仕事が忙しいのと、せっかく時間ができても全然天気が良くならないので、いままで書きかけていた大量のボツ記事を少し書き加えて公開しようと思います。
今回は電視観望をするときに適したカメラ選びという観点で、これまでの経験から比較検討してみようと思います。これから電視観望を始めてみたいという方の参考になればと思います。
なお、今回載せたものはあくまで自分でよく触ったもの、近くで見ていたもの、もしくは評判をよく聞いていたものばかりです。これ以外にも電視観望に適したカメラは私が知らないだけで、たくさん存在するでしょうし、電視観望という用途以外ではもっといろんな選択肢があるということはいうまでもありません。この点ご注意ください。
まずは通常のスペックです。それでもカメラメーカーのところには普通はSNR1sのことはほとんど触れられていません。SONY独自の値ですが、電視観望にはこのSNR1sは、いかに暗い天体を制限された時間内に映し出すという意味で、非常に重要になります。
あと、基本事項としてですが、撮影では重要なファクターになる「冷却」は電視観望にはほとんど必要ありません。手軽さも性能の一つと考えると、電力、ケーブル取り回し、重量などから、冷却にかけるコストほどメリットが得られないと考えています。なので冷却モデルは今回は考慮に入れていません。
SNR1sの値が小さいほど電視観望に向いていると言ってしまってもいいくらいかと思います。一番SNR1sのいいASI224MCでさえ、まだ暗いと思っているので、まだまだ電視観望は発展途上の技術と言えます。表を見ると、SNR1sはセンサーの1素子のサイズにだいたい反比例することがわかると思います。なのでRevolution ImagerはSNR1sの値が公表されてないとはいえ、暗い天体に有利なはずで、電視観望用のカメラとしてはうまく選んでいるのかと思います。
用途など
用途と適した焦点距離は、私の経験から独断と偏見で書いてあります。基準はM31アンドロメダ銀河の全景が見えるのが最小、自動導入で困らないくらいの範囲でM57が程よく見えるのが最大の焦点距離です。手持ちの鏡筒がこの範囲に入っていればとりあえず使うことができると思います。
もし手持ちの鏡筒の焦点距離がこんなに短くないという場合には、Revolution Imagerに付属するような0.5倍のレデューサをつけると、倍の焦点距離で同じ視野角になるので、焦点距離の短い鏡筒の代わりになります。例えば、Revolution Imagerなら400-1600mm程度の焦点距離でも使えるようになります。ただし、星像は乱れるので注意が必要です。
メリット、デメリットなど
ASI294の焦点距離は、カメラレンズアダプターとカメラレンズを使うと、広角なセンサーを利用して天の川などの星景、星野を見るのにも適しています。もちろんASI224MCなどの小さいセンサーでも、より焦点距離の短いCSマウントレンズなどを使って天の川を見ることもできますが、淡い星を見るという観点から行くと、広角センサーで「焦点距離の長いレンズを使う」方が迫力があります。コントラストは眼視の場合は倍率、カメラを使った場合には焦点距離だけで決まってしまうからです。
以下、それぞれについてコメントです。
こうやってみて、コストパフォーマンス、手軽さ、性能と比べると、(自分では使ったことはないですが)ASI385MCがベストバイでしょうか。次点がASI294MCとASI224MCですが、これらは高価高性能、お手軽入門用とベクトルが逆方向です。
以上参考になりましたでしょうか。自分自身のまとめも兼ねているのですが、個人で見ている機種に限りもあるのでここらへんが限界です。他にもQHYCCD社のカメラも同じセンサーを使っているものは同程度の性能があるかと思われます。面白い情報などありましたら、またコメントなどでおしらせください。
今回は電視観望をするときに適したカメラ選びという観点で、これまでの経験から比較検討してみようと思います。これから電視観望を始めてみたいという方の参考になればと思います。
なお、今回載せたものはあくまで自分でよく触ったもの、近くで見ていたもの、もしくは評判をよく聞いていたものばかりです。これ以外にも電視観望に適したカメラは私が知らないだけで、たくさん存在するでしょうし、電視観望という用途以外ではもっといろんな選択肢があるということはいうまでもありません。この点ご注意ください。
まずは通常のスペックです。それでもカメラメーカーのところには普通はSNR1sのことはほとんど触れられていません。SONY独自の値ですが、電視観望にはこのSNR1sは、いかに暗い天体を制限された時間内に映し出すという意味で、非常に重要になります。
あと、基本事項としてですが、撮影では重要なファクターになる「冷却」は電視観望にはほとんど必要ありません。手軽さも性能の一つと考えると、電力、ケーブル取り回し、重量などから、冷却にかけるコストほどメリットが得られないと考えています。なので冷却モデルは今回は考慮に入れていません。
電視観望のためのカメラ比較
| Camera | センサー | Type | サイズ [mm] | 画素数 | 1素子サイズ [um] | SNR1s | bit | 価格 | |
| ASI224MC | IMX224 | 1/3" | 4.9x3.7 | 1304x976 | 3.75 | 0.13lx | 12 | 3.0万 | |
| ASI385MC | IMX385 | 1/1.9" | 7.3x4.1 | 1936x1096 | 3.75 | 0.13lx | 12 | 4.4万 | |
| ASI294MC | IMX294 | 4/3" | 19.1x13.0 | 4144x2822 | 4.6 | 0.14lx | 14 | 9.5万 | |
| ASI290MC | IMX290 | 1/3" | 5.6x3.2 | 1936x1096 | 2.9 | 0.23lx | 12 | 3.6万 | |
| ASI290MM | IMX290 | 1/3" | 5.6x3.2 | 1936x1096 | 2.9 | 0.23lx | 12 | 4.8万 | |
| ASI178MC | IMX178 | 1/1.8" | 7.4x5.0 | 3096x2080 | 2.4 | 0.46lx | 14 | 4.4万 | |
| ASI183MC | IMX183 | 1" | 13.2x8.8 | 5496x3672 | 2.4 | ? | 12 | 6.5万 | |
| Revolution Imager | ICX811 | 1/3" | 4.8x3.6 | 976x582 | 5.0 | ? | ? | 4.0万 | |
* 価格は2018年11月20日現在の天体ショップでの典型的な税抜き価格
SNR1sの値が小さいほど電視観望に向いていると言ってしまってもいいくらいかと思います。一番SNR1sのいいASI224MCでさえ、まだ暗いと思っているので、まだまだ電視観望は発展途上の技術と言えます。表を見ると、SNR1sはセンサーの1素子のサイズにだいたい反比例することがわかると思います。なのでRevolution ImagerはSNR1sの値が公表されてないとはいえ、暗い天体に有利なはずで、電視観望用のカメラとしてはうまく選んでいるのかと思います。
用途など
| Camera | 焦点距離 | 用途 | 使ったことがある | 自分で持っている | 参照記事 | |
| ASI224MC | 150-600mm | 星雲、星団 | ○ | ○ | 参照記事 | |
| ASI385MC | 200-1200mm | 星雲、星団 | × | × | ||
| ASI294MC | 400-2000mm | 星雲、星団、天の川 | ○ | ○ | 参照記事 | |
| ASI290MC | 200-800mm | 星雲、星団 | × | × | ||
| ASI290MM | 200-800mm | 太陽 | ○ | ○ | 参照記事 | |
| ASI178MC | 300-600mm | 月 | ○ | ○ | 参照記事 | |
| ASI183MC | 400-1200mm | 星雲、星団 | ○ | × | 参照記事 | |
| Revolution Imager | 200-800mm | 星雲、星団 | ○ | ○ | 参照記事 | |
用途と適した焦点距離は、私の経験から独断と偏見で書いてあります。基準はM31アンドロメダ銀河の全景が見えるのが最小、自動導入で困らないくらいの範囲でM57が程よく見えるのが最大の焦点距離です。手持ちの鏡筒がこの範囲に入っていればとりあえず使うことができると思います。
もし手持ちの鏡筒の焦点距離がこんなに短くないという場合には、Revolution Imagerに付属するような0.5倍のレデューサをつけると、倍の焦点距離で同じ視野角になるので、焦点距離の短い鏡筒の代わりになります。例えば、Revolution Imagerなら400-1600mm程度の焦点距離でも使えるようになります。ただし、星像は乱れるので注意が必要です。
メリット、デメリットなど
| Camera | メリット | デメリット | |
| ASI224MC | 感度良、安価、電視観望入門向き、惑星撮影にも使える | センサー面積小、導入が大変 | |
| ASI385MC | 感度良、面積中、コストパフォーマンスいい | ||
| ASI294MC | 感度良、面積大、高解像度、性能だけで見るとこれがベスト、広角レンズで天の川なども | 値段が高い | |
| ASI290MC | 感度良、電視観望入門向き、モノクロ版とセットで持つと惑星撮影で良 | センサー面積小、導入が大変、値段が224MCより少し高く、SNR1sは少し劣る | |
| ASI290MM | 太陽電視観望にはこれ、太陽撮影や惑星撮影にはベストか | モノクロ | |
| ASI178MC | 高解像度、月の電視観望にはこれ | 感度低い、星雲には向かない | |
| ASI183MC | 面積大、高解像度、ビニングが使える | 感度低い | |
| Revolution Imager | PC無しで手軽に電視観望ができる、モニターなど一式込みでトータルでは相当安価、カメラでスタックできるので星雲などもOK | アナログ信号 | |
ASI294の焦点距離は、カメラレンズアダプターとカメラレンズを使うと、広角なセンサーを利用して天の川などの星景、星野を見るのにも適しています。もちろんASI224MCなどの小さいセンサーでも、より焦点距離の短いCSマウントレンズなどを使って天の川を見ることもできますが、淡い星を見るという観点から行くと、広角センサーで「焦点距離の長いレンズを使う」方が迫力があります。コントラストは眼視の場合は倍率、カメラを使った場合には焦点距離だけで決まってしまうからです。
以下、それぞれについてコメントです。
- ASI224MC、ASI385MC、ASI294MCに関しては感度の観点からはベストに近くて、これ以上を求めるのは現時点では難しいと思います。唯一可能性のあるのが同じSONYの一眼レフカメラのα7S系です。あれはお化けセンサーで、カメラ単体で電視観望をするならベストかと思いますが、今のところ単体でのセンサーの仕様は公表されていませんし、PCに取り入れてSharpCapでスタックとかになると、一部可能になりそうな動きはありますが、まだちょっと大変です。
- ASI385MCは実際には触ったことはないですが、周りの評判を聞いている限りは感度も良く、入門機としても相当こなれている印象です。
- ASI224MCは入門機としては安価でいいですが、センサー面積の小ささから天体の導入に苦労するかもしれません。そういった観点からはASI294MCは16倍の面積を見ることができるので、導入は相当楽になりますし、画素数もPCの解像度よりはるかにいいので、多少PC上で拡大しても画面が破綻することなく、広角から狭角まで幅広く対応できて使いやすいです。値段さえ気にしなければこれがベストでしょう。
- ASI290MCは実際に使ったことがないのでわからないのですが、聞いている限り評判は悪くないですし、ASI290MMはモノクロということもあり、太陽の電視観望、撮影では遺憾無く性能を発揮したこともあり、惑星撮影まで視野に入れるなら、カラーモノクロ合わせて持っておくのもいいのかもしれません。
- 私自身は短時間しか使っていないのですが、ASI83MCはその高解像度から特にビニングを利用するとよく見えますし、使い方によっては電視観望にも向いているカメラと言えると思います。
- Revoluition Imagerは計算機を使わない電視観望としては数少ない有力な選択肢だと思います。PCを使わないので手軽で、観望会などでも使いやすいと思います。アナログ出力なので多少ノイズが多いですが、カメラ単体でスタック機能を持っていて、ノイズ軽減ができるのは特筆すべきでしょう。今回、改めて素子の大きさを認識することができました。根本的に感度のいいカメラなのかと思います。
こうやってみて、コストパフォーマンス、手軽さ、性能と比べると、(自分では使ったことはないですが)ASI385MCがベストバイでしょうか。次点がASI294MCとASI224MCですが、これらは高価高性能、お手軽入門用とベクトルが逆方向です。
以上参考になりましたでしょうか。自分自身のまとめも兼ねているのですが、個人で見ている機種に限りもあるのでここらへんが限界です。他にもQHYCCD社のカメラも同じセンサーを使っているものは同程度の性能があるかと思われます。面白い情報などありましたら、またコメントなどでおしらせください。


コメント
コメント一覧 (34)
おはようございます。(今朝なので)
自分にとってタイムリーな記事です。今はすっかりDeepSkyの撮影(中古ですが、改造カメラも買いました)に、こっていますが、撮影中は暇なんでね。そこで、もう一台で電子観望をできればと思っていますが、手持ちの赤カンは290MC(この夏の惑星用に購入)のみです。センサーサイズが小さく、画角も狭く導入に大変ですし、星雲や星団では画角が狭いことで見応えがいまいちなカンは拭えません。
そこで、今検討中が少しでもセンサーが大きな294か183なんですが、全然用途が違うのですかね。クリスマスセールもあるので思い切って294にいっていまいそうな気がしています。
非常に参考になりました!
183と224持ってますが183は条件だしに四苦八苦しています。
やはり有料版に移行して雷ボタンが楽ですかね。
今α7Sに向かおうか検討中です。
HUQさんのおかげでPC取り込みに光も見えましたし、星景にも使えそうです。
私も224でやっていた頃は気になりませんでしたが、今でこそ183とか294とかあるので、広いセンサー面積の恩恵を受けることができます。短焦点の鏡筒にこだわる必要も無くなったし、導入もずいぶん楽になりました。
実は星雲とかの見栄えも、294の方が高解像度なせいでノイズ自身が細かく見えるので、一見綺麗に見えます。逆に294でビニングして解像度を落とすと、感度が上がるのにノイズも多くなった気がしてあまり得した気がしなかったりします。
まあやはり294の欠点は値段ですね。電視観望のためだけに10万もかけることができるかといったところでしょうか。
183は高解像度と1インチが売りなので、それをどう生かすかですね。他の方もビニングして使っているというのを聞いたことがあります。広い面積をそこそこ安価にというと183一択になると思います。
SharpCapは無料版と有料版で結構差がついてきました。年10ポンドくらいと安価なので有料にしてしまった方が幸せかと思います。
多連装砲運用作戦が一段落したら電視観望にも手を出そうと思っていますので大変参考になります。
その際には、Samさんが言及されていないASI1600MCとかASI174MCについてレポートしてみますね♪
今までの記事のまとめというか、焼き直しなのですが、表にすると改めてわかることもあるものですね。今回自分でも色々考えさせられました。
私は撮影クラスの冷却カメラはほとんどまだ触ったことがないので、あぷらなーとさんのレポート期待しています。
最近忙しいのと、時間が取れても天気がよくないのでなかなか進まないのですが、まだやってみたいことは山積みです。特に、彗星にまだ手を出していないことと、太陽の続きをもう少しといったところでしょうか。Meadeの25cmももっと最適化したいし、DSOやラッキーイメージも挑戦したいし、時間と天気が欲しいです。
ショップのホームページにもこのようにまとまったものがないので、
大変参考になります。
といっても既に294MCまで手に入れてしまったのですが(笑)
観望会が曇りで終わり、電視観望熱が落ち着き、赤缶は放置状態です。
最近はもっぱら超広角レンズの撮り比べです。
と言いつつもASIカメラから生えたASIAIRをどうにか使い物にしようとしていますが、
協栄産業さんのブログくらいしか情報がない!
もしかして、これ売れてないんじゃないのか?
にゃあさんが取り組まれている「StellarMate」の方が汎用性もあって便利そう。
海外ならASIAIRよりも安いし。
ASIAIRをAZ-GTiで使うにはubuntuからEQMod driverを入れればいいようですが、Linuxなんて使ったことない・・・
めんどくさくなってAdvanced VXの中古を購入!
が、手持ちのPCケーブルが使えず、PCケーブルを手配中←今ココ
ZWOの電動フィルターホイールも生えてしまったので、後には引けない状態です(笑)
この何かを買ったら、次々と物が生えてくる現象はどうにかならないでしょうか?(我慢すればイイだけなのですが)
合体ロボ好きなのが原因?
彗星はウィルタネン彗星に期待しており、どう撮ろうか画策中です。
来月はふたご座流星群もあるので忙しく、忘年会とか出たくないです(笑)
まずは晴れてくくれないとどうにもなりませんが・・・
せろおさんこんばんは。
ASIAirの中身はラズパイらしいので、Linuxを触ったことがないとやはり何かしようとした時に難しいのかもしれませんね。StellerMateもASIだけでなく汎用ということで、Linuxの知識が必要なのは同じような状況かと思います。
私はどちらも購入に至ってはいませんが、理由は結構はっきりしていて、選択肢が多く選べる状況下でないとソフト同士の発展が望めないので、長期で見るとあまり得をしないのではないかと思うからです。今の状況下でWindowsから離れると一気に選択肢が減ってしまいます。とくにWindowsが好きというわけでもないですし、Linuxの開発環境の手軽さは魅力だったりするのですが、それでもアマチュア天文に関してはWindowsでの環境がベストかと思います。MacでもLinuxでも頑張れば撮影環境を構築することは可能でしょうが、「頑張る」というところがユーザー数を制限したり、ソフトがこなれなかったりの原因になってしまうのかと思います。もちろんその制限された環境や、システムの構築自身を楽しむのは、それはそれで面白くて幸せかとは思います。
でも結局AVXですか!ナイス選択ですね。AVXだとUSBーシリアル変換ケーブルは必須です。COMポートを開けるのがうまくいかない時もあるので、夜になって困らないように昼間のうちに十分テストしておいてください。私は結構苦労しました。
断然、AsiAirよりもWindowsでSharpCap+PHDの方がイイと思います。
もうAsiAirを意地で使いたいだけな状態です。
本来の目的は、AsiAirとAZ-GTiによるコンパクトシステムの構築のはずだったのに脱線しまくりです。
AsiAirのバージョンアップでAZ-GTiに対応してくれるのを待ちます。
AZ-GTiは赤道儀モードの角度固定方法が解決しないので、経緯台モードオンリーになりそうですが・・・
AVXは色々な方のブログでじゃじゃ馬報告されているので、使いこなせるか不安です。
私はAVXあまり困ったことがないのですが、どうなのでしょうか?バックラッシュは買った直後にギヤの調節をしたり(その前の趣味のラジコンのテクが役に立ちました。紙一枚挟んで回るというのがギヤ間のベストの距離に近いです。)、ねじの緩みが時々あるので随時ネジしめしたりしていますが、あまり不満はありません。ピリオディックモーションが実測+/-15秒程度と少し大きいですが、これもガイドすれば問題ないです。赤緯体が折れてバキッと真っ二つになっても自分で修理して使うくらいなので、いまだに気に入っています。
私は2台目もセレストロン(CGEM II)にしたのですが、こちらも実は結構明確な理由があります。ショップに行っていろんな赤道儀(についている鏡筒)をつつくとわかるのですが、セレストロンは基本的に揺れません。もちろんクラスによって他社メーカーでも揺れるもの、揺れないものいろいろありますが、セレストロンは値段の割に揺れが少ないです。本当は客観的に振動実験とかやりたいのですが、個人だと測定設備も試せる赤道儀も限られるので現実難しいです。ショップに行ったら一度店員さんに怒られない範囲(笑)で試してみてください。結構違いがわかると思います。
せろおさんとのやりとりにちょっとまぜてください。
AVXですが、揺れないし、極軸をそこそこ合わせたら、結構いい感じでノータッチガイドでも追尾してくれるので、とっても気にっています。
ただ、自動導入が全然ダメで、まず、アライメントの時の基準星がファインダーの中に入らないくらいずれたところをむきます。2スターアライメントの2つめの基準星でもファインダーに入ってくれません。
これって、普通レベルなんでしょうか?
りっくんさんこんばんは。
いや、そんなことないですよ。初期アラインメントですよね。普通にそこそこ入ってきます。もしかして水平きちんと取っていないのではないでしょうか?
以前のAdvanced GTは水準器がついていたらしいのですが、Advanced VXは水準器がついていないので、私はホームセンターで小さな全方向の水準器を買ってきてエポキシ接着剤で三脚に取り付けました。最初に水準器を取り付ける時の水平は、三脚と赤道儀の間に板を挟み、そこに水準器を乗せて足の長さを調整して水平を出し、その足の長さを保ったまま、水準器を三脚の上に移動し、水準器が水平を示すように接着剤でつけました。
極軸はきちんと取れていると仮定すると、あとは赤経の回転方向に不定性が残るのですが、初期アラインメントのアルゴリズムは赤道儀の水平がきちんと取れていると仮定しているはずなので、ここで水平が取れていないと一つ目の基準星は当然ずれますし、例え一つ目を合わせても2つ目の基準星もずれる可能性が高いです。極軸がよく合っていればいいですが、極軸の精度も甘いと2つ目もとんでもないところに行くはずです。
(字数オーバーで次のコメントに続きます)
基本的に水平出しと、極軸合わせこみでほとんど一発目で、鏡筒につけたカメラのSharpCapの画面の中に入ってきます。ASI224MCの時はセンサー面積が小さく流石に600mmだと一発で入らない時もあったので、50mmのレンズにASI224をつけて電子ファイダーで一発目の導入を補助していましたが、それでも二発目は十分に600mm+ASI224で入ってきます。
アラインメントは2スターアラインメントで、さらにもう一つ星を追加して3つの星でアラインメントを済ませます。その後の自動導入もほぼ毎回真ん中に入ってくるくらいの精度になるので、私は全く不満に思っていません。
Advanced VXですが、この値段なら十分すぎるほどいいですよ。
極軸が合えば、水平はいいのかと思っていました。vixen のGPようですが、極軸望遠鏡を入れているので、そこそこ極軸はあっていると思っています。
観望している自宅前は、そこそこ傾斜地で、いつも適当に三脚、架台を置いて、極軸合わせの水平垂直ネジで合わせているので、どの程度ずれているかも検討がつきません。
今のAVXは小さな水準器すらつける水平なスペースはないですよね。金属プレートをかませて接着する記事もあったので、なんとか工夫してつけてみます。
今、こちらは雷雨です。検証はいつになるか・・・・
りっくんさん、
厳密にいうと水平というよりは、赤経方向の不定性が残っていることが原因なのですが、現実的には水平を合わせて、赤経、赤緯の回転体の目印の二つの矢印を合わせるのが簡単なのかと思います。この矢印もCelestronの赤道儀の場合、離れたりしているので、実は1度くらいのオーダーでずれる可能性があります。なのでこちらもできるだけ丁寧に合わせるのがいいのかと思います。
記事にまとめてみました。
私としてはやはり水平出しは重要だという結論に落ち着きました。
でも間違った議論をしていないかちょっと心配です。
この記事のおかげで294MCに手を出してしまいました。
カメラレンズで観望しようと思っています。とても参考になりました。
ただ、ペンタックス党に属しており、アダプタ難に会っておりますが。
AZ-Gtiも届いたところで、あちこち参考にさせていたきたいと思います!
トラさんはじめまして!
いつも見ていてくださってるということで、ありがとうございます。
294MC楽しみですね。電視観望なら性能的には現在ベストかと思います。
AZ-GTiと合わせてコンパクトなシステムができるはずです。広角の電視観望もまた面白いです。そこそこの光害地でも、観望会で天の川くらい見せることができると思います。
私はペンタックスは使ったことがないのですが、父が昔ペンタックスを愛用していたのを覚えています。でもその頃はカメラに全く興味がなかったので、価値が全然わかりませんでした。残しておけば今でも使えたかもしれないと、少し後悔しています。
また今後ともよろしくお願いします。
これは31.7mmのスリーブにそのまま差し込んで付属のモニターで見られるんですよね? 30cmF5望遠鏡での運用を考えているのですが、この組み合わせですと、たとえばM20が赤と青に分かれて見えるとかのパフォーマンス的なものがおわかりになれば、教えていただけるとありがたいです。
30cm F5だと焦点距離が1500mmにもなってしまうので、Revolution Imagerだとセンサーサイズが小さく、限られた範囲しか見えないため、導入なども大変になるかと思います。そのためレデューサーなどが必須と思われますが、0.5倍のレデューサーがRevolution Imagerに付属するので、まずはそれを使うことをお勧めします。
30cmもの口径があればRevolution ImagerでM20の色分けは十分に可能だと思います。もしうまくいったら、ぜひ結果を教えて下さい。
なるほど、実視界が狭いので導入が大変なのですね。何度くらいになるのかな・・・・・0.5倍レデューサーでF5を2.5にすると周辺像が大変になりそうですけど、得られるイメージの明るさによっては導入してからレデューサーを外す方法もあるでしょうか。
あと、15㎝F4とか10㎝F4とか7.6cmF3.7とかもありますので最適解の検討も面白そうです。
Revolution Imagerはブログで拝見すると個人輸入しないといけないのかな、と持っていたのですが、今では協栄産業で日本語版を販売しているんですね。
所詮撮影とは違うので、私は周辺像はあまり気にしていません。まあ、確かにお世辞にもいいとは言えません。
それだけの鏡筒をお持ちということは、相当なベテランさんですね。多分私なんかより遥かに星歴は長いのではないでしょうか。
Revolution ImagerはKYOEIさんで買うことができます。もともとアメリカで見つけてきたのですが、KYOEIさんに紹介したら興味を持ってくれたのが始まりです。
最初は計算機を使わないRevolution Imagerを使って、不満が出てきたらASI224MCとか、もっと電視観望本格的にやろうと思ったらASIO294MCとかにステップアップしていってもいいかと思います。
自分は長くやっていると言えば長いのですが、セオリー逸脱ばかりしている(http://uwakinabokura.livedoor.blog/)のであまりまともな道をたどっておらず、電子観望に至っては思い立ったのが先週末ですので、まだキャリア(?)3日程度です。
ですので、現在こちらの関係記事で勉強させてもらっています。
Cmosセンサーの視野は意外に狭いのですね。
例えばRevolution Imagerに合成fl=750mmの光学系を組み合わせるとしたら、(間違ってるかもしれませんが)実視界は0.3°×0.6°くらいになるでしょうか?
確かにこれでは導入が相当難しいことなど、少しずつわかってきました。できるだけ短い焦点距離から始めるのがようさそうです。
私は今年の原村は上の方でまったりしていました。 NVも少しだけ見せて頂きました。
NVも電視観望も機器は違えど、見やすくすることで宇宙にもっと興味を持ってもらいたいという、根本的なところは同じなのかと思います。
ホントはもっと原村でNV見たかったのですが、大人気ですごい人で少ししか見ることができませんでした。いつかお会いした時にまた見せて下さい。
私も原村の記事を書いていますので、よかったら8月5日の週の辺りの記事をご覧ください。
自分も上の方でまったりしたかったのですが、今回はニックさんのNVのサポート目的だったので観望エリアにいました。
NVもご覧になったのですね。
電子観望はいつかNVに追いつくと見込んでいるのですが、現状では臨場感の面でかなりNVに分があると思います。
ちなみに自分はNVを所有していないので、別のスターパーティとかでニックさんがいらっしゃるようでしたら、ぜひ見せてもらってください。
Revolution Imager 協栄に発注いたしました。
Samさんの「Revolution Imagerの使い方など」を参考にさせていただきつつ、一般の方に見てもらう視点での運用を考えていく予定です。
その用途では複数の方に同時に見てもらえるのが大きなメリットですね。
今後、当方ブログで記事にしていこうと思っていますので、よろしければご笑覧ください!
ブログ見ました。RIご購入おめでとうございます。
またこれからいろいろ検証されると思います。記事楽しみにしています。
電子観望に興味が湧いてきており、さてどのCCDカメラにするか迷っています。
ccdがそもそも初めてなのでasi224でいいかなーって思ってますが、600mmくらいまでがお勧めみたいに書かれております。
私は600mm屈折と1000mm反射なので、片一方が外れるなって思っています。
導入のしやすさで600mm程度に押さえておいた方がいい感じですか?
予算によります。できるならASI224MCよりも、あと1万5千円足してASI385MCにした方が幸せかもしれません。ASI224MCはセンサーサイズが1/3インチと小さいので、導入に苦労する人が多いです。385は1/1.9インチなので、辺で1.5倍強、面積だと2.5倍の大きさになります。それでも600mmだと0.5倍レデューサを入れたほうがいいと思います。レデューサはアマゾンなどでも数千円と安価に売っています。M57やM27などの小さな天体を見るだけなら、レデューサなしでもなんとかなるかもしれません。
ちなみに、私は4/3インチのASI294(ASI224に比べると一辺で4倍、面積で16倍)で355mmの焦点距離の鏡筒と一緒に使っています。これくらいでやっとアンドロメダが全部入るくらいなので、すごく使い勝手がよくなります。
それでソニーのページを見ると、去年、今年と新製品のイメージセンサがいくつか発表されてるようです。
https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/security/product.html
これらセンサを使った新製品のカメラをZWO社でも来年あたりにかけて発表しそうで期待するのですが、その辺りのお考え等ございましたら教えて下さい。
尚、ソニーの新製品のSNR1s値は知りたかったのですが公表されていませんでした。
Undaiさんはじめまして。Samと申します。今後ともよろしくお願いいたします。
ASI35MCでいいと思います。
新しいセンサーを使ったカメラは魅力ですが、最近はハイエンド志向でZWOの製品もなかなか値段のこなれたものが出ません。もし予算が十分にあるのなら待ってもいいですし、すぐに使いたいならASI294MCにした方が幸せかもしれません。
385も294もアンプグローという欠点がありますがが、電視観望ではそれほど気にならないと思います。撮影まで考えても、きちんとダーク補正すればほとんど問題にならないレベルになります。
SNR1sの値は基本的に1ピクセルのサイズ(面積)に反比例します。すなわち大きなピクセルほどSNR1sの値が小さい、言い換えるとより暗いものまで見え性能が良いということになります。捉えることができる光の量はセンサーの面積に比例するのでこれはある意味当たり前です。
実際に比べたものだと例えばASI224とASI294は1ピクセルの大きさが一辺4.5μm程度で、SNR1sも同程度、SharpCapで見てても電視観望に対する淡いものの見え具合はほぼ同程度です。一方ASI178はピクセルサイズが一辺2.4μmと半分程度なので面積で4分の1、SR1sの値は反比例で4倍程度、実際の炙り出しでも信号の大きさは4分の1程度の(同じものを出そうとしたら4倍時間がかかる)になります。なので電視観望だけに限れば1ピクセルのサイズを見ればある程度の性能が予測できます。撮影では時間をかけることができるのでS/N(信号とノイズの「比」)が重要ですが、電視観望では時間に制限があるのでNよりもSが重要になってくるというわけです。
あと大きなファクターが、センサーの全体サイズの大きさです。はっきり言って大きい方がいいです。導入の楽さに雲泥の差があります。鏡筒も極端な短焦点を必要としなくなるので、逆に楽だったりします。そういう意味ではASI385よりはASI294のほうがお勧めです。ただし予算のこともあるので、そこは財布と相談かと思います。
Sam様、丁寧なお返事ありがとうございます。こんなに丁寧にお返事下さって頭が下がる思いです。
私のあいさつを忘れてたことをお許しください。これからも宜しくお願い致します。
カメラはASI385よりASI294の方がお勧めなんですね。んーー悩みます。しばらく財布と相談したいと思います。
ありがとうございました。
いえいえ、たくさん悩んで、疑問があればまたお気軽に、遠慮無くお尋ね下さい。わかる範囲でですが相談に乗ります。
ASI178MCの感度について書いた記事があります。
http://hoshizolove.blog.jp/archives/20593125.html
よかったらご覧下さい。
これで色付きの星雲を見れる電視観望に一歩近づきました!
アドバイス、ありがとうございます。
Sam様の記事は簡易軽量な機器構成を目指す私にとって大変参考になっております。
いつも、ありがとうございます!
ポチリの報告をさせて頂きました。
Undaiさん、こんばんは。嬉しいコメントありがとうございます。
294購入おめでとうございます。電視観望うまくいくといいですね。
わからないこととかありましたら、ここのコメントでもいいので遠慮なく聞いてき下さい。
うまくいったら、ぜひまた教えて下さい。