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天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 大長谷

2017/11/10、週末の金曜日、朝から立山が綺麗に見えたので、この間うちで観望会をした時に来てくれたMさんSさん一家に「今日は天の川が綺麗に見えそうですよ!」と誘って、牛岳に行くことにしました。特に、Mさんのところは天の川を見たことがないというので、下弦の月が近く、夕方のに月が出ないので、時期的には少し遅いですが、天の川がまだ天頂近くで見えるはずです。しかも夜半から天気が悪くなるらしいので、時間との勝負です。

うちはNatsuとSukeの3人で、18時半頃には牛岳頂上に着いたのですが、外に出ると外科医の風とは比べ物にならないくらいものすごい風です。テーブルを出せばすぐに倒れるし、なんとカメラを入れてあるそこそこ重いケースが転がっていってしまいます。望遠鏡は諦め、カメラの三脚も倒れるので抑えながら何とか天の川を何枚か撮りました。風はすごいのですが、それでも天の川だけはそこそこ見ることができました。

その時の写真です。あまり濃い天の川ではなく、色を出そうとするとわざとらしくなってしまったので、今回はモノクロ風に処理してみました。

2_stitch_si_mono

撮影地: 富山市牛岳, 2017年11月10日19時00分
EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出20秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
2枚をICEでモザイク合成, Photoshop CCで画像処理


そうこうしているうちに、近くに住んでいるMさんが到着し、すぐにSさん一家も来ましたが、牛岳は初めてで少し道に迷ったそうです。途中の道が狭くてしかも風がものすごく強かったで道中怖かったそうです。こんな日に誘ってしまい申し訳無かったです。

残念なことにNatsuとSukeは熟睡。うちの子はしょうがないので放っておいて、Mさん一家、Sさん一家と私の総勢8人で店長から南側がよく見える展望台まで上りました。天の川はそこそこ見えました。それよりもあまりにすごい風で、少し見ただけでほどなくして退散。下に降りて少し星座を見ていましたが、風が全然止みそうにないのであきらめて20時頃には帰ることにしました。自宅に帰るとすでに空が曇っていたので、天の川が見えただけでもラッキーだったということでしょうか。



続く土曜日は、去年も行った大長谷での天文仲間Yさんの別荘での飲み会。午後3時頃近所のスーパーに集まって、買い出しをしてから移動しました。相変わらずすごい道で、林道のようなところを草をかき分けて進みます。夕方4時半頃に到着したでしょうか。

でもこの日はあいにくの雨で、今回は外ではなく中での鍋パーティーです。それでもなぜか木炭を部屋の中でたいて、岩塩プレートで焼肉をしたり、スルメイカの昆布締めがあるなど、ふんだんな食材でお腹いっぱいになりました。

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午後9時頃になって外に少しだけ星が出てるという声でみんな外に出ると、どんどん雲が晴れてほぼ一面綺麗な星空に変わりました。早速とみなさん機材を出すのですが、この空はほんの10分とかしか続かず、機材を出し終えた頃には曇ってきて、しかもすぐに雨も降り出し、あえなく退散です。そのうち晴れるだろうからと、そのまま22時前には眠ってしまい、午前2時頃に一度外に出たのですが、曇り空で結局朝まで寝てしまいました。朝、外で機材を片付けながらK会長と話していると、Yさんが昨日の残りの鍋にうどんを入れて持って来てくれました。寒い中の暖かいうどんはとても美味しかったです。

さらに同日、日曜の夜に続きます


 

我々の中では富山県天文学会のことを略して県天といいます。土日は県天の皆さんに誘われ、メンバーの一人が持っている大長谷(おおながたに)というところにある、山小屋のようなところで泊まりがけでの星見会でした。といっても天気がほとんどダメだったので、実際はほぼ完全に飲み会でした。

午後3時頃近くのスーパーにみんなで集まり、買い出しをして、そのまま直行です。集まったのは全部で9人。皆さん県天のベテランの方々で、それこそ子供の頃から天文少年だった方たちばかりです。着いた途端に準備もそこそこに飲み始めていました。メニューはたこ焼き、さがり(ホルモン焼きのこと)、新鮮なお刺身、メンバーの方が朝から山に入ってとってきたこけ(富山ではキノコのことをこう呼ぶらしいです。)の網焼き、焼きそば、こけの味噌汁と、かなり豪華です。

飲み会中の話は、意外に天体関連のことは少なく、2-3割でしょうか。みんなとりとめのないことをずっと話しています。それでも自ら撮ったオーロラや惑星、星雲の写真を見せ合ったり、望遠鏡やカメラなどの天体機器のことを話したり、美味しいご飯のせいもあり、とても楽しかったです。

夜10時頃でしょうか、一部空が晴れ始め、何人かの人がカメラで撮影を始めました。私も最初はFS-60Qを出して電視を始めたのですが、600mmではやはり視野が狭すぎるので、途中からASI224に16mmレンズをつけた単体での電視にしました。すばる、アンドロメダ星雲、ペルセウス座の二重星団など、高感度CCDカメラと安いレンズだけという簡単な機材でかなり綺麗に見えるので、皆さん驚かれていたようです。オリオン座が昇り始め、M42を見ようとしたところで再び少しづつ雲がかかり始め、それでも薄雲でなんとか星雲の形はあぶり出し、そのうち雲が厚くなってお開きになりました。NさんとSさんは最後まで付き合ってくれて、特にNさんは興味津々のような感じで見てくれました。PCの画面を見ながら、「昔は写真でこれくらい撮るくらいが精一杯だった。すごい時代になったなあ。」と、しみじみと言われていたことがとても印象的でした。私は本当に最近のことしか知らないので、幸せな時代に始めることができたのだなあと、改めて実感しました。

次の日は朝7時前に目が覚めて、簡単な朝ご飯を頂き、少し後片付けをして解散となりました。帰りがけにその場で掘った里芋を小屋のオーナーのYさんから頂きました。どうもありがとうございました。

このような会は県天で年2回ほどあるとのことです。今回はとても楽しい時間を過ごすことができました。この星見会を計画、準備してくれた皆さん、山小屋のオーナーのYさん、本当に有難うございました。また誘ってもらえると嬉しいです。


今週末は星三昧でした。といっても、天気はお世辞にもいいとは言えなかったです。

金曜日はオリオン座流星群で、牛岳に富山県天文学会のメンバーで集まる予定でした。それに備えて、下の子のSCOPETECHの鏡筒にドリルで穴を開け、タップでネジを切り、余っていたファインダーを取り付けました。これでRevolution Imagerに挑戦してもらおうと思っていました。

ところが天気予報の午後ずっと晴れに対して、実際は午後はずっと曇りで、夕方前に集まりの中止の連絡が来ました。それでも夕方にうろこ雲が残る様子でしたが、青空も少し見えたので、急いで夕食をとり夕方6時過ぎに家族4人で牛岳へ一応向かいました。妻はそのまま途中の温泉へ直行。月が夜10時前に出てくるので、午後10時に温泉に迎えに行く約束で、我々は牛岳に。到着しても空は一面の雲で、一つか二つ、かろうじてうっすらと星が見え隠れする程度でした。

どうしようもないのでしばらく寝ていたのですが、何人かの方が来たので、高感度COMSカメラのASI224MCで雲の中の星を見ることにしました。目で見てもほとんど何も見えないところに星が写っているので、驚かれたようです。途中少しだけ晴れるときもあって、みんなで展望台に登ったり、夏の大三角や、双眼鏡ですばるを見たり、流星はほとんど見られませんでしたが、それなりに楽しい時間でした。雲があっても意外に双眼鏡はよく見えます。実感としてはASI224MCにCSマウントカメラを付けた時と同じくらいでしょうか。

入れ替わり立ち代わりで、多分7-8人くらいの方が来ていたのですが、今回来ていた方たちは、ペルセウス流星群のときに牛岳に来た方が多かったです。3歳の小さな男の子がとても可愛くて、娘が色々相手をしていました。途中コーヒーをご馳走になりました。寒い中あったかいコーヒーはとても美味しかったです。どうもありがとうございました。

肝心のオリオン座流星群はというと、雲でほぼ全滅です。娘は流れ星を一つだけ見たそうです。私はPCの画面上で一つだけ見ました。

今回も下の子は到着後すぐに寝袋を地面に敷き、わずか10分くらいで寝息を立てていました。どうどうと真ん中で寝ているので、車が来るたびにつぶされないかが一番の心配事でした。

9時半頃にいつもの天文学会の人たちが何人か来ましたが、私は温泉に妻を迎えに行かなければならないので、片付けを始めて、間もなく下山しました。でもまたこのメンバーとは次の日に会うことになっているんですけどね。実は次の日、牛岳に来ていたメンバーに聞いたら、我々が帰ってから10分くらいしたらかなり晴れたらしいです。確かに自宅に着いた時は結構星が出ていました。でもこの日は明日に備えて寝ることにしました。



 

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