かなり前(6月頃)に東京のスターベースでモーターフォーカサーを買ったのですが、BKP200に取り付けるか、C8に取り付けるかをずっと迷っていました。惑星の季節も終わりということで、とりあえず簡単に取り付けられそうなBKP200の方に付けてみることにしました。ちょうど観望会があるので、その前に取り付けたてみて試してみようと思いました。

モーターを鏡筒からはみ出さないようにしたいのと、微調整用の回転つまみを残しておきたかったので、もともと内側に付いていた微調整つまみ側を、ひっくり返して外側に持っていくことにしました。また、粗調整側のつまみを外すネジの位置が外から見えないので苦労しました。

IMG_9562


写真の上下方向真ん中の少し左に穴が空いているのですが、そこに六角レンチを突っ込んで、奥のつまみ側に付いている芋ネジを緩めると粗調整つまみを外すことができます。

モーターを固定するために付属の金具を取り付けるのですが、今回は二つ付いているうちの大きい方を取り付けました。取り付ける際、4本のネジで固定するのですが、ネジの長さが足りなくなるのでM3、14mm以上の長さのネジを4本用意し交換します。

IMG_9563

モーターを取り付ける際も苦労しました。モーターはほとんどそのまま無加工で取り付けることができるのですが、モーターと軸を固定する芋ネジを締める際に、芋ネジにアクセスするのが大変で、写真に撮り忘れてしまったのですが、結局微調整用の機構も一旦取り外して、軸をモーター側に引っ張り出してきてから、モーターと軸を固定しました。

IMG_9564


一番苦労したところは、最初に書いたようにつまみの左右をひっくり返してしまったために、回転軸の抑えの再調整をしなくてはならなくなったところです。

モータの速い回転はまだいいのですが、遅い回転の時にスムーズに筒を移動させるには、上の写真にあるように、金具を固定するための4本のネジ穴の、更に内側にある2つのキャップネジと、2つの芋ネジで、軸の筒への当たり具合を調整する必要があります。モーター付属の金具の穴の位置が既存のフォーカサーのネジの位置とずれていることもあり、何度も4本のネジを付けたり外したりして調整をする必要がありました。一旦内側のネジの締め具合が決まったと思っても、4本の固定ネジの締め具合でもスムーズさが変わったりもします。いっその事内側のネジにアクセスできるように穴を大きくするか、追加で穴を開けてしまった方がよかったかもしれません。

写真に写っている真ん中の大きなネジはストッパーで、ピントがずれないように固定するためのものなのですが、長さが足りなくなるのでストッパーとしての役割を果たしていません。別の長いネジに交換する必要があります。

なんだかんだで、なんとか無事に取り付けることができました。

IMG_9565


簡単に取り替えができるならC8と兼用しようと思っていましたが、これだけ大変だと無理そうです。だいたい様子がわかったので、そのうちにC8用にもう一つ買おうと思います。接眼部はこれなのですが、穴あけなどの改造が必要そうです。また取り付けたらレポートします。