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天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 柳田

今年のお盆は、毎年恒例となりつつある能登半島でのキャンプです。能登半島のキャンプは星を始める前から来ていて、今回でもう5回目くらいになります。最初のうちはキャンプ地は能登島の東端のにある松島キャンプ場でしたが、去年から見附島シーサイドキャンプ場というところに移っています。理由はいくつかあるのですが、見附島が綺麗なのがまず一番で、予約の必要ないところ、次の日泊まる満天星に近いなどがあります。

 
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今回の旅行の一番の問題は天気でした。全国的にはひどかったようですが、能登半島はそれでもまだましだったのかもしれません。見附島では雲も多かったですが、雲の隙間は結構あって、天頂付近の夏の大三角はちょくちょく見えていました。

テントサイトから見附島をとった写真です。この頃はまだ星が見えていて、水瓶座やペガススの前足くらいが見えています。

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撮影地: 石川県能都町見附島, 2017年8月15日20時19分
EOS 60D(新改造, ISO1600, RAW), 露出20秒、固定撮影
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用
Photoshop CC + Nik collectionで画像処理

この写真は夕方だんだん暗くなっていく見附島を連続で撮ったものの一枚です。約3時間分をタイムラプス映像にしてみました。時折晴れ間が見えますが、雲が多いのがわかると思います。


この写真を撮っている最中の18時半頃に、地元の人がテントサイトに回って来て、歩いて10分くらいのところで今晩20時から花火大会会があると教えてくれました。カメラはそのまま回しておいて、開始15分くらい前に花火会場を見に歩き出しました。歩く道はかなり暗いところもあって、キャンプ地では見ることのできなかった天頂付近の天の川が綺麗に見えていました。残念ながら南側の見附島方向は雲に隠れてしまっていたので、写真は諦めました。

花火大会は最初いたって普通だったのですが、驚いたのは突然花火が水平に打ち出され始めたことです。最初トラブルかと思ったのですが、パンフレットを見ると「水中花火」とか書いてあるので、多分この水平撃ちがそれなのでしょう。もちろん海に向かって打っているのでしょうが、まるで花火で攻撃しているみたいでちょっと怖かったです。

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花火が終わってから、遠くの方で聞こえる「わっしょい、わっしょい」とかいう掛け声が気になって、さらに先のお祭り会場まで行きました。来ている人は地元の人ばかりみたいで、さすが海辺だけあって船の形をした山車がすごく綺麗でした。

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キャンプ地では隣接するホテルのお風呂が使えるのですが、残念ながら昼12時から15時までと時間の制限があります。その代わりにホテルで教えてくれた、宝湯という温泉が夜22時までやっているとのことです。花火と同じ方向なので、お祭りの後にそのまま歩いて温泉までいって、一風呂浴びて来ました。音声ということなのですが、昔ながらの銭湯のようで、すごく味があります。ただしスーパー銭湯などと違い、石鹸、シャンプーリンスなどが置いていないので注意です。番台で買うことはできます。

キャンプ地に戻ると、かなり曇ってきてしまってい、早めに寝ることにしました。夜も何度か起きてたのですが、ずっと曇り空で星は全く見えることがなかったです。

次の日、朝10時頃にはキャンプ場を出て、次は子供の一番の楽しみの釣りです。能登町の市役所の前の漁港に車を止めて2時間ほど楽しみました。釣果は下のSukeが大きなキス1匹を含むベラ三匹と合わせて計4匹、上のNatsuがベラ1匹です。コテージでの晩のおかずになりました。

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今日の宿泊は、今回のメインの能都町柳田の満天星の「アストロコテージ」。

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ここで泊まるのは2年ぶりです。ここの特徴は、上から見ると星型になっている大型コテージに、なんと各コテージに望遠鏡が設置されています。しかも6棟あるコテージの3棟には、星の真ん中のとろこが2階まで行けるようになっていて、なんとそこに天体ドームがあるのです。

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玄関脇の階段を上がるところです。

今回泊まった棟は「デネブ」。設置されている望遠鏡はVixenのPORTAで、口径80mmのA80MFmmです。それがタカハシの赤道儀EM-1Sに載っているので、本格的な観測も可能です。また別棟の「ベガ」と「アルタイル」にはFC-76クラスがEM-200に載っているとのことです。こちらは8人まで泊まることができます。残りの3棟はドームはないのですが、タカハシのティーガルがおいてあるそうです。

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部屋の広さは家族4人には広すぎるくらいです。星の5つの出ているところに3つの寝室と、キッチン及び風呂になっているところ、階段と押入れとトイレになっているところがあります。各寝室は8畳ほどでしょうか。ベッドが2つある洋室が2つに、和室が一つ。和室では4人まで寝ることができると思うのですが、今回は使いませんでした。星の中央にはみんながあつまれるリビングダイニングがあり、対面式のキッチンも隣接しています。食事はないので、自分たちで作らなくてはなりません。炊飯器から、ホットプレート、トースターなどまで、一通りの物は揃っています。調理器具も食器も普通の一般家庭にあるくらいの種類と数があるので、何を作るのにもほとんど困ることはないでしょう。エアコンは各寝室とリビングに付いていますし、お風呂は壁がヒノキ張り、かなり快適です。

この日の昼間はかなり晴れていたので夜の観望会が期待できます。到着してすぐに子供二人と私はプラネタリウムに直行。妻は星はもういいと言って、食事の準備などにとりかかりました。プラネタリウムではWideBino28とこの間買ったSCOPETECHの星座望遠鏡、あと胎内で特価で買った7倍の双眼鏡を持って行きました。館内でも7倍の双眼鏡を貸してくれます。最近のプラネタリウムはきちんとくらい星まで映しているので、双眼鏡を使うと見える星がかなり増えます。私はプラネタリウムではWideBino28がお気に入りです。

外に出ると1時間の間になぜか空がすっかり曇ってしまっていました。観望会は厳しそうです。ここでは他にもペットボトルロケットを飛ばしてくれたり、色々子供が来ても飽きない工夫をしてくれています。

夜ご飯は地物とのスーパーで買った刺身が5種と、昼間に釣った魚でした。刺身ははちめという富山ではあまり聞かない魚も買ってみました。 刺身も美味しかったですが、やはり釣った魚がいちばん新鮮で、焼いてもこれがいちばん美味しかったです。

残念ながらこの日は結局曇り空で、20時半からの満天星主催の観望会は中止になってしまいました。21時頃外に出ると、星が数個だけ見えていました。コテージから満天星の方まで歩いていくと、ちょうど職員さんが帰るところで、少しお話しすることができました。基本的に二人の職員と受付の女性のけい3人で運営しているそうです。この時にコテージについている望遠鏡の情報も聞くことができました。

結局夜中に何度か起きたのですが、ずっと曇り空で今回の星は諦めました。

次の日の朝は10時のチェックアウトまでのんびりしていて、 もう一度満天星に寄って行きました。少し時間があったので、60cmのカセグレン式望遠鏡を見学させてもらいました。見学中に、ちょうど太陽が少し出てきたので、付属のFC-100で太陽の黒点を見せていただきました。もともと、娘のNatsuが小学3年生の時にここで昼間の金星を見せてもらい、自由研究で「なぜ望遠鏡で昼間に星が見えるのか」というテーマになりました。その時以来なので、もう5年もここに毎年通っていることになります。

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iPhone5で太陽を写してみました。恥ずかしながら、今回初めてiPhoneでデフォルトのカメラで露出を変えることができるのを知りました。露出を調整すると結構綺麗に写るものです。ただ、黒点はうまく写っていませんでした。次回チャンスがあれば挑戦して意味ます。



帰り道でも少し釣りをしました。釣果は妻が小さいキス一匹だけでしたが、その場にいたベテランっぽい人に30cmくらいの石鯛をいただきました。夕食は鯛の刺身にだし汁をかけた鯛飯でした。大満足でした。どなたかわかりませんが、どうもありがとうございました。

さえ、能登半島星めぐりと書きながら、普通は外すことのできない羽咋の「コスモアイル」については今回書くことができませんでした。ここは以前何回か行ったことがあるので、今回のコースには入りませんでした。星というよりは宇宙で、しかもUFO寄りとちょっと毛色が違うのですが、かなり面白い施設です。能登半島に行く際には星好きな方ならコースに入れて間違い無いと思います。昔撮った写真を一枚だけ載せておきます。

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2016年のペルセウス座流星群の最盛期は8月12日。

家族で能登半島の見附島キャンプ場というところに2泊しました。12日は最初の夜にあたり、近くの柳田村の星の観察館「満天星」というところのペルセウス座流星群の観測イベントに参加しました。キャンプ場から移動し、イベント開始の午後9時半頃に着き、早速撮影のセットアップ。ペルセウズ座はまだ上がってきていないので、カシオペア座あたりに合わせてISO1600で30秒露光で連続撮影としました。寝っ転がって空を見ると、地面が暖かいせいか私を除いて家族全員間もなく寝てしまいました。

撮影は途中レンズが曇ってしまったので、そこまでの写真を後日チェックしてみると、一枚綺麗に流星が入っていました。トカゲ座の頭から白鳥座の右側の羽にかけて、色を変化させながら流れているのが綺麗に写っています。他に何枚か流星痕らしきものが写っていたのですが、流星自身が写っていたのはこれ一枚でした。

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月が0時前に沈んだのですが、そこからの天の川は圧巻でした。いつも見ている富山での空は北が明るいので、天の川は南しか見たことがなかったのですが、柳田では南から北にかけて天の川が一本はっきりと走っていたのがとても印象的でした。こういったのはAPSだと厳しく、やはりフルサイズの広角レンズを持っておく必要性を感じます。

結局午前1時頃までいたのですが、数十個は数えたでしょうか。満天星の職員さんとも少しお話しして、その日はキャンプ地に帰りました。キャンプ地でも街灯はあるのですが、天の川が南北にずっと見えたのは、やはりこのあたりの透明度が随分いいということを実感できました。

キャンプ最終日、自宅へ帰る途中で満天星に立ち寄って行きました。いくつか撮れた流星を見せて頂きました。建物と流星が入った星景写真がとても綺麗でした。D810Aで撮影したとのことで、やはり自分のでもフルサイズの広角で撮りたくなります。
 

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