APT(Astro Photography Tool)を試してみました。動機はCMOSカメラで長時間撮影をすると縞ノイズが発生してしまうので、それを防ぐためにデザリングをしたかったからです。
まずAPTのインストールでカメラを認識するまでにものすごく戸惑いました。いくつかのページで説明はされているのですが、とにかくはまった点を書いておきます。
今回使うカメラはZWO社のASIシリーズです。まず、ZWOのサイト
https://astronomy-imaging-camera.com/software-drivers
に行ってカメラ自身のドライバーをダウンロードしてインストールします。Native Driversと書いてあるものがそうです。これまでほかのソフトなどですでにCMOSカメラを使ってきたならば、ドライバーは既にインストールされているのでここのところはスキップできます。
ここから少し意識しておかなければならないことは、すべてのCCDカメラやCMOSカメラはAPT上ではASCOMのカメラとして認識されます。このことを意識せずにSharpCapやFireCaptureの感覚でカメラのドライバーだけインストールしてもダメです。そのためASCOMのサイトに行ってASCOM Platformをダウンロードしてインストールします。新しいカメラを持っている場合、例えばASI294MCは最新の6.4ではうまく動きましたが、一つ前の6.3では認識できませんでした。
これだけでもダメで、さらに再び上記のZWOのダウンロードサイトに行って「ASCOM Drivers (optional)」の中の「ASI Cameras」をダウンロードしてインストールします。これがASIカメラとASCOMを実質的につなぐドライバーに相当します。
これで準備はできましたが、カメラがASCOMでうまく認識されるかどうかは、ASCOM Platformをインストールすると出てくる「ASCOM Diagnostics」を使うといいでしょう。ASCOM Diagnosticsを立ち上げてメニューの「Choose Device」を選び「Choose and Connect to CDevice」で出てきた画面で「Select Device Type」で「Camera」を選んですぐ横の「Choose」を選びます。出てきた「ASCOM Camera Chooser」で少し文句を言われていますがとりあえず無視をして、ちょっと押しにくいですがカメラ選択の下矢印を押して「ASI Camera(1)」を選択します。
次にすぐ横の「Properties」を押して、ZWOのロゴが入っている設定画面が出てくれば認識と接続はうまくいっています。出てこなければ何かがうまくいっていないということです。
さて、ようやくAPTの出番です。APTをサイトからダウンロード、インストールします。インストール完了後早速立ち上げますが、カメラの接続でまたもや困りました。右の上の「Camera」タブを押して、そこで出てくる「Connect」を最初はShift+Controlキーを押しながらクリックしますが、そこで「CCD:ASCOM Camera」を選んでOKを押すと、APTの反応がなくなってしまいます。しかもAPTのどこかをクリックすると落ちてしまいます。てっきりバグか何か足りないのかと、ここでものすごく悩みました。答えは、先ほどの「ASCOM Camera Chooser」がAPTの画面の下に隠れて出てきていて、これが設定されるのを待っているのです。これはさすがにわかりにくいです。
Alt+Tabキーなどで画面を切り替えて、先ほどと同じように「ASCOM Camera Chooser」で「ASI Camera(1)」を選択すればOKです。上記トラブルが絡み合い、実際ここまで来るのに数時間を要しました。
あとは普通に使うことができると思います。というか、雨でまだ実践では試せていないので今日はここまでで終わりです。
実は大昔にもAPTを使おうとして、同じところであきらめたことが2度ほどあります。今回やっと解決できました。知っていればどうってことないことなのですが、知らないと結構戸惑ってハマるとすごい時間を費やすことになります。
雨で何もできない時間があるのはこういったことが解決するのでいいですね。
まずAPTのインストールでカメラを認識するまでにものすごく戸惑いました。いくつかのページで説明はされているのですが、とにかくはまった点を書いておきます。
今回使うカメラはZWO社のASIシリーズです。まず、ZWOのサイト
https://astronomy-imaging-camera.com/software-drivers
に行ってカメラ自身のドライバーをダウンロードしてインストールします。Native Driversと書いてあるものがそうです。これまでほかのソフトなどですでにCMOSカメラを使ってきたならば、ドライバーは既にインストールされているのでここのところはスキップできます。
ここから少し意識しておかなければならないことは、すべてのCCDカメラやCMOSカメラはAPT上ではASCOMのカメラとして認識されます。このことを意識せずにSharpCapやFireCaptureの感覚でカメラのドライバーだけインストールしてもダメです。そのためASCOMのサイトに行ってASCOM Platformをダウンロードしてインストールします。新しいカメラを持っている場合、例えばASI294MCは最新の6.4ではうまく動きましたが、一つ前の6.3では認識できませんでした。
これだけでもダメで、さらに再び上記のZWOのダウンロードサイトに行って「ASCOM Drivers (optional)」の中の「ASI Cameras」をダウンロードしてインストールします。これがASIカメラとASCOMを実質的につなぐドライバーに相当します。
これで準備はできましたが、カメラがASCOMでうまく認識されるかどうかは、ASCOM Platformをインストールすると出てくる「ASCOM Diagnostics」を使うといいでしょう。ASCOM Diagnosticsを立ち上げてメニューの「Choose Device」を選び「Choose and Connect to CDevice」で出てきた画面で「Select Device Type」で「Camera」を選んですぐ横の「Choose」を選びます。出てきた「ASCOM Camera Chooser」で少し文句を言われていますがとりあえず無視をして、ちょっと押しにくいですがカメラ選択の下矢印を押して「ASI Camera(1)」を選択します。
次にすぐ横の「Properties」を押して、ZWOのロゴが入っている設定画面が出てくれば認識と接続はうまくいっています。出てこなければ何かがうまくいっていないということです。
さて、ようやくAPTの出番です。APTをサイトからダウンロード、インストールします。インストール完了後早速立ち上げますが、カメラの接続でまたもや困りました。右の上の「Camera」タブを押して、そこで出てくる「Connect」を最初はShift+Controlキーを押しながらクリックしますが、そこで「CCD:ASCOM Camera」を選んでOKを押すと、APTの反応がなくなってしまいます。しかもAPTのどこかをクリックすると落ちてしまいます。てっきりバグか何か足りないのかと、ここでものすごく悩みました。答えは、先ほどの「ASCOM Camera Chooser」がAPTの画面の下に隠れて出てきていて、これが設定されるのを待っているのです。これはさすがにわかりにくいです。
Alt+Tabキーなどで画面を切り替えて、先ほどと同じように「ASCOM Camera Chooser」で「ASI Camera(1)」を選択すればOKです。上記トラブルが絡み合い、実際ここまで来るのに数時間を要しました。
あとは普通に使うことができると思います。というか、雨でまだ実践では試せていないので今日はここまでで終わりです。
実は大昔にもAPTを使おうとして、同じところであきらめたことが2度ほどあります。今回やっと解決できました。知っていればどうってことないことなのですが、知らないと結構戸惑ってハマるとすごい時間を費やすことになります。
雨で何もできない時間があるのはこういったことが解決するのでいいですね。