ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: イベント

夏は観望会が目白押しです。先週土曜の高岡市のおとぎの森公園観望会に続いて、この週は7月31日の金曜に富山市の環水公園というところで観望会です。


歴史

環水公園の観望会も、もう毎年恒例の行事です。昨年の様子は少しだけこのページに書いています。



最初に参加した2023年の記事によると、コロナ前から行われていたとのことですが、コロナで一旦中止、コロナ以降に2023年に復活したとあります(でもこれが嘘だったと後からわかります)。私自身はコロナ以前のものには参加していなかったので、今回が4回目の参加になります。

検索してもコロナ以前のこのスターウォッチングに関する情報があまり出てこなかったので、ChatGPTにまとめてもらいました。今は便利ですね。文書をAIに作ってもらうのは味が無くなるのでまだ避けていますが、こういった資料的なものはかなり細かいことまで情報を集めることができます。

確実と思われる情報を挙げてもらいましたが、あくまでAIが検索できた結果なので間違いもあるかもしれません。資料としては県の年度報告が一番確実なもののようです。でも、調べた結果は意外なものでした。
  • 2012~2019年:8回(コロナ前は毎年開催)
  • 2020年:雨天中止のため開催回数に含めない
  • 2021~2026年:6回
と合計14回行われていることがわかります。面白いのは、コロナ禍が始まった2020年はコロナではなく雨天で中止になったと報告されていること、さらに2021年からコロナ禍でも規模を抑えて開催されていたことです。

今後の資料がてら少し詳しく残しておくと

開催状況確認できた内容
2011環水公園開催は未確認富山県の広報映像資料に「とやまスターウォッチング」が登場しており、県の事業自体は少なくともこの年には存在していました。ただし、会場が環水公園だったかは確認できません。(富山県)
2012開催されたとみられる8月24日に環水公園野外劇場前広場で開催する告知が残っています。テーマは「伝統的七夕の夜に織姫と彦星を探そう」でした。環水公園開催として確認できる最古の記録です。 (FMとやま)
2013開催されたと推定個別の公式記録は発見できませんでしたが、観望協力者による後年の記録では「コロナ前までは毎年開催」とされています。 (ほしぞloveログ)
2014開催告知あり8月22日の環水公園開催を伝える記録があります。 (i北陸)
2015~2018毎年開催と推定個別ページは確認できませんでしたが、コロナ前の毎年開催という関係者記録と整合します。 (ほしぞloveログ)
2019開催8月2日、環水公園野外劇場前広場。参加者は約200人でした。
2020雨天中止8月7日に予定されていましたが、公式事業報告に「雨天中止」と明記されています。新型コロナによる中止ではありません。
2021開催8月6日、約50人。コロナ禍でも再開されていました。
2022開催8月5日、約60人。
2023開催8月4日、約100人。
2024開催8月2日、参加者160人。
2025開催8月8日、約180人。夏の大三角の観察、星や日食に関する解説、4D地球儀を使った環境展示などが行われました。 (富山県公式ウェブサイト)

とのことです。でも2013年と2015〜2018年の根拠がこの「ほしぞloveログ」で、実際コロナ禍での情報が間違っていたので、あまり当てになりませんね。これでもChatGPTの結構いいエンジンを使ってこの結果なので、ここらへんが限界なのでしょう。というか、他に記録がなさすぎです。

もう少し突っ込んでおきます。2011年の根拠になっている広報映像の資料ですが、リンク先にはタイトルだけで映像はありませんでした。タイトルを見ても、2011年にそれらしい記述がないので、少なくとも自分で調べた限りでは確認が取れませんでした。

2012年以降は、ほしぞloveログの情報が根拠になっている以外の年では、リンク先の資料に「スターウォッチング開催」の記述が、かなりシンプルですがどの年も一応は確認できました。特に、2020年はすでにコロナ禍でしたが、県の報告書にはっきりと「雨天中止」と書かれています。

ただ、これが本当に雨天中止だったのか、コロナ禍で開催が心配されたので雨天中止とあえてしたかなどの判断まではできませんでした。確認で自分の過去メールを調べてみたら、確かに雨天中止と県天メンバーからメールが流れていたので、コロナではなく雨天中止で正しそうです。

2021年と2022年はコロナ禍真っ只中でしたが、それでも参加人数とともに報告されているので、実際に開催されたのかと思います。こちらも過去メールで確認しましたが、紙コップを使ってアイピースが皮膚に触れないようにするなど、いろいろ工夫をしながら開催していたようです。


自分は一体何をしていた?

で...、問題は、私は2016年には富山県天文学会に参加していたのですが、2016年から2022年までは観望会に参加せずに何をしていたんでしょうか?

全く記憶になかったのですが、自分のMacのカレンダーを見ると2017年から環水公園の観望会があると予定項目として残っていました。それらの日をよく見てみたら、理由がわかりました。2016年から2019年までは原村の星まつりと日が重なっていたので参加できなかったというわけです。

それでも2020年から2022年の記憶が全くないです。原村の星まつりは2020年以降は開催されていないので、星まつりへの参加が、環水公園不参加の理由にはならないと思います。忙しかったのか、もしかしたら2019年まで参加できていなかったので、それ以降も惰性で参加していなかったのかもしれません。


AIによる調べ物

以上のようにAIの力も借りながら調べてみました。少なくとも人間の曖昧な記憶よりは正しい結果を出してくれています。また、AIが出してくれた情報をもとに、さらに自分で確認することもできるので、かなり役に立つという印象です。それでも、2011年のように人間が確認を取ろうと思っても確認できない情報まで含まれていることもあるので、必ずしも確実ではないことも、気にしておいたほうがいいかと思います。

あと、自分のブログが情報の根拠となっているのはかなり気持ちが悪いです。どれくらいの根拠感で書いているのかは自分ではある程度わかっているので、それを情報源と思われると嫌なのと、他の情報も、この程度の根拠しかない可能性もあるのかと思い知らされます。


観望会

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観望会の歴史という、関係ない人から見たらくだらないことを長々と書いてしまいましたが、これは肝心の観望会が曇りでかなり厳しい状況だったからです。

平日なので仕事が終わってからの準備になります。会場に18時頃に到着すると、もう何台か望遠鏡が並んでいました。最終的には10台以上は出ていたはずです。

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この公園は富山駅から歩いてくることができるので、お客さんもたくさん来ます。100人以上は確実にきていたはずです。ただし、開始時から今日は天気が厳しいかもと皆さん言っていて、明るい金星も双眼鏡で探してもなかなかわからないような状況が続きます。

結局見えたのは、肉眼では、
  • 沈む直前の金星が、時間帯によってはかなり低い位置の雲の合間に見えた。
  • ベガとアークトゥルスはかなり注意して見ると、大抵の人には見えた。
  • デネブとアルタイルは時間帯によっては見える人もわずかにいたが、見えない人が多数。
  • 終了近くに地平線から月がやっと昇ってきて、雲越しに少しだけ見えた。

望遠鏡ではアルビレオくらいまで入れていたようです。後半になるにつれ、一部に雲間が見えたりもしましたが、終始なかなか厳しい状況のようでした。

私は35mmレンズ+ASI294MCの広域電視観望を使って、雲越しの星を見ます。
  • 一番星でベガを見つけて、肉眼でも見えないかお客さんと探し、
  • その後少し晴れた時に、こと座の全体像を見せ、
  • デネブとアルタイルを見せて、一応夏の大三角を完成させ、
  • そこそこ雲が薄くなってきた時に白鳥座全体を見て十字を確認し、
  • 月が出た時に、雲越しもぼやぼやした月を拡大で見た
というくらいです。

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こと座です。終始こんな感じでずっと雲が出ていました。

まあそれでも、雨が降ることはなく、かろうじてですが何か見るということはできたので、ヨシとしましょう。

21時頃には片付け始め、22時前には自宅に到着。次の日は朝早くから用事があったので、すぐに寝てしまいました。



2026年7月25日、富山県高岡市のおとぎの森公園で毎年恒例になっている、星空観察会に参加してきました。

昨年の記事はこちらになります。



今年も開催

この観望会への参加は、今回で3回目になるみたいです。過去記事によると、一昨年は天気が悪く記事にせず、昨年は天気が良く見えたと書いてますが、この時期は夏の観望会が多すぎてどれがどれだったか、こんがらがってしまいます。やっぱり記録にとっておくのは大事ですね。


今回は準備が大変

このおとぎの森観望会のときは、毎回早めに自宅を出て、たいてい会場すぐ近くのイオンモールに行くのが恒例です。こんなふうに、観望会以外に何か時間を過ごせそうなことがある場合は、なんだかんだ言って妻も一緒についてきます。この日も自宅を14時前には出て、イオンモールには14時半頃に到着しました。少し早すぎる到着です。

というのも、今回は観望会前に講演を頼まれているのです。ターゲットは主に小学生の子供たちとのこと。あらかた準備は済ませてましたが、モールのフードコートでPCを出してスライドの最後の仕上げです。もちろんその間、妻はショッピングです。

講演が18時半からということで、逆算していくと、遅くても18時には会場入りして接続チェック、実際には観望会の機材の準備もあるので、17時過ぎくらいには公園に着きたいです。その前に夕食をとっておくとすると、逆算すると16時くらいには食べることを考えておいた方が良さそうです。

あらかじめ時間は確認してあったので、16時過ぎに妻がフードコートに戻ってきました。私は牛角のカルビ丼に盛岡冷麺の小さいのを追加、妻はそこまでお腹が空いていないということで、フレッシュネスバーガーを注文してました。富山市内にはイオンモールがないので、隣の高岡市のイオンモールには、こうやってフードコートに来るだけで楽しいので、いい機会です。

食べてる間に、今日の講演のスライドを妻にチェックしてもらいました。小学生がメインなので、あまり星に詳しくない妻でさえわからないというなら、子供相手だと全然無理なはずです。でも、聞いている限り結構面白そうにしている反応だったので、とりあえずよしとします。

17時前になって、イオンを出発して、おとぎの森公園へ。妻は観望会には興味がなく、そのままモールでショッピングを続けます。終わったら迎えにきてくれればいいそうです。

17時頃には会場に着きました。さすがに早すぎると思ったら、すでに一人メンバーが到着していて、早速観望会の準備を始めてました。私はまずは講演会場になる「こどもの家」に行くと、ちょうど世話役の方が到着して2階の会場を確認できました。あまり広くないと聞いていたのですが、そこそこの広さはあり、子供には床に座って聞いてもらえば数十人は十分入れそうです。接続テストは会場のセッティングができてからということで、そちらはスタッフさんがまた来てやってくれるとのことなので、私は一旦外に出て、観望会の準備をします。

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といっても、雲が結構あるので、機材を出しっぱなしではちょっと怖いです。もし講演の最中に雨が降ってきても、機材を片付けるために講演を中断して抜けるわけにはいきません。最悪雨に濡れてもいい、テーブルと椅子だけ出しておくことにしました。


星空を見るのが楽しくなるお話

18時頃になり、再び講演会場に行きます。スタッフの方たちと一通り挨拶して、接続テストです。スタートが18時半なのですがちょうど食事の時間くらいなので、人が集まるか少し心配していました。18時半直前になってぼちぼち人が入り始め、18時半の時点ではまだ大人子供合わせて20人くらいだったでしょうか。講演終了予定が19時15分で、観望会が21時までなのですが、まだ日が長く講演が終わってもまだ明るいはずなので、時間の余裕はあるということで、もう少し待ちました。18時半を過ぎるとどんどん人が増えてきます。18時35分くらいだったでしょうか、ではそろそろ始めましょうとスタートしたのですが、それでもまだ人は入ってきます。

最終的には、スタッフの人が来ている人の靴を数えてくれていて、およそ100足あったらしいです。さすがにこの人数だと、会場はかなりキツキツで、人が部屋いっぱいに広がっていました。用意していた椅子は全然足りずに、大人の方もかなり床に座ってもらいました。

一番難しいのは、対象が子供ということです。聞いてみると、小学生未満は一人だけ、小学3年生と4年生が同じくらいで一番多かったです。4年生の理科で星のことを学ぶのと、近所の小学校で4年生を対象にチラシを配布したとのことです。

子供はとても正直で、飽きてくるとじっと話を聞かずに歩き回ったりする子も少なくないです。実際、講演前はプロジェクターの光を使って、スクリーンに手や体を使って影を作って遊んでいます。普通の北極星を探そうとか、夏の大三角を探そうというお話だけだと、星が好きな子はいいのですが、興味がない子だと多分飽きてしまうでしょう。そこで今回は、クイズを多用することにしました。クイズと言っても、単純な3択クイズとかではありません。

子供といえども、一生懸命に考えて欲しいと思っています。そう、いつもやっている太陽はどちらから昇るかから始まって、月はどちらから昇ってどちらに沈むかを聞いていきます。太陽は小学生でもさすがにすぐにわかります。太陽が動く理由も、地球が回転しているからと理解してくれます。あ、「違うよ、地球は太陽の周りを回ってるんだよ!」と、公転と自転を区別できない子供がいましたが、こういったことを大きな声で言ってくれるのはうれしいですね。月がどちらから昇るかは、子供だけでなく、大人もわかっている人の方が少なそうです。

夏の大三角の話に持っていって、星がどちらから昇るか、水平に見えたベガが天頂に昇るまで何時間かかるかも考えてもらいました。太陽も月も星も地球が動くので昇り方は同じで、1日に星がどれだけ回転するかを考えたら半日でどれだけ動くかわかり、最後には90度動くのにかかる時間も子供でも十分に理解してくれます。

夏の大三角は七夕伝説に持っていきます。高岡は面白くて、富山県最大の七夕まつりが高岡市内の戸出というところで7月初めに開催され、それとは別に、これもかなり大きな規模の高岡七夕まつりというのが旧暦にならって8月初めに開催されます。そう、ここ高岡市は新暦の七夕と旧暦の七夕まつりを両方とも味わうことができる、珍しい場所なのです。富山県は比較的旧暦の七夕を祝うところが残っています。田畑が広がるので、月の満ち欠けで暦を判断する風習が残りやすかったのかもしれません。

七夕から、天の川の話に持っていき、南の天の川は銀河中心を見ていること、反対に北の天の川は銀河の端を見ているという話まで持っていきます。会場には明らかに星に詳しそうな子が二人いました。その子達も銀河のことくらいまでは知っていたようです。

そこから更に、天の川が見えない方向は何が見えるかというクイズを出して、春のおとめ座銀河団を撮った画像を見せました。その画像の中にどれくらいの数の銀河があるかという画面を見せると、星に詳しい二人もこんな密度だとは知らなかったようで、その子達を含めてみんなびっくりしていました。天の川の星が邪魔しないので遠くの銀河がよく見えるということも、反応を見ている限り、大人だけでなく、子供たちもよく理解してくれていたと思います。
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更にここから、スケールを広げ、秋の銀河が少ない理由を話し、宇宙の泡構造まで持っていき、ブラックホールや重力波、ニュートリノなど、比較的近くにあるカミオカラボの紹介をして、宇宙にはまだ謎がいっぱいというところまで行きました。

最後にはまた近くに戻って、普段の生活が宇宙にどれだけ関わっているかを考えてもらいました。一日、二日と日を数える「日」は太陽のこと、一月、二月と月を数える「月」はお月様のこと、夏と冬など季節は地球の公転です。植物の成長、睡眠、水の循環、潮の満ち引きなど、生き物が生き物として生きるのに、宇宙は実はものすごく絡んでいるんですよね。基本的には太陽や月の影響ですが、太陽より遠い天体は生活に影響があるのか?という話も用意してました。でも時間も押していたのと、ちょっと難しそうなのでスキップとしました。

今回は、ずーっと子供達と会話しながらの講演になり、とても楽しかったです。終始子供達がひっきりなしに答えを言いまくるのでなかなか大変でしたが、これだけ反応があると、講演を引き受けた甲斐があったというものです。19時20分くらいだったでしょうか、ほぼ予定通り45分で終了し、次はいよいよスターウォッチングです。よほど星が見たくなったのでしょうか、子供たちは部屋から飛び出していきました。


その後の観望会

大人の方の反応も上々だったようで、終わってから世話役の方やスタッフの方達からも、ものすごく面白かったとの感想をたくさんいただきました。私の話は、できるだけ知識は必要とせず、なぜそうなるかを考えてもらうので、子供でも大人でもあまり年齢に関わらず楽しんでもらえるようにしているつもりです。観望会の時に、若い社会人の女の子の二人組と話す機会があったのですが、講演も聞いてくれていたとのことで、これまでほとんど聞いたことがない話が多くて、相当面白かったとのことです。また来年も来てみたいと言ってくれました。実は今週金曜日も、富山駅近くの環水公園というところで観望会があるので、誘っておきました。

さて、観望会の方ですが、そこそこ晴れていましたが、常にどこかに雲があり、月が見えたり見えなかったり、夏の大三角も見えたり見えなかったりで、ちょっと微妙でした。それでもたくさんの望遠鏡が出ていて、月や金星、アルビレオなど、見どころは幾つもあったので、子供も大人も楽しめたのかと思います。

私はというと、今回実はTSA-120を用意していたのですが、ポータブルバッテリーを忘れるというポカをやらかして赤道儀が使えなかったので、泣く泣く電池駆動のトラバースにFMA135を載せたいつもの電視観望で、月とM57とM27を見せました。観望会ではいつも用意しておく外部モニターも使えずじまいでした。

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雲が多かったことと、多分空の状況はあまりよくなかったので、星雲は数多くは見えず、20時半頃にはもうお客さんもすっかり少なくなってきました。子供だと21時くらいには寝てしまうことも多いので、日が長いうちの夏の観望会はどうしても時間が限られてしまいます。観望会には250人くらいきていたということで、各望遠鏡には長い列ができていることもありました。電視観望は比較的人数も捌けるので、ある程度多くの方に見て頂けたと思います。

お客さんもほとんどいなくなった21時前にはもう終了宣言が出て、21時過ぎには片付けも終え、イオンに妻を迎えにいきました。帰りの車で、講演がかうまくいったことを話し、帰路につきました。


おまけの観望会の記録

少し前の7月11日、天気が悪かったのでブログ記事にはしませんでしたが、飛騨コスモス天文台で観望会がありました。天気予報では絶望的だったのですが、かんたろうさんも来るというので、他のスタッフの方とも顔だけでも合わせられればということで、ほぼ何の機材も持たずに、ガソリン代の節約のため妻の小さい車を借りて、現地へ向かいました。途中、神岡町でいつも行く「もりのや」で唐揚げ定食を食べました。唐揚げの量にちょっとびっくりしました。

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唐揚げの数を数えたら7個ありました。お腹いっぱいになります。

その後、18時半頃にコスモス天文台に到着。

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天気はドン曇りで、たまにパラパラと雨っぽかったりもしたので、機材は何も出さずに、すでに来ていたメンバーとまったりモードです。途中からお客さんも何人かきていましたが、基本的に何もできず...

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と思っていたのですが、暗くなってきてから、天気予報に反して少しずつですが、一部で雲ごしに星が見え始めました。下は手持ちのカメラで、手ぶれ防止で5秒露光で撮ったものですが、雲越しに多少なりとも星が出ているのがわかります。

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かんたろうさんが双眼鏡を出していたので、コートハンガーとか、いくつか見せてもらいました。私はというと、最低限の機材はもってきたつもりだったのですが、いつもと車が違ったせいか、広域電視観望のためのカメラ三脚がない、普通の電視観望でトラバースはあったのに、FMA135を忘れたとかで、もう散々で全くやる気が出ず、何もできないまま終わりました。雲が途切れることはなかったですが、かんたろうさんのおかげもあり、それでも一部見ることができたので、今のところ「飛騨コスモスに行ったのに見えなかった日はない記録」はかろうじて更新されました。

夏は観望会や、星まつりが多いです。今年は最初涼しかったので、このまま続くかと思っていたのですが、結局例年通りまたものすごく暑くなっています。あまり無理せず、体調を壊さない程度に、今年も行事に参加していこうと思います。

2026年5月16日(土)、この日は所属する富山県天文学会 (県天) の観望会で、牛岳に集合です。主な目的は会員同士の交流です。


ずっと牛岳に行っていなかった

前回牛岳に行ったのは、いつのことかもう忘れてしまっているくらいで、本当に久しぶりの牛岳です。牛岳は、2016年に星を始めてから最初に行った地元のメジャーな星見場所で、基本のような場所だったはずです。

このブログで記録を調べてみると、最後に牛岳に行ったのは、2022年のゴールデンウィークでした。コロナが少し落ち着いてきたところでしたが、まだその後もコロナが続いたこと、その後体調を壊したこともあったのでしょう。実は去年も同じ時期の5月24日に牛岳で観望会が計画されていたのですが、記録を見たら雨で中止になっていました。それにしても2022年以来、4年ぶりとは信じられないくらい月日が早く経ってしまっていることにびっくりです。


準備と到着、そして火事

この土曜日は朝から太陽撮影で、次の日の日曜も晴れそうで朝から太陽撮影の予定なので、夜の星の方は相変わらずあまり気合いが入りません。一応機材は持っていきますが、前半はまだ夏の星座には早くて銀河がメインになるのに、撮影用に持っていったのはε130DとRedCat51で、短焦点鏡筒だけです。もしかしての時の電視観望のFMA135は車に積みっぱなしにしています。まあ、夜中からの後半に短時間撮影できたらラッキーというくらいでしょうか。

牛岳の山頂に近いスキー場のリフトの降り口の駐車場に到着したのは、18時半くらいでした。すでにSさんが到着していて、もう機材まで設置済みでした。

展望台もあるこの駐車場は、県天メンバーだけでなく、他の一般の人もたくさん来ます。展望台まで登ってしまえば南側の天の川がよくみえるのですが、機材が設置できる駐車場では南側が建物で塞がれていて、南の低空撮影は難しいです。かといって、北は街明かりで明るいので、天頂近くなどある程度高度がある天体を狙うのが手です。

もし南の低空を狙うなら、50mくらい下に下がったところがいいのですが、そこだと今回の目的の交流は難しいです。まあ撮影するなら夜中に移動すればいいかと思い、この駐車場では機材を出すのも躊躇していました。

到着後けっこうすぐに気づいたのですが、まだ明るいうちから北の眼下の遠くに大きな火の手が上がっています。火事です! 双眼鏡でも見てみますが、かなり遠くなのでイマイチ状況がわかりません。そうか、望遠鏡があると思い、RedCat51とカメラで見てみました。どうやら高岡の中心あたりで、高岡駅のもう少し北側でした。

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駅の大きさと比べても、燃えている範囲がかなり広いのがわかります。メンバーに高岡に住んでいるという人からの写真なども届き始め、どうやらお寺が燃えているとのこと。火は全然消える様子もなく、暗くなって目では火が小さくなったようには見えても、画面ではずっと赤い火が見えていて、画面で火の手が見えなくなったのは21時近くのことでした。無事に鎮火できてよかったと思っていたのですが、あとでニュースで見たら、出火が18時45分で、実際の鎮火はそれから8時間40分も経ってからだそうです。


まったりモードで、一組のお客さんが

その後も、他のメンバーの機材を見ながら話していたくらいで、私自身は特に何をするでもなく、ものすごくまったりしていました。

肝心の天気はというと、低空はガスっていてほぼ全滅で、北極星の下に星が何も見えないとか、ちょっと変わった状況でした。それでも天頂付近はよく晴れていて、撮影しようと思えば十分でき、三つ子銀河とかは狙い目だったと思います。でも持ってきている機材が機材で、短焦点なので結局RedCat51を出しっぱなしにして、ほったらかしでした。

途中、学生のカップルが来て、メンバーのSさんのμ210で木星を見てもらっていたのですが、なんか微妙に詳しくて反応がいいので、もしかしてと思って聞いてみました。なんでも昼間は科学博物館に行ってプラネタリウムで星の解説を聞き、夜は星を見にきたそうで、今どきの若い子にしては珍しいくらいの感心のデートコースです。さらに聞いてみると、男の子の方は天文を研究している地元の富山大の院生で、銀河が専門のようです。研究だけでなく結構実際の星にも興味がありそうだったので、県天メンバーも集まってきて、星や星座のことをいろいろ話していました。

もうそのころにはベガはかなり上の方まで昇っていたので、星座ビノでこと座の形を見てもらい、Sさんがμ210ですぐにM57を入れてくれたので、見てもらいました。

さらにμ210でM13も見てもらったのですが、Y会長が「昔は裸眼でM13を見ていた」と言うので、M13を星座ビノで探してもらいました。星座アプリで「ヘルクレス座の中心の四角形の上の2つの星の、真ん中から少し左より」と位置を確認しながら探したのですが、星座ビノだけだとちょっと厳しそうでした。そこで、四角形の上の2つの星の位置を改めて確認してもらい、双眼鏡を渡しました。最初は倍率が上がったので、その2つの星の特定にてこずってましたが、やがて二人とも2つの星と四角形の位置がわかり、無事にM13も双眼鏡で見ることができていました。双眼鏡で見ることができると、改めて星座ビノで見てもわかるようになるはずで、無事に二人とも星座ビノでも認識できているようでした。

二人ともかなり反応が良かったので、私も少しやる気が出てきて、せっかくなのでCGEM IIにセットしてあったRedCat51を取っ払って、代わりに全然サイズがあっていないFMA135を載せて、電視観望でM57とM27と北アメリカ星雲を見ました。

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二人とも、すごく喜んでいました。

21時台の早い時間から来ていたこのカップル、天の川が見たかったらしいのですが、「天の川が見えるのは23時頃ですよ」と言うと、「あと2時間もあるのかぁ」と残念がっていたのですが、こんな風にいろいろ見てもらっていたら、いつの間にか天の川も昇り始める時間になっていました。南が見える展望台の方に一緒に行くと、低空はまだ少しガスってましたが、うっすらと天の川の存在もわかりました。女の子の方は天の川を見たことがなかったらしくて、さらに流れ星もこの日生まれて初めて見たとのことで、とても喜んでいました。


結局そのまま帰ることに

気づくともう0時前になっています。残ってるメンバーもだんだん少なくなってきました。撮影をするか少し迷ったのですが、そこまでの空ではないせいか、皆さんももう帰るそうです。一人だとクマも怖いので、私も片付けることにし、0時過ぎに牛岳を後にしました。少し車で下ったところで改めて外に出て東から南の空を見ると、天の川がかなり濃くなってきていました。そういえば今年初の天の川だったことにこの時気づきました。

自宅には1時頃に着いて、結局寝たのは4時前くらいでした。朝は結局8時頃になってしまいましたが、この日も太陽撮影でした。太陽のことは、また別の記事で書こうかと思います。


春です。暖かくて天気がいいです。観望会の季節です。

前日金曜に引き続き、2026年4月25日の土曜も観望会に参加です。この日は富山市科学博物館で毎週行われている定例の観望会です。前日の駅前観望会終了後、Xで知り合いの4月から高1になったMちゃんから、科学博物館の観望会に行くとDMが来ていたので、2日連続になりますが私も参加することにしました。

冬の間はなかなか天気に恵まれなくてここしばらく参加していなかったので、久しぶりの参加になります。


準備は楽々

準備は前日のセットアップそのままの、FC-76とASI294MCをAZ-GTiに載せたものです。実は昨日の観望会用には念の為にC8とCGEM IIも持っていっていました。銀河がうまく見えなかったり、惑星に振ったりしたくなったときの予備の機材です。でも結局全く使うようなことにはならなかったので、C8とCGEM IIは車から下ろして少し身軽に出発します。

そうそう、出発前に一つだけやることがありました。前日の観望会で気付いた、CMOSカメラのホコリ取りです。保護ガラス面についているもので、淡い天体を炙り出すと黒い丸になってしまって、見栄えが悪いです。頑張って掃除するといくつかのホコリは除去できたのですが、保護ガラスの内側に入り込んでいるホコリもあるようです。しかも清掃中の画面をよく見ると、センサー面に直についていると思われる小さな黒い点がいくつかあります。保護ガラスは外したことがないはずですが、どうやって入り込んだのか不思議です。まあ時間もなかったので、取れないホコリは諦めました。

この日も18時くらいには科学博物館に到着しました。19時半から開始なので、ちょっと早いかと思いましたが、県天メンバーのKさんはすでに到着して準備を始めてました。Kさんは昨日も来ていたので、同じく2日連続です。徐々に日が落ちてくると、科学博物館の職員さんも機材を出し始めます。

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私ものんびりと準備を始めます。と言っても、前日とほとんど同じセットアップなので、迷うこともありません。


科学博物館の観望会には面白い子達が

この観望会のメインのターゲットは、星や宇宙に興味がある子供達です。せいぜい小学生までで、中学生以上は稀です。

そんな中、まだ準備をしている明るい最中に、今日の観望会に誘ってくれたMちゃんが到着しました。一人で来ていたようなので聞いてみると、朝からバスで一人で科学博物館に来ていて、さっき夕食を済ませて、今また帰って来たとのことです。理系志望と聞いていましたが、やはりこういった科学館系もかなり好きなようです。名古屋市科学館はまだいったことがないとのことなのでお勧めしておきました。あそこは1日中いても飽きません。そういえば、先月東京上野の国立科学館に行ったのですが、もちろん展示も素晴らしくて面白いのですが、個人的には名古屋市科学館の方が好きだったりします。でも、地元で子供の頃から通っていたからなのかもしれません。

富山市科学博物館の観望会は、基本は小学生やさらに小さな幼児がほとんどなので、当然親御さんが連れてくるのですが、ご両親も天文にある程度興味がある方が多いです。まあ当然と言えば当然で、よほど好きな子供に引っ張られて連れてくるか、もしくは親が元々興味があって子供に勧めるかで、前者は稀で、普通は後者が多いかと思います。でもそんな中、今日も強烈な子が一人いました。

まだ暗くなりきらない明るいの電視観望でオリオン大星雲を見せていた時のことです。
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「今見えているのがオリオン大星雲です。」と説明すると、すかさず小さな女の子が「M42!」というのです。聞いたらまだ小学2年生だそうです。話していると、他にもいろんなことを知っているみたいで、M3とか球状星団みたいなマイナーなのも知っています。SCOPETECHで月を見てもらうと、すぐに微動を覚えて、次はピント調整もマスター。最後は可変倍率のアイピースで月を拡大して、ピント合わせまで全部一回の説明で、いとも簡単にマスターしました。

結局この子がこの日の屈折望遠鏡担当で、私はほとんど触る必要もなく、ずっと月を見どころの位置に保ってくれていました。
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オリオン大星雲は沈んだところが結構大うけで、木々の間に見えるオリオン大星雲でなぜか盛り上がりました。
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木の隙間からわずかに見えるオリオン大星雲。

この熱心な女の子、電視観望で見る銀河も興味津々みたいです。M42を知っていたので「M51って知ってる?」と聞くと、どうやらわからないみたいで「子持ち銀河って言うんだよ」と穏やかに説明しながら「勝った」と大人気なく心の中で思ってしまいました(笑)。

M51の腕が見えてくる最中もずっと見てくれていて、本当に宇宙が大好きな様子でした。
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「一番好きな星座はいっかくじゅう座。」というので、「いかっくじゅう座にバラ星雲というのがあるんだよ。せっかくだから見てみようか!」と言って、まだギリギリ西の空に残っているバラ星雲を見てみました。さすがにかなりの低空で淡淡でしたが、しばらくライブスタックしていくと、輪郭だけはなんとなくわかって来ます。隣にPCで以前撮影したバラ星雲と並べて見ると、形がはっきりと認識できるので、淡いリアルタイムのものを見てもなんとなく形がわかって来ます。

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観望会もだんだん終わりが近くなり、バラ星雲も沈んでいきます。最後はM101: 回転花火銀河に挑戦です。この日は反省するところがあって、AZ-GTiの水平を全く取っていなかったのです。なので、導入のたびにちょっと離れたターゲットは、平気で数度以上ずれてしまいます。M101はかなり淡いので、画面内に入っているかどうかさえわかりません。プレートソルブを何度か試して、やっと多分これだと言うのが画面で確認できました。本当はこんな時は、プレートソルブをした後にアノテーションして天体の名前を表示してやればいいのです。

まぁ今回は一応苦労もしましたか、無事にM101を画面の真ん中に持ってきて、ライブスタックを開始しました。でもM101はM51回転銀河と違って、面積はあるものの輝度は低く、多少ライブスタックをしてもなかなか画面に出てきません。かなり待って何とか淡い広がりがあるのがわかってきて、その後観望会収終了まで放っておいたら、最後にはやっと腕の形がわかるようになってきました。その時の画像が以下になります。右がライブで左が以前撮影した参照画像です。

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でもその頃にはお客さんもほとんどいなくなってしまっていて、M101の腕が出た所まではあまり見てもらえなかったのが残念でした。

もう一つ反省点です。オリオン大星雲やバラ星雲を見るときは、光害フィルターとしてCBPをつけました。銀河を見る時は外します。それはそれでいいのですが、駅前の観望会の時と違ってさらに1.25インチのUV/IRカットフィルターを何の気なしに入れてしまいました。どうもこのUV/IRカットフィルターで光が少し蹴られてしまっていたみたいで、強度に炙り出すとリング状のカブリのようなものが目立ってしまいました。多少星像がマシになるかなと思って付けたたのですが、ほとんど改善がなかったので、ASI294MCのような大きめのセンサーサイズの場合は1.25インチのフィルターは注意してつける必要がありそうです。


後片付け

科学博物館の観望会は21時ぴったりに終了です。お客さんも子連れの方が多いので、21時ぴったりにはほぼ誰もいなくなっています。後片付けで車で3往復ほどし、その後は事務室に集合し、他のボランティアの方や科学博物館の職員さんと少しおしゃべりし、21時半過ぎには帰路に着きました。

今週末はずっと天気が良かったので、2日連続の観望会と2日連続の太陽撮影と、非常に充実していました。さすがに夜中は(月もある程度出ているので)寝ていました。

次の日曜も朝から太陽です。いろいろ面白いことやったのですが、ネタが多すぎてブログ書きが全然追いついていません。焦らずに今週平日にゆっくり記事にしていこうと思います。



今年度初めての観望会です。今回は富山県天文学会恒例の、富山駅前のゲリラ観望会です。

ゲリラ観望会は2019年に始まり、


その後コロナであまりできなくて、2024年に復活しています。復活までの間にもう一回行われているはずですが、確か出張で富山にいなくて参加できませんでした。



2025年も、春と秋の2回開催されていますが、両方とも天気が悪くて独立した記事にしていませんでた。



準備

少し前の週間天気予報だと、4月24日金曜日は雨の予報でした。でも日が近づくにつれ、どんどん晴れの予報になってきます。前日にはもうずっと晴れの予報でした。

機材の準備なのですが、何を持っていくか迷いました。月は上弦なので開始時に南天くらいのはずです。土星は出てないですが、木星は見えます。でも春なので、電視観望が得意な星雲がほとんどありません。オリオン大星雲が沈むくらいなのですが、高いビルに隠れてしまって西の空はほぼ全滅です。春はやはり銀河がメインです。実は2024年のゲリラ観望会の時にいつものFMA135で全然見えなかったという痛い思いをしているので、今回は銀河をターゲットに電視観望機材を選ぶことにしました。

駅前で相当明るいので、S/Nを稼ぐためにはできるだけF値の低い明るい鏡筒がいいです。焦点距離も長い方がいいです。でも口径が大きいと大きく重くなります。今回は少し離れた駐車場から歩いて機材を運ぶので、あまり大袈裟なものだと移動だけで大変になります。あと、撮影ではないので赤道儀は必須ではなく、経緯台でも十分です。

いろいろ迷ったのですが、FC-76にしました。昔、ジャンクで買った白濁FC-76です。使い勝手がとても良く、今でも太陽分光撮影で大活躍しています。レンズを見ると目立つ白濁も、実際に覗いたり撮影したりすると、全く気になりません。大きさ的にも大したことはなく、AZ-GTiで十分駆動できます。街中で電視観望で銀河を見るだけなら分解能もそこまで必要ないので、これで十分でしょう。あとは、子供に望遠鏡を触ってもらうために、いつものSCORPTECHの2つ穴ファインダーの屈折経緯台を持っていきます。

もう一つ、大きな準備がありました。2025年のゲリラ観望会は春も秋も2回とも天気が悪くて、スライドショーをお客さんに見せていました。自分で撮影した画像を見せていただけなのですが、春は24インチのモニターでしたが、秋はプロジェクターと大スクリーンで見せることができて、結構好評だったと思います。お客さんにこれだけ注目されるなら、他の県天会員の画像も見せたらいいのではと思い、直前ですがメーリングリストで画像を送ってもらうようにお願いしました。結果、5人の方から動画を含め、合計33のファイルを受け取りました。全てスライドに入れ、準備万端だったはずなのですが...。


設置と金星

4月24日金曜日、夕方に富山駅前にメンバーが集合します。出発前の直前になって、準備をしておいた荷物を車に詰め込み始めます。18時前くらいに会場に着くと、すでに何人かの県天メンバーが来ていました。早速設置を始めます。

駐車場は駅に隣接した一番近いところなのですが、それでも100mくらいは歩くので、荷物を運ぶのに台車を使いました。自宅にあった安物の台車なのですが、安定性がかなりイマイチで、横断歩道のところで荷物をぶちまけてしまい、大変なことになりました。今後も大きな機材を運ぶこともあると思うので、もっとまともな安定した台車を用意しておこうと思います。

とりあえず荷物を運んで、月だけでも見ようとSCOPETECHを月に向けようとしますが、あまりに天頂付近で、接眼部が低くなり過ぎて導入が難しいです。モタモタしていると、メンバーの一人が「向こうに行って建物を避けると金星が見える」と言うので、そのままSCOPETECHを持って西の空にある金星を見てみました。欠ける様子が見えればと思ったのですが、残念ながらこの日の欠けは片側がちょっと暗くなるくらいで、口径5cmの初心者向け鏡筒では欠けるところまでは見えなかったです。見えていたのは建物に隠れるまでの15分程度でしょうか、何人かのお客さんにも金星を見てもらいました。

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電視観望

定位置に戻って、電視観望の準備です。準備の間にもすでにお客さんが何人かいたので、先ほどのSCOPETECHを、今度は頑張って月を導入し、見てもらい始めました。

今回は上弦の月で、ちょうど月面Xが見頃でした。電視観望でも月を導入し、拡大して24インチの外部モニターにも映し出したのですが、眼視の方が明らかにわかりやすかったです。眼視だとXの文字が光り輝いて見えるんですよね。鏡筒を覗いたお客さんにも、できるだけ月面Xを探してもらいました。子供を含めて、ほとんどの方が見つけることができていました。

木星も見頃だったので、こちらは電視観望でのみ見たのですが、この日はシーイングが悪かったのか、大きく揺れていました。パッとやった限りではSharpCapの月惑星のライブスタックを使っても縞がほとんど見えなかったので、木星は早々と諦めました。他に、大口径の鏡筒を持って来ているメンバーがたくさんいたので、木星に興味がありそうなお客さんには、「月の下に明るい星が見えると思います。あれが木星ですが、この会場であの星の方向に向けている望遠鏡は木星が見えるはずです。興味がある方はどんどん見せてもらってください。」などと言って、木星も見てもらうように誘導します。


銀河

月も見飽きたところで、いよいよ銀河に挑戦です。最初はしし座の三つ子銀河を見てみました。最初はどこにあるか全然わかりませんでした。でも今ではAZ-GTiのプレートソルブが完全に安定しているので、プレートソルブで同期して再導入をかけると、なんとかそれらしいものが見えます。でも流石に駅前が明るすぎるのか、それともまだ薄明終了前で明るすぎるのか、ほんとにうっすらとM65と66が2つ見えるだけで、トリプレットとも言えないし、これを銀河と一般の人に認識してもらうにはちょっと厳しい状況です。

気を取り直してM51、子持ち銀河を導入します。親子の2つ並んでいる様子はわかりますが、これもちょっとみてもらうには厳しそうです。とりあえずライブスタックを開始してしばらく放っておくと、かろうじてですが渦を巻いている様子が少し見えて来ました。ここで気づいたのですが、月を見上げると結構モヤっています。明る過ぎでわからなかったのですが、どうやら薄い雲が一面にかかっているみたいです。そういえば、星という星が、木星以外には一つも見えません。どうやらかなり状況が悪いみたいです。

それでもライブスタックを重ねていくと、かなりゆっくりですが腕の様子が徐々にわかって来ました。そして時間が経つにつれて、薄い雲がなくなっていったようで、途中からは腕の様子がかなりはっきりわかるようになって来ました。

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右のモニターがリアルタイム。
左のPCのモニターが比較用の以前撮影した画像です。

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だんだんこれくらいまで見えるようになりました。
腕もはっきりわかります。

この銀河の電視観望は大成功でした。そもそも一般の方が多いので、銀河なんて見たことがない人ばかりです。まず銀河ということに驚いて、その銀河が見えるということ、しかもこんな明るい駅前で見えるということに驚きます。そしてその銀河が2000万光年も3000万光年も離れているということ、今見ている光は2000万年も3000万年も前の光だということに、みなさん驚きます。

中には、本当に見えているのかと、鏡筒前に手を翳したり、鏡筒を覗き込む人もいます。その度に画面が明るくサチるので、ライブスタックをクリアして最初からやり直しになってしまいます。あと、わかりやすいように隣にMacを置いて、以前撮影したM51の画像を出しておきます。カメラの向きも大体合っていたので形を比較することができ、ライブの方のイメージもわかりやすくなったようです。

一方、反省点もいくつかあります。
  • まず、普段使っていないASI294MCを取り付けたのですが、ホコリがひどくて黒丸が随所にありました。上の画面は銀河周りだけをクロップしているのでわかりませんが、淡い天体を炙り出すとどうしても目立ってしまいます。
  • 炙り出すのにスタック時間がある程度必要になるため、今回はM51のみにしてしまいました。雲が晴れてからはトリプレットも見えたはずなので、挑戦してみても良かったかもしれません。

それでも、月、惑星、恒星以外にも観望会に見えるものを提供するという意味で、形まではっきりわかる銀河というのはかなりインパクトがあるようです。一般の人だけでなく、ちょっと詳しい人や、県天メンバーみたいにもっと詳しい人にとっても、かなりのネタになりました。


たくさんのお客さん

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この日は晴れていたこともあり、本当にたくさんのお客さんが望遠鏡を覗きに立ち寄ってくれました。

駅前で開く観望会の最大のメリットは、とにかくお客さんが多いことです。富山で観望会を開いても、普通はせいぜい数十人くらいが集まる程度ですが、ここはひっきりなしに、数えられないですが数百人は余裕で来てくれます。明るい場所で不利にも関わらず、県天メンバーもこの観望会を気に入っている人が多いみたいで、やっぱりお客さんの反応が嬉しいのかと思います。

今回のゲリラ観望会はほとんど宣伝していないので、そもそもなぜ駅前で望遠鏡が並んでいるかも不思議に思う人も多いです。しかも「無料ですか?」と聞かれることもしばしばです。というのも、金曜の駅前の夕方から夜なので、仕事帰りや学校帰りの方が多く、望遠鏡なんか覗いたことがないという方がほとんどでです。普段観望会というと、大抵星に興味がある人のみ、特に子供が多く、小さな子とその親とかが、わざわざ観望会のために来てくれるます。でも、このゲリラ観望会は天文に特に興味がない人たちばかりです。天文に直接興味はなくても、社会人の中には理系関係の方も多いので、意外に話が通じたりします。ノイズの話とかも結構興味を持ってくれるので、意外に楽しいです。

制服を着ていて高校生とわかる子たちもたくさんいます。やんちゃそうな格好をしている子も、星や宇宙の話になると意外なほどピュアに応じてくれるので、見ていてかわいかったりします。星と全然関係ないのですが、今回はたまたま女子高生の進路相談に乗ったりしてしまいました。自分の好きな道に進むか、反対している親の意を汲んで妥協するか悩んでいるとのことでしたが、私の天文趣味みたいに、好きなことばかりしている身としては、是非とも好きな道に進んでほしいと思います。

子供連れ家族の方も多いです。どこかからこのゲリラ観望の噂を聞きつけてきた方なのでしょうか?それとも何か駅に用事がある方?子供にはSCOPETECH望遠鏡を自分で触ってもらうことを勧めています。こうやって観望会を開くと、大抵一人くらいは調整をずっとやってくれる子が現れます。今回は小学4年生くらいの男の子がちょくちょくやって来ては、望遠鏡をいじっていました。
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今回何枚か時間を置いて機材周りの写真を撮ったのですが、
大抵この子がSCOPETECHを調整している様子が写り込んでいます。

海外の方もたくさんいます。今回はアジア系、もしくは東南アジア系の方が多かったでしょうか。聞いて見ると、観光できている人もいれば、富山に住んでいる人も多くいました。シンガポールから来ていて、シンガポールは明るくて星が見えないとか、また日本に来るのだが天の川はどこで見えるのか?とか聞かれました。一見海外からきた子供だと思って英語で話そうとしたら、普通の日本語答えてくれました。多分富山で暮らしている子だと思います。子供の語学能力はすごいですね。大人と違って、完全に日本語ネイティブに聞こえます。


スライドは?

そうそう、頑張って準備したスライドですが、開始時に風が強くてスクリーンが飛んでいきそうだったので、結局披露せずじまいでした。せっかく画像を提供してもらったのに、申し訳なかったです。次回以降、県天の行事でチャンスがあったらまた皆さんにお見せしたいです。


片付けと帰宅

20時50分頃に責任者の方が「あと10分くらいなんで、そろそろ片付けお願いします」と回って来たのですが、21時を回ってもまだまだお客さんは絶えることがなく、他の望遠鏡を見ていてもあまり片付けが進んでいる様子はありませんでした。21時半近くになってでしょうか、私の方はモニター用のポータブルバッテリーが切れてしまい、やっと片付けとなりました。

実はこの日は珍しく妻も来てくれていて、せっかく駅前まで来たのでブリティッシュパブでフィッシュ&チップスとエールで一杯飲んでいたそうです。
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向こうに望遠鏡が並んでるのが見えます。

観望会も色々見てたらしくて、適当に楽しんでいたみたいです。片付けも少し手伝ってくれて、普段の電視観望より少し荷物が多いので助かりました。駅前で銀河が見えたのが相当面白かったようで、帰りの車の中ではずっと楽しそうに話していました。

自宅についたのですが、疲れていて後片付けは明日以降の後回しに。リビングのソファーに座ってやっと落ち着いたのでXをチェックすると、知り合いの中学生のMちゃんからDMが来てます。明日、科学博物館に行くとのこと。夕方から観望会なので、私も行くかどうか知りたいとのことでした。明日も晴れそうで、しかも上限の月過ぎなので撮影するにしてもイマイチです。どうやら2連チャンの観望会になりそうです。車の中の荷物、片付けなくて良かった...。


今年も無事にCP+を終えることができました。でも疲れてしまったのか、自宅に着く頃に熱が出てしまい、平日は何日かは休んでいてほぼ寝ていました。やっと今回の記事を書けるくらいに復帰して、週末はこの記事を書いています。


準備

今年のセミナーはCP+の最終日の日曜です。その前日の土曜には、昨年もお誘いいただいた星沼会の方を中心とした飲み会に参加するため、今回は土日での参加になります。その週の平日が結構忙しかったので、セミナーのスライドの準備は前週の3連休の23日までにはある程度終わらせておきました。その3連休は、ほぼ全ての空いている時間を準備に費やすことになりました。解析計算が多くてプログラミングがいくつかあったり、新しいことが多くて根拠を調べるのに時間を食ったりで、普段スライドを作る以上に時間がかかってしまいました。その分「今回はすごいトークになるぞ」という確信が出てきて、Xなどでそれとなくすごそうだということをアピールしてたつもりだったのですが、実際にはいまいち伝わらなかったみたいです。


2月28日(土)横浜へ

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さて、出発は2月28日(土)の朝、新幹線で富山駅から東京に向かいます。この日は早く着く必要はなかったので、各駅停車の「はくたか」で3時間近くかけてのんびり移動します。この3時間はかなり貴重で、ずっと新幹線の中でスライドの最後の微調整をして、気づいたらもう東京の手前の上野でした。東京からは東海道線で横浜まで30分くらいでしょうか。横浜でみなとみらい線に乗り換え、みなとみらい駅に向かいます。

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会場にはお昼ちょっと過ぎくらいに到着、一年振りのCP+会場です。
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手前の入場口から入り、今年は一番奥の方に陣取っているサイトロンブースにまずは向かいます。途中Askarブースでサイトロンの方と少し話して、そのままサイトロンブースに到着。
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スタッフの方に「今年もセミナーに呼んでいただきありがとうございました」とのお礼と、挨拶を一通りしてから、この日は時間的にも余裕があるので会場を一回りします。見て回るのはほとんど天文関連のブースで、多くの方がすでにレポートされていて、それをなぞるような感じでした。特にHIROPNさんの解説がすごいです。もうCP+の詳しいことは今回は他の方に譲るとして、この記事では主に自分のことについて書いておきます。


初日(土曜日)の様子

今年は天文系のセミナーが多くて、あらかじめ聞きたいものを考えておかないと、セミナーの時間が重なったり、セミナーだけで時間がいっぱいになってしまうくらいの充実度でした。サイトロンブースのセミナーの充実度は言うに及ばず、特に今年はVixenブースのセミナーは数が多く、それに合わせて展示スペースも拡大していて、去年にも増して元気な様子が伺えました。DWARFさんのところも星見屋さんが頑張っていて、丹羽さんを呼んでセミナーを多数開いていて人を集めていました。

惜しむらくはサイトロンさん以外はほとんど、本当にごく一部を除いてライブ配信や後日配信がないのが非常に残念です。サイトロンさんは以前のCP+の配信もきちんと残してくれていて、私にとっては後から参照できるとても有効な情報源となっています。ここら辺はまだサイトロンさんに一日の長があると言ったところでしょうか。

私のとっての初日の土曜は、サイトロンのフォトコンテストの裏側と、あぷらなーとさんのセミナーが目的でした。

最初に会場を回っている最中に、通りがかりのDWARFのところででちょうど丹羽さんの話を聞くことができました。丹羽さんは今回4回もセミナーがあり、しかも後から聞いたらどれも違うネタとのこと。これはかなり大変そうです。私はせいぜい一本に集中することしかできない気がします。
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14時40分からのフォトコンテストの裏側ですが、今年もコンテストに残らなかった写真の紹介でした。でももう少し枚数増やしていろんな例を見せてほしかったです。
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セミナー準備中のパネリストさんたち。

あぷらなーとさんのトークは相変わらず鉄板で、テレビショッピングを彷彿とさせる勢いでした。
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面白かったのは、あぷらなーとさんのトークのちょうど反対側のソニーブースでKAGAYAさんがトークをしてたことで、すごい数の人が集まっていました。どなたかが「あっちは一般の人、こっちはマニア」とか言ってました(笑)。この時に気になったのが大型モニターで、あぷらなーとさんの画像が結構輝度と彩度が飛びがちになってしまっていたことです。後からKAGAYAさんと話した時に聞いたのですが、ソニーのモニターのLEDがかなり諧調の高いものを使っているとのことで、コニカミノルタのプラネタリウムのLEDよりも良いかもしれないとのこと。「このモニターで話せたのが良かった」といっていました。天体写真を写す場合はモニターも選ぶ必要がありそうで、特に大きな面積を持つものは敷居が高そうです。今後、高諧調LEDの技術も浸透してくると思うので、将来に期待したいと思います。


スライド確認

この日のメイン作業の一つは、スライドの確認です。18時にその日のイベントは終了になるので、そこからサイトロンスタッフさんと共に、出していいスライドと出しちゃまずいスライドをチェックします。

この時点で、通しでスライドを見せたのである程度の反応は得ることができました。やはり予想した通りかなりすごい反応です。というのも、昨年で太陽の話はもうこれっきりだと思っていて、かなり式などを詰め込みました。一部の好事家にはウケたと思いますが、一般の方にはやはり難解だったかもしれません。今年は式を使わずに同じことを実測で示し、しかも撮影画像と動画がもう見た目にインパクトありまくりなので、一般の人でも十分にすごさがわかってもらえるはずです。実際、星が専門でないスタッフの方からも「すごいのがわかる」と言ってもらえたのは、かなり嬉しかったです。実は土曜も日曜も、会場で会う人会う人に「すごいのが撮れた」と自分から宣伝しまくっていました(笑)。

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スライドチェックを終えた後の人がいなくなった会場。
面白かったので写真に撮っておきました。


恒例の飲み会

スライドチェックが終わってからは、恒例の飲み会です。Aramisさんとあぷらなーとさんと天リフ編集長がその場にいたので、一緒に歩いてお店まで行くことになりました。サイトロンセミナーで話す3人が揃ったので、セミナーを頼まれた経緯や、送られてくる機材を使う時間がなかなかとれないこと、ネタが厳しいなど、ぶっちゃけ話ができて楽しかったです(笑)。

飲み会は星沼会の方達が仕切ってくれていて、特にぐらすのすちさんが幹事を引き受けてくれていてありがたかったです。この飲み会はだんだん同窓会のような雰囲気になってきていて、年1回顔を合わせて話せるのがとても楽しいです。「ほしぞloveログの記事が長すぎて昼休みの間に読みきれない」と苦情を言われたり(笑)、ノイズと分解能の話で盛り上がったり、普段ではなかなか会話にすらならないことを平気で話すことができます。同好の士とは本当にこのことです。

宴もたけなわですが、明日のこともあるのと、今日スライドチェックしたことを少し直したいので、横浜スタジアムの近くに撮ったホテルに向かうために、みなとみらい駅へ移動し電車に乗って最寄り駅までいきます。少し夜食を買って、ホテルの部屋で最後の画像処理とスライドの手直しです。動画の処理だったので少し時間がかかってしまいましたが、それでも0時前くらいには全て終えることができ、眠りにつきました。


3月1日最終日

2日目の朝、7時頃には目が覚めたので、ホテル泊についている朝ごはんを少し食べてからCP+会場まで移動します。このホテルのいいところは、CP+会場のパシフィコ横浜までのシャトルバスを出してくれることです。去年たまたま泊まったのですが、朝の移動がすごく便利だったので、今年もまた同じホテルにしてしまいました。CP+会場の1Fのキッチンカーが出てるところくらいまで行ってくれるので、歩く距離が短くなってかなりラクです。というのも、会場がかなり広くてしかも夢中になって何往復もするので、疲れてしまうんですよね。しかも今年はセミナーが午後遅くなので、それまでにできるだけ体力は残しておきたかったので、このバスの存在は結構ありがたかったです。

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バス移動の途中の景色。豪華客船「飛鳥II」(多分)と赤レンガ倉庫が見えます。

この日もセミナーと、前日見切れなかったブースと、毎年なぜかあまり見ない大手ブースをさらっと見ることで時間は過ぎていってしまいます。

セミナーは午前10時30分からのサイトロンのSJH-75UFの傳甫氏の話が以前も素晴らしかったので楽しみだったのですが、なんと電車が一部ストップでご本人が会場に来ていないとのこと。結局午後1時からに時間変更で、無事に聴くことができましたが、もう性能的には素晴らしいの一言です。重要なことは、設計でいくらいいものができて、実際にそれをモノとして作ること、さらに量産するということは全く別のことです。セミナーでは工場とのやりとりや調整の話にまで踏み込んでくれていて、しかもその後傳甫氏ご本人様にもさらに個別に話を聞くことができて、その方針にとても共感できました。望遠鏡設計では間違いなく日本でトップクラスの方ですが、やはり筋金入りの技術者は理論も実践も兼ね備えているということを感じることができました。出身が物理というのがまた興味深いです。

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お昼12時のセミナーは迷いました。VixenブースのそーなのかーさんとサイトロンブースのAramisさんです。結局最初そーなのかーさん、途中からAramisさんと移動することで、両方とも雰囲気だけつかもうという作戦です。最近の屈折はもうどれをとっても十分な性能に思えてしまいます。星像に関しては私くらいの目ではもう四隅まで十分です。しかもSDP65SSもNAKOH 60GTも十分現実的な値段、特にNAKOHは当日の値段発表だったのでしょうか、かなりビックリな価格です。このクラスは群雄割拠ですが、ユーザーとしては選択肢が増えるのはありがたいでしょう。

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でも、Aramisさんの話で途中から気になってしまったのは表示されているモニターのことです。昨日のあぷらなーとさんのトークの時も、スライドテストでも気になっていたのですが、どうもかなり強いシャープ処理をかけているみたいで、ノイズや格子模様があらわに見えてしまうのです。太陽は基本単色なのでサイドの方は私的にはそれほど問題ではありませんでしたが、シャープネスの方はその場で見ると少し印象が違うかもしれません。
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順番的にはAramisさんのセミナーが終わって、傳甫氏のセミナー、続いて成澤さんのセミナーでしたが、成澤さんのセミナーの間に、頭を冷やすために一旦外に出て座って少し休憩をとりました。成澤さんすみませんでした。少し寝てしまって、目を覚ましてからサイトロンブースに着いたのは、ちょうど成澤さんのトークが終わった後くらいで、まだ成澤さんが残っていた人と対応していた頃でした。ちょっと早めでしたが、私も準備を始め接続まで完了します。PixInsightでの動画もどきの表示をするので画面の大きさの設定を最終確認します。


いよいよセミナー本番

セミナーは日曜日の最終に近いということで、どれくらいの方が来てくれるか心配でした。「面白い話になる」と会場で宣伝はしておいたのですが、それがどこまで効くのか?

最初はそこまで人が多くなかったかと思います。でも、トークを終えて改めて見てみると、かなりの人数が目の前にいました。途中から面白かったのかわかりませんが、マイナーな太陽の話でこれだけ人が来てくれれば十分でしょう。

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40分のセミナーで結局45分くらい話してしまいました。最後にいくに従って盛り上がるような構成で、後半の皆さんの反応は話しながら見ていても明らかに「オぉー」という感じだったので、5分くらいの遅れは許していただければと思います。


本番後の反応

セミナー終了後は質問もいくつかありましたが、今回の話は面白かったと知っている方も知らない方からも、何度も声をかけられました。やはり黒点の3分周期振動は相当インパクトがあったようです。片付けをして、気づいたらすでに16時半はとうにすぎていました。最終日は17時でイベントも終了ということと、多分ですがかなり疲れてしまっていて、サイトロンのスタッフの方に挨拶をして、そのまま会場を後にしました。帰る途中で、DWARFブースで片付け中のだいこもんさんに会ったのですが、どなたか太陽トークを聞いてくれた方から話を聞いたみたいで「やばかったって聞きましたよ。後で配信みます。」と言ってもらい、その後Xで大きく宣伝していただきました。

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帰りの電車の中でXのセミナー時の反応を見ていたら、トークの途中から何人かの方が書き込んでいてくれて、いずれも「すごかった」とか「必見」とか「圧巻」とか、とてもありがたい言葉であふれていましした。一部感想を書いておきます。
  • じろーさん:「黒点振動、凄い…開いた口が塞がらない…」「黒点震度、初めて見ました。まだ興奮状態です…」
  • M87JETさん:「ヽ(´▽`)/ なんという強烈な動画でしょう!」
  • 銀狐さつきさん: 「太陽を撮影しない私が見ても驚愕の映像でした」
  • にゃーとんシュガーさん:「今回のSamさんのプレゼンで「よし!太陽チャレンジしてみよう」って方も出てきそう。」 
  • 智さん:「タイムラプス映像が凄くて、これだけでも来た甲斐があった」
  • mizunangさん:「さて、CP+に行こう。」「samさんのセミナーセッション聞きたくて」
  • yagiさん:「思わずヘリオスター100Haっていくらだったっけ?って確認に行ったら在庫切れでホッとしましたw」
  • moleculeさん:「他数枚の中からの精鋭画像の選択で、精細さが際立っていたと思います。」
  • Sunstar24225さん:「いろいろなご考察とその成果の素晴らしい映像、本当に感動いたしました。」
  • Hiroponさん:「「Samさんマジヤバクね?」というのが第一印象(笑) あそこまで精緻な太陽面を描写できるヘリオスター100Hαはもちろんすごいのだけど、その潜在能力を引き出すSamさんがやっぱりマジヤバイw 黒点の振動なんて初めて見た。」
  • mituさん:「予想の斜め上の黒点の周期振動でございました。初めてそういったものがあるんだという驚きで、帰りの電車で「うん、実際に現地に行ってよかったな」と思ってました。」
  • NEST:AQUAさん:「太陽でもこんなにシーイングの影響があるものなんだと気付かされた素晴らしい配信でした!」
と、大反響と言っていいかと思います。「数式がない」と苦情)が来ていたので(笑)、来年もし話せるなら今度は式だらけにするかもしれません(笑笑)。

帰りの移動の途中で頑張って返事をしていましたが、新幹線でどうも寒気がして、自宅に帰ってから熱を測ったら38度で、その後3日ほど寝込んでいたので、返事を返せなかった方もいたかもしれません。申し訳なかったです。

当日会場で聞いていただいた方、ライブもしくは後日配信を見てくれた方、Xなどで感想を書いてくれた方、本当にありがとうございました。今回のセミナーはかなり盛り上がり、大成功だったと思います。

サイトロンさんには機材の貸し出しから、撮影時にも色々気を使って連絡を取っていただいたり、当日の会場準備、セミナー本番のサポートと、さまざまな面でお世話になりました。ここで改めてお礼申し上げます。

セミナーは天リフさんの協力で同時ライブ配信されました。この配信は残っているのでよろしければまたご覧ください。太陽画像の細かい違いを見るのがポイントなのですが、この配信で十分に見比べることができますし、目玉の黒点振動も綺麗に見ることができます。


残念ながら、その場の雰囲気みたいなのは配信にはさすがに残っていませんでした。その時の「オォー」とかいうようなのは、やはり現場ならではなのかと思います。Xで「黒点振動の画像を見えただけでも会場に来た甲斐があった」というような投稿もあったので、もし次回機会があれば、ぜひ会場にお越しいただき雰囲気を共有できればと思います。


今後CP+の補足記事を書く

今年のトークのためにかなりの数の新しいことに挑戦しました。少なくともこれまでブログ記事で触れていないことが以下に示すくらいあります。
  1. ヘリオスター100Hαのエタロンの応答を、実測した。
  2. 白いモヤモヤが何か判明した。
  3. 大口径太陽望遠鏡で、シーイングの時間変化を評価してみた。
  4. シーイングを分類し、画像で見比べてみた。
  5. 黒点の3分間振動が見えた。振動が広がっていく様子もはっきり見えた。 :ヘリオスター
くらいでしょうか。去年のトークで、フェニックスの撮影画像はCP+本番で初出しして、その後ブログ記事にはしていなかったことがあり、配信を見なければわからないなど、少し反省点がありました。今年は、少なくとも新しいことについては詳細を含めてブログの記事にしておこうと思っています。


写真

最後に、記録がてら撮った写真です。天文関連以外が多いです。

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この碑文を見るたびにCP+に来たことを実感します。

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奥に写っているのが去年展示されていたもので、手前が今年。

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話題のMiru MOONです。
Vixenがこういうのを出すということに意義があるのかと思います。

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セレストロンが独立してブースを出していました。
技術の方に聞いたら、赤道儀もフルラインナップで販売しているそうです。
手持ちの赤道儀もとりあえずサポートはしてくれるとのこと。

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今年も新刊の第4巻を書って、恒例のシールをいただきました。

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学生の写真部やサークルがずーっと一列で並んでいました。

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こちらは高校生。

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ポストC8になり得るのか?

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太陽望遠鏡3種。ヘリオスターはCP+直前に送り返したものです。

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相変わらずここのアルミ板への印刷は綺麗です。数十年は平気で持つとか。

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アルカスイスって、もっと細いバージョンもあるんですね。

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こういった自分の写真集を出すのってもっと需要がありそうな気がします。
見せたもらった一番安価なものはパンフレットのようなものだったのですが、
背表紙をつけて本のようにできるなら、
ずっと写真を撮ってきた人にとっては記念の本にまとめたくなると思います。

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Docとの記念写真です。

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子供が楽しめるようなものも少しあります。


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