ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:ユニテック

9月14日、京都南丹市で行われた「星をもとめて」に参加してきました。


星もとに向けて出発

「星もと」会場はるり渓というリゾート地ということもあり、今回は珍しく妻がついてくることになりました。なので当日は朝7時に自宅を出るという、比較的ゆっくりしたペースです。途中、敦賀JCT手前の敦賀JCT前の南条SAで、もう恒例とってもいい朝ラーメンを食べます。

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朝からラーメンなんてクドいと文句を言っていた妻も、レモンが浮いたサッパリ系ラーメンの写真を見て、結局同じ朝ラーメンを注文しました。レモンラーメンがそもそも珍しく、かなり美味しかったとのことです。さらに名物の焼き鯖寿司を買って後で食べたのですが、これも絶品でした。園部ICを出て、これも毎回いつもいく途中の通り道に唯一あるスーパーで昼食がてらのマックに寄って食べていきます。ついでに、会場で最悪何も食べられなかった時のための食事を買い込んでおきます。もしかしたらと思ってお菓子売り場を見ると、関西でしか売っていないカールを発見!チーズ味は似たものがあるのですが、うす味はカールオンリーなので保存文も含めて買い込んでおきました。


星もと会場に到着

星もと会場到着は12時前くらいでしょうか。今回はユニテックさんのブースでお世話になるので、一旦車で展示機材を運び込んだのち、一般の駐車場へ向かいます。到着が遅かったせいもあるのか、休日の中日ということもあり、すごい混雑で車を止めるのにかなり苦労しました。

なんとか車を止めて、妻はそのまま館内のリゾート施設へ、私は星もと会場へ向かいます。途中電話がかかってきて「下駄箱にたどり着くのに整理券が必要で、まだ辿り着けない」とか。後から聞いたのですが、下駄箱に靴を入れるときにタグを受け取って、そのタグで館内の施設が利用できるようになるとのこと。要するに、そのタグの数が施設の受け入れられる人数になり、それを超すと待つことになるようです。連休ということもあり、入場時も中もすごい人数だったので、仕方なかったみたいです。でも結局は居心地が良かったみたいで、星まつり会場には一回も訪れずに、中の温泉とプールとマンガが読めるラウンジで夜まで過ごしていたみたいです。

星まつり会場ですが、天気が悪い予報のせいか例年よりは人が少ない印象でした。でも雨が降ったのは荷物を搬入した時と、後は途中に本の少しだけパラついただけで、しかも途中青空も見えて太陽も何度か見えたりして、天気に困ることはありませんでした。そこそこ暑かったですが、昨年よりは遥かにマシで、そこまで体力を使うことなく過ごすことができました。


星もと会場巡り

「星をもとめて」は関西の人たちが多く参加するので、ここでしか会えない人たちと交流するのが楽しみです。買い物も最近はあまりしないので、今回は恒例のジャンク市もオークションも不参加で、比較的のんびり過ごしていました。唯一買ったものはUCトレードに出ていたGitzoの古いおそらくアルミ製の三脚でした。古いと言ってもとにかくGitzoです。材質に関わらずピクッとも動かないことはよく理解しているので、値段を見て即買いでした。惜しむらくは、クイックリリースがアルカスイス互換でないことです。うまく交換できればいいのですが、エレベータタイプなのでもしかしたらまたシステマティック化するかもしれません。

今回はあまりブースもゆっくりと見てなかったのですが、その中で面白かったのは、ビノテクノの眼視に特化してわざわざ作ってもらったという鏡筒を2本使った双眼鏡でしょうか。最高と言われる某N社の双眼鏡と比較しても、遜色ないどころか、口径が遥かに大きいこともあり、その分解能と立体感は見事なものでした。何人かの星仲間と押しかけてワイワイ言いながら見比べてましたが、双眼鏡の調整方法まで含めていろいろ試させてもらい、改めてその凄さがよくわかりました。もっとも、値段の方もすごくて、N社のものと同クラスです。同じ値段を出すならコンパクトさのN社か、口径のビノテクノかと盛り上がっていました。十分な対抗馬であることは間違い無いです。

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もう一つ面白いと思ったものが、星見屋で展示されていたPegasus Astroの赤道儀です。同じPegasus AstroのSmartEyeの方は胎内でも見たのですが、一連の機器がAlpaca対応でケーブルの数が圧倒的に少なくなるとのことです。信号はWi-Fi接続なので、電源供給のケーブルが必要のみとのことです。下の写真でもわかりますが、赤道儀に電源ケーブルが繋がっていて、赤道儀の上部にあるパワーハブとそこからスマートアイピースに伸びるケーブルがあるのみです。凝った撮影をしようとするとスパゲティーのようにケーブル数はすごいことになりがちです。ケーブル自身がトラブルの元にもなりかねないので、おそらく将来の撮影はこのような方向になっていくのではという可能性を見出すことができました。
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ユニテックブースにて

あまりブースを見ずに何をしていたかというと、多くの時間をユニテックさんのブースでSWAgTiを広めていました。昨年SWAgTiを見て自分でも試してくれた方も何人かいて、その人たちのと会話もとても楽しかったです。前にも出した宣伝用もパワポのプレゼンもバージョンアップさせていて、夜になるまで流していましたが、SWAgTiの実機とともにその説明を立ち止まって見てくれた方もたくさんいました。私がブースにいるときはできるだけ説明するように心がけました。実際に自分で試してみた上での質問を受けたり、今回の展示で新たに興味を持ってくれた方もいたり、往年のSWATユーザーの方が「AZ-GTiならあるので試してみようかな」と言ってくれたりで、SWAgTiでその精度と利便性を享受して頂ければと思います。

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フラウンホーファー線

SWAgTiを展示する傍らで、自分の好きなこともちゃっかり宣伝してしまいました。今一番興味があるのは、このブログを読んでくれている方ならすぐにわかると思いますが、もちろん「太陽分光」です。SHG700をつけた鏡筒をさりげなくSWAgTiに載せて、ついでに分光のデモもやってしまいました。

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というのも、今回は元々天気がよく無い予報で、下手したら午後一杯雨になるかもと予測していました。会場には太陽望遠鏡が並ぶと事前のパンフレットにはかいてあったのですが、太陽が出ないことにはどうしようもありません。でも分光の場合、たとえ曇りや雨で太陽が出ていなくても、普通に明るければその光の元は太陽なので、散乱光でさえも太陽のスペクトルがフラウンホーファー線として観察できるのです!もちろん普通は散乱光を分光しても暗すぎて目で見ることはできないのですが、高感度のCMOSカメラがあればモニター上で十分にフラウンホーファー線を認識することができます。

でも結局は太陽が出てしまった(笑)ので、太陽望遠鏡に活躍の場を譲り、私は太陽に鏡筒を向けることもなく、ブースの日陰の散乱光を使ってフラウンホーファー線をモニターに出してひっそりとデモをしていました。でもこれは分光を説明するかなりいい手段で、フラウンホーファー線のことを知っている人はもちろん、知らない方にも太陽がどうやって光っているか、その仕組みを話すための格好の材料になりました。たとえ夜でなくても、たとえ昼間で太陽が出ていなくても展示できる大きな武器なので、今後も機会があれば続けていきたいと思います。

会場ではSHG700ユーザーの方と話すこともできました。このブログの太陽分光関連記事も読んでくれているとのことです。アマチュア天文の中でも太陽自身はまだまだマイナーな部類で、さらに分光はもっとマイナーになります。SHG700ユーザーって日本に何人くらいいるのでしょうか?数少ないユーザー同士で直接話ができる機会はとてもありがたいです。他にも太陽以外の分光関連の方も何人かいたので、一部で「勝手にアマチュア天文分光部会」が設立されるかもしれません(笑)。


夜は電視観望

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夜になると、星も結構見え出したので、あまり準備をしてこなかった電視観望も少しだけ見てもらうことにしました。まだ雲が残っていたので、広角で雲間からの白鳥座です。雲ごしにちらっと見えてくる北アメリカ星雲で盛り上がり、最後は結構晴れて網状星雲まで見えました。サドル付近も十分見えましたが、流石に解像度的に三日月星雲を見るには至らなかったです。

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そこそこ晴れてきたので、まあダメもとで普通の電視観望も少しだけやってみました。機材はFMA135とトラバースで、某スマート望遠鏡と比べてもコンパクトさが光っていて、その小ささに皆さん驚かれていました。雲が結構残っていたので、結局M57惑星状星雲とM27亜鈴状星雲を見たくらいです。

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このシステムの小ささが仇になり、地面近くから見ることになるので、高度の低いM31アンドロメダ銀河に至っては、周りに集まってくるお客さんでブロックされてしまいます。ライブスタックがたまりかけかたところで毎回人が入り「アーっ」と、歓声が沸いてダメになるという、大笑いの顛末でした。


後片付け

そこまで晴れではなかったので、21時過ぎになると他のブースも片付け始めるとこもちらほら。私も無理をせず、徐々に片付け始めましたが、片付けがてらいろいろ話も盛り上がり、結局22時半頃までかかってしまいました。噂に聞いていた中部大学の天文部の学生さんとお話しできたのですが、最近中部大がかなり元気みたいです。自分たちで鏡を磨いたりしてると言っていました。私は若い頃の星の思い出がほぼ何もないので、天文部仲間で星まつりに来ているのを見て、とても楽しそうでうらやましかったです。

23時前に温泉から出てきた妻を拾って、るり渓を後にしました。妻は館内のレストランで食事をとりましたが、私は結局夕食として時間を取ることができず、売店で買った唐揚げを2個だけ食べて、あとはご馳走していただいた鮎の塩焼きを食べただけでした。鮎はなんと子持ち鮎で相当な美味しさでした。行きがけに買った焼き鯖寿司は実は帰りに車の中で食べました。クーラーボックスに入れておいたので問題なく食べれました。問題なくどころか、かなりのおいしさでした。自宅で待っている子供のお土産にしてもよかったのにとか、食べながら妻と話していました。自宅に着いたのは午前4時前くらい。さすがに眠いので片付けは後回しにして、すぐに寝てしまいました。ちなみに、唐揚げは3個入りで2個しか食べた記憶がなく行方不明だったのですが、朝片付けていたらケーブルを大量に入れてある袋の中から出てきました。


まとめ

胎内の星まつりは余裕のない中かなり無理して行ったのですが、今回の「星をもとめて」はやっと普通に楽しむことができました。スタッフの皆様、運営は本当に大変だと思いますが、今年も無事に開催していただきありがとうございます。楽しい時間を過ごすことができました。

今年の星まつりも、残り参加できるものは小海くらいでしょうか。11月でその時期はまた忙しくなりそうなので、今の所参加できるかどうかはまだ不明です。去年はその時期体調が悪くて不参加だったので、今年はなんとか行けるといいのですが。


2023年9月17日から18日までの二日間、京都の南丹市で開催される「星をもとめて」、通称「星もと」に参加してきました。星もとは関西で行われるほぼ唯一の星まつりで、関西より以西の方にとっては貴重な場なのではないかと思います。ここだけで顔を合わせることができる方もたくさんいるので、私によっても貴重な星まつりです。


準備と出発

前日の16日の土曜日は、元々飛騨コスモス天文台で二胡という楽器の演奏会と天体観望会の予定だったので、星もとに行くのと同じような機材を用意していました。結局土曜は天気が良くなくて演奏会も観望会も次の日の日曜に延期になってしまったので、時間的にも余裕ができ、星もとへの準備もほぼできてしまっていたので、午後9時くらいには早々と寝てしまいました。そのせいもあるのか、日曜は朝4時には目が覚めてしまって、自宅で朝食もゆっくりとっても午前5時半頃に出発することができました。

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富山ICから北陸道に入り、敦賀JCTで舞鶴若狭自動車道へと向かいます。JCTすぐ手前の南条SAで朝ラーメンを食べたりで、結構のんびり運転していて、現場に着いたのは午前10時半頃です。着いてみたら駐車場が一杯でびっくりでした。別のイベント(子供の自転車レース?)が行われていて、ほとんど車を止める場所がありませんでした。私は今回ユニテックブースでお世話になるので、機材搬入もあるため近くに止めることができましたが、他の方の話を聞いているとかなり遠くに止めざるを得なかったようです。


機材搬入

現地到着してすぐにユニテックの方達も到着したので、そのまま機材搬入です。今回も胎内星まつりに引き続き、SWAT+AZ-GTi = 「SWAgTi」の展示がメインです。



ちょうど昼時でユニテックの方は昼食に出かけたので、一人で気楽に準備を続けます。下の写真のようにSWAgTiを目立つように展示して、あとは机の近くにC8とPSTを使った太陽電視観望をセットしました。明るい中で太陽Hα画像をモニターに映し出すために、モニターをテントの中の影のところに置きました。この日はとても暑くて私もバテてしまわないようにテントの日陰の中から操作です。黒点こそ少なかったですが、大きなプロミネンスやダークフィラメントがはっきり出ていて、見ていただいた方には喜んでもらえたようです。

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実際に昼間はかなり暑くて、ユニテックスタッフの方が暑さでダウンしてしまったようで帰って来れなくなってしまったとのことです。そのためずっと店番をしていたのですが、勝手に物を売るわけにもいかずに、あたふたしていました。お客さんの中にもユニテックの方の知り合いがたくさんいて、心配してか「大丈夫なのか?」と何度も声をかけられました。

午後1時には開会式が始まります。
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会場には太陽観望望遠鏡がいくつか出ていました。眼視でも十分迫力があるくらいのプロミネンスと光球面でした。何人かのスタッフの方には、ユニテックのところに設置した太陽電視観望も見てもらいました。

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今回はユニテックブースでデモに徹していたこともあり、あまり会場内を見ていません。恒例のKYOEIのジャンク市も自分の中であまり盛り上がらず、結局参加せずでした。なんと今回はこの星もとにおいて、買い物を一つもしていません!物欲を制御し切っています!というか、実際にはモノに関してはかなり落ち着いてきたのかと思います。

余り他を見てませんが、それでもたくさんの方に会うことができました。
  • 2017年だったでしょうか、星もとのスタッフとして参加していた女子学生で、娘とともに当時色々お話しさせてもらった方が、私のことを覚えていてくれて、わざわざ挨拶に来てくれました。高校の時に天文部を立ち上げたり、星もとでも展示や講演をするような活発な学生さんで、卒業後一旦教師になったことは風の便りに聞いていたのですが、その後プラネタリウムで解説をするという、見事天文関連の職についたとのことです。
  • 昨年小海で会って、自宅にまで来てくれた石川のOさん一家の、6年生の男の子が大成長してました。ご両親を完全に後ろに置いていってしまうくらいの天文っ子になっています。
  • 以前星もとでお会いした、雑兵Aさん親子にも再会できました。お子さんが小さかったイメージなのですが、すっかり大きくなっていて全然印象が違いました。プラネタリウムの解説をされたとのことですが、行けなくて申し訳ありません。ちょっと疲れ果ててました。
  • 短時間でしたが今年も迷人会の方に会うことができました。こたろうさん、ええじさん、井戸端さんなど皆さん相変わらずの盛り上がりで、とても楽しそうでした。
  • 久しぶりにあぷらなーとさんにも会うことができました。迷人会ブースで行われていた霧箱電視観望がずいぶん盛り上がったとのこと。見たかったです。
他にも書ききれませんが、たくさんの方にお会いすることができました。

午後4時頃でしょうか、雨が少しだけぱらついたときがあり、ここで太陽望遠鏡は片付けました。夕方になってやっとユニテックの方が復活され、ブースで商品販売なども始まりました。ちょっとほっとしました。


広域電視観望

18時位からでしょうか、ユニテックブースの前でデモの準備を始めます。タカハシさんのブースが隣で、望遠鏡を多数展開していたので、それに邪魔にならないように少し離してテーブルを設置しました。お客さんにも見やすいように、24インチ程度の別モニターを用意して、PCと対面にして置きます。

まずはテストで広域電視観望で天の川を見せます。この日の天文薄明終了が19時半頃でしたが、19時にはすでにかなり綺麗な天の川を映し出すことができていました。天の川は一般の人にもかなり受けるので、みなさん注目してくれます。

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下からM8、M20、M16、M17がはっきり見えています。天文に詳しいお客さんも多く、お客さん同士で解説してくれていました。

天文に興味のある人は機材にも注目してくれます。技術的なところはこのページを見ていただくとして、レンズとCMOSカメラを繋ぐアダプターについて何人かの方から質問を受けました。私は古いNIKKORレンズを使っているので、アマゾンなどでNIKON FレンズからCanon EFマウントへ変化するアダプターを使っています。私が買ったものはすでに廃盤ですが、代替品はいくつも見つかると思います。そのあとはZWOのEFマウントからASIカメラのT2への変換アダプターを使っています。ただし私が持っているのは旧版で、アダプターで長さ調整ができるものでしたが、今のバージョンは長さ固定になっているようです。基本的にはこれでピントが出るはずです。他にも「カメラレンズ 望遠鏡」などで検索すると、レンズからアイピース差し込み口に変換するようなアダプターをいくつか見つけることができます。CMOSカメラに標準添付のアイピース口用のノーズアダプターをつけると、これらも使うことができるはずなので、探してみてもいいかもしれません。


今回のSWAgTiデモの目標

テストのつもりだった広域電視観望が好評で、なかなかメインのSWAgTiのデモに移れません。結局19時半頃に半ば強引に天の川表示を止めて、SWAgTiにつけてあるEOS  6DをSharpCapから接続します。

今回の目標は
  1. 6Dの画僧を使い極軸調整をして
  2. 同じく6Dの画像を使いプレートソルブをしてAZ-GTiで自動導入し
  3. 自動追尾をSWATに切り替えて、ガイドなしで焦点距離370mmで3分露光で星像を点にすること
です。


最初は全然ダメ

まずは6Dを使った極軸調整です。今回は自宅で事前にきちんと試していたので問題ないはずと思っていたのですが、全然うまくいきませんでした。星の認識の時点でまったくだめそうなので、結局1度くらいずれている状態で初期アラインメントに移りました。一発目から狙いのアルタイルが画面の端に入ってきたのですが、肝心のプレートソルブはなぜかうまくいかず。焦って余裕もなかったのでそのままマニュアルで初期アラインメントを完了しました。次に自動導入ですが、対象は比べやすいように胎内の時と同じM27としました。AZ-GTiでの自動導入は問題なく動きます。とりあえず撮影と称して、30秒、1分、3分と順に長く露光していきましたが、極軸が合っていない現状では3分では予想通り大きく星像が流れてしまいました。

これでは流石にだめなので、ここで再度極軸調整をやり直すことを決意し、一から始めることにしました。


2回目の挑戦

ところが、2回目はさらにダメでした。まず、ASCOM経由で6Dに接続することさえできません。カメラ電源を入れ直したり、USBケーブルを繋ぎ直したり何度かやってもエラーが出でしまいます。こういうときは焦るのが一番ダメです。「焦るな、焦るな」と自分言い聞かせて、PCを再起動することにしました。お客さんを待たせるとになりますが、こういうときは再起動以外大抵ダメなのはこれまでも経験しています。お客さんに「申し訳ありません、飽きたら他のところでも見ていてください」とお断りするのですが、それでも何人かの方はずっと見ていてくれています。とてもありがたかったです。

やり直した甲斐はあり、PC再起動の後はかなり順調で無事に6Dも認識され、極軸調整に移ります。今回、なぜ極軸調整がうまくいかないか、問題点がわかってきました。今後の記録も兼ねて、記述として残しておきます。


極軸調整の問題点

6Dの場合、通常のスナップショットでの撮影と、極軸調整時の連続撮影で、少し違いがあることに気づきました。極軸撮影の場合、ヒストグラムを見ていると余分なノイズが入り込み、線状に表れるためにオートストレッチで変な設定になってしまうことです。極軸調整時の星はストレッチ込みで星が認識されるのですが、うまく星が認識できないために位置特定ができないようです。

これを回避するためには、一度あえてスナップショットでオートストレッチして、その設定状況を何も変えない状態で極軸調整に持ち込むことです。画面を見ると、変な明るさや変な色に見えるかもしれませんが、正しく位置認識できるようです。画面がなんかおかしいと思ってストレッチを手でいじったりオートストレッチすると、それ以降全く位置認識ができないということに気づきました。

少なくとも今回、現場でこのことに気づいてから、2度目の極軸調整では位置認識は問題なくできるようになりました。


三脚が大きかった

位置特定さえできれがあとは実際に赤道儀部の方向を合わせるだけなのですが、次の問題点はいつもと違った三脚を使っていたことでした。普段は写真のような、バサルトという素材でできたGitzo製の小さい三脚を、足を一番短くして、しかも足を開いてできるだけ安定な状態で使っています。

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今回はユニテックさんにお借りした、背の高いカーボン三脚を使いました。脚を3段階で伸ばすことができます。高い三脚はデモで人に見てもらうのにはとても適しています。胎内では、フルに脚を伸ばしていたのですが、安定性を考え今回は1段脚を縮めて、2段階伸ばした状態で使用しました。それでも、やはりまだ物として大きく、手で三脚を水平方向に少しだけ回して極軸の水平方向を合わせるとか、三脚の脚を少しだけ伸び縮みさせて極軸の垂直方向を合わせるとかするには、かなり精度的に厳しかったです。

いつもの小さい三脚なら多分できていたのですが、今回の大きな三脚には微動自由雲台を使うべきでした。もしくは、水平だけならまだなんとかなったので、垂直方向だけなら三脚アジャスターを使ってもよかったのかもしれません。


なんとか極軸あわせ完了

結局最後は、気合で極軸調整で4分角程度まで合わせ込むことができました。実際にはこれ以上触ると悪くなりそうなので、ここで止めたというのが正直なところです。それでもここまで合わせれば黄道上の最も動くところでも4分間で4秒角程度のズレなので、十分な精度です。

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4分角まで合わせましたが、背景の色が暗くておかしいのがわかると思います。
またヒストグラムを見ても背景のピーク以外に何本もピークがが立っているのがわかります。 

この精度で試しに2分間の露光でM27を撮影したところ、見事に点像になったので、やっと一安心できました。

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ガイドなしで2分間の露光ですが、星像は流れていないのがわかります。
上下バーとサイドバーをみるとわかりますが、星像の流れを確認するためにかなり拡大しています。

これで撮影開始と思って、ライブスタックを開始したのですが、なぜか2枚目以降スタックされません。「何ででしょうか?」とボヤいていたら、お客さんの一人が「雲じゃないですか?」と教えてくれて、実際空を見たらかなり雲に覆われていました。

結局ここでデモも終わりとなりましたが、今回はトラブルが延々と続いていたので、見ていた方に本当に申し訳なかったです。それでも、胎内では「やる」と宣言していた6Dにそもそも辿りつかなくて、結局CMOSカメラを使ってしまい、しかも極軸調整もできなくて、30秒露光でギリギリ星が流れない程度でした。

今回は6Dを使って、なんとか極軸調整には辿り着き、プレートソルブこそできませんでしたが、2分露光で星が点像になったので、かなりの進歩と言えるでしょう。自宅で試した時はスムーズにできていたのですが、人に見せるデモで同じことをするのがいかに難しいか、痛感しました。総合としては60点くらいでしょうか。

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やっと撮影に入って、ホットして写真を撮ることができました。

トラブルも含めてかなり長い時間見てくれていた方もいらっしゃいます。グダグダだったにもかかわらず、本当に感謝です。何が問題だったかも分かってきたので、次回チャンスがある時はもう少しスムーズにいければと思います。

22時頃には片付けも終わり、会場をあとにしました。この日は車で30分くらいのところに宿を取ってあって、星まつりとしては珍しくゆっくりと夜に眠ることができました。晴れていたら少し後ろ髪を引かれたかもしれませんが、曇りだったので、会場の他の方も早めに退散しているようでした。


二日目

二日目の朝はホテルで朝食を取り、その後再び「星もと」会場に向かいました。二日目は店舗ブースも数軒しか空いていませんでしたが、お目当ては国際光器さんです。

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二日目朝の様子。スタッフの方が後片付けをしています。
奥に見える国際光器さんが目当てです。

実は一日目に国際光器さんのところに48mmのOIIIフィルターの訳あり特価品がおいてあり、ちょっと迷っていたので後で買おうと思っていたら、すっかり忘れてしまっていました。もしかしたら二日目もまだ残っているかもと思って見にきたというわけです。国際光器さんのブースが空いていることは確信していました。どの星まつりでも、いつも朝イチから一番遅くまでブースを開けてくれているので、国際光器さんには本当に頭が下がります。素晴らしい姿勢だと思います。残念ながらお目当てのフィルターは売れてしまっていましたが、店長さんといろいろ話すことができました。特にε130Dのフラット補正について興味深く聞いていただきました。バーダーのズームアイピースと、ハーシャルプリズムの特価品に後ろ髪を引かれましたが、今月少し費いすぎているので、グッと我慢しました。

朝の会場には、石川のOさん一家が二日目もいらしていて、ご家族としばらく話していました。子供が今6年生とのことですが、すでに天文検定4級はうかったとのことで、次は3級に挑戦するとのことです。話していても普通の大人のかなりのマニアと話をしているみたいで、将来がとても楽しみです。

その後、抽選会が始まったので参加したところ、タカハシのTシャツとクリアファイルを頂きました。午前11時に終了の宣言があり、そのまま帰路につきました。

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途中の南條SAで昼食を取ろうと立ち寄ったら、またOさん一家にお会いしました。同じような時間に出たのと、立ち寄るとしたらこのSAなので、ある意味必然だったのかもしれません。次の小海での再会を約束し、ここで本当のお別れとなりました。


帰宅とまとめ

結局自宅に着いたのは夕方の17時過ぎでした。金沢から富山間がずっと工事続きで、北陸道としては珍しく連続渋滞でした。二日とも暑かったせいもあってか、軽く夕食を食べてから19時頃には疲れて寝てしまい、結局朝まで起きられなかったです。胎内の時も昼前くらいに自宅に着いてそのまま夕方まで寝て、さらに夜も朝まで寝ても疲れが取れなかったので、暑い時はできるだけ無理しないようにすることが大事かと思います。

今回は昼も夜もデモが中心になってしまい、会場を回ることがあまりできませんでしたが、それでもかなり楽しかったです。特にトラブル続きのデモも、飽きることなく真剣に見てくれた方がたくさんいて、とても感謝しています。以前星もとでお会いして、今回久しぶりに会えた方も何人かいました。また来年会えるのが今からとても楽しみです。


この記事は「胎内星まつり2023参加記(その2): 土曜朝から夕方位まで」の続きの記事になります。




SWAgTiのデモ: 導入まで

胎内星まつり2日目の土曜、徐々に日も暮れてきてこの日のメインのSWAT + AZ-GTI = 「SWAgTi」のデモの準備を始めます。

SWAgTiのコンセプトは、追尾精度のいいSWATを撮影時のみ使い、それまでの自動導入とかプレートソルブなどの高度な操作はAZ-GTiに任せてしまうということです。撮影までは、精度は良くないけれどもAZ-GTiの高度な機能で楽をして、撮影になったらAZ-GTiの追尾を切ってSWATの高精度追尾に切り替えるという、AZ-GTiとSWATのいいとこ取りをしてしまおうという魂胆です。

まずお詫びですが、以前の記事で予告してあったEOS 6Dでのプレートソルブのデモは全く出来ませんでした。というよりも、6Dまでもたどり着きませんでした。

そもそも、星まつり会場に来てSWAgTiの展示に興味がある人たちと話してみると、まずは単純に動作しているところを見たいということでした。確かにそれはそうかと思い、まずはこれまでやってきた、CMOSカメラでの極軸合わせから、普通にCMOSカメラで見ながらAZ-GTiで導入し、撮影するところまで見せてから、余裕があったら6Dにすればいいやとか、気軽に考えていました。ところが実際には、その一番最初の極軸合わせのところからつまづきまくりです。

極軸合わせはSharpCapを使ってやります。鏡筒がタカハシのFS-60CB+マルチフラットナーなので焦点距離が370mm、カメラがASI294MCでフォーサーズサイズなので、北極星周りで十分な視野があるはずです。実際、自宅ではついこの間試して、これで何の問題もなくうまくいきました。でも会場で試しすと、全く全然位置を特定しないのです。大気補正しているので緯度経度情報がおかしいと思い、改めて正しい値を入れてみても、大気補正をオフにしてみてもうまくいきません。しかたないので、普段撮影時に極軸合わせに使っているガイド鏡を持ってきたのですが、それでもうまくいきません。

確かに、まだ幾つか問題となりそうなところはあります。まずは、SWATの下についている微動雲台を外しました。構造的に一番弱そうなところです。というのも、SharpCapで800ms以上の露光では恒星がボヤーっとしてしまい、露光時間を短くするごとにキリッと締まります。これは細かく揺れているからに他なりません。微動雲台を外すと、何度か位置特定しましたが、安定ではなく結局は状況は改善せず。

次の問題点はカーボン三脚の足を伸ばしすぎていることです。普段私は撮影時は安定化のために基本的に三脚は最短にします。この日はデモだったので、三脚の足をかなり伸ばしています。でも足を縮めると北極星が見えなくなることに気づきました。そもそもブーステントの南側でデモをしていたのですが、北極星を見るためにテントとテントの隙間を狙っていたのです。テントの北側に持っていくことも考えたのですが、今度は北側の木が邪魔しそうです。この時点で、極軸を取ることは諦めました。

とりあえずそこそこは北の方を向いているとして、構わずにAZ-GTiで初期アランメントをしてしまいます。画角的にはアルタイルは入りそうなので、とりあえずアルタイルです。極軸がずれているので、最初の導入では当然アルタイルは入ってきません。そこで、SharpCapでプレートソルブです。

AZ-GTiへの同期までだとうまくいかなかったので、最近やっている初期アラインメント時の最後の方の「マニュアルで合わせてください」というようなところで、SharpCapのプレートソルブの4つのオプションの一番最後の「オフセットのみを合わせる」とかいうので合わせます。この4つ目のオプションは、2つ目のオプションの「同期までする」というのが動かない場合でも、かなりの確率で動くことがわかってきたのですが、今回もその通りでした。

プレートソルブ機能を使って初期アラインメントもうまくいくことまで示せました。次は目標天体の導入です。今回は近くのM27としました。近いのでこれは確実に画面内に持ってこれるのですが、「一回で入るのですか!?」と驚きの声をあげる方もいらっしゃいました。天体の導入にはやはり苦労されている方も多いと思いますが、確かに鬼門の一つなのかと思います。

導入時は800msくらいの露光時間で、星の動きもわかるくらいのスピードでやっていたのですが「導入する時点でもう星雲も見えてしまうのですね!?」という驚きの声もありました。M27はそこそこ明るいので、800msもあれば動いている状態でも星雲本体の軌跡が残るくらいわかってしまいます。

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SWAgTiのデモ: 撮影へ切り替え

導入後は撮影のために、試しに露光時間を10秒、30秒、1分、3分と段階的に伸ばしていきます。今回は3分では星像が大きく流れてしまいました。自宅での実験ではこの鏡筒と、さらにピクセルサイズの小さいUranun-Cでも、3分露光で100%の歩留まりでした。今回3分で大きく流れるのは、上に書いたように極軸が全然あっていないためです。1分では見た目良さそうでしたが、拡大するとやはり少し流れているのがわかります。30秒では完全に点像になったので、30秒で撮影を開始することにしました。

ここで、AZ-GTiの(電源を切るとかではなく)追尾モードをSynScan Proで切り、自動追尾をSWAT側た担当するように切り替えます。SWATは電源を入れる際に大きくキックして、しばらくすると元の位置に戻ってくることがわかっているので、その様子を実際に見てもらいました。これの解決策としては、SWATの電源をあらかじめ入れておいて、追尾モードを「DEC」に合わせるとずっと止まってくれていて、追尾をAZ-GTiから切り替えるときに追尾モードを「STAR」にするとキックなしで開始することができます。

それでもAZ-GTiからSWATへの切り替えのタイムラグなどで目標天体が画面中央からずれることがありますが、AZ-GTiの追尾だけ切っているのでモーターはまだ電源が入って生きています。SynScan Proから矢印て向きを操作することもできます。なのでここでは、AZ-GTi側を使って天体の位置を微調整します。追尾はすでにSWAT、画家の微調整はAZ-GTiというこれもまたいいとこどりです。

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撮影が始まってからは、そのまま放っておきます。質問タイムや、一般の方に「星雲が見えてますよー」とか声をかけながら、ライブスタックで見えているM27をネタに、会話を楽しみます。

今回の星まつりですが、星マニアばかりではなく一般の方がかなり多い印象でした。特に夜は結構星が見えていたので、地元の方が多く参加されたのかもしれません。ただ、晴れていたかというとそうでもない印象で、少なくとも肉眼で見える星の数は大したことなく、例えば天の川方向も(会場が明るかったせいもあるかもしれませんが)ほとんど星が見えなかったです。一応35mmレンズとASI294MCの広域電視観望セットも用意していたので、早い時間帯は天の川を写したりもしていました。そのうちこちらも、雲越しの天の川に変わっていき、最後は雲しか見えなくなってしまいました。


ユニテック流?SWATでの撮影

M27の撮影を続けていたのですが、ユニテックの方が非常に面白い試みをしていました。元々極軸があっていなかったので、流れて縞ノイズが見えていたのですが、三脚の足の長さを適当に少し変えて、わざと極軸からずらして流れる方向を変えて、縞ノイズを目立たないようにしているのです。これを何度か繰り返しすと、ライブスタックでも目に見えて縞ノイズが改善されています。ずらしている最中の星が流れる画像は、ライブスッタクで星の位置合わせができないので自動的に落としてくれます。また雲であまり写りが良くない画像も勝手に落としてくれます。なのでライブスタック画像はかなり綺麗なものになります。

ここでふと、もしかしたらSWATってこのやり方がいいのではと思ってしまったのです。そもそも、SWATには本体に穴が空いていてい、そこを覗いて北極星が見えるようにすると、簡単な極軸合わせができます。もちろんSharpCapで合わせるほどの精度は出ないのですが、私は大前提として極軸はとことんまで合わせるべきだと思い込んでいたのです。でも、ある程度適当に合わせて、そこから少し定期定期にずらしてやるというのは、簡単撮影という方針から考えると全然アリなのではと思ったというわけです。ある意味、百戦錬磨のSWAT開発者の何気ないすごい手法を見たのかと思ったら、結構納得してしまいました。必ずしも「合わせこむということ」を「しない」方法があるということです。

今回はライブスタックだけでなく、RAW画像も同時に保存していたので、ユニテックの方にお渡ししました。ユニテックさんのブログに画像処理までされたM27が掲載されています。ダーク補正もフラット補正もしていないはずで「ノイズはすごかった」とおっしゃっていましたが、十分見える画像になっていると思います。興味のある方はぜひご覧ください。




会場内の電視観望

SWAgTiでの撮影が始まると私も少し余裕が出てきたので、スタッフの方が買ってきてくれたたこ焼きを頬張って、その後会場内を回ってきました。興味があったのは電視観望のデモをしているブースが出ているかです。あらかじめある程度は聞いていたのですが、一体型の機器を含めて少なくとも7箇所、気づいてないところもあったかもしれないのと、観望エリアに行けなかったのでもしそちらでもやっていたらもっとと、とにかくすごい数です。電視観望がいかにイベント向きとはいえ、星まつりのブースでここまで増えているのを見ると、特に胎内だと私的にはかなり感慨深いです。これを見る限り、天文マニアへの認知とかは完全にすんでいて、むしろ一般のお客さんに(電視観望の手法というよりは)普通に星雲星団銀河を見せているような印象でした。すごい!

興味を引いたのはBITRANさんでした。かなり高性能のカメラを開発しているところで、話を聞いたら出ているのはほぼ研究用、アマチュア天文ではなかなか売れないとのことでした。デモしていたのはフラッグシップモデルなのでしょうか、専用ソフトでカメラを制御するそうです。そのカメラでM57を写していました。ライブスタック機能とかはないのかと思います。「これだけ見えたのは初めてだ」とのことでした。他機種のカメラのいくつかはASCOM経由でSharpCapでもコントロールできるようです。多分センサーをセレクションして相当性能のいいものを使っているはずです。一度撮影とかで本気で使ってみたいです。
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いつもご一緒させていただいているサイトロンブースですが、今回はユニテックさんのところにいたのでお手伝いできませんでしたが、もうごくごく普通に電視観望をしています。スタッフの方と、小海で何か面白いことをやろうと話したので、またご一緒させてもらうことになるかと思います。
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あと、五藤さんも電視観望を試していました。私的には意外だったのですが、他の方に聞いたら星まつりでは結構よくやっているとか。この時は網状星雲を入れていました。
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富山へ帰宅

22時半すぎでしょうか、だんだん曇ってきてしまい片付けることにしました。片付けが終わった後には、暑かったのと寝不足で疲れ果てていて、まだ少し心残りですがそのまま帰宅することにしました。本当は観望エリアに行きたかったのですが、もう体力は残っていませんでした。

今回のSWAgTiのデモはまだお披露目レベルです。今後もう少し試して、さらにこなれていくと思います。京都の「星もと」でもまた展示することになるかと思いますので、興味のある方はぜひいらしてください。ユニテックの方とも、しっかりとした手応えを感じたことを確認して、ここで解散となりました。

会場を23時半頃に出て、高速に入る前のコンビニで少し食料を買い込み、食べながら運転して高速に入りましたが、やはりすぐに眠くなってしまいました。あまり覚えていないのですが、新潟を過ぎたあたりのどこかの小さなパーキングエリアで泥のように寝てしまいました。一旦起きて結構走ってからまた眠くなり再びパーキングエリアで睡眠。結局自宅に着いたのは午前8時頃でした。とにかくシャワーを浴びて汗を流し、そのまま午前も午後もよく寝て、夜も早くにベットに入り、ほとんど一日中寝ていた気がします。炎天下の中、やはりかなり疲れていたようでした。


戦利品

今回手に入れたものはかなり限られています。一つは、シュミットブースで購入した新品のセレストロンの赤道儀のコントローラーです。家には3台のセレストロン赤道儀があるので、壊れたときの予備として買っておきました。星まつりにしては珍しく、買い物はこれのみです。

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もう一つはZWOブースで貰えた布バッグです。嬉しかったのは中にASIカメラのキーホルダーが入っていたことです。実は既に一個持っていて、これで2個目になります。超カワイイです。

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最後に

よく考えたら、今回オークションも抽選会にも参加していませんでした。ちょっとだけ見たのは、新潟のローカルアイドル「コーテシー」のコンサートくらいでした。写真を撮るのは禁止されていたので、その時のステージ周りの雰囲気だけですが、宇宙の侵略者の方達もアイドルコンサートは外せないみたいです。

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今回あまり星まつり公式行事に参加できなかったのは、ものすごく暑かったのも原因の一つだと思います。オークションもこれまでとは違い日陰で行われていましたが、その頃には私もすでにかなり疲れ果てていて、夜のSWAgTiデモのために体力を温存しておきたいような状態でした。それでもたくさんの方と話すことができたので、とても楽しくて、現地開催が素晴らしかったことは言うまでもありません。

久しぶりの現地開催の胎内星まつりでしたが、やはりたくさんのブースがあり、多くの人が来る星まつりはよかったです。来年以降もまた現地開催で続けて頂けると嬉しいです。あ、きちんと寄付(英世さん1枚ですが...)もしましたよ。天気に文句を言ってもしかたないのですが、暑くなければもっとうれしいです。

最後に、星まつりを運営しているスタッフの方たちに感謝したいと思います。猛暑の中大変だったと思います。本当にありがとうございました。






 

この記事は、2023年の胎内星まつりの初日の記事の続きで、2日目の朝から夕方くらい、SWAgTiのデモの直前までの様子となります。




朝も暑い

昨晩は車中泊でした。朝明るくなって眼が覚めてからも頑張って車の中にいたのですが、暑くて7時過ぎで限界でした。メイン会場に行くと国際光器さんがもう店開きです。どの星まつりでも、いつも一番遅く閉めて一番早く開いています。頭が下がります。

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午前中は会場を回って過ごしました。馬に乗れる体験コーナーとかもありました。子供が来ても楽しめそうですね。

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でもいつまで経ってもユニテックのスタッフさんが来ません。仕方ないので、SWAgTiだけ展示します。

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10時頃になって他の店がかなり開いてきてもユニテックブースはまだ私一人です。時間はあったので夜のデモのためのテーブルやモニターを用意してしまいます。途中、SWAgTiに興味がありそうな人が何人も訪れるので、解説したりします。そういけば今回は台湾の方が多く来ていて、何度か英語でSWAgTiの解説をしました。そもそも海外の方にはSWAT自身がそこまで広まっていないので、SWATの精度から説明する必要がありました。SWATの精度とAZ-GTiの高機能性のいいとこ取りをしていることは伝わったようです。

11時から近くのホテルにある日帰り湯に行こうと思っていたのですが、まだスタッフの方は来ないようなので、時間はたっぷりあります。ちょうど店開きしたプラックパンダさんのブースへ。昨晩は顔だけ合わせましたが、お客さん対応で忙しそうだったのですが、このタイミングでお話しできそうです。そういえばブラックパンダさんと初めてお会いしたのも胎内星まつりで、2019年のことでした。それ以来私のTwitterのつぶやきでQBPのアメリカンサイズを作っていただいたりと、ものすごくお世話になっています。ブラックパンダさんによると「あの頃は新しい商品を見つけて星まつりで紹介できたりで、とても楽しかった。」とのことでした。そういえば今使っているガイド鏡はあの時に特価で買い、いまだに第一線で活躍しています。でも今のブラックパンダさんを見ていても、今回の胎内も十分楽しく過ごされているように見えます。その楽しそうな雰囲気に流されて、なぜか部外者の私がスタッフの方とともに天リフさんの写真に収まってしまい顔バレ(何を今さら(笑))してしまいました。興味がある方は探してみてください。


電視観望の本

そうそう、この星まつりの直前に名古屋のコミケで電視観望についての本を販売してみたという情報がSNSで流れてきました。作者はbramudさんで、昨年の小海でお話しさせていただいた若い方です。

2月頃にDMでコミケで電視観望の体験記を出したいと聞いていましたが、とうとう実際の本になったようです。本の中でこのブログも参照しているということで、実物をいただきました。SNSで流れた時、読んでみたいなと思っていたのでありがたかったです。冊子は素晴らしい出来で、機器の選択から電視観望と撮影を含めて、自分が歩んできた道をコンパクトにまとめてあります。こんなふうに電視観望が広がっていく実例を見ることができるのはとても嬉しいです。

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温泉とランチ

さてさて、12時過ぎになってもスタッフの方が誰も来ません。メールだけ一本打って、お風呂に向かおうと思ったところに、ちょうどスタッフの方たちが到着しました。暑いからゆっくり宿を出たのかと思いますが、はっきり言ってそれが正解だったと思います。私も「のんびりしてきてください」と言われて日帰り湯に少し遅めに行ったので、午後の暑い時間からある程度逃げることができたので、むしろのんびり来てくれて大正解でした。

すぐ近くに胎内パークホテルというリゾートホテルがあり、11時から14時半まで(入場は14時まで)日帰り湯として一般の方にも解放してくれています。

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800円でしたが、冷たいシャワーで汗を流すことができてかなりさっぱりしました。露天風呂にも入り、再度シャワーを浴びて出ますが、しばらくは廊下の椅子に座って涼むことにしました。その後、帰りがけにレストランを覗いてみると、ちょっと高いですがかなり美味しそうなメニューが目につきました。

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元々はこの後、コンビニにでも向かって昼食を買い込もうと思っていたのですが、わざわざ遠くまで行くよりここで食べた方が良さそうです。きちんとしたレストランなのに、格好は短パンだったのでちょっと気が引けたのですが、この暑さのせいでしょうか特に問題なく案内してくれました。3つあるランチメニューのうち魚料理を選びました。中で見たメニューにはカレーランチや、もっと豪華なステーキなどのランチもありましたが、3つのコースランチが一番お得なようでした。最初に出てきた前菜と、次のスープの時点でもうかなりの満足度です。さすがリゾートと謳っているだけあります。スープだけでもオリーブオイルを垂らしたコーンスープで、一口飲んだだけで別格の味。ホテルならではのとても丁寧に作りこんだものでした。これはメインの魚も期待できそうです。メインは「スズキのポワレ カボナータソース」、魚の焼き加減もその上に乗っている野菜がゴロゴロしているソースも付け合わせも、どれもとても美味しいです。量も十分で、スズキの適度な塩味がライスのおかずとしても大満足です。

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さらに少し贅沢をして、追加のデザートをオプションでつけました。

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数百円の追加でホテルクオリティーの手作りケーキが2種で、圧倒的なパフォーマンスです。とてつもなく暑くて、車中泊のサバイバル的な星まつりが、このホテルのレストランのランチで一気にリゾートな気分になりました。自宅に帰ってから、妻に星の話をしても興味を示さないので、わざわざ写真を見せながらこのランチのことばかり話していました。それくらいパフォーマンスのいいランチとなりました。


ある初心者の見習うべき姿

会場に戻ったのは14時過ぎくらいでしょうか。昨晩から少しお話しさせていただいたのですが、以前このブログでもコメント頂いた81歳で天文を始められたという方が来て、ずっと私に会いたかったとのこと。天体撮影についての質問に答えることになりました。質問に答えながら見ていたのですが、必要な資料を印刷して冊子にまとめてあったりとか、ノートも疑問点と答えをきちんととられているようで、新しいことをモノにするときの基本的なことが全てできているような見本のような方でした。よくよく聞いてみたら、大手メーカーに勤めていたバリバリの技術系の方で、なるほどと思われるような勘どころと姿勢を持っていました。他にもシュミットやKYOEIなどの販売店の方にも質問しているとのことです。でもまだスターベースには行ったことがないらしく躊躇しているとのことでした。すかさず私だけでなく周りの方も、スターベースは高橋製品だけでなく他のメーカーの製品も扱っていて、質問にも丁寧に答えてくれるので、ぜひ行ってみるといいと勧めていました。

「この年齢から新しいことを始めるのは大変ではないですか?」と聞いてみると、間髪入れず「大変ですよ!」との回答が返ってきました。実際本当に大変なのだと思います。それでも私が答えたことも、見ている限り確実に自分のペースで理解して進めているようなので、多分この方なら大丈夫なのかと思います。例えば、その場で試したPixInsightでプロジェクトファイルの保存と開くのがうまくいかなかったのですが、原因はフォルダ名に日本語が使われてたことでした。「フォルダ名には2バイトコードを使わない。」と自ら繰り返して口にしています。2バイトコードなんて言葉は私は使っていなかったので、きちんと理解されている証拠です。


ブース巡り

夕方から夜にかけても、いくつかブースを回りました。まずはお世話になったユニテックブースの様子です。

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続いて、外山電子さんです。モーターのスペシャリスト外山さん本人にかき氷をご馳走になりました。暑い中で天国でした。大学の先輩で陣馬写真工業のHBさんとも会うことができました。星まつりの前の1ヶ月、チェンマイのマンションの部屋を借りてそこで仕事をしてたとか。でもチェンマイよりも今回の胎内の方が遥かに暑くて、HBさんは完全にへばっていました。下の写真は大手V社の若手のI君がプライベートでブースに来ていて、皆さんで議論している最中です。
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太陽望遠鏡もたくさん出ていました。下の写真はLUNTのHα望遠鏡で、口径は130mmでしょうか、プロミネンスも光球面の模様もとてもよく見えました。
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サイトロンブースでは謎の赤道儀が出ていましたが、これは街中リモート天文台のMさん開発のプロトタイプとのことです。SNSで三鷹カラーとどなたかが言っていました。

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ほんまかさんのブースです。右はStar AdventureGTiのSS-one仕様です。ほんまかさんは赤城山麓に店舗を開いたらしいので、ちょっと遠いですがいつか行ってみたいと思います。
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メイン会場に大きなドブソニアンが出ていました。記憶が正しければ60cmでF5だとのことです。今回結局観望エリアにはいけなかったので、これが唯一見た(電視観望使用にしているとのことで、覗いたという意味ではないです)ドブになります。
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記事が長くなったので、とりあえずここまでとしてます。
次は2日目夜のSWAgTiのデモに続きます。




 


8月18日から開催される胎内星まつりに参加してきました。今年は主にユニテックブースさんのところに滞在していました。SWAgTiがかなり注目を集めてました。でもとにかく暑かった...。


4年ぶりの胎内に向けて出発

今年の胎内星まつりは、2019年以来なんと4年ぶりの現地開催になります。日本では最大規模の星まつりですので、天文付きな方はもちろん、現地胎内近辺の方、企業ブース、スタッフの方々もかなり盛り上がるはずです。

私は金曜に休暇が取れたので、朝10時半頃に自宅を出ます。

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新潟方面に行くときに、いつも立ち寄る黒崎PAで昼食を取り、スターバックに寄ってこれまたいつもの抹茶アイスフラペチーノの一番大きいやつを注文したのですが、今回は残念ながら店員さんとの会話はありませんでした。お店の方針かとおもっていましたが、やはり店員さんの個性に寄るのでしょうか?

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途中どうしても抜けられない仕事があり、パーキングエリアで何度かリモート会議に参加してたので、倍くらいの時間がかかりました。


到着して早速SWAgTiを展示

結局現地に到着したのはちょうど18時頃でした。

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そのままユニテックさんのところに顔を出し、本部から出展業者の駐車場に車を止める許可をもらいました。今回結構な量の機材があったので、近くに車を止めることができて助かりました。

早速、目玉のSWAT+AZ-GTi=SWAgTi (スワッティ、gは発音せず)をユニテックブースのところに設置しました。初日は天気が悪かったこともあり、機材の展示だけで動作などはさせなかったのですが、それでも展示を始めてからすぐに何人もの人が足を止めてくれて、質問がいくつも飛んできました。この「ほしぞloveログ」を見てるという方もたくさんいらっしゃいましたし、「天リフでこの組み合わせを見た」という方も何人もいました。

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この日写真を撮り忘れてました。この写真は次の日に撮った物です。


会場の様子

その後、会場内をプラプラします。まだ金曜なのにお客さんがかなり多いです。さすが4年ぶりの現地開催というところでしょうか?金曜でこれだと、明日の土曜はもっとすごい人の数になるかもしれません。

KYOEIさんとZWOが隣り合わせになっていました。目玉はやはり簡単に電視観望ができるSeestarでしょう。天気が良ければデモをするそうで、事前に撮った画像を見せていただきました。

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写真にもあるように、手で簡単に持ち上げることができるくらいの軽さです。今回ZWOの創始者のSam氏がきているとのことで、KYOEIのMさんに紹介して頂きました。当然のネタの、自分のハンドルネームが同じというところから入り、日本でZWOのカメラを使った電視観望が2016年から始まったとかの話をしました。Sam氏は次の日ユニテックブースにもきてくれて、SWAgTiを見てもらいました。MORE BLUEの方が日本語がかなり堪能で、中国語に翻訳してくれたので、細かなニュアンスも伝えてくれたのかと思います。

会場を回っていると、TOMITAさんのブースにPLANEWAVEの赤道儀が展示されていました。

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デモで動いている様子を見ることができましたが、動きが早くてとてもスムーズです。こういう可動物で重要なのは、動きが止まる時です。下手な物だと止まる時にかなり振動するのですが、これはそんなことは微塵も感じられないくらいにピタッと止まりました。制御関係もかなり上手く作られているようです。対荷重はこれで45kgとのこと、かなり大きな鏡筒まで載せられますが、その分値段もすごいです。車1台分くらいか?...、そう考えると...、でもドームも必要か?...、やっぱり無理だな...、など頭の中で想像するくらいが楽しいですね。

いつもお世話になっているサイトロンブースに顔を出しましたが、この日は天気がよくなくて電視観望は諦めるとのこと。他にも電視観望をやろうとしているところがいくつかあったようですが、どこも様子見といったところでした。


夜は早めに

他にもブースをのんびり見て回ってからユニテックブースに戻ると、スタッフのKさんからとても面白い講義を受けました。SWATのギヤの滑らかさを体験できる機材を持ってきているとのことです。指でつまみを回すと赤経が回転するのですが、ほとんど何も感じないくらいにスムーズに回ります。面白いのはここからです。赤経の回転方向に負荷をかけます。下の写真では、回転中心から20cmのところにバネばかりで測って1kgの力で引っ張っています。

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この状態で先程と同じように指でつまみを回すのですが、たったこれだけの荷重をかけただけでつまみがものすごく重たくなり、回すのにかなり苦労します。いかにギヤに負荷がかかっているかよくわかります。よく赤経方向のバランスをあまり合わせずに赤道儀を稼働させることがありますが、せいぜい脱調しなければいいくらいに思っていましたが、この実験でバランスが悪いとギヤに相当な負担をかけることが実感できたので、赤経方向のバランスは必ず合わせようと反省しました。製品寿命を伸ばすことにもつながるはずです。

この日は天気も悪くほとんど星が見えません。60cmのドブの電視観望でベガが一つだけ映っていたとか、自然天文館にある60cm望遠鏡でベガを見せてもらったとか、自然天文館屋上テラスの双眼鏡でなぜか地平線スレスレにだけ何個か星が見えたとかだけで、それ以外は何も見ることができなかったので、もう完全にまったりモードです。23時前くらいでしょうか、私も早めに車に戻り、コンビニに買い出しに行き軽く夜食を食べて、そのまま車中泊でことにしました。

でもとにかく暑いのです。夕方着いた時から暑かったのですが、夜になっても全然涼しくなりません。昼間はもっと暑かったとのことで、明日の昼間は少し作戦を立てた方がいいかもしれません。この日は暗いうちは少しは寝られましたが、明るくなると直ぐに車内の気温が上がってきて、トータルでは2−3時間の睡眠でしょうか。夜中の2時頃に起きて外に出たら星が一面に出ていました。でも眠かったのでそのまま車の中へ。次の日聞いたら、その後再びだんだんと曇ってしまったらしいです。


2日目へと続きます。





 

 

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