FS-60CBで色々試してきましたが、だいたい落ち着いたので、またエクステンダーをつけて焦点距離600mmのFS-60Qに戻しました。火曜日に引き続き、水曜日も晴れていたので、2夜連続の撮影になります。ターゲットはクラゲ星雲です。
久しぶりのFS-60Qなので、画面が相当暗く感じました。当然ISOも3200と高くしていますが、それでも5分という露光時間をもう少し延ばしてもよかったかもしれません。そのせいでしょうか、仕上がりに透明感がないというか、ちょっとのっぺりしてしまっています。ヒストグラムのピーク位置が4から5分の1くらいだったので、おそらく階調不足だったのかと思います。
画像処理もいつもの通り、PixInsightでSaturationまでやって、その後はPhotoshopです。出来上がった画像です。
(2021年1月13日追記: 新たに画像処理しなおしました。QBPを手に入れて初期の頃の上の画像と、いろいろクセなど分かった上での画像処理を施した下の結果を比較すると、随分変わっていることがわかります。。細部が出ているのはもちろん、恒星の色の再現がかなりマシになりました。恒星の肥大も防げています。Hαも赤一辺倒から、青成分、緑成分も入り階調豊かになっています。その一方、QBPの欠点でオレンジの恒星はやはり出にくく、また背景のノイズは露光時間不足からやはりまだ消し切れていません。)
次はFS-60Qの状態でAZ-GTiに戻り、赤道儀モードで2軸ガイドのリベンジです。成功率80%以上を目指したいです。
機材セットアップ
- 鏡筒: タカハシ FS-60Q (口径60mm, 焦点距離600mm)
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- センサー: Canon EOS 6D(HKIR改造)、ISO3200、露光時間5分x28枚、計2時間20分
- ガイド: ASI178MC + 50mm Cマウントレンズ、PHD2 + BackyardEOSでガイド+ディザー撮影
- フィルターサイトロン Quad BP フィルター(クアッド バンドパス フィルター、 以下QBP)
- 撮影場所: 富山県富山市下大久保
- 日時: 2019年2月6日、20時50分から
- 月齢: 1.6
撮影と画像処理
久しぶりのFS-60Qなので、画面が相当暗く感じました。当然ISOも3200と高くしていますが、それでも5分という露光時間をもう少し延ばしてもよかったかもしれません。そのせいでしょうか、仕上がりに透明感がないというか、ちょっとのっぺりしてしまっています。ヒストグラムのピーク位置が4から5分の1くらいだったので、おそらく階調不足だったのかと思います。
画像処理もいつもの通り、PixInsightでSaturationまでやって、その後はPhotoshopです。出来上がった画像です。
(2021年1月13日追記: 新たに画像処理しなおしました。QBPを手に入れて初期の頃の上の画像と、いろいろクセなど分かった上での画像処理を施した下の結果を比較すると、随分変わっていることがわかります。。細部が出ているのはもちろん、恒星の色の再現がかなりマシになりました。恒星の肥大も防げています。Hαも赤一辺倒から、青成分、緑成分も入り階調豊かになっています。その一方、QBPの欠点でオレンジの恒星はやはり出にくく、また背景のノイズは露光時間不足からやはりまだ消し切れていません。)
次はFS-60Qの状態でAZ-GTiに戻り、赤道儀モードで2軸ガイドのリベンジです。成功率80%以上を目指したいです。