私の天文活動の公開先は、基本的にはこの「ほしぞloveログ」がメインで、ブログ更新時の宣伝とその日にやっていることをたまにリアルタイムで「X」に投稿するくらいです。
いくつか他のサービスでアカウントは作っていますが、Facebookは今はほぼ触っていないですし、Instagramも全く更新が止まっています。動画は見ることさえもあまり好きでないので、YouTubeはブログからリンクを貼るだけの撮影記録の保管先に成り下がっていて、全く活用できていません。
太陽をやってきたこの1年でよく見るサイトの一つに「SolarChat」というのがあります。ここは太陽専門のサイトで、分光専門のフォーラムがあるのでよく見ています。半年くらい前、分光の成果が出てきた頃に、思い切って投稿してみようと思いアカウントを作ったのですが、結局何も投稿せずにほったらかしになっていました。
CP+で発表した太陽黒点の3分周期振動はかなりインパクトがあったのですが、あくまで日本の中での話です。何人かの方にもっとアピールしたらいいとアドバイスを受けたのですが、せっかくなので海外にも宣伝した方がいいのではと思うようになり、重い腰上げてやっとSolarChatに投稿してみました。
ターゲットはSolarChatの中の「This is SolarChat !!」というフォーラムにしました。ここはトピック数もポスト数も他と比べて一桁多い、メインのフォーラムになります。その中に「Clear propagation of 3-minute oscillations in a sunspot (H-alpha animation)」というタイトルをつけて投稿してみました。反応は「REPLIES」と「VIEWS」の数である程度わかり、他と比べてもそこそこ反応はあり、4月に入ってからの150くらいのトピックの中で上位5番目くらいの反応数になります。
コメントでも「すごい」というような意見を多く頂いたのですが、その中で注目すべきが「同様の振動を2016年にLUNTの50mmで見た」というコメントがあったことです。Astrobinへのリンクが張ってあるので、興味がある方は見てください。今回私が撮ったのほどクリアではないですが、それでもはっきりと振動が見えます。実は、黒点振動に関しては今の所発見できた動画はいまだにこれだけです。研究レベルでは普通に取られているらしいですが、基本的に出回っていないのでいまだに見つけられていません。なので、アマチュアでこの振動が見えるのはやはりすごいという認識は、今でも正しいようです。
SolarChatにはもう一つ、ヘリオスター100Hαのエタロンの透過特性測定の結果を投稿してみました。こちらもまだテスト投稿に近いです。フォーラムとしては、SolarChatを見るきっかけにもなった分光関連の「Spectroheliographs, Spectroscopy and Magnetometry」です。そこに「Transmission Profile Measurement of the Heliostar 100Ha Etalon using SHG700」というタイトルで投稿しました。分光関連の投稿数は、先のThis is SolarChat !!に比べたら全然少ないですが、それでもSolarChatの中では比較的活発なフォーラムです。といっても、平均だと分光フォーラム全体で全トピックに対する返信が1日1通以下なので、大した数ではないです。
この投稿したトピックの中で、astrosurfで記事を書いているchristian viladrich氏がいくつかコメントしてくれました。彼もエタロンの透過特性を測定しているのですが、手法としてはシングルピークをたくさん作ってフィッティングするのが好きなようです。でも、Fabry-Perotエタロンは原理的に櫛形の周期関数なので、私はきちんと周期関数でフィットする方が正しいと思っています。シングルピークだとFSRがフィッティングで求まらないこと、共振付近のフィットだけでなく、非共振部分でのフィットも意味があることなどが理由です。私も、最初は一般のフィッティングアプリを使いビルトインの関数でシングルピークをフィットしたりも試しましたが、やはりピークを持つ関数とオフセットとの和で表すことになり、FPのいくつかの重要なパラメーターを使わずにおいてしまうのでもったいないと思ってしまいます。
まあ、考え方の違いなのでそれはいいのですが、議論の途中で一ついいことがありました。測定とフィッティングが、共振の裾のところで多少ずれていたのですが、それは以前書いたように長時間測定しているからだと考えていました。でも、共振以外のところのオフセットが光起因なのか、ノイズ起因なのか考えてはいなくて、これがノイズ起因だとしたら、フィティングが合わない理由にもなり得るのではと、思いつきました。こうやって考え直すきっかけになるのは非常にありがたいです。
同じ時期に、Astorbinにも黒点振動動画をアップロードしてみました。
こちらはアカウントを持っていなかったので、新規に作りました。太陽と言ってもあまり一般には見ることがない黒点振動なので、もしかしたら多少評価してもらえるかもしれないと思い、IOTD/TPの候補として画像を提出しようとしたのですが、最初うまくいきませんでした。
まず、無料版のアカウントでは提出できないとのことで、有料アカウントにすることにしました。3つプランがあって、一番安いプランだと制限も多いこと、真ん中のプランを月額で払うのと、フルプランを年間で払うのは金額的に違いがあまりなかったので、年間のフルプランにしてしまいました。フルプランだと処理途中の画像もアーカイブ的に保存できるみたいなので、うまく使うとバックアップの冗長性が増すのかと思います。
ただ、有料プランにしただけだとまだ提出できず、デフォルトではIOTD/TPノミネーションを受け付ける設定がOFFになってしまっていて、各画像の編集画面の「設定」から、画像のプライバシー設定を一部変更する必要がありました。その上で、自らノミネートを申請することができるようになるようです。しかもアップロードしてから2日以内に提出する必要があるなど、他にも細かいルールがあるみたいです。アップロードした画像を全て自動でノミネートする設定もありますが、今後まだどのように使っていくかわからないので、とりあえず今はオフのままにしてあります。
さて、この申請どうなることか。CP+でもSolarChatでもそこそこ反応がありましたが、AstroBinでどう評価されるのか、はたまた全く相手にされないのか。ちょっと様子見です。
ついでにその黒点振動の動画の中で一番シーイングが良かった時の静止画もアップロードしてみました。こちらはIOTD/TPの候補には提出していません。
さらに、週末にフェニックスで撮影した画像もアップロードしてみました。モノクロ画像に加えて、リビジョンとして反転画像、カラー画像、カラー反転画像もアップロードしてます。このリビジョン機能は、画像処理などが改善して新しいバージョンとしてみてもらうこともできるし、今回のようにリビジョン的に派生画像的に扱うこともできるみたいなので、結構使い勝手はいいです。これらの画像はテストアップロードのような位置付けですが、過去画像もアップロードすべきか、新規のものだけにするとか、まだ自分の中でも方針はあまり決まっていません。
一応このブログにもフェニックスで太陽画像をアップロードしておきます。よく考えたらCP+以降は的間記事ばかり書いていて、久しぶりの撮影になります。
というより、実はヘリオスター100Hαロスになってしまっていて、全く撮影する気がおきなかったというのが正直なところです。それくらいインパクトがある鏡筒でした。
そうは言っても、手元のフェニックスも全景なら十分な画像が撮影できるので、また気軽な太陽の記録として、ちょくちょく撮影は続けていこうと思っています。こちらも、モノクロ、反転、カラー、カラー反転と載せておきます。
今回の太陽画像ですが、特に反転画像に何か周期的な大きめの斑点のような模様が出てしまっています。最初何か画像処理時に発生したフェイクかと思ったのですが、スタック前の動画の時からそれらしい模様があります。午後の撮影なので、もしかしたらシーイングが悪かったせいかもしれませんが、どうも他の方の画像を見ても同じような模様が出ている画像が結構あります。
なので、どうやらこれはフェイクなどではない模様で、しかもCaKと同時に撮影した画像だと、CaK画像の特徴的な斑点模様に一致しているように見えます。これまで白いモヤモヤ以外はこんなふうに一致するのは気づいたことがなかったので、もしかしたらまだ面白い物理が背景にあるのかもしれません。
海外に少し手を伸ばしましたが、今後どうなるのでしょうか?
AstroBinの課金は年間で1万円ちょっととそこそこの額になるので、ある程度は使い倒そうと思っています。特に高画質の画像を保存できるのが魅力です。静止画は多少のサイズでも大丈夫かと思うけれど、動画はどこまで高画質で保存できるかちょっと興味があります。ただ、みなさんレベルが高いので、いいものだけをアップするのか、本当に何でもアップして使うのか、まだちょっと迷っています。
SolarChatは投稿が続くのかはまだちょっとわかりません。ブログと二重で書くことになりそうですし、元来相手を考えながら返事を書いたりするのが苦手なので、長い議論となるとめんどうでそのうち嫌になってしまうかもしれません。面白い結果が出た時に、たまに投稿するくらいのペースになるかと思います。
いくつか他のサービスでアカウントは作っていますが、Facebookは今はほぼ触っていないですし、Instagramも全く更新が止まっています。動画は見ることさえもあまり好きでないので、YouTubeはブログからリンクを貼るだけの撮影記録の保管先に成り下がっていて、全く活用できていません。
SolarChatへの投稿
太陽をやってきたこの1年でよく見るサイトの一つに「SolarChat」というのがあります。ここは太陽専門のサイトで、分光専門のフォーラムがあるのでよく見ています。半年くらい前、分光の成果が出てきた頃に、思い切って投稿してみようと思いアカウントを作ったのですが、結局何も投稿せずにほったらかしになっていました。
CP+で発表した太陽黒点の3分周期振動はかなりインパクトがあったのですが、あくまで日本の中での話です。何人かの方にもっとアピールしたらいいとアドバイスを受けたのですが、せっかくなので海外にも宣伝した方がいいのではと思うようになり、重い腰上げてやっとSolarChatに投稿してみました。
ターゲットはSolarChatの中の「This is SolarChat !!」というフォーラムにしました。ここはトピック数もポスト数も他と比べて一桁多い、メインのフォーラムになります。その中に「Clear propagation of 3-minute oscillations in a sunspot (H-alpha animation)」というタイトルをつけて投稿してみました。反応は「REPLIES」と「VIEWS」の数である程度わかり、他と比べてもそこそこ反応はあり、4月に入ってからの150くらいのトピックの中で上位5番目くらいの反応数になります。
コメントでも「すごい」というような意見を多く頂いたのですが、その中で注目すべきが「同様の振動を2016年にLUNTの50mmで見た」というコメントがあったことです。Astrobinへのリンクが張ってあるので、興味がある方は見てください。今回私が撮ったのほどクリアではないですが、それでもはっきりと振動が見えます。実は、黒点振動に関しては今の所発見できた動画はいまだにこれだけです。研究レベルでは普通に取られているらしいですが、基本的に出回っていないのでいまだに見つけられていません。なので、アマチュアでこの振動が見えるのはやはりすごいという認識は、今でも正しいようです。
SolarChatにもう一つ
SolarChatにはもう一つ、ヘリオスター100Hαのエタロンの透過特性測定の結果を投稿してみました。こちらもまだテスト投稿に近いです。フォーラムとしては、SolarChatを見るきっかけにもなった分光関連の「Spectroheliographs, Spectroscopy and Magnetometry」です。そこに「Transmission Profile Measurement of the Heliostar 100Ha Etalon using SHG700」というタイトルで投稿しました。分光関連の投稿数は、先のThis is SolarChat !!に比べたら全然少ないですが、それでもSolarChatの中では比較的活発なフォーラムです。といっても、平均だと分光フォーラム全体で全トピックに対する返信が1日1通以下なので、大した数ではないです。
この投稿したトピックの中で、astrosurfで記事を書いているchristian viladrich氏がいくつかコメントしてくれました。彼もエタロンの透過特性を測定しているのですが、手法としてはシングルピークをたくさん作ってフィッティングするのが好きなようです。でも、Fabry-Perotエタロンは原理的に櫛形の周期関数なので、私はきちんと周期関数でフィットする方が正しいと思っています。シングルピークだとFSRがフィッティングで求まらないこと、共振付近のフィットだけでなく、非共振部分でのフィットも意味があることなどが理由です。私も、最初は一般のフィッティングアプリを使いビルトインの関数でシングルピークをフィットしたりも試しましたが、やはりピークを持つ関数とオフセットとの和で表すことになり、FPのいくつかの重要なパラメーターを使わずにおいてしまうのでもったいないと思ってしまいます。
まあ、考え方の違いなのでそれはいいのですが、議論の途中で一ついいことがありました。測定とフィッティングが、共振の裾のところで多少ずれていたのですが、それは以前書いたように長時間測定しているからだと考えていました。でも、共振以外のところのオフセットが光起因なのか、ノイズ起因なのか考えてはいなくて、これがノイズ起因だとしたら、フィティングが合わない理由にもなり得るのではと、思いつきました。こうやって考え直すきっかけになるのは非常にありがたいです。
AstroBinへのアップロード
同じ時期に、Astorbinにも黒点振動動画をアップロードしてみました。
こちらはアカウントを持っていなかったので、新規に作りました。太陽と言ってもあまり一般には見ることがない黒点振動なので、もしかしたら多少評価してもらえるかもしれないと思い、IOTD/TPの候補として画像を提出しようとしたのですが、最初うまくいきませんでした。
まず、無料版のアカウントでは提出できないとのことで、有料アカウントにすることにしました。3つプランがあって、一番安いプランだと制限も多いこと、真ん中のプランを月額で払うのと、フルプランを年間で払うのは金額的に違いがあまりなかったので、年間のフルプランにしてしまいました。フルプランだと処理途中の画像もアーカイブ的に保存できるみたいなので、うまく使うとバックアップの冗長性が増すのかと思います。
ただ、有料プランにしただけだとまだ提出できず、デフォルトではIOTD/TPノミネーションを受け付ける設定がOFFになってしまっていて、各画像の編集画面の「設定」から、画像のプライバシー設定を一部変更する必要がありました。その上で、自らノミネートを申請することができるようになるようです。しかもアップロードしてから2日以内に提出する必要があるなど、他にも細かいルールがあるみたいです。アップロードした画像を全て自動でノミネートする設定もありますが、今後まだどのように使っていくかわからないので、とりあえず今はオフのままにしてあります。
さて、この申請どうなることか。CP+でもSolarChatでもそこそこ反応がありましたが、AstroBinでどう評価されるのか、はたまた全く相手にされないのか。ちょっと様子見です。
AstroBinの使い方
ついでにその黒点振動の動画の中で一番シーイングが良かった時の静止画もアップロードしてみました。こちらはIOTD/TPの候補には提出していません。
さらに、週末にフェニックスで撮影した画像もアップロードしてみました。モノクロ画像に加えて、リビジョンとして反転画像、カラー画像、カラー反転画像もアップロードしてます。このリビジョン機能は、画像処理などが改善して新しいバージョンとしてみてもらうこともできるし、今回のようにリビジョン的に派生画像的に扱うこともできるみたいなので、結構使い勝手はいいです。これらの画像はテストアップロードのような位置付けですが、過去画像もアップロードすべきか、新規のものだけにするとか、まだ自分の中でも方針はあまり決まっていません。
週末の太陽撮影
一応このブログにもフェニックスで太陽画像をアップロードしておきます。よく考えたらCP+以降は的間記事ばかり書いていて、久しぶりの撮影になります。
というより、実はヘリオスター100Hαロスになってしまっていて、全く撮影する気がおきなかったというのが正直なところです。それくらいインパクトがある鏡筒でした。
そうは言っても、手元のフェニックスも全景なら十分な画像が撮影できるので、また気軽な太陽の記録として、ちょくちょく撮影は続けていこうと思っています。こちらも、モノクロ、反転、カラー、カラー反転と載せておきます。
- 撮影日時: 2026年4月12日15時55分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: ACUTER OPTICS Phoenix (f400mm、F5)
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: Touptek G2M678M
- 撮影: SharpCap Gain 200(=6dB)、露光時間4ms、450/500 frames
- 画像処理: AutoStakkert!4、ImPPG、PixInsight SolarTools、Photoshop CC
今回の太陽画像ですが、特に反転画像に何か周期的な大きめの斑点のような模様が出てしまっています。最初何か画像処理時に発生したフェイクかと思ったのですが、スタック前の動画の時からそれらしい模様があります。午後の撮影なので、もしかしたらシーイングが悪かったせいかもしれませんが、どうも他の方の画像を見ても同じような模様が出ている画像が結構あります。
なので、どうやらこれはフェイクなどではない模様で、しかもCaKと同時に撮影した画像だと、CaK画像の特徴的な斑点模様に一致しているように見えます。これまで白いモヤモヤ以外はこんなふうに一致するのは気づいたことがなかったので、もしかしたらまだ面白い物理が背景にあるのかもしれません。
まとめ
海外に少し手を伸ばしましたが、今後どうなるのでしょうか?
AstroBinの課金は年間で1万円ちょっととそこそこの額になるので、ある程度は使い倒そうと思っています。特に高画質の画像を保存できるのが魅力です。静止画は多少のサイズでも大丈夫かと思うけれど、動画はどこまで高画質で保存できるかちょっと興味があります。ただ、みなさんレベルが高いので、いいものだけをアップするのか、本当に何でもアップして使うのか、まだちょっと迷っています。
SolarChatは投稿が続くのかはまだちょっとわかりません。ブログと二重で書くことになりそうですし、元来相手を考えながら返事を書いたりするのが苦手なので、長い議論となるとめんどうでそのうち嫌になってしまうかもしれません。面白い結果が出た時に、たまに投稿するくらいのペースになるかと思います。




