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天体観測始めました。

タグ:ドーム

この日は久しぶりの観望会です。でも元々の天気予報では全くダメそうで、当日近くになって夜遅くから晴れると言う予報に変わりました。と言っても、Windyで見る限り上層の雲が広範囲に渡って広がっているようなので、あまり期待はできません。もし夜中に晴れてあわよくば撮影と思って、ε130Dを用意してはいきましたが、結局使えなかったです。


ドームの修理

観望会は別として、ドームが長らく故障てしていて使えないので修理をする必要があるのですが、冬だったり体調を悪くしたりで長らく行けていないので、天気のこととは別にとりあえず現地に行くことにしました。気温が心配でしたが、ドライブ中も現地についてからの作業中もずっと雨が降っていて、そこまで暑くなかったのがラッキーでした。

今回の修理ポイントをメモがわりに書いておきます。
  • 昨年交換したモーター周りの仮配線を、圧着スリーブできちんと接続しました。ただ、Amazonで安いものを買ったので、圧着がいまいちなようで、機会があったら再度交換した方がいいかもしれません。でも少なくとも仮止めよりは全然マシです。
  • もう一つは、電磁開閉器と呼ばれるスイッチで、リレーでスイッチが入れるものです。SC-03という型番で1bと呼ばれるNC(Normal Connected)タイプで、本来は奥下の2つの端子に電圧をかけることによりスイッチが開閉します。その際は左下2つの端子間に100Vがかかってリレースイッチが作動するのですが、どうもここに100Vが出てきません。
結局今回はこのSC-03のリレーの動作不良という判断で、交換することにしました。Amazonにも在庫があったので、次回来たときに交換します。


寂しい観望会

作業をしている最中に、スタッフのSさんが到着しました。その後まも無くしてかんたろうさんも到着です。ただ、空は所々青いところも見えますが、全面に薄い雲がかかっているような状態です。 Sさんによると、他のスタッフは今日は体調不良などで不参加とのことです。

雲越しでも多少なりとも星は見えるかと思い、35mmのF1.4のオールドNIKKORレンズとASI294MCで広域電視観望を試しました。雲もまだまだありましたが、最初にアークトゥルスが見え、次にベガが見え、そのうちに薄雲のところはたくさんの星が見えてきました。広域電視観望だとこと座の形もはっきりわかります。この頃には目で見ても夏の大三角が見えるくらいには雲が薄くなってきました。そこでいつものFMA135+Uranus C+トラバースでミニマム電視観望です。かんたろうさんも45cmのドブソニアンを出します。

ただ、この日は午後は雨で夕方暗くなる直前くらいからだんだん薄雲程度になってきたくらいで、こんな日はお客さんは少ないです。近くの人が多いので、その日の空を見てくるかどうか決めるのかと思います。残念なことに、結局お客さんはゼロでした。まあ、ドームの修理があったのでやることはあったのですが、少し寂しかったです。

その時に見たのがM57とM27、北アメリカ星雲と、網状星雲などです。M57と網状星雲はかんたろうさんのドブソニアンでも見比べることができました。他にもかんたろうさんがまばたき星雲を見せてくれました。なぜ「まばたき」なのかその時はわからなかったのですが、調べてみたらそらし目で見ることができるとか。次回もし見せてもらえたら試してみたいです。

今回見えたものです。薄雲越しなので、星が滲んでしまいますが、それでも十分形が認識できるくらいには見ることができます。

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曇ってましたが、雲さえなければ透明度は良かったようです。

見えなくなる直前に向けたアンタレス付近でM4も下のほうに綺麗に見えています。カラフルタウン狙いでしたが、青いところはもう少し上でした。カメラの向きを変えて縦向きにして入れようとしましたが、その時にはすでに曇っていました。
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熊 !?

そんなこんなで、徐々低空からにガスってきて、そのうちほぼ全面見えなくなってきました。感度のいい電視観望でもほぼ全く何も見えなくなったので、まったりモードで3人で話し始めていました。するとドブソニアンの向こうくらいから「ガーッ」という、少なくとも可愛い動物とは思えないような声が聞こえてきました。初めて聞いた声で、多分猪とかではなさそうです。流石に怖くなったのと、せっかくの新月期ですがもう星は全く見えていなかったので、すぐに片付け始めて退散の準備です。私は広域電視観望とミニマム電視観望だけだったので、10分もあれば余裕で片付きます。かんたろうさんも45cmと大きいのに、意外なほど片付けは早いです。私が片付けてから10分か15分後にはすっかり片付いてしまいました。

そこにいても怖いだけなので、3人ともそのまま退散です。時計を見たら22時10分くらいだったでしょうか。自宅に着いたらまだ家族も起きていて、謎の声の話をしたらビックリしていました。


エピローグ

次の日、Sさんから連絡があり、昼に同じ場所で熊が目撃されたそうです。クマはどうやら鳴くことはあまりないとのことなので、昨日の声は違うのかもしれませんが、それでも万が一だとかなり怖いです。退散で正解だったと思います。今思い出しても怖いです。

富山県には「クマっぷ」と言うのがあり、目撃件数や場所などがわかるのですが、今年は同時期の例年よりも多く目撃されているようです。飛騨の方まで山続きなので、そこまで比率は変わらないと考えると、少し注意した方がいいかと思いました。そういえば富山県天文学会の前会長が生前、観望会の時は必ず車のオーディオを大音量で鳴らしていました。特に一人や少人数の時には、それが正解な気がします。

昨年秋くらいから動かなくなってしまった飛騨コスモス天文台のドーム。



交換部品も手に入って、雪も解けた春になってようやく修理することができました。


ドームのモーター交換

昨年9月にドームの回転ができなくなってしまい、色々分解してチェックするとどうもモーター自身が故障で動かないようで、交換用のモーターを探していました。

使われていたモーターはかなり古く、同型のものがもうな無くて、中古やオークションなどを探しても見つかりません。一旦同メーカーの互換性のある電力の少し大きなものをMONOTAROで選んで注文したのですが、結局それも入荷せずでキャンセル扱いに。互換性は必須で、モーターの下部にギヤボックスがあり、別メーカーのものや、同メーカーでも互換性がないものではネジ位置なども違ってしまい取り付けにかなり苦労しそうです。

半分諦めていたのですが冬近くでしょうか、ある時全く同型のものがMONOTAROで復活しているのに気づきました。半信半疑で注文してみると、ちょっと時間はかかりましたが無事に到着。でも季節は冬で、雪もあるためもう天文台に車で行くことは大変になっていました。

3月に名古屋に行く途中で寄った時にはまだ途中の道が雪に埋もれていました。
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春になり雪も解け、やっと天文台のところまで車で登って行けるようになりました。
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モーターの交換は、前回取り外す時に散々苦労してメカニズムを理解していたので、今回は楽なものです。黄色に見えるのがバネで、これで左のボックスを向こう側に押さえつけています。
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ボックスの中にはローラーが入っていて、これがボックスごとスプリングでドーム上部に押さえつけられていて、ローラーが回転するとドーム全体が回転することになります。
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モーターをボックスごと外します。右が外したモーターとギヤボックスおよびローラー、左が新しいモーターです。
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モーターとその下のギヤボックスを外すのにちょっと苦労しました。長いネジがギヤボックスの下まで通っていてナットで止めてあっただけなのですが、それに気づかずプラスドライバーだけで無理やり緩めようとしてうまくいかず、少しねじ山を舐めてしまいました。トラブルはそれくらいでしょうか。

まずは古いモーターにつながっていた配線を新しいモーターに繋ぎ直して、実際にドーム回転のスイッチを入れてモーターが回ることを確認しました。これでやはりモーターがダメになっていたことがわかりました。

新しいモータをギヤボックスにはめてネジで再び固定し、全体のボックスを元の位置に戻し、ローラーがドーム側にきちんと接触するようにスプリングにテンションをかけます。その状態でスイッチを入れるとドームがきちんと回転し始めました。スプリングが強すぎたせいか、数カ所で回りにくいところがあったので少しスプリングのテンションを緩め、再度全周360度スムーズに回転することを確認して、今回の作業は完了です。

あ、配線ボックスの中が暖かいのでしょうか?てんとう虫の死骸が大量にあったので、少し掃除しておきました。


撮影は...

せっかく飛騨コスモス天文台まで来たので、夜はそのまま撮影になだれ込もうと目論んでいました。昼間は天気が良かったのですが、修理作業が終わってのんびりしていると雲がどんどん出てきました。

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事前の予報では夜には雲もなくなるはずでしたが、その予報もどんどん悪くなっていき、夜中1時頃まで晴れないというものになっていました。しかも風がかなり強いです。迷ったのですが、さすがに撮影まではできないだろうと判断し、真っ暗になる前に帰路につきました。


神岡町のお祭り

富山への帰り道の途中、神岡町を通る時に今日はお祭りだと気づきました。昔何度か行ったことがありますが、調べたら5年ぶりの開催とのこと。小ぢんまりとした雰囲気のいいお祭りで、山間の小さな町のメインストリートを、獅子舞や神輿、巫女さんや天狗に模した男衆が、笛や太鼓を鳴らしながらゆっくり練り歩きます。絵本の中の世界をそのまま切り取ってきたような幻想的な風景です。

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一本入った道には、屋台も出ています。子供たちが射的を楽しんでいました。
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まとめ

ドームの修理は仕組みを良く理解できるいいチャンスです。いつかドームを作るときに役立つかもしれません。撮影ができなかったのは残念でしたが、そのおかげで神岡のお祭りに寄ることができました。

富山の自宅について空を見上げたら、一面雲に覆われていました。やはり撮影は無理そうで、早めに切り上げて正解だったのかと思います。


2017/3/25、石川県小松市の「サイエンスヒルズこまつ」で宇宙飛行士の油井亀美也氏の講演会と、油井氏と銀河鉄道999の原作者の松本零士氏の対談があるということで、朝から家族4人で富山から高速に乗り移動しました。前回の渡辺潤一氏の講演以来2度目になります。


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そもそもの話は、昨年末に所属する富山県天文学会のKさんから小松市で惑星撮影で活躍されているOさんのドームを見に行かないかとお誘いを受けたことから始まるのですが、年末は実家に帰らなければならなかったこともあり泣く泣く参加できませんでした。今回改めてサイエンスヒルズのイベントに合わせてOさんのドーム見学にお誘いいただきました。なので私としてはドーム見学がメインで、ついでにサイエンスヒルズのイベントにも言ったというのが正しいです。

それでも家族にはサイエンスヒルズこまつは好評でした。講演会に申し込むときには、家族には油井さんの話しかしていませんでした。なので子供二人はすぐに行くと言ったのですが、妻はいまいち乗り気ではなく、3人で申し込んだのですが、松本零士が来るとわかると妻も途端に行きたいと言いだし、急遽4人目を申し込んだという経緯があります。さらにイオンモール小松が金曜日からオープンで、まだオープンフェアの真っ最中だったので、開店の9時前から並んで行って来ました。こちらも家族には好評で、イベントと合わせて小松市で一家揃って一日中楽しむことができました。

油井さんの話は宇宙飛行士になるにはというテーマで、とても話し方がうまくて、子供にも大人にもどちらにも興味を引くようにしてあり、参考にするところが多かったです。特に質問コーナーでは子供たちの無茶な質問にも、すごく丁寧に答えていて好感が持てました。

松本零士氏は言わずと知れた銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトでおなじみの大御所の漫画家で、昔よくアニメを見ていたのを覚えています。今回の対談で先生が直接語っていたメーテルのモデルの女性がいたことなどは初めて聞く話で、とても面白かったです。中学の頃から書いていた女性の顔が、写真で見た楠本高子という、シーボルトの孫娘の顔にそっくりだったとのことで、この女性がメーテルのモデルになったとのことでした。

二人とも共通して言っていたことは、大きな夢や目標を持って、決して諦めるなということでした。今はその夢を実現する力や機会を持っていなくても、長い間その夢を持ち続けることができれば、きっと叶うというような内容でした。宇宙が好きな子供たちは随分と励まされたのではないでしょうか。


イベントが終わってから、さっそくメインのOさんのドームを見に行きました。妻と息子のSukeはそのままサイエンスヒルズに残りましたが、娘のNatsuはドームを見たいというので、ご一緒させていただきました。到着してからすぐに話が盛り上がり、小松の天文仲間の話から、機材の話、惑星撮影の話など、機材を見る前にもずっと話し込み、機材を見ながらもずっと天文談義に花が咲きました。中でも驚いたのは天文ガイドの創刊号から所蔵していることです。以前図書館で1980年のは見たのですが、創刊号を持っている方がいて、しかも中も見せていただけるとは、とても貴重な体験でした。感想は「薄い!」です。最初の頃はこんなに(内容ではないですよ、本の厚さがです)薄かったんだとびっくりしました。でもここから始まって、現在でも続いている数少ない雑誌なので、本当に貴重です。

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ドームの中で機材を見ている最中に、一緒に来ていた県天の女性のHさんと娘が、私とOさんの会話が早口すぎてよくわからないとツッコミを入れまくっていました。それくらい色々話していたのです。Oさんの惑星撮影のメインの機材はタカハシのμ250のCRS版の方で、赤道儀はミカゲ光器の相当屈強なものでこちらは頂き物だそうです。CCDは私の持っているASI224MCを含めて、ZWO社のものを4つ(今は3つ?)も持っているとこのとで、今メインに使っているのはASI290MCだそうです。ドームは会社の社屋の2階の南側テラス部分に設置してあり、岐阜の西村製作所に作ってもらったものだそうです。その中に上に書いたμ250と、KASAIのBLANCAという屈折がEM-200にのっていました。やはりドームだと晴れていれば毎晩すぐに撮影ができるということで、とても羨ましい環境でした。いつかはドームとも少し思いましたが、さすがにまだ星暦1年未満の初心者には贅沢すぎます。

とにかくとても楽しくて、すぐに時間が経ってしまいました。Oさん、今日はどうもありがとうございました。帰りがけにドームを下から見ていたら、幻日環が出ていてました

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帰りは妻と息子とイオンモールで合流して、夕食を食べて富山へと帰宅しました。今晩は晴れているので、これからまだ色々試したいと思います。




 

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