「Stick PCのセットアップ (その3): 接続が不安定な原因」でUSB3.0での接続が2.4GHz帯にノイズを出し、無線LANを不安定にしていた件ですが、 アマゾンで超小型の無線LANの子機にも親機にもなるものを買い、5GHzでのアクセスポイントでの接続を目指しました。
「無線LAN 子機 親機」で検索するといくつか見つかるのですが、注意することは必ず11ac対応のものにすることです。11n/a/b/gは2.4GHzなので意味がありません。あと、必ず親機と書いてあるものでないとアクセスポイントでの接続ができません。たまたまタイムセールだったAUKEYというところのWF-R3というものですが、リチウムイオンバッテリーのANKERとよく似た名前のメーカーです。ANKERも問題なく使えていますが、AUKEYの方が古くからある会社とのことで、日本語のホームページなどもあり、サポートもある程度なんとかなりそうです。
設定ソフトは一応日本語ですが、日本語が少しおかしいのと、インストール時に結構癖があるので、ネットワークやPCに慣れていない人は戸惑うかもしれません。まず付属の説明書は英語や、その他外国語で、日本語はありませんが、大したことは書いていないので、設定ソフトそのものを見た方が早いです。ドライバーは小さいサイズの8cm CDに入っているので、対応ドライブがない場合はWebから落とした方が早いです。「aukey driver」などで検索すれば出て来ますが、見つかりにくい場合はここからWF-R3というドライバーを落としてきます。(2017/2/11追記: すごくたどり着くのに苦労したので書いておきますが、オフィシャルウェブサイトはhttps://www.aukey.com/らしく、ここから辿れるhttps://www.aukey.com/downloads/にあるWF-R3 & WF-R5 Wi-Fi Adapter Driver for Windowsの方が若干新しいようです。)ドライバーは普通にインストールすればいいですが、最初にWindowns PCのUSB端子に機器を接続してもLEDが光らず、OSを再起動したりしてやっと認識できたりしました。
この機器はclient, client+AP, APのみと3つのモードがあるのですが、今回欲しいのはアクセスポイントなのでAPの方を使います。clientは子機専用。client+Aは子機と親機の併用ですが、この場合のアクセスポイントはSoftAPとほぼ同等で、試したところ5GHzにはなりませんでした。今回の目的のためにはハードウェアでアクセスポイントを構成するAPのみのモードにします。モードの変更は、Windowsタスクバーの右下のアイコンの中から、今回インストールした設定ソフトを右クリックし、APモードにします。(ここでも、モードが変わらないなど何度かトラブルがありましたので、OSを再起動したり、ドライバーを入れ直したりもしました。いったん動き出したら安定になりました。)
先ほどのアイコンをダブルクリックをするか、右クリックから設定を選び、設定ユーティリティーを開きます。SSIDを設定しますが、名前を適当なものにし、同じ画面に出てくるアダプターをVirtualなものから下の写真のようにハードウェアに変更し、上の右矢印を押しパスワードなどを設定します。これをやらないと、結局SoftAPと同等になってしまい、5GHzで接続できません。
その後、タスクバー右のWiFiのアイコンをクリックして出てくる「ネットワーク設定」を押すなどしてネットワークの設定画面を開き、左の「状態」を押して、「アダプターのオプションを変更する」を選択するなどして、ネットワークアダプターの画面まで行きます。今回出来たWi-Fi2を右クリックし、「プロパティ」から「構成」を押してアダプターのドライバーを設定できる画面を開き、「詳細設定」のタブを開き、「Channel Mode」を選び、ここで「5G Only」を選び、5GHz専用にします。OK押してアダプターがいったん消え、再度作成されます。これでクライアントから接続する準備ができました。(5GHzs専用にすると、エラーダイアログが何度か出たりしますが、適当に消してしまえば問題なく動くようです。)
その後クライアントから、先ほど設定したSSID名のアクセスポイントを選びますが、この際DHCPで接続するとIPが192.168.123.xxxになってしまいます。接続する機器のIPは192.168.123.xxxのどれかに固定してしまった方がリモートデスクトップのIPを固定できるのでいいと思います。
いったん設定すると、PCを再起動しても自動的にAPモードで立ち上がりますが、最初の頃トラブルでログインしてあらわにAPモードにしないとSSIDが現れないということがありました。こんな場合はドライバーを再インストールした方が早いと思います。
ここから2017/2/11 追記:
----------------------------------------
どうもこのAPモードで立ち上げるのが、立ち上がったり立ち上がらなくなったりで、うまく切り替わらないことが多いので、最後は結局
C:\Program Files (x86)\MediatekWiFi\Common>ApUI.exe
をスタートアップに登録してしまいました。その際タスクマネージャーのスタートアップでRaUI.exeを無効にすることを忘れないでください。これで圧倒的に安定になりました。
また、途中ドライバーのインストールとか、アンインストールとか色々やっていると、いざアンインストールしたいときに0x80040707とかいうエラーコードとともに、アンインストールもインストールも何もできなくなることがあります。
そんな時は
C:\Program Files(x86)\InstallShield Installtion Information
の中にある、フォルダを消してみてください。ただし上のディレクトリは隠しファイルになっていることがあるので、エクスプローラーの「表示」メニューの「隠しファイル」をチェックする必要があります。
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追記ここまで。
さて、この状態で安定して動くようになったのですが、もともとStick PCにUSBポートが2つしかなく、CCDと撮影用カメラを繋ぐので二つとも使ってしまっていたので、USBの拡張アダプターを追加して、そこに今回のLAN親機を挿しました。最初他のPCにこの親機をつけて、Stick PCとiPad双方から繋ごうと思ったのですが、一台増えるとトラブルの可能性も増えますし、計算機自身のバッテリーの心配もしなくてはならなくなるので、結局USBアダプターの追加を選びました。本当は一般の家庭内無線LANルーターみたいに、PCに接続しなくても単独で動くことを期待して、バッテリーのUSB給電だけで動くといいなと思っていたのですが、この機器はPCにつながない限りは親機にはなれないことがわかりました。
とりあえず多少の不満はありますが、いったん設定さえできてしまえば5GHzの接続はやはり圧倒的に安定です。
2017/3/23 追記: 予備のネットワークとしてBuffalo製のホテル用Wi-Fiルータを試しました。こちらはPCに繋がなくても、USBバッテリーにつなぐだけでネットワークが確立するところが利点です。
「無線LAN 子機 親機」で検索するといくつか見つかるのですが、注意することは必ず11ac対応のものにすることです。11n/a/b/gは2.4GHzなので意味がありません。あと、必ず親機と書いてあるものでないとアクセスポイントでの接続ができません。たまたまタイムセールだったAUKEYというところのWF-R3というものですが、リチウムイオンバッテリーのANKERとよく似た名前のメーカーです。ANKERも問題なく使えていますが、AUKEYの方が古くからある会社とのことで、日本語のホームページなどもあり、サポートもある程度なんとかなりそうです。
設定ソフトは一応日本語ですが、日本語が少しおかしいのと、インストール時に結構癖があるので、ネットワークやPCに慣れていない人は戸惑うかもしれません。まず付属の説明書は英語や、その他外国語で、日本語はありませんが、大したことは書いていないので、設定ソフトそのものを見た方が早いです。ドライバーは小さいサイズの8cm CDに入っているので、対応ドライブがない場合はWebから落とした方が早いです。「aukey driver」などで検索すれば出て来ますが、見つかりにくい場合はここからWF-R3というドライバーを落としてきます。(2017/2/11追記: すごくたどり着くのに苦労したので書いておきますが、オフィシャルウェブサイトはhttps://www.aukey.com/らしく、ここから辿れるhttps://www.aukey.com/downloads/にあるWF-R3 & WF-R5 Wi-Fi Adapter Driver for Windowsの方が若干新しいようです。)ドライバーは普通にインストールすればいいですが、最初にWindowns PCのUSB端子に機器を接続してもLEDが光らず、OSを再起動したりしてやっと認識できたりしました。
この機器はclient, client+AP, APのみと3つのモードがあるのですが、今回欲しいのはアクセスポイントなのでAPの方を使います。clientは子機専用。client+Aは子機と親機の併用ですが、この場合のアクセスポイントはSoftAPとほぼ同等で、試したところ5GHzにはなりませんでした。今回の目的のためにはハードウェアでアクセスポイントを構成するAPのみのモードにします。モードの変更は、Windowsタスクバーの右下のアイコンの中から、今回インストールした設定ソフトを右クリックし、APモードにします。(ここでも、モードが変わらないなど何度かトラブルがありましたので、OSを再起動したり、ドライバーを入れ直したりもしました。いったん動き出したら安定になりました。)
先ほどのアイコンをダブルクリックをするか、右クリックから設定を選び、設定ユーティリティーを開きます。SSIDを設定しますが、名前を適当なものにし、同じ画面に出てくるアダプターをVirtualなものから下の写真のようにハードウェアに変更し、上の右矢印を押しパスワードなどを設定します。これをやらないと、結局SoftAPと同等になってしまい、5GHzで接続できません。
その後、タスクバー右のWiFiのアイコンをクリックして出てくる「ネットワーク設定」を押すなどしてネットワークの設定画面を開き、左の「状態」を押して、「アダプターのオプションを変更する」を選択するなどして、ネットワークアダプターの画面まで行きます。今回出来たWi-Fi2を右クリックし、「プロパティ」から「構成」を押してアダプターのドライバーを設定できる画面を開き、「詳細設定」のタブを開き、「Channel Mode」を選び、ここで「5G Only」を選び、5GHz専用にします。OK押してアダプターがいったん消え、再度作成されます。これでクライアントから接続する準備ができました。(5GHzs専用にすると、エラーダイアログが何度か出たりしますが、適当に消してしまえば問題なく動くようです。)
その後クライアントから、先ほど設定したSSID名のアクセスポイントを選びますが、この際DHCPで接続するとIPが192.168.123.xxxになってしまいます。接続する機器のIPは192.168.123.xxxのどれかに固定してしまった方がリモートデスクトップのIPを固定できるのでいいと思います。
いったん設定すると、PCを再起動しても自動的にAPモードで立ち上がりますが、最初の頃トラブルでログインしてあらわにAPモードにしないとSSIDが現れないということがありました。こんな場合はドライバーを再インストールした方が早いと思います。
ここから2017/2/11 追記:
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どうもこのAPモードで立ち上げるのが、立ち上がったり立ち上がらなくなったりで、うまく切り替わらないことが多いので、最後は結局
C:\Program Files (x86)\MediatekWiFi\Common>ApUI.exe
をスタートアップに登録してしまいました。その際タスクマネージャーのスタートアップでRaUI.exeを無効にすることを忘れないでください。これで圧倒的に安定になりました。
また、途中ドライバーのインストールとか、アンインストールとか色々やっていると、いざアンインストールしたいときに0x80040707とかいうエラーコードとともに、アンインストールもインストールも何もできなくなることがあります。
そんな時は
C:\Program Files(x86)\InstallShield Installtion Information
の中にある、フォルダを消してみてください。ただし上のディレクトリは隠しファイルになっていることがあるので、エクスプローラーの「表示」メニューの「隠しファイル」をチェックする必要があります。
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追記ここまで。
さて、この状態で安定して動くようになったのですが、もともとStick PCにUSBポートが2つしかなく、CCDと撮影用カメラを繋ぐので二つとも使ってしまっていたので、USBの拡張アダプターを追加して、そこに今回のLAN親機を挿しました。最初他のPCにこの親機をつけて、Stick PCとiPad双方から繋ごうと思ったのですが、一台増えるとトラブルの可能性も増えますし、計算機自身のバッテリーの心配もしなくてはならなくなるので、結局USBアダプターの追加を選びました。本当は一般の家庭内無線LANルーターみたいに、PCに接続しなくても単独で動くことを期待して、バッテリーのUSB給電だけで動くといいなと思っていたのですが、この機器はPCにつながない限りは親機にはなれないことがわかりました。
とりあえず多少の不満はありますが、いったん設定さえできてしまえば5GHzの接続はやはり圧倒的に安定です。
2017/3/23 追記: 予備のネットワークとしてBuffalo製のホテル用Wi-Fiルータを試しました。こちらはPCに繋がなくても、USBバッテリーにつなぐだけでネットワークが確立するところが利点です。