ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:カミオカラボ

6月末の週末の天文活動です。観望会とか、施設見学とかでなんか忙しかったです。


飛騨コスモス天文台での観望会

2025年6月28日、久しぶりに飛騨コスモス天文台の観望会に顔を出しました。前回は2024年の9月で、冬は雪のために4月まで中断、今年初だったはずの5月の観望会は悪天候で中止だったので、今回が今年初になります。

といってもこの日は別件で忙しく、天文台に到着したのは遅めの21時前くらいでした。本当に久しぶりに下の子が付いてきていて、たしか前回来たのは小学生の頃のはずなので、もう6年くらい前になるはずです。子供の大きくなった姿を見て、スタッフの方たちはびっくりしていました。

天文台に移動する直前に空を見たら少し雲が出始めていたので、観望会も曇っているかと思ったのですが、こちらの方はまだ快晴に近く、いつもの散りばめられたたくさんの星と、東の空には天の川が大きく見えていました。

この日は高山方面が朝から快晴だったらしく、かなりの数のお客さんが来ていました。子供もたくさんいて、ちょうど昔作った天体カードを配っている最中でした。スタッフの方が私が撮影した写真だと説明したら、何人かの小さな子から「ありがとうございました」と丁寧なお礼がありました。

中高生っぽい子の姿も何人かありました。一人の女の子に声をかけて見たら、なんと珍しく高3ということで、母親がどこかでこの観望会のことを聞いて参加したとのことです。ちょうどいいので、スコープテックの二つ穴ファインダーのついている屈折を、若者は若者同士でうちの子と一緒にセットしてもらうことにしました。息子も久しぶりなので、色々思い出しながら望遠鏡をいじってたみたいですが、昔よく触っていたので導入とかは全く問題ないようでした。あいにくこの日は月も沈んで、火星も夕方だけ、木星土星は夜中過ぎからで、「何かいいのない?」と聞いてくるので「アルビレオはどう?」と言いました。でも、そもそもアルビレオが何かを忘れているようで、夏の大三角から説明し、デネブ、白鳥座、アルビレオと伝っていて、やっと少し思い出したようでした。無事に見えていたようですが、途中で倍率を上げたくなったみたいで、短焦点のアイピースを借りに来ました。倍率の計算も忘れていたみたいで、お客さんに倍率を聞かれて戸惑っていました。

さらにこの日は、自宅の近くに引っ越してきた昔からの知り合いが参加してくれました。以前自宅に太陽観察に来てくれた中2の女の子と、ご両親です。昔海外に住んでいた頃の日本人仲間で、私にとっては兄貴分のような存在の方です。何の縁か、今では本当に近くに、ちょと頑張れば歩いても行けるような距離に住んでいるので、今後も色々参加してもらえれば嬉しいです。この方、スーパー理系な方で、観望会でもCCDの原理を娘さんに解説していました。聞いたら、デジカメがまだ世に出回る前にCCDセンサーとか触っていたらしいです。娘さんも真っ当に育つわけです。


久しぶりの夜の天体

私の方はというと、着いて早々スタッフの方から電視観望を見たいとリクエストされて、早速準備に取り掛かかりました。でも自宅を朝出る時に曇りだったので、油断して大した準備もしてなくてもう全然ダメでした。最近はブログでも書いている通り、もうずっと太陽に夢中で、夜の方がほとんど盛り上がっていません。電視観望も久しぶりですし、トラブルだらけだったのですが、反省の意味を込めてダメだったところを全部書いておきます。
  1. 三脚の上につけてあるアダプターがアルカスイス互換のミゾの方で、広角電視観望用の50mmレンズ+ASI294MCの下側のアダプターもアルカスイス互換のミゾの方です。なのでアルカスイス互換のガタの方が上下についているプレートが必要なのですが、これまで電視観望用に使っていたものはとっくに太陽で使ってしまっていて、今回持ってきていませんでした。しかたないので、たまたま持っていたアリミゾ相当のプレートを三脚に付け替えて難を逃れました。
  2. 少しでも大きい画面でと、M1 MacのARM Windowsで見ようとしたら、ZWOのドライバーはWindowsを再起動してしかもドライバーの署名オフの呪文が必要で、やり方を再確認する時間ももったいないので、結局小さい画面のWindowsノートに交換。しかもそのWindowsノートが充電されてなくて、AC出力付きのモバイルバッテリーで充電しながら作業する羽目に。
  3. さらに、広角電視観望用の50mmレンズとCMOSカメラをつなぐアダプターを他に回してしまって、Amazonで買った固定長のアダプターに変えておいたのですが、なんと無限遠でピントが出ず。この時点で結局、広角電視観望はあきらめました。上の載せ替え作業の時間はまるまる無駄になってしまったということです。
  4. 次にトラバースとFMA135とUranus-Cでコンパクト電視観望をやろうとするも、トラバースに入っている充電池が切れてます。しかも予備電池を自宅で他に使ってしまっていて、持ってきていません。仕方ないので、AZ-GTiのに入っていた電池を無理やり使い回しました。
  5. ここでWindowsノートがまだあまり充電されていなかったので、再びM1 Macに変えます。Player Oneのカメラは署名オフの必要がなくそのまま使えるのです。
  6. 初期アラインメントでは、トラバースに対してFMA135の取り付けを左右間違えていたので、初期導入が始まると同時にFMA135の先端が下に下がっていきます。時間ももったいないので、アラインメント途中でFMA135を無理やり外して、向きを入れ替えました。
  7. そんな適当な状態なので初期アラインメントは取れているはずもなく、SynScan ProのSynMatrix AutoAlignを使おうとするも、プレートソルブに必要なインデックスファイルをサボってダウンロードしていなかったことを思い出し、もうしかたないので適当アラインメントとマニュアル強引導入で何とか運用しました。
とまあ、こんな状態でとにかくもうボロボロでした。ここまでのトラブルはこれまでなかったので、いかに普段から触っているということが重要だと、改めて認識できました。こう考えるとスマート望遠鏡は遥かに楽なはずなので、慣れていない場合はスマート望遠鏡をお勧めします。

結局この日は、M57とM27だけ見せることができ、この日来ていたかんたろうさんとの連携で、45cmドブと一緒に見比べてもらいました。

ほとんどのお客さんは22時頃には帰ってしまい、その頃から少しづつ雲も出てきました。最後まで残っていたのは結局、スタッフさんとかんたろうさん、私の知り合いの一家3人、そして私と息子だけでした。雲が完全に広がってきた23時頃には撤収となりました。それでも梅雨時の6月にこれだけの空が見えたのはかなりラッキーでした。お客さんも久しぶりにたくさんきていたので、まだまだ飛騨地域の観望会の受け皿として続けていけたらと思います。


カミオカラボ

この週末は観望会だけでなく、すぐ近くの神岡町の道の駅にあるカミオカラボに行ってきました。せっかくなので、神岡の街と一緒に紹介したいと思います。

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なんでこんな田舎の道の駅にこんな立派な施設が、しかも入場料無料であるんだ?というくらい、宇宙好きにはたまらないと思います。それもそのはず、岐阜県飛騨市神岡町は世界に誇るニュートリノ検出器や重力波検出器がある町なのです。

ドーム内に入ったような気分になる映像や仕組みで、こんな写真を撮ったりもできます。
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他にもここだけのオリジナルな展示品や、各種素粒子ゲームなども充実しています。ぜひとも現場に来てたいけんしてほしいとおもいます。
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施設だけではなく、イベントも頻繁に行われています。この週末も、少し坂を下った公民館でニュートリノの講演があったり、カミオカラボ内で重力波の講演があったりしました。私はニュートリノ講演は聞くことができましたが、重力波の講演の時間帯はなぜか忙しくて (笑) 聞いていることができませんでした。ニュートリノの講演は掘削工事のお話がメインで、大きな施設をいかに作るかというとても興味深いものでした。夕方からの講演にも関わらず、多くのお客さんが来ていました。重力波のほうもカミオカラボの講演スペースが立ち見で一杯でいっぱい人なるくらいたくさんのお客さんが来ていて、とてもわかりやすい話だったとの評判だったようです。カミオカラボの講演はほぼ毎月のペースで行われているようなので、その日に合わせて訪れるのもいいのかと思います。

帰りは道の駅にあるお土産屋に立ち寄ると、ここでしか手に入らないようなグッズがたくさん売られています。買わなくても見てるだけでも楽しいです。
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神岡の町

せっかくの機会なので、神岡の町の紹介もしてみましょう。カミオカラボから歩いて行ける距離に神岡城があります。ここは資料館になっていて、付随の2施設とともに200円の共通入館圏で見学することができます。神岡の歴史や鉱山のことなどがわかります。
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神岡城は街を見下ろす高台にあるのですが、下って橋を渡ると神岡の町の中に入ります。
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この橋は車が通ると体で感じるほど揺れるので、結構怖かったりします。

神岡の町中は、もう何と言っていいのか、そのまんま昭和の雰囲気で、レトロな日本を味わうことができます。
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例えばメインの通りを歩いてすぐのところに、昔ながらの玩具屋さんがあります。駄菓子がたくさん置いてあって、ここにくると大人買いしてしまいます。今回もこんなに買っていいのかと思ってやっと380円でした。昼間には地元の子供達もよくお菓子を買いに来るようです。

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私はメイン通りから一本入ったところにある食堂の「もりのや」が好きで、この日もいつもよく食べるカレーライスを頼みました。飛騨牛のスジ肉がトロトロで、何とこれで普通もりです。以前大盛りを頼んで、多すぎてギブアップしたことがあります。
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息子は牛丼を食べていました。この牛丼、カレーよりも結構高めで、値段の割に量もそこまで多くないので、食べ盛りには不満じゃないかと心配していたのですが、今までに食べたことがないくらい美味しい牛丼だったとのこと。このお店は飛騨牛を使っていて、多分この牛丼も飛騨牛かと思います。なので牛丼もそれだけ美味しかったのかもしれません。今度行った時に私も食べてみようと思います。ちなみにこの日は2階が宴会で、ほぼ貸切状態のところに無理を言って作ってもらったのでシンプルなメニューを頼んだのですが、他にも神岡名物のとんちゃん定食とか、てんこ盛りの唐揚げ定食とか、リーズナブルに食べることができます。隣のテーブルに座った外国人のカップルが全く日本語が話せなくて、通訳してたのですが、女性の方は唐揚げ定食を頼んでほしいというので聞いてみたら、混んでいるのでちょっと時間がかかるけど大丈夫のこと。店員さんが「最近はこんな小さなところなのに外国人も多くて、対応が大変」と言っていました。せっかくなので「なんで神岡に来たの?」と聞いてみたら、富山から上高地に行く予定で、その途中に神岡に寄ったとのことでした。観光地としては高山とかもあるのですが、富山から来て上高地に向かうとすると、神岡が分岐点になって、41号線を下っていく高山方面と、安房峠から松本に抜ける上高地方面に分かれます。

メインの通りをずっと奥まで行き、階段を上っていくと大津神社にたどり着きます。
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毎年4月には「飛騨神岡祭」があり、夜にメインの通りを大津神社を目指して練り歩いていきます。まるで絵本の1ページを切り取ってきたかのように幻想的です。
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下の写真は、まだ子供が小さかった頃に、神岡祭で出会った天狗様に正面から対峙しているところです。高下駄を履いて鼻の高い天狗様の姿にちょっとビビっていて、勇気を出して話しかけにいってました。
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あと、「ガッタンゴー」と言って、旧神岡鉱山鉄道のレールの上を自転車で走るアトラクションがあります。写真はかなり昔に撮ったもので、当時はまだ1コースしかなかったのですが、いまでは「町中コース」と「渓谷コース」の二つがあるようです。

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今回は私にとって身近な神岡の町の紹介でしたが、ここからさらに車で30分くらい41号線を南下すると、映画「君の名は。」の舞台になった飛騨市古川町、さらに30分で観光名所の高山があります。高山は有名なので行ったことのある方も多いかと思いますが、今回紹介した小さな神岡の町もとても魅力的です。昭和のレトロな雰囲気と、宇宙研究の最先端が同時に味わえる貴重な場所なのかと思います。


まとめ

いつもの飛騨コスモス天文台の観望会から始まって、道の駅のカミオカラボ、神岡の町の様子と記事にしました。レトロな雰囲気が好きな方には、神岡町はたまらないと思います。夜の星を見ることも一緒に計画に入れると、かなり満足するコースとなるかと思います。ぜひ夏の旅行の候補としていかがでしょうか?


久しぶりのSWAgTi ネタです。

1年ほど前から試していた
SWAT+AZ-GTi = SWAgTi (gは発音せず、スワッティ)。


SWATの追尾精度とAZ-GTiの柔軟性を合わせて、単機能に近いSWATに自動導入やプレートソルブなどの現代的な便利な機能を追加して使うことができるようになります。かつ追尾精度はSWATそのままと、互いの弱点を補い、いいとこ取りの機能となります。


SWAgTiの弱点

SWAgTiで目指していたところは「気軽な撮影」です。元々SWAT自身は1自由度の追尾精度がものすごくいい赤道儀で、ガイドなしでもそこそこの焦点距離で星を点像にすることができます。以前の SWAT350のテストでは、370mmの焦点距離で3分露光の場合、ガイドなしで歩留まり率は100%だったので、実用的にも十分だと思います。ガイドなしで気軽なSWATの撮影に、AZ-GTiの2自由度の便利な機能を追加して、さらに気軽にしようというのがアイデアです。

これまでのテストの過程で出てきた唯一の欠点が、長時間撮影時にディザーができないことです。


ディザーができないと、長時間撮影のドリフトなどでホットピクセルやクールピクセルが縞ノイズを作ることがあります。


実際に、SWAgTiの長時間撮影ででてきた縞ノイズの例がここにあります。


上のページでも挑戦していますが、縞ノイズは画像処理で改善しようとしても、緩和することはあっても完全に消すことはかなり困難です。できることなら撮影時に縞ノイズが出ないようにしたほうがはるかに楽で、ディザーはその解決策としては最も有効な方法です。

ところが、SWAgTi動作時にはSWAT側で恒星を追尾して、AZ-GTi側の恒星追尾を切る必要があり、AZ-GTiの恒星追尾がオフになるとSharpCapで出すディザー信号がAZ-GTiのモーター側伝わらずに、ディザーができないという結果になってしまったのです。

もちろんSWAT単体ではディザーすることはできないので、SWAgTiがSWATに比べて不利になったということではありません。ドリフトは数時間以上の長時間撮影で問題になってくるので、短時間撮影だと縞ノイズはそこまで目立ちません。SWAT単体で長時間撮影する際にどうするかですが、SWAT開発者が去年の胎内の星まつりで示してくれたように「撮影中に何度かわざと三脚をずらしてドリフトする方向を変える」とか、今年の福島の星まつりで見せてもらった10時間以上かけて撮影したというオリオン大星雲では「日を変えて何度も撮影することでドリフトの方向を一定にしない」などの対策をしているようです。ある意味余計な機材を使わないシンプルな解決策で、開発者の方が「そんな複雑なことはしてないですよ」とおっしゃられていたことが印象的でした。

なので、少し手間をかければ縞ノイズを避ける方法はあるということですが、私的にはやっぱりなんとかしたいので、再度ディザーに挑戦です。


ソフト的に何か間に割り込ませるか?

では具体的にどうするかですが、最初はSharpCapとAZ-GTiの間に何かソフト的に挟んで、命令を無理やり出せるようにしようと考えていました。Uedaさんがトラバースの赤道儀化でSynScan Appとトラバースの間に赤道儀のふりをするような別ソフトを間に入れて上手くいっているので、同じような手法が使えないかと思いました。幸いなことにソースコードを公開してくださっていて、C#で書かれているようです。初めての言語だったのですが、コードは規模的にも大きくなく、自分でビルドまでできて、とてもいい勉強になりました。SWAgTi用にどうハックすればいいのか、ある程度の目安が立ってきたので、とりあえず取り組んでみようと思っていた矢先でした。


SharpCapが変わった?

まずは状況の確認で、以前のSWAgTiの設定を再現します。再現といっても、プログラミングのための準備なので昼間の明るいうちでの確認になります。SWATとAZ-GTiを組み合わせて、SynScan ProからAZ-GTiに接続し、SharpCapからSynScan Proを操作できるように接続します。

ところがです、いつぞやのSharpCapのプレートソルブ関連の大幅アップデートらへんのことだと思うのですが、AZ-GTi側の恒星追尾をオフにしてもどうもディザー信号がきちんとモータまで届いているようなのです。

具体的にはSharpCapの右パネルの「望遠鏡制御」のところを見るのですが、AZ-GTiが恒星を追尾していると「方位」「高度」「赤経」が動き続けます。AZ-GTiが恒星を追尾を止めると「方位」「高度」は止まり、「赤経」のみ数値が動き続けるようになります。ここで SWATに恒星追尾を引き渡すと、ここまでのAZ-GTiの代わりにSWATが動き出し実際に星を追尾してくれるようになります。この状態でも、SharpCapの「望遠鏡制御」のところの矢印ボタンを押すと、信号はきちんとモーターまで行き、見ている方向を変えることができます。その際「方位」「高度」の数値もモーターへの信号に連動して動きます。ここまでは以前にも試した結果と同じでした。

ここでSharpCap上でライブスタックを立ち上げてディーザーをオンにします。以前はディザーをしようとしても実際にはモーターまで信号がいかなくて、画面は全く揺らされないことは確認していました。でも今回「望遠鏡制御」の数値を見ている限り、ディーザーのたびに「方位」「高度」の数値が動いているのです。以前この数値が動いていた記憶は全くない(動いていれば必ず気づいていたはず)ので、勘違いでなければ何か状況がわかっているはずです。少なくとも、現段階でこれらの動いている数値を信じるならば、ディザーはきちんと作動していることになります。


夜のテストは全くうまくいかず

昼間に試しただけでは、PC上に出てくる数値は動いていても実際の撮影画面が動くかどうかは見ていないので、まだ本当にディザーが動いているかどうかの確証は持てませんでした。なので夜になって実際に試してみました。ところがディザーを試す以前に、かなりひどい状況にぶち当たってしまいました。

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具体的には、一眼レフカメラ(EOS 6D)をSharpCapに繋ぎ、AZ-GTiで操作しました。CMOSカメラでなくてもSharpCapに繋ぎさえすれば、一眼レフカメラで極軸調整もプレートソルブも、全然問題なくできます。


今回も極軸調整をFS-60CBと6Dの画面で直接やり、初期アラインメントも6Dでプレートソルブを使うことで簡単に済ますことができました。
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その後、ターゲット天体を導入し、SharpCap右パネルの「望遠鏡制御」の矢印ボタンを使って位置決めをします。ここら辺までは問題ないです。

次に追尾をSynScan ProからSWATに渡して撮影に入る準備をします。ところが長時間露光を開始すると程なくしてSynScanとの接続がダメになります。ディザーをするためにはライブスタックモードにしなくてはいけません。 この接続トラブルはライブスタックに関係なく、ライブスタックをする以前に露光時間を分のオーダーとかに長くした時に発生するようです。SharpCapの「望遠鏡制御」のところでAZ-GTiからの位置情報が数値で見えるのですが、SWATで追尾しているので「赤経」の数値だけが増えていきます。最初はスムーズに数値が変わるが見えるのですが、徐々に数値が飛び飛びになり、最後は止まってしまって、それ以降は接続は切れているような状態になります。処理に時間がかかっているような印象で、何度やっても同じ状況になります。最初はCPUの負荷か何かと思って、SynScanの再起動、SharpCapの再起動、最後はPCまで再起動でもダメでした。

実はSharpCapとSynScan Proとの接続不安定な時は、SynScan Proを管理者権限で立ち上げると安定になるという情報があります。知り合いが試してみて、管理者権限での起動がものすごく効いて、実際にかなり安定になったという例を聞いています。ですが、今回の場合は管理者権限も効果がなく、状況は変わりませんでした。

次に一眼レフカメラが原因かと思って、ASI294MC Proに変えたり、さらにはPCが何か原因の可能性があるとも思い、別PCを持ってきて試しましたが、いずれの場合も最初はプレートソルブまで含めて順調なのに、長時間露光(180秒)の撮影の途中でSynScanとの接続がダメになり、その後はPCを再起動するまでは何をやってもダメです。ダメというのは、SharpCapからSynScan Proになんらかの信号を送った時に接続エラーが表示されるということです。PC再起動後はまたプレートソルブもできるようになりますが、長時間撮影開始でダメになると言うのを何度か繰り返しました。というわけでこの晩はここで諦めましたが、これまで電視観望で同じような状況にはしていたので、もしかしたら長時間露光がダメったのかもしれません。電視観望ではせいぜい10秒露光が最長ですが、今回は撮影ということで3分露光にまで伸ばしています。長時間露光が何か負担になっているのかもしれません。

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長時間露光を開始すると毎回こんなエラーが出てしまします。 


昼間に原因究明

次の日、昼間に今一度、全く同じ設定で試しましたが、なぜか今度は何をやっても安定します。カメラを変えようが、PCを変えようが、昨晩のトラブルは何だったんだというくらい、どうやっても不安定な状況を再現できません。3分の長時間露光でも全く問題がないです。一体何が問題なのでしょうか?

違うことといえば、昼間で実際に星が見えないので、プレートソルブはしていませんし、ライブスタックも星の位置合わせをせずに単に重ねていっているだけす。


再び夜に試して光明が!

その晩、昼間の状態を再現すべく、試しにプレートソルブなしでマニュアルアラインメントしてから長時間撮影してみたら、何と完全安定です。その後すぐに曇ってしまったので、プレートソルブありで不安定になるかどうかのテストができませんでしたが、長時間露光そのものは大丈夫ということはわかりました。ディザーも実際一回動かすことができて「望遠鏡制御」のところの「方位」も「高度」も数値が変わったのですが、肝心のディザー前後の撮影画像比較での動きがあったのかなかったのか、あったとしても移動量の設定値が小さ過ぎたようで、確証が得られるほどの揺れは確認できませんでした。

雲でこれ以上試せないので、この日はこれで撤収ました。今の段階でディザーが出来ているかどうかの判断はできていません。でも見込みはありそうです。今後もテストを続けたいと思います。

(2024/8/17追記: ディザー撮影成功しました!)



日記

あまりブログ記事にならない細かいネタも多いので、久しぶりに日記としてまとめて書いておきます。

お盆の季節になりました。8月7日の富山環水公園の観望会に引き続き、8月10日も高岡市のおとぎの森で観望会がありました。2週連続になります。初参加の観望会で、これまでは他の予定と重なることも多く参加できてませんでしたが、今年はお盆の休暇の初日で少し余裕もあるので参加することに決めました。機材は先週とと同じく電視観望で、20時20分頃に月によるスピカ食があるとのことで、外部モニターも用意して大勢で見ることができればと思っていました。夕方のまだ明るい頃は月もが見えていたのですが、暗くなり始めて機材も準備もできたころには空一面が曇ってしまい、それ以降は星も明るい月さえも、カメラを通した電視観望でも全く見えないくらいの雲になってしまいました。お客さんは100人以上と、かなりたくさん来てくれていたので、とても残念でした。もうこうなるとどうしようもないので、天文の話やクイズをずっとしていました。一番受けたのはASI294MCで暗闇が見えるかどうかで、カメラの周りには子供達が群がっていて画面に映る自分の姿を見て大騒ぎでした。

次の日の8月11日は自分の出身高校の天文部の合宿に参加させてもらいました。場所は奥飛騨で、富山からだとそう遠くない距離なので気軽に参加できました。昨年の12月にも豊田市元気村の合宿にも参加させてもらったのですが、それに引き続きとなります。年末の合宿もそうでしたが、残念ながら今回も天気には全く恵まれず、星一つ見ることもできませんでした。なんでもコロナ後にやっと復活した1年前の同じ場所での合宿の時は台風で、ここ最近の合宿は天文部としては非常に厳しいとのことでした。私は日を跨ぐ前くらいに帰路につきましたが、次の日は神岡の道の駅にある「カミオカラボ」まで行くそうです。でも夜の天気予報はあまり良くありません。ペルセウス座流星群なので、少しでも見えることができればいいのですが。

実は私も奥飛騨まで行く途中にカミオカラボに寄っていきました。
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こんな面白い写真が撮れます。


とにかく最近は天気が全然ダメです。昼間はまだ比較的晴れているのですが、夜になるとドン曇りというパターンです。ペルセウス座流星群も自宅から雲の薄いところで1個だけ見ましたが、とても撮影とかするレベルの天気ではないです。せっかくの休暇でまだ月が昇っている時間もかぎられているので、なんとかお盆中に長時間撮影をしたいのですが、天気予報を見る限りまだしばらくは難しそうでうす。


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