CMOSカメラでの合焦を目指してアイピース差込部分を短く改造したP.S.T.を試してみました。
とりあえず結果だけ示します。
画像処理も初めてなのでまだ適当ですが、なんとか見えるくらいにはなりました。
今日やったことを振り返ります。主には4つで、
まずピント合わせですが、P.S.T.改造の結果は見事に合焦。というより、むしろ短すぎてカメラを奥まで入れるとまたもやペンタプリズムでの合焦範囲を超えたので、アダプターの途中まで入れることで適当な合焦位置を見つけることができました。下の写真を見てもわかるように、きちんとエッジが出ています。
この時既にプロミネンスが見えていました。これには結構感動しました。
さて、ここでエタロンの調整です。画面を見ながらリングを回転させて調整します。まず、少なくとも画面の状態が変わるので、エタロンが動いていることは確認できました。そしてプロミネンスが出る位置と、表面の模様が出る位置が違うことがわかりました。プロミネンスが出る位置は、プロミネンスが一番はっきりする位置で止めればいいのですぐにわかります。問題は表面です。明るく見える位置がいいのか、暗く見える位置がいいのか、よくわかりません。時々模様が出ますが、明るすぎたり暗すぎたりして見えないような気もするので、その都度カメラのゲインを調整します。どうも一番暗くなるところから少しだけずれたところに一番模様が見えるところがあるようです。そしてこの位置は、リングの回転の真ん中に近い位置にあったので、エタロンの調整自信は必要ないことがわかりました。
この状態でASI178MCでいくつか動画を撮影しました。一番最初に上で示したものと、下が5倍のバローを入れて拡大したものです。プロミネンスを出してみました。
さらに太陽の表面のH alphaを強調して見ました。
これは上手く写った方で、何が原因かわからないですが、ちょっとしたことでモアレのようなものが出てしまいます。このH alphaの模様ですが、本当に正しく出ているのかまだ確証がありません。もっと渦のように見えるのかと思っていました。やはり口径40mmだと解像度が足りないのでしょうか?ここら辺が限界なら、大口径への改造をしたくなるのがわかる気がします。
いくつか動画は撮ったのですが、ものになったのは上の3つくらいで、あとはテストレベルでした。特にダブルスタックでの撮影は厳しかったです。
まず、ゴーストが出ることがわかりました。これはダイアルつまみを回してSME40を傾けることによりすぐに消えます。
次に、先端の調整リングの最適位置がよくわかりません。まずシングルエタロンで653.6nmだけが見えているとすると、2つ目のエタロンを入れた時には透過光のピークが重なる位置が最適位置のはずなので、一番明るくなる位置を探せばいいはずです。ところが、調整リングは既に端に行ってしまっています。ダイアルつまみを回しても同じような効果が出るので、もう少し回してみましたが、こちらも一番傾けてもまだ明るくなり続けます。この時点で下の写真にある金具の位置を変えて、先端リングをもう少し回せるようにしました。
その結果、一番明るくなるところがリングの回転の真ん中くらいにすることができました。
それでも画像を見るとイマイチです。まず暗い。一段のエタロンの時の10分の1くらいの明るさでしょうか。次に太陽表面の模様の出るところが一部に限られてしまっています。この結果だけ見ると、シンチレーションが安定している時に露出時間を長くして、いいところだけを映すように拡大した撮影の時のみ生きてくる気がします。ただ、このあと曇ってしまい十分な時間をかけてテストすることができなかったので、判断はもう少し先伸ばししたいと思います。
それでもとりあえず、P.S.T.は使えそうなことがわかったので十分満足です。
明日の朝から八ヶ岳で星見会です。当然P.S.T.も持っていきます。いまからとても楽しみです。
とりあえず結果だけ示します。
「初めての太陽望遠鏡での撮影」
富山県富山市
P.S.T. + ASI178MC+ Advanced VX赤道儀
Shutter 12.5ms, gain 150, 80/100 frames
Autostakkert3 + Registax6 + Photoshop CCで画像処理
画像処理も初めてなのでまだ適当ですが、なんとか見えるくらいにはなりました。
今日やったことを振り返ります。主には4つで、
- ピント合わせ
- エタロンの動作確認
- ダブルスタックのテスト
- SME40の調整
まずピント合わせですが、P.S.T.改造の結果は見事に合焦。というより、むしろ短すぎてカメラを奥まで入れるとまたもやペンタプリズムでの合焦範囲を超えたので、アダプターの途中まで入れることで適当な合焦位置を見つけることができました。下の写真を見てもわかるように、きちんとエッジが出ています。
この時既にプロミネンスが見えていました。これには結構感動しました。
さて、ここでエタロンの調整です。画面を見ながらリングを回転させて調整します。まず、少なくとも画面の状態が変わるので、エタロンが動いていることは確認できました。そしてプロミネンスが出る位置と、表面の模様が出る位置が違うことがわかりました。プロミネンスが出る位置は、プロミネンスが一番はっきりする位置で止めればいいのですぐにわかります。問題は表面です。明るく見える位置がいいのか、暗く見える位置がいいのか、よくわかりません。時々模様が出ますが、明るすぎたり暗すぎたりして見えないような気もするので、その都度カメラのゲインを調整します。どうも一番暗くなるところから少しだけずれたところに一番模様が見えるところがあるようです。そしてこの位置は、リングの回転の真ん中に近い位置にあったので、エタロンの調整自信は必要ないことがわかりました。
この状態でASI178MCでいくつか動画を撮影しました。一番最初に上で示したものと、下が5倍のバローを入れて拡大したものです。プロミネンスを出してみました。
「太陽プロミネンス」
富山県富山市
P.S.T. + x5 barlow lense + ASI178MC+ Advanced VX赤道儀
Shutter 200ms, gain 400, 80/100 frames
Autostakkert3 + Registax6 + Photoshop CCで画像処理
さらに太陽の表面のH alphaを強調して見ました。
「太陽表面」
富山県富山市
P.S.T. + x5 barlow lense + ASI178MC+ Advanced VX赤道儀
Shutter 100ms, gain 400, 80/100 frames
Autostakkert3 + Registax6 + Photoshop CCで画像処理
これは上手く写った方で、何が原因かわからないですが、ちょっとしたことでモアレのようなものが出てしまいます。このH alphaの模様ですが、本当に正しく出ているのかまだ確証がありません。もっと渦のように見えるのかと思っていました。やはり口径40mmだと解像度が足りないのでしょうか?ここら辺が限界なら、大口径への改造をしたくなるのがわかる気がします。
いくつか動画は撮ったのですが、ものになったのは上の3つくらいで、あとはテストレベルでした。特にダブルスタックでの撮影は厳しかったです。
まず、ゴーストが出ることがわかりました。これはダイアルつまみを回してSME40を傾けることによりすぐに消えます。
右上がゴースト。
次に、先端の調整リングの最適位置がよくわかりません。まずシングルエタロンで653.6nmだけが見えているとすると、2つ目のエタロンを入れた時には透過光のピークが重なる位置が最適位置のはずなので、一番明るくなる位置を探せばいいはずです。ところが、調整リングは既に端に行ってしまっています。ダイアルつまみを回しても同じような効果が出るので、もう少し回してみましたが、こちらも一番傾けてもまだ明るくなり続けます。この時点で下の写真にある金具の位置を変えて、先端リングをもう少し回せるようにしました。
その結果、一番明るくなるところがリングの回転の真ん中くらいにすることができました。
それでも画像を見るとイマイチです。まず暗い。一段のエタロンの時の10分の1くらいの明るさでしょうか。次に太陽表面の模様の出るところが一部に限られてしまっています。この結果だけ見ると、シンチレーションが安定している時に露出時間を長くして、いいところだけを映すように拡大した撮影の時のみ生きてくる気がします。ただ、このあと曇ってしまい十分な時間をかけてテストすることができなかったので、判断はもう少し先伸ばししたいと思います。
それでもとりあえず、P.S.T.は使えそうなことがわかったので十分満足です。
明日の朝から八ヶ岳で星見会です。当然P.S.T.も持っていきます。いまからとても楽しみです。
続き その7へ: とうとうエタロンを取り出します。









コメント
コメント一覧 (2)
自力でエタロン等々の調整をして結果を出すとは恐るべし。
私も、いつかは太陽面のHα画像を撮影してみたいので、ちょくちょくお邪魔して勉強させていただきます♪
福島のスターライトフェスティバルで太陽望遠鏡を見比べさせてもらって、いつか自分でも試してみたいと思っていましたが、太陽機器はなかなか値が張るので、ジャンクで壊れてもいいくらいの値段のものが出るのをずっと狙っていました。
今回手に入れたものは程度も良く、BFが暗いのだけが問題だというので、カメラで撮るなら多少暗くてもいいやと思っていました。BFの掃除も含めて、焦点のところも所詮改造しなくてはならなかったので、今回はジャンクでラッキーでした。
実際にものを触ってみると色々わかって面白かったです。例えばカメラで焦点が合わないなんてことは、他のページをよく見ると書いてあったのですが、自分で触るまで全然意識できませんでした。
さすがにまだエタロン自身はいじっていません。でもダブルスタック用のSolarMaxのSME40の方はどうも位置によって見え方が違うみたいなので、鏡のアラインメント(平行度)がずれているのかもしれません。これをどうやって直すか、限られた機材でどこまでできるかいろいろ考えています。
でもその前に、P.S.T.の鏡筒を変えて口径を大きくできないかを試してみたいです。やはり今の見え方、特に分解能が口径にリミットされていると思われるので、まずは一番制限しているものから解決するのが王道かと思っています。