゼン資料内に埋め込んでおけば、かなり詳細な情報まで伝わるかと考えたのです。ただ、昔の記事で情報が古いこともあることと、リンク先の記事が長いことはご容赦いただけたらと、会場でお話ししました。

会場ではみなさんかなり真剣に聞いてくれていたのかと思います。有料で参加して頂いているので、かなり興味がある方が集まってくれたのかと思います。質問時間が数分しかありませでしたが、それでも時間一杯まで質問は出ましたし、その後につながる、サイトロンでの電視観望デモでも、講演を聞いてくれた方がたくさん来て質問をしてくれていました。講演を聞いて何かわからないこことかありましたら、このブログへのコメントでもいいですし、Twitterで質問していただいても構いません。公開だと質問しにくいことなどは、一旦Twitterの方に書き込んでいただいて、相互フォローした後に、DMで質問内容など書いていただいても構いません。

講演終了後、星ナビ2023年1月号でコリメート撮影を利用した電視観望の記事を書いた方と少しお話をしました。私はコリメート撮影はしたことはありませんが、とても参考になりました。電視観望と一言で言っても現在では範囲はかなり広く、新しい手法も日々開発されているのかと思います。文化としてだんだん習熟していくのかと思います。


近況

今回の記事はここまでにしたいと思います。

実は小海から帰って、月曜の夜くらいから喉の調子がおかしいなと思っていたら、火曜朝からグングン熱が上がり、38度後半から39度台をずっとうろうろ木曜明け方くらいまでずっと辛くて、ただ寝るだけで何もできない期間が続きました。木曜は熱も収まり36度後半と37度台をウロウロしていますが、昨日までと比べるとかなり楽で、やっとブログの続きも書けるようになってきました。近くの病院が混んでいるみたいで初診では発熱外来を受けてもらえなかったのですが、どうも子供の熱がうつったようで、症状がとても似ています。子供はコロナでもインフルエンザでもなかったということとで、調べてみたらアデノウィルスというのの症状があまりにも当てはまります。まだ3連休なので、ゆっくり休むつもりです。



 




今回の「星と自然のフェスタ」、前回に引き続いて今回もかなり以前から講演を頼まれていたので、かなり気合が入っています。2023年10月27日(金)、平日ですがこの日は休暇を取り、準備万端で朝から小海まで移動します。


小海に向けて出発

昨年より1ヶ月近く早くなった開催日のために、まだそこまで寒くはなく、道が凍結するとかの心配もないので、いつも行く北陸道ー上信越道で佐久ICから南下するルートではなく、高速代とガソリン代を節約すべく、ほとんど下道の松本経由で行くことを計画していました。でも、妻が(前日に松本方面から行くと話したにもかかわらず)富山方面から行くと思い込んでいてしまい、同じ方向だからと子供に朝学校まで送ることを約束してしまいました。学校への往復だけで1時間以上かかるので、泣く泣く富山IC方面(実際に乗ったは一つ先の立山IC)から行くことになりました。出発は午前8時でしたが、高速に乗ったのは9時過ぎなので、昼過ぎくらいに着く予定になります。

昼頃になり、昼食をどうしようかと思い、小布施SAだとまだ昼には早く、東部湯の丸SAのレストランを見たけどいまいち食べたいものがなく、

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結局佐久北ICで降りて食べることにしました。佐久JCTで別れた後の中部横断自動車道は無料道路なので、気軽にどこでも降りられます。妻に言わせると、私が庶民的なところが好きらしいので、ローカルな個人経営のようなレストランを選んでくれました。年配の女性の方が一人で切り盛りしているみたいですが、出てきたランチは超大盛り。看板メニューのハンバーグ海老フライ唐揚げランチを頼んだら、メニューに書かれていない天ぷらだけで4つ、サラダに果物2種、味噌汁は多分山梨文化でカボチャとすいとん入りの超具沢山。どれもおいしくて、お腹が一杯になりました。妻は一番少なそうなナポリタンスパを頼みましたが、これも海老まで入っていて、実際にはすごい量でした。さらにメニューにのってないはずのコーヒーなどが選べるとこのこと。聞いたらサービスだそうです。

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食べた直後は大満足だったのですが、これが実は大失敗。後々まで尾を引くことになりました。


星フェス会場到着

小海のガトーキングダムに着いたのは13時半頃でしょうか。今回は講演の準備もあるので、落ち着いた場所が欲しくて、ホテルの部屋をとってもらいました。到着後チェックインを済まし、早速エーデルワイスのある眼下の第一会場へ歩いて移動します。そこそこの距離で、行きはまだいいのですが、帰りが大変そうです。

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左の建物がエーデルワイスで中はかなり広いです。昨年までのホテル前の会場から移動してきましたが、屋根付きで。しかも暖かくで、かなり快適でした。このことは特に夜になると身に染みて感じます。

写真の奥の坂の上に見えるのがホテルになります。まだ星フェス開始前なので、会場では、スタッフの方、ボランティアの方、企業ブースの方達が準備の真っ最中でした。とりあえずはサイトロンブースで、今晩のデモの打ち合わせをします。メインは土曜の明日なので、とりあえず今日は20時頃から、準備やリハーサルがてらのんびり始めることにしました。

この時間ですでに国際光器さんは販売を始めていました。いつも一番早くから、一番遅くまで販売してくれていて、とても頭が下がります。先月の星もとでOIIIフィルターを欲しいと頼んでおいたのですが、サイズをきちんと伝えていなくて、わざわざ用意して頂いたのに、サイズ違いで申し訳ないことをしました。私はナローバンドフィルターは星まつりの度に、国際光器さんで少しづつ買い集めてます。また来年の星まつりで探そうと思います。

妻を放っておいて、いろんな方との再会で盛り上がっていたら、いつの間にか約束の14時半近くになってしまいました。もう待ちくたびれていたらしく、道を使わずに草原の方を登ってホテルに向かっています。私も後を追っかけましたが、どこかしこに多分鹿さんの落とし物が...。昼間はまだいいですが、夜は避けて通れないので歩かない方がいいですね。


ウェルカムスイーツ!!!

なぜ14時半だったのか、それはウェルカムスイーツのためです。噂にはずっと聞いていて、去年はホテルに泊まったのになぜかチェックインの時に案内されず、やっと今回辿り着けた、念願のウェルカムスイーツです。実際は少しつまむだけかと想像していたら、さすがシャトレーゼのガトーキングダム(お菓子の王国)の名に恥じない、ビュッフェ形式でケーキなど食べ放題です。
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この後も何度かおかわりしたのですが、昼ごはんを腹いっぱいになったのを忘れて食べていたら、本当にもうお腹がはち切れそうになってきました。ほら、だんだんやばいことに...。


再び外へ

腹ごなしに、ホテル前の第2会場を覗きますが、まだセッティングの最中で、あまり人はいませんでした。第2会場は眼視と電視観望の予定とのことです。
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私はこの第2会場に少なくとも一般の人とかはたくさん集まって、もしかしたら下の第1に人が来ないのではないかと思っていました。でも蓋を開けてみると、エーデルワイスが快適なせいか、第2会場の方が人が多かったと思います。その一方、夜は第2会場はキャンプ場でもあるので、あまり遅くに騒がしくすることはできず、第1会場の方に人が集まったようです。

この後、第2会場に再び歩いて移動します。この時に、昨年の小海で初めて会って、自宅にまで遊びにきてくれて、9月の星もとでも再開したOさん一家と会いました。TwitterやAramisさんのブログでも紹介されていますが、小学6年生のスーパー天文少年です。なんでもBORGの型番で会話していたとか。同じく小海で会い、自宅に来てくれたEさん一家ですが、講演の時に会うことができましたが、私が忙しくてほとんど話すことができず、申し訳ありませんでした。でもOさんのところと、Eさんのところは、お互い色々話せたらしく、小海星フェスが取り持つ縁でこうやって輪が広がっていくのが、星イベントの魅力かと思います。

準備の時間とは打って変わって、ブースはすでにかなりの盛況ぶりです。
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サイトロンブースでは、SkyWatcherの新製品の太陽Hα望遠鏡を見せてもらいました。新製品と言ってもロゴも何も入っていない、まだ4本目の試作機みたいです。口径は76mm、焦点距離が630mmで、PSTと同じような、回転タイプの波長調整機構のエタロンです。太陽Hα望遠鏡の新規参入は久しくなかったはずで、性能、値段共にかなり期待できそうです。晴れたら星フェス会場で太陽を見るとのことなので、楽しみです。
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真ん中の緑色の小さな円筒は、太陽ファインダーです。

エタロンと共に興味のあるブロッキングフィルターです。径は5mmか、もう少しありますでしょうか。
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一旦休戦

夜のデモがあるので、少し早めに会場を後にして部屋に戻ります。夕食までまだ少し時間があったので、今のうちに温泉に行きます。温泉を出た後にアイスが食べられるのですが、今回はお一人様一本との紙が貼ってあったので、(多分)一番美味しいミルクアイスをいただきました。

夕食の時間になってもまだお腹がこなれていません。頑張って食べようと思ったのですが、プレート1回でギブアップ。その代わりケーキだけは大きいのを食べました。これが夕食ビュッフェの一番の楽しみです。
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ビュッフェ会場で、女性の方に「Samさんですか?」声をかけられました。私のこと認識してれくれているみたいです。よくよく話を聞いてみると、星まつりにどうにか参加してみたくて、なんと盛岡から!電車で来られたとのこと。中学の頃から星が大好きで、親からVixenのポラリス赤道儀を買ってもらい、しかも当時では珍しいモーター駆動。写真を撮ろうと挑戦したのに、ガイド鏡がさらに必要とわかって、さすがに親にそこまで欲しいと言えずに当時諦めたとのことです。久しぶりに星の世界に戻ってきたら、浦島太郎状態で世界が変わっていて、昔やろうとしたことが今ならできそうということで、一大発起して参加したとのことです。周りに同じ趣味の人がいるでもなく、ネットで調べていて、会場に来たらネットで見た本人がいる状態とのことで、大興奮で話してくれました。実際この後も何度かお会いして、夜にも一緒に望遠鏡の傍、色々お話しさせていただきました。

夕食後、すぐに第2会場に移動します。妻もやはり食べ過ぎたとのことで、この日はベットでゴロゴロのんびりタイムとのことでした。


三度第2会場へ

会場に着くと、外山電子の外山さん、ユニテックのKさん、大学の先輩であり陣馬写真工のHBさんという、そうそうたるメンバーが。「これまでだと寒かったけど、エーデルワイスみたいな建物があると暖かいので、次回出店してみようかな」と言っていました。外山さんが、前回の星まつりで私が「読んでみたい」と言っていた雑誌「Interactive」を全巻持ってきてくれていました。以前香川の天体望遠鏡博物館でパラパラっと見ることしかできなくて、内容は今では考えられないくらいにとても鋭くつっこんだ雑誌で、いつかじっくり読みたいと思っていたのです。結構貴重な雑誌でヤフオクとかにもあまり出てきません。全巻通しで読めるのは非常にいい機会です。お貸ししてくるということで、家でじっくり読みたいと思います。ちなみにこのInteractiveですが、今この場にいるKさんが昔作った雑誌とのこと。レジェンドです。

19時半頃からは電視観望機材を外のテーブルのところに出し始めました。準備をしていると、けーたろさんからコーヒーをいただきました。寒い中暖かいコーヒーはとても美味しかったです。そうこうしてると、サイトロンさんも機材を出し始めます。サイトロンさんの機材はなんとAskerの151 PHQです。151mmの屈折アポで贅沢にも電視観望をしてしまおうという企画です。私は気楽に35mmの1970年代のNIKKORレンズで、気楽に天の川電視観望です。でも時間的には天の川は少し遅くて、目玉のM8とかは高度が低すぎて見えませんでした。その代わりに、デネブ周りの北アメリカ星雲やサドル周辺などを含めての広角電視観望でした。私の機材は三脚に自由雲台と手軽なものですが、サイトロンさんの方は結構手こずっていました。SharpCapから赤道儀がうまくつながらないようです。結局ASCOMドライバーを入れ替えて、無事につながったとのことです。この日途中から雲が出てきてしまい、ほとんど何かをお見せすることはできなくて、21時半頃には撤収となりました。

途中、ブラックパンダさんのショップに寄ったのですが、ちょうど天リフの編集長さんがいて、「Samさん、これ見ました?」と「Stella Glasses」という名前の、一見何の変哲もないメガネのようなものを紹介してもらいました。なんでも、ブラックパンダさん考案で、普段使っているメガネの上からかけられて、星がはっきり見えるものだそうです。一通り説明を聞いて、「えっ???」と思い、すぐにサンプルをお借りして外へ。星を見てすぐに「うぉぉぉ!」となり、即買いしました。これは天才的なアイデアです!私はメガネの度数がだんだん合わなくなってきていて、星を見るために少し強めのメガネを作ったのですが、結局普段使いでは疲れてしまいほとんど使用せず。いつも「星がもう少し綺麗に見えたらなぁ」と思っていました。かといってメガネの交換は面倒なのです。観望会中はこのStella Glassesをつけていればもう困ることはありません。私の場合、今後の全ての星見で使うことになると思います。久しぶりの大ヒットで、これだから星まつりはやめられません。

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そうそう、途中あっかさんが見にきてくれました。最初にブログでコンタクトを取ったのは何年前でしょうか?たぶん2018年くらいなので、もう5年も前です。Zoomの何かの会議で話したことはありますが、お会いできたのは初めてです。電視観望初期の頃からRevolution Imagerで試してくれていて、いわば歴戦の猛者といった感じの方です。

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ぶれてしまっていますが、あっかさんです。

その後、天文あるあるで、22時半頃からかなり空が晴れ渡ってきて、夕食の時に声をかけてくれた女性の方とも合流して、昨年の私の講演を聞いて電視観望から始めてみたという方のところで天文談義となりあました。最近活躍目覚ましい、まつのりさんもご登場。女性の方二人の熱意が凄まじいです。まつのりさんからの、結構雲があるにもかかわらず「ガイドをしてみたら」という提案で、ガイド信号におかしな形が出ると、もうそこかしこから「あそこが悪いのでは、ここを直したらどうか」など大盛り上がりです。あまりの声だったのでしょう、スタッフの方から「キャンプ場なので夜間は静かにしてください」と大目玉を喰らいました。撮影をするなとということではないので、そのまま撮影は継続だったかと思いますが、やはり話せないとなかなか辛いものもあり、そのまま流れ解散です。

その後、少し第2会場に行きましたが、明日もあると思い23時半頃ですが、部屋に戻りました。

2日目に続きます。


 

 

 

天文を趣味にしたら、一度は星まつりに参加してみるといいかもしれません。いろんな望遠鏡を覗くことができたり、星仲間に会えたり、特価の機材に巡り合えたり、とても楽しいです。

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2016年

星を始めた年で、天文雑誌で星まつりというものがあると知って、初めて参加してみた年です。
  • 原村星まつり: 2016/8/5

  • 胎内星まつり: 2016/8/27

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2016/10/9


2017年

星を始めて2年目で、フルで参加した年です。
  • 胎内星まつり: 2017/7/28-30

  • 原村星まつり: 2017/8/5-6

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2017/10/8-10


2018年

「星をもとめて」に初めて参加した年でした。残念ながら福島「スターライトフェスティバル」は台風で中止でした。
  • 原村星まつり: 2018/8/7-8/9

  • 胎内星まつり: 2018/8/24-26

  • 星をもとめて: 2018/9/23-24

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2018/10/6-8は台風のため中止
  • 小海「星と自然のフェスタ」: 2018/10/12~14


2019年

この年も福島「スターライトフェスティバル」は大雨と洪水などで中止でした。

  • 原村星まつり: 2019/8/2-4

  • 胎内星まつり: 2019/8/23-25

  • 京都るり渓「星を求めて」: 2019/9/22

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2019/10/12-14は台風のため中止
    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2019/10/25~27


    2020年


    コロナ禍のためにほとんどの星まつりは中止。胎内などいくつかの星まつりはオンライン開催でした。
    唯一のものが福島でのスターライトフェスティバルでした。

    • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2020/10/9-11


    2021年

    オンラインの星まつりが続きます。11月になってやっと久しぶりのリアル開催の小海の星フェスが開催されました。
    • 星を求めて(オンライン開催): 2021/9/19

    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2021/11/13~14


    2022年


    • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2022/10/9-11


    • 京都るり渓「星を求めて」: 2022/9/18


    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2022/11/11~13

     

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