2022年に撮影した画像のまとめです。まとめておくと後から見て楽なので、昨年から始めてます。ちなみに2021年の画像のまとめはここにあります。
ASI2400MC Proでの撮影
「M65、M66、NGC3628: 三つ子銀河」
- 撮影日: 2022年3月27日22時33分-3月28日1時56分、3月29日21時50分-3月30日2時35分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: 無し
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 150、露光時間10分、34枚で総露光時間5時間40分
- Dark: Gain 150、露光時間10分、64枚
- Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.01秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「IC1396: ケフェウス座散光星雲」
- 撮影日: 2022年5月29日0時57分-3時13分
- 撮影場所: 岐阜県飛騨市
- 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
- フィルター: なし
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
- ガイド: f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイド
- 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x45枚で総露光時間2時間15分
- Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
- Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「IC4592: 青い馬星雲」
- 撮影日: 2022年5月6日0時10分-2時57分
- 撮影場所: 富山県富山市牛岳
- 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
- フィルター: なし
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
- ガイド: f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x55枚で総露光時間2時間45分
- Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
- Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
RGB合成(+Hα)
「IC434: 馬頭星雲」
- 撮影日: 2022年3月3日22時46分-23時7分、3月4日22時4分-22時14分、3月8日21時58分-23時06分、3月9日19時13分-22時25分、3月10日19時45分-22時2分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB, Hα:7nm
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 30枚、B: 22枚、Hα: 23枚の計97枚で総露光時間4時間51分
- Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
- Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、それぞれ128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M100」
- 撮影日: 2022年3月3日23時51分-3月4日4時37分、3月10日2時54分-5時1分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 22枚、B: 24枚の計68枚で総露光時間3時間24分
- Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
- Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、RGBそれぞれ128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M101: 回転花火銀河」
- 撮影日: 2022年3月8日23時26分-3月9日3時26分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 23枚、G: 8枚、B: 11枚、Hα: 4枚の計46枚で総露光時間2時間18分
- Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
- Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、 RGBとHαそれぞれ128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M51:子持ち銀河」
- 撮影日: 2022年4月2日20時32分-4月3日3時50分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB、Hα
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 7枚、G: 7枚、B: 10枚、Hα: 3枚の計27枚で総露光時間4時間30分
- Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
- Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、Hα: 0.3秒、 RGBとHαそれぞれ64枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M104: ソンブレロ銀河」
- 撮影日: 2022年4月22日20時1分-4月23日1時18分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃), bin1
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 6枚、G: 7枚、B: 6枚の計19枚で総露光時間3時間10分
- Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
- Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、RGBそれぞれ128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「NGC4038: アンテナ銀河」
- 撮影日: 2022年5月4日21時14分-5日0時5分、5月5日21時14分-6日0時51分
- 撮影場所: 富山県富山市牛岳
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、R: 15枚、G: 9枚、B: 9枚の計33枚で総露光時間5時間30分
- Dark: Gain 120、露光時間10分、29枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB: 0.07秒、RGBそれぞれ64枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
ナローバンド
「NGC2359: トール兜星雲」
- 撮影日: 2022年1月22日22時2分-23日2時5分、1月27日18時57分-21時00分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader Hα:7nm、OIII:7nm
- 赤道儀: Celestron CGEM II
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: オフアクシスガイダー + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα27枚、OIII36枚の計63枚で総露光時間3時間9分
- Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
- Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間0.2秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M17: オメガ星雲」
- 撮影日: 2022年5月6日1時24分-2時33分
- 撮影場所: 富山県富山市牛岳
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα: 5枚、OIII: 6枚、SII: 7枚の計18枚で総露光時間54分
- Dark: Gain 120、露光時間3分、温度-10℃、128枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「NGC6888: 三日月星雲」
- 撮影日: 2022年5月25日1時8分-2時59分、26日0時33分-2時56分、30日0時37分-3時0分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、Hα: 12枚、OIII: 13枚、SII: 13枚の計38枚で総露光時間6時間20分
- Dark: Gain 120、露光時間10分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「VdB142象の鼻星雲」
- 撮影日: 2022年6月1日0時29分-3時2分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、Hα: 10枚、OIII: 9枚、SII: 9枚の計28枚で総露光時間2時間20分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
LRGB合成
「IC514: まゆ星雲」
- 撮影日: 2022年9月29日22時50分-30日3時42分、9月30日21時14分-10月1日2時37分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 41枚、R: 19枚、G: 16枚、B: 22枚の計76枚で総露光時間6時間20分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「C4, NGC7023, LBN487: アイリス星雲」
- 撮影日: 2022年10月1日20時50分-2日0時9分、10月20日19時12分-21日0時39分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 38枚、R: 14枚、G: 14枚、B: 17枚の計76枚で総露光時間6時間20分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「sh2-136ゴースト星雲」
- 撮影日: 2022年10月25日20時2分-26日0時27分、10月26日19時17分-21日0時0分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (初日分は-10℃、2日目は+9℃から11℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 54枚、R: 18枚、G: 15枚、B: 12枚の計99枚で総露光時間9時間55分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「M81:ボーデの銀河」
- 撮影日: 2023年1月21日21時19分-22日5時22分
- 撮影場所: 長野県開田高原
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L:28枚、R:12枚、G:11枚、B:12枚、Hα:6枚の計69枚で総露光時間5時間45分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L:0.001秒、128枚、RGB:0.01秒、128枚、Hα:20秒、17枚(dark flatは32枚)
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
拡大撮影
「M45: プレアデス星団中心部」
- 撮影日: 2022年10月1日3時28分-4時12分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、R: 1枚、G: 4枚、B: 4枚の計9枚で総露光時間45分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ0.01秒、128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
「C49: ばら星雲中心部」
- 撮影日: 2022年10月21日1時26分-4時00分
- 撮影場所: 富山県富山市自宅
- 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
- フィルター: Baader RGB、Hα
- 赤道儀: Celestron CGX-L
- カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
- ガイド: f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
- 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、RGBHαそれぞれ4枚の計16枚で総露光時間1時間20分
- Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
- Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB:0.05秒、Hα:1秒で、それぞれ128枚
- 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
記事
2022年ですが、前半ゴールデンウィーク頃まではまだ良かったのですが、特に後半あまり天気が良くありませんでした。そのため、撮り溜めていた画像処理をのんびり進めるという体制になってしまいました。でもこれあまりよくないですね。いつかやればいいやと思うと全然進みません。まだ3枚ほど残っています。一つはM82で、M81と同じようにそのうち撮り直すので、多分昨年春に撮ったのはお蔵入りになりそうです。後の2枚は星景に近いもので、いつか処理しようとは思っていますが、いつになるやら。お蔵入りかもしれません。
振り返ってみると、昨年はほとんどSCA260での撮影でした。最初の頃はSCA260の重さによる揺れに悩まされていましたが、CGX-Lが来てからはやっと揺れから解放されました。さらに8枚のフィルターホイールにしてからはナローバンドも楽しめるようになりました。でもナローバンドが面白かったかというと、正直、三日月星雲を見てもAOだけで十分な気もして、普通のRGBの方が色も鮮やかで楽しい気がしています。それよりも、LRGB合成は、RGBだけのときとは一線を画す分解能を得られるので、今後は本機撮影ではRGBだけにすることはもうないでしょう。さらに、2022年末に出てきたBlurXTerminatorは劇的に分解能を向上するので、今後の画像処理が楽しみです。
あと、拡大撮影は余り時間で撮影したものですが、これはまた別の楽しみです。見慣れている対象でも意外な表情を見せてくれました。こちらももう少し続けたいと思います。
2022年は全部で17対象(一部2023年も入っていますが)ですが、数枚を除いてほとんどが自宅撮影です。元々はそこそこ星雲を撮れたらいいなーくらいに思っていたので、自宅でここまで出るならまあ十分かと思っています。その一方、M81の背景のIFN(Integrated Flux Nebula)でわかったように、自宅ではなかなか出ないものがあるもの事実のようです。あまり無理をしないように、遠征にも少しづつ行けたらと思います。
まとめ
2022年ですが、前半ゴールデンウィーク頃まではまだ良かったのですが、特に後半あまり天気が良くありませんでした。そのため、撮り溜めていた画像処理をのんびり進めるという体制になってしまいました。でもこれあまりよくないですね。いつかやればいいやと思うと全然進みません。まだ3枚ほど残っています。一つはM82で、M81と同じようにそのうち撮り直すので、多分昨年春に撮ったのはお蔵入りになりそうです。後の2枚は星景に近いもので、いつか処理しようとは思っていますが、いつになるやら。お蔵入りかもしれません。
振り返ってみると、昨年はほとんどSCA260での撮影でした。最初の頃はSCA260の重さによる揺れに悩まされていましたが、CGX-Lが来てからはやっと揺れから解放されました。さらに8枚のフィルターホイールにしてからはナローバンドも楽しめるようになりました。でもナローバンドが面白かったかというと、正直、三日月星雲を見てもAOだけで十分な気もして、普通のRGBの方が色も鮮やかで楽しい気がしています。それよりも、LRGB合成は、RGBだけのときとは一線を画す分解能を得られるので、今後は本機撮影ではRGBだけにすることはもうないでしょう。さらに、2022年末に出てきたBlurXTerminatorは劇的に分解能を向上するので、今後の画像処理が楽しみです。
あと、拡大撮影は余り時間で撮影したものですが、これはまた別の楽しみです。見慣れている対象でも意外な表情を見せてくれました。こちらももう少し続けたいと思います。
2022年は全部で17対象(一部2023年も入っていますが)ですが、数枚を除いてほとんどが自宅撮影です。元々はそこそこ星雲を撮れたらいいなーくらいに思っていたので、自宅でここまで出るならまあ十分かと思っています。その一方、M81の背景のIFN(Integrated Flux Nebula)でわかったように、自宅ではなかなか出ないものがあるもの事実のようです。あまり無理をしないように、遠征にも少しづつ行けたらと思います。