雪の季節も終わり 、2023年5月20日の土曜日、やっと飛騨コスモス天文台の観望会が再開しました。
実は今年は飛騨コスモス天文台自体にはすでに4月に来ていて、ドームの回転部のモーターの交換修理をしています。
ところがその後、現代表のSDKさんから回転はするようになったが、スリットが一旦開いて閉めたら開かなくなってしまったとの連絡を受けていたので、16時過ぎの明るいうちに到着してドームの様子を見てみることにしました。以下、自分用のメモです。
まず電源を入れて開閉スイッチを押しても確かにピクリとも動きません。通常は開閉スイッチを押すと電磁スイッチがオン/オフされてモーターが動くのですが、その電磁スイッチが全く反応しません。電磁スイッチはマニュアルで押すこともできるので、試しに押してみたらモーターは動きます。
ただし、スリットが少しだけ開いて直ぐに止まってしまいます。電磁スイッチのマニュアル操作で再び閉めることもできますが、いずれにせよ稼働範囲が5cmほどとものすごく狭いです。この原因は直ぐにわかりました。スリットは左右に取り付けられて2つのモーターで動かすのですが、動いているのは片側のモーターだけのようです。もう片方が動いていないので、チェーンが弛むぶんの5cm位は動くのですが、それ以上は動かないモーターが負荷となって止まってしまうようです。
次に、反応のない開閉スイッチを外して、ボタンを押したときの抵抗値などを見てみたのですが、スイッチ単体では特に問題がないようです。そこで、開閉スイッチと電磁スイッチがつながっているところの電圧をチェックしてみたのですが、ここの電圧が本来100V出るはずなのに数10V程度しか供給されていないことがわかりました。ただし、これが電磁スイッチの故障なのか、モーターが壊れたために電圧が出ないかは不明です。一応モーターにつながっているケーブルを外して試してみたのですが、それでも反応はありませんでした。なので電磁スイッチの故障の可能性も高いのですが、全てのケーブルを外して試したわけではないので、まだ確証は持てていません。
問題はモーターがかなり高い位置に取り付けられていて、型番など確認できなかったことです。前回の修理で交換したモーターと同じかと思っていたのですが、どうも下部についているパッシブなギヤボックスの代わりに、ケーブルが3本出ている謎のボックスが取り付けられているようです。次回来るときに脚立を持ってきて、型番をきちんと確認してから交換しようと思います。あ、モーターが片側動かないのは実は断線の可能性も捨てきれないので、2つあるモータにつながっているケーブルを交換するとかで、モーターかケーブル断線かの切り分けができるのですが、その確認も高い位置でする必要があるので、今回は断念しました。
いずれにせよ、次回型番確認でモーターを購入、次次回モーター交換して電磁スイッチが故障かどうかを確認します。モーターさえ動けばマニュアルスイッチでスリットの開閉だけはできるはずで、一応使用することはできます。もし電磁スイッチが故障ている場合は発注してさらに次の回に交換になります。
このドームのメンテナンスですが、実際に直してくれるような業者を見つけるのはかなり大変そうです。聞いたところによると作ってくれた業者はすでに無くなってしまったそうです。その後故障した時に、個人的に頼んでわざわざ関東から来てもらい修理してもらったそうです。たまたまそのときは直ったそうですが、今回のようなモーター交換が必要な場合は少なくとも二度来る必要があるため、そうそう頼むこともできません。私はそこまで大きなことはできませんが、電気的なことくらいの面倒は見ることはできます。スタッフとしてできる限りメンテナンスを続けていければ思います。せっかくのドームなので、できる範囲ですが最大限長持ちさせて活用していきたいと思います。
ドームのチェックが終わるともう18時半くらいになっていました。程なくしてスタッフの方たちがとうちゃくしました。メンバーは代表のSDKさんの他に、SKDさん、KBさん、MMさんと、さらに私の合計5人でのオペレーションになります。オペレーションといっても大袈裟なものでは全くなく、基本まったりモードで、お客さんが来ていろいろ雑談しながら、機器の準備もしたり、導入もしたりと、少人数観望会のいいところを最大限活かしなららすすめています。
お客さんにもよく言うのですが、天の川が普通に見えるようなこんな暗い場所で、定期的に続いている観望会は多分全国的にもそう数はないのかと思います。多くの定期的に繰り返される観望会は、安全に気をつけることもあるのかと思いますが、結構明るいところで開催されるケースの方が圧倒的に多いのかと思います。人が集まりやすく交通の便がいいことと、暗い空は大抵は相対するからです。もちろん山の中なので車で来る必要があるのですが、家族で参加されたり、それぞれ相乗りしてきたりで、子供から大人まで幅広い年代の方が参加してくれています。天の川もよく見えるので、星景写真の撮影や、星雲星団銀河などのディープスカイ撮影をする人もいます。私も観望会が終わってから天気が良ければ朝まで撮影することも多いです。
最後の観望会が昨年9月(10月は天候不良で参加できず、冬の間は閉鎖)だったので、久しぶりの再会です。スタッフ同士も雑談話に花が咲きます。今回天気予報があまりよくなかったので、大した機材は持ってこなかったのですが、それでも到着時は青空が広がっていて、日が暮れてからも時々全面雲に覆われることもありましたが、全面星が見える時もあり、そこそこの環境でした。
薄暗くなってきて金星も見え始めたので、いつものSCORPTECHの入門用の屈折を出して見てみます。綺麗な半月状の金星が見えます。アイピースはサイトロンの8mm-20mmの可変のもの。経緯台なので、20mmで導入して8mmに変更します。8mmにピントを合わせておき、金星がずれて視野から見えなくなると20mmにしてピントは合わせずに導入だけしてセンターに合わせて、直ぐに8mmに戻します。
ものすごく遠目の冴えるSKDさんが火星も見えてきたと言い出した頃、最初のお客さんが到着し、その後連続的にお客さんが到着し、順次金星を見てもらいました。あるご家族の中に、5歳くらいの小さな女の子がいたのですが、背が全然届かないので天頂プリズムの固定ネジをゆるめて回転させて横から金星見てもらうのですが、それだと他の人には目の位置が低すぎます。この女の子、金星をずいぶん気に入ったらしくて何度も見たがり、その度に天頂プリズムを回転させるのですが、毎回金星を見た後にものすごく満足そうにニコッとします。回転の手間なんか全然気にならないくらい可愛いです。
星座観察で星座ビノを4台出して夕方の空で星を探してもらいました。子供用にピントを合わせる必要のないCokinとCanon、目が悪い子や大人用にSuperWidebino36とサイトロンの3倍のものを出しました。
金星の直ぐ上にふたご座のカストルとポルックスがあるのですが、この時間でも星座ビノだと良く見えるようです。星座ビノは暗くなってからも大活躍でした。星座ビノはあまり環境の良くない明るい空や、夕方の明るいうち、例え雲が多少あっても星がたくさん見えます。実はこの場所、かなり環境のいい暗い空で、裸眼でもあまりに星が見えてしまい、星座ビノの効果がいまいちなのです。でも今日みたいな雲が所々にあるような日にはもってこいでした。
今回お客さんは4−5組だったでしょうか。ふもとの天気があまりよくなかったとのことで、星が見えるかどうか心配だったそうです。ふもとの天気が悪いとお客さんの数が少ないのですが、ある家族が車から降りるときに、「わーっ、すごい星!!!」と言いながらでてきたので、このひ来てくれた方達はラッキーだったのでしょう。去年も来てくれていた常連の方達も来てくれました。去年惑星はなぜ「惑」星というのかというクイズを出して、色々調べてきてくれたご家族もいました。ある小学2年生の女の子が星と星座の図鑑と星座早見盤を持参して参加してくれていたのですが、この子が色んなことに詳しくて、各所で大きなこえて説明してくれていました。将来が楽しみです。
私の方はというと、お客さんといろいろ話をしながら電視観望の準備をしていました。いつものFMA135にAZ-GTiです。春なのであまり見栄えのする天体はないのですが、雲の合間をぬって三つ子銀河を入れてみました。
三つ子銀河でお客さんの方がかなり盛り上がってくれたので、私の方も気を良くして、ちょうど昇ってきたベガの説明をしながらM57を導入してみました。雲がひどくてベガも見えたり見えなかったりですが、画面にM57のカラフルな映像が出ると、こちらもかなりの盛り上がりでした。というより、雲があって目ではほとんど何も見えないのに、星雲が見えることとその背景にものすごい星の数が見えて、しかも星雲にも恒星にもきちんと色がついていることに驚いているようでした。
しばらく雲がひどかったので、このページ(各ページのトップにある「Nebula」から行けます)にまとめてある過去に撮った天体画像をお客さん達に見せながらいろいろ話していました。
M51子持ち銀河を見せているときに「本当は今日見せようとしたんですが...」と言って空を見ると、北の方が結構晴れています。「せっかくだから見えたらラッキーくらいで見てみましょうか」と導入してみると、もうかなり天頂に近い位置にいて、短焦点のFMA135なので小さいですがはっきり見えます。
上はスタックした後ですが、導入直後にも淡く見えていて直ぐに「おぉー!」という声が上がりました。やはりあらかじめ写真などで形を認識してもらってからみると、(電視観望なのでインパクトはかけるかもしれませんが)同じものが見えるとインパクトが上がるようです。
雲がさらに出てきたので、21時半頃でしょうか、観望会としてはここで終了。お客さんもみんな帰っていき、スタッフの皆さんも「また来月お願いします」と挨拶をして帰っていきました。私の方は今日出した機材は大したことはないので、直ぐに片付けます。その間にも晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、撮影は難しいと判断し、帰宅しました。
そういえば、行きがけにコンビニに寄ることを忘れてしまい何も食べるものがなかったので、帰り道のファミマでトンカツ弁当を買って自宅で食べることに。自宅には23時頃に到着したでしょうか。空を見たらドン曇りでした。
元々の天気予報が、北の富山側も南の高山側もダメそうで、ちょうど飛騨市のあたりだけ雲が薄いようのかんじだったので、いろいろ見えただけでもラッキーだったのかもしれません。未だに私が参加した飛騨コスモス天文台での観望会で、星が見えなかったことは一度もないので、晴れ男の名誉は保てているようです(笑)。
ドーム修理
実は今年は飛騨コスモス天文台自体にはすでに4月に来ていて、ドームの回転部のモーターの交換修理をしています。
ところがその後、現代表のSDKさんから回転はするようになったが、スリットが一旦開いて閉めたら開かなくなってしまったとの連絡を受けていたので、16時過ぎの明るいうちに到着してドームの様子を見てみることにしました。以下、自分用のメモです。
まず電源を入れて開閉スイッチを押しても確かにピクリとも動きません。通常は開閉スイッチを押すと電磁スイッチがオン/オフされてモーターが動くのですが、その電磁スイッチが全く反応しません。電磁スイッチはマニュアルで押すこともできるので、試しに押してみたらモーターは動きます。
ただし、スリットが少しだけ開いて直ぐに止まってしまいます。電磁スイッチのマニュアル操作で再び閉めることもできますが、いずれにせよ稼働範囲が5cmほどとものすごく狭いです。この原因は直ぐにわかりました。スリットは左右に取り付けられて2つのモーターで動かすのですが、動いているのは片側のモーターだけのようです。もう片方が動いていないので、チェーンが弛むぶんの5cm位は動くのですが、それ以上は動かないモーターが負荷となって止まってしまうようです。
次に、反応のない開閉スイッチを外して、ボタンを押したときの抵抗値などを見てみたのですが、スイッチ単体では特に問題がないようです。そこで、開閉スイッチと電磁スイッチがつながっているところの電圧をチェックしてみたのですが、ここの電圧が本来100V出るはずなのに数10V程度しか供給されていないことがわかりました。ただし、これが電磁スイッチの故障なのか、モーターが壊れたために電圧が出ないかは不明です。一応モーターにつながっているケーブルを外して試してみたのですが、それでも反応はありませんでした。なので電磁スイッチの故障の可能性も高いのですが、全てのケーブルを外して試したわけではないので、まだ確証は持てていません。
問題はモーターがかなり高い位置に取り付けられていて、型番など確認できなかったことです。前回の修理で交換したモーターと同じかと思っていたのですが、どうも下部についているパッシブなギヤボックスの代わりに、ケーブルが3本出ている謎のボックスが取り付けられているようです。次回来るときに脚立を持ってきて、型番をきちんと確認してから交換しようと思います。あ、モーターが片側動かないのは実は断線の可能性も捨てきれないので、2つあるモータにつながっているケーブルを交換するとかで、モーターかケーブル断線かの切り分けができるのですが、その確認も高い位置でする必要があるので、今回は断念しました。
いずれにせよ、次回型番確認でモーターを購入、次次回モーター交換して電磁スイッチが故障かどうかを確認します。モーターさえ動けばマニュアルスイッチでスリットの開閉だけはできるはずで、一応使用することはできます。もし電磁スイッチが故障ている場合は発注してさらに次の回に交換になります。
このドームのメンテナンスですが、実際に直してくれるような業者を見つけるのはかなり大変そうです。聞いたところによると作ってくれた業者はすでに無くなってしまったそうです。その後故障した時に、個人的に頼んでわざわざ関東から来てもらい修理してもらったそうです。たまたまそのときは直ったそうですが、今回のようなモーター交換が必要な場合は少なくとも二度来る必要があるため、そうそう頼むこともできません。私はそこまで大きなことはできませんが、電気的なことくらいの面倒は見ることはできます。スタッフとしてできる限りメンテナンスを続けていければ思います。せっかくのドームなので、できる範囲ですが最大限長持ちさせて活用していきたいと思います。
観望会
ドームのチェックが終わるともう18時半くらいになっていました。程なくしてスタッフの方たちがとうちゃくしました。メンバーは代表のSDKさんの他に、SKDさん、KBさん、MMさんと、さらに私の合計5人でのオペレーションになります。オペレーションといっても大袈裟なものでは全くなく、基本まったりモードで、お客さんが来ていろいろ雑談しながら、機器の準備もしたり、導入もしたりと、少人数観望会のいいところを最大限活かしなららすすめています。
お客さんにもよく言うのですが、天の川が普通に見えるようなこんな暗い場所で、定期的に続いている観望会は多分全国的にもそう数はないのかと思います。多くの定期的に繰り返される観望会は、安全に気をつけることもあるのかと思いますが、結構明るいところで開催されるケースの方が圧倒的に多いのかと思います。人が集まりやすく交通の便がいいことと、暗い空は大抵は相対するからです。もちろん山の中なので車で来る必要があるのですが、家族で参加されたり、それぞれ相乗りしてきたりで、子供から大人まで幅広い年代の方が参加してくれています。天の川もよく見えるので、星景写真の撮影や、星雲星団銀河などのディープスカイ撮影をする人もいます。私も観望会が終わってから天気が良ければ朝まで撮影することも多いです。
最後の観望会が昨年9月(10月は天候不良で参加できず、冬の間は閉鎖)だったので、久しぶりの再会です。スタッフ同士も雑談話に花が咲きます。今回天気予報があまりよくなかったので、大した機材は持ってこなかったのですが、それでも到着時は青空が広がっていて、日が暮れてからも時々全面雲に覆われることもありましたが、全面星が見える時もあり、そこそこの環境でした。
薄暗くなってきて金星も見え始めたので、いつものSCORPTECHの入門用の屈折を出して見てみます。綺麗な半月状の金星が見えます。アイピースはサイトロンの8mm-20mmの可変のもの。経緯台なので、20mmで導入して8mmに変更します。8mmにピントを合わせておき、金星がずれて視野から見えなくなると20mmにしてピントは合わせずに導入だけしてセンターに合わせて、直ぐに8mmに戻します。
ものすごく遠目の冴えるSKDさんが火星も見えてきたと言い出した頃、最初のお客さんが到着し、その後連続的にお客さんが到着し、順次金星を見てもらいました。あるご家族の中に、5歳くらいの小さな女の子がいたのですが、背が全然届かないので天頂プリズムの固定ネジをゆるめて回転させて横から金星見てもらうのですが、それだと他の人には目の位置が低すぎます。この女の子、金星をずいぶん気に入ったらしくて何度も見たがり、その度に天頂プリズムを回転させるのですが、毎回金星を見た後にものすごく満足そうにニコッとします。回転の手間なんか全然気にならないくらい可愛いです。
星座観察で星座ビノを4台出して夕方の空で星を探してもらいました。子供用にピントを合わせる必要のないCokinとCanon、目が悪い子や大人用にSuperWidebino36とサイトロンの3倍のものを出しました。
金星の直ぐ上にふたご座のカストルとポルックスがあるのですが、この時間でも星座ビノだと良く見えるようです。星座ビノは暗くなってからも大活躍でした。星座ビノはあまり環境の良くない明るい空や、夕方の明るいうち、例え雲が多少あっても星がたくさん見えます。実はこの場所、かなり環境のいい暗い空で、裸眼でもあまりに星が見えてしまい、星座ビノの効果がいまいちなのです。でも今日みたいな雲が所々にあるような日にはもってこいでした。
今回お客さんは4−5組だったでしょうか。ふもとの天気があまりよくなかったとのことで、星が見えるかどうか心配だったそうです。ふもとの天気が悪いとお客さんの数が少ないのですが、ある家族が車から降りるときに、「わーっ、すごい星!!!」と言いながらでてきたので、このひ来てくれた方達はラッキーだったのでしょう。去年も来てくれていた常連の方達も来てくれました。去年惑星はなぜ「惑」星というのかというクイズを出して、色々調べてきてくれたご家族もいました。ある小学2年生の女の子が星と星座の図鑑と星座早見盤を持参して参加してくれていたのですが、この子が色んなことに詳しくて、各所で大きなこえて説明してくれていました。将来が楽しみです。
電視観望
私の方はというと、お客さんといろいろ話をしながら電視観望の準備をしていました。いつものFMA135にAZ-GTiです。春なのであまり見栄えのする天体はないのですが、雲の合間をぬって三つ子銀河を入れてみました。
三つ子銀河でお客さんの方がかなり盛り上がってくれたので、私の方も気を良くして、ちょうど昇ってきたベガの説明をしながらM57を導入してみました。雲がひどくてベガも見えたり見えなかったりですが、画面にM57のカラフルな映像が出ると、こちらもかなりの盛り上がりでした。というより、雲があって目ではほとんど何も見えないのに、星雲が見えることとその背景にものすごい星の数が見えて、しかも星雲にも恒星にもきちんと色がついていることに驚いているようでした。
しばらく雲がひどかったので、このページ(各ページのトップにある「Nebula」から行けます)にまとめてある過去に撮った天体画像をお客さん達に見せながらいろいろ話していました。
M51子持ち銀河を見せているときに「本当は今日見せようとしたんですが...」と言って空を見ると、北の方が結構晴れています。「せっかくだから見えたらラッキーくらいで見てみましょうか」と導入してみると、もうかなり天頂に近い位置にいて、短焦点のFMA135なので小さいですがはっきり見えます。
上はスタックした後ですが、導入直後にも淡く見えていて直ぐに「おぉー!」という声が上がりました。やはりあらかじめ写真などで形を認識してもらってからみると、(電視観望なのでインパクトはかけるかもしれませんが)同じものが見えるとインパクトが上がるようです。
この日は素直に帰宅
雲がさらに出てきたので、21時半頃でしょうか、観望会としてはここで終了。お客さんもみんな帰っていき、スタッフの皆さんも「また来月お願いします」と挨拶をして帰っていきました。私の方は今日出した機材は大したことはないので、直ぐに片付けます。その間にも晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、撮影は難しいと判断し、帰宅しました。
そういえば、行きがけにコンビニに寄ることを忘れてしまい何も食べるものがなかったので、帰り道のファミマでトンカツ弁当を買って自宅で食べることに。自宅には23時頃に到着したでしょうか。空を見たらドン曇りでした。
元々の天気予報が、北の富山側も南の高山側もダメそうで、ちょうど飛騨市のあたりだけ雲が薄いようのかんじだったので、いろいろ見えただけでもラッキーだったのかもしれません。未だに私が参加した飛騨コスモス天文台での観望会で、星が見えなかったことは一度もないので、晴れ男の名誉は保てているようです(笑)。