10月26日に小海の星と自然のフェスタのたくさんある講演の中で、電視観望の講演を行いました。KYOEIさんとの合同講演で、前半がKYOEIさん、後半が私です。講演自身は立ち見が出るほど盛況で、質問もたくさんでました。その後の夜の星雲を実際に見ながらの実演でも、かなりの人が来てくれました。
それでも時間はどうしても限られてしまい、わかりにくいところや、もっと理解したいところ、質問したくても人が多すぎて聞けないような方もいたかもしれません。今回、講演に使ったスライドを多少の補足も加えながら、公開したいと思います。
最初のページです。この記事ではカットしても良かったのですが、実はタイトルはすごく大事です。なんでこんな手軽な機材でも、電視観望だと十分に星雲などを楽しむことができるかを理解してほしいと言う思いをタイトルに込めました。
動機です。2016年当時の原村の星まつりでドブの方達に聞いたのは、子供なら感度があるので緑系は色がつくかもしれないと言う話でした。その時一緒にいたうちの子に(当時4年生)にたぶんM57だったと思うのですが、色付きで見えるか聞いてみたら「見える!」とのこと。でも多分子供なので暗示だと思います。私にはどうやっても色がついているようには見えませんでした。
電視観望と言う言葉は、胎内で出会ったHUQさんの造語で、当時「電視」としたかったのにこれだと中国語でテレビの意味になってしまうから「観望」をつけたとのこと。最近は電 "子"観望と呼ばれることもありますが、このブログでは命名者に敬意を表して電"視"観望と言っています。でも言葉は進化していくものなので、どちらでも構わないと思います。
続いて機材の確認です。電視観望に特化した機材と、一般的な機材です。最後の方のスライドで出てくるのですが、光害フィルターはもう必須に近いので、このページに入れてしまった方がいいかもしれません。
鏡筒は短焦点ならもっと安価なものでも構わないと思います。電視観望は写真撮影ほど性能を求めないので、高性能な鏡筒と普及帯の鏡筒でもそこまで差が出ないです。なので、手持ちの手軽な入門用鏡筒から始めるのも一つの手です。
カメラ選びですが、一番最後におまけスライドでもっと詳しい表を載せています。
電視観望の一例です。講演前日の懇親会の日の夜に撮影したオリオン座周りの画像も入れることで、臨場感を出したつもりです。
当日、講演時間が短くなりそうだったので、直前でカットしたスライドが何枚かあります。これはその中の一枚です。惑星は、惑星撮影をしている方にとっては見慣れた映像かもしれません。月は意外に面白くて、観望会で「月のこの部分を見たい」とか言われたら、画面上でトリミング拡大してさも月旅行に行った気分になるとか、拡大して大気揺らぎを見るとか、カメラのゲインを思いっきりあげて地球照を見るとか、いろいろ応用があります。
これもカットしたスライドです。明るいところでも天の川が結構よく見えてしまいます。最近の子供たちは天の川を見たことない子が大多数なので、かなりウケがいいです。あと、星座観察なんかもできます。都会だと星座をトレースするのも難しいので、画面で説明しながら、星座ビノなんかで見て実際に形を認識してもらうとよく理解してくれます。
太陽にも電視観望を応用することができます。このスライドは話すかどうか最後まで迷っていたのですが、時間のこともあり結局カットしたものです。太陽が好きな人にとっては、観望会で一つネタが増えるきっかけになるかと思います。実際に撮った動画をここにアップしています。でも、明るすぎてPCの画面が見えにくいと言うのがオチです。
これも多分当日カットしたスライドだったと思います。ちょっとうろ覚えで、もしかしたら話したかもしれません。手軽なセットアップはやはり便利で、軽い、ケーブルの数が少ないなどを目指しています。観望会の準備の時間が意外に少なかったりするときもあるので、すぐに準備できるということはかなり重要です。また、見せることに特化することを目指して、画面を選択して自動導入など複雑なシステムにしないというのも心がけています。これはトラブル防止につながり、お客さんを待たせることをできるだけなくすことにつながります。凝ったことをやろうとするとたいてい本番で失敗し、さらに焦ってパニックでどうにもならなくなります。
SharpCapをすでに使っている方にとっては、電視観望用に必要となるであろうセッティングをまとめました。
本当は次のように文書でもスライドを用意していたのですが、(時間制限に関係なく)カットしました。動画の方がわかりやすいと思ったからです。
動画になります。実際の動画はここにアップしてあります。途中ノイズが軽減される様子を強調するために、途中多少明るくして最後に暗くしていますが、明るすぎる必要は全くないです。また、彩度も少し強調しすぎかもしれません。ちなみに彩度はLiveStackのヒストグラムの横の赤青緑のバーの横の灰色のバーで強調することができます。これは意外に知らない人が多いかもしれません。
当日講演内で見せたように、動画の一番最初と一番最後を交互に見てみると、before and afterで違いがよくわかります。
ここからが、今回の講演で一番伝えたかったことです。
そもそもカメラの分解能、鏡筒の分解能の方が、PCの画面の分解能よりもポテンシャルが高いので、PCの画面上でトリミング拡大してもそこそこ見えてしまいます。M57より電視観望で小さいものを見るのは(少なくとも私は)あまりないので、これ位まで見えれば十分ではないかと言うことです。ちなみにこの状態で、大きなものではアンドロメダ銀河がちょうど画面に収まるくらいです。アンドロメダから惑星状星雲を見える範囲としてターゲットとしていると言ってもいいのかもしれません。
明るさはヒストグラムの左2本線をいじり、レベル補正とガンマ補正に相当するあぶり出しで改善されます。ノイズはライブスタックで改善されます。空間分解能はPCの画面で制限されるのであまり問題になりません。ただし、ダイナミックレンジだけは犠牲にしていて、明るい恒星は白とびしてしまいます。ASI224MCからASI294MCにカメラを移行した時に、ダイナミックレンジが12bitから14bitになって、飽和容量も4倍になっているので、白飛びはだいぶん改善されました。それでもまだ十分ではないです。
カメラの感度がまだまだ足りていないのは事実なので、本当のリアルタイム映像を満足した画質で見ることは現段階では不可能です。今の状況ではリアルタイム性を追求するより、その時間をノイズ除去に当てた方が見栄えがいいと思います。なので、導入はリアルタイム、導入してからはライブスタックでノイズを下げると言うようなやり方で運用しています。
RASAを一度使ってみたいです。8インチのRASAなんかでSharpCapで電視観望したら、露光時間が10分の1くらいで同等の見え味なので、0.1秒オーダーのリフレッシュレートになり相当リアルタイムに近くなるはずです。
もう少し補足します。SharpCapの設定でさらっと書きましたが、ゲインは最大近くに持っていっています。これはまず短時間で明るくしたいと言う要請が一番の理由です。さらにもう一つ、実は講演が終わってから考えていて気づいたのですが、読み出しノイズを考えると、これも最小になっています。ここは少しわかりにくいかもしれませんが、ゲイン最大だと画面上に出てくる読み出しノイズは最もたくさん出てきます。ただし、そのたくさんの読み出しノイズを大きなゲインで割るので、S/N(信号と雑音の比)の観点からは一番得をしています。これがグラフで表されている読み出しノイズが最小と言う意味です。
短時間で明るく表示できて、なおかつS/Nがいいと言うのが、ゲインを最大にしている理由で、小口径でも上手く見える理由の一つです。その代わりにダイナミックレンジはかなり制限されるので、白飛びに関してはあえて妥協をしているわけです。
以上のことが、次のスライドにもつながります。手軽な小口径というのは魅力の一つでもあります。これで慣れてから、さらに不満な場合には大口径に移行するというのが正しい道筋な気がしています。大口径はメリットはもちろんありますが、手軽さ、視野角など、よく考えないとデメリットも少なからず存在すると言う意味です。RASA8は最強ですが、RASA11やRASA14だと今のセンサーサイズから考えると視野角の不利さが出てきてしまうかもしれません。
光害地での電視観望ではQBPのような光害防止フィルターを使うと効果的です。でも逆に見えにくくなってしまう天体もあるので注意が必要です。
最後におまけで、カメラの特徴を示した表です。といってもこのページの焼き直しなのですが。
どうでしょう、講演のスライドを解説付きで公開するというのはこれまであまりやったことがないのですが、役に立ちますでしょうか?講演の時間も制限があったので、話が早くて理解不足のところもあったかと思います。スライドをゆっくり見ていただいて、さらに理解を深めていただければと思います。わかりにくいところがあればまたコメントなどしてください。できる限り答えるようにしたいと思います。
できることなら、小口径でなぜ電視観望が成り立つのかの理由を理解してもらい、さらに皆様からいろんなアイデアを出してもらい、電視観望が発展していくことを期待しています。同時に、電視観望を通じて深宇宙への敷居を下げることで、天文人口の裾野を広げることができればと思っています。
いろいろ試して、何か面白い結果が出たりしたら、またコメントにでも報告してください。Enjoy it !
それでも時間はどうしても限られてしまい、わかりにくいところや、もっと理解したいところ、質問したくても人が多すぎて聞けないような方もいたかもしれません。今回、講演に使ったスライドを多少の補足も加えながら、公開したいと思います。
導入部
最初のページです。この記事ではカットしても良かったのですが、実はタイトルはすごく大事です。なんでこんな手軽な機材でも、電視観望だと十分に星雲などを楽しむことができるかを理解してほしいと言う思いをタイトルに込めました。
動機です。2016年当時の原村の星まつりでドブの方達に聞いたのは、子供なら感度があるので緑系は色がつくかもしれないと言う話でした。その時一緒にいたうちの子に(当時4年生)にたぶんM57だったと思うのですが、色付きで見えるか聞いてみたら「見える!」とのこと。でも多分子供なので暗示だと思います。私にはどうやっても色がついているようには見えませんでした。
電視観望と言う言葉は、胎内で出会ったHUQさんの造語で、当時「電視」としたかったのにこれだと中国語でテレビの意味になってしまうから「観望」をつけたとのこと。最近は電 "子"観望と呼ばれることもありますが、このブログでは命名者に敬意を表して電"視"観望と言っています。でも言葉は進化していくものなので、どちらでも構わないと思います。
機材説明
続いて機材の確認です。電視観望に特化した機材と、一般的な機材です。最後の方のスライドで出てくるのですが、光害フィルターはもう必須に近いので、このページに入れてしまった方がいいかもしれません。
鏡筒は短焦点ならもっと安価なものでも構わないと思います。電視観望は写真撮影ほど性能を求めないので、高性能な鏡筒と普及帯の鏡筒でもそこまで差が出ないです。なので、手持ちの手軽な入門用鏡筒から始めるのも一つの手です。
カメラ選びですが、一番最後におまけスライドでもっと詳しい表を載せています。
実際にどう見えるかの例
電視観望の一例です。講演前日の懇親会の日の夜に撮影したオリオン座周りの画像も入れることで、臨場感を出したつもりです。
当日、講演時間が短くなりそうだったので、直前でカットしたスライドが何枚かあります。これはその中の一枚です。惑星は、惑星撮影をしている方にとっては見慣れた映像かもしれません。月は意外に面白くて、観望会で「月のこの部分を見たい」とか言われたら、画面上でトリミング拡大してさも月旅行に行った気分になるとか、拡大して大気揺らぎを見るとか、カメラのゲインを思いっきりあげて地球照を見るとか、いろいろ応用があります。
これもカットしたスライドです。明るいところでも天の川が結構よく見えてしまいます。最近の子供たちは天の川を見たことない子が大多数なので、かなりウケがいいです。あと、星座観察なんかもできます。都会だと星座をトレースするのも難しいので、画面で説明しながら、星座ビノなんかで見て実際に形を認識してもらうとよく理解してくれます。
太陽にも電視観望を応用することができます。このスライドは話すかどうか最後まで迷っていたのですが、時間のこともあり結局カットしたものです。太陽が好きな人にとっては、観望会で一つネタが増えるきっかけになるかと思います。実際に撮った動画をここにアップしています。でも、明るすぎてPCの画面が見えにくいと言うのがオチです。
電視観望の方針とセッティング
これも多分当日カットしたスライドだったと思います。ちょっとうろ覚えで、もしかしたら話したかもしれません。手軽なセットアップはやはり便利で、軽い、ケーブルの数が少ないなどを目指しています。観望会の準備の時間が意外に少なかったりするときもあるので、すぐに準備できるということはかなり重要です。また、見せることに特化することを目指して、画面を選択して自動導入など複雑なシステムにしないというのも心がけています。これはトラブル防止につながり、お客さんを待たせることをできるだけなくすことにつながります。凝ったことをやろうとするとたいてい本番で失敗し、さらに焦ってパニックでどうにもならなくなります。
SharpCapをすでに使っている方にとっては、電視観望用に必要となるであろうセッティングをまとめました。
本当は次のように文書でもスライドを用意していたのですが、(時間制限に関係なく)カットしました。動画の方がわかりやすいと思ったからです。
動画になります。実際の動画はここにアップしてあります。途中ノイズが軽減される様子を強調するために、途中多少明るくして最後に暗くしていますが、明るすぎる必要は全くないです。また、彩度も少し強調しすぎかもしれません。ちなみに彩度はLiveStackのヒストグラムの横の赤青緑のバーの横の灰色のバーで強調することができます。これは意外に知らない人が多いかもしれません。
当日講演内で見せたように、動画の一番最初と一番最後を交互に見てみると、before and afterで違いがよくわかります。
小口径電視観望のメカニズム
ここからが、今回の講演で一番伝えたかったことです。
そもそもカメラの分解能、鏡筒の分解能の方が、PCの画面の分解能よりもポテンシャルが高いので、PCの画面上でトリミング拡大してもそこそこ見えてしまいます。M57より電視観望で小さいものを見るのは(少なくとも私は)あまりないので、これ位まで見えれば十分ではないかと言うことです。ちなみにこの状態で、大きなものではアンドロメダ銀河がちょうど画面に収まるくらいです。アンドロメダから惑星状星雲を見える範囲としてターゲットとしていると言ってもいいのかもしれません。
明るさはヒストグラムの左2本線をいじり、レベル補正とガンマ補正に相当するあぶり出しで改善されます。ノイズはライブスタックで改善されます。空間分解能はPCの画面で制限されるのであまり問題になりません。ただし、ダイナミックレンジだけは犠牲にしていて、明るい恒星は白とびしてしまいます。ASI224MCからASI294MCにカメラを移行した時に、ダイナミックレンジが12bitから14bitになって、飽和容量も4倍になっているので、白飛びはだいぶん改善されました。それでもまだ十分ではないです。
カメラの感度がまだまだ足りていないのは事実なので、本当のリアルタイム映像を満足した画質で見ることは現段階では不可能です。今の状況ではリアルタイム性を追求するより、その時間をノイズ除去に当てた方が見栄えがいいと思います。なので、導入はリアルタイム、導入してからはライブスタックでノイズを下げると言うようなやり方で運用しています。
RASAを一度使ってみたいです。8インチのRASAなんかでSharpCapで電視観望したら、露光時間が10分の1くらいで同等の見え味なので、0.1秒オーダーのリフレッシュレートになり相当リアルタイムに近くなるはずです。
もう少し補足します。SharpCapの設定でさらっと書きましたが、ゲインは最大近くに持っていっています。これはまず短時間で明るくしたいと言う要請が一番の理由です。さらにもう一つ、実は講演が終わってから考えていて気づいたのですが、読み出しノイズを考えると、これも最小になっています。ここは少しわかりにくいかもしれませんが、ゲイン最大だと画面上に出てくる読み出しノイズは最もたくさん出てきます。ただし、そのたくさんの読み出しノイズを大きなゲインで割るので、S/N(信号と雑音の比)の観点からは一番得をしています。これがグラフで表されている読み出しノイズが最小と言う意味です。
短時間で明るく表示できて、なおかつS/Nがいいと言うのが、ゲインを最大にしている理由で、小口径でも上手く見える理由の一つです。その代わりにダイナミックレンジはかなり制限されるので、白飛びに関してはあえて妥協をしているわけです。
以上のことが、次のスライドにもつながります。手軽な小口径というのは魅力の一つでもあります。これで慣れてから、さらに不満な場合には大口径に移行するというのが正しい道筋な気がしています。大口径はメリットはもちろんありますが、手軽さ、視野角など、よく考えないとデメリットも少なからず存在すると言う意味です。RASA8は最強ですが、RASA11やRASA14だと今のセンサーサイズから考えると視野角の不利さが出てきてしまうかもしれません。
光害フィルターの効果と、おまけスライド
光害地での電視観望ではQBPのような光害防止フィルターを使うと効果的です。でも逆に見えにくくなってしまう天体もあるので注意が必要です。
最後におまけで、カメラの特徴を示した表です。といってもこのページの焼き直しなのですが。
まとめ
どうでしょう、講演のスライドを解説付きで公開するというのはこれまであまりやったことがないのですが、役に立ちますでしょうか?講演の時間も制限があったので、話が早くて理解不足のところもあったかと思います。スライドをゆっくり見ていただいて、さらに理解を深めていただければと思います。わかりにくいところがあればまたコメントなどしてください。できる限り答えるようにしたいと思います。
できることなら、小口径でなぜ電視観望が成り立つのかの理由を理解してもらい、さらに皆様からいろんなアイデアを出してもらい、電視観望が発展していくことを期待しています。同時に、電視観望を通じて深宇宙への敷居を下げることで、天文人口の裾野を広げることができればと思っています。
いろいろ試して、何か面白い結果が出たりしたら、またコメントにでも報告してください。Enjoy it !























コメント
コメント一覧 (24)
ZWOASI 224MCの購入もまだなので電子観望実現はまだ先なのに、暗い夜空の観測場所を探しています(笑
いまいち解りづらい所を解説いただきありがとうございます<(_ _)>
先日、RASAほどではないですが我が家の一番明るい望遠鏡、BKP200+レデューサー(580mm,F2.9)+ASI294MCであちこち流してみましたが、気持ち悪いほど見えました(笑)
Hαフィルター+モノクロカメラは露出時間を延ばす必要がありますが、グッとコントラストが上がってこれまた面白いです。
数台のカメラを使ってライブRGB合成とかやってくれるソフトが出たら最高かもしれません(お手軽じゃなくなってしまいましゅが、、、)
小口径でいけるというので、挑戦とばかりにBORG 36EDを試したらびっくりするくらい見えました。
レデューサーなしで200mmの短焦点なので、もしかしたら最高の電視観望鏡筒では?金脈を掘り当てちゃった?とテンションが上がっています。
自動導入架台の都合上それほどコンパクトになりませんが、それでも三脚はVelbon Ultra miniなどテーブル三脚がつかえるので(脚だけなら最大荷重8kg)、車のトランクフード(蓋)に乗せてつかえる面白グッズです!
私は撮影派なので電視観望は不必要なんですが、撮影中に「何されてるんですか?」と聞かれたときに便利なツールとして使っています。
60-600mm(F4.5-6.3)というズームレンズで対象を丁度いい大きさで写るかな?って魂胆で挑戦中です。
質問なんですが、ヒストグラムが針のように細くてホワイトバランスが取りにくいのですが、ステライメージのヒストグラムを拡大してホワイトバランスやレベルを調整しやすくするみたいな機能ってあるんでしょうか?
1点だけ、
>・小口径でも焦点距離が短いので、そもそも以外と明るいのです
これだけもう少し説明が無いとわかりにくいかもしれません。
被写体が星雲など、面積体の場合、焦点距離が2倍になると単位あたりの光量(フォトン)が1/4になるから、なのですが、写真を知ってる人だとF値が同じなら露光時間同じ、という発想の方が強いので・・・。
天の川の電視は、なるほど!と思いました。普段観望会を行っているところだと、天の川は目で見えませんから・・
僕もMT160で実視観望の隣で、目で見てこれくらいだけど、カメラで視ると色が見えるという感じで運用したいので、ガイドマウントに乗せることができる小型機材がメインになりそう。
口径が大きいながらもF値が明るく小型な望遠レンズで使ってみようかな・・と考えているところです。
AZ-GTiですが、何人かの方から品切れというのを聞きました。全国的に供給不足なんでしょうか?AZ-GTiは電視観望も眼視でも十分すぎる精度があります。あの値段でいろいろ触りがいのあるものなので、到着したらいろいろ試してみてください。
NVとの比較とても有意義なものでした。原村の時ほど人がいなかったので、じっくり見ることができました。
電視観望ですが、試したけれどうまくいかないという声を結構な人数の方から聞いていました。電視観望でも、多分NVもそうだと思いますが、絶対にやってみないとわからないコツのようなものがあるはずです。今回の講演はそんな方にできるだけコツみたいなものを伝えることができたらと思っていました。
このブログのコメントとか、Twitterでのつぶやきを見ていると、実際によく見えたという声があがっているみたいなので、スライドも公開してよかったなと思っています。
NVは流石に値段が値段なので、なかなか広まるというのは難しいと思いますが、それでもかなりインパクトがあるので、星まつりだけでなく、地域の観望会でも見えるようになればいいなと思います。
またご一緒できる日を楽しみにしています。
水害大変だったようですが、もう生活などもとに戻りましたでしょうか?
BKP200も口径がでかくて800mmなので、レデューサーを入れたら294ならかなり広角でいろいろ見えるかと思います。
Hαは手に入れましたが、モノクロは290だけなので少し狭いです。まだモノクロカメラでナローを試したこともないのでその内にやってみたいと思います。
一台のPCから複数のカメラへケーブルが何本か繋がっていて、一度に合成とかですね。なんか面白そうです。ACに繋いでおかないとPCのバッテリーがすぐになくなりそう(笑)。
おお、BORG36EDはいいですね。超コンパクト電視観望じゃないですか!
ASI224MCでしょうか?ぴったりかもしれません。
設定さえうまくやれば小口径の不利さはなくなるので、36mmだと見た目のインパクトがすごいですね。「こんな小さいのでこんなにみえるのか」というのになると思います。
小さくて軽いのは、確実に稼働率が上がるので、それだけでメリットだと思います。
いえいえ、台風もあったりでなかなか遠くまで来れない方もいたはずですので、スライドだけでもと思いました。全国の観望会とかで広まってくれればと思っているので、技術をできるだけわかりやすく伝えることができたらと思っています。
私もカメラに付属のキットレンズとかで安くできないか試してみようと思っています。カメラレンズの弱点は、やはりレンズ枚数が望遠鏡に比べて圧倒的に多いので、どうしても拡大すると星像が大きくなってしまったりすることです。うまいパラメータが見つかればと思っています。
ヒストグラムが細くなる場合、LiveStackのヒストグラムを併用するといいと思います。LiveStackのヒストグラムで、同じように2本の線でピークを挟んでやります。でもこちらはあまり責めすぎずに、広めの幅で挟むようにしてください。そうすると、左側の元のヒストグラムのピークが前より太くなっていると思います。ようするに、LiveStackでのヒストグラムの結果が、右側のヒストグラムに渡されて、その結果が画面に表れるという構造になっています。
電視観望でも結局F値が同じなら、同じ露光時間で同じ結果が得られます。ただし、大口径にするとF値が同じなら長焦点になってしまうので、狭角になり見える範囲が限られて、その代わりに空間分解能が上がります。電視観望では空間分解能が上がってもあまりメリットがなくて、むしろ広角で見てPC場でデジタルズームでも十分なので、おなじF値なら小口径短焦点でも不利にならない。
ということを言いたかったのですが、伝わってませんでしょうか?多分UTOさんには伝わっているかと思いますが、カメラ系の方には伝わりにくいということですね。
広角電視観望は意外なほど面白いです。明るい中での観望会でも、天の川も星座でもよく見えるので重宝しています。
カメラレンズでもいいかと思います。撮影ではないので、そこまで高級機でなくてもいいと思います。暗いですが、キットレンズでもできたら裾野が広がるのかなと思っています。
電視観望は興味深い技術ですが、私は性急普及には反対です。
それは 「強度近視」が大きな社会問題になりつつあるからです。
今やスマホなどの世界的な普及により、近視になる人が増えています。
健康面での きちんとした検証なしに 安易に「電視観望」を普及させるのは危険だと思います。
この話題に限らず、天文ファンの方たちの知識の興味は 機材に偏りがちです。
このため、アマチュア天文家で眼視観測をされている方たちでも、人間の目の性質について正しい知識を持っている人はほとんどいないのが現状です。
講演をされたりするほどの 社会的な影響力のある方は この点にも十分に勉強をされた上で 天文普及にご活用して頂けることを希望する次第です。
F値が同じで、露出時間が同じで済むのはあくまでも輝度というか、カウント値というか明るさといいますか・・
>渡辺 信夫さま
他所のブログで、横からすみません。望遠鏡を通した観望では、虚像を視ることになるので、約1mの距離を見るのと同じ、と相当昔に何かで読んだことがありますが、間違いでしょうか?
1mの距離であれば、実際に電視観望をやってみると判りますが、通常立った位置からPCを視るので、スマホ等の近視とは状況が違いますので、心配ご無用かと思います。
UTOさま
はじめまして
私が問題視しているのは 夜間 液晶モニターを介して天体画像を見ることが、目の健康面でリスクがあるということです。
今や私たちの生活に スマホやパソコンは欠かせません。
便利なものを禁止するのではなく、リスクを認識した上で上手な利用を考えるべきだと思います。
「望遠鏡では約1メートル先を見ているので、PC画面を 離れて見ているのと同じだから心配ない」
とのお話ですが、問題なのは ピントを合わせる行為だけではなく、目の細胞そのものの疲労が大きいということにあるそうです。
天体趣味ではよく夜間の屋外でパソコンを使うことがありますが、これ自体も目の健康には良いことではありません。
かと言って、便利なものを今更捨てることも難しいでしょう。
私たちに必要なのは リスクを認識した上で、上手には道具を使うことだと思います。
わたくしも横レス失礼いたします。
電視観望でモニター観察する際の目に与える影響は自分も考えています。
ひとつは、暗順応をした上で眼視観望している人が近くにいた場合、その人の暗順応を壊す可能性があるということです。これは健康上の問題をおこすほどではありませんが、適切な住み分けが必要かと思います。
もうひとつは、暗闇の中で瞳径が大きく開いているときに、明るいモニターを見ると目に負担がかかるという、健康上の問題です。この点については、天体観望の常識とは別に周囲がそこそこ明るい状況にするべきと考えます。
二つめの配慮ができれば、電視観望の頻度や時間が短い一般ギャラリーに関しては目の健康上の影響は非常に少ないのではないでしょうか。
また、自分たちのように電視観望を一回につき数時間、モニター観察する者については自己責任で健康管理をするべき、と思っております。
しかし、実際の運用では必ず想定外が生じますから、目の健康に関しても電視観望をおこないながら検証していくべき問題と思います。重要な問題提起、ありがとうございます。
シベット さま
コメントありがとうございます。
同感です。
私は 「電視観望」に反対しているわけではありません。
これらの道具を有効活用するために
慎重になるべきだと提案しているだけです。
「電視観望のせいで、ウチの子の視力が悪くなった」と言われる前に
知恵を絞り、良い方法を考えたいものだと思います。
貴重な意見ありがとうございます。渡辺さんのブログも読みました。
渡辺さん自身もブログで書かれていた通り、ほどほどというのが現状の唯一できる対応策なのかなと思いました。
というのも、電視観望に限らず、天文ではガイド時のPCや、撮影時のモニターやPCでの画像確認など、天文以外でも夜や暗い部屋の中でのスマホ、タブレット、PC操作、テレビ、他にも夜の運転時のカーナビなど、現代には目に負担をかけるものが数多くあります。そしてすでに、多くの人にとっては避けることのできないものになってしまっています。
観望会のお客さんが近距離で長時間画面を見続けるということは実際にはほとんどないので、そこまで負担になることはそうそうないと思いますが、中には目が疲れやすい方がいる可能性もあります。電視観望の場合は目が疲れたら休んでくださいとか呼びかけることでしょうか。
シベットさんの意見でもありましたが、実際には電視観望の操作をする本人の目の負担が一番大きいかと思います。こちらもある程度自覚して、適度に休みを取ることが必要なのかもしれません。
強度近視については調べた限りでは遺伝の可能性と環境の可能性があり、まだはっきりと原因はわかっていないとのことなので、眼科医でもなんでもない私は何も言える立場にはありません。こちらについてはコメントは控えさせていただきます。
また何か気づいたら助言ください。よろしくお願いいたします。
さしあたり、近視について書かれていたので、距離についてのみ、述べさせていただきましたが、やはり刺激光の方でしたかー・・。
これはちょっと自分も気になっています。
ただ、自分の行う観望会の範疇では、光害地であり、瞳径は最大まで開かない、時間的にも、遅くとも21時には完了する、と、いう点で、負担は少ないのではないか、と思っていますが、もちろん、エビデンスがあるわけではありません。
ただ、対光反応になるので、視力への影響は無いのではないかと思えますが、どうなのでしょうか?私も専門家ではないのではっきりとは判りませんが・・
自分が趣味として行う以上は、そこは自己責任なので全く問題はないのですが、観望会で行うとなるとすると、仰るように実施する我々の方が、知見を蓄え、安全で適切な運用ができるように配慮する必要があると感じました。
385mc+sharpcap(pro)で電視観望を始めました。
livestack でview をstackを選択すると表示が真っ暗になるようになりhistogram タブでhistogram cannot be adjusted while viewing raw frames. と表示されてしまいblack levelなどの点線イエローラインを調整できなくなってしまいました。
以前は、ライブスタックで綺麗になる様子が見えていたのですが、スタック画像は保存できるのですか、画像プレビューリアル表示が見えなくなり手詰まり状態になりました。何かチェックすべきご助言ありましたらよろしくお願いします。
補足です。indvidual framesを選ぶとhistogram cannot be adjusted while viewing raw framesとなりlevel調整ができません。stackを選ぶと画像プレビュー表示が真っ黒てlevel調整を動かしても変化がありません。
まず、Live Stackなしで普通に何か見えるように露光時間とゲインを調整してみてください。夜を待たなくても昼間の明るいうちで適当なところを見てで構いません。明るすぎるなら、少し暗いところを探すか、ゲインなどを落とすかしてみてください。とにかく、Live Stack無しで普通に見えないとすでに何かおかしいと思います。ちなみに、この時に画面右のパネルの中に小さなヒストグラムは見えていますでしょうか?もし見えていなかったら、見えていないパネルの中にあるはずなので、一つづつ開けてみてください。こちらも黄色線が3本あるのでまずはこれらの線をいじって画面に反応があるか試してみてください。画面に反応があることがわかったら、3本の線が一番左と、真ん中と、一番右になるように移動して、それぞれを結ぶ補正線が曲線でなく左下がりの一直線になるようにして下さい。この状態で画面に何か見えるように、今一度露光時間とゲインを合わせてみて下さい。これがデフォルトの設定です。
ここまでうまくいって、初めてLive Stackを開始します。Live Stackのところに出てくる大きなヒストグラムがあると思います。真ん中の黄色の線が少し左に行っていて、補正線が緩やかな曲線を描いていると思います。これも真ん中の線を少し右に持って行って補正線が直線になるようにして下さい。このときLive Stackをしていない時の画面と同じような明るさになりましたでしょうか?もしなっていないなら何かおかしいです。ここまでうまく行ったら、後は適当にいじるだけです
ちなみにIndividual Framesを選んだ場合はLive Stackでの大きなヒストグラムはさわれなくなります。これは正しい反応です。その場合は、右側のパネル内の小さなヒストグラムで調整します。
とりあえずここまでやってまだおかしい場合は今一度お尋ねください。
Samさん、お返事ありがとうございます。
livestack3日前まではちゃんと機能していました。いろいろ他のソフトを入れた後にブラックアウト状態で表示されず、ヒストグラムの山はちゃんと表示され、撮影結果も大丈夫なのですが、ヒストグラムを操作してもダメで、右パネルのヒストグラムもモニターできずでした。
別PCで大丈夫でしたので、当該PCをクリーンインストールし直しました、結果、無事動きました。ありがとうございました。
そうですか、よかったですね。どうやらバグの様ですね。
逆にどんなソフトを入れたらそうなったのか、ちょっと興味があります。
確かに天体用のPCには安定性を求める意味もあって、あまり余分なものは入れないようにしています。特に夜なので、なかなかその場で検証できないです。昼間とか、夜でも月夜の自宅とか余分な時間で検証しておいてから本番の撮影に備えるようにしています。