ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2021年11月

久しぶりのSCA260の記事です。M33のLを撮影したところまで書いたのでしょうか。

 

そのあとに小海の星フェスがあったり、月食があったりで、SCA260のことはほっぽらかしでした。でも何もしていなかったわけではなくて、上のように11月初めにM33のLを撮影した後、星フェスの前にはRGBをそれぞれ撮影していたりしました。その後、ダークやらフラットやらも星フェス前には撮影し終えていたのですが、その後の画像処理に時間がかかってしまい、今の記事になってしまいました。

あと、ちょうこくしつ座のNGC253も撮影してあるのですが、こちらはまだ全然未処理で、まとまったら記事にするつもりです。


RGBの撮影

さてRGBの撮影ですが、記録を見ると11月5日で、もうかなり前のことなので色々思い出さなくてはいけません。撮影は一番出にくいBが天頂の頃にと思い、0時ころまではRGBの順で、0時頃にLを撮り増しして、さらにBGRの順で撮影しようとしました。でもやはり揺れと、さらには途中ピントを変えたことによるピンボケで大量に無駄にし、時間も押して最後のGRは撮影できませんでした。

結局使えたのがR: 11/64枚、G: 24/70枚、B: 58/117枚と、相当な率の低さです。ただし、ピンボケを除くとR: 11/31枚、G: 24/30枚、B: 58/60枚となり、R以外はそれなりに好調です。Rは風が少し強かったのだと思います。それでもGBも実はかなり妥協して残して、今の赤道儀では1分でもどうしてもある程度は揺れてしまうようです。今のところ3分露光だとほぼ全滅なので、露光時間を伸ばすためにもなんとか解決策を考えなくてはいけません。

おっきな赤道儀を購入できれば一発解決なのですが、鏡筒を買ってすぐなのでまだしばらくは予算がありません。ここは今後少し考えます。


画像処理

まずはLを処理します。スタックされた画像を見るともう明らかに分解能が出まくりです。以前撮影したTSA-120よりもかなり分解しています。今回は星像がまだ揺れている段階での結果でこれなので、SCA260のポテンシャルはまだまだありそうです。

次にRGBを個別に処理します。特に今回Rの枚数が極端に少ないので心配だったのですが、ほとんど問題なさそうでした。それよりもBが枚数は多いのですが、おそらく雲のせいかと思いますが、RとGに比べてムラが多いのです。これは後の画像処理でかなり苦労することとなりました。このムラ少し不思議で、M33の腕の後に沿ってある様も見えますし、たまたまなのか四隅のうち左上と左下がまるで周辺減光があるかの様にも見えます。元の個別の画像に行ってもある程度の枚数にその様に見えているので、もしかしたらそのムラが正しくて、ムラのなさそうに見えているのが雲なのかもしれません。

RGB合成後はPCCをかけて、一旦恒星の色を合わせておきます。この時点で先のBのムラで全体にバランスがズレた部分が見えたので、DBEをかけて(ABEではM33自身も補正しようとしてしまい太刀打ちできませんでした)ある程度補正します。


初のLRGB合成

一応RGBとLが用意できたので、今回初のLRGB合成に挑戦しましたが、これがまた結構難しいです。

まず、RGBをストレッチや色バランスまで含めてある程度の画像処理を進めてからLを合成すればいいとのこと。Lもストレッチまである程度進めておきます。

LRGB合成はPixInsightのLRGBCombinationを使いました。問題は、LとRGBのストレッチの度合いです。両方ともオートストレッチでフルに炙り出してから合成すればほとんど問題ないのですが、私はストレッチし切る前にPhotoshopに渡したいので、それだとうまく合成できないのです。具体的にはLが明るいと、色がほとんどなくなりモノクロに近くなります。Lが暗いと、(おそらく出来上がった画像の暗部が切られてしまって)カラーバランスがおかしくなります。

なのでもうLを捨てて、RGBだけで処理を進めようかとも思いましたが、せっかくのLの撮影時間が勿体無いのと、やはりLの方が細部まで出ている様に見えるので、今回は出来上がりを見ながらLのストレッチ具合を何度も調整して合成しました。これ他に何かスマートな方法はないのでしょうか?

いずれにせよ、ここまでできてしまえばあとはいつものように炙り出すだけです。


結果

今回は1枚撮りだけみても、そもそも分解能がかなり出ています。撮影時間は3時間ほどですが、大口径のこともありノイズもあまり大したことがありません。なので伸び伸びと気軽にあぶり出しをすすめることができました。以前ほど青紫に寄せることもしなくてよく、真ん中の飽和も適度に抑える方向で進めました。結果は以下のようになります。

「M33:さんかく座銀河」
Image111_DBE_PCC_ASx2_PCC3_bright
  • 撮影日: L: 2021年11月2日23時51分-11月3日1時6分、11月6日0時58分-2時10分、R: 2021年11月5日23時43分-23時59分、G: 2021年11月6日0時1分-0時43分、B: 2021年11月6日2時21分-3時33分、
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 200、露光時間1分、64枚、R:11枚、G:24枚、B:58枚で総露光時間3時間1分dark: Gain 200、露光時間1分、L:88枚、flat: Gain 200、露光時間0.2秒(L)、0.5秒(RGB)、L:256枚、RGB各:128枚、flatdarkはLRGB共通: Gain 200、露光時間0.2秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC

今回Hαは撮っていないので、俗にいう赤ポチはそれほど目立っていませんが、多少わかる範囲で既に出ています。あと、銀河の様子をシアンを目立たせる形で入れています。青ポチですかね。

SCA260ですが、はっきり言って非常に満足です。TSA-120と比べても、ここまであからさまに分解能が出るとは思っていませんでした。シンチレーションがいいかというと、間を空けた日での撮影なので特別いいというわけではなく、ごくごく普通の日だと思います。今のところ1分露光だと明らかに揺れていて、かなり妥協して画像を使っているので、もう少し改善する余地があるはずです。今回の撮影ではまだまだSCA260ポテンシャルを引き出せたとは全然言い難いです。それでもここまで出せるのなら、今後大いに期待できそうです。

おまけのAnnotationです。

Image111_DBE_PCC_ASx2_PCC3_bright_Annotated

広角だと縦横の線が歪むのですが、ここまで拡大するとほぼ直角になるようです。


TSA-120との比較

M33に関しては今年の10月と、かなり最近TSA-120で撮影しています。



というか、TSA-120での結果があったので直接比較できるかと思い、今回M33にしたというわけです。

その時の結果を同画角にして改めて示しておきます。
TSA120

今回よりもかなり派手ですね。これも嫌いではありませんが、細部を出したいこともあって今回はかなり控えめにしています。


揺れに対して

最後に、揺れに関して今後の方針を書いておきます。まだ変更になる可能性もあります。

指で赤道儀を弾いた時の様子を見ると、赤緯体の揺れはまだ許容範囲で、赤経体の揺れが目立ちます。よく揺れると言うことは共振周波数が低くなってしまっているということです。共振周波数は慣性モーメントで決まり、慣性モーメントは距離の2乗で効きます。

赤緯軸では鏡筒の前後の真ん中を中心に回るのでまだ慣性モーメントはそこまで大きくありませんが、赤経では鏡筒全体とウェイトも合わせて軸から離れているために、慣性モーメントはかなり大きくなっているので、共振周波数が低くなりよく揺れるのはある意味当たり前の結果です。

今一つ考えているのは、赤経軸から最も離れている鏡筒のトッププレートを外すこと。測ってみるとこれだけで900グラム以上あります。さらにガイド鏡も700グラム程度あり、トッププレートの上に置いていたため、赤経軸から離れています。軸から遠いものを合計1.6kgを外してしまえば、慣性モーメントとしてはかなり得することになります。

例えば、赤経軸から見て下部プレートと上部プレートの位置は距離にして3倍近くあります。仮に2.5倍だとしても、慣性モーメントで考えると上部プレート1枚外すことは下部プレート6枚外すことと同義です。実際にはウェイト位置も内側に来るので、その分も得するはずです。ガイド鏡の代わりはオフアキを使おうと思っているので、軽く、赤経軸からの距離は少し短くなり、有利になるはずです。

今回の画像に、さらにHαを撮り増しして足したいと思っているので、トッププレートを外してから同じ1分という露光時間で撮影して、どれだけ生き残るか比べれば、ある程度効果はわかるのではと思っています。


まとめ

今回のM33は、SCA260としての初作品になります。揺れにかなり悩まされましたが、結果には大満足です。TSA-120からここまで変わるとは、正直思っていませんでした。揺れに対しては、上にアイデアを挙げたようにまだ改善すると思います。赤道儀も欲しくなってきましたが、もう少し足掻いてみます。

SCA260を購入して1ヶ月、徐々にですが使えるようになってきました。また未処理画像も残っています。今回LRGBはなんとかなったので、今後はSAO撮影とかにも挑戦していきたいと思います。


2021年11月19日は、月の97.8%が欠ける限りなく皆既に近いと言われる月食です。前回の2021年5月26日の皆既月食は、ブログ記事にすることがほぼ何もないくらい雲が厚くて全滅でした。さて今回はどうなることやら。


準備

実は私、まだまともな月食の撮影はしたことがありません。星を初めてまだそこまで年数がたっていなくて、初の皆既月食は2018年でした。



同じ2018年にもう一度チャンスがありました。


この2回はいずれも雲に悩まされ、かろうじて雲越しの月を救い上げたか、皆既時には雲で撃沈だったりでした。その他部分月食の機会もありましたが、いずれも天気が悪かったりで、まだまともな撮影を実現できたことはありません。

そんな中、今回は北陸は天気が悪いとの予報だったので、もともとあまり気合は入らず、しかも月食当日の11月19日は平日で仕事もあるのであまりたいした準備もしていませんでした。でも当日になると予報に反して天気が良さそうです。仕事が終わってそれこそ超特急で準備をして、いつもの東が開けている近くの河原に陣取りました。とにかく時間がギリギリでした。

地平線(と言っても遠くの立山連峰が5度くらいの高さまでありますが)までひらけて見える前回の撮影場所にしようとしたのですが、冬の月に近いので出てくる位置が思ったより北に寄っていることに気づきました。そのため少し場所をずらし、月の出から見えるような位置に陣取りました。もう準備の途中ですでに肉眼でぼやけた、それでも既に欠けている月が見え始めているのに気づいてました。山の際の低空に雲があるため、最初は月が霞んでいたので、まだ少しだけ準備に時間をかけることができそうです。


機材1: 広角

まずは急いで、簡単な方の広角撮影の準備をします。EOS 6DとNikkor 50mmオールドレンズで月の出始めから月食終了まで1分ごとの連続撮影です。準備の間にやったことは
  1. 三脚にカメラをセットし、月を拡大してピントのチェック。
  2. 設定はF値2.8、露光1/5秒、ISO400で、かけている部分の模様が見えるくらいに。
  3. 画角のチェック。縦長で最下部に地面が入るように、かつ月が左端に来るように。これで月食終了時に月が右上のはずです。
1分ごとの撮影は、Magic Lanternのインターバル撮影の機能を使っています。バッテリーは長時間っ撮影でも電池切れにならない様に、2系統のUSBから電源を取得できる外部バッテリーを使っています。とりあえず撮影を始めて、月食が終わるまで3時間近く放っておきました。

その中から5分おきのものを抜き出して、比較明合成したものが以下になります。

StarStaX_IMG_6320-IMG_6480_lighten_5min

ちなみに1分ごとのものを全部合わせるとこうなります。

StarStaX_IMG_6320-IMG_6478_lighten

これをタイムラプス映像としてみると、


画像処理までして実感したこの撮影の反省です。1分という時間間隔はそこそこokです。それでもタイプラプスにするなら30秒の方がスムーズかもしれません。一番の問題は月食で欠けている部分に露光を合わせると、月の明るいところは完全に飽和してしまうことです。この写真も途中から露光を切り替えて、明るい部分の模様が見える様にした方が良かったかもしれません。でも長時間撮影なので、一度撮影を始めたら触りたくないんですよね。

そこで次回に向けて考えたのは、撮影は1分おきなので、その間に露光を3種類くらい変えればいいのではないかと思うのです。今回の設定と、2018年の7月の皆既月食のときの設定から考えて
  1. 明るい部分: F4、露光1/200秒、ISO100
  2. 今回の設定と等価F4、露光1/2.5秒、ISO400
  3. 欠けた部分: F4、露光1秒、ISO800
くらいでしょうか?

こういった複数の設定を繰り返すのは、いつも6Dで使うBackYardEOSはちょっと面倒かと思います。なので、NINAかSharpCapのASCOM接続とかになるのでしょうか、いずれ次回の月食までにテストしたいと思います。

あと50mmのもう少しいいレンズが欲しいですが、他にもほしいものがたくさんあり、なかなか優先度が上がりません。


機材2: FC-76での連続撮影

2台目は、FC-76 + ASI294MC + Advanced VXで、もう少し大きな月のタイムラプス映像と、地球の影を炙り出すために、5秒間のワンショットを1分おきに2時間半近く、合計150ショット近く撮影。撮影ソフトはFireCapture、露光時間は25ミリ秒でゲインが220です。5秒で70枚ほどが撮影されます。

画像処理ですが、AutoStakkert!3でスタック、あとはPhotoshopのアクションとLightroomの同期機能を使い、全数同じような処理をします。最大食だけは見やすいように少し目立つ処理をしました。

最大食時から前後20分おきの画像を並べてみました。フィルターなどは入れていません。

all_cut

参考にしたのはこのページです。



この位置に合う様に、月を一直線に並べていくと影がきちんと円を描きます。

FC-76での撮影も問題点は広角の場合と同じで、月食で欠けている部分に明るさを合わせると、月の明るいところは完全に飽和してしまうことです。なのでこちらも2種類か3種類程度に露光を変えるといいのかもしれません。今回、一つのファイルが1分のうち5秒撮影で1.5GB程度です。1時間で90GB、皆既月食の初めから終わりまでの約3時間撮ると270GBです。トータル1TBのディスクなので、1分に15秒までならなんとかぎりぎり撮影できそうです。

あとは追尾をどうするですが、かんたろうさん情報によると極軸の精度さえ出ていれば、追尾レートを太陽時に合わせておけば、比較明合成だけで位置が合うそうです。ただし、数時間にわたり位置がずれない様に極軸を合わせるのもなかなか大変なので、むしろ恒星時に合わせる様にガイド鏡とPHD2を使うのもいいのかもしれません。

太陽に合わせても、恒星に合わせても、いずれにせよ画面の中を走っていくので、ある程度の画角をあらかじめとっておくことが必要になります。

もう一つのやり方は、FireCaptureで形を認識してガイドした方がいいかのかもしれません。でも月食時に形が変わっても可能なのでしょうか?

この問題、位置がきちんと後から計算できるなら、月にある程度合うように撮影してしまえば楽です。もし太陽の見た目の位置と月の見た目の位置が情報としてわかっているなら、そして太陽、地球、月間の距離がわかっているなら、簡単な作図で計算できるのかもしれません。時間があるときにやってみようと思います。

FC-76では2時間半ほど撮影を続けたので、タイムラプス映像を作ることも可能です。でも撮影した全画像を見ると結構ずれてしまっていて、センター合わせがかなり難しいです。手動で合わせるには150枚近いのでさすがに大変。PIPPの位置合わせ機能を試しましたが、明るいところがサチっていると認識がうまくいかないようです。位置認識ソフトを自分で書くかどうか迷ってます。ハフ変換というのを使うと画像から円が認識できるらしいのですが、これでうまくいくのか?まだ処理で悩んでいるので、うまくいったら公開します。


極軸精度と月食撮影時のずれの見積もり

ついでなので、今の極軸の精度で足りるのかどうかザックリ見積もってみます。まず極軸の精度ですがSharpCapで50秒から1分角の精度がでます。誤差もあったりするので1分角としましょう。そうすると簡単な計算から、最大で4分間で1秒角ずれていくことになります。

 

1時間で25秒角、3時間で1分と15秒角ずれるというわけです。月の視直径が30分角くらいなので、これくらいなら大丈夫そうですね。やはり次回は十分な画角をとって太陽時で追尾でしょうか。


機材3: TSA-120による自由撮影

最後のセットアップは、TSA-120 + ASI294MC Pro(常温) + 35フラットナー + UV/IRカットフィルター +
CGEM IIで、画角いっぱいの月を自由な時に撮影するものです。SharpCapで25ミリ秒露光でゲインが220で100枚撮影をワンショットとします。

でもこの撮影画像、なかなか青い成分が出てこなくて、パッと処理しただけではターコイズフリンジらしいものが出てきません。明るい部分と暗い部分の境が出る様にかなり苦労して処理すると、青成分が含まれていることがわかりターコイズフリンジらしいものが見えてきます。

2021-11-19-0903_2_lapl5_ap3030_2_cut

でもかやはり無理をしている気がします。ここまで画像処理を必要とするほど大変なのでしょうか?

ネットに上がっている写真を見ると、ターコイズフリンジが全然出ていないものと、かなりはっきり出ているものに分かれている気がします。はっきり出ているのは簡単に出たものなのでしょうか?それとも私がやったようにかなり苦労したのでしょうか?

ここら辺でかなり迷走しました。この画像処理、月食の本来の色のことなど考えだすとものすごく長くなりそうなので顛末は別の記事で書きたいと思います。


まとめ

ある意味初のまともな月食撮影でした。でもやはり準備をさぼっていたため、いまいちだった感は否めません。今回の反省をもとに、次回はもう少し撮影体制を見直したいと思います。

それとは別に、ターコイズフリンジとタイムラプスでいまだに色々迷っています。既にかなり時間がかかっていますが、もう少し結果が出たらまたメモがてらですが、ブログ記事にしたいと思います。



天文を趣味にしたら、一度は星まつりに参加してみるといいかもしれません。いろんな望遠鏡を覗くことができたり、星仲間に会えたり、特価の機材に巡り合えたり、とても楽しいです。

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2016年

星を始めた年で、天文雑誌で星まつりというものがあると知って、初めて参加してみた年です。
  • 原村星まつり: 2016/8/5

  • 胎内星まつり: 2016/8/27

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2016/10/9


2017年

星を始めて2年目で、フルで参加した年です。
  • 胎内星まつり: 2017/7/28-30

  • 原村星まつり: 2017/8/5-6

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2017/10/8-10


2018年

「星をもとめて」に初めて参加した年でした。残念ながら福島「スターライトフェスティバル」は台風で中止でした。
  • 原村星まつり: 2018/8/7-8/9

  • 胎内星まつり: 2018/8/24-26

  • 星をもとめて: 2018/9/23-24

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2018/10/6-8は台風のため中止
  • 小海「星と自然のフェスタ」: 2018/10/12~14


2019年

この年も福島「スターライトフェスティバル」は大雨と洪水などで中止でした。

  • 原村星まつり: 2019/8/2-4

  • 胎内星まつり: 2019/8/23-25

  • 京都るり渓「星を求めて」: 2019/9/22

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2019/10/12-14は台風のため中止
    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2019/10/25~27


    2020年


    コロナ禍のためにほとんどの星まつりは中止。胎内などいくつかの星まつりはオンライン開催でした。
    唯一のものが福島でのスターライトフェスティバルでした。

    • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2020/10/9-11


    2021年

    オンラインの星まつりが続きます。11月になってやっと久しぶりのリアル開催の小海の星フェスが開催されました。
    • 星を求めて(オンライン開催): 2021/9/19

    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2021/11/13~14


    2022年


    • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2022/10/9-11


    • 京都るり渓「星を求めて」: 2022/9/18


    • 小海「星と自然のフェスタ」: 2022/11/11~13

     

    この記事は「星と自然のフェスタ in 小海 2021: 2日目」からの続きになります。




    戦利品コーナー

    最後は、星まつり恒例の戦利品コーナーです。

    まずは大物。上板2丁目さん手作りのCanonのテレコンを利用したビノです。

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    Cokin、Nikonと続いて、上板さんのところでは3つ目のテレコンビノになります。もう一つオレンジ色のビノは、上板さんからMちゃんへのプレゼントです。Kenko製のテレコンを使ってあります。

    フリマスペースで買ったケースが一つと、同じくフリマスペースで1インチのハイゲンス5mmのアイピース、スカイバードブースで2倍PoweMATEのカメラアダプターです。
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    ケースのなかには1インチアイピース用の紙製の枠がいくつも入っていて、きれいにしまえそうです。ちょうどアイピースを買った直後だったので、元スターベース名古屋のIさんのおすすめということもあり、手が伸びました。PowerMATEようのアダプターですが、ちょうど最近これを取り付けることができる2倍PowerMATEを購入したばかりです。アダプターも同時購入するか迷っていたのですが、結構するので諦めていましたが、今回たまたま特価で手に入れることができてラッキーでした。


    星の手帳社ブースで日めくりの「星空ごよみ」と、その他サービス品も含むです。

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    日めくりはすごく便利で、星図とともにかなり細かい情報が載っていて、最下段にはミニ情報が書いてあります。我が家ではトイレに置いてあって、1日一枚めくっています。

    次は、書籍で「極・宇宙を解く」です。定価と星まつり特価の差を見てびっくりして買ってしまいました。

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    本当はもう一冊、小惑星の絵本で、天体をキャラクター化したものがおすすめであったのですが、もう子供も大きくなってしまったので諦めました。子供が小さかったら迷わず買っていたと思います。

    頂き物です。
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    特筆すべきはシベットさんの漫画をコピーしたものでしょうか。シベットさんのブログに掲載されているものですが、超面白いです。私はプアマンズ天文ショップ「庶民人(ショミット)」の黒いパンダ店長(ちなみに本家シュミットの店長さんと、Twitterを賑わしているブラックパンダさんとは別人です)が好きです。あと、天体望遠鏡博物館のキーホルダーです。すみません、結局一つ手渡せませんでした。

    最後は食べ物関連です。
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    智さんからいただいた栗きんとんどら焼き、とてもおいしかったです。家族で取り合いになりあっという間になくなってしまいました。バームクーヘンはホテルの特価品です。5個入りで200円、ただし賞味期限が次の日までというやつで、一つは冷凍にし、もう一つはすぐに食べました。手作りのハックルベリージャムはまだ空けてませんが、ヨーグルトに入れて食べるのが楽しみです。りんごはプリンを宣伝した時にこっそり賄賂でもらったものです(笑)。

    追記: その後ハックルベリージャムをヨーグルトにたっぷり入れて食べてみました。色だけ見たらブルーベリーを想像するのですが、ナス科の植物というのがわかる気がしました。細かく刻んでいるからだと思いますがブルーベリ色の「ブドウ」の感触です。ヨーグルトに入れたら色がとても綺麗で、すごくおいしかったです。

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    まとめ

    最近SCA260という大物鏡筒を購入したばかりで節約モードだったために、大したものは購入していません。あと、格安アイピースとか、ジャンクの超特価品があまりなかったのも買い物があまり進まなかった要因なのかもしれません。というか、細かいものは過去の星まつりでもうかなり揃っているので、そこまで欲しいと思っていないからかもしれません。あれ?過去にも同じようなことを言って、そのあとの星まつりで買いまくっていた気もしますが、まあ気のせいでしょう。

    これで今年の小海の「星と自然のフェスタ」の記事はおしまいです。長い記事にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。久しぶりのリアル星まつりで、本当に楽しかったです。実行に関わられた皆様、会場でお会いした皆様、本当にありがとうございました。来年度もリアルで星まつりが開催できるといいなあと思います。


    この記事は前回の「星と自然のフェスタin小海2021(その2): 電視観望実演」からの続きの記事となります。




    朝、車の中で目覚めて

    目が覚めたらなんと8時。7時に目覚ましをかけておいたはずなのですが、全然が目覚めなかったみたいです。ホテルの朝食ビュッフェが7時から9時までと聞いていたので、すぐにレストランへ向かいました。宿泊客以外は1300円で食べることができるとのことで、フロントでお金を払いレストラン内に。昨晩がコンビニ弁当だったので、朝から豪勢にいきます。コロナ禍でビュッフェ形式もなかなか難しかったのですが、食べ物を撮りに行く時は手袋をしていくなどで対策していました。

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    このあとさらにおかわりをして、デザートもヨーグルトを中心にお腹いっぱい頂きました。リエックスホテルはシャトレーゼ系列なので、ヨーグルトやアイスが充実しています。アイスで思い出しました。結局温泉は時間不足で入ることができませんでした。無料アイスも楽しみだったのですが。


    ブース巡り

    朝食後、暖かくなってきたので少し着替えをして、その後朝の会場を一回りします。

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    朝10時頃の様子です。まだお客さんもそこまで多くはありません。

    いくつかのブースで色々お話しさせていただきました。
    • Vixenさんでは昨晩の電視観望の話になりました。実はVixenブースとシュミットブースは隣り合わせで、昨晩ずいぶんご迷惑をおかけしたのではと、少し心配していました。その心配とは裏腹に、Vixenさんも電視観望に相当の興味を持っているとのお話を伺うことができました。特に、電視観望に適した短焦点鏡筒という意味で、最近始めたクラウドファンディングのSD60SSの話になりました。この新しいSD60SSは、以前の星まつりでお会いした、この「ほしぞloveログ」を読んでくれている若手の方が進めているということを聞くことができました。若い人がいろんなアイデアを出してくれるのは頼もしいことです。今回の経験を糧に、将来大きな開発をしてくれるのではと期待してしまいます。「Samも応援していますとぜひともお伝えください。」とお願いしておきました。
    • KYOEIブースではいつものMさんと話せました。Mさんは初日に電視観望の講演があり、その流れもあってKYOEIブースの電視観望のデモもかなりの人が来ていたそうです。KYOEIではずっとZoomでの電視観望の講義を続けていて、最近はわかりにくいところを動画であらかじめ撮影して当日解説をしながら進めているとのことです。これがかなりわかりやすいと好評だそうで、今回の講演会でもその手法を使ったとか。Zoomでの講義は随時申し込みが行われているので、興味がある方は調べてみるといいと思います。今回の小海の現地では、FRA400とASIAR PROを用いた電視観望セットを見せていただきました。赤と白のコントラストが見た目もかっこいい機材でした。このテーマは「頑張れ日本」とのことです。最初赤と白でなるほどと思ったのですが、意味は全然違っていて、「このセットアップには日本製品が一つも使われていない」というのです。これはある意味ショックで、ある意味確かにと納得させられました。先のVixenの話ではないですが、今は日本のメーカにとってはかなり厳しい状況かと思います。おそらく、今までと一緒のことをやっていてはなかなか状況は好転しないでしょう。クラウドファンディングを利用するのはリスクを減らす一つの秀逸なアイデアかと思います。いろいろ考えさせらたブース回りでした。唯一の救いは、CMOSカメラのセンサーだけは日本のSONYが席巻していることでしょうか。
    • 恒星社ブースで、「極・宇宙を解く」という本を手に入れました。星まつり価格なのか、かなり安く買うことができました。天文宇宙検定1級の参考書らしです。天文関連が広くうまくまとまっていて読みやすそうで、いい復習になりそうです。
    • 五藤光学ブースでは方位磁針を買いました。今時珍しいシンプルなやつです。一個10円でした。戦利品はまた次の記事でまとめます。
    • プラネタリウムソフトSUPER STAR Vの開発をなさっている方のブースに立ち寄りました。この星フェスに初回から参加していて、前回は赤道儀の導入ソフトの開発のかなりマニアックな話を講演会でされていた方です。前日隣のブースのOさんから紹介されていたのですが、夕方からの電視観望の実演の時前の方にいて、ずっと見てくれていて、たくさん質問してくれた方です。この星フェスのあり方を色々話されていました。やっぱりマニアだけを対象にしていると限界があり、一般の人、一般の星好きな人をどう取り込むかが重要だとのことで、私も大いに賛成です。

    今回妻を誘ったのですが、コロナ禍でなかなか外に出れなかったこともあり、クラフトショップが50店もあるよとか話して、もう少しで来てくれるところでした。決めては車中泊で、そのことを言うとそれ以降全く興味を示してくれなくなりました...。私は晴れたら夜は星を見るので全然いいのですが、やはり普通の人はきちんとしたところで寝たいものです。でも今回はホテルを取ろうにも開催が発表されてすぐに満室になってしまっていたようです。後から聞くと、町が部屋を押さえていて、町の方に問い合わせた方によると、全て出展者向けで一般の人は予約できないとのことだったそうです。これでは星見をしたい旦那さんとホテルで寝たい奥様の両立は難しいと思うので、来年はもう少し改善していただきたいものです。

    ついでに、星フェスから帰って妻と話した、どんなものがあればついていくかというのを揚げておきます。かなり妄想も入っています。カッコ()内は私の感想です。
    • 旦那さんが星を見ている間、夜とかゆったり映画観賞会とかがあるといい。
    • アウトドアグッズ販売とかあってもいい(山歩きが趣味なので、朝の散歩はかなり興味を持ってました。)
    • 何かの(星以外の)発表会もあってもいい。例えば舞台でダンス披露とか(最近趣味でフラダンスを始めたからだと思います。)
    • オーガニック(最近健康に気を使うようになってきたみたいです。)
    • ヘルシーコーナー(最近体重が...。)
    • 日常と違う癒し空間がほしい(なんのことやら...?)
    • 温泉、サウナ(これはありますね。)
    • 子供向けのワークショップ(これもありますね。家族が来やすくなるのではとのことです。)
    • 追記1: 最近流行ってるサウナフェア、テントのサウナで外に出たら星が見える。
    • 追記2: グランピング 
    くだらない意見も多いですが、星以外の「自然」についても夜の行事や、講演会(今年はこちらも充実してきました)があるというのは、一般の人にとってはいいのかもしれません。とにかく強調してたのは「癒し」とか「ゆったり」とかでした。寒いなんてもってのほか、旦那を放っておいてリゾート気分を味わいたいようです。このイベントを成功させるのに、スタッフがどれだけ苦労しているか分かっているのでしょうか?なんとまあ贅沢なことを気軽に言います...。

    ブースは他にもたくさんあり、紹介しきれていませんが、その場でしか聞けない話や、新しい情報など、直接話ができるリアル星まつりはやはりいいです。

    そうそう、ブース回りをしている途中で声をかけてきた方がいて、星座ビノを私の星仲間の小学6年生の女の子「Mちゃんにあげて下さい」と言うのです。申し訳ないことに、最初この方が誰だかわかりませんでした。サングラスを別のメガネに掛け替えていたからかもしれないのですが、そもそも私は顔を覚えるのがすごく苦手でなのです。でも話していてすぐに、テレコンビノを売っていた上板2丁目さんとわかりました。ブログを読んでいてくれてのことかと思うのですが、Mちゃんのファンということで「仕入れ値は大したものではないので気兼ねすることなく受け取って欲しい」とのことでした。Mちゃん喜ぶと思います。今度会ったときに必ず渡しておきます。上板2丁目さん、どうもありがとうございました。私からもお礼を言わせていただきます。


    そろそろ帰る準備

    12時頃から抽選会が始まりました。受付時にもらえるバッヂに番号がついていて、それが抽選番号になります。抽選は前日にもあり、この日は前日外れた人と、前日の抽選以降に受付した人が対象になるそうです。残念ながら何も当たることがありませんでしたが、賞品は10万円以上のものもあったとかで、かなり豪華だったようです。

    IMG_3966
    抽選会の様子。

    抽選会が始まってしばらくして、多分長野県は宇宙県関係の方達だと思うのですが、7−8人の方といろいろ話しました。多分Samのネームプレートを見て話しかけてきてくれたのかと思います。その中にテレコンビノを売っていた上板2丁目さんがいたのですが、今度は奥様といたせいか、またも顔を認識できず。本当に申し訳なかったです。メンバーの中にだいとしいさん夫婦がいたのですが、よくよく聞くと「だい」と「しい」で「だい」が旦那様、「しい」が奥様とのことで、二人合わせてのハンドルネームとのことです。実は以前Twitterで、星を求めてのときのあのマニア向けになってしまった配信ビデオを見てくれていて、「妻もよくわかったみたいだった」と言ってくれたのが、だいとしいさんの奥様の方だったと、このとき気づきました。


    帰路につく

    さて抽選会も終わり、そろそろ帰ろうと思いシュミットさんへ挨拶に行きました。その際、昨晩のお礼ということで会場で使える500円券を2枚もいただきました。単純な私はもうウハウハ状態で、何を食べようか真剣に考えはじめました。まずは昼ごはんに、もう最後でなのか特価になっていたローストビーフ丼を買います。

    IMG_3973

    これはかなり美味しかったです。写真で見てもわかるとおり、お肉だけでなくいろんな具が入っています。受け取るときに「わさびが入ってるから気をつけて」と注意を受けるのですが、そのワサビがアクセントになっていて、とても満足でした。

    さらに、ホテルの販売ブースでお土産のバームクーヘンと、その場で食べるデザートとして「何とかアラモード(すみません、名前を忘れてしまいました)」を500円券で頂きました。

    IMG_3972

    このアラモードの方がかなり凝っていて、温かいりんごのシロップ煮の上に冷たいアイスがのっていて、アーモンドとマカロンでしょうか、いわゆる「熱つ冷や」でもうほっぺが落ちそうでした。二手間、三手間かけてあり、さすがホテルクオリティです。

    あと、前回夜に電視観望のデモをしたときに、それを見てすごく感動したとのことで地元のジャム屋さんからジャムを頂いたのですが、お礼を言いたくてそのジャム屋さんを探していました。クラフトコーナーに一つだけジャム屋さんがあったので、前回の話をしたのですが、どうもそのジャム屋さんではないとのことです。このジャム屋の店員さんも前回の星フェスで、その時のジャム屋さんにお客さんとして行った覚えがあるので、ジャム屋さんが出ていたことは間違えないとのこと。今回は残念ながら前回のお店とは違うのは確実なようです。せっかくの機会なので一つ「ハックルベリー」というナスの仲間というジャムをお土産に買いました。ヨーグルトに入れるととてもおいしいそうです。

    この後、駐車場に戻り、13時半くらいだったでしょうか、小海を後にしました。帰りは途中で少しだけ仮眠した以外は順調で、18時位には自宅に着きました。お土産を家族に披露して、疲れたのか早めにベッドに入りました。


    たくさんの方にお会いして

    今回の星フェスでは、数多くの方にリアルで会うことができました。久しぶりに会った方もいますし、2年前の開催以降にSNSなどで知り合いになって初めて会う方も多かったです。すでにここまでの記事で何人かの方には登場いただいていますが、メモがてらも兼ねて覚えている限り挙げていきたいと思います。

    ただ、先にも書きましたが、顔を覚えるのが苦手で、顔とハンドルネームと名前がすぐにごちゃごちゃになります。もしかしたら忘れてしまっていたり、間違えて覚えているかもしれません。その際はどうかご容赦いただき、コメントやTwitterなどで教えていただけると助かります。

    • まず、けーたろさんに紹介していただいたと思うのですが、あの「天体写真の世界」で有名な吉田隆行さんにとうとうお会いすることができました。星を始めた頃、数少ない有益な情報がきちんとまとまっているページで、ずっと参考にさせて頂いていました。実は私、微動雲台のレポートを書いたことが縁で大阪迷人会の合宿に誘われていて、吉田さんも迷人会の合宿に参加されているので、コロナでなければ吉田さんとはもっと早く会えていたはずなのです。吉田さんは噂通り落ち着いた方で、あの合宿に耐えられるのが不思議なくらいです。吉田さんもほしぞloveログも読んでくれているというので、恐縮してしまいます。ずっと会いたかった方なので、とてもうれしかったです。
    • 成澤さんも、今回はじめて実際に会うことができました。本を頂いたお礼を言うことができました。配信で見るようなテンションで、とても明るい方でした。
    • 天リフ編集長にはいつもお世話になっています。今回福岡から車で来たとのことです。本当にお疲れ様でした。編集長はZoomなどでよく話すせいか、全然久し振りという気がしませんでした。
    • 同じく、遠く高知から参加のシベットさんにも2年ぶりの再会です。シベットさんもSNSのやり取りや、オンラインイベントのたびに顔を見ている気がするので、久し振りという気がしません。
    • Nickさんご夫妻も2年ぶりの再会です。夜中にナイトビジョン出していたらしいのですが、行けなかったことが悔やまれます。
    • マリーチさんも久しぶりの再会です。旦那様とお嬢さんに会えなかったのが心残りです。
    • 智さんは2019年の大晦日の名古屋の観望会以来です。今回、お礼でお土産を頂いてしまいました。私がきっかけで星に興味を持ったからとのことですが、私は多分ただのきっかけだけで、智さん自身が電視観望から撮影までどんどん進化されています。お土産家族でいただきましたが、とてもおいしかかったです。ありがとうございました。
    • アルさんとお嬢さんにも会えました。原村以来でしょうか、お嬢さん3年生と言ってましたでしょうか大きくなってました。
    • Aramisさんと、息子さんにも会えました。確か原村で会ったのが最初かと記憶しています。Aramisさんのところのお子さんももうかなり大きくなっていました。コロナ禍の2年間はやはり長かったです。
    • 上板2丁目さんにはやっと星座ビノのお礼を言うことができました。Mちゃんにプレゼントもいただきました。
    • Twitterでやりとりをしているinuさんも上板2丁目さんのところでNikonのテレコンビノを買ったらしいです。
    • M87JETさんも前回の星フェス以来です。胎内でお会いしたのが初めてですね。荷物運んでいただきありがとうございました。
    • ケニ屋さんご夫妻にもお会いすることができました。あれ、ケニ屋さんってもしかして初顔合わせでしょうか?以前どこかの星まつりであっている気もするのですが...。ブログ全読みで印象深いのですが、やり取りはブログとSNSだけ?
    • だぼさん、TOA130のファーストライトおめでとうございます。
    • ほしたろうさん、電視観望実演の時の写真撮ってくれてありがとうございます。
    • りょーじんさん、くろくまさん、RYOさん、さすらいさん、だいとしいさんご夫妻、たかしさん、M-neoさん、お会いできてうれしかったです。
    • Twitterで事前にやりとりをしていたmymyさんが、声をかけてくれなかったのがとても残念です。次回機会があったら、遠慮などすることなくぜひお声掛けください。
    • XRAさんあらため、私の滑舌の悪さでハンドルネームが変わってしまったXRAYさん。XRAYさんの方が呼びやすくてかっこいいと思います。どんどん沼にハマってきてますね!
    • spitchuさんや塚原さんら、星景勢の方達にもお会いできましたが、夜で暗くてなかなか顔が分かりませんでした。天文あるあるですね。
    • 名古屋勢もたくさんいました。いのさん、いつも星まつりでお会いするお二人、LedRilyさん。
    • ひぃひさんは来ていたと聞いていましたが、結局会えなかったと思います。残念です。
    • ヒロノさんも星まつりのたびにお会いしています。今回は噂の天文好きのお嬢様にもお会いすることができてうれしかったです。
    • 天体望遠鏡博物館のみなさんにも久しぶりにお会いできました。TANKOさんと奥様にもお会いできました。今回は夫婦でこられている方も多かったようなのですが、これはこの星フェスの方向性のおかげなのかと思います。Tさん、手作りのキーホルダーありがとうございました。
    • あと、中1で自作で何台も望遠鏡をつくっているすごい男の子に会いました。将来が楽しみです。もう一人すごい小学生の子もいると、Vixenブースで噂で聞いたのですが、その子には会うことができなくてちょっと残念でした。
    • 初出でけーたろさん忘れてました。吉田さんがTwitterに入ってきてくれましたね。さっそくフォローしました。
    • 富山勢はあまりいなくて、かんたろうさんくらいでしたでしょうか。いつも一緒にいるので当たり前すぎて初出で小海であったのを忘れてました。

    覚えている限り書きましたが、忘れてしまっている方がいましたら申し訳ありません。大事な方をド忘れしてしまっている気もします。

    電視観望の実演に来てくれた皆様も、寒い中本当にありがとうございました。今回は非常にやりがいのある実演で、解説している私自身も楽しむことができました。また同じような機会がありましたら、よろしくお願い致します。


    目標は達成できたか

    さて、最初に立てた目標が達成できたかどうかですが、、
    1. 久しぶりにあう人達との交流。 ->  ◎
    2. シュミットで電視観望の解説と実演。 ->  ◎
    3. 夜に電視観望のデモ。 ->  ×
    4. 星座ビノの制作者にお礼を言う。 ->  ◯
    5. Canon製のテレコンビノを利用した星座ビノを手に入れる。 ->  ◯
    6. ホテルの温泉に入って食べ放題のアイスを食べる。 ->  ×
    7. 朝のビュッフェを食べる。 ->  ◯
    8. 2019年の電視観望を見て感動したというジャムのお店に商品をいただいたお礼を言う。 ->  ×
    といったところでしょうか。最初の2つが自分的には十分充実していたので、とりあえずはかなり満足です。惜しむらくは3ですが、これは体力的にしかたなかったです。星座ビノのお礼は3年越しのことなので実現できて良かったです。ジャム屋さんはいつか星フェスとは別に訪れてみたいです。あとはどうでもいいですね。


    楽しかった〜!

     今回の「星と自然のフェスタ」、もうものすごく楽しかったです。帰ってからも、「楽しかったー」、「楽しかったー」と繰り返し言っていました。

    今回「星と自然のフェスタ」のリアル開催を決行してくれた、テレスコ工房の店長さんはじめ、スタッフの方々、小海町の役場の皆様、リエックスホテルの皆様、こんな楽しいイベントにして頂いて本当にありがございました。これだけたくさんのお客さんが来ると、相当大変だったと思います。とても感謝しています。

    来年もできるならまた開催していただけると、とても嬉しいです。その際はぜひまた参加させていただきたいと思います。


    次回で最後、戦利品の記事です。 



    少し前に網状星雲をDBP(Dual BP Filter)で撮影し、かなり青いところが出てきたことを記事にしました。



    今回、星フェスの記事はちょっとお休みで、少し前に画像処理を済ませていたDBPで撮影したハートと胎児星雲のまとめです。DBPでの2例目になります。 


    セットアップ

    対象はハート星雲と胎児星雲。FS-60CBとフルサイズ一眼のEOS 6Dで二つぴったり入る画角になります。

    機材のセットアップと言っても、実際には前回の網状星雲と全く同じです。それもそのはずで、網状星雲が西に沈んだその後、まだ高い位置にあるハートと胎児の両星雲をそのまま導入し直すだけです。なので今回の記事は書くことがあまりありません。

    今回は7時間と長く撮影したので、ノイズも少なく画像処理がかなり楽でした。DBPがよく働いてくれて、Hαも一枚撮りで見てもかなり出ています。


    画像処理と結果

    画像処理は、まずはいつも通りPIでWBPPです。Cosmetic Corectionを外したのがいつもと違うところくらいでしょうか。でも大勢には影響がないはずです。フラット補正もうまく当たっているようで、背景もABEを1次でかけただけで、DBEもかけてません。PCCはさすがにちょっと変なけっかになりますが、恒星は擬似的に最もそうな結果にしてくれるのかと思います。その代わり星雲を含む背景はどこまであってるか分からないので、適当に補正します。基本赤が多いので、のっぺりならないように、特に青を、加えて緑も強調してやります。

    結果ですが、以下のようになります。

    「IC1805: ハート星雲とIC1848: 胎児星雲」
    masterLight_Rsmall_ABE_crop_SCNR_ASx2_HT

    • 撮影日: 2021年10月30日1時15分-5時2分、10月31日0時57分-5時2分
    • 撮影場所: 富山県富山市自宅
    • 鏡筒: Takahashi FS-60CB(f355mm) + マルチフラットナー(f370mm)
    • フィルター: サイトロン Dual BP Filter
    • 赤道儀: Celestron Advanced VX
    • カメラ: Canon EOS 6D (HKIR改造)
    • ガイド: f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
    • 撮影: BackYard EOS、ISO1600、露光時間300秒x83枚 = 6時間55分、bias: ISO1600, 1/4000秒x100枚、dark: ISO1600, 300秒x76枚、flat: ISO1600, 1/100秒x128枚、flatdark: ISO1600, 1/100秒x128枚
    • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC

    7時間の露光のせいなのか、かなり淡いところまで出たのかと思います。胎児のオナラとプンプンもよく出てます。ハートの背景の淡いところもそこそこ出ています。富山は町が北にあるために北の空はいつも不利ですが、ハートと胎児はかなり北の空に近くなります。それでも光害をあまり気にせず撮影できるDBPは相当強力だと言わざるを得ません。

    おまけのAnotationです。
    masterLight_Rsmall_ABE_crop_SCNR_ASx2_HT_Annotated


    星と自然のフェスタにて

    実はこの画像、星と自然のフェスタの直前には仕上がっていて、Twitterではすでに公開していました。星フェスの準備とブログ書きなどで、結局記事にするのが今になってしまいました。

    その小海の「星と自然のフェスタ」で何人かの人にDBPで撮ったと言って見せたのですが、かなり好評でした。と言っても、シュミットブースのところでDBPを買おうか迷っている人とかなのですが、後押ししてしまったのかもしれません。自己紹介用のネームプレートをつけていたので、何度か店員さんと間違われてしまったようで「これいくら?」とか聞かれてました。「いえいえい、私はただの客です」と答えるのですが、それくらい星フェスでのDBPの注目度は高かったです。


    まとめ

    今回はDBPで富山の北の空でも十分に結果が出ることを示すことができました。これまで北の空はほとんど諦めていたのですが、道が開けたような感じがします。今後もDBPに適した天体があればどんどん撮影していこうと思います。


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