以前、国立天文台の訪問記を書いたのですが、その記事を娘のNatsuが見て自分も行って見たいと行っていたので、東京旅行の際行ってきました。ちなみに息子のSukeは前日のディズニーシーで張り切りすぎてこの日はダウンです。

今回はたまたま太陽観望を20cmの屈折型望遠鏡を使ってお客さんに見せていました。

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黒点などは最少期らしく見えなかったのですが、面白かったのは赤道儀の駆動を、モーターなどではなく、なんと重りの位置エネルギーを使っていることでした。

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、中に重りが入っています。下の写真がモーターに相当する部分で、仕組みはわかりませんでしたが重りを回転させることで回転速度を一定にしているそうです。

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解説をしてくれた学生さんによると、1時間20分くらいに一回、ハンドルを回して重りを上にあげるそうです。1920年頃の電気も何もない時代の赤道儀なのでこんな仕組みなのですが、なんとも驚きです。ちなみに解説の学生さんは大学の天文サークルの星好きな人がアルバイトで引き受けるらしくて、この日いたのは理科大と東工大の学部生で、天文サークル間でこういった繋がりがあるそうです。

前回紹介できなかった国立天文台の施設の一つに、古民家 (昔の天文台の職員さんの官舎) を改築して作った絵本を集めている施設があります。この日はたまたまイベントで地域の子供やそのお母さんたちが多く集まっていて、写真のように紙芝居などもやっていました。

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建物の中には絵本だけではなく、星に関する本などもありました。絵本も星に関するものがこんなにあるのかというくらい集めていました。ただ、惜しむらくは以前紹介した「ホシオくん天文台にゆく」は見つけることができませんでした。実は他の天文台などで絵本を集めているところも見ているのですが、未だに外でこの本に出会ったことはありません。そんなにマイナーなのでしょうか?いい本だと思うのですが。

休日なのでこういった観望会やイベントも行われているみたいです。近くに寄った際はぜひ一度訪れてみると、星がより楽しくなるかもしれません。