ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:2022年

毎年2月は恒例の1年間の振り返りの時期です。いや、1月はなんか忙しいので結局2月になってしまうというのが実情なんですが。ちなみに、昨年のまとめはここにあります。



こうやって去年のを見ると反省のしがいがありますね。実際には目標がなんだったかとか結構忘れてしまっていますが、いろいろ思い出させてくれます。


機材

2021年末にSCA260を購入して以来、SAC260の撮影に夢中でそこまで大きな機材は追加していません。唯一の大物が赤道儀です。

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自宅玄関に並ぶCelestron赤道儀三兄弟です。
大きくて三脚もゴツいのが新参のCGX-Lです。

SCA260の購入を検討したときに、当時手持ちの赤道儀CGEM IIは一応積載制限内だったので購入を決意したのですが、実際にSCA260を乗せてみると想定以上に揺れてしまいました。その対策として同じCelestronの大型赤道儀CGX-Lを導入することにしたというわけです。サイトロン展示場に残っていたもので、安く譲って頂きました。流石にこのクラスの赤道儀になるとかなり重いSCA260でもピターっと星像が止まります。


実際、昨年の目標を見てみると、
  • 大型赤道儀を手に入れるとなっている
ので、そういった意味では機材に関しては目標達成となりました。

もう一つ特筆すべき機材はASI2400MC Proです。このカメラはお借りしたものですが、撮影した画像(123)を見ると別格です。画像処理をしていても階調がもれなく残されている感触です。ASI294も悪くないのですが、処理をする際の素直さが全然違いました。フルサイズのカメラなので、比較的広角で性能が出るカメラだと思いました。その分値段もかなりのもですが、もし予算がとれるなら確実に今の手持ちのフルサイズの6Dを置き換えたいと思っています。

では今年の目標はというと、最近あらためて広角をできるだけ短時間で撮影したいとおもうようになってきたので、
  • 短焦点の明るい鏡筒で、かつ四隅まで星像がきちんとでる鏡筒を手に入れること
でしょうか。候補としては3機種あります。
  1.  タカハシ ε130 13cm f430mm F3.3 27万円
  2. Celestron RASA8 20cm f400mm F2.0 35万円
  3. SHARPSTAR 15028HNT 15cm f420mm F2.8 カーボン鏡筒 33万円
ただしε130は納品まで1年半くらいかかるらしいこと。RASA8はF値が2台でナローバンドだと大変そうだという話があるのと、やはりじゃじゃ馬として名高いことがあります。15028HNTは入手しやすそうですが、スポットダイアグラムの緑の分離が少し気になります。といってもε130とそこまでかわるわけではないので十分な気もします。

もう一つの手は手持ちのTSA120でモザイク撮影で実効的に焦点距離を下げるのでもいいのですが、上記明るい鏡筒でさらにモザイク撮影して焦点距離200mm台を狙いたいと思っているので、TSA120だと4x4モザイクとかなって少し大変になりそうです。


撮影

2022年はSCA260に夢中な年でした。26cmという大口径、四隅まで隙のない星像、f1300mmでF5という適度な焦点距離と十分な明るさ。最初の頃は赤道儀が不十分で揺れに苦労しましたが、CGX-Lが来てからは十分な露光時間が取れるようになりました。私的にはかなり満足している撮影体制です。マア、ハコブノニハチョットオモイデスガ...。

2022年に撮影した画像については前々回(DSO)と、前回(月と太陽)の記事にまとめてあります。



1. DSO
DSOは2021年が17作例、2022年も19作例なので、ここ数年は月平均1.5作例となります。冬場の天気が悪い富山としてはまあまあの数になったかと思います。撮るときにはいくつかまとめて撮って、天気が悪いとしばらく撮れないこともあるので、私的には多くも少なくもなく、まあちょうどいいくらいの数です。いや、他のと合わせると少し手に余るくらいでしょうか。実は星景や大広角でまだ撮影しっぱなしで処理をしていないものがあるのですが、こちらはいつかそのうちに...。

2022年を振り返ると、最初の頃は5枚のフィルターホイールだったので、RGBかそれにHαを足した撮影くらいがやっとでした。ゴールデンウィークのころに8枚のフィルターホイールにアップデートしたので、やっとまともなLRGBやSAOナローバンド撮影ができるようになりました。自宅だと明るいのでRGBは厳しいかなとも思ってましたが、そこそこ淡いのまで出ますし、LRGBにしてからは分解能も結構出る事がわかったのでかなり楽しいです。でも年が明けてから開田高原で撮影したM81の背景を見ると、やはり自宅では暗いところでの撮影に勝てない事があることも実感しました。


2. 太陽

太陽はGallelyページを見ていただければいいのですが、一時期タイムラプス映像に凝っていました。hiroさんのアドバイスもあり、一通り手法は確立したのかと思いますが、その後粒状斑出しに行ってしまい、タイムラプス映像はほとんど進展がなくなってしまいました。



粒状斑もまだまだ全然満足ではなく、せっかく540nmフィルターも入手できたので、気流が落ち着いてきた春過ぎにはまた再開したいと思います。


3. 月
月に関しては、ほぼ皆既月食オンリーでした。地球の影を再現するのにいろいろ準備していましたが、結果としてはまだまだ準備不足だったことがわかりました。単純な追尾だけでは全然足りなく、地球本影の位置をきちんと計算し、それを赤道儀に教え込むような方法を取る必要がありそうです。次回の日本での皆既月食までにまだ3年近くあるので、じっくり準備できればと思います。




4. 星景

星景に関しては2022年は何とゼロです。実は飛騨コスモスで撮ったのがあるのですが、タイムラプスと一緒に処理しようと思っていて、結局手がつかずお蔵入りでした。気が向いたときにまた処理します。


目標
さて、昨年の目標は
  • SCA260で銀河まつりに参戦
というものでした。Gallelyを見ていただくといいのですが、銀河の作例数は7つで、そこまで多くはないですがまあ目標達成と言っていいでしょう。でも銀河まつりに参加したかというと、ひたすら一人でやっていた感じで発表もブログと宣伝のTwitterだけと、まつりとは言えないかもしれません。

さて今年の目標ですが、
  • 短焦点で広角で淡いところまで撮影する
というのにしたいと思います。具体的にはSh2-240:スパゲティ星雲やSh2-129:ダイオウイカ星雲などの広くて淡い難物を自宅でどこまで出るかを試してみたいのです。機材のところでも書きましたが、短焦点で明るい鏡筒を手に入れるか、もしくは手持ちの機材でモザイク撮影にも挑戦してみたいと思います。だんだんレベルが高くなってきますが、どこまでできるものなのか?


画像処理

画像処理に関する昨年の目標は
  • 妥協しない
だったのですが、どうでしょうか?そこそこは守ったつもりですが、相変わらず恒星の処理は下手くそです。でも、2022年の最後の方で大きなことがありました。BlueXTerminator(BXT)です。このソフト自身は凄くて、たとえば


で書いた記事を読んでいただけるとわかりますが、分解能出しだけでなく、恒星の補正も含めて相当な効果です。以前撮影した画像の再処理の記事はまだ一つだけですが、たとえば三日月星雲はものすごい分解能になります。この再処理関連はもう少し続ける予定です。


BXTは思わぬ副効果も与えてくれました。処理がPixInsight内で閉じやすくなったことです。私が苦手なDeconvolutionと恒星の補正をうまくやってくれるので、Photoshopにわたすタイミングを相当遅らせるか
、無理して渡さなくても良くなってきました。スターマスクを使用しての処理をPI上ではまだあまり試していないので、もう少し恒星を最適化できるかと思います。というわけでまだ妥協していますが、徐々に詰めていこうと思っています。

画像処理でもう一つ、PixInsightのSPCCに関してですが、2年前からセンサーの応答や、フィルターの応答の違いの問題を主張してきしていたのですが、その考えがほぼそのままSPCCで実装されたのにはびっくりしました。しかもこんなに早く。やはり中の人たちも同様に問題と考えていたのかと思います。


触ってみた限り、SPCC自身もまだ完璧ではないようですが、確実に最適化の方向へ進んでいるのかと思います。


電視観望

2022年の記事を振り返ると、電視観望単発のものは4つしかありません。もちろん観望会などではほぼ毎回電視観望を披露しているので実際の回数はもっと多いですが、新しいことはそこまで出来ていないことがわかります。技術的には成熟してきた証拠でしょうか。実際、新しい機器を使ったというくらいで、具体的にはASI2400MC Pro、SV405CC、Vespera、ACUTERマウントなどですが、自分で考えた新しい技術とかいうわけではないです。






観望会の中での電視観望では、AZ-GTiの代わりにACUTERのさらに軽量なマウントのテストをしました。ついにカバンからおもむろに電視観望セットを取り出してパッと見てもらうという、マニアの自己満足の見せびらかしが実現しそうな雰囲気です。まだ少し安定性に問題があるようですが、この軽量化しての運用は今後大いに期待しています。


それでは電視観望自身は何回ほど試したかというと、記事の数と撮影記録から数えてみると1年で23回やっていることがわかりました。月2回平均ほどですね。回数は減ったのかと思いますが、それでもそこそこ実演しているのかと思います。


講演

電視観望ではむしろ講演などによる普及活動がとても多い2022年でした。どれも電視観望に興味を持ってくれた方がいて、講演に呼んで頂けたのですが、とてもありがたいことです。

最初は2月のCP+でした。2021年のCP+では自宅での生電視観望でかなり盛り上がり、おそらくこのCP+での講演が電視観望の普及にかなり拍車をかけたのではないかと思っています。2022年のCP+当日は仕事で都合が悪くなってしまったためにあらかじめシュミットでの事前録画だったのですが、夜の講演時にはなんとかリアルタイムで参加することができ、その場でチャットで質問に答えていくという方式を取りました。これは参加していただいた方にはかなり好評だったようです。

ありがたいことに、2023年も講演に呼んでいただけることになりました。2021年と2022年はオンライン開催だったのですが、2023年はとうとうリアル開催でやっと本会場に足を運んで講演することができます。

以下の2つの講演に呼んでいただいたのは、ものすごく意義がありました。話を持ってきていろいろ手配して頂いたMさん、その後強烈な推薦をして頂いたと聞いたIさんにはとても感謝しています。これらの講演では公開天文台に関わるプロの方達との交流が実現できました。普段あまり話すことができない方達で非常に貴重な機会でした。公開天文台でも既に電視観望を導入しているところ、また今後導入を考えているところが数多くあるということが実感できました。普段とは違った視点で考えることができ、アマチュア天文との違いも多くあるのだということが実感できました。遠く島根の地の夜に試した電視観望は今でも感慨深いです。



上の講演と少し通じるものがあるのが、天リフさんで呼んでいただいた電視観望会議で、基調講演で話させていただきました。少し小難しい話になってしまった感はありますが、今後の今後の発展も含めていろいろ長期で考えていたことを話させていただきました。


星まつりなどでも講演をさせて頂きました。志賀高原では久しぶりに遠出の旅行となり、妻も大喜びでした。この顛末は天文ガイドの10月号にも記事として載っています。小海の講演も定員一杯の方にきてもらいました。両講演とも初心者の方が多く、今でも参加して頂いたなかで幾人かの方とは交流が続いています。




雑誌掲載

もう一つ大きかったことは、天文雑誌への掲載かと思います。このブログでは触れていませんでしたが、天文ガイドに電視観望の入門記事を短期連載で書きました。その他名前が出ただけものも含めて、雑誌に掲載されたものを箇条書きにしておきます。
  • 天文ガイド2022年5月号, P46-47「電視観望で楽しむ星雲・星団の観察」
  • 天文ガイド2022年6月号, P6-15「自宅ではじめる電視観望」
  • 天文ガイド2022年7月号, P30-37「自宅ではじめる電視観望」
  • 天文ガイド2022年8月号, P34-39 「自宅ではじめる電視観望」, P81「マサが行く!『星の村天文台星まつり202』の巻」
  • 天文ガイド2022年10月号, P70-74「自宅ではじめる電視観望」, P83「マサが行く!『志賀高原天空フェス星』へ!」
  • 星ナビ 2022年5月号, P40「15万円で始める楽しい電視観望」
  • 星ナビ 2022年12月号, P53「チャレンジシリウスB後編」
  • 星ナビ 2023年2月号, P25「秋空にマニアが集う」

短期とはいえ、連載での執筆は初めての経験で、かなり大変だということがわかりました。締め切りもそうですが、記事の分量の調整、編集者とのやりとりなど、学ぶことも多かったです。長期で毎月連載されている方には頭が下がります。


遠征、近征など

こちらは遠征というよりは近征ですが、ゴールデンウィークに3日連続で自宅以外で撮影しました。





ほとんどがかんたろうさんに誘われたのですが、2023年の年が明けてからも含めて本当に遠距離という意味の遠征に2度ほど繰り出しています。周参見は思ったよりかなり遠かったです。開田高原は寒すぎでした。でも帰ってから思い出すと、大変だったことも含めてなんかとっても楽しかったんですよね。普段星まつりとか以外はほとんど遠征しないので、メジャーな遠征スポットに行けたというのはとてもいい経験でした。



いつもの飛騨コスモスでの観望会もコンスタントにありました。こちらもコロナがだいぶん収束してきたのである程度実現できたものです。かんたろうさんが眼視で頑張ってくれて、私もずいぶん覗かせてもらいました。その中でもM57に色がついて見えたのは衝撃的でした。それも単色というわけでなく、青と緑と、一瞬周りにオレンジが見えて、実際の写真と照らし合わせてみると同じ色配置だったので、見間違いとかのレベルではない確実な色のつき方でした。






星まつり

星まつりはやっとリアル開催が再開されるようになってきました。2022年は3つの星まつりに参加できました。どれもとても楽しかったです。各記事を見てもらうとその雰囲気がわかってもらえるかと思います。実際に全国の星仲間に会えるのは星まつりの醍醐味です。その一方、原村の星まつりが開催されなかったこと、最大の胎内がオンラインだったのが残念でした。

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2022/10/9-11


  • 京都るり渓「星を求めて」: 2022/9/18


  • 小海「星と自然のフェスタ」: 2022/11/11~13



レビュー

今年も自分で買ったもの、お借りしたものも合わせて、機材のレビューをしました。



星座ビノはハイエンドのものでの比較をしました。ハイエンドと言っても星座ビノ自身がそこまで高価な機材ではないので、集めること自体はそこまで負担にはなりません。


過去記事(その1その2)も参照されるといいかと思います。実際手持ちの星座ビノもすごい数になってきました。どれも見た時のインパクトがすごいことと、観望会で見比べをやったりすると盛り上がるので、いまだに興味深い機材なのだと思います。

サイトロンさんにご提供して頂いた機材はたくさんあります。その中でも単発の記事にしたものは以下の二つです。中にはいくつかの記事にわたって標準機材となっているFMA135やUranus-Cなどもあります。いろいろ試させて頂いて、本当にありがとうございます。




もう一つ、別のところからですがASI2400MC Proを使わせて頂いたのは非常にいい経験でした。既に上の方である程度書いてあるので繰返しにもなってしまいますが、今あるフルサイズのEOS 6Dを本気で置き換えたくなっています。感度、表現力、冷却などどれをとっても1段階上の印象です。いつか余裕が出たらこのクラスのカメラを持ちたいです。お貸し頂き本当にありがとうございました。


天文関連ショップ、施設

こちらもコロナが収束し出して、やっと実際の施設や店舗に行けるようになりました。特に関東の天文ショップはほぼ3年ぶりで、店舗の様子もかなり変わっていました。長期間店舗にお客さんが入れない状況は思ったより影響が大きかったのかと思います。名古屋で行ったコニカミノルタの前面LEDのプラネタリウムは衝撃的でした。高コントラストのおかげで、雲や夕焼けなどの何気ない風景がまるで本物のようでした。今月のCP+で横浜に行く機会があるので、もし時間が取れるならそちらも行ってみたいと思います。





周参見の途中でEYBELLにも行きました。



技術的な話など

技術的な話の記事です。それほど数は多くありません。SCA260関連、赤道儀の調整などです。本当にテクニックらしいのは、赤道儀の水平とりは本当に必要か議論したことくらいでしょうか。カメラの回転角は小技ですが、結構便利かと思います。












参考書籍、Zoom会議、オフ会など

天文関連の書籍はちょくちょく買っているのですが、記事にしたのは下の2本です。




あと、皆既月食で天体の位置計算をしたくて中野主一さんの本を何冊か買っています。



自前の講座は2回開きました。kyoyaさんの質問から盛り上がった入門講座と、CGX-Lの変な振動から盛り上がった制御講座です。





観望会以外で星仲間と集まったこともありました。迷人会のえいじさんが石川に帰ってきているということで、あんとんしゅがーさんと一緒にスタバに集まって星談義です。


小海の星フェスで知り合った方で富山近くに住んでいるご家族が自宅に来てくれたりもしました。こういった新しいつながりもまた嬉しいものです。



最後に

2022年もコロナでいろいろと制限されていましたが、こうやって見てみるといろいろ活動していますね。撮影と講演の比重が多いでしょうか。新しい項目では雑誌掲載と遠征が入ってきました。その一方、分解能挑戦が消え、星景が消え、機材調整などがずいぶん縮小しています。2023年は自分でいろいろ試す実験をもう少し充実させたいと思います。

ブログ記事としては2022年1月1日から12月31日までで104本書いたことになります。一昨年が114本だったとのことなので、少し減っていることになります。相変わらず一本一本の記事が長すぎるので、毎年のごとくですが反省しています。それでも短くならないのは全然反省が足りないからだと思います(笑)。

最近少し忙しいので2023年もここまで記事にできるかはわからないですが、楽しんでやっている限りまだまだ星活動は続くのかと思います。


2022年に撮影した画像のまとめです。まとめておくと後から見て楽なので、昨年から始めてます。ちなみに2021年の画像のまとめはここにあります。


ASI2400MC Proでの撮影

「M65、M66、NGC3628: 三つ子銀河」
Image206_pink_ASx4_bg4
  • 撮影日: 2022年3月27日22時33分-3月28日1時56分、3月29日21時50分-3月30日2時35分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: 無し
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 150、露光時間10分、34枚で総露光時間5時間40分
  • Dark: Gain 150、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「IC1396: ケフェウス座散光星雲」
masterLight_integration_ABE_PCC_ASx5_HT_starreduction_SCNR3a_tw
  • 撮影日: 2022年5月29日0時57分-3時13分
  • 撮影場所: 岐阜県飛騨市
  • 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
  • フィルター: なし
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイド
  • 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x45枚で総露光時間2時間15分
  • Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「IC4592: 青い馬星雲」
masterLight_180s_ABE_PCC_ASx4_SCNR_bg2_cut_s
  • 撮影日: 2022年5月6日0時10分-2時57分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
  • フィルター: なし
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x55枚で総露光時間2時間45分
  • Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


RGB合成(+Hα)

「IC434: 馬頭星雲」
Image34_PCC_AS_HT5a_cut
  • 撮影日: 2022年3月3日22時46分-23時7分、3月4日22時4分-22時14分、3月8日21時58分-23時06分、3月9日19時13分-22時25分、3月10日19時45分-22時2分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB, Hα:7nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 30枚、B: 22枚、Hα: 23枚の計97枚で総露光時間4時間51分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、それぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M100」
Image27_ABE_PCC_crop_DBE_decom_stredu_ABE_PCC6
  • 撮影日: 2022年3月3日23時51分-3月4日4時37分、3月10日2時54分-5時1分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 22枚、B: 24枚の計68枚で総露光時間3時間24分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、RGBそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M101: 回転花火銀河」
Image88_ABE_PCC_DBE_decom_AS_AS_starreduction_SCNR_CT5
  • 撮影日: 2022年3月8日23時26分-3月9日3時26分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 23枚、G: 8枚、B: 11枚、Hα: 4枚の計46枚で総露光時間2時間18分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、 RGBとHαそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M51:子持ち銀河」
Image199_ABE_pink_crop_DBE_Decon_HT_SR5_rot_tw
  • 撮影日: 2022年4月2日20時32分-4月3日3時50分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB、Hα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 7枚、G: 7枚、B: 10枚、Hα: 3枚の計27枚で総露光時間4時間30分
  • Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、Hα: 0.3秒、 RGBとHαそれぞれ64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M104: ソンブレロ銀河」
Image10_RGB_crop_ABE_ABE_PCC_DBE_AS_HT_SR2_cut
  • 撮影日: 2022年4月22日20時1分-4月23日1時18分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃), bin1
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 6枚、G: 7枚、B: 6枚の計19枚で総露光時間3時間10分
  • Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、RGBそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「NGC4038: アンテナ銀河」
Image196_pink_deconv4
  • 撮影日: 2022年5月4日21時14分-5日0時5分、5月5日21時14分-6日0時51分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、R: 15枚、G: 9枚、B: 9枚の計33枚で総露光時間5時間30分
  • Dark: Gain 120、露光時間10分、29枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB: 0.07秒、RGBそれぞれ64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


ナローバンド

「NGC2359: トール兜星雲」
Image07_DBE_PCC_DBE_AS_HTx3_reducestar2_3_crop_mod
  • 撮影日: 2022年1月22日22時2分-23日2時5分、1月27日18時57分-21時00分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader Hα:7nm、OIII:7nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド: オフアクシスガイダー + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα27枚、OIII36枚の計63枚で総露光時間3時間9分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間0.2秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M17: オメガ星雲」
AOO_ABE_PCC_AS_AS_HT_mod

SAO_dim3_mod
  • 撮影日: 2022年5月6日1時24分-2時33分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα: 5枚、OIII: 6枚、SII: 7枚の計18枚で総露光時間54分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、温度-10℃、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「NGC6888: 三日月星雲」
Image11_SPCC_BXT_HT_HT_CT_SCNR_NXT_maskB_CT_CT_CT_ok2
  • 撮影日: 2022年5月25日1時8分-2時59分、26日0時33分-2時56分、30日0時37分-3時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、Hα: 12枚、OIII: 13枚、SII: 13枚の計38枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間10分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「VdB142象の鼻星雲」
Image05_SCNR_ASx4_HT_SR_bg4_low
  • 撮影日: 2022年6月1日0時29分-3時2分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、Hα: 10枚、OIII: 9枚、SII: 9枚の計28枚で総露光時間2時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


LRGB合成

「IC514: まゆ星雲」
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  • 撮影日: 2022年9月29日22時50分-30日3時42分、9月30日21時14分-10月1日2時37分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 41枚、R: 19枚、G: 16枚、B: 22枚の計76枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「C4, NGC7023, LBN487: アイリス星雲」
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  • 撮影日: 2022年10月1日20時50分-2日0時9分、10月20日19時12分-21日0時39分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 38枚、R: 14枚、G: 14枚、B: 17枚の計76枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC

 
「sh2-136ゴースト星雲」
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  • 撮影日: 2022年10月25日20時2分-26日0時27分、10月26日19時17分-21日0時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (初日分は-10℃、2日目は+9℃から11℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 54枚、R: 18枚、G: 15枚、B: 12枚の計99枚で総露光時間9時間55分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M81:ボーデの銀河」
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  • 撮影日: 2023年1月21日21時19分-22日5時22分
  • 撮影場所: 長野県開田高原
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L:28枚、R:12枚、G:11枚、B:12枚、Hα:6枚の計69枚で総露光時間5時間45分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L:0.001秒、128枚、RGB:0.01秒、128枚、Hα:20秒、17枚(dark flatは32枚)
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


拡大撮影

「M45: プレアデス星団中心部」
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  • 撮影日: 2022年10月1日3時28分-4時12分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、R: 1枚、G: 4枚、B: 4枚の計9枚で総露光時間45分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「C49: ばら星雲中心部」
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  • 撮影日: 2022年10月21日1時26分-4時00分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB、Hα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、RGBHαそれぞれ4枚の計16枚で総露光時間1時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB:0.05秒、Hα:1秒で、それぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
記事


まとめ

2022年ですが、前半ゴールデンウィーク頃まではまだ良かったのですが、特に後半あまり天気が良くありませんでした。そのため、撮り溜めていた画像処理をのんびり進めるという体制になってしまいました。でもこれあまりよくないですね。いつかやればいいやと思うと全然進みません。まだ3枚ほど残っています。一つはM82で、M81と同じようにそのうち撮り直すので、多分昨年春に撮ったのはお蔵入りになりそうです。後の2枚は星景に近いもので、いつか処理しようとは思っていますが、いつになるやら。お蔵入りかもしれません。

振り返ってみると、昨年はほとんどSCA260での撮影でした。最初の頃はSCA260の重さによる揺れに悩まされていましたが、CGX-Lが来てからはやっと揺れから解放されました。さらに8枚のフィルターホイールにしてからはナローバンドも楽しめるようになりました。でもナローバンドが面白かったかというと、正直、三日月星雲を見てもAOだけで十分な気もして、普通のRGBの方が色も鮮やかで楽しい気がしています。それよりも、LRGB合成は、RGBだけのときとは一線を画す分解能を得られるので、今後は本機撮影ではRGBだけにすることはもうないでしょう。さらに、2022年末に出てきたBlurXTerminatorは劇的に分解能を向上するので、今後の画像処理が楽しみです。

あと、拡大撮影は余り時間で撮影したものですが、これはまた別の楽しみです。見慣れている対象でも意外な表情を見せてくれました。こちらももう少し続けたいと思います。

2022年は全部で17対象(一部2023年も入っていますが)ですが、数枚を除いてほとんどが自宅撮影です。元々はそこそこ星雲を撮れたらいいなーくらいに思っていたので、自宅でここまで出るならまあ十分かと思っています。その一方、M81の背景のIFN(Integrated Flux Nebula)でわかったように、自宅ではなかなか出ないものがあるもの事実のようです。あまり無理をしないように、遠征にも少しづつ行けたらと思います。


皆さんこんにちは。ほしぞloveログのSamです。もう2月も半ば過ぎで遅きに失していますが、昨年の天文活動をまとめます。

実はこの記事1月中旬くらいから書き始めていたのですが、長すぎてちょっと嫌になり始めています。でもまとめておくと後から楽なので、とりあえず今年はなんとかまとめてみました。

IMG_3767
昨年の一番大きな出来事、SCA260の購入です。


機材

機材関連で去年の目標を見てみると
  1. モノクロ冷却CMOSカメラを手に入れる。
  2. 反射の口径の大きい性能の良い鏡筒を手に入れる。
となっています。

これは見事に2つとも達成できました。

1. モノクロ冷却CMOSカメラですが、ASI294MM Proを手に入れナローバンド撮影を試してみました。TSA−120での撮影ですが、M27は自宅でも淡いところまで出ることがわかり、かなり綺麗に仕上がりかなり満足しています。
 

でもこれ、ある意味次の新鏡筒のためにモノクロに進んだと言ってもいいのかもしれません。


2. 反射の口径の大きい高性能な鏡筒ですが、大口径のアストログラフィー鏡筒SCA260を手に入れたことは昨年一番の大きな出来事でしょう。一昨年のTSA120に引き続き、性能重視の大型鏡筒ということになります。手持ちの赤道儀CGEM IIに載せることができる最大口径に近く、かつ星像重視で、いまの私が持てる物としてはある意味最高クラスの鏡筒になるかと思います。予算的には妻との厳しいやり取りがありましたが、なんとか許可してもらいました。感謝しています。

いろいろ苦労していますが、どんどん星像が改善していくのは、はっきり言ってかなり楽しいです。 




性能については実際に撮影で確かめ始めていて、M33NGC253などすでにかなりの分解能で非常に満足しています。




ただし、15kgという重量は手持ちの赤道儀CGEM IIに対してはまだ重いところもあり、軽量化など工夫しているところです。



昨年の増強策で、鏡筒とカメラに関してはしばらくの間十分楽しめるくらいの機材の充実度になっています。その代わり赤道儀が少し物足りなくなってきているので、来年の目標は
  1. 大型赤道儀を手に入れる
とします。とにかくSCA260で安定に撮影できること実現したいのですが、機材の大型化は性能を求める代わりに機動性を犠牲にします。大型機材が本当に必要なのか、もしかしたらもっと気軽なほうがいいのかわかりませんが、まずは大型機材も手に入れて試さないことには判断もできません。

あと多分なんですが、鏡筒で満足したら赤道儀が欲しくなり、赤道儀に満足したらまたそれに載っかる鏡筒が欲しくなってしまうのかと思います。大型機材が揃ってくるとそのうちドームとか言い出すのでしょう。いつになったらこの沼から抜け出せるのか?仕方ないですね...。


撮影

1. 光害に対する挑戦
撮影に関しては、天気があまり良くなかったこともあり、大した数を撮れていません。むしろ天気の悪かった冬に月夜にもかかわらずノーフィルターで挑戦したM87なんかは、光害下でどこまで出せるのかという、面白い挑戦になりました。


M87で味を占めて、光害がある自宅でどこまで淡い天体を出せるか、青い色をどこまで出せるか、少し挑戦しました。



上の3例を見る限り、多少は健闘しましたがやはり淡い天体は暗いところに行く方がいいのかもしれません。ただし後半2つは機材を小口径に制限しているので、明るい機材を使っての再挑戦はあるかもしれません。

そう言った意味では、DBPで試した青色の挑戦はそこそこ上手くいったのかと思います。ハートと胎児星雲も青に気をつけて透明感が出るように処理してみました。


流石にワンショットナローのHαとOIIIだけなので恒星の色は厳しいですが、自宅でここまで出るのならまあ満足かと思います。

そもそもの目的が光害に対する挑戦とは違いますが、おとめ座銀河団をFC60CBで広角で撮ったのはものすごい数の銀河が入っていて、しかも長時間で露光したので細部まで細かく出ていて、相当面白かったです。
 
それでもこれも自宅撮影のフィルターなしなので、ここら辺まで撮れるのなら多少の多少の光害もなんとかなるのかもしれません。まあその分画像処理が大変になるのですが。


2. 星景写真

昨年は星景写真は真脇遺跡の一例だけです。


ちょうどスピリッツで連載の「君は放課後インソムニア」で真脇遺跡で撮影していた時で、その日出発した頃にかんたろうさんからそのことを教えてもらって、かなり盛り上がっていました。しかもこのころLivedoorブログの編集部の「推し」ページに何度か選ばれて、特にこの真脇遺跡のページはPVが劇的に増えるのでビビってました。


3. 太陽
太陽のタイムラプスも最初の頃は頑張ってました。


でもこれものすごいディスク喰いなのと、ずっと長い時間連続で快晴でないと撮影できないので、その後あまり挑戦していません。太陽タイムラプスは位置合わせが大変で、一時期ファインダーで太陽見ながらFirecaptureのガイドで位置ずれを起こさないようにできるかと思いましたが、やはりどうしてもブレてしまい結局いまだにいい方法は編み出せていなくて、手で一枚一枚位置合わせするのが一番です。


4. 月
月で昨年の一番大きかったことは、月食です。皆既月食ではなかったですが、これまで皆既に近いものをきちんと撮影できたことがなかったので、初めてのまともな撮影でかなりうれしかったです。念願だったターコイズフリンジも撮影でき満足でした。
 

が、ターコイズフリンジについては撮影後思うところもあり、こんな記事を書いてしまいました。


こうやって上の二つのリンクの見出し画像を遠目に見ると、ターコイズフリンジの色合いがよく似て見えるのは気のせいでしょうか?

あと、中秋の名月というのを初めて撮ってみました。ずっと曇りで諦めてたのですが、夜中から晴れたのを覚えています。
 


5. 分解能
分解能ベンチマークの一環で、ASI294MMを手に入れてからBIN1でどこまででるのか、月を使って試していた時期があります。


実はこれ、意外に気に入っていて、モノクロなんですが物凄い分解能が何気に出ています。かなり拡大しても耐えていてかなり楽しいです。シンチレーションとの戦いですが、口径の効果も大きく、SCA260を手に入れたことなので、これからもどこまで出るのか挑戦していきたいです。

他にも恒例のM57分解能にも昨年も挑戦しました。こちらもASI294MMを使い、モノクロの分解能を生かすべくRGB撮影で撮影してみました。
 
果たして更新できたかというと、シンチレーション制限のせいか以前撮ったASI178MCより少しだけいいか変わらないかという位です。今年はSCA260も参入できるので、これは継続して続けたいと思います。

分解能という意味では、春の銀河撮影もその一環です。昨年の春時点ではまだカラーのASI294MCしかなかったのですが、これも同じくVISACを主に撮影しています。
 
 
 
 
 
 

ただしこのVISACですが、この子はかなりのじゃじゃ馬です。
 
 
 
 

シミュレーションの結果から、物凄い調整制度が必要なことが分かったのですが、悩んでいる間にSCA260に走ってしまったので、全然進んでいません。事実上の敗北です。軽くて、中古ならこなれた値段で周辺まで鋭くいい鏡筒だと思うのですが、おにぎり星像だけはいただけません。これが出たり出なかったりなのですが、もう少し安定してくれていればSCA260に手を出さなかったかもしれません。

今年はSCA260で春の銀河祭りに参戦したいので、 分解能出しの目標は継続でしょう。


さて、昨年の目標を振り返ってみますと、
  1. モクモク暗黒体を撮影する。
  2. 銀河も積極的に手を出す。
と書いています。これに相当するのは飛騨コスモス天文台で撮影したアイリス星雲くらいでしょうか。


最近はほとんど自宅での撮影が多いので、これは珍しい遠征での撮影となります。ただし、撮影時間をそこまでかけることができなかったので、ノイジーだったのは否めません。暗い夜で撮影時間に制限があるのがいいのか、多少の光害地でも自宅で時間を十分にかけて長時間露光で攻めるのがいいのか、まだ迷っています。いずれにせよ、あまり目標が達成できたとは言えません。

今年は撮影目標は分解能を出すという意味で、
  1. SCA260で銀河まつりに参戦
としたいと思います。


画像処理

画像処理に関しては撮影の数が大したことがなかったのもあり、進化したのかどうか?一応昨年の目標を見てみると、
  1. ハッと思われる画像処理を目指す。
  2. 隙のない画像処理を目指す。
とあります。これらはあまり達成できていない気がします。

1ですが、色に関しては2020年はかなり派手目でした。昨年2021年は少し落ち着きましたが、まだ他の方から見たら派手かもしれません。海外のを見ると、もっと派手にしてもいいような気持ちもまだあります。M33の赤ポチもある程度抑えましたが、実はもっと派手目が好きだったりします。迷走状態ですね。

また、2の仕上げに関しても隙だらけです。恒星の処理は相変わらず上手いとは自分ではとても思えません。画像処理の腕というよりも、機材のおかげで良くなったところはあるかもしれません。例えば、SCA260の分解能は少し希望があるかもしれません。最近短時間撮影ではだんだん満足できなくなってきているので、10時間以上とかの超長時間撮影に走っていくのかもしれません。とくに銀河などの長焦点ではシンチレーションも気になってしまいます。こういった撮影時の隙をなくして、初めて画像処理で隙のないものを仕上げることができるのかと最近実感しています。

というわけで、今年の画像処理の目標は
  1. 妥協しない
としたいと思います。もちろん撮影時に妥協しないことも含みます。でもだんだん修羅の道ですね。大変そうだ...。


電視観望

昨年の目標は
  1. コロナ禍のうちはリモートでの企画を続ける
  2. 晴れてコロナ禍が終わったら、星まつりや観望会で電視観望の魅力を伝えていく
というものでした。一時期回復を見せたコロナ禍もまだ続いていますが、自分でのリモート企画はほとんどできませんでした。忙しかったり、天気が悪かったりもありますが、まあ言い訳ですね。

そのかわりですが、電視観望の普及という観点ではかなり活動できたかと思います。 まず、昨年のこの時期にCP+のサイトロンブースで電視観望についてライブ配信できたことです。

準備も含めて宣伝とかもしていました。その際に、明るいうちの中継でアラインメントが取れないとかの必要に応じで試した、AZ-GTiの経緯台モードでのシンプルプレートソルブは、配信を別にして反響が大きかったです。


当日は配信開始時にはドン曇りで、スライドもロングバージョンにしたのですが、トークが終わって空を見たらなんと快晴!そこから生電視観望配信で、特に自宅からのバーナードループはかなりインパクトがあったのかと思います。


反響もすごくて、星ナビでも扱ってもらいました。


もっと嬉しかったのは、「カメラバカにつける薬」で私のセットアップがそのままマンガ中に出てきたことです。キヤノンとかニコンに混じってですよ!これはとても嬉しかったです。


配信は当初は期限が設けられると聞いていたのですが、結局その後もYouTube に残されました。Youtubeは会話に英語の字幕をつける機能があるらしくて、なんと海外の方も見てくれているという情報が入ってきました。使ったスライドは日本語なので、急遽別途英語版のスライドも作りました。海外の方にも日本の電視観望技術が広まってくれると嬉しいのですが。
 
今年もCP+で話す機会をいただいたので、今度はもっと入門寄りにして、できればこれまであまり宇宙に興味を持てなかった方や、せっかくのCP+なのでカメラクラスターの方々にもっとアピールできたらと思っています。

他にも、「星をもとめて」でのオンライン講演でも電視観望について話す機会がありました。

最初は入門用と考えていたのですが、蓋を開けてみればCP+の続編のような形になってしまい、かなりマニアックな内容になってしまったのは大きく反省しているところです。

多分本州では唯一のリアル開催の星まつりの「星と自然のフェスタ」では、サイトロンブースにお邪魔して電視観望の宣伝をさせてもらいました。

FMA135+Neptune-C IIとSCA260+Ceres-Cと、口径も焦点距離も値段も10倍違うという、両極端な電視観望でリアル星まつりならではの比較でした。かなりの方に見てもらって、電視観望への注目を集めることができたのではと思います。

一方電視観望機材の方は、いくつか進化がありました。特にFMA135とASI294MCでの超コンパクト電視観望は、その広域特性も活かして、マニュアルでの導入も可能で、相当シンプルなセットアップに行き着くことができました。



ある意味、究極的な電視観望の一つの方向性なのかと思います。

他にも入門用に安価で手軽な機材のテストも継続して続けています。


今年のCP+の配信でも話そうと思っているのですが、IMX224を使った最安部類のCMOSカメラCeres-Cの値段はかなりインパクトがあり、短焦点で安価なNEWTONYと組み合わせることで、電視観望の敷居がグッと下がることを期待しています。



ダーク補正のコツみたいなのも書いています。



こうやって考えると、電視観望の普及等観点からはやはりCP+のオンライ配信が大きいかと思います。2022年2月現在で3万再生に達しようとしています。また、星まつりでの実演では観望会を主催や手伝うくらいのマニアの方も多かったと思うので、実際に見てくれた方が地元でさらに電視観望を発展させてもらえればとても嬉しいです。

というわけで今年の目標は2つで、これまでのことを引き続きと、今まであまりやってこなかったことという意味で
    1. 電視観望の普及を目指す
    2. 長焦点電視観望を試す
    としたいと思います。


    眼視

    一昨年前の2020年の最初の頃はTSA120で眼視を少し楽しんでいました。でもそこからしばらくおざなりになってしまい、2021年の秋頃に飛騨コスモス天文台の観望会で何度かかんたろうさんにOrionの25cmで星雲、星団など見せてもらいました。これがまた意外なほど面白くて、特に反射と屈折の見え方の違いがあり、TSA120の像があまりに動かないのにびっくりでした。ちょうど手に入れたSCA260でも見てみましたが、像はブレブレ。シンチレーションのせいなのか、今考えるとすでに光軸があっていなかったのかもしれません。




    今年に入ってからSCA260の光軸ぶれ問題が解決したので、26cmの反射と12cmの反射の見比べはまだまだ楽しみです。

    今年の目標は、
    • 自分の鏡筒で眼視をもう少し真面目にやってみる
    とします。シリウスBの挑戦も楽しそうですし、26cmで星雲星団をじっくり見たらどう見えるのか?「自分の鏡筒で」というのが多分重要で、興味のある天体を思う存分、時間の許す限りじっくり見てみたいと思います。


    調整、検証、考察など

    機材調整:
    まずは機材関係です。星を始めてすぐに買ったAdvanced VXですが、長年の酷使からかガタが目立つようになってきました。以前も一度直したのですが、再度調整です。

     
     

    AVXだけでなく、次はCGEM IIの赤経体のところに少しガタが出ていたのですが、冬になって寒くなると収まりました。今年は一度CGEM IIの方も分解する必要がありそうです。

    StickPCの電源にはいろいろ惑わされました。
     
    PDのGen3なら大丈夫という情報があり、別途Gen3対応のバッテリーを購入し試しましたが、やはり負荷が大きいと落ちてしまうことがわかりました。なので結局外でもACアダプターを電源に挿して使っています。


    機材評価:
    昨年もいくつかの機材を評価しています。サイトロンさんからは2019年のEVOGUIDE、2020年のEVOSTAR 72EDに続いて、2021年はVIRUOSOの評価を引き受けました。

     
     
     
     
     
     
    もう一つの重要な機材が、FMA135です。撮影なども少し試しましたが、フルサイズでもいけそうな雰囲気で、APS-C以下ならもう十分な星像を叩き出してくれます。
     
     
    ところがこれ、最初撮影にと思っていたのですが、電視観望のところにすでに書いてありますように超コンパクトな電視観望機材と昇華しました。


    解析:
    EOS 6Dの解析も少し進展がありました。
     
    結局自分で出したUnity gainはあてにならなかったですが、その過程で調べたユニティーゲインが判明してISO570付近だと分かったのが最大の成果です。また、場合に応じてどのISOで撮影すればいいかかなり明確になったのも嬉しかったです。

    それについての解説が難しいという話を聞いたので、出来るだけわかりやすく書いてみました。
     
    これまで書いてきたことの繰り返しの部分も多いですが、理解しておくと次のカメラの時にどのセンサーがいいとかの目安になるのかと思います。


    開発:
    センサーのクリーニング体制を充実させたのも良かったです。どうも私は扱いが荒いらしくて、センサー面が意外なほど汚れてしまいます。センサーの状態を見る方法、クリーニングするツール、クリーニング方法などある程度確立できたのかと思います。これは今後の撮影に役立っていくでしょう。
     
     
     


    その他、アイデア、トラブルシューティングなど:
    いろいろくだらないアイデアも記事にしていますが、昨年は数が少ないですね。
     
     
     

    目標についてですが、昨年も同様のことを書いたのですが、ここら辺のことはその都度問題になったときに考えたりするので、また今年も何かあったら適時記事にしていきたいと思います。


    観望会やオンラインイベントなど

    相変わらずコロナがなかなか収まらないのですが、年末までの一時期に少し活動がありました。

    飛騨コスモス観望会:
    まずは恒例の飛騨コスモス天文台での観望会ですが、結局昨年はわずか2回です。でも2回でもできただけでもマシなのかもしれません。ポストカードがわりに画像を印刷していって配ったのですが、子供たちがすごく喜んでくれて、キラキラした目で話しかけてくれたのが印象的です。




    Mちゃん:
    科学博物館はよく考えたら昨年一度も行っていないかもしれません。コロナがもう2年にもなるので、特に市などの公共が主催の活動は相当制限されてしまいます。スーパー小学生Mちゃんとは自宅や牛岳で何度か一緒に星を見ました。今は中学入試で頑張っているはずです。春になったらまた一緒に活動したいと思います。






    星仲間:
    県天の星仲間が自宅に来ました。その後牛岳で何度か会うことになります。


    富山の新しい星仲間のHさんをつれて、県天の人たちと牛岳で集まりましたが、天気が悪くて残念でした。その後も冬の天気になってしまい、休日になかなか天気が良くならないので、春になったらまた一緒に、今度こそ綺麗な電視観望を見せてあげたいと思います。


    名古屋でykwkさんとお会いしました。その後SCOPIOでC8を購入され、PSTも購入され、ブログでも大活躍ですね。



    星まつり:
    昨年参加した星まつりは2つだけです。他はほとんど中止か配信のみです。胎内も少し試聴していましたが、やはりリアルの星まつりには及ばないなあというのが率直な感想です。コロナ禍では仕方ないですね。コロナが収まってきた時を狙ったかのような唯一のリアル開催は「星と自然のフェスタ」の一つだけです。これは久しぶりで本当に楽しかったです。



    今年の状況はまだ全然予測できません。オメガ株が収まってくれるのか、そのまま高止まりという話も出ています。人との実活動は無理をせず、できる範囲で続けれたらと思います。


    その他、ブログについてなど

    その他、天文活動ではないですが記事にしたことを。

    一つはケーキ作り

    なぜか反響が大きかったです。Livedoorブログ編集部の「推し」ページにも選ばれました。

    もう一つは地獄谷の光です。

    このときはTwitterがバズってびっくりしました。結局結論は出ていませんが、また行く機会があったらもう少し近くに行って見てみたいと思います。

    ブログについてですが、22021年の1月1日から12月31までに114本の記事を書きました。3日に一本くらいですね。でもこれも波があります。書くときは毎日に近く、書かないときは数週間書かない時もあります。大抵はネタ切れや、なんかの拍子でやる気がなくなったときです。土日は時間が取れるのでそこで本数を稼ぐことも多いです。

    目標と言っていいのかわかりませんが、最近長い記事で時間がかかってしまうことも多いので、少し短めにして気楽に書こうと思っていますが、果たしてほんとに短くなるのか心底心配してます。過去にも何度か短めにするとか言っていたのですが、全然実行できてないです。

    今この記事を見返してみると、天気が悪かったとか、忙しかったとか思ってましたが、結構いろんなことやってますね。今年は6月にとうとう50歳の大台に乗ります。まだ大丈夫ですが、そのうち体力も無くなっていくので、できるうちにできることをやっておきたい気もします。でも焦らずに、無理はせずに、着実に、何より楽しみながら今年も続けれたらと思います。

     

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