今年もなんとか参加
今年の胎内星まつりは、昨年に引き続き時間的に参加が厳しくあきらめていたのですが、土曜日の最後だけでも参加しようと車を走らせ、なんとか明るいうちに会場に辿り着くことができました。
今回は私一人での参加で、中3の上のでNatsuは模試があるとか、中一の下のSukeは部活とかで忙しくてついてきてくれません。よく考えたら、星まつりに一人で参加するのは初めてのことになります。一人で好きな所を回ることも出来るので気楽な反面、少し淋しい気もします。
星まつり会場到着
会場について受付を済ませたのですが、 抽選番号を貰えなかったのであれっと思い聞いてみたら、もう抽選もとっくに終わったとのこと。まあ、当たり前ですね。抽選会もオークションも逃してしまったのですが、短時間でもたくさんの人と会うことができたのがよかったです。
8インチRASAによる電視観望セット
会場に着いてすぐに、KYOEIさんの8インチRASAでの電視観望セットアップを見ました。カメラはASI294MC Pro、コントローラーはASIAir。ASIAirのPlateSolvinがあるおかげで、極軸が適当でも観望会で自動導入が実用になり、お客さんを待たせることがないそうです。原村でも展示されていたものですが、やっと写真を撮ることができました。原村でも胎内でも、ある意味明るさを極める電視観望セットとして、かなり注目を集めているみたいです。晴れてくれたらデモがあったはずなのですが、結局この日はほとんど曇りと小雨。ほんの短時間、木星や夏の大三角が薄雲越しに見えていた時もありましたが、基本的にダメでした。お客さんも少ないとのこと。1日目は土砂降りの時もあったとのことなので、この日はまだマシなのかもしれません。あ、今年の胎内は暑くなかったのが本当に救いでした。
KYOEIにはRASAの11インチ版が特価で出てました。欲しかったのですが、流石に最近買いすぎているのと、赤道儀が耐えられなさそうなので今回は諦めました。でも結局最後売れたとのことで、実はこのページの中に出てくる誰かが購入したとかいう噂です。
外山電子のクレージーモーター群
娘共々、いつも良くしていただく外山電子さんには、今回もいろいろデモをしてもらいました。特に面白いのが、SWATの1万倍速。動画を見てもらえばわかりますが、グルングルン回っています。
実はこれすごいことで、普通はこんな安定なスピードにはなりません。必要トルクによって流す電流を制御しているためここまでの一定の速度にできるそうです。使用している電流の時間的な差分を見てフィードバックしているそうです。そんなチップが少し前に開発され、それを使用することでやっと実現できたそうです。
でもそれを隣で見ていたUNITEKの方は「発売はありません、さすがに危なすぎます。」とキッパリ。「いつ発売か聞かれるので困るんですよー。」と笑いながらおっしゃっていました。外山電子さんはSWATの2軸の可能性も見せてくれていたので、自動導入SWATを垣間見た気がして、どうしても期待してしまいます。
他にもモーターのトルクの測定方法とか、ハーモニックドライブがもっと広まるのではという話をしてもらえました。実は外山電子さんにはNatsuが去年随分お世話になって、入り浸っていました。今回Natsuが来ていないことを伝えると随分残念がってくれていました。受験が終わったらまた連れてこようかなと思います。
巨大ハーモニックドライブ赤道儀
他にすごかったのが、なんと180kg搭載可能のハーモニックドライブのCRUXです。馬鹿でかい鏡筒が2本載っていましたが、全然余裕そうです。ウェイトは安全のために付けてありますが、なくても駆動可能とか。見ているだけでもすごいですが、値段もすごそうです。
超小型、一体型電子極軸望遠鏡
小物で面白そうだったのが、ほんまかさんのところの電子極望でしょうか。私はSharpCapで極軸を合わせるのですが、当然PCが必要になります。PCいらずの単体での電子極望は精度と手間を解決した、ある意味究極の形なのかもしれません。
ここには他にも100円ステッピングモーター(すぐに売り切れた)とか、40円レンズとかジャンクマニアが喜びそうなものが色々ありました。
新規業者?
面白かったお店がBLACK PANDAさん。中国の面白い製品を探してくれています。例えば最近話題の経緯台が大中小で3種です。
私も実物を見たのは初めてで、一番右の小さいのでもC8をマウント可能だそうです。もちろんカウンターウェイトは必要とのこと。作りもしっかりしていますし、このサイズですごいです。ちなみに右上に見えている円筒は中身が見える教育用の反射型だそうです。実際に使えるとのこと。こんな面白いもの、会場では気づかずスルーしていました。
他にも特価のガイド鏡とか。下のガイド鏡私も買いました。今50mmのノーブランドCマウントレンズをASI178MCにつけているのですが、もう少し精度を上げたくて、この128mmのを使ってみることにしました。
実はこのお店、てっきり中国の方がやっているのかと思いきや、日本のある会社のかなり上の方が好きでやっているとか。だからやたら面白いものがラインナップされてるわけです。今後も期待します。
(脱線です。ちょうどこの記事のここらへんを書いている途中、あぷらなーとさんからTwitterのダイレクトメッセージで議論が始まりました。議題はレイリー限界を計算するときに2つの光源は干渉するかどうか。1時間ほど議論と計算が続き、その間記事書きは完全ストップ。いやー面白い議論でした。議論の過程をそのままアップしたいくらいです。結果は多分あぷらなーとさんがまとめてくれると思います。)
たくさんの人との出会い
今回、原村に引き続き、今回の星まつりでも大学時代の先輩のHBさんに会うことができました。ちょうど三基光学のM店長と大学時代の若い頃の同キャンパスでの話で盛り上がりました。
他にもいつも仲のいいかんたろうさんと、CAMPでお会いした仙台のKさんと一緒に会場を回ったりしていました。かんたろうさんに誘われて、新潟天文研究会に少しだけお邪魔しました。月や惑星で素晴らしい成果を出しているWさんやKさんと話すことができました。特にWさんのいう、「撮影のいろいろ複雑な過程を難しいと考えるのではなく、面白いと考えることが大事だ」という考えは、私も大いに同意できました。「そういった面白さを知っていると、なかなかやめることができなくて長続きするのだ」とのことでした。私もどこまで長続きできるのでしょうか?Twitterで連絡を取っていた考太郎@前カメラ屋さんとは会うことはできませんでしたが、ここの所属の方というのが確認できてました。いつか会えたらと思います。帰りには月のポスターもいただいてしまいました。どうもありがとうございました。
今回はツイッターなどで連絡を取りながら会場で初めてお会いできた方が何人かいました。話していても、ブログを読んでくれていると言ってくれる方もたくさんいてとてもうれしかったです。
特に、去年からTwitterでダイレクトメッセージをいただいていた某天文台でボランティアをしている「たつさわ」さんにやっと会うことができました。胎内で出会ったドブ使いのヒロノさんたちと一緒にいるとのことなので、観望エリアまで足を伸ばしました。きちんとした場所を聞いていなかったので、本当に会えるかどうかわからなかったのですが、暗がりの中ヒロノさんの人影ですぐに場所がわかりました。たつさわさんに実際に会って年齢を聞いたら、なんと20代前半。とても若いのでびっくりしました。もっと落ち着いた年配の方だと思っていました。
このグループには他にも私のブログを読んでくれて、AX-GTiの赤道儀化とかまでしてくれたIさんという方がいました。IさんがAZ-GTiを使って撮影したM87のジェットを見せていただきました。「うまくいったらまたブログにでもコメントください」とお願いしたのですが、「敷居が高くて」とか言われてしまいました。記事では小難しいこと書くときもありますが、基本的にお気楽なコメント超ウエルカムです。あまり多いと返事できるかわかりませんが、どっかで会った誰々ですとか書いてもらえれば、あ、あの人だとかわかるので、すぐに思い出せます。でも問題は暗がりだと顔がいつもわからないんですよね。もし認識できなかったらごめんなさい。それでもホント、気楽にコメントください。
たくさんの人たちと話していると、時間もあっという間に経ってしまいます。
- スコープテックのOさんとは新開発のZEROの振動について少し議論をすることができました。Oさんの並々ならぬ熱意を感じることができました。
- KYOEIのMさんとは電視観望の展望について語りました。
- 五藤光学のKさんとはCAMP以来何度か話す機会があり、HBさんとも昔から知り合いだということもわかりました。
- シュミットさんでもう少しものを漁りたかったのですが時間不足でした。H店長に挨拶できただけでした。
- スターベース のS君が今回はボランティアで参加していました。少し話したら、なんでもこのブログで見た電視観望セットが欲しいという問い合わせがあるそうです。もし本当だとしたらとても嬉しいことです。このブログから大いに技術を盗んでいただいて、わからなかったらコメント欄でもいいのでなんでも聞いてください。
夜も更けて
夜も更けてくると、次第にお客さんも少なくなり、お店のブースも後片付けが始まります。63cmのドブの片付けに立ち会うことができました。主鏡の調整とか全部自分で考えたとのことで、押しネジと重力のバランスで位置が決まり、手で触ると簡単に動くほどスムーズで、かつ平面方向にはずれないように精度が出るとのこと。アルミとかの溶接も自分でやってしまうそうです。すごいです。
0時頃には、ほとんどの店が片付けを終えていて、人影もまばらになってきます。今回あまり散財しなかったので、最後の最後で国際光器さんでHαフィルターを買いました。7nmの特価品です。本当は天リフで紹介されていた3.5nmが欲しかったのですが、まだ値段が出ていないとか。次のロットで回してくれるそうです。
結局この日は天気も良くないので、電視観望機材を出すこともあきらめ、午前0時過ぎに会場を後にし、富山への帰路につきました。途中長岡を過ぎたたりで仮眠をとり、朝の5時くらいに無事に自宅に到着しました。短い滞在でしたが、非常に中身の濃い星まつりになりました。また来年会える方との再会を楽しみにしています。
- 胎内星まつり2019 (その1): 短い時間でも...
- 胎内星まつり2019 (その2): 戦利品
過去の胎内星まつりの記事もどうぞ。
- 胎内星まつり2016: 2016/8/27 (その1、その2、その3)
- 胎内星まつり2017: 2017/7/28-30 (準備、会場到着、初日、二日目、戦利品、最終日)
- 胎内星まつり2018: 2018/8/25(雨の中の星まつり、戦利品)










コメント
コメント一覧 (8)
嗚呼、なんということでしょう!
実は似たことを考えていたところでした。
「2つの光源から来る光の位相情報は考慮しなくていいのか、レイリーさんはインテンシティのみに着目してるけど…」と。
私の結論は、
「レイリーさんは正しくて、2つの光源から来る光は干渉しない」
というものなのですが、はたして議論の行方がどうだったのか…大変気になります。
また、その一方で、
「1つの光源から来た光は収差とは関係なく干渉するけど、光路長差を狂わす要因があれば干渉しなくなる」
というわけで、光学系の良し悪しによる分解能の差はそのあたりかなあ、と想像しております。
#星まつり、いずれどこかで参加したいです。さまざまな機材もさることながら、多くの凄い方々と直に会話する機会が貴重だよなあ、と、思いました。
天気悪くて残念でしたね~。
いつも撮影のためのモノクロ映像しか見ていないので、自動導入赤道儀と294MCの電視装置を持参しましたが出番無しでした(T_T)
次はたぶん福島のスターライトフェスティバルに行くと思います。ご都合あいましたらまたお会いしましょう。
同じような時期に、同じようなことを考えるものですね。我々はレイリーさんが強度で考えていること自体認識できていなくて、どっちなんだろうと計算して、あ、強度でしか考えていないんだと理解できたにすぎません。
あぷらなーとさんが関連して、今現在も鋭意面白い記事を書いてくれているはずです。その中に経緯が出てこなかったら、また私の方で記事にするかもしれません。
今度はLambdaさんも一緒にリアルタイムで議論できるともっと楽しいのかもしれません。次の機会はぜひ!
楽しかったですねー。赤いやつは試しましたでしょうか?
また福島でごいっしょできるはずです。その時はぜひ電視観望一緒にやりましょう。
家が近所なのに会うときは県外が多いですね(笑)
いつも星まつりでの散財は控えてるのですが今回は結構使っちゃいました。
しばらくカスミを食らいながらの生活になりそうです。
Wさん、日ごろのバイタリティーの秘訣を見たような気がします。
そうなんですよね、なぜか県外が多いです。
WさんのFBの更新頻度すごいですね。ものすごい天文愛を感じました。
次は京都の星もとですかね。かんたろうさん行きますか?
京都はいつでしょうか
13と21が埋まってますが行きたいなあ。
京都の星をもとめては9月 22日と23日です。バッチリですね。