先週のC8での黒点撮影に引き続き、とうとう大きな黒点が出てきました。これをC8で撮影してみました。
冬季は日が短いせいもあり、仕事があると週末以外なかなか太陽を撮影することができません。せっかく先週やっとC8で格安大口径太陽Hα撮影プロジェクト(長い...)が立ち上がったというのに、今週末は富山は完全に雨の天気予報でした。何度SCWを見返しても土曜は雨雲だらけ、日曜はもしかしたら曇りくらいかもと言った感じで、太陽のためだけに太平洋側の名古屋まで撮影に行こうかと思っていたくらいです。
ところがところが、今日土曜の午前11時半くらいから少し外が明るくなってきて、思わず外に出てみると一部に青空があるじゃないですか!しかも雲の流れる方向を見てると、ちょうど青空で抜けているところが太陽方向に向かっているような感じです。まだ地面も今朝の雨で濡れていたのですが、急いで準備を始めました。先週のセットアップがまだ残っていたので、準備はすぐにできます。
11時40分に準備開始で、ファイルの時刻を確認したら11時51分には撮影してました。
すごい!こんな大きな黒点は初めてです。しかもC8の解像度も相まって、物凄い仕上がりになりそうです。
実際の撮影時間はわずか10分程度。すぐに全面雲がかかってしまい、撤収です。撤収後間も無く、雨がパラパラ降ってきました。本当に一瞬のチャンスでした。片付け終わったのが12時15分くらいなので、準備から撮影して片付けまでわずか30分ちょいでした。
早速画像処理です。普段はAutoStakkert!3の後にImPPGを使うのですが、今回はもっと細部を出したくてRegistaxにしてみました。細かい調整が効くので、解像度が高いファイルの場合はRegistaxの方が良い結果が出るようです。下がその結果です。大きな黒点であることもあり、ここまでくっきり見えるなら私的にはかなり満足です。
中心部は申し分のない解像度が出ているのかと思います。一方、ノートリミングなので、中心部以外はPSTのエタロンの性能が悪いせいと思われますが、かなりボケてしまっています。もしかしたらC8とPSTの相対的な位置の問題で、強度の収差が出ている可能性もあります。今後詰めていきたいと思います。
カラー版です。
あと、前回撮影した黒点も撮っておきました。比較すると全然大きさが違い、今回の黒点がかなり大きいのがわかると思います。
今回は撮影時間が10分ほどとかなり制限されていたので、まだ条件など攻めきれていません。太陽活動がどんどん活発になっているようで、今後の撮影がますます楽しみです。
焦点距離の短い全体像も合わせて撮っておきたいのですが、PSTだとエタロンの精度の都合上全面でHαで写すのはなかなか難しいと思われます。本当は良い機材が欲しいのですが、太陽の沼はそれこそ深すぎるので、今のところはまだ自重しようと思ってます。
大きな黒点出現、でも撮影できなくてヤキモキ
冬季は日が短いせいもあり、仕事があると週末以外なかなか太陽を撮影することができません。せっかく先週やっとC8で格安大口径太陽Hα撮影プロジェクト(長い...)が立ち上がったというのに、今週末は富山は完全に雨の天気予報でした。何度SCWを見返しても土曜は雨雲だらけ、日曜はもしかしたら曇りくらいかもと言った感じで、太陽のためだけに太平洋側の名古屋まで撮影に行こうかと思っていたくらいです。
奇跡的に晴れ間が!
ところがところが、今日土曜の午前11時半くらいから少し外が明るくなってきて、思わず外に出てみると一部に青空があるじゃないですか!しかも雲の流れる方向を見てると、ちょうど青空で抜けているところが太陽方向に向かっているような感じです。まだ地面も今朝の雨で濡れていたのですが、急いで準備を始めました。先週のセットアップがまだ残っていたので、準備はすぐにできます。
こんな感じでC8にPSTがくっついています。
ちなみこれは先週日曜に準備したときに撮った写真です。
準備完了とともに曇り始めました。天文あるあるです。
ちなみこれは先週日曜に準備したときに撮った写真です。
準備完了とともに曇り始めました。天文あるあるです。
午前11時48分、間も無く雲から太陽が出るところです。
11時40分に準備開始で、ファイルの時刻を確認したら11時51分には撮影してました。
すごい!こんな大きな黒点は初めてです。しかもC8の解像度も相まって、物凄い仕上がりになりそうです。
実際の撮影時間はわずか10分程度。すぐに全面雲がかかってしまい、撤収です。撤収後間も無く、雨がパラパラ降ってきました。本当に一瞬のチャンスでした。片付け終わったのが12時15分くらいなので、準備から撮影して片付けまでわずか30分ちょいでした。
すごい解像度!
早速画像処理です。普段はAutoStakkert!3の後にImPPGを使うのですが、今回はもっと細部を出したくてRegistaxにしてみました。細かい調整が効くので、解像度が高いファイルの場合はRegistaxの方が良い結果が出るようです。下がその結果です。大きな黒点であることもあり、ここまでくっきり見えるなら私的にはかなり満足です。
- 鏡筒: Celestron C8、口径203mm、焦点距離2032mm、F10
- エタロン: Coronado P.S.T.
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI290MM
- 撮影ソフト: SharpCap 3.3beta (64bit)
- 撮影時間: 2020/11/28 11:51 ser形式でgain 300, 10ms x 2000フレーム中上位30%を使用
- 画像処理: AS3にてスタック、Registaxで細部出し、PhotoshopCCで後処理
中心部は申し分のない解像度が出ているのかと思います。一方、ノートリミングなので、中心部以外はPSTのエタロンの性能が悪いせいと思われますが、かなりボケてしまっています。もしかしたらC8とPSTの相対的な位置の問題で、強度の収差が出ている可能性もあります。今後詰めていきたいと思います。
カラー版です。
あと、前回撮影した黒点も撮っておきました。比較すると全然大きさが違い、今回の黒点がかなり大きいのがわかると思います。
まとめ
今回は撮影時間が10分ほどとかなり制限されていたので、まだ条件など攻めきれていません。太陽活動がどんどん活発になっているようで、今後の撮影がますます楽しみです。
焦点距離の短い全体像も合わせて撮っておきたいのですが、PSTだとエタロンの精度の都合上全面でHαで写すのはなかなか難しいと思われます。本当は良い機材が欲しいのですが、太陽の沼はそれこそ深すぎるので、今のところはまだ自重しようと思ってます。








コメント
コメント一覧 (6)
全面像の話ですが、PSTのエタロン自体は、太陽の端から端までプロミネンスくらいは見える調整は出来ると思います。(どのくらいが「合ってる」評価なのかにもよりますが。シングルだとデジカメの「撮って出し」だとダークフィラメントまではっきり出ませんが、動画からの切り出しスタックならいくらも出ると思います。)
悪さをしてるのは、プリズムボックス直後のERFで、ここに偏光フィルターの性質を入れ込んである様で、これが全面で「合ってない」感と明るさの偏りのもとだと思います。
撮影にしか使わないなら(少なくとも、4cmなら)外してみると良いと思いますよ。
※このコメ、一般向けに危険と思われれば削除してください。
まきさん、こんにちは。情報ありがとうございます。
BFでなくて、ERFの方ですね。ERFは代わりに汎用のHαフィルターで置き換えることができそうなので、一度試してみます。
ERFを外した場合はこれまでブロックされていた広範囲の波長の光がそのまま透過することになるので、アイピースで見るようなことは「絶対」してはしてはいけません。カメラ撮影の場合でも機器を壊す可能性がが十分あります。もしERFを外してみるという方がいましても、くれぐれも自己責任で安全に気をつけて試すようにして下さい。
しかし、いろんな意味でこのPSTのBFは精度良いんだな~と感心しています。(同時に、ERFの方がいろんなものを詰め込み過ぎかつ劣化しやすく自爆してる感が凄くありますw)
なるほど、やはりERFがいろいろ問題ありということですね。週末晴れたら見てみますが、北陸は全然天気ダメみたいです。BFがもう少し大きければいいと思ってるのですが、別で買うとそれだけでもジャンクで買ったPSTの値段を超えてしまうのでなかなか手が出ません。
Hαは31.7mmをカメラに取り付けるつもりです。そもそも対物側に取り付けれるような20cmのHαなんてないですからね(笑)。
私は本体及び焦点距離の小型化に走っています。(PST大口径化は私にはなかなかハードル高いです。一応、デンクマイヤー60は持ってますが。)
ソーラーマックス40フィルターとBF5他いくつか持ってるので、いかに楽に使うかと。持ち運びも手軽ですし。
現状、一番小さいのはミルトルの200mmF4ベースで組んだものです。(他、ボーグの50mmFL・ED等がベース)
残念ながらBFのダイヤゴナルミラーでそのままではピントが出なかったため、1.6倍のバローで320mmになってますが、それでもPSTに比べるとずいぶん視野が広く感じます。(ただ、代償で色々使い勝手は悪いです・・・。)
次はジャンクPSTの余ってるエタロンがあるので、これをバラシて口径30mmくらいのファインダーか汎用ガイドスコープの筒先に付けて凄くちっちゃいの出来ないかと考えています。
PSTのエタロンが、40mmという口径だともったいないことは多分明らかで、元々私の大口径かの動機も、海外の60mmにしたら明らかに分解能が変わったという結果を見たのがはじまりです。海外にはC8とエタロンを組み合わせる改造を請け負っているところもあり、結果を見ると物凄い象を出していて、C8化を決心したのはその画像を見てからです。惑星と比べればわかりやすいですが、シンチレーションが良ければまだ口径が分解能の制限になっているはずです。
でも口径を大きくするのはアイピース側につけるDaystarを使うのが王道で、コスト的にもパフォーマンスが良いのかと思います。
私は太陽にそこまで予算をかけることができないので、できるだけチープな方法でごまかしながらやっています。まあ自分が楽しめれば良いかなというレベルです。次に予算をかけるとしたら、間違いなく大型のBFです。本当はいいエタロンも欲しいのですが、これもなかなか高価です。