ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2025年11月

久しぶりの新鏡筒です。ACUTER OPTICSの太陽望遠鏡「フェニックス」です。

ちなみに5月にSHG700を購入していますが、あれはあくまで分光器で、厳密には鏡筒ではないので、やはり久しぶりの新鏡筒です。多分。


フェニックス購入に至った理由

新鏡筒とは言っても、フェニックス自身は以前、CP+の講演のために昨年12月末にサイトロンさんからお借りして、CP+前の2月頭くらまで使っていたので、新体験というわけではありません。それでもその期間に使えたのは、晴れの日の休日でたった3日間だけでしたので、思う存分使えたというわけではありませんでした。

CP+後、太陽熱が出てしまってから、フェニックスにするかSHG700にするか、当時散々迷ってたんです。できれば両方欲しかったのですが、値段的に同じくらいで、そんなものを2ついっぺんに買うと、色々な諸問題が発生します。

結局SHG700にした理由は主に2つあって、一つは単純に分光という新しい体験で、Hα以外も見たいことと。もう一つは、こちらが結構メインだったのですが、PSTエタロンでも白色光の成分をきちんと落としてやれば(天体写真の画像処理で言う、ストレッチのようなこと)、半値幅が小さいエタロンに迫ることができるのではという淡い期待があったからです。これを確かめるためにも、分光での撮影が必要だったので、まずはSHG700ということになりました。結論としては、実際に試してもうはっきりしてしまっていて、「Hα周りの波長ごとに出てくる構造がちがうので、波長透過幅が大きいエタロンは波長透過幅の小さいエタロンの結果を再現することはできない」というものでした。


この時の記事にも「次はフェニックスに走るのでは」と書いていますが、今回やっと購入に至ったということになります。


3連休の間に到着

3連休の間になんとか到着したので、その場で見ることができました。
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まず開封の儀で、箱を開けた時です。
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その日はもう夕方近くで、パッと外に出していた赤道儀に載せ、付属のアイピースでファーストライトとなりました。
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とりあえず見た目ではおかしなところは無さそうでした。製品ごとのエタロンのばらつきが少ないというのも、安心して購入できる指標となります。

スマホで太陽の写真を撮りましたが、すでに太陽が隣の家の木にかかってしまっていて、この日はこれで狩猟となりました。本格的な撮影はまだこれからになります。
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フェニックスで何をするのか?

では、このフェニックスで何をしたいかですが、ちょっと魔ニアックな大きな目的が2つあります。

もしかしたら壊してしまうかもしれないので、その前にごく普通の使い方も堪能しておきたいです。以前フェニックスを使ったときはカメラがASI290MMでしたが、その後手に入れた、センサー面先が広く且つピクセルサイズが小さいという、ある意味太陽全景撮影用最強とも言えるG3M678Mという新カメラがあるのでどこまで分解能が出るのかは試してみたいです。口径4cmの限界に迫ることができるかどうかです。

普通の使い方の次の、まず一つ目の目的は、エタロンの特性測定です。PSTのエタロンの特性は測定しましたが、それに比べてどれくらいいいのか?定量的に示してみたいと思います。

もう一つは、大口径化でしょう。PSTでやったように、接眼側の途中にエタロンを持ってくることで4cmという口径の制限を超えて解像度が出るのか試してみたいです。問題は、
  • レンズが必要なこと
  • 接続がうまくいくか
  • 中央遮蔽があるエタロンでPSTのような中央遮蔽のないエタロンの代わりになるかどうか
などです。エタロンを壊しさえしなければ、最悪失敗しても普通にフェニックスとして使えばいいので、まあできる範囲でやろうかと思います。


(追記) 後日、改めてきちんと撮影までしてみました。


3連休の週末記事 (その2) です。前回記事で、真ん中の日曜のことを書いてしまいしたが、今回は初日の土曜のことに戻ります。


3連休初日の朝

土曜は朝から晴れていたので、早速太陽です。先週日曜は久しぶりにC8+PSTでリハビリでしたが、最低限画像が撮れたくらいというレベルなので、今週はもう少し進めました。

撮影は昼からなのでシーイングはもうそこまで良くはないですが、黒点周りを2箇所、プロミネンスを1箇所、それぞれ30秒間隔で1時間弱くらい約120ショット撮影し、その中で一番シーイングのいいものを1枚選んで処理しました。同じ午後撮影でもシーイングのいい時は短時間ですが必ず訪れるので、前回のへっぽこ画像よりははるかにましになります。


撮影結果

左の東の方です。黒点が2つ出ています。この時間帯はあまりシーイングはよくなかったです。
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東端にでてきた新しい黒点です。ちょっとマシなシーイングの時がありました。
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東に大きなプロミネンスがいくつかあり、そのうちの一つです。カメラの向きを90度変えて、横手方向にプロミネンスが広がるように撮影しています。この時はもう少しマシなシーイングでした。
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処理はAutoStakkertで、120ショットの動画を全部まとめてバッチ処理してスタックし、120枚の画像にします。できた画像に、ImPPGのバッチ処理をかけて細部出しなどをします。その中でベストのものを選びます。ベスト画像を改めて一からImPPGで細部出して、あとはPixInsightのSolarToolsで処理し、
最後Photoshopで仕上げました。


TSA-120でHα

追加でTSA-120にPSTを取り付けて撮影してみました。もう夕方近くで隣の家の屋根に沈みそうだったので、とりあえずパッと撮っただけです。フラット化もできなかったので、画面内で輝度差がありますが、さすがに分解能は特筆すべきものがあるでしょう。時間があるときにもう少しTSA-120で太陽で遊んでみるのもいいのかもしれません。
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この撮影をした時間帯はまだ15時半前です。もうずいぶん日が短くなって、太陽高度も下がっているのを実感します。


まとめ

C8とPSTのリハビリはまあこれくらいでいいでしょう。TSA-120が意外に楽しそうです。高級機を太陽に使うのはちょっと心配だったのですが、今のところトラブルは無さそうです。今後どんどん活用していきたいと思います。(というので、前回の粒状斑の記事になったというわけです。)



前回までの先週末の記事に続き、今週11月22日からの週末の記事になります。しかも3連休なのでネタがかなり豊富になりそうです。まあ、焦らずに記録の意味も込めて書いていきます。

土曜日も色々やったのですが、ネタ的には今日の日曜のことの方が面白いので、順序は多少前後しますが、2025年11月23日のことを先に書きます。

3連休の中日になりますが、朝から何をするか迷っていました。分光は新しいスリットでまだ撮影して無いですが、TSA-120はまだセンサー面積の大きいカメラが用意できないのであまり進歩はなさそうです。
  1. C8とPSTの撮影で午前のシーイングのいい時に分解能を出すのは試してもいいかもしれませんが、以前やっていたことを確認するくらいになるので、新しいことはなさそうです。
  2. 前日最後に少しだけ試したTSA-120とPSTでHαを楽しむのも良さそうですが、分解能がシーイングに制限されることはないと思うので、午前中にやる価値はあまりなさそうです。
色々考えていて、粒状斑の挑戦をしてみようと思いました。これまで粒状斑はC8を使って撮影しようとしていて、これまで最も移った時でこれくらいです。


鏡筒はこれまで通りC8にするか、最近再び活用しつつあるTSA-120にするか迷いました。というか、TSA-120みたいな高級機を太陽に使うのはちょっと怖かったんです。どこか内部の黒い所に焦点があってしまい、内部で焦げて煙が発生したとかになると、簡単に掃除もできないので手が出なくなります。分光撮影で恐る恐る TSA-120を太陽に使ってみましたが、問題無さそうなことがわかってきたので、今回も試しに使ってみることにしました。

これまではC8に薄いフィルム上ののOD=5のNDフィルターを使って光を10万分の1にして、そのまま白色光で撮影していました。緑系や青系のフィルターを使ったりもしましたが、どうしてもうまく見えることはありませんでした。今回口径が小さくなったので、いっそのことNDフィルター無しでなんとかならないか考えてみました。

まず、口径が120/200=0.6倍なので、エネルギーではその2乗で0.36倍。2インチ径のUV/IRカットフィルターは焦点を外せば十分耐えられることはこれまでC8のPST前部に入れていてわかっているので、それを入れてエネルギーは更に半分で0.18倍。

今回はここにさらに、2インチ径の6.5nm透過のOIIIフィルターを重ねて使おうと思います。どうやら、OIIIはフィルターは粒状斑をみるのにも適しているようです。このOIIIフィルターは反射型っぽかったので熱くなることは無さそうで、徐々に光を入れて試しましたが、ほとんど温まることもなく全く問題ないようです。可視光の幅が350nmから700nmとして、OIIIの約7nmの透過幅と考えると、ここでエネルギーはざっくりですが100分の1になります。

口径とフィルター2枚ででトータルで500分の1くらいの明るさになっているはずで、まあこれで大丈夫じゃないかと試しましたが、それでもカメラの露光時間を最短の0.032msにしてもまだ明るすぎました。

らちが明かないので、さらにカメラ手前に1インチの、これまで全然使ってこなかったHβフィルターを入れてみました。だんだん何をやってるかわからなくなりつつありますが、OIIIの波長が495.9nmと500.7nm、Hβの波長が486.1nmとかなり近いので、透過率が重なる部分が多少はあるだろうという目論見です。これでgain=0で露光時間が最短の0.032msでちょうどいいくらいの明るさなりました。TSA-120の焦点距離は900mmで粒状斑を見るには短すぎますが、この時点で粒々っぽいものが見えています。ここに手持ちのExplorer Scientificの5倍のバローを入れると、1msくらいの露光時間でちょうどよくなりました。画面を改めて見て見ると、

「おお!見える!見えるぞー!」

実はこの時点で曇っていたのです。雲越しなのですが、リアルタイムの画面でチラチラしてますが、これまでにないくらい粒状斑が見えています。雲は多少心配ですが、このままシーイングのいい時間帯を狙えればと思って、30秒ごとに200フレーム、計120ショットを撮影してみます。

最初の撮影ではガイド無しだったので、しばらくすると画面からずれていきました。ガイド鏡を用意して、PHD2のソーラー版でガイドします。ついでに黒点を探して、黒点周りの粒状斑を移すことにしました。120ショット撮影して、途中雲でかなり暗くなることもありましたが、その中のベストショットを示します。モノクロ版と、疑似カラー版です。

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  • 撮影日: 2025年11月23日11時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: Takahashi TSA-120(f900mm、F7.5) + Explore Scientific x5バローレンズ
  • フィルター: UV/IR cut、Baader 7nm OIII、7nm Hβ
  • 赤道儀: Celestrn CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI290MM
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2 solar
  • 撮影: SharpCap Gain 0、平均79fps、露光時間0.75ms (10時45分から11時50分まで、30秒ごとに200フレームを120回撮影して、そのうちベストショットの20/200をスタック)
  • Dark、Flat補正: 無し
  • 画像処理: AutoStakkert!4、ImPPG、PixInsight、Photoshop CC

どうでしょうか?長年苦労してきましたが、やっとここま写るようになりました。

120mmと決して大きいわけではないので、口径的には分解能ギリギリに近いと思います。カメラは今回ASI290MMでピクセルサイズが2.9μmですが、分光で使っているG3M678Mにすればピクセルサイズが2.0μmになるので、もう少し分解能が出るかもしれません。

これまでのC8と違って、どうしてここまで出たのか?

シーイングが特別良かったとは思えません。TSA-120のシャープさが効いたのでしょうか?それともNDフィぃルター無しのナローバンドフィルターが効いたのでしょうか?おそらく後者かと思いますが、次はC8でも同じナローバンドフィルターで試してみたいと思います。


まとめ

とうとう念願の粒状斑を満足できるレベルで撮影することができました。そもそも朝に何をするか迷っていたくらいでしたが、試してみてよかったです。

TSA-120を使い、NDフィルターなしで、ナローバンドで撮影していますが、何が一番効いていたかはまだ不明です。それでも今回、少なくとも方法はわかったので、今後もう少し色々試してみて、効く所と効かない所をはっきりさせ、最適化をしていきたいと思います。



もう11月23日で、次の週末に入ってしまいましたが、やっと先週末の天文活動の最後の16日にやったことの記事になります。週末の一連の記事としては、その5になります。

久しぶりにC8+PSTを再稼働させました。最近ずっと分光で、エタロンでの撮影は6月依頼で疎遠になっていたので、ある意味リハビリです。

まず、PSTの調子が悪くて、特に夏になってエタロンの調整が全く効かなくなりました。調整リングを回転させても全く像が変わらないのです。色々いじっていて、多分ですが原因がわかりました。PSTエタロンは後部にリング状のスポンジが入っていて、調整リングを回転させたときの圧力をスポンジ部で吸収します。でもこのスポンジは低反発素材みたいな感じで、暑くなるとクタクタに柔らかくなるようなタイプみたいです。今年の夏はものすごく暑くなったので、そのスポンジの反発が全く効かなくなってしまったことが原因かと思われます。同様の話はショップの人にも聞いたことがあって、すぽんじたいぷのものはしばらく冷暗所に置いておくと勝手に直るとのことでした。当時の私は原因が変わらずで、分解していろいろ触っていて、結局そのままにしてほったらかしてしまっていました。今回はその再調整からです。最近は寒くなってきたので、予想通りPSTは普通に波長を調整できるようになっていました。実際には、以前夏にエタロン部を分解して、回転リングをゆるゆる状態にしてしまっていたのです、少し締める方向に回して固定してやると、普通に波長移動ができるようになりました。

とりあえずワンショットだけ撮影しました。もう午後になっていたので、シーイングは駄目でボケボケですが、一通りの過程を確認することができました。

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で、なんで突然またエタロン撮影に戻ったかというと、一つは太陽分光撮影もある程度やりたいことは出来てきて少し飽きてきたこと。また、前々回の記事で鏡筒をTSA-120にアップグレードしようとしたら新しいカメラが必要で、でもその予算がまだ確保できないのでしばらく動けないからです。で、さらになんで予算がないかというと、ちょっとあるものを注文してしまったからで、それがHαエタロンでの撮影に関係あるからです。連休中には届きそうなので、また記事にします。

やっとこれで今週分の記事に移れます。今週は3連休で、しかも結構天気がいいので、初日から昼は太陽撮影、夜は星雲撮影、合間を縫って画像処理で大忙しです。



11月17日からの週末の5連続の記事です。







2025年11月15日(土)、久しぶりに飛騨コスモス天文台の観望会に行きました。7月の観望会以来です。12月から4月は例年雪で立ち入りできないので、観望会は5月から11月まで毎月あり、全7回の予定でした。今年は雨が多くてそもそも中止になった回が多くて、結局今年開催できたのは6月、7月、11月と3回だけでした。最後くらいはいい天気になってほしいと願っていたのですが、今年の天気の悪さを全て払拭するくらいのベストな空でした。


この日は快晴

この日は朝から太陽撮影をずっとしていていろいろ立て込んでいました。観望会への出発予定時刻は15時半頃を考えていました。休日の昼間で41号線が多少混んでいると1時間半くらいはかかるので、夕方17時頃に到着の予定でした。実際には太陽撮影でどうしてもやっておきたいことが残ってしまい、出発は16時前くらいになってしまいましたが、道はそれほど混んでいなかったので、17時過ぎくらいには到着しました。到着時はもう全面快晴で、すごく澄んだ空だったので、かなり期待できました。昼間が晴れている時はお客さんも多いので、この日はたくさん来てくれるのではと、こちらも期待していました。

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雲一つ無い、全面晴れ渡っていた空でした。


機材準備完了

11月も後半なので、17時頃だともう暗くなるくらいの時間帯です。早速機材の準備を始めました。毎回45cmドブソニアンでいろいろ見せてくれるかんたろうさんが、この日は来れないとのことなので、特に土星を見る目的で20cmのC8をCGEM IIに載せることにしました。あわよくば、観望会後にε130Dに交換して撮影を続行しようという魂胆です。あとはいつものFMA135+Uranus-C+Traverseのミニマム電視観望と、子供達に触ってもらうためのSCOPETECHです。あと、一番星探しのために星座ビノもいくつか出してテーブルの上に用意しておきました。。

準備の最中にもどんどん暗くなってきます。西の空を見上げると天頂から少し西に行ったところに一番星でベガが見えます。本当は来てくれたお客さんたちと一番星探しをしたかったのですが、まだ早いせいか誰もきていないので、一人寂しく一番星を見つけてました。

時間的には余裕があったので、CGEMの極軸もSharpCapを使い正確に合わせて土星を導入しておきます。この日は2時間ほど放っておいたのですが、センターに入れた土星はほとんどずれることなくずっと位置を保ったままでした。観望会でもこれくらい精度良く極軸を合わせる余裕があると、その後がかなり楽になります。

もう十分暗いので、電視観望でも星雲が余裕で見えます。とりあえずM27を導入しておいたので、これでお客さんが来ても準備万端です。トラブルとしては、最初M1 MacのArm WindowsでUranus-Cを見ていたのですが、どうも転送速度が遅いのか、画面の更新に10秒とかの単位で余分に時間がかかってしまいます。以前はこんなことはなかったので、これは一度昼間にきちんとテストした方がいいかもしれません。仕方ないので、この日は持ってきていたSURFACE PCに繋ぎます。最近は別途24インチモニターを用意して、対面でお客さんに見てらもらいながら話せるようにしています。


誰も来なくて不安に...

もう準備は万全です。周りもすっかり暗くなってきました。時計を見ると18時半くらいです。それでもお客さんどころか、スタッフさんも誰も来ないので、だんだん不安になってきました。そんな時、駐車場の脇で「ガサッ」と音がしました。みなさんご存知の通り、今年はドングリなどが不作でクマが至る所で出没しています。この場所も昨年の観望会中に聞いたことのない動物の鳴き声がしてすぐに撤収し、次の日に同じ場所でクマが目撃されています。不安になったので一旦車の中に退散してエンジンをかけ、ラジオの音を大きくしました。

もしかしたら、私が聞いていないだけでクマとかで観望会が中止になったのではとの考えが頭をよぎりました。


やっと人が来てくれた

結局、スタッフの方に電話したら「今そちらに向かっている」とのこと。中止とかではなく、冬場で日が短くなってきたのに夏時間と同じ開始時間なので暗くなってしまっていただけでした。スタッフさんが到着して、まもなくお客さんも来始めたので、やっとホッとしました。

この日はわざわざ愛知からきてくれるお客さんもいるということで、最初に来てくれた方がその名古屋からの方でした。昔星が好きだったが、最近また見たくなって、スタッフの方のFacebookの案内を見て連絡を取ってきてくれたとのことでした。他にも、最近また星を見るのを始めて、昔買ったというミザールの屈折を持ってきて、アンドロメダ銀河を導入して見せてくれた方がいました。この方は「アンドロメダ星雲」と言っていたので、古くからの方に違いありません。あとで電視観望でアンドロメダ銀河を見ていただいたときは「今はここまで見えるのか」と、驚愕の声を上げていました。

この日のお客さんは5-6組だったでしょうか?20人近くいた気はしますが、あまり確認できていません。天気は良かったのですが、寒いのでお客さんもそこまで集まらなかったのではないかとのことです。それでもこの日に来てくれた方たちはラッキーだったと言えるでしょう。とにかく空がものすごくきれいです。はくちょう座からカシオペアにかけての冬の淡いはずの天の川がはっきり見えています。しかも、地平線の近くまで星がくっきり見えて、透明度が全面にわたって相当良かったのかと思います。

こんな日はまだ西の空に残っている、おり姫様とひこ星様の間を流れる天の川から、はくちょうが川に沿って飛んでいる様子、ぺガススとカシオペア、ぎょしゃ座とおうし座など、秋から冬の星座の解説もしやすいですし、スバルもはっきり見えます。星座ビノをいくつか出して、こと座の三角形や平行四辺形、それと合わせた電視観望でのM57の位置確認、スバルの星数えなど楽しんでもらいます。アンドロメダ銀河は肉眼でも見えた方もいたみたいですし、星座ビノで確認している方もいました。

C8で土星を入れておいていたのも皆さんに診てもらいましたが、輪っかはほぼ見えなくなっていて、ほとんど串状態でした。ドームでも土星を入れていて、そちらでも見てもらいました。ドームの方も以前一度極軸をきちんと合わせておいたので、今は全然ズレることはないとのことです。

途中アルビレオを見たいとリクエストが出て、もう西の低空の木にかかっているアルビレオをC8で入れようとしたのですが、なぜか視野に何も写っていません。あれっ?と思って鏡筒を見てみると、補正版が完全に結露していました。冷え込んでくるとフードかヒーターが必須ですが、まだ半分夏気分で全然用意でてませんでした。


懐かしいお客さん

今回は子供がほとんどいなかったので、SCOPETECHの出番があまりなかったのが残念でした。そんな中中学2年生という、多分唯一の子供が来ていました。久しぶりに来たということで聞いたら、最初に来たのは4年前で当時は小学4年生だったとのことです。その子のお母さまと話していて思い出しました。2022年の夏に惑星はなぜ「『惑う』星なのか?」とクイズを出したご家族です。次の回にきちんと考えて答えを聞くことができたので、私もはっきりと覚えています。その時にお勧めした「チ。」も全巻読んでくれたみたいで、放送されたアニメも家族で見ていたそうです。その後宇宙に興味が出て、将来はJAXAに行きたいとのこと。夢に向かって進んでほしいです。そして将来「きっかけは飛騨コスモス天文台の観望会だった」とか言ってくれたら、こんなうれしいことはないですね。


透明度の良い空

この日はとにかく透明度が良かったので、電視観望での画像も相当見栄えがしました。

まずは準備段階で導入しておいたM27です。
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星座ビノでこと座を見ながらM57の位置を示します。
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同じく星座ビノですばるを見てもらい、電視観望でも淡い青い部分を出してみます。
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北アメリカ星雲はかなりはっきり見えました。
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網状星雲は流石に少し淡いですが、青いOIII成分も見えています。
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オリオン大星雲を見たいというリクエストがありましたが、まだ低空で東にあるラグビー場のフェンス越しでした。こんな低空でフェンス越しでも見えるくらい、この日は地平線の近くまでかなりはっきり見えていました。
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オリオン大星雲を待つ間にアンドロメダ銀河です。腕の構造がはっきりとわかります。
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やっと昇ってきたオリオン大星雲です。ランニングマンの形も皆さん認識でたようです。
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調子に乗ってバラ星雲をみたら、こちらはまだフェンス越しでした。でもこんな状態でもバラの形は十分わかります。
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最後の方で馬頭星雲のリクエストがあり、こちらも最初はフェンス越しでしたが、下の画像はすでに昇ってきた後です。ホントはこの前に長時間スタックした画像があったのですが、保存できなかったです。少し雲も出始めていて、露光時間も短かったのでちょっとノイジーです。
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22時近くになると、薄い雲がかかるようになってきました。お客さんもまだ少し残っていて、徐々にまったり会話モードになりました。この時に、上に書いた以前来てくれたお客さんのことを認識できました。お客さんとゆっくり会話できるのも、制限時間を全く設定していないこの観望会の魅力です。22時半頃には片付け始め、今年最後の観望会なので「良いお年を」と挨拶し、23時には現地を後にしました。

0時過ぎ、自宅に着いて空を見ると晴れていて透明度も良さそうでした。でも午前2時過ぎには月が出てくるのでそこまで時間は取れないと思い、片付けもせずにそのまま寝てしまいました。朝の太陽から、時間いっぱいでほぼ一日中趣味に没頭していたことになるので、ちょっと疲れ気味だったのかもしれません。


電視観望画像を処理

今回は空が綺麗で現地で見ていた電視観望でさえもかなり良く見えていたので、上の画像のうちある程度の時間(と言っても全部10分以下)スタックできたものを画像処理してみました。共通項目は
  • FMA135 + Uranus-C + CBP +トラバース
  • 露光時間 6.4秒、gain 400
です。トラバースは経緯台なので、画面の方向は適当です。口径わずか3cmで、撮影機材としては非力です。1枚当たりの露光時間も、あとで個々に示すトータル露光時間も撮影とはいえないくらい短いです。それでも、なかなかどうして、結構綺麗に仕上がります。画像処理はPixInsightとPhotoshopですが、あまり時間をかけるわけでもなく、それぞれ10-20分くらいでパッと処理したものです。

まずはM27。60枚のライブスタックで、トータル露光時間は6分24秒です。流石にこの時間では蝶の羽の部分は出ませんが、メインの部分はしっかり写っていますし、ダイナミックレンジがない割には恒星の色もそこそこ出ています。かなり拡大してクロップしています。

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M57です。元画像で写っているM57はものすごく小さいのでピクセルのジャギーが見えるほど拡大しています。さすがに無理しすぎなので、PIのRescalで解像度を上げています。それでも十分M57と認識できるくらいにはなっているでしょうか。トータル6分37秒です。
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北アメリカ星雲です。トータル露光時間は2分27秒です。こんな短時間でも、処理によってはそこそこ見えてしまうのはすごいです。
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M45 スバルです。RAWファイルを保存し忘れていたのですが、現場でかなり綺麗に見えていたのでもったいなくて、上に出した8bitのPNGファイルからの無理やりの処理です。トータル露光時間も不明ですが、おそらく5分程度でしょうか。でも、やっぱりさすがに厳しいですね。
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M31 アンドロメダ銀河です。トータル露光7分35秒ですが、こんなに出てもいいのかというくらい細部まで出ています。CBPをつけっぱなしだったので少し不利になるはずですが、それを問題にしないくらいの透明度だったといえるのかもしれません。

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最後はM42 オリオン大星雲です。トータル露光時間5分1秒です。ランニングマンもはっきりです。周りの淡いところはこの露光時間だと流石に厳しいです。
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普段は電視観望はその場で見て記録するくらいであまり画像処理はしないのですが、この日は素晴らしい空でその場で見ていてもかなり綺麗だったので、がんばって鑑賞できる程度にしてみましたがどうでしょうか?メジャー天体に限られますが、短時間で何種類も見て、あとからそこそこ見えるようになるなら、お気楽撮影としても良いのかもしれません。

こんな、下手したら数分でこんなに出るのはおかしいと思われる方もいるのかもしれませんが、これにはもちろんトリックがあって、gainを400とかなり高くしているので、短時間露光で目立ちがちな読み出しノイズが十分低減されているからです。その代わりにダイナミックレンジが相当限られてしまって恒星がサチりがちなのですが、そこは画像処理であまり目立たないように誤魔化しているというわけです。


まとめ

今年度最後の飛騨コスモスの観望会でした。これまでに無いくらいの素晴らしい空で、お客さんとたくさんやり取りしながら楽しむことができました。懐かしいお客さんも来てくれて、しかも小さかった子が大きくなっていて、宇宙に興味を持つようになったと言ってくれて、なんかとても嬉しかったです。

全然短い露光時間でしたが、画像処理もしてみました。意外にいけるので、良い空なら電視観望での画像処理を今後もやってみようかと思います。

週末天体活動の記事もこれで4つ目です。後ひとつ、日曜の活動分が残ってしまいましたが、このブログを書いている今日は金曜日で、もう次の週末が来てしまいました。明日の土曜日は天気が悪そうなので、後もう一本、先週の分の記事を書こうと思います。



11月17日からの週末の5連続の記事です。







太陽分光撮影のアップグレード計画の開始です。

アップグレートはトータルで考える

以前議論したように、現在のFC-76+SHG700+G3M678Mがどこまで性能が上がるのか、実際に機材をアップグレードして試してみることにします。

きっかけは、元々SHG700に標準で付いていた幅7μm、長さ7mmのスリットが、幅は同じで長さが10mmのものにアップグレードされることが検討され、そのテストも完了し、やっと一般配布が始まったことです。私も発表されてすぐに発注しました。到着はかなり前だったのですが、今のセットアップでやりたいことも大体できたので、やっとテスト開始というわけです。

そもそも、スリットの長さが長くなると何が良いのかというと、一言で言うと鏡筒の焦点距離が伸ばせると言うことです。分光撮影ではスリット上で焦点を合わせる必要があることから、焦点距離によって太陽像の大きさが一意に決まってしまいます。ざっくり言うと、長さ7mmのスリットで焦点距離700mmまで、長さ10mmのスリットで長さ1000mmまでです。今使っているFC-76の焦点距離は600mmなので、7mmスリットでまだ少し余裕があります。今回は10mmスリット用に、焦点距離900mmのTSA-120を使うことを考えています。

でも単純に焦点距離を伸ばせば良いのかというとそうでもなくて、例えばカメラセンサー上の太陽像の大きさも大きくなるので、センサー面積を大きくするか、カメラレンズの焦点距離を短くするなどの手当てをしてやる必要があります。また、焦点距離が長くなると口径も大きくなりがちで、その分集光された光のエネルギーが上がるので、スリットが焼けたり壊れたりしないかなども考慮する必要があります。SHG700で使われているスリットは溶融石英製で熱膨張率が小さいため、MLastroによると口径4インチ(102mm)までは大丈夫とのことです。普通のBK7などのスリットだと耐熱量はもっと下がるので、普通はNDフィルターなどを入れる必要があります。だた、溶融石英と言えど今回は口径120mmと推奨口径より大きくになるので、少し心配です。


参照画像撮影と事前テスト

まず比較のために現在のFC-76ベースでのHα画像を撮影しておきます。その結果は前回の記事にまとめてあります。そうです、前回記事はいつもの記録撮影に加えて、新システム移行に際しての比較テストという意味も兼ねていたのです。これと今回撮影する画像との比較で、性能が上がったかどうか判別します。

比較のための事前撮影が終わった後に、まず最初にやったのは、口径を大きくしてスリットが溶けたり燃えたりしないかの安全テストです。口径が120/76=1.58倍となるので、光量は(120/76)^2~2.5倍となります。上でも書いたように少し心配なので、C8にPSTを取り付けた際に使ったようなUV/IRカットフィルターを入れてやります

太陽のエネルギースペクトルを考えると、可視光の割合は全エネルギーの約半分(47~52%)とのことです。今の76mmで十分余裕があること、120mmそのにするとその2.5倍になるくらいなので、可視光以外をカットしてしまえばスリットにダメージが出るようなことはなさそうです。

それでも念のために、まずはSHG700には何も手を加えず、鏡筒をTSA-120に変更します。
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最悪スリットにダメージがあったとしても、長さの短いものが壊れるだけで、新しい10mmのものはまだ壊したくないという意図があります。光を入れる際も、少し光りを入れてから一旦鏡筒からSHG700を外して、スリット部やその周りが熱くなっていないかなどを確認しながら、徐々に入れる光の量を増やしていきます。フルで光が入っても問題なさそうなことを確認できた後も、光を入れる時間を徐々に増やして、その都度外して暑くなっていないか確かめます。数分間入れても全く熱くならないことができたので、撮影に入ります。カメラはまずはこれまでと同じG3M678Mです。当然ですがもう全景は入らないので、左右2つに分けて撮影します。JSol’Exでの太陽像再構築は、全景が入っていなくても可能なはずです。1ショットだけ撮影したところで太陽像を再構築してみましたが、問題なさそうなので、左側5ショット、右側5ショットを撮影しました。

実際のスリット交換と、失敗したカメラ交換

次に、スリットを新しい10mmの長いものに変更します。二つスリットを並べましたが、溝をカメラで写すのはちょっと大変で、部屋の明かりを利用して何とか片方づつ写るようにしてみました。右が古い7mmスリットで、左が新しい10mmスリットになります。
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古いスリットは、SHG700に取り付ける台座とスリット部の台座が分かれていたのですが、新しいスリットは一体型になっていました。
コスト的には新しい方が正しいのかと思います。もしかしたら、スリットの角度を変更したくなったときに少し困るかもしれません。

新しいスリットをSHG700に取り付け、さらにカメラのセンサー面積を大きくするために今回はフォーサーズのASI294MM Proを使ってみました。ですが、ここから大きくトラブることになります。まず、アイピース型のカメラではなくなるので、カメラを取り付け口の中に入れ込むことができなくなり、ピントが出なくなります。そのためアメリカンサイズに変更するアダプターを取り外しT2ネジでとりつけることになりますが、ねじ込み式になるのでカメラの回転角の調整ができなくなります。最初どうするか迷ったのですが、MLastroのチュートリアルビデオを見直すと、SHG700本体側にイモネジがあって、そこを緩めることで取り付けアダプターを回転できるとわかりました。

決定的な問題点は、ASI294MM Proは任意のROI(Region Of Intrest、ソフト的な画角)を選べないのです。ZWOのマニュアルによると選べるROIはどうも固定っぽいです。しかも、フレームレートが最小のROIの320x240でも高々60-80fps程度で、実際にほしい300fps程度には全く届きません。最大幅にしてテイフレームレートになっても、赤道儀をものすごくゆっくり動かして撮影することはできるかもしれませんが、さすがにあまり実用的ではありません。

この時点でASI294MMを使うのを諦めました。別のモノクロでセンサー面積の広い、且つピクセルサイズが小さいカメラを手に入れる必要があります。とりあえずTSA-120での全景撮影はしばらくお預けです。

追記: 後日、ASI294MM ProでROIを変える方法が見つかりました。これで全景を一度に撮影できるようになりました。ただし、フレームレートが遅いので、撮影に時間がかかるのが難点です。



とりあえずの画像比較

TSA-120での全景撮影はあきらめましたが、撮影時に左右(再構築時には上下)に分かれた画像はできたので、それをFC-76の画像と比較してみます。前回記事で示した画像は処理済みで比較しにくいので、JSol’Exで出力したRAWに近い「disk」イメージで、スタックなどもしないで比較します。

まずはFC-76のもの。
09_03_03-trimmed_0000_09_03_03-trimmed_disk_0_00

次に2つに分かれたTSA-120のものです。
0000_14_07_56_disk_0_00

0008_14_14_13_disk_0_00

同じ日の撮影ですが、2時間ほど間が空いているので、Hαの構造は結構変わってしまっていますが、差がわかりやすいところを拡大して並べて見ます。左がFC-76、右がTSA-120です。
comp

よく見比べないとわかりにくいかもしれませが、それでも明らかに右のTSA-120のほうが細部まで出ています。十分に価値のあるアップグレードになりそうなので、新しいカメラを手に入れることにしました。

カメラセンサーはIMX-183が良さそうです。ZWOでも出てますし、ToupTekでもあります。ToupTek提供でMLastroブランドでも出るみたいです。選択肢はありそうなので、値段と在庫を見て決めればいいのかと思います。ただし、ピクセルサイズがG3M678Mの2.0μmより大きく、2.3μmとなるので、上の比較画像ほどは差が出ないと思いますが、それでも価値は十分にありそうです。将来的なさらなるアップグレードも視野に入れて、機材を徐々に充実させていきたいと思います。

まとめ

残念ながら手持ちのカメラではROIとフレームレートが不十分でしたが、分解能向上のポテンシャルは十分確認することができました。スリットはそのままで、鏡筒は一旦FC-76に戻してしばらくは撮影を続け、新しいカメラが来たらTSA-120に再び交換して試してみたいと思います。



11月17日からの週末の5連続の記事です。







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