ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:イベント > 観望会

春です。暖かくて天気がいいです。観望会の季節です。

前日金曜に引き続き、2026年4月25日の土曜も観望会に参加です。この日は富山市科学博物館で毎週行われている定例の観望会です。前日の駅前観望会終了後、Xで知り合いの4月から高1になったMちゃんから、科学博物館の観望会に行くとDMが来ていたので、2日連続になりますが私も参加することにしました。

冬の間はなかなか天気に恵まれなくてここしばらく参加していなかったので、久しぶりの参加になります。


準備は楽々

準備は前日のセットアップそのままの、FC-76とASI294MCをAZ-GTiに載せたものです。実は昨日の観望会用には念の為にC8とCGEM IIも持っていっていました。銀河がうまく見えなかったり、惑星に振ったりしたくなったときの予備の機材です。でも結局全く使うようなことにはならなかったので、C8とCGEM IIは車から下ろして少し身軽に出発します。

そうそう、出発前に一つだけやることがありました。前日の観望会で気付いた、CMOSカメラのホコリ取りです。保護ガラス面についているもので、淡い天体を炙り出すと黒い丸になってしまって、見栄えが悪いです。頑張って掃除するといくつかのホコリは除去できたのですが、保護ガラスの内側に入り込んでいるホコリもあるようです。しかも清掃中の画面をよく見ると、センサー面に直についていると思われる小さな黒い点がいくつかあります。保護ガラスは外したことがないはずですが、どうやって入り込んだのか不思議です。まあ時間もなかったので、取れないホコリは諦めました。

この日も18時くらいには科学博物館に到着しました。19時半から開始なので、ちょっと早いかと思いましたが、県天メンバーのKさんはすでに到着して準備を始めてました。Kさんは昨日も来ていたので、同じく2日連続です。徐々に日が落ちてくると、科学博物館の職員さんも機材を出し始めます。

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私ものんびりと準備を始めます。と言っても、前日とほとんど同じセットアップなので、迷うこともありません。


科学博物館の観望会には面白い子達が

この観望会のメインのターゲットは、星や宇宙に興味がある子供達です。せいぜい小学生までで、中学生以上は稀です。

そんな中、まだ準備をしている明るい最中に、今日の観望会に誘ってくれたMちゃんが到着しました。一人で来ていたようなので聞いてみると、朝からバスで一人で科学博物館に来ていて、さっき夕食を済ませて、今また帰って来たとのことです。理系志望と聞いていましたが、やはりこういった科学館系もかなり好きなようです。名古屋市科学館はまだいったことがないとのことなのでお勧めしておきました。あそこは1日中いても飽きません。そういえば、先月東京上野の国立科学館に行ったのですが、もちろん展示も素晴らしくて面白いのですが、個人的には名古屋市科学館の方が好きだったりします。でも、地元で子供の頃から通っていたからなのかもしれません。

富山市科学博物館の観望会は、基本は小学生やさらに小さな幼児がほとんどなので、当然親御さんが連れてくるのですが、ご両親も天文にある程度興味がある方が多いです。まあ当然と言えば当然で、よほど好きな子供に引っ張られて連れてくるか、もしくは親が元々興味があって子供に勧めるかで、前者は稀で、普通は後者が多いかと思います。でもそんな中、今日も強烈な子が一人いました。

まだ暗くなりきらない明るいの電視観望でオリオン大星雲を見せていた時のことです。
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「今見えているのがオリオン大星雲です。」と説明すると、すかさず小さな女の子が「M42!」というのです。聞いたらまだ小学2年生だそうです。話していると、他にもいろんなことを知っているみたいで、M3とか球状星団みたいなマイナーなのも知っています。SCOPETECHで月を見てもらうと、すぐに微動を覚えて、次はピント調整もマスター。最後は可変倍率のアイピースで月を拡大して、ピント合わせまで全部一回の説明で、いとも簡単にマスターしました。

結局この子がこの日の屈折望遠鏡担当で、私はほとんど触る必要もなく、ずっと月を見どころの位置に保ってくれていました。
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オリオン大星雲は沈んだところが結構大うけで、木々の間に見えるオリオン大星雲でなぜか盛り上がりました。
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木の隙間からわずかに見えるオリオン大星雲。

この熱心な女の子、電視観望で見る銀河も興味津々みたいです。M42を知っていたので「M51って知ってる?」と聞くと、どうやらわからないみたいで「子持ち銀河って言うんだよ」と穏やかに説明しながら「勝った」と大人気なく心の中で思ってしまいました(笑)。

M51の腕が見えてくる最中もずっと見てくれていて、本当に宇宙が大好きな様子でした。
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「一番好きな星座はいっかくじゅう座。」というので、「いかっくじゅう座にバラ星雲というのがあるんだよ。せっかくだから見てみようか!」と言って、まだギリギリ西の空に残っているバラ星雲を見てみました。さすがにかなりの低空で淡淡でしたが、しばらくライブスタックしていくと、輪郭だけはなんとなくわかって来ます。隣にPCで以前撮影したバラ星雲と並べて見ると、形がはっきりと認識できるので、淡いリアルタイムのものを見てもなんとなく形がわかって来ます。

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観望会もだんだん終わりが近くなり、バラ星雲も沈んでいきます。最後はM101: 回転花火銀河に挑戦です。この日は反省するところがあって、AZ-GTiの水平を全く取っていなかったのです。なので、導入のたびにちょっと離れたターゲットは、平気で数度以上ずれてしまいます。M101はかなり淡いので、画面内に入っているかどうかさえわかりません。プレートソルブを何度か試して、やっと多分これだと言うのが画面で確認できました。本当はこんな時は、プレートソルブをした後にアノテーションして天体の名前を表示してやればいいのです。

まぁ今回は一応苦労もしましたか、無事にM101を画面の真ん中に持ってきて、ライブスタックを開始しました。でもM101はM51回転銀河と違って、面積はあるものの輝度は低く、多少ライブスタックをしてもなかなか画面に出てきません。かなり待って何とか淡い広がりがあるのがわかってきて、その後観望会収終了まで放っておいたら、最後にはやっと腕の形がわかるようになってきました。その時の画像が以下になります。右がライブで左が以前撮影した参照画像です。

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でもその頃にはお客さんもほとんどいなくなってしまっていて、M101の腕が出た所まではあまり見てもらえなかったのが残念でした。

もう一つ反省点です。オリオン大星雲やバラ星雲を見るときは、光害フィルターとしてCBPをつけました。銀河を見る時は外します。それはそれでいいのですが、駅前の観望会の時と違ってさらに1.25インチのUV/IRカットフィルターを何の気なしに入れてしまいました。どうもこのUV/IRカットフィルターで光が少し蹴られてしまっていたみたいで、強度に炙り出すとリング状のカブリのようなものが目立ってしまいました。多少星像がマシになるかなと思って付けたたのですが、ほとんど改善がなかったので、ASI294MCのような大きめのセンサーサイズの場合は1.25インチのフィルターは注意してつける必要がありそうです。


後片付け

科学博物館の観望会は21時ぴったりに終了です。お客さんも子連れの方が多いので、21時ぴったりにはほぼ誰もいなくなっています。後片付けで車で3往復ほどし、その後は事務室に集合し、他のボランティアの方や科学博物館の職員さんと少しおしゃべりし、21時半過ぎには帰路に着きました。

今週末はずっと天気が良かったので、2日連続の観望会と2日連続の太陽撮影と、非常に充実していました。さすがに夜中は(月もある程度出ているので)寝ていました。

次の日曜も朝から太陽です。いろいろ面白いことやったのですが、ネタが多すぎてブログ書きが全然追いついていません。焦らずに今週平日にゆっくり記事にしていこうと思います。



今年度初めての観望会です。今回は富山県天文学会恒例の、富山駅前のゲリラ観望会です。

ゲリラ観望会は2019年に始まり、


その後コロナであまりできなくて、2024年に復活しています。復活までの間にもう一回行われているはずですが、確か出張で富山にいなくて参加できませんでした。



2025年も、春と秋の2回開催されていますが、両方とも天気が悪くて独立した記事にしていませんでた。



準備

少し前の週間天気予報だと、4月24日金曜日は雨の予報でした。でも日が近づくにつれ、どんどん晴れの予報になってきます。前日にはもうずっと晴れの予報でした。

機材の準備なのですが、何を持っていくか迷いました。月は上弦なので開始時に南天くらいのはずです。土星は出てないですが、木星は見えます。でも春なので、電視観望が得意な星雲がほとんどありません。オリオン大星雲が沈むくらいなのですが、高いビルに隠れてしまって西の空はほぼ全滅です。春はやはり銀河がメインです。実は2024年のゲリラ観望会の時にいつものFMA135で全然見えなかったという痛い思いをしているので、今回は銀河をターゲットに電視観望機材を選ぶことにしました。

駅前で相当明るいので、S/Nを稼ぐためにはできるだけF値の低い明るい鏡筒がいいです。焦点距離も長い方がいいです。でも口径が大きいと大きく重くなります。今回は少し離れた駐車場から歩いて機材を運ぶので、あまり大袈裟なものだと移動だけで大変になります。あと、撮影ではないので赤道儀は必須ではなく、経緯台でも十分です。

いろいろ迷ったのですが、FC-76にしました。昔、ジャンクで買った白濁FC-76です。使い勝手がとても良く、今でも太陽分光撮影で大活躍しています。レンズを見ると目立つ白濁も、実際に覗いたり撮影したりすると、全く気になりません。大きさ的にも大したことはなく、AZ-GTiで十分駆動できます。街中で電視観望で銀河を見るだけなら分解能もそこまで必要ないので、これで十分でしょう。あとは、子供に望遠鏡を触ってもらうために、いつものSCORPTECHの2つ穴ファインダーの屈折経緯台を持っていきます。

もう一つ、大きな準備がありました。2025年のゲリラ観望会は春も秋も2回とも天気が悪くて、スライドショーをお客さんに見せていました。自分で撮影した画像を見せていただけなのですが、春は24インチのモニターでしたが、秋はプロジェクターと大スクリーンで見せることができて、結構好評だったと思います。お客さんにこれだけ注目されるなら、他の県天会員の画像も見せたらいいのではと思い、直前ですがメーリングリストで画像を送ってもらうようにお願いしました。結果、5人の方から動画を含め、合計33のファイルを受け取りました。全てスライドに入れ、準備万端だったはずなのですが...。


設置と金星

4月24日金曜日、夕方に富山駅前にメンバーが集合します。出発前の直前になって、準備をしておいた荷物を車に詰め込み始めます。18時前くらいに会場に着くと、すでに何人かの県天メンバーが来ていました。早速設置を始めます。

駐車場は駅に隣接した一番近いところなのですが、それでも100mくらいは歩くので、荷物を運ぶのに台車を使いました。自宅にあった安物の台車なのですが、安定性がかなりイマイチで、横断歩道のところで荷物をぶちまけてしまい、大変なことになりました。今後も大きな機材を運ぶこともあると思うので、もっとまともな安定した台車を用意しておこうと思います。

とりあえず荷物を運んで、月だけでも見ようとSCOPETECHを月に向けようとしますが、あまりに天頂付近で、接眼部が低くなり過ぎて導入が難しいです。モタモタしていると、メンバーの一人が「向こうに行って建物を避けると金星が見える」と言うので、そのままSCOPETECHを持って西の空にある金星を見てみました。欠ける様子が見えればと思ったのですが、残念ながらこの日の欠けは片側がちょっと暗くなるくらいで、口径5cmの初心者向け鏡筒では欠けるところまでは見えなかったです。見えていたのは建物に隠れるまでの15分程度でしょうか、何人かのお客さんにも金星を見てもらいました。

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電視観望

定位置に戻って、電視観望の準備です。準備の間にもすでにお客さんが何人かいたので、先ほどのSCOPETECHを、今度は頑張って月を導入し、見てもらい始めました。

今回は上弦の月で、ちょうど月面Xが見頃でした。電視観望でも月を導入し、拡大して24インチの外部モニターにも映し出したのですが、眼視の方が明らかにわかりやすかったです。眼視だとXの文字が光り輝いて見えるんですよね。鏡筒を覗いたお客さんにも、できるだけ月面Xを探してもらいました。子供を含めて、ほとんどの方が見つけることができていました。

木星も見頃だったので、こちらは電視観望でのみ見たのですが、この日はシーイングが悪かったのか、大きく揺れていました。パッとやった限りではSharpCapの月惑星のライブスタックを使っても縞がほとんど見えなかったので、木星は早々と諦めました。他に、大口径の鏡筒を持って来ているメンバーがたくさんいたので、木星に興味がありそうなお客さんには、「月の下に明るい星が見えると思います。あれが木星ですが、この会場であの星の方向に向けている望遠鏡は木星が見えるはずです。興味がある方はどんどん見せてもらってください。」などと言って、木星も見てもらうように誘導します。


銀河

月も見飽きたところで、いよいよ銀河に挑戦です。最初はしし座の三つ子銀河を見てみました。最初はどこにあるか全然わかりませんでした。でも今ではAZ-GTiのプレートソルブが完全に安定しているので、プレートソルブで同期して再導入をかけると、なんとかそれらしいものが見えます。でも流石に駅前が明るすぎるのか、それともまだ薄明終了前で明るすぎるのか、ほんとにうっすらとM65と66が2つ見えるだけで、トリプレットとも言えないし、これを銀河と一般の人に認識してもらうにはちょっと厳しい状況です。

気を取り直してM51、子持ち銀河を導入します。親子の2つ並んでいる様子はわかりますが、これもちょっとみてもらうには厳しそうです。とりあえずライブスタックを開始してしばらく放っておくと、かろうじてですが渦を巻いている様子が少し見えて来ました。ここで気づいたのですが、月を見上げると結構モヤっています。明る過ぎでわからなかったのですが、どうやら薄い雲が一面にかかっているみたいです。そういえば、星という星が、木星以外には一つも見えません。どうやらかなり状況が悪いみたいです。

それでもライブスタックを重ねていくと、かなりゆっくりですが腕の様子が徐々にわかって来ました。そして時間が経つにつれて、薄い雲がなくなっていったようで、途中からは腕の様子がかなりはっきりわかるようになって来ました。

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右のモニターがリアルタイム。
左のPCのモニターが比較用の以前撮影した画像です。

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だんだんこれくらいまで見えるようになりました。
腕もはっきりわかります。

この銀河の電視観望は大成功でした。そもそも一般の方が多いので、銀河なんて見たことがない人ばかりです。まず銀河ということに驚いて、その銀河が見えるということ、しかもこんな明るい駅前で見えるということに驚きます。そしてその銀河が2000万光年も3000万光年も離れているということ、今見ている光は2000万年も3000万年も前の光だということに、みなさん驚きます。

中には、本当に見えているのかと、鏡筒前に手を翳したり、鏡筒を覗き込む人もいます。その度に画面が明るくサチるので、ライブスタックをクリアして最初からやり直しになってしまいます。あと、わかりやすいように隣にMacを置いて、以前撮影したM51の画像を出しておきます。カメラの向きも大体合っていたので形を比較することができ、ライブの方のイメージもわかりやすくなったようです。

一方、反省点もいくつかあります。
  • まず、普段使っていないASI294MCを取り付けたのですが、ホコリがひどくて黒丸が随所にありました。上の画面は銀河周りだけをクロップしているのでわかりませんが、淡い天体を炙り出すとどうしても目立ってしまいます。
  • 炙り出すのにスタック時間がある程度必要になるため、今回はM51のみにしてしまいました。雲が晴れてからはトリプレットも見えたはずなので、挑戦してみても良かったかもしれません。

それでも、月、惑星、恒星以外にも観望会に見えるものを提供するという意味で、形まではっきりわかる銀河というのはかなりインパクトがあるようです。一般の人だけでなく、ちょっと詳しい人や、県天メンバーみたいにもっと詳しい人にとっても、かなりのネタになりました。


たくさんのお客さん

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この日は晴れていたこともあり、本当にたくさんのお客さんが望遠鏡を覗きに立ち寄ってくれました。

駅前で開く観望会の最大のメリットは、とにかくお客さんが多いことです。富山で観望会を開いても、普通はせいぜい数十人くらいが集まる程度ですが、ここはひっきりなしに、数えられないですが数百人は余裕で来てくれます。明るい場所で不利にも関わらず、県天メンバーもこの観望会を気に入っている人が多いみたいで、やっぱりお客さんの反応が嬉しいのかと思います。

今回のゲリラ観望会はほとんど宣伝していないので、そもそもなぜ駅前で望遠鏡が並んでいるかも不思議に思う人も多いです。しかも「無料ですか?」と聞かれることもしばしばです。というのも、金曜の駅前の夕方から夜なので、仕事帰りや学校帰りの方が多く、望遠鏡なんか覗いたことがないという方がほとんどでです。普段観望会というと、大抵星に興味がある人のみ、特に子供が多く、小さな子とその親とかが、わざわざ観望会のために来てくれるます。でも、このゲリラ観望会は天文に特に興味がない人たちばかりです。天文に直接興味はなくても、社会人の中には理系関係の方も多いので、意外に話が通じたりします。ノイズの話とかも結構興味を持ってくれるので、意外に楽しいです。

制服を着ていて高校生とわかる子たちもたくさんいます。やんちゃそうな格好をしている子も、星や宇宙の話になると意外なほどピュアに応じてくれるので、見ていてかわいかったりします。星と全然関係ないのですが、今回はたまたま女子高生の進路相談に乗ったりしてしまいました。自分の好きな道に進むか、反対している親の意を汲んで妥協するか悩んでいるとのことでしたが、私の天文趣味みたいに、好きなことばかりしている身としては、是非とも好きな道に進んでほしいと思います。

子供連れ家族の方も多いです。どこかからこのゲリラ観望の噂を聞きつけてきた方なのでしょうか?それとも何か駅に用事がある方?子供にはSCOPETECH望遠鏡を自分で触ってもらうことを勧めています。こうやって観望会を開くと、大抵一人くらいは調整をずっとやってくれる子が現れます。今回は小学4年生くらいの男の子がちょくちょくやって来ては、望遠鏡をいじっていました。
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今回何枚か時間を置いて機材周りの写真を撮ったのですが、
大抵この子がSCOPETECHを調整している様子が写り込んでいます。

海外の方もたくさんいます。今回はアジア系、もしくは東南アジア系の方が多かったでしょうか。聞いて見ると、観光できている人もいれば、富山に住んでいる人も多くいました。シンガポールから来ていて、シンガポールは明るくて星が見えないとか、また日本に来るのだが天の川はどこで見えるのか?とか聞かれました。一見海外からきた子供だと思って英語で話そうとしたら、普通の日本語答えてくれました。多分富山で暮らしている子だと思います。子供の語学能力はすごいですね。大人と違って、完全に日本語ネイティブに聞こえます。


スライドは?

そうそう、頑張って準備したスライドですが、開始時に風が強くてスクリーンが飛んでいきそうだったので、結局披露せずじまいでした。せっかく画像を提供してもらったのに、申し訳なかったです。次回以降、県天の行事でチャンスがあったらまた皆さんにお見せしたいです。


片付けと帰宅

20時50分頃に責任者の方が「あと10分くらいなんで、そろそろ片付けお願いします」と回って来たのですが、21時を回ってもまだまだお客さんは絶えることがなく、他の望遠鏡を見ていてもあまり片付けが進んでいる様子はありませんでした。21時半近くになってでしょうか、私の方はモニター用のポータブルバッテリーが切れてしまい、やっと片付けとなりました。

実はこの日は珍しく妻も来てくれていて、せっかく駅前まで来たのでブリティッシュパブでフィッシュ&チップスとエールで一杯飲んでいたそうです。
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向こうに望遠鏡が並んでるのが見えます。

観望会も色々見てたらしくて、適当に楽しんでいたみたいです。片付けも少し手伝ってくれて、普段の電視観望より少し荷物が多いので助かりました。駅前で銀河が見えたのが相当面白かったようで、帰りの車の中ではずっと楽しそうに話していました。

自宅についたのですが、疲れていて後片付けは明日以降の後回しに。リビングのソファーに座ってやっと落ち着いたのでXをチェックすると、知り合いの中学生のMちゃんからDMが来てます。明日、科学博物館に行くとのこと。夕方から観望会なので、私も行くかどうか知りたいとのことでした。明日も晴れそうで、しかも上限の月過ぎなので撮影するにしてもイマイチです。どうやら2連チャンの観望会になりそうです。車の中の荷物、片付けなくて良かった...。


2025年11月15日(土)、久しぶりに飛騨コスモス天文台の観望会に行きました。7月の観望会以来です。12月から4月は例年雪で立ち入りできないので、観望会は5月から11月まで毎月あり、全7回の予定でした。今年は雨が多くてそもそも中止になった回が多くて、結局今年開催できたのは6月、7月、11月と3回だけでした。最後くらいはいい天気になってほしいと願っていたのですが、今年の天気の悪さを全て払拭するくらいのベストな空でした。


この日は快晴

この日は朝から太陽撮影をずっとしていていろいろ立て込んでいました。観望会への出発予定時刻は15時半頃を考えていました。休日の昼間で41号線が多少混んでいると1時間半くらいはかかるので、夕方17時頃に到着の予定でした。実際には太陽撮影でどうしてもやっておきたいことが残ってしまい、出発は16時前くらいになってしまいましたが、道はそれほど混んでいなかったので、17時過ぎくらいには到着しました。到着時はもう全面快晴で、すごく澄んだ空だったので、かなり期待できました。昼間が晴れている時はお客さんも多いので、この日はたくさん来てくれるのではと、こちらも期待していました。

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雲一つ無い、全面晴れ渡っていた空でした。


機材準備完了

11月も後半なので、17時頃だともう暗くなるくらいの時間帯です。早速機材の準備を始めました。毎回45cmドブソニアンでいろいろ見せてくれるかんたろうさんが、この日は来れないとのことなので、特に土星を見る目的で20cmのC8をCGEM IIに載せることにしました。あわよくば、観望会後にε130Dに交換して撮影を続行しようという魂胆です。あとはいつものFMA135+Uranus-C+Traverseのミニマム電視観望と、子供達に触ってもらうためのSCOPETECHです。あと、一番星探しのために星座ビノもいくつか出してテーブルの上に用意しておきました。。

準備の最中にもどんどん暗くなってきます。西の空を見上げると天頂から少し西に行ったところに一番星でベガが見えます。本当は来てくれたお客さんたちと一番星探しをしたかったのですが、まだ早いせいか誰もきていないので、一人寂しく一番星を見つけてました。

時間的には余裕があったので、CGEMの極軸もSharpCapを使い正確に合わせて土星を導入しておきます。この日は2時間ほど放っておいたのですが、センターに入れた土星はほとんどずれることなくずっと位置を保ったままでした。観望会でもこれくらい精度良く極軸を合わせる余裕があると、その後がかなり楽になります。

もう十分暗いので、電視観望でも星雲が余裕で見えます。とりあえずM27を導入しておいたので、これでお客さんが来ても準備万端です。トラブルとしては、最初M1 MacのArm WindowsでUranus-Cを見ていたのですが、どうも転送速度が遅いのか、画面の更新に10秒とかの単位で余分に時間がかかってしまいます。以前はこんなことはなかったので、これは一度昼間にきちんとテストした方がいいかもしれません。仕方ないので、この日は持ってきていたSURFACE PCに繋ぎます。最近は別途24インチモニターを用意して、対面でお客さんに見てらもらいながら話せるようにしています。


誰も来なくて不安に...

もう準備は万全です。周りもすっかり暗くなってきました。時計を見ると18時半くらいです。それでもお客さんどころか、スタッフさんも誰も来ないので、だんだん不安になってきました。そんな時、駐車場の脇で「ガサッ」と音がしました。みなさんご存知の通り、今年はドングリなどが不作でクマが至る所で出没しています。この場所も昨年の観望会中に聞いたことのない動物の鳴き声がしてすぐに撤収し、次の日に同じ場所でクマが目撃されています。不安になったので一旦車の中に退散してエンジンをかけ、ラジオの音を大きくしました。

もしかしたら、私が聞いていないだけでクマとかで観望会が中止になったのではとの考えが頭をよぎりました。


やっと人が来てくれた

結局、スタッフの方に電話したら「今そちらに向かっている」とのこと。中止とかではなく、冬場で日が短くなってきたのに夏時間と同じ開始時間なので暗くなってしまっていただけでした。スタッフさんが到着して、まもなくお客さんも来始めたので、やっとホッとしました。

この日はわざわざ愛知からきてくれるお客さんもいるということで、最初に来てくれた方がその名古屋からの方でした。昔星が好きだったが、最近また見たくなって、スタッフの方のFacebookの案内を見て連絡を取ってきてくれたとのことでした。他にも、最近また星を見るのを始めて、昔買ったというミザールの屈折を持ってきて、アンドロメダ銀河を導入して見せてくれた方がいました。この方は「アンドロメダ星雲」と言っていたので、古くからの方に違いありません。あとで電視観望でアンドロメダ銀河を見ていただいたときは「今はここまで見えるのか」と、驚愕の声を上げていました。

この日のお客さんは5-6組だったでしょうか?20人近くいた気はしますが、あまり確認できていません。天気は良かったのですが、寒いのでお客さんもそこまで集まらなかったのではないかとのことです。それでもこの日に来てくれた方たちはラッキーだったと言えるでしょう。とにかく空がものすごくきれいです。はくちょう座からカシオペアにかけての冬の淡いはずの天の川がはっきり見えています。しかも、地平線の近くまで星がくっきり見えて、透明度が全面にわたって相当良かったのかと思います。

こんな日はまだ西の空に残っている、おり姫様とひこ星様の間を流れる天の川から、はくちょうが川に沿って飛んでいる様子、ぺガススとカシオペア、ぎょしゃ座とおうし座など、秋から冬の星座の解説もしやすいですし、スバルもはっきり見えます。星座ビノをいくつか出して、こと座の三角形や平行四辺形、それと合わせた電視観望でのM57の位置確認、スバルの星数えなど楽しんでもらいます。アンドロメダ銀河は肉眼でも見えた方もいたみたいですし、星座ビノで確認している方もいました。

C8で土星を入れておいていたのも皆さんに診てもらいましたが、輪っかはほぼ見えなくなっていて、ほとんど串状態でした。ドームでも土星を入れていて、そちらでも見てもらいました。ドームの方も以前一度極軸をきちんと合わせておいたので、今は全然ズレることはないとのことです。

途中アルビレオを見たいとリクエストが出て、もう西の低空の木にかかっているアルビレオをC8で入れようとしたのですが、なぜか視野に何も写っていません。あれっ?と思って鏡筒を見てみると、補正版が完全に結露していました。冷え込んでくるとフードかヒーターが必須ですが、まだ半分夏気分で全然用意でてませんでした。


懐かしいお客さん

今回は子供がほとんどいなかったので、SCOPETECHの出番があまりなかったのが残念でした。そんな中中学2年生という、多分唯一の子供が来ていました。久しぶりに来たということで聞いたら、最初に来たのは4年前で当時は小学4年生だったとのことです。その子のお母さまと話していて思い出しました。2022年の夏に惑星はなぜ「『惑う』星なのか?」とクイズを出したご家族です。次の回にきちんと考えて答えを聞くことができたので、私もはっきりと覚えています。その時にお勧めした「チ。」も全巻読んでくれたみたいで、放送されたアニメも家族で見ていたそうです。その後宇宙に興味が出て、将来はJAXAに行きたいとのこと。夢に向かって進んでほしいです。そして将来「きっかけは飛騨コスモス天文台の観望会だった」とか言ってくれたら、こんなうれしいことはないですね。


透明度の良い空

この日はとにかく透明度が良かったので、電視観望での画像も相当見栄えがしました。

まずは準備段階で導入しておいたM27です。
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星座ビノでこと座を見ながらM57の位置を示します。
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同じく星座ビノですばるを見てもらい、電視観望でも淡い青い部分を出してみます。
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北アメリカ星雲はかなりはっきり見えました。
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網状星雲は流石に少し淡いですが、青いOIII成分も見えています。
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オリオン大星雲を見たいというリクエストがありましたが、まだ低空で東にあるラグビー場のフェンス越しでした。こんな低空でフェンス越しでも見えるくらい、この日は地平線の近くまでかなりはっきり見えていました。
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オリオン大星雲を待つ間にアンドロメダ銀河です。腕の構造がはっきりとわかります。
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やっと昇ってきたオリオン大星雲です。ランニングマンの形も皆さん認識でたようです。
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調子に乗ってバラ星雲をみたら、こちらはまだフェンス越しでした。でもこんな状態でもバラの形は十分わかります。
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最後の方で馬頭星雲のリクエストがあり、こちらも最初はフェンス越しでしたが、下の画像はすでに昇ってきた後です。ホントはこの前に長時間スタックした画像があったのですが、保存できなかったです。少し雲も出始めていて、露光時間も短かったのでちょっとノイジーです。
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22時近くになると、薄い雲がかかるようになってきました。お客さんもまだ少し残っていて、徐々にまったり会話モードになりました。この時に、上に書いた以前来てくれたお客さんのことを認識できました。お客さんとゆっくり会話できるのも、制限時間を全く設定していないこの観望会の魅力です。22時半頃には片付け始め、今年最後の観望会なので「良いお年を」と挨拶し、23時には現地を後にしました。

0時過ぎ、自宅に着いて空を見ると晴れていて透明度も良さそうでした。でも午前2時過ぎには月が出てくるのでそこまで時間は取れないと思い、片付けもせずにそのまま寝てしまいました。朝の太陽から、時間いっぱいでほぼ一日中趣味に没頭していたことになるので、ちょっと疲れ気味だったのかもしれません。


電視観望画像を処理

今回は空が綺麗で現地で見ていた電視観望でさえもかなり良く見えていたので、上の画像のうちある程度の時間(と言っても全部10分以下)スタックできたものを画像処理してみました。共通項目は
  • FMA135 + Uranus-C + CBP +トラバース
  • 露光時間 6.4秒、gain 400
です。トラバースは経緯台なので、画面の方向は適当です。口径わずか3cmで、撮影機材としては非力です。1枚当たりの露光時間も、あとで個々に示すトータル露光時間も撮影とはいえないくらい短いです。それでも、なかなかどうして、結構綺麗に仕上がります。画像処理はPixInsightとPhotoshopですが、あまり時間をかけるわけでもなく、それぞれ10-20分くらいでパッと処理したものです。

まずはM27。60枚のライブスタックで、トータル露光時間は6分24秒です。流石にこの時間では蝶の羽の部分は出ませんが、メインの部分はしっかり写っていますし、ダイナミックレンジがない割には恒星の色もそこそこ出ています。かなり拡大してクロップしています。

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M57です。元画像で写っているM57はものすごく小さいのでピクセルのジャギーが見えるほど拡大しています。さすがに無理しすぎなので、PIのRescalで解像度を上げています。それでも十分M57と認識できるくらいにはなっているでしょうか。トータル6分37秒です。
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北アメリカ星雲です。トータル露光時間は2分27秒です。こんな短時間でも、処理によってはそこそこ見えてしまうのはすごいです。
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M45 スバルです。RAWファイルを保存し忘れていたのですが、現場でかなり綺麗に見えていたのでもったいなくて、上に出した8bitのPNGファイルからの無理やりの処理です。トータル露光時間も不明ですが、おそらく5分程度でしょうか。でも、やっぱりさすがに厳しいですね。
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M31 アンドロメダ銀河です。トータル露光7分35秒ですが、こんなに出てもいいのかというくらい細部まで出ています。CBPをつけっぱなしだったので少し不利になるはずですが、それを問題にしないくらいの透明度だったといえるのかもしれません。

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最後はM42 オリオン大星雲です。トータル露光時間5分1秒です。ランニングマンもはっきりです。周りの淡いところはこの露光時間だと流石に厳しいです。
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普段は電視観望はその場で見て記録するくらいであまり画像処理はしないのですが、この日は素晴らしい空でその場で見ていてもかなり綺麗だったので、がんばって鑑賞できる程度にしてみましたがどうでしょうか?メジャー天体に限られますが、短時間で何種類も見て、あとからそこそこ見えるようになるなら、お気楽撮影としても良いのかもしれません。

こんな、下手したら数分でこんなに出るのはおかしいと思われる方もいるのかもしれませんが、これにはもちろんトリックがあって、gainを400とかなり高くしているので、短時間露光で目立ちがちな読み出しノイズが十分低減されているからです。その代わりにダイナミックレンジが相当限られてしまって恒星がサチりがちなのですが、そこは画像処理であまり目立たないように誤魔化しているというわけです。


まとめ

今年度最後の飛騨コスモスの観望会でした。これまでに無いくらいの素晴らしい空で、お客さんとたくさんやり取りしながら楽しむことができました。懐かしいお客さんも来てくれて、しかも小さかった子が大きくなっていて、宇宙に興味を持つようになったと言ってくれて、なんかとても嬉しかったです。

全然短い露光時間でしたが、画像処理もしてみました。意外にいけるので、良い空なら電視観望での画像処理を今後もやってみようかと思います。

週末天体活動の記事もこれで4つ目です。後ひとつ、日曜の活動分が残ってしまいましたが、このブログを書いている今日は金曜日で、もう次の週末が来てしまいました。明日の土曜日は天気が悪そうなので、後もう一本、先週の分の記事を書こうと思います。



11月17日からの週末の5連続の記事です。







今年の夏から秋にかけて、県天  (私の所属する富山県天文学会、ただし学会といってもアマチュア天文家が集まる地域のグループです) の行事の一環で、いくつか観望会がありました。高岡での観望会以降、観望会当日の天気があまり良くなかったこともあり、あまり記事にしてこなかったのですが、ここで一度まとめておこうと思います。


8月8日(金): とやまスターウォッチングat富岩運河環水公園

毎年恒例になっている、環水公園での観望会です。富山県の主催になります。県天はその中の協力団体として参加しています。下は昨年の様子です。


今年はというと、天気がかなりイマイチでした。暗くなりかけの最初の頃はまだ晴れていて、一番星見つけごっこや、月も見えていて、まだ明るいうちからM57を入れて見せたりしていましたが、程なくかなり曇りだして、あまり見えなくなりました。途中雲間から月が時々見えたりしたくらいで、あまり書くことがなく、記事化も見送っていました。

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それでもこの観望会は、環水公園という駅近くで、駐車場も無料で、比較的お客さん、特に子供が多く参加してくれます。富山は基本的に車生活なので、駐車場がないと子供連れではなかなか参加できないのかと思います。富山大学や富山県立大学の天文部などの学生が望遠鏡を出してくれるのも特徴です。地元で若い天文好きの人と交流できる数少ない機会なので、必ず話しかけるようにしています。毎年電視観望を見るのを楽しみにしてくれる学生もいます。もう少し天気が良ければと思ったのですが、これもまた観望会あるあるで、終了時間が来て片付け終わって空を見たら、広い範囲で晴れ渡ってていました。でも22時になると駐車場が閉鎖されて出られなくなってしまうので、21時半頃には退散となりました。また来年に期待したいと思います。


8月30日(土) 高岡での地域観望会

県天主催ではないのですが、県天メンバーの一人が主催となって、地域で開催した観望会になります。主催のメンバーから直接、お手伝いを頼まれたので、参加してきました。場所は高岡のちょっと山に入ったところです。山間部にいくつか集落が点在していて、主催の方もそこで生まれ育ったとのことです。お客さんは、集落の方、主催者の知り合いの方、子供も多く参加していました。子供達の多くは集落の子というわけではなくて、街の方でも宣伝したのでおそらく街の方から来ているとのことです。

この日は天気も良く、望遠鏡は大型のドブソニアンをはじめ、5−6台は出ていましたでしょうか。私はいつもの電視観望と、眼視でスコープテックを自由にいじってもらいました。街からそれほど離れてはいないのですが、天の川がうっすら見えているので、多くの人が集まる観望会としてかなり好条件なのかと思います。この観望会はこれまで継続して開催されてものかと思っていたのですが、なんと今回が初めてとのことでした。主催の方がこの地域で顔が利くらしく、いろいろなツテを辿って今回の開催にこぎつけたとのことです。県天の中では私の後に入った比較的新しい方なのですが、こうやって熱心に活動しているのを見ると私も刺激を受けます。

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参加者は老若男女、たくさん来てくれていた印象です。空がそこそこ暗いのでドブソニアンでも見栄えがしたはずで、皆さん楽しめたのではないかと思います。私も電視観望で天の川の形を見せたり、M13、M31アンドロメダ銀河、M27亜鈴状星雲、網状星雲などを見せることができました。

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途中土星が上がってきたので、各種望遠鏡で見比べることもできました。私の持ってきたスコープテックは口径も小さく、手動導入の経緯台のシンプルな構成ですが、二つ穴ファインダーを使って小さな子でも「自分で操作できる」という特徴があります。「自分で導入して見る」土星は、実際操作してくれた子にとってはまた格別なのではないかと思います。


9月20日(土) 県天例会と富山市科学博物館での観望会

県天の例会が、富山市科学博物館の会議室で夕方から開催されました。この形式の例会は今年度から始まったのですが、土曜日にしたのは理由があって、夜に科学博物館主催の観望会が毎週あり、例会終了後に、県天メンバーがそのままボランティアで観望会を手伝えるようにするためです。

例会は、出席した会員の近況報告が主です。私は最近ずっとやっている太陽分光について報告しました。「用事があるので途中で抜ける」と言っていたメンバーの一人が、学生の頃に銀河を分光で見ていたそうで抜け出る時間を遥かに越してしまって、急いで出て行きました。「面白すぎて抜けられなかった」とのことです。

例会終了後は観望会でしたが、外を見ると雷鳴が轟く雨でした。それでも毎回来るというお客さんが4-5組ほど来ていていました。こんな日は観望ではなく、室内で学芸員さんがその時期に相応しい話をしてくれます。この回は「秋分の日」についてでした。日の出と日の入りの違いや、それで昼間と夜の時間のバランスが崩れ、ぴったり12時間ごとにならないなど、普段あまり気づかない話をしてくれました。メインで来ている小学生くらいの子供には少し難しいのではと思いましたが、子供達はそれぞれ自分なりに反応していて、ワーワー騒ぎながらもきちんと話を聞いていました。やっぱりこういうことが好きな子は、こういうところで育つのだと、改めて思いました。

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県天としては、科学博物館の毎週の観望会にボランティアでの参加を長年続けています。今後も続けていくことになるかと思います。地域住民への貢献の一環としてとてもいい取り組みだと思います。私も時間のある時は今後も参加しようと思っています。


9月26日(金) 富山ブールバールプレミアムナイト

富山駅北口にブールバールという通りがあり、毎月月末にプレミアムナイトというイベントが行われています。イベントの主催者の方が県天メンバーと知り合いで、イベントに望遠鏡を出せないかと依頼があったそうです。今回初めて頼まれたということで、あまり参加者がいなくて特に電視観望を希望ということだったので参加してきました。

駅前の大通りで、とても明るく、周りのビルが高いこともあり視界もあまり広くないので、決していい場所ではありません。それでも土星も出始めてますし、夏なら天頂近くに電視観望で見やすい星雲などもあるので、天気さえ良ければ十分楽しめるはずです。でも、天気予報が冴えなかったこともあり、県天からは結局Sさん、Yさんと私の3人が参加しただけでした。実際最初から曇りで、途中雨もパラパラと降り、機材にカバーをかけて待っていたりという状況でした。

途中、時間を持て余しているので、せっかくのイベントということでたくさん出ているキッチンカーで適当に買い込んで夕食です。というのも、富山でこういったイベントに参加するという数少ないチャンスで、妻も仕事終わりに立ち寄ってくれました。わざわざ外飲みするためにバスで通勤して、帰りは私の車に乗っていくという寸法らしいです。同じテントで隣のテーブルに座った人たちと話したり、途中向かいのキッチンカーの店長さんが望遠鏡を見にきて、その間に来ていたお客さんに「おーい、ここだよー」と気づいて急いで駆けていくとか、イベント自体を楽しむこともできました。

空はほとんどだめで、途中雲の隙間から何度か星は見えたのですが、せいぜいそれくらいでした。東の空は比較的晴れて、イベントの終わりの方で土星が見え始めました。21時の終了の20分前くらいになってやっと天頂方向も晴れ、最後にM27亜鈴状星雲を入れて、少しだけ見てもらい、その日は終了となりました。
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10月3日(金) 富山駅前ゲリラ観望会

前週のブールバード観望会とは反対側の、富山駅の南口で開催れたゲリラ観望会です。「ゲリラ」の名のごとく、アナウンスなどは全くなし(笑)で、突如開催されます。

ターゲットは駅を利用する人たちで、特に星に興味があるわけではない一般の方たちです。金曜夜なので、サラリーマンや学生、観光で富山に来ている人などもいます。外国人が結構多いのも特徴です。南口は大きなバスターミナルがあり、富山で随一の人通りの多い場所です。駅前で当然明るい場所なので不利なのですが、多くの人に見てもらう目的で毎年開催していて、かなり好評なので昨年から春と秋の年2回開催しています。

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春のゲリラ観望会は桜が綺麗でした。

そういえば、今年の春のゲリラ観望会は天気が悪くてブログ記事にしていませんでした。曇りでほとんど何も見えなかったので、星に関してはほとんど記憶に残っていないのですが、その場でiPhoneでネットに繋ぎ、このブログから画像をダウンロードしてスライドを作り、それを24インチモニターで見せていた覚えがあります。
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スラドイドを流し始めてからはあまりやることがなくて、おなかも空いたので駅のセブンイレブンに行って最後ひとつ残っていた肉まんを買いました。観望会会場に戻っていざ食べようとしたら、会場で少し話していた小学生の女の子が私の肉まんを見て、お母さんに「わたしも肉まん食べたい!」と言い出しました。「え、でもこれ最後の一個だったよ」と何気なく言ったのですが、どうしても食べたかったらしく、よほど悔しかったのか、私は「肉まんの人」と認識されてしまったらしいです。

その子が今回の秋のゲリラ観望会にもきてくれていて、私自身ほとんど忘れていた「肉まん」のことを教えてくれました。食べ物の恨みは恐ろしいということです(笑)。

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実はその女の子は、今回ゲリラ観望会を企画した県天メンバーSさんの知り合いで、この子が通っているバイオリン教室の先生に、今回ゲリラ観望会会場でのバイオリンの生演奏をお願いして、演奏会と観望会のコラボと相成りました。天気はずっと曇りで、星も月も何も見えなかったのですが、この演奏会とのコラボは大成功で、多くの人が足を止めてくれました。

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この日は、何日か前の予報では一日中快晴、当日朝の予報でも北陸地方は晴れとなっていたのですが、実際は朝からずっと曇りで、雨こそ降りませんでしたが、観望会会場に着いても全面が雲で全く晴れそうな気配はありませんでした。Sさんから「天気がダメそうなので、前回のスライドを流してもらえませんか?」と頼まれました。私の方も一応天気が悪かった時用に24インチモニターを用意してスライドを見せればいいかと思っていましたが、Sさんから「プロジェクターがあるので、それに表示しましょう」という提案がありました。これは大成功で、小さなモニターよりも全然迫力があり、多くのお客さんに写真を見てもらうことができました。

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このスクリーンは裏からもみることができます。
両側からアピールできるのでかなりいいです。
ただし文字が裏返るので、文字は少なくしたほうがいいかもしれません。

19時からの生演奏が始まってからも、そのままスライドは流していて、大きなスクリーンでの天体画像は、素晴らしい演奏とバランスも取れていて、会場全体がいい雰囲気になっていたのかと思います。演奏ではかなりの曲数を弾いてくれて、その後一旦休憩をとり、2回目の講演までありました。演奏が始まると多くのお客さんが足を止めてくれます。演奏終了後も望遠鏡や天体画像に興味を持ってくれる人もいて、天気は全然ダメでしたが、人通りが多く明るい場所ではこんな形態も十分ぶんアリではないのかと思いました。

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そういった意味では天気に関わらず大成功だったのかと思います。でも、本来見えるはずの月や土星や星雲など、本当に見たかったと残念そうにしているかたもたくさんいて、次回こそは天気に期待したいです。


今年も高岡市の「おとぎの森公園」で開催される観望会に参加しました。

昨年に続いて

といっても、この観望会は去年が初参加で、しかも去年は天気が悪く結局ほぼ何も見えないに等しい状況だったので、ブログの記事にもしていません。でもこの観望会って、すごい人数が来るんですよね。去年は星の何もないのに、もしかして見えるかもという期待で、私の周りだけで常時30人くらいいた気がします。ただ待ってもらうのも悪いので、天文に関するいろんな話や、いつもやってるクイズを出したりしてしました。高感度カメラで見る暗闇も子供達には大人気でした。

一方今年はというと、もしかしたら最悪雨かもと思っていた天気は、夕方には快晴に近くなり、多くの星が見えました。


街中での観望会

少し時間を戻します。

観望会会場のおとぎの森公園は、高岡市の街中にも近く、歩いて行ける距離に北陸新幹線の駅やイオンモールがあります。なので買い物がてらで、珍しく妻がついてきます。私もどうせどこかで夕食はとる必要があるので、早めの16時半頃にイオンモールに着いて、フードコートで妻と外食とすることにしました。その後は私も本屋とかに少し寄って、18時前には私だけイオンを出て観望会会場に向かいます。妻はそのままお買い物で、観望会が終わったらまたイオンに行き拾っていきます。観望会終わりが21時なので、それまでたっぷり余裕があり、お互いを気にせずに妻は買い物、私は観望会で、結構都合がいいのです。

実は去年も全く同じパターンでした。街中の観望会は明るいのですが、便利というメリットがあるので、それはそれでまた楽しいです。


機材設置

さて、夕方18時ぴったりくらいに会場に着くと、すでにもういくつかの望遠鏡が出ています。中には大きなドブソニアンも出ています。

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私も準備を始めます。この日の機材は先週の飛騨コスモス天文台で試した
  • メインの電視観望にFMA135+Uranus-C+トラバース
  • 広角電視観望にNIKKOR 35mm F1.4レンズ+ASI294MC+自由雲台
  • SCOPETECHの2穴ファイダーの屈折
になります。
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これらを、M1 MacのVMware上のArm WindowsでSharpCapを2つ立ち上げ、上記カメラ2台を同時接続し、1台の24インチモニターに繋げます。星座ビノをは5個出しましたが、使えたのは最初の頃と最後の頃の人が少ない時だけでした。人が多すぎると貸し出しは収拾がつかなくなってしまいます。


観望会開始

SCOPETECHの2穴ファイダーの屈折が月を見るのに大活躍でした。明るいうちから月が出ていたので、来てくれた人たちに望遠鏡を勝手に操作してもらいます。小学校の高学年ならすぐに月の導入や、低学年の子でもセンターに持ってこれるようになります。多くの方が家族で来ているので、お父さんお母さんにも触ってもらいます。今回、金沢星の会のNさんが来てくれていて、望遠鏡の操作の説明を随分と手伝っていただき、とても助かりました。どうもありがとうございました。

あえて赤道儀にせずに、簡単な二つ穴ファインダーの入門用機材にするのは、望遠鏡を自分で触ってもらいたいからです。できれば導入を自分でしてもらい、天体が入った時の喜びを感じてほしいこと、お客さん同士で操作方法の伝搬とかのコミュニケーションをとって欲しいことなどがあります。高価な機材ではないので、子供に使い倒してもらって全然大丈夫で、「壊れてもいいので思う存分使ってください」と言って安心して使ってもらうようにしています。

月は明るいうちから見えるですが、徐々に暗くなってくると星が見え始めます。一番星がベガ、二番星がアークトゥルスでしょうか。広角電視観望だと、この時点でこと座の形がはっきりとわかるので、今回は星座の話から入り、七夕の話、夏の大三角に進みました。でも流石に市街地に近いことと、上弦
の明るい月が出ていたこともあり、この場所では暗くなってからでも見える星の数を数えても20個くらいでしょうか。2等星の明るいものくらいまでしか見えません。ものすごく頑張って北斗七星が5個か6個くらいです。

もちろん広角電視観望だと、星座の形がわかるくらいの広い範囲と、数えきれないくらいの星の数が画面いっぱいに広がるので、色々楽しめます。今回は画面と実際の空を見比べて、はくちょう座の形と、さそり座の形を理解してもらいました。白鳥座は目では全く見えず、さそり座は3つの手の一つがかろうじて見えるくらいでした。


天の川がメインに

徐々に暗くなってくると、こんな街中でも広角電視観望だと天の川が見えてきます。天の川が見え始めるとモニターの周りに人だかりができ始めました。

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「天の川を見たことがある人?」と聞くと、今回は一人か二人だったでしょうか、富山といえど普段街中でほとんどの人は見たことがないようです。暗くなると天の川の形がわかるくらいに見えてくるので、みなさんびっくりしてました。

でも、子供達が夢中なのは天の川よりも人工衛星です。電視観望は感度が良いので、かなり暗い人工衛星もはっきりと見えてしまいます。ひどい時は1画面に7つの人工衛星が見えていました。子供達は人工衛星がすれ違うときにぶつからないかに興味津々で「ぶつかったら爆発するの?」とか心配しているようです。

時折とびきり明るい人工衛星が画面内に現れると、その方向の空を見上げてもらい目で人工衛星を探してもらいます。目のいい方はすぐに見つけられるようです。私は2個ほど実際の空で見つけましたが、星座ビノを使わないと見えなかったようなものも平気で簡単に見つける人がいて驚きました。


今回のトラブル

今回の一番の失敗はトラバースです。最初うまく繋がって導入まで進めていたのですが、すぐに繋がらなくなってしまいました。電池が切れたかと思い電池を変えても症状は同じで、全くつながりません。SSIDは時折見えたり、見えなかったりです。その代わりにSSIDで見えていたのは他のスマート望遠鏡のものがズラーっと。どうもトラバースの電波は弱いのか、他の機器に食われてしまうようです。

今回もMacで接続したのですが、大きな観望会でWiFiが混戦するような場合はWindows PCにしてBuletoothで繋いだ方が良さそうです。以前はトラバースのBluetooth接続はちょっと変則的な繋ぎ方でしたできなかったのですが、先日自宅でメンテナンスがてら色々試したときにちょっとだけBluetoothでの接続も試していて、現在ではなんの問題もなく接続できることがわかりました。SharpCapからASCOM経由で接続できるかはまだ不明ですが、ASCOMドライバーはSynScan Proと接続しているだけで、SynScan Proとトラバースの接続がBluetoothになろうがお構いないはずなので、うまくいくのかと思います。また機会があるときに試してみます。

結局、トラバースが使えるようになったのはスマート望遠鏡の数が減ってきた20時台の後半で、もう観望会が終了するちょっと前でした。M1 Mac上でのArm Windowsだと2台接続の時のカメラのコマ落ちの問題もあったので、バッテリーの持ちは惜しいのですが、やはり生のWindows PCににした方がいいのかもしれません。結局つながってから月とM27だけ最後に少数のお客さんに見せるにとどまりました。月の露光時間を増やして、影になって隠れているところを出すのが受けていました。

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終盤と片付け

すごくたくさんの人がいて、広角電視観望での天の川とか、星座とか、人工衛星の受けがすごく良くて、その説明をずっとしている状態だったので結構手一杯だったので、トラブルがあってもちょうどいいくらいだったのかもしれません。というか、予備という意味でも2系統用意することの重要さを実感しました。今回は多人数が対象で、画面を見ての説明が多かったので、クイズとかはあまり出すことができませんでしたが、多人数の時は多人数なりの面白さがあります。

そんな中でも、一人、小学5-6年生くらいでしょうか、男の子が屈折望遠鏡が面白いみたいで、観望会終了直前の頃には最後自分でアンタレスとか導入していました。この頃になると人も少なくなってきていて、星座ビノを再び貸し出して、その子も一緒にさそりの手とか見つけたりしていました。こんな子が一人でもいると、やっぱり触ってもらえる望遠鏡を出して良かったと思えます。

21時を過ぎた頃に観望会終了のアナウンスがありました。片付けは大したことはないので、21時半前には車を出し、妻を迎えに再びイオンモールに向かいました。自宅までは山側の道を通り30分強くらいでしょうか。外でまだまだ暑く汗をかいたので、シャワーだけ浴びて昨晩途中まで見ていた金曜ロードショーのサマーウォーズを見終えて、そのまま寝てしまいました。


まとめ

夏休みのこともあり、観望会シーズンです。来週もまた別の観望会があります。観望会で星を見せることも、趣味としての楽しさの一つでもあるので、今年も都合がつく限りいろいろ参加したいと思います。



2025年7月26日(土)、この日は朝は太陽撮影、少しお昼寝して、夕方から飛騨コスモス天文台の観望会と忙しい一日でした。

夕方から観望会

太陽はHαの通常観測モードなので別途また記事にします。朝早くから起きていたので、昼くらいには眠くなり、14時くらいからお昼寝してました。目が覚めて、夕方からの観望会の準備開始です。と言っても、暑くて暑くて、車に荷物を載せるだけで大変で、クーラーのついた部屋から荷物を運んで、車に積んだら一旦戻って涼んで、また運んで...というのを繰り返して、16時15分頃に自宅を出発しました。富山は結構晴れていたのですが、道すがら徐々に雲が多くなって来ました。

途中神岡町に寄って、いつもの「もりのや」で早めの夕食です。ちなみに、フードロスを避けるために夕食時は予約をしてくださいとのことです。今回頼んだのも、先月と同じ「飛騨牛の牛すじカレー」です。普通もりですが、量的には十分な大盛りクラスでお腹いっぱい。牛すじはトロトロで絶品、サラダもたっぷりついて、これで何と税込950円。かなり良心的な値段です。
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食べてる途中に、星友のかんたろうさんから電話がかかってきて「今神岡近くだけど、天気があまり良くなさそうなので今から伊吹山の観望会に行く」とのことです。確かに来る途中も雲が多かったので心配でしたが、とりあえず私は「飛騨コスモスの観望会に向かう」と伝えました。しばらくすると、またかんたろうさんから電話があって、「古川で晴れているので天気は回復しそう、なので飛騨コスモスに戻る」とのことです。後から聞いたら、伊吹山の観望会は人が多すぎて、夕方早々から車の入場規制がかかったそうです。「そのまま伊吹山に行ったら入れないところだった」とかんたろうさん。

私の方は、18時前に「もりのや」を出て、観望会会場の飛騨コスモス天文台に向かいます。


飛騨コスモス天文台

飛騨コスモスに着くとすでにかんたろうさんが到着してました。まだ雲はありますが、機材を出すことに。程なくしてスタッフの方達も到着。聞いたらちょっと前に雨が降ったらしくて、そのせいか東の低空にきれいな虹が出ていました。
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来てくれるお客さんの数は、その日の昼間から夕方の天気に大きく左右されます。この日はあまり天気が良くなかったので、今回の観望会の参加人数はそこまで多くなくて、せいぜい15人くらいだったでしょうか。それでも子連れの家族が何組か来てくれてました。あと、かんたろうさんのお知り合いで、以前長野県は宇宙県の講演でお会いした方がわざわざ愛知から来てくれました。なんでも、この日にこちらのほうで宇宙関連イベントのボランティアがあって、展示説明とかしてきたそのついでとのことです。


電視観望機材

先月の観望会ではトラブルだらけで失敗し、反省して前回記事でメンテナンスした電視観望機材ですが、今回は大成功だったと言っていいでしょう。今回用意したものは、
  1. メインの電視観望にFMA135+Uranus-C+トラバース
  2. 広角電視観望にNIKKOR 35mm F1.4レンズ+ASI294MC+自由雲台
  3. M1 MacのVMware上のArm WindowsでSharpCapを2つ立ち上げ、上記カメラ2台を同時接続
  4. 24インチモニター
  5. 星座ビノを8個
でした。スコープテック望遠鏡も用意しましたが、雲間も多かったことと、惑星や月がでていないので、結局使いませんでした。

夕方暗くなりかけるときに楽しいのは、一番星見つけ大会です。この時間帯はまだ雲が結構広い範囲にあったのであまり星もはっきり見えず、からなずしも明るい星が一番星になるとも限らず難しかったです。星座ビノを駆使したりで探すのですが、なかなか見つかりません。電視観望は流石に超高感度で、最初にドームの上の雲の合間の青空にある一番星を見つけました。時間と方角的にはいて座の星の一つだったように思います。星座ビノでもしばらくは見つかりませんでしたが、程なくして見えるようになり、その後さらにドームのすぐ近くに二番星、その後はデネブやベガ、北極星など次々と見え始め、肉眼でも確認できるようになってきました。

ただ、まだ市民薄明から航海薄明くらいの明るさなのと、雲が多いので、電視観望といえど星雲や天の川を見るにはちょっときついです。そんな中、かんたろうさんから「M57入りましたー」と声が上がったので、私も導入してみると、淡いながらも十分に見ることができます。飛騨コスモスの観望会は45cmドブソニアンと電視観望で同じ天体を見比べることができるので、かなり面白いのかと思います。

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この日の天文薄明終了は20時46分。上の画像は下の時計を見てもらえばわかりますが、20時17分でまだ暗く成りきっていません。それでも輝度の明るい天体は十分すぎるほど見えます。

実際にはもっと明るい20時前でも十分見えていました。自動保存されているM57の画像ファイルの一番早いタイムスタンプを見たら19時55分でした。いい例なので載せておきます。スタックなしの0.8秒露光の1枚画像なのでかなりノイジーですが、それでもM57の存在は十分わかります。
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その後は、部分的に曇ったり晴れたりをずっと繰り返していて、数少ない晴れ間の天体や、下の画像のような雲越しの天の川を見ていました。
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電視観望、2セット1モニター体制

今回の電視観望のポイントは、1台のPCに2つのSharpCapを立ち上げ、それぞれ別のカメラを同時に2台接続しているところです。これは見せ方のバリエーションをかなり増やします。デスクトップ画面を2つ用意し、画面切り替えで広角天の川と高倍率天体画面をすぐに切り替えて比較しながらお客さんに見せることができます。今回は外部モニターを1台用意し、PCの画面をミラーリングすることで、私は手元のPC、お客さんは対面のモニターを見てもらいます。こうすることで、真向かいでお客さんと話しながら進めることができます。

しかもこれを、M1 Mac上の仮想のArm版Windowsで実行します。Macにした一番の理由はバッテリーの持ちです。今回4時間くらいフルで2台カメラを駆動しましたが、外部バッテリーに繋ぐこともなく、内部バッテリーのみで余裕でした。終わってから自宅に戻って確認したら、まだ半分近く電池容量が残っていました。丸々一晩とかでない限り、バッテリー容量的にはこれで十分です。観望会で充電用のモバイルバッテリーとケーブルを減らせるのは、トラブル回避という意味からも大きな価値があります。

その一方心配だったのは、仮想Windows上で2台もカメラを繋いで大丈夫か?ということでした。1台の安定性は前回の記事で散々検証したので問題無いことはわかっています。でも2台同時接続で試すのはほぼぶっつけ本番だったので、ちょっと心配してました。結論としては大丈夫だったのですが、いくつか課題も見つかりました。
  • まず、カメラが認識されない時がまれにあることです。VMwareでMacに繋ぐかWindowsに繋ぐか選択が出るのですが、Windowsを選んでピロンと鳴ってもSharpCapでカメラを認識しないことがありました。これは一旦ケーブルを抜いて差し直すときちんと認識されました。これが1度ありました。
  • 次に、カメラが認識されてSharpCapでカメラを選んでも画像が出てこないことです。どうもうまく接続されていなくて、すべてのフレームがドロップされているようです。SharpCap上でカメラを一旦切断し、再度接続すると直ります。この現象は3度ほどありました。ちなみに、SharpCap上のメニューで「カメラを再接続」というのがあるのですが、これでは直りませんでした。一旦確実に切断する必要があるようです。
  • もう少しマシなのですが似た事例で、接続して画面は出るのにフレームのドロップ数が異常に多い場合です。これは露光時間を伸ばすと解決する場合もありましたし、どこをどういじってもドロップ率は変わらない場合がありました。いずれも、切断と再接続で改善します。これは5度ほどありましたでしょうか。
以上のことは、一旦設定できてしまって安定すると、あとはカメラを切断しない限り大丈夫だったので、観望会前に準備をしっかりしておけば大丈夫そうです。とにかく調子が悪かったら一旦切断して戻してやればなんとかなります。でも、なぜこんなことが起こるのかは不明です。エラー判定までの待機時間がギリギリなのかもしれません。ここら辺が仮想OSの弱点なのでしょうか? 次回、SURFACEでも2台接続を一度試してみて違いがあるかどうか見てみたいと思います。

  • 最後の問題は、ASI294MCで露光時間を伸ばした時にフレームが更新されない現象です。例えば800msは大丈夫なのに倍の1.6sにするとダメな場合です。Uranus-Cではこんな現象はなかったので、ASI294MCの画素数が多いのが原因かと推測しますが、露光時間が短いと良くて長いとなぜダメになるのかはちょっとよくわかりません。こちらは今回はぱっと解決しなかったので諦めました。実際には天の川を見るくらいなら800msくらいで十分でした。
と、こんなトラブルもありましたが、一旦動き出せば無問題で、2つを切り替えて見せる手法のメリットの方がはるかに大きかったです。


電視観望のオペレーション

機材の方はかなり良かったのですが、天気の方は最初イマイチで、時折全面を雲が覆って何も見えなくなる時もあり、子供達が退屈しているようでした。こんな時は曇りの時の定番ネタで、50mmレンズとASI294MCを使って、周りの地上の景色を見ます。駐車場の車や、シートを引いている家族の顔まではっきりわかってしまうくらいの感度に、子供だけでなく大人も驚いています。露光時間を800ms程度にしてヒストグラムで持ち上げてやれば、そこそこ動いて色まではっきり見えるし、そこらへんの暗視カメラなんか問題にならないくらいの映像になります。

その後、徐々に晴れ間も多くなり、かんたろうさんのドブと見るものを合わせたりして、晴れている箇所を狙って次々と天体を入れていきます。

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M27: 亜鈴状星雲。トータル2分46秒露光。

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M8: 干潟星雲。トータル4分22秒露光。

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M20: 三裂星雲。トータル57秒露光。

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M17: オメガ星雲。トータル2分21秒露光。

面白かったのは、最後の方に見たM11でしょうか。この頃には全面的に晴れてきていて、かんたろうさんはドブソニアンでM11をいれ、私も電視観望でM11を導入し、その間にかんたろうさんがいて座のスタークラウドやバンビの横顔の説明をしてました。
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M11。トータル12分29秒露光。

一方、広角電視観望でも南の天の川を広く見ることができるので、スラークラウドもバンビの横顔も全部入ります。M8、M20、M17、M16などの星雲も見えるので、どこに何があるかも全体を見ながら位置関係がよくわかります。下の画像の黄色の枠(後から書き込んだものです)が、上の画像で見ている範囲です。
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M11はたて座の上の方にあるのですが、目印となる赤い星が4つほぼ一列に並んでいて、その2つと2つの間にM11があります。下の画像はSharpCapで自動保存された露光時間6.4秒の1枚画像で、2枚上の拡大している画像の全域を表したものですが、M11をはさんで4つの星があるのがわかるかと思います。
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拡大の度合いを変えながら、広域と狭い領域の関係を示していきます。
  • 広角電視観望で見る目印の星
  • 拡大電視観望で見る近くの目印の星とM11
  • ドブソニアンで眼視でみる針を突いたような点々のM11をそれぞれ見比べ
  • さらには肉眼で天の川を直接見て、「あー、あそこら辺だと」確認する
など、一つの天体をいろんな見方で見ることができ、私自身もかなり至福の時でした。ドブソニアンでのM11の個々の星の鋭さは素晴らしかったです。しかもこういったことが、何人もの人たちと話しながら、同時に確認できたりするのです。広角電視観望と高倍率拡大電視観望を瞬時に切り替えて見分けることで、見ている天体がお客さんに実際の空のどこら辺にあるかをわかってもらう強力な武器になることがわかりました。

その一方で、天の川を肉眼で見る際にはPCのモニターが明るすぎるのが欠点で、天の川だけ見たい時はモニターの電源を臨機応変に切ったりもしていました。今回のような暗い空では目が慣れるまで時間がかかったりするので致命的な問題になりかねませんが、街中のような比較的明るい場所で行われる観望会では問題はもう少し緩和されるはずです。

と、まだトラブルや問題点もありますが、メリットもはるかに大きいので、今後もこの手法を探っていきたいと思います。


片付け

最後の方はまた全面曇りだし、機材の片付けを始めました。でも天文あるあるで、片付けが終わる頃には低空以外は全面快晴になり、天の川が南から北まで天頂を一直線に走り、カシオペアに繋がるまではっきりと見えたのは見事でした。周りの全部の明かりを消してしばらくの間、最後まで残っていたかんたろうさんとスタッフの方と少し話しをながら、しばし天の川を楽しみました。ものの10分もするとまた曇りだしたので、ここで現地を後にします。車を出した時点で時計を見たら23時20分でした。

自宅に到着したのは0時半過ぎで、空を見上げると、めずらしく富山でも天の川がうっすら見えるほど透明度が良かったのです。でももう疲れていたのと、次の朝も太陽撮影があるかと思い、でパッとだけ片付けて寝てしまいました。


まとめ

晴れと曇りの振れ幅が大きく、状況がコロコロ変わるような天気でしたが、十分に楽しめた観望会でした。やはり、暗い空での観望会はものすごく充実します。子供連れの家族のお客さんはどうしても早めに帰ってしまうので、最後の方のいい空を見せてあげられなかったのが心残りです。

来月の飛騨コスモス天文台の観望会は、8月12日(火)のペルセウス流星群のお祭りです。平日ですが、夏休みでお盆期間なのでたくさんの人が来るかと思います。大きなシートを引いて、寝転びながらみんなで流星群を観察します。でも今年は月が明るく、あまり好条件ではありません。私は別件が入る可能性がありそうで、今のところ参加できるかは不明です。



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