ほしぞloveログ

天体観測始めました。

2016年06月

また東京に行く機会がありましたので、以前IR改造済みの中古のEOS X5を購入したSTARSHOPさんに行ってきました。

ここは中古販売やオークションもやっているショップで、ついこの間もセレストロンのC11がオークションで出ていたのですが、ショップに来るとオークションに出品されているものを実際に見ることができます。今回はセレストロンのC8やビクセンのR200SSが出ていました。C11の時は補正板のコーティングが一部剥がれてしまっていたらしいのですが、C8も補正板が少し汚れています。店の人によるとC11の時よりは全然マシとのことでした。(追記: 結局このC8を後に落札することになります。)

ここでは中古のVixenの2.5mmのアイピースを購入しました。5mmのアイピースでも土星が綺麗に見えないので、さらに拡大してみようという魂胆です。一応3倍バローレンズも以前買ったので、倍率的にはそれを超えないのですが、アイピース単体で試してみたかったことと、値段的に中古で安価だったので、せっかくの機会と思い購入しました。

その後前回と同じ、シュミット、スターベース、KYOEIと回りましたが、今回はシュミットでバーティノフマスクを購入したのと、あとは前回と同じくスターベースで雑誌のバックナンバーを少し購入しただけです。
 

赤外線フィルターカットのX5を手に入れたので、6月10日いつもの牛岳にて赤色が目立つ星雲を撮ってみました。焦点距離800mmのBKP200での直焦点撮影になります。惑星と違って、メシエ天体は十分に大きなものも多いので、拡大撮影の必要はないので、むしろ星雲撮影を先にやればよかったかもしれません。ただ、赤外線カットフィルター加工のカメラを手に入れるのが少しハードルが高いのですが、ちょっと探すとヤフオクやスターショップで、中古で結構手の出る位の値段で出ているものです。

今回は2種類。導入は実は両方ともベテランの方にやってもらいました。

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まずはM17。2分間露光で何枚か撮り、一番流れていないものをGIMP2.9で修正。思ったよりはるかにきれいに赤が出ました。カメラは中古だったのでたいしてお金をかけているわけではないのですが、このくらいのものが撮れたらかなり満足です。

ただ、外側にコマ収差が出てしまっています。コマ収差補正フィルターというのがあると望遠鏡を買った店から聞いているので、次は試してみたいです。


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次にM27。これも2分間の露光で、GIMPで修正です。別名アレイ星雲とかとも呼ばれているそうです。

星雲は眼視だと色もつかないので、撮影で長時間露光するのがやはり絵になります。メシエ天体だけでも110もあるので、そのうちに全て写真に収めてみたいです。



これまで撮影は娘が持っているEOS X7を使ってきましたが、星雲を写す時にHα線からでる赤色がうまく出ないという話を聞きました。これは実は一番最初に望遠鏡を買う時にショップで聞いたのですが、その時はまだ撮影もできたらやってみようくらいで聞き流していたのですが、せっかく撮るのにやはり星雲の赤が出ないのはつまらない気がしてきました。

赤色を出すためには赤外線カットフィルターを取り除く改造が必要になり、自分でもできるかもしれないようですが、技術が高度で一般的には改造専門店に頼んだほうがよさそうです。ただし、改造費が結構するのと、今のX7は娘が普通の撮影にも使っているので、おいそれと改造してしまうわけにもいきません。

そんな中、中古で改造済みのEOS X5が安く出ていたので、早速注文しました。

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X7と比べるとISO6400(拡張設定で12800)までしか行かないですが、実用上は十分です。ボタン配置が大分違いますが、これも慣れると思います。2世代前(X8iも出ているので3世代前?)になりますが、機能的に特に不満はなく、むしろバリアングル液晶がとても便利です。CCDの感度はどうなのでしょうか?Webで情報を集めた限りでは特段いいという話は見つからなかったので、X7よりは劣るのでしょうか?

週末に早速 試してみようと思います。


 

東京に行く機会があり、少し時間があったので、天体ショップをいくつか回ってみました。

シュミット

BKP200が重いので、これまでウェイトが足りなくて、家にあった万力をウェイト代わりに使用していました。やっと今回Advanced VX用のウェイトを購入。新幹線で持って帰るのは大変でした。他にも3倍バローレンズを購入しました。これで、惑星を見る時にまだ倍率が足りていないのか、それとも望遠鏡の限界なのか判明すると嬉しいのですが。


スターベース

モーターフォーカサーを購入。国際光器で売っているものと同一だと思います。
ここでは雑誌のバックナンバーを結構大量に購入しました。特に星ナビの2011年4月号は望遠鏡を購入したショップでも進められていたので、バックナンバーがないかずっと探していましたが、製図あり、メシエ天体の解説ありで、とても参考になる号です。さらに、店の外のカゴには一冊百円で古い雑誌が売っていたので、手で運んで辛くないぐらいの量を買いました。あと、娘用に「星空さんぽ」という雑誌を買いました。バックナンバーみたいですが、今回買ったのはNo.2の夏号で、これからのキャンプなどにもいいかなと思ったからです。娘が気に入ったらまた他の号も買おうかと思っています。

KYOEI

あまり時間がなかったので、じっくり見られませんでしたが、M-GENのオートガイダーが置いてありました。欲しかったのですが、ちょっと予算オーバーで今回は諦めました。


今回は上記3件です。東京にはもう何件かショップがあるみたいです。また行ってみたいと思います。
 

星とは関係ないのですが、今年もホタルの時期になりました。例年に比べて少し早いのですが、毎年ホタルが出る場所でもう見えているらしいので、せっかく買った一眼レフカメラを生かすべく、ホタルの撮影に家族4人で出かけました。夕方7時半位の暗くなりかけた頃、何人か同じ方向に向かって歩いていくので、我々もついていき、駐車場から5分くらいの田んぼの脇の水路のようになっているところで早速ホタルが光り始めていました。

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写真をクリックして、ぜひ拡大してみてください。この時期のホタルはゲンジボタルです。蛍が飛ぶのは夜9時頃までなので、急いで撮影を開始します。当然マニュアルフォーカスなので、ピントを合わせるのに苦労しました。適当な距離に何か明るい物があればいいのですが、たまたま入ったホタルでピントを合わせたりしていました。

少しだけ星関連の話題ですが、この日はあいにくの曇りでし。できれば星と一緒にホタルを写してみたかったです。もっと言うなら、天の川をバックにホタルを写したいのですが、初夏の天の川はホタルがピークの頃にはまだ低い空をいるので、なかなか時間が合わなくて条件的に厳しいかもしれません。

上の写真は5秒露光で何10枚か連続で撮ったものを比較明合成したものになります。比較明合成に使ったソフトはSiriusCompというフリーのソフトです。Timelaps映像なんかもこれで作ってしまいますが、これについてはまた他の記事で書くことにします。


X7を購入した量販店は中古品も扱っているみたいです。たまたま覗いてみると手持ちの三脚よりもかなり良さそうな三脚が安く出ていました。Manfrottoというメーカーらしいですが、ネットで調べてみると新品で3万円ほどで売っていたものらしいです。少し傷はあるのですが、どうせ夜使うのでほとんど気にならないと思い購入しました。今手持ちのものよりも高くまで足が伸びるし、足の根元を切り替えて相当角足を開くこともできるので低くすることもできます。随分と使いやすそうです。

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