ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:ペルセウス座流星群

時間が少し前後してしまいますが、前回の記事の前日、8月12日(金)の話です。

8月12日は毎年恒例のペルセウス座流星群です。でも今年は満月と重なってしまい、淡い流星を見るのは難しいかもしれません。でも大きな流星も流れることもあるので、運がよければ見えるかもしれません。


飛騨コスモス天文台へ向けて出発

昨年はコロナでダメでしたが、ここ数年は飛騨コスモス天文台でペルセウス座流星群を見ることが多いです。


今年もその予定でしたが、天気予報がイマイチ。それでも一応行きますと連絡し、17時過ぎに出発。機材も気楽なもので、満月でさらに天気が悪そうなので撮影機材はあきらめ、一応電視観望と、子供用にいつものスコープテックの屈折を持っていくだけです。途中これもいつものすき家で牛丼特盛と豚汁を頼み、腹ごしらえして18時前くらいに店をでます。

途中青空も結構見えていたのですが、岐阜に入ることに徐々天気が悪くなり、雨も降ってきました。でも現地に到着する頃には、少し雲も少なくなってきて、一部青空も見えています。


ドーム操作の確認

19時15分頃に到着したでしょうか。現地にはすでにいつものスタッフも来ています。

到着してすぐに、スタッフのSDKさんと約束をしていた、ドームの赤道儀の操作方法を伝えます。SDKさんが以前試したのですが、マニュアル通りに進めても途中でうまくいかなかったとのこと。ステライメージでどのプロトコルで使えばいいか迷ったようです。実は以前、このドームを立ち上げた故Yさんがまだ元気だった時に同じことをたずねられて、一緒に試してミードのLX200モードであることを突き止めたことがあります。同様にしてみたらきちんと動かすことができました。SDKさんにも再び一から操作してもらい、今後もわからなくならないように、きちんとメモを残しておきました。


少ないお客さんとの盛り上がり

外に出ると、南の空と天頂が晴れています。ただしやはり天気は微妙なのでお客さんは少なく、関係者に近い方が二人、あとお客さんと呼べるのは3人の家族と、女性の方一人くらいでした。お客さんが来た頃には再び全面曇り。しばらくすると小雨も降り出してきました。せっかくなので、SDKさんがドームを案内して解説してくれます。

その間、私は雨よけがてらトイレのひさしがある所でスタッフのSKTさんと話し込んでいました。話題はドームの保険についていです。年額でそこそこの金額を払っていて、どうしたらいいかという相談でした。そもそも、何があった時に何に対してどれくらい支払われるかとかわからなかったので、それを確認するのがいいのではという話になりました。ここは特に手作りに近いドームです。保険といってもなかなか直してくれる業者も見つからないかもしれません。製作者に連絡を取るのが一番なのですが、遠方ということもあり頻繁にというわけにはいきません。こういった、今後の管理、保持についても考えていかなければいけません。

ドームからお客さんが出てきましたが、まだ全面曇っています。雨はかなりマシになって、ほとんど降ってませんでした。家族で来ていた方はその時点で帰ろうとしていましたが、少し雲の薄いところが見え、雲の向こうが明るくなってきてたので「もう少し待ってたら、何か見えるかもしれませんよ」とひきとめました。しばらく待つ間、いろいろ話してみました。高山から来ていてお子さんは小学5年生。その子がどうしても参加したいと言うので、親が連れてきたということのようです。流れ星は見たことがあるらしいですが、天の川はあまりはっきり見たことはないようです。

そうこう話しているうちに、月が雲越しに少し見えそうだったので、いつものスコープテックの5cmの屈折を出しました。雲がキワキワで、月よりもすぐ上の土星が見えそうだったので、まずは時間勝負で私が導入してすぐ未見てもらいます。土星を見たのは家族3人ともはじめてで、大喜びでした。特にお父さんが「ウホッ」とか言いながら興奮状態でした。男の子も最初雲越しでくらかったので「細長く見える」とだけ言っていたのですが、そのうち雲も晴れてきて、輪っかがきちんと見えると大興奮。お母さんにも、もう一人来ていた方にも見てもらいました。

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男の子とお父さんには望遠鏡の操作方法と、導入方法を伝えました。男の子はちょっと挑戦してあきらめてしまって、次にお父さんがチャレンジ。お父さんはすぐにコツを掴んで、その後その男の子もすぐに導入までできるようになりました。3年生くらいでもできる子がいるので、5年生だと大抵できるはずです。

次第に雲が晴れる時間も出てきて、月を導入してもらってみてもらったり、そのうち低空に木星が出てくるとそちらも導入してもらい、衛星までばっちり見えて大喜びでした。20mmのアイピースでたかだか40倍でしたが、木星の縞は赤いのが見えました。最初は男の子の方が見え、お父さんはどうしても見えなくてくやしがっていたのですが、さいごにはお父さんも、お母さんも縞まで見えて喜んでいました。今度は自分の望遠鏡を持ってくるそうです。

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あ、恒例のクイズも出しました。いつものとおりで、太陽や月がどちらから昇ってどちらに沈むかから始まり、やはりお父さんもお母さんも含めて月が答えられず。さらに星の動きについても聞きました。その流れで、動かない星のことを聞きました。すぐに男の子が「北極星」と答えてくれたのですが、じゃあなぜ北極星が動かないかという質問には相当頭を使っていたようです。親は流石にすぐに分かったようですが、その子は頭を北極星の方に向けて自分が回転してやっと納得したようです。

8月27日の観望会も来ると言うので、一つ宿題を出しました。惑星の「惑」は「まどう」とよ向けれども、なぜ惑うのかというものです。調べたら色々わかると思います。「チ。」とか読んでもいいですね。月末の観望会で答えを聞くのが楽しみです。

さてさて、今日のメインの流星群でしたが、きていた人の中で一人だけ一つ見えたと言っていて、他の方は全滅でした。晴れている部分が少なかったのと、月も明るかったので仕方なかったかもしれません。


次回は8月末

22時半過ぎになると徐々に曇ってきて、23時前にはすっかり曇って今日はここまでかなと言うことで解散しました。

23時ちょうどくらいには現地を出発し、0時位に自宅に到着。3時頃まで起きていたら、次の日寝坊してしまい、コメダ珈琲に行くことができませんでした。

時系列的には、この後に前回の記事の密会に続きます。 

 

次回の飛騨コスモス天文台の月例観望会は、8月27日です。

お盆休暇の金曜日の夜、今夜も天気がいいです。前日の雲がかったペルセウス座流星群撮影は惨敗でした。



諦めきれずに、ペルセウス座流星群の3日目のチャレンジです。


ペルセウス座流星群、まだチャンスはあるか?

もう極大日から二日後ですが、もしかしたらまだ見えるかもと夕方からまた同じ場所に行きました。この日は18時半ごろに自宅を出て、19時頃から設置開始。すごい快晴です。透明度も良さそう。

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南西方向。雲ひとつない天気です。

この日はTSA-120でのM8の撮影がメインなのですが、この話は次回以降で。それとは別に前日と同じEOS 6Dでペルセウス座流星群を固定撮影。30秒露光で放っておきます。今回これで2時間弱の229枚撮影しましたが、残念ながら流星は一つも入らず。少し悔しいので、タイムラプス映像にしました。最近のタイムラプスは手抜きで撮って出しJPEGを、PixInsightのBlinkでオートストレッチだけして、そのままjpegで出力して、ffmpegで動画にしていただけでした。今回、周辺減光とレンズの歪みを直したくて、事前加工にLightroomを使いました。
  1. Lightroomでは「ファイル」メニューの「新規カタログ」で新しいカタログを作成します。
  2. カタログが開いたら「ライブラリ」タブで撮影した素材のcr2ファイルを全て読み込みます。
  3. どれか一枚加工してから「現像」タブの下のサムネイルを全て選択し、右下の方の「同期」でその設定を全てのファイルに適用します。
  4. その後、全てのファイルを選択した上で「ファイル」メニューの「書き出し」からjpgで書き出します。このとき、後にffmpegで動画変換することを考えて「ファイルの名前」で「編集」を選択。「ファイル名」-「連番(00001)」などと固定名と連番にすることです。連番も桁数をそろえるようにします。
ファイルが書き出されたらあとはそのフォルダに移動し、ffmpeg(インストールしていない場合は別途マニュアルでインストール)で

ffmpeg -y -r 25 -i test_%05d.jpg -vf scale=1290:-1 -b:v 20000k test.mp4

などとします。先ほどファイル名に連番を入れたのがここで効いてきます。サイズは1280とか1920などの規定値だとうまくいかないみたいなので、少しずらしてあります。ビットレートも200000kくらいだとスムーズになるようです。

出来上がったタイムラプスです。

下は未処理のJPEG画像を一枚ですが、Lightroomで事前加工した分雰囲気がだいぶん違っているのが渡ります。周辺減光がなくなり、ホワイトバランスもとって少し炙り出しています。Lightroomだとレンズプロファイルが入っているので、これくらいは簡単にできます。

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実は、動画の方もまだカブリが残っているので、PixInsightのABEのようなカブリ取りの機能を全ファイルに一度に適用する方法を探しています。ABEやDBEは基本的に一枚だけを加工するように作られているので、今のところ一枚一枚やるしかないみたいなので、今回は諦めました。


画角を変えてやっと撮れた!

まだ時間があったので、途中画角を変えて30分ほど撮った中に、そこまで大きくはないですがやっと多少まともな流星が入ったものを撮ることができました。前日と違って、雲も全くないです。ちょうど夏の大三角の真横に流れたので、画像処理して少しトリミングしました。

「ペルセウス座流星群2020」
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  • 撮影日: 2020年8月30日0時42分
  • 撮影場所: 富山県富山市
  • カメラ:  Canon EOS 6D(HKIR改造)
  • レンズ: Samyang 14mm F2.8
  • 撮影: ISO3200、露光時間30秒 
  • 画像処理: Photoshop CC、PixInsightでABE 
3日目のペルセウス座流星群ですが、やっとちょっと満足しました。できるなら来年は火球クラスをカメラに収めたいです。


 

極大日の水曜に飛騨コスモス天文台で少しだけ見えたペルセウス流星群



火球クラスの明るいのが見えたのですが、機材も何も出してなくて撮影はできませんでした。天文マニアの悪い癖で、少しくらい画像に残しておきたいと思ってしまいます。


残りものでもいい、なんとか撮影したい

今年のお盆は天気予報では全然だめそうだったのですが、次の日の木曜日、夕食後に外を見てみると思ったより晴れてます。極大日は過ぎましたが、せっかくだからとペルセウス座流星群の残り狙いで、5月終わりにアンタレス付近を撮影した場所に向かうことしました。

場所は国道から少しだけ入ったところで、自宅から車で20分ちょっとの距離なので近いものです。19時半頃自宅を出て、途中コンビニに寄って虫除けを買い、20時には到着していました。暑いかと思ったらそこそこ涼しく、標高は調べたら600mちょっと。下界より3-4度は気温が低いことになります。

ただ、来る途中もそうだったのですが、どうもこの日は北の方が晴れていて、南に行くほど曇りみたいです。到着した時も結構雲があって少し迷ったのですが、まあそのうち晴れるだろうととりあえずセットアップです。


遅れた撮影開始、天頂を大きな流星がすぎていく...

北は街明かりで明るいですが、天頂から南にかけては結構暗いです。前日に北から南に向けて天頂付近を明るいのが流れたので、そんなのを狙うためにカメラを天頂に向けます。機材は単純で、EOS 6DにSamyangの14mm F2.8をつけて、30秒露光で三脚にのせて放っておくだけ。

今撮影された記録を見たら、撮影開始は20時45分でした。なんで20時について簡単な機材でこんなにかかったかというと、準備をしている最中に実家の母から電話があってからです。今年はコロナ禍で実家に帰ルキはなかったのですが連絡をし忘れていて「帰ってくるのかわからんかった」だの、「お墓参りは誰と行けばいいのか」だの、延々と話が続きました。その最中にかなり大きな流星が天頂近くをスーッと流れていきます!もういてもたってもいられなくなり、「忙しいからまた電話する」と半ば無理やり電話を切って、やっと撮影開始となったのです。今思えば本当に惜しかった。ちょうど撮影しようとしていた方向で、あと5分早く電話を切っていたら絶対に入っていたはずです。

機材のセットアップをして撮影が始まると、しばらくは車の中にいて待っていました。とにかく虫が多いのです。虫除けも全然効きません。それでも時間がもったいないので、22時半頃からもう一つのセットアップを始めました。こちらはASI294MC Proを常温のまま、これにAPS-C用のシグマの10-20mm F3.5の安いレンズをつけて、登りつつあるペルセウス流方向に向けて、これも固定三脚で撮影します。こちらは20秒露光です。


いまいち気合が入らず、撮影終了

そのあとは車の中で寝てしまいました。目が覚めたら午前2時くらい。空を見ると雲が全体に広がっていたので、ここで撤収としました。2時半くらいに現場を出て、自宅についたのは3時くらいでした。

結局この日は最初の目で見ただけの流星が一番大きくて、あとは小さいものばかり。しかも撮影中もずっと雲がかかっていました。6Dの方は30秒露光で606枚撮影して、写ったのはわずか3枚、ASI294の方は20秒露光で487枚撮影して、写ったのは6枚です。


見るも無残な結果

まずはEOSのほう。とりあえず画像処理だけはしました。一枚目は薄雲越しで無理やり出しているのでひどいものです。最初レンズが曇ったのかと思いましたが、そのあと綺麗に撮れているので、やはり雲のようです。でもこれが今回撮影できたなかで一番大きな流星でした。3枚目がまだまともですが、流星はすごく小さいです。

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続いてASI294MC Proのほうです。こちらはもう全然やる気なしでDebayerしてオートストレッチしただけです。

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本当は比較明合成とかして放射点から出てくるのとかやりたかったのですが、ここまで雲が多いとさすがにやる気がなくなります。

あまりに冴えなかったので、2本ともタイムラプスにしました。でもどちらも冴えないです。これを見ても雲だらけなのがわかります。




というわけで、雲だらけで全然満足できず。結局ペルセウス座流星群を追いかけるのは次の日にも続くのでした。
 
 

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