久しぶりの新鏡筒です。ACUTER OPTICSの太陽望遠鏡「フェニックス」です。

ちなみに5月にSHG700を購入していますが、あれはあくまで分光器で、厳密には鏡筒ではないので、やはり久しぶりの新鏡筒です。多分。


フェニックス購入に至った理由

新鏡筒とは言っても、フェニックス自身は以前、CP+の講演のために昨年12月末にサイトロンさんからお借りして、CP+前の2月頭くらまで使っていたので、新体験というわけではありません。それでもその期間に使えたのは、晴れの日の休日でたった3日間だけでしたので、思う存分使えたというわけではありませんでした。

CP+後、太陽熱が出てしまってから、フェニックスにするかSHG700にするか、当時散々迷ってたんです。できれば両方欲しかったのですが、値段的に同じくらいで、そんなものを2ついっぺんに買うと、色々な諸問題が発生します。

結局SHG700にした理由は主に2つあって、一つは単純に分光という新しい体験で、Hα以外も見たいことと。もう一つは、こちらが結構メインだったのですが、PSTエタロンでも白色光の成分をきちんと落としてやれば(天体写真の画像処理で言う、ストレッチのようなこと)、半値幅が小さいエタロンに迫ることができるのではという淡い期待があったからです。これを確かめるためにも、分光での撮影が必要だったので、まずはSHG700ということになりました。結論としては、実際に試してもうはっきりしてしまっていて、「Hα周りの波長ごとに出てくる構造がちがうので、波長透過幅が大きいエタロンは波長透過幅の小さいエタロンの結果を再現することはできない」というものでした。


この時の記事にも「次はフェニックスに走るのでは」と書いていますが、今回やっと購入に至ったということになります。


3連休の間に到着

3連休の間になんとか到着したので、その場で見ることができました。
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まず開封の儀で、箱を開けた時です。
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その日はもう夕方近くで、パッと外に出していた赤道儀に載せ、付属のアイピースでファーストライトとなりました。
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とりあえず見た目ではおかしなところは無さそうでした。製品ごとのエタロンのばらつきが少ないというのも、安心して購入できる指標となります。

スマホで太陽の写真を撮りましたが、すでに太陽が隣の家の木にかかってしまっていて、この日はこれで狩猟となりました。本格的な撮影はまだこれからになります。
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フェニックスで何をするのか?

では、このフェニックスで何をしたいかですが、ちょっと魔ニアックな大きな目的が2つあります。

もしかしたら壊してしまうかもしれないので、その前にごく普通の使い方も堪能しておきたいです。以前フェニックスを使ったときはカメラがASI290MMでしたが、その後手に入れた、センサー面先が広く且つピクセルサイズが小さいという、ある意味太陽全景撮影用最強とも言えるG3M678Mという新カメラがあるのでどこまで分解能が出るのかは試してみたいです。口径4cmの限界に迫ることができるかどうかです。

普通の使い方の次の、まず一つ目の目的は、エタロンの特性測定です。PSTのエタロンの特性は測定しましたが、それに比べてどれくらいいいのか?定量的に示してみたいと思います。

もう一つは、大口径化でしょう。PSTでやったように、接眼側の途中にエタロンを持ってくることで4cmという口径の制限を超えて解像度が出るのか試してみたいです。問題は、
  • レンズが必要なこと
  • 接続がうまくいくか
  • 中央遮蔽があるエタロンでPSTのような中央遮蔽のないエタロンの代わりになるかどうか
などです。エタロンを壊しさえしなければ、最悪失敗しても普通にフェニックスとして使えばいいので、まあできる範囲でやろうかと思います。


(追記) 後日、改めてきちんと撮影までしてみました。