ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:木星

CANPから帰って、いろいろ忙しくて画像処理が追いついていませんでした。やっとCANP前の2016年6月14日、実はこの日は誕生日だったのですが、かなりシーイングがよさそうなのと、大赤班が21時ころから現れるので、前回と同じくC8での撮影となりました。

前回からの進展ですが、これまで撮影時にDebayerをしていたのでSERファイルを8bitでしか保存していなかったのを、Debayerを解いて16bitのオプションにきちんとチェックを入れたとです。これが結果にどのくらい影響があるかは後日検証するとして、とりあえず今回まずは16bitで撮影することができました。

実際の撮影は3倍バローで5000フレームを4本、その後5倍バローで4本撮りました。まだHDDの容量が余っていたので、大赤班の移動を見るために5分くらいおきにあと7本撮ったのですが、徐々にシーイングが悪くなっていったように思います。

シーイングに関しては、最初はピント合わせで衛星を使っていたのですが、その衛星も徐々に見えにくくなっていったのと、大赤班もそれに伴って動画で確認しにくくなってきたので、1時間くらいの間にシーイングは結構変わっていったことになります。

画像処理を試したのですが、結局後半の方が5倍バローで画素が細かいだろうことと、大赤斑がより真ん中に来ていたので、こちらを処理することにしました。しかしながらかなりノイジーだったので、後半の11枚をWiJUPOSで全て使って一枚の画像にしました。そのため端のほうのクオリティーが落ちてがしまっています。


2017-06-14-1249_0-RGB3_cut


富山県富山市 2017/6/14 21:33:09

C8 + Explore Scientific x5 barlow lense + ASI224MC + Advanced VX


F50, f=10000mm, Shutter 5ms, fps79, gain 480, 3000/10000frames x 11sets


やっと念願の大赤班を取ることができました。シーイングはよかったのですが、処理をするとあまり大したことはなかったのが少し残念です。

先日の木星画像をFacebookのデジタル天体写真グループに投げたところ、いくつかのコメントをいただき、とくにベテランの方から具体的な数値とともにアドバイスをいただきました。まとめておくと
  • 200秒は長い。自転でブレる可能性がある。120秒くらいまでならAutoStakkertでアラインしてくれるはず。
  • シャッター速度は5msから10msでいい(思ったより早いです)。
  • C8の場合、ゲイン350くらい、ガンマ40くらいで撮ることが多い。
  • スタック時は端はアラインメントポイントに入れていない。
  • スタックするのは気流が悪いと40%、下手したら30%の時もある。

これらのアドバイスをもとに、昨晩2016/6/8の曇りの晴れ間に撮影してみました。
  1. C8で3倍のCelestronのバロー(前回は5倍)にASI224MC
  2. FireCaptureでシャッター5ms(前回は10msと20ms)、ROI600x600で、平均で102FPS(前回は80-50FPSくらい)、Gain450(アドバイスでは350くらいでしたがこれだと暗すぎました。前回は400ちょいでした)、ガンマは結局オフにして、5000フレームを5本(前回は4本)です。撮影時間はそれぞれ50秒ほど(前回は100秒と200秒)になります。
  3. その結果をAutoStakkert3で上位40%分(前回は50%)を3倍のdrizzleでスタック。
  4. RegistaxでWavelet変換。
  5. WinJUPOSで5枚(前回は4枚)重ねる。
ということをしました。前回WinJUPOSまで持っていった場合との違いを赤で書いておきました。

結果ですが、以下のようになりました。

2017-06-08-1241_5-RGB2

結論としては、ほとんど変わらないか、もしくは少し悪いくらいかもしれません。それでもアドバイス頂いた方向性は正しいと思います。悪かった原因はだいたいわかっています。
  • C8の副鏡の調整不足が第一。
  • 出してすぐに撮影したので、筒内気流が収まっていなかった可能性が高い。
  • トータル時間は以前の方が長い。
  • Registaxの合わせこみが不足、または1本目の動画に合わせたWaveletが2本目以降にあっていない。
  • Photoshopでの最終処理で多少劣った。
などです。動画を見る限り、シーイングは良くはないですが、先日と比べてそれほど悪いこともないと思います。曇りで大赤斑もないことはわかっていたので、もともと撮影は考えていませんでしたが、晴れてきたら、いてもたってもいられなくなって撮影したので、あせっていました。やはり少しマシな日にまずは落ち着いてやろうと思います。しかも途中でPCのバッテリーが無くなるなど、結構イマイチな日でした。やっぱりドームとはいかないまでも、ベランダとかに常駐させて、電源とかの心配をせずに撮影できる環境が欲しくなってしまいます。

あと、この日気づいたことですが、雲がなくなってきて時間がもったいなかったので、極軸望遠鏡とファインダーで導入しました。電子極軸や自動導入を全く使っていないという意味です。もちろん自動追尾はしていますが、それでも準備時間が圧倒的に短く、アナログをバカにしてはダメだと改めて思いました。特に最近FS-60Qでファインダーを取っ払ってしまっていて、ファインダーそのものを使う機会が減っていたので、改めてファインダーでの両目導入の手軽さを実感しました。


ここ最近ずっと惑星なのですが、これがまた結構面白くなってきました。手持ちの機器でとりあえず試したいことが出てきています。
  • ADCをつかった土星の撮影のリベンジ
  • MagicLanternでの惑星撮影
  • ASI178MCでの月の撮影(次の日の2017/6/9に試しました。)
今晩は満月なので、天気が良ければまずは月でしょうか。


6月4日、家族で外でバーベキューをした後、とても天気が良かったのと、月が明るいので星雲は諦め、先週に引き続き再度C8とASI224MCで木星撮影に挑戦しました。最初に結果を載せます。

2017-06-04-1252_7-RGB-Jup_lapl4_ap28_Drizzle30_w_p_cut


富山県富山市下大久保 2017/6/4 21:53:20
C8 + Explore Scientific x3 barlow lense + ZWO ASI224MC + Advanced VX 
F30, Shutter 10.00ms, 99fps, gain 401/600, 2500/5000 frames

何本か撮影したものの一本を処理したものですが、前回のものよりかなり良くなっているのがわかると思います。


撮影に関して前回と違う点は
  • ずっと前に胎内星まつりで買ったZWO社製のIRカットフィルターを入れた。
  • FireCaptureの「Control」タブの「More」を開けてRedとBlueのを調整してホワイトバランスを取った。また、Brightnessが240だったので100にした。(どうもSharpCapの設定が残っていたみたいです。)
  • 前回間違えてAVI形式にしたのをSER形式にした。(ビット指定はないのだろうか?)
  • Gamma補正をオフにした。
  • 5倍のバローで1024x768に加えて、3倍のバローで800x600でも撮ってみた。
  • 800x600の動画を、Drizzleの3.0Xにして解像度を増やした。(Registaxでより細かく空間周波数を扱えるので、1024x768でDrizzle無しよりいい結果だった。1024x768でDrizzleの3.0Xはかなり重いので次回の課題。)
  • なにより、シーイングが前回よりもかなりいいと思われる。

その時の動画がこれです。前回の動画よりもはるかにましになっています。南天に近い位置で撮影したため結局ADCは使っていません。



その後画像処理をしたものが上の最初の写真になります。

ここで一つ疑問が湧きました。画像にした時の木星の向きがよくわかりません。実際には木星の縞が水平になるようにカメラの向きを変えて撮影していますが、画像処理の段階で180度回転させました。これは他の方の木星の画像を参考にしたのですが、なぜこの向きがいいのかがまだ理解できていません。確か木星の北極が上とかなんとかという記事を以前どこかで見たことがある気がしますが、多分そのような理由なのでしょう。あとで調べてみます。


さて、次の課題ですが、
  • WinJUPOSでDe-rotationを試す。(後日、De-rotationまで試しました。)
  • 是非とも大赤斑の見える時間をねらって撮ってみたい。
  • 5倍バローの1024x768撮影でDrizzleの3.0Xを試す。
  • L画像のためにASI290MMを買うか?
といったところでしょうか。 ASI224MCの限界に達していそうならばできればASI290MMを試してみたいですが、予算を出せるかが悩みどころです。

 

先日撮影した木星の画像処理をしてみました。まずは結果の写真です。惑星撮影は久しぶりでいろいろ戸惑うところもあり、まだまだ全然解像度が足りませんが、それでも(下のビデオを見てもらうとわかると思いますが)よくこのシーイングの悪さでここまで出たなというのが正直な感想です。スタックとWavelet変換恐るべしです。ちなみに去年EOSX7で拡大撮影で頑張って撮影したのがこちら。これ以降木星を撮る機会がなかったのですが、一年たってさすがにかなり進歩しました。


Jup_221451_lapl6_ap60_w_p_s

富山県富山市下大久保 2017/5/29 22:13:48
C8 + Explore Scientific 5x forcal extender + ZWO ASI224MC + Advanced VX
F50, Shutter 25.00ms, 40fps, gain 450/600, 2500/5000 frames



まず、撮影した動画で、一番ましだったものを載せておきます。アップロードしたファイルは圧縮してあり、2分撮ったうちの最初の5秒分ですので、そのままのクオリティーではないですが、ぱっと見の見栄えは元のファイルとほぼ同じ印象です。これくらいシーイングが悪かったということです。


FPSは20から80まで、Gainは350から500くらいまで、計8種類くらいの動画ファイルを撮影して試したのですが、結局使ったのはShutter25ms、Gain450、40FPSでトータル5000フレームのファイルでした。これはFPSが高すぎると画面が揺れすぎるのと、同じコマ数だとトータルの撮影時間が短くなること、ゲインが低くて暗いよりも多少ノイズが入ってもゲインを上げて明るくしたほうがいいという傾向が見られたからです。画面サイズは1024x768ですが、これはC8のF10(f2000mm)に5倍のバローなのでF50になってしまい、結局このサイズになってしまいました。気にしていなかったのですが、履歴を見るとGammaが20入ってしまっていたみたいです。これはオフにしてもいいみたいです。あと、IRカットフィルターが入っていないため赤が出すぎてしまっています。


画像処理に関しても昨年記事にはしていなくて、結構いろいろ思い出しながら進めたの、メモがわりに書いておこうと思います。


Autostakkert3

動画をスタックするのに使います。64bit版のベータ版の3.0.14を使いました。基本的にはほとんどデフォルトでしか使っていません。
  1. 「1)  Open」で動画ファイルを開きます。FireCaptureで録画したファイルならそのまま開けるはずです。
  2. 「Planet」を選択、「Dynamic Background」はチェック、「Lappace」はチェック、「Noise Robust」はシンチレーションが悪かったので4から6にしました。 これで「2) Analysis」を押します。
  3. 「Double Stack Reference」はチェックしませんでしたが、時間を気にしないならチェックしたほうがいいかもしれません。「Auto size」はチェック、「TIFF」を選んで、「Frame percentage to stack」に50といれいい方から50%をスタック。これは悪いのは思い切って切ったほうがいい結果が得られるということからこれくらいにしました。「Normarized Stack」と「Sharpened」は後でRegistaxで処理するのでチェックなし、「RGB Align」は後でも処理できるのですが、面倒なのでここでチェック。「Dizzle」は一度3倍を試しましたが、時間がかなりかかるのでそのままOffです。Windowを移って、「AP Size」を104として、「Place AP grid」を押します。 あとは「3) Stack」を押すだけです。
  4. AS_P50とかいうフォルダができていて、その中にTIFFファイルができるので、それを Rregistaxで読み込みます。
出来上がったTIFFファイルをJPEGにしたものです。スタックした直後はこんな風にボケボケに見えます。

Jup_221451_lapl6_ap60



Registax

もう長い間バージョンアップしていないみたいです。アップデートは2011年から止まっていての、6.1.0.8が最新のようです。
  • Registaxを立ち上げたら、Autostakkertで作ったTIFFファイルを、「Select」ボタンを押して開きます。
  • その時に出て来るStrech intensity-levelsは変化させたくなかったのでNoにしました。
  • TIFFファイルの画面サイズが大きすぎると一部しか効果が見えないので、「Setting」タブの「Processing Area」の値を大きくします。ただし大きくするとパラメータの変更の度に結構時間がかかったりするので、小さいままで進めて、最後に「Do All」 タブで全てに適用するのがいいのかもしれません。
  • まず、ホワイトバランスが全く取れていなかったので、右のFunctionsの「RGB Balance」から「Auto balance」を選びました。これで少しましになりましたが、後でホワイトについてはPhotoshopなどで調整します。
  • 一番の目玉の「Wavelets」ですが、慣れるまで大変だと思います。いろいろ試したのですが、私はとりあえず「Dyadic()2^n」で「Gaussian」でそれぞれの空間周波数を「Preview」を押してどこらへんが変わるのか確認しながら進めます。数字の小さい細かい周波数は大きく変えますが、ノイズが入って来るのでそのノイズが目立たなくなるように「Denoise」を0.05からせいぜい0.2くらいの間で上げます。数字の大きい粗い空間周波数はほとんどあげないか、時には0以下にすることもあります。
  • Functionsも一通り試しましたが、使うのはせいぜい「RGB Align」くらいですが、これも少しバグっているのであまり期待しないほうがいいかもしれません。いずれにせよWavelets以外は後でPhotoshopなどでいじったほうが効率がいいのかと思います。
  • 全て終わったら、「Do All」 タブで全てに適用して、「Save image」でTIFF形式でセーブします。

その後、Photoshopでレベル補正、トーンカーブ、NikCollectionなどを駆使して、好みの色調にします。出来上がったものが一番上に載せたものになります。


この画像処理中に、「RB星のブログ」さんなどの撮影時の生動画に近いものをアップされているページを見させて頂いたのですが、さすがにそういった動画はいいシーイングの時をアップしてあるのは重々承知ですが、それでも今回撮影した時のシーイングがかなり酷いものだということはよくわかりました。恐らくC8の性能も全く使いきれていませんし、ASI290MMでL撮影に挑戦したいと思っているのですが、ASI224MCのカラーだけの性能も出しきれていないでしょう。やはりいい空が第一条件なのは惑星でも星雲でも同じですね。


後日、再撮影に挑戦しました。






 

5月29日、平日ですが先週あたりからC8を出したので、久しぶりに自宅で木星の撮影をしてみました。木星の撮影は去年の5月28日拡大撮影でX7で撮って以来ほぼ一年ぶりです。

IMG_1937


機材は前年中断した時と同じ鏡筒: Celestron C8 + 赤道儀: Advanced VXにCMOSカメラ: ASI224MCを付けています。ピント調節用に笠井トレーディングのシュミカセ用マイクロフォーカス接眼部を使っています。バローレンズは以前特価の時にKYOEIで購入したScientific Explorer社の5倍のものです。昨年買って少しだけ試して結局撮影での使用までいかなかったADCですが、今回少し使って見ましたが、木星が南天高くのぼっていたせいか調整してもほとんど変化が見られませんでした。一度画像処理をして見てから再度使用してみようと思います。

以前はCelestronの3倍のバローレンズを使っていたのですが、ADCを入れた時にバローレンズから撮影面の距離が変わると拡大率が変わってしまうという欠点がありました。今回新兵器のExplorer Scientific社のフォーカルエクステンダーはテレセントリック系のバローレンズで、距離が変わっても拡大率がほとんど変わらないというメリットがあります。そのおかげでしょうか、拡大率が5倍に変わっても、ADCを入れてもターゲットを見失うことが圧倒的に少ないです。

これまで惑星用のソフトの解説をしたことがなかったので、いい機会なのでメモがわりに今回少し書いておこうと思います。また、以前書いた胎内星まつりでのChristfer Goさんの講演のメモも役にたつと思います。

撮影用のソフトはFireCapture2.6βです。βのバージョンが去年の2.5から2.6に上がっていました。今回試したのは2.6.01です。インストールは特に問題なく、最初に実行ファイルをダブルクリックして、その後はASIカメラ用のショートカットができるので、それをクリックします。カメラの認識は特に問題ないです。設定したところだけメモしておくと
  • 画像が出ているWindowの左横のアイコンの「Set capture folder」で、ファイルの保存場所のルートディレクトリを好きなところに設定。私はD:¥home¥starの下にBYEやらSharpCapやらのフォルダがあるので、そこに指定。
  • 「Image」タブのROIで1024x768を選択
  • 「Capture」タブのところで、フォルダ名とファイル名に関係してくるJupitar, RGBを選択。5000Framesを選択。ファイル形式をAVIからSERに変更。
  • 「Option」タブの「Debayer」にチェックを入れカラー画像にする。
最初StickPCで取り込んだのですが、ROIで1024x768ピクセルにしてフレームレートが15fpsとかひどいと10fps以下になってしまうので、結局MacbookProのbootcamp上で撮り込みました。OSはStickPCもMacのbootcampもWindows10の64bit版です。それでもMacbookProでも25fps程度までしか上がりません。そこで、「Setting」タブから「Performance」を選んで、「Force agressive memory recovery during capture」を選びます。このメモリオプションありだと80fpsでも安定に保存までできました。

おそらくもう少し早いフレームレートも撮り込みができるのですが、暗くなりすぎてゲインを500以上に増やさなければならなくなるので、一旦80fpsまでとして出来上がりの明るさとノイズのバランスを見てこれからどこまでフレームレートを下げていけるかの調整していきたいと思います。 ちょうど天文リフレクションズで惑星撮影で有名なRB星のブログのまとめを紹介していて、その中で50fpsと書いてあったので、(追記) 最近のRB星のブログを見てみると、木星の場合はLが90fps、RGBが50fpsのようです。今後そこらへんを目処に試していきます。

実際の撮影では、21時頃まではシンチレーション(大気ゆらぎ)がひどかったのですが、その後22時頃にかけて揺れがかなり収まりました(追記)かなり像が揺らいでいて、21時頃からやっと筒内気流が落ち着いてきて少しましになりましたが、まだ空の揺らぎがひどく、また少し霞みがかっていることもあり、もう少しシーイングのいい日を待つ必要がありそうです。撮影中は画像が出ている左横のアイコンの中の「AutoAlign」をオンにします。すると、1024x768の画面を自動的に惑星が真ん中になるように移動してくれます。4つの赤い点が出て今画面のどこらへんを写しているかわかるので、端の方になった時は赤道儀のコントローラーで4つの点が真ん中になるように移動してやります。

ADCを使う時はWindowの左横のアイコンの中の「ADC tuning」というのを使うと楽ですが、今回は効果のほどがわからなかったのでこれは次回以降にもう少し試します。

アイコンを見ていくとダークフレームもふらっとフレームも取れるみたいですが、まだ試していません。実は手持ちのASI224MCは電視で酷使していてかなり汚れがひどく、惑星撮影時にセンサー保護ガラス面の汚れがそのまま拡大されて写ってしまい、黒いシミができまくっていました。撮影には致命的です。かなり綺麗に掃除したのですが、それでもまだ少し汚れが残っているので、フラット補正はしておいたほうがいいのでしょう。

結局、ファイルを80GBくらい取ったところでHDDが残り少なくなってきてしまったので、この日はおしまいにしました。今回の反省点は
  • なぜかRedがすごく強くBlueが弱い。
  • SERファイルにしたつもりがAVIのままだった。
  • C8がF10なので、5倍のバローでF50となり拡大しすぎかもしれない。
  • 多分シーイングはまだまだ全然良くないので、もっといい日を狙う。
くらいでしょうか。とりあえず今回の文の画像処理をして、後日また記事にしたいと思います。



あと、惑星関連でやってみたいことを少し書いておきます。
  • ASI290MMを手にいれて少なくともLとASI224MCのカラー合成、できればフィルターを使ってRGB合成を試す。
  • 昨年頂いたMEADEの250mmを試す。
  • MagicLanternでのRAW動画での惑星撮影がどこまでASIに迫れるか試す。
などです。
 

木星の縞が見えなかった件ですが、やはり空気のせいだったようです。ここ何日か木星の縞もはっきり見ることができました。 シンチレーションの具合で、こんなに変わるものなのかと実感できました。

いずれにせよ、光軸は少しいじってみたのですが、少なくともそれほどずれてはいなかったようで、ほとんど同じセッティングに近いと思います。その後、何もいじらずに日に日に見え方が変わるので、シンチレーションが原因と結論づけました。 


 

ここ何日か自宅の庭などで木星を見ているのですが、最近望遠鏡がどんどんピントが合わなくなってきている「気がしています」。木星のシマが最初買った直後に見た時より明らかに見えません。たまたま空気の状態が悪かっただけの可能性もあり、まだ切り分けができていません。北陸唯一の天文ショップユーシートレードさんでコリメーション用アイピースを買ってきたので、時間があるときに光軸の調整をしてみようと思っています。

見ている限り木星全体がぼやけて見えている気がします。反射型望遠鏡の場合、光軸がずれていた場合、視野の中でピントが合うところと合わないところが出てくるというだけで、ふちも中央も含めてどこにもピントが合わないということは無いという理解で正しいのでしょうか?もしこの理解が正しいなら、たまたま空気の状態が悪かっただけでうまく見えなかったというので納得できるのですが、まだ結論が出ていません。何度か調整と惑星を見るのを繰り返してみようと思っています。 (5月15日追記: 結局シーイングが悪いだけでした。)

初遠征に続き、5月7日の土曜日、二度目の遠征です。今回は家族4人で、前回も行った楡原へ再び行ってみました。

実は最初ホタルイカ獲りに行こうと、海の方まで行ったのですが、ホタルイカは影も形もなく、ベテランっぽい人もほとんど空振りのようでした。ついでに見ようとした星も、南側は明るすぎて、北側は暗いのですが、それでも海岸での光害が酷すぎるのかほとんど何も見えない状態で、早々に諦めて、そうだ山へ行こうと思い立ち、あまり気の進まなさそうな妻と下の子を無理やり誘って楡原へと向かいました。

海から約1時間くらいでしょうか、やはり山の中は見え方が全然違います。満天の星空と天の川を見ながら、望遠鏡をセットアップしました。しかも今回は新兵器のEOS X7があります。あいにくカメラを望遠鏡に取り付けるアダプターをまだ持っていないので、望遠鏡での撮影はできないのですが、それでもいつものように眼視で木星などを見ました。やっと赤道儀の自動導入も少し使いこなせるようになってきました。

実は今回は望遠鏡よりもカメラでの撮影が楽しくて、望遠鏡そっちのけでカメラでいろいろ試しながら撮り続けていました。星景、星野撮影なのですが、星景撮影の方が景色が入って臨場感が出るので楽しいです。カメラのセッティングについてはここにまとめておきました。

とりあえず撮れた写真の中で加工まで持っていったものを載せてみます。未加工のもの一枚と、4枚をスタックしたものです。

IMG_0121
  • 2016/5/8, 01:49, Canon EOS X7, 18mm, F3.5, ISO1600, 30sec, rawフォーマットからJPGにしてリサイズのみしたもの


stacked3a
  • 上記設定で、30秒ごとに連続4枚をDeepSkyStackerでスタック、CanonのDPP4やらGIMP2.9やらで色々試行錯誤して加工したもの

まだ見せることのできるレベルに達していないのは重々承知です。とにかく色を出してみたいという試みです。練習がてらスタックしましたが、意味はまだほとんどないと思います。これも練習と思ってなのですが、一応ダーク減算とかもしていますが、ほとんど結果に影響はありませんでした。いずれせよ、どんな加工ソフトがあるのかと、ソフトの操作に慣れるのが目的です。

それでも初めて綺麗に色がついた天の川の写真を自分で撮ったと思うと、嬉しくなってきます。


ついでにもう一枚。こちらは一枚のみからです。

IMG_0157


  • 2016/5/8 02:19, Canon EOS X7, 18mm, F3.5, ISO6400, 30sec

結局この日は午前3時頃までいました。でも、結局星を見ていたのは私と娘だけで、寒いのが嫌なのか妻と下の子は車の中でずっと寝ていました。

 

望遠鏡を持って自宅以外での撮影をしてみようと思い、いろいろ遠征の場所を考えました。5月2日、明るいうちに下見をしたのですが、近くの楡原の山の中なら、夜になれば十分に暗く、道の途中の視界が開けている場所なら撮影ができそうでした。

IMG_9104


その日の夜、娘のNatsuと一緒に早速下見をした場所に向かいました。幹線道路から500mくらい入ったところで、高度は400mくらいです。自宅からは車で20分くらいでしょうか。結構気楽に行くことができそうです。

実際に夜に行ってみると、北側は視界が開けているのですが、街の明かりが北側になるのであまりいい状態ではないことがわかりました。南側は山の木が多少遮るのですが、それでも空は真っ暗で、自宅で見た天の川よりもはるかにはっきり見えます。

新しい望遠鏡にウキウキしながらセットアップを頑張りましたが、やはり自動導入には至らず、半マニュアルでの導入でした。それでもやっと赤道儀に電源を入れて動かすことはできましたが、結局アラインメントで上手くいかずに断念しました。今日は何とかモーターでの動かし方がわかったくらいで、昨日に引き続き木星を今回はモーターであわせることで見て終わりにしましたが、それでもすでに赤道儀で追っているのだと思いますが、昨日と違い視野からすぐに消えることはなく、木星をある程度の時間楽しむことができました。この日に初めて土星の輪を見ることができました。生まれて初めての、自分の目で見る土星の輪でした。

子供のころ、多分ケンコーのだと思いますが、口径5-6cmくらいの屈折望遠鏡と経緯台、三脚のセットを親がなぜか突然買ってきました。その時はまずは月を見てクレーターの綺麗さには驚きました。何度か恒星を見てふーんと思い、やっとの事で木星を見て、木星の縞が見えたような気がして喜んだのですが、同時にかなりボケていたので、こんなもんなのかと子供心に少し残念だったのを思い出しました。今思えば縞と思っていたのは単なる収差だったのだと思います。土星は場所もわからずに全く見るに至りませんでした。確か小学校の4-5年生だったと思います。結局望遠鏡はそれくらいで終わってしまい、とうとう星に興味を持つことができずに大人になってしまったのですが、それから30年くらい経ってやっと土星の輪を自分の目で見ることができたのです。かなり感動的でした。

結局、この日は23時頃までいたでしょうか。山の中はトイレがないのと、クマなどの危険があることもこの時になってやっと気づいて、帰路につきました。いい場所を見つけるのはやはりなかなか大変です。

それでもとりあえずやっと暗いところに行って望遠鏡を覗くことができ、それはそれで満足できたのですが、それよりも天の川がとても綺麗だったので、やはり一眼レフのカメラを持ちたくなりました。


やはり天体観測を始めるなら、赤道儀は欲しいと思っていました。しかもできれば自動導入付きのもの。

Vixenとかも勧められましたし、一応タカハシも見ました。さすがにタカハシは全く手が出なくて、結局選んだのは最大荷重が同クラスでは一番大きくて、自動導入も標準で付いているCelestron社のAdvanced VXです。精度がどうかという話もあるみたいですが、値段からいっても最初に手が出るのはこれくらいが限界です。

多分一昔前から考えると自動導入がついてこの値段というのは、考えられないくらい安くなっているのだと思います。でも鏡筒よりも赤道儀の方が高いとは正直あまり考えていませんでした。



 IMG_9425


実は30日に実家から帰る途中で高速で大きな事故があり、2時間ほど足止めをくらって、疲れ果てて夜遅く帰ったのですが、望遠鏡が気になって朝早くから組み立てを始めました。5月1日の昼すぎには一応組み上がって、その夜に早速庭に出してみました。でも初日なので充電に手間がかかったのと、結局赤道儀の電源の入れ方がわからず、フルマニュアルで木星を視野に入れて縞が見えたと喜んだのですが、当然のことながらすぐに視野から逃げていってしまいました。
 

このページのトップヘ