ものすごく澄んだ空で月が綺麗なので赤道儀をセットして、途中で一旦目を離したすきに、妻が車をぶつけてしまい、Advanced VXが赤径軸の極軸シャフトから折れてしまい、外れるはずのない赤緯部分が分離してしまいました。幸いにも怪我などはなかったのですが、赤道儀は真っ二つです。多分一番硬い軸の部分なので、自分で修理というわけにもいかなさそうです。販売元に問い合わせてみますが、さすがに修理も厳しそうな気がします。鏡筒をつける前だったので、赤道儀だけで済んだのがせめてもの救いです。
このAdvanced VX、精度がないとか悪くいう人もいるのですが、実は私は結構気に入っています。
今日はとりあえずショックで、せっかく澄み渡った空なのに何も見る気になれません。赤道儀はどのみち必要なので、修理で済むものなのか、次のものを探すか...。次のを探すにしても、気に入っているので同じものにするのか、それともある意味いい機会なので他の機種を探すか...。
このAdvanced VX、精度がないとか悪くいう人もいるのですが、実は私は結構気に入っています。
- 値段の割に圧倒的に頑丈なのです。鏡筒をつけて手で揺らしてみるとわかりますが、揺れは倍以上する値段の赤道儀に比べても悪いどころか、むしろ揺れにくかったりします。
- ピリオディックモーションは大したことないですが、それでもそこまでひどくはなく、ガイドさえしてしまえば撮影に関しても精度的な問題はほとんど露呈しません。
- 自動導入がまともに使えるのもいいです。きちんと初期導入さえしてやれば精度に全く不満はありません。コントローラーはSTARBOOKとかと比べると貧弱に見えるかもしれませんが、逆にシンプルなのが必要十分でいいです。
- 世界的に見たらシェアはトップクラスのはずなので、PCとつなげた場合などに様々なソフトが必ず対応しているところもいいです。シェアが大きいということは数が出ているので、最高級というわけには絶対いかないですが、コスト的なパフォーマンスはかなりいいと思われます。
- Celestronの中でも上位機種が沢山あるので、入門者用と言われたりもしますが、そのぶん重くなく、セットアップや持ち運びが楽です。まともに使える自動導入付きの赤道儀としては最軽量の部類に入るのではないでしょうか。
今日はとりあえずショックで、せっかく澄み渡った空なのに何も見る気になれません。赤道儀はどのみち必要なので、修理で済むものなのか、次のものを探すか...。次のを探すにしても、気に入っているので同じものにするのか、それともある意味いい機会なので他の機種を探すか...。
その2に続く。
コメント
コメント一覧 (9)
オヤジもAVXを2年半(観測歴は、今月で、3年になりました)
AVX、安くて機能には文句ないし良いですよね。
直焦点撮影中、カメラレンズで天の川も撮りたくて、2台目を探していましたが、カメラレンズでも自動導入以外、自分で鏡筒を向けることなんて出来ないので、またまた、AVXを購入しました。
2台あると、何かと便利ですね。
良い方策が見つかって、治ると良いですね。
なかなか大きな衝撃だったようですが、奥様はご無事でしたか?
AVXのジャンクをどこかから格安で入手して二個一にするか、販売代理店で修理するか、ですよね。
AVXは基本的にGPコピーとは聞いていますが、内部構造まではどうなんでしょうか。ジャンクのGPは比較的流通しているのでそのパーツが使えるといいのですがね。どなたか詳しい人がいるといいのですが。
赤道儀は大変でしたね、私も昨晩久し振りに綺麗な星空が広がっていたのでニュートン鏡を持ち出しました。
SLFで電視を見て色々説明して頂いたので私の手持ちの機材で電視の真似事をしました。
ソフトの使い方の勉強不足で思った様には行きませんでしたが出来そうな気がしました。
しかし、その後主鏡に接眼レンズを落としてしまいかなり大きな傷が付いてしまいました。
そのまま片付けてまだ見てないんですが、仕事が終わったら鏡筒から外して見てみようと思っていますが、再メッキだけで治るか心配です。
お互いに気を付けましょう。
電視頑張ります!
2台目もAVXですか! 私もいまだ自動導入に頼っているへなちょこです。でも自動導入って楽でなかなか手放せないんですよね。しばらくAVXが使えない間、SWAT200とかで手動導入の訓練でもしようかと思っています。
実は2台同じものを買うのは悪くないと思っています。使い慣れていることはもちろん、周辺機器がそのまま使える、いざという時の予備パーツになるなど、メリットも大きいです。私は家電とか服などは同じもの買いも結構多いです。唯一の欠点が、冒険をしないということなので、面白みがないことなんですよね。いつもものすごく迷います。
ジャンクとかでAVXが出ればいいのですが、あまり見ることがないのでまずは修理の可能性を聞いてみます。Advanced GTはGPに似ているとは聞いていますが、VXはどうなのでしょうか?そもそもGPをあまり触ったことがないのでいつかヤフオクとかで手に入れてみてもいいかもしれません。
またメールで連絡します。
私が試している方法は、COMSカメラの感度や、センサーのサイズ、鏡筒の口径と焦点距離などが結構微妙なバランスの上に成り立っていることがわかってきました。センサーの感度がいいのはすごく重要なのですが、それだけでもダメで、見たいターゲット(視野角や天体の輝度や淡さ)に応じて機材を選ぶ必要があります。ここら辺は眼視や写真撮影でも同じことなのですが、やはりソフトの使い方もかなり重要です。見えやすいパラメーターを選ぶのも大事ですが、リアルタイムで簡易な画像処理をしているようなものなので、スタック時のヒストグラムの調整の仕方で見え味が大きく変わってしまいます。ここら辺は経験を積んでいくしかないのですが、ある程度の値はこのブログの値を見て適当に当たりをつけると楽かもしれません。
機材の破損はショックですよね。今回身にしみて思いました。鏡筒無事に治ることを祈っています。
もし電視を続けられるのなら、応援いたします。わからないことなどありましたら遠慮なくこのブログで聞いてください。それではこれからもよろしくお願いします。
極軸シャフトがちぎれるなんて初めて聞きました。
怪我もなかったということだし「新しいのを買う口実としてベスト」と思うと幸せかも。
車も少しだけ傷ついていたのですが大したことはなく、以外にも軽く当てただけなのかもしれません。昨日のショックからだいぶん立ち直ったので、改めて見てみると、上の方にセットしておいたはずのウェイトが下まで下がってきていました。ウェイトシャフトの端に車が当たってしまい、その拍子に上にあったウェイトがずり落ちて、そのショックで折れたような気もしてきました。
いずれにせよ起こってしまったのは仕方のないことなので、HABさんのいう通りプラスに捉えるのがいいのかもしれません。