ほしぞloveログ

天体観測始めました。

タグ:バッテリー

冬はなかなか遠征がいけないのとで、ゴールデンウィークで久しぶりの遠征です。といっても近征で、車で30分くらいの所です。

最近天文関連の活動が多すぎて書く暇がなく、ブログの更新が滞っているのですが、遠征はその場の雰囲気を忘れてしまうので、画像処理はまた後にするとしてとりあえず書いておきます。


久しぶりの遠征で準備に四苦八苦

GW中の5月3日、この日は朝10時からZoomで天文関連の打ち合わせ。その後は太陽撮影で忙しく、ドタバタしながらの遠征準備です。最近はずっとSCA260とCGX-Lでの撮影が多いので、今回の遠征はいい機会とばかりに、この大型セットを持ち運びできるかテストしてみます。

まずは特等席の助手席にSCA260を積みます。少し背もたれを倒して安定するように積み込みますが、最近はホコリ問題でカメラをできるだけ外さないと決めたので、カメラに変な力がかからないように気を使います。

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CGX-Lの赤道儀部分は後ろの座席に、シートベルトを一旦伸ばし切って縮めることで、シートベルトが(一旦外すまで)伸びないようにします。三脚は巨大なので苦労しました。今回初めて気づいたのですが、下から押し上げる巨大な台座があるのですが、三脚を畳むときはちょうど脚が収まるように3箇所カットされています。取り付けるネジも2段階になっていて、緩めるだけだとネジが落ちないように工夫されていて、その状態で三脚をたたむことができるというわけです。ただえさえ大きくて重くてあつかいがたいへんなので、運ぶことやしまうことも考慮してあります。使って初めてわかるありがたさです。結局後ろ座席の床に横向きに倒して置きました。台座の幅が結構あるので、出し入れの時は前の座席を一旦前に移動する必要がありましたが、なんとか収めることができました。

まだスペースがあるのでCGEM IIも持っていくことに。赤道儀は後ろ座席の空いている側に、三脚は床に、今度は立てて置きました。というのはCGX-Lの三脚で床がいっぱいで、重ねておくしかなく、木津着くのが嫌だったからです。足を多少開いて立てて置いたらそこそこ安定しました。

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トランクはその他機材でいっぱいです。ちょっと前に大型の防湿庫を買って、ほとんどのレンズやCMOSカメラ、小型鏡筒を入れることにしたので、遠征時はここから必要なものを毎回ピックアップする必要があります。

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心配性なので、今回使わないもの(電視観望関連とか)もたくさん持っていきますが、次の日(今書いている今日)、夕方から牛岳で富山県天文学会の観望会なので、そのまま使えるのかと思います。仲のいい(4月から中学生になった)Mちゃんにも声をかけておいたので、来てくれると思います。

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と、準備に戸惑って、自宅を出たのが18時過ぎ。途中の「すき家」に入って腹ごしらえ。お腹が空いていたので特盛と豚汁卵セットです。お腹も一杯になり、さらに途中ファミマによりおやつと夜食を買い込み撮影現場に向けて出発です。といっても、そこから15分くらいなのでもう近いものです。

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セットアップはトラブル続き

現場に到着したのは結局19時過ぎでした。雪解けでまだほとんど人が入った形跡がなく、途中道路のど真ん中に大きな岩が落ちていて、車幅ギリギリで怖かったです。到着後すぐにセットアップを始めますが、すぐにバッテリーを一つ忘れたことに気づきました。普段バッテリーを3つ持っていくのですが、出発直前に1つを充電し始めて、「忘れないようにしよう」と気をつけてたのですが、案の定忘れました。しかも今回はめずらしく撮影の方が2台体制だったので、バッテリー2台だとギリのギリでした。天文あるあるかと思いますが、遠征の時は大抵何か忘れます(笑)。私が結構あるのがガイド鏡を忘れることです。一応予備が入れてあるのですが、予備の方は焦点距離が短くて苦労したりします。

もう一つのトラブルが、リモートデスクトップでStickPCにつながらなかったことです。外ではミニワイヤレスルータにつなぐのですが、このStickPCは以前きちんとテストしていたはずです。しかたないので、別途USBタイプの外部モニターを取り付け、メイン機で見ながら、マウスとキーボードもつないで設定など見てみますが、IPアドレスはきちんと割り当てられています。それぞれのPCからルーターにはアクセスできます。それでもpingは互いに通りません。結局ファイヤーウォールが問題だったのですが、ファイヤーウォールの設定が(プライベート、ドメイン、パブリックの)3種類あり、外部に繋がないLAN状態なのでプライベート設定かと思っていたら、最後に試したパブリック設定のファイヤーウォールが原因でした。前はきちんと繋がったのを確かめているので、アップデートとかの際に勝手にオンになってしまったのかもしれません。出発前に直前チェックをしておくべきでした。

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やっと撮影開始

これで全てOKで、撮影開始は21時半近く。ちょうど子午線を越えるかどうかというところだったので、自動導入で赤道儀が反転する時間まで待ってから撮影を開始しました。ところがいざ撮影を始めてみると妙にバタバタします。撮影後は車の中で暖まっていたのですが、確かに外に出ると結構な風が吹いています。この時点で元々やろうと思っていた10分露光をあきらめて、3分露光にしました。多少星像は歪むときもありますが、そこそこ円を保っています。ある程度の星像肥大は避けることができなさそうです。

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一応アンテナも写っているみたいでます。

おやつタイム

撮影も軌道に乗って落ち着いてきたので、おやつタイムです。今日はファミマで買ったホイップメロンパン。遠征の楽しみの一つです。

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この時に、なんとアイスを買っていて食べ忘れていたことを思い出しました。袋の中で当然クタクタに。家に帰ってまた冷やして食べます...。


SQM測定で空の暗さを確認

ちなみにこの場所、南側はiPhoneのDark Sky Meterで測るとSQM21.31です。自宅から車で30分でこれならまあまあかと。北側は富山の町あかりで全然ダメです。北側を撮るときはもっと南まで下がります。

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SQMが測定できるといっても、専用機と違うのでどこまで精度があるかわかりません。それでも使っている限りそこそこの指標にはなるのかと思っています。値段も値段(250円)なので、趣味の範囲で使うのなら手頃でいいのかと思います。


2台目のセットアップもトラブル

時計を見ると22時半頃、少し落ち着いたので、2台目のセットアップにかかります。もう一つの狙いは夜中からのアンタレス付近です。CGEM IIにEOS 6Dと借り物のSIGMAの105mmを載せます。F1.4の化け物レンズです。レンズにはアルカスイス互換の脚がついているので、そこに小判鮫状態でガイド鏡を取り付けます。

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ターゲットはアンタレス全域と青い馬、天の川の一部が入る構図です。でもこの構図、その場で気づいたのですが、カメラを縦に固定する必要があるんですよね。6DにはL字のブラケットがついているのですが、縦に固定するとPCと接続するUSB端子が塞がれてしまうのです。仕方ないので、PCからの BackYardEOSとの接続は無しで、ガイド時のDitherはしない覚悟で、MagicLanternのバルブ撮影に切り替えました。ところがです、このバルブ撮影はこれまで何度もやっていてうまくいっているのですが、今回全くうまく動きませんでした。シャッターを押している時だけ露光するという、本当にごく普通のバルブ状態になってしまって、全然長時間露光になりません。改めてネット調べてみても設定は正しそうです。

すでにこれだけで30分以上ロスしてます。一度カメラを外して車に戻り、冷静になり考えてみました。そうだ!L字ブラケットを裏返せばいいのではないか!と思い、ネジを緩めて外そうとしたところ、わざわざ裏返さなくても、横にスライドすればいいのではと気づきました。

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これでUSB端子に接続でき、かつ縦方向でアルカスイスクランプに固定できます。時計を見ると0時半過ぎ。

さらに、撮影し出してから星像を改めてBYE上で拡大してみてみると、コマ収差が結構出ています。ここでレンズをF1.4からF2.0に変更するとかなりましになりました。カメラレンズだとF値の変更もBYEからできるのに改めて気づきました。ISO800の30秒露光でもちょうどいい明るさなので、F2.0でもかなり明るいレンズなのがよくわかります。


おやつタイム2

ここからは順調に撮影できたので、ホッとして夜食の冷やし中華と、本日2度目のおやつタイムのクリームパンです。え、おやつタイムの「2」ですって?食べ過ぎですね。でも遠征時は何を食べても美味しいです。

あ、冷やし中華で思い出しました。この日むちゃくちゃ寒かったんですよ。念のためスキーウェアを持っていったのですが、それでちょうどいいくらいでした。でも手袋を忘れてしまっていて、寒い中アンタレスで苦労して、ブルブル震えていたところ「冷やし」中華。車で暖房をつけて、しばらくして暖まってからやっと食べる気になりました。お腹もいっぱいになり急激に眠気が。午前1時半頃でしょうか、仮眠をとります。


後片付けとフラット撮影

次に目が覚めたら3時半頃、でもまだ眠くて動き始めたのはもうかなり明るくなりかけてる4時過ぎ。すぐに片付ければいいものを、せっかく明るい時までいるのでフラットを取ろうと画策し始めました。撮影している最中に片付けもやれば時間短縮だ!と思っていたのですが、フラット撮影の最中でPCへの接続が突然止まりました。バッテリー切れです。バッテリーを一つ忘れたつけが最後にきました。

というわけで、フラット撮影も中途半端、意気消沈して片付けもダラダラやっていたら現地を出たのは5時半過ぎ。6時過ぎに自宅に戻り、やっと就寝です。でも仮眠が長かったせいか、寝付けたのが多分7時過ぎ。10時半に起きて、ブログを書きながら今に至ります。

まとめと今日これから

トラブルだらけの遠征でしたが、それでも楽しいものです。うまく撮れているといいなあ。アンテナ銀河は風が強くてダメだったかも。あ、アンテナ銀河沈む頃にM57に切り替えたの今になって思い出しました。風がピューピュー言ってたので、ヤケになって10秒露光、ゲイン450の多数枚撮影。でも眠気の中セットしたのでどうなっているかよくわかりません。アンタレス付近はそこそこ撮れているとは思いますが、どうでしょうか。

程良い疲れと眠気が気持ちよく、充実した一日でした。GW中まだチャンスがあるならもう一度くらい遠征に行ってもいいかもしれません。

そんな感じで、明けて今日現在、ブログを書いています。時間があれば今日は少し太陽も見たいし、今晩は県天の集まりで牛岳です。荷物を車に乗せたままなので、準備時間は短縮できるとおもいます。牛岳は一般の人も夜景を見にたくさん来ていると思います。人がいると話してしまうので、撮影は難しいかもしれません。電視観望にするかも。しかもまだ天文ガイドの原稿を描いてる途中です。連休はやりたいことだらけで忙しいです。


 

Mちゃんがくることに

4連休の中の金曜日、Mちゃんが自宅に来ることに。前回の牛岳でAZ-GTiを使って自動導入でき、M27、M13、M31など撮影できたのですが、やはりMILTOLなのでハロがどうしても大きいのです。それを直すために声をかけました。なので今回の目的はUV/IRカットフィルターを入れてみて、どれだけ星像が改善するかです。ついでに、キャンプとかの外でPCを充電するバッテリーを選びたいようなので、お母様とはそちらを相談です。

実は連休前にお誘いしたときに、天気予報で晴れそうだったのが水曜と金曜です。金曜の方が都合がいいとのことだったので、19時でも20時でもと言っていたのですが、20時頃になっても連絡がありません。後から聞いたのですが、ケーキ屋さんのお仕事が連休で忙しく、遅くなってしまったとのことです。お仕事のこととか考えていなかったので申し訳なかったです。それでも20時半頃でしょうか、無事に到着しました。


大容量外部バッテリー

ちょうどその時間、オリンピックの開会式もやってたので、まずはクーラーの効いた涼しい家の中に入ってテレビを見ながらバッテリー談義です。

目的は電視観望で使っているDELLのノートパソコンを、キャンプとか行った時に何日か使いたいというものです。話を聞く限り、予備のDELLの専用バッテリーを持つのは不可能、Type Cとかでもないので汎用で充電するのも不可能のようで、結局専用のACアダプターで充電するのが唯一の方法のようです。一応自動車からAC出力にして充電するのは持っているとのこと。でも車のエンジンをかけないと充電できないので、予備のバッテリーを持っておきたいということのようです。

今買うんだったら、40000mAh以上、70000mAhくらいが値段的にもこなれているようです。もちろんこれ以上の大きさのものもありますが、
  • 2万円以上と高価になってくること
  • 当たり外れがあること
  • 長期間の使用では性能低下か壊れる可能性があること
など懸念事項もあります。私が思うのは「値段的にも技術的にもこなれたものを、調子が悪くなったら交換し続けるほうがいいのでは」という話をしました。

例えば、今私が使っているバッテリーは2018年に買ったものですが、結構調子が良くて、AC100Vも12VDCも問題なく、充電の入力もDCでできるので、車から充電することもできます。ですが、この機種自身はもう販売されていなくて、その後継機が



になります。これを勧めておきましたが、それとて実際に当たるか外れるかはわかりません。外れたらすぐに返品すること、実際にキャンプに行く前に何度か本当に充電できるかとか確かめておくこととか話しました。

あ、そもそも40000mAh(ミリアンペアアワー)とかがどういう意味かなどを話しました。40000mAhは40Ahと同じ、かつ3.3Vで考える必要があるので、40と3.3をかけて150Wh(ワットアワー)にいかないくらいだということ。150Whだと150Wの機器がで1時間使えるということなどでです。これでもピンと来ていないようだったので、例えば600Wの電子レンジが15分使えるという説明にするとやっと実感できたようです。もちろん600Wの電子レンジは出力が高過ぎて使えないのですが、どれくらいの時間持つかという感覚はわかってもらえたようです。

実際にはACアダプターでPCを充電するので、効率も悪く、おそらくこの外部大容量バッテリーで1回かせいぜい2回近く充電できるかくらいかと思います。PCがフル充電のとき、カメラを接続して持つ時間がこの間の牛岳の実績から2時間半くらいでしょうか。なので屋外で使うときは最初から外部バッテリーに接続しておいた方がいいかもしれません。外部バッテリーが無くなったら、あと残り2時間半とか考えるといいのかと思います。


UV/IRカットフィルターを試す

話している間に外食していた家族が帰ってきてたので、あとはお母さん同士で話してもらって、Mちゃんと私は外でフィルターを試します。牛岳の後、AZ-GTiを使ってみたらしいのですが、北に向けるのを忘れたりとか、PCの充電を忘れてたりとかで、まだあまりうまくいってないようです。今回は基礎も含めて、
  • 三脚の水平を出すこと
  • MILTOLの水平を出すこと
などを確認しました。水準器は三脚とAZ-GTiについているのですが、精度的にあまり当てにならないことが多いので注意が必要です。MILTOLの水平出しは、別途カメラ用の水準器が余っていたのでそれを使ってもらうことにしました。

その結果、ワンスターアラインメントでもそこそこの精度で自動導入ができていました。もちろん初期の北向きの精度が出ないので、初期アラインメントの時の水平のズレは探って探さなくてはいけません。でもそれさえやってしまえば、あとはASI224MCの小さなセンサー面積でもそこそこの精度で自動導入できるようになります。

今回はわかりやすい月で初期アラインメントしていったん撮影し、次に前回牛岳で撮影したM27を導入し撮影しました。この時点で、前回牛岳で撮ったM27と比較すると、明らかに星像が小さくなっています。ただし、満月前日の月夜なので、M27自信のあぶり出しとしては前回の牛岳の方が有利で、Mちゃんは星雲部の仕上がりは少し不満だったようです。でも前回はASIImageで露光時間を長くして撮影しただけですが、今回はASILiveを使ってライブスタックして分オーダーの撮影をしたので、そこは有利なところです。その後、M20三裂星雲、M8干潟星雲と進みます。

M27ではないですが、実際の画像を比較してみます。前回牛岳で撮影したM13がこちら。恒星が大きく肥大しています。

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今回、M27の後に見たM8干潟星雲です。星像があからさまに改善しているのがわかるかと思います。

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いくつか気になったこと

ヒストグラムのオートストレッチで少し気になることがありました。Niwaさんからチリの電視観望でASI Studioのバージョンを上げたらオートストレッチが効きすぎるようになったというのです。ところが我々のほうは逆で、オートストレッチが弱過ぎてマニュアルでもっと三角の間を狭めてやらなければあぶりだせないことが多かったです。どうもこれ、ノイズに関してもオートストレッチのデータとして使っているようで、月明かりのようなノイジーな状況ではどうしても三角の幅が広がってしまうようです。こう考えると、Niwaさんがチリのようなノイズがない環境で強調されすぎるというのは理解できるような気がします。

そういえば、AZ-GTiでSynScan Proの上ボタンを押しても下ボタンを押しても両方とも鏡筒部が下に行くというトラブルが何度かありました。自動導入し直すと元の位置に戻るので、ハード的に空回りしているとかではないようで、どうもソフト的なバグか、バックラッシュが大きい気がします。私のAZ-GTiはそんなことはないので、個体差なのかもしれません。あと、牛岳の時にあった接続ができなくなるトラブルはもう無くなったと言っていました。今回もそんなトラブルはなかったです。


撤収

私はこの日虫除けを塗って、かつ長ズボンでいたので蚊には悩まされなかったのですが、Mちゃんは蚊に刺されまくっていたようです。「虫除けいる?」と聞いたのですが、既に塗っているとのことで、全然効いていないようです。あまりに痒がるので、結局自宅に退散しました。その後はもう撤収となり、前回持っていった「宙のまにまに」の続きの後半5巻と、釣りキチ三平で有名な矢口高雄の「やまびこ」の残りを持って、帰宅となりました。

その際、サイトロンの電視観望入門の冊子を持っていくか聞いたのですが、AZ-GTiを買ったら付いてきたとのこと。どうやら当初のPlayer Oneのカメラだけでなく、いまではかなりの機器に付属しているようです。「協力者のところに私の名前入っているんだよ」と言ったら、そのことは気付いていなかったらしくて驚いていました。

そうそう、ケーキを大量に持ってきてくれました。お母様がケーキ屋さんならではなのですが、もうとってもとっても美味しくて、私もパクパク食べました。でもあまり無理しないでくださいね。気軽にきていただくのが私としては嬉しいです。もしお店で余ったとかだったら嬉しいので、ありがたくいただきます。

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既に子供に一個食べられています。

まとめ

さて、今回はUV/IRフィルターで星像が格段に改善しました。次のハードのアップデートはQBPとかでしょうか。でもその前に、フリーソフトとかで画像処理が先ですね。画像処理で仕上がりは格段に良くなるはずです。

今回もとても楽しかったです。またきてくれるかな?

そうそう、このブログを書いている今日、Mちゃんが同じ学校の友達を自宅に集めて月とかを見るそうです。うまくいっているといいのですが。ポルタとかなら慣れているので、大丈夫だとは思います。


スターライトフェスティバルで12Vで5Ahのバッテリーを二つ手に入れたので、ヒーター用などで使おうと思っています。シールドタイプのバッテリーで液漏れとかはなく、冬の寒い時にも十分使えるという実績のあるものみたいです。

生のバッテリーなので、充電をどうしようと思っていたのですが、ラジコン用に売られている急速充電器が使いやすいことがわかりました。利点は
  • 早く充電できる。
  • フル充電を検知し、充電を自動的に止めるので過充電にならない。
  • どれだけの量を充電したかを知ることができるので、逆にどれだけ使ったかもわかる。
などです。以下、詳細を書いておきます。

私はMUCH MOREというメーカーの急速充電器を使ってみたのですが、ラジコン用に売られている一般的な急速充電器はメーカーこそ違っても、流せる電流値が違うくらいでそれをコントロースルルソフトはほとんどのメーカーが同じ開発元のを使っているようなので、メーカーに関わらず使えるはずです。注意するところは、Pb(鉛蓄電池)モードで充電できるかどうかということです。これさえサポートされていれば大丈夫でしょう。一万円以下のものでも十分実用的だと思います。

基本的には充電器をバッテリーを接続して、Pbモードで充電するだけです。

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一つ注意としては12Vのバッテリーの場合6セル(この場合6P)を選ぶことです。電流は大きければフル充電までの時間が短く、小さければフル充電までの時間が長くなります。例えば5Ahのバッテリーで5Aを選ぶと理論上は1時間で充電でき、7Ahのバッテリーで2Aを選ぶと7/2=3.5時間かかります。

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手持ちの充電器は5Aで充電、1.5Aで放電できるものです。今回購入した二つのバッテリーを充電してみると、二つともほぼ満充電された状態でした。 便利なのは、これらの充電器を使うと満充電がわかり自動で充電するのを止めるするので、過充電にならないことです。また、充電速度も速いはずです。

充電速度が知りたくて、試しにもともと使っていたCelestoronのPower tankもDC充電してみました。 スターライトフェスティバルで赤道儀とiPhoneの充電と、Macの電源用に4時間ほどフルに使っていたので、充電量は大分減っているはずです。実は、最初から付いていたACアダプターをスターライトフェスティバルでどうも無くしてしまったみたいで、それ無しで充電する方法を探るというという意味合いもあります。

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DC充電の場合はPower tankの背面にある赤と黒のコネクタに充電器を接続します。通常のACアダプターの場合はフル充電は1日近くほったらかしておきます。充電できたかどうかは緑のLEDが点灯するのでかかるのですが、DC充電の場合はそのLEDは点灯せず、そのためだけにACアダプターを(コンセントには挿さなくていいので)充電器につける必要があるみたいです。でも今回のラジコン用の充電器を使う場合にはフル充電はおろか、どれだけの時間がかかったか、どれだけの量が充電されたかもわかるので、そもそもACアダプターを挿す必要はありません(上に書いた通り無くなってしまったようなので、挿したくても挿せません)。

実際の充電時間ですが、手持ちの充電器で出せるいっぱいの5Aで試してみました。計算上は7Ahを5Aで充電すると、7Ah/5A = 1.4h = 1時間25分くらいで充電できるはずですが、常時5Aで充電しているわけではないので、実際には1時間42分かかって、4.5A充電できたところでフル充電になりました。もっと大きな電流を出せる充電器も売っているので、もう少し充電時間を短くすることもできますが、1日近くかかっていたのが、数時間で終わるので、これでも十分だと思います。

ただし、注意点がひとつ。一般的に充電時間を30分以内にすることはバッテリーの寿命を著しく縮める可能性があります。例えば、今回の7Ahのバッテリーだと、14Aで充電すると理想では30分で充電できますが、それ以上の電流で充電すべきではないということです。バッテリーの寿命を伸ばすためには1時間以上はかけて充電する方がいいみたいです。


 

星の村スターライトフェスティバル 2016で得た恒例の戦利品です。

今回店舗ブースで購入したものは少ないです。機材がそこそこ揃ってきたことと、電視観望の対応であまり時間が取れなかったことです。いくつか買い逃したものもありました。まずはVixenブースでネジです。

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最近足りなくなってきたので、いい機会でした。Vixenブースでは娘と一緒に行ったのですが、宙ガールシールと宙ガールバッヂをいただきました。

冬が近づいてきて、鏡筒が曇ることも多くなってきたので、ヒーター用にバッテリーを買いました。

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12Vで5Ahだそうです。大きさも手ごろです。ここのものは低温でもよく動くと聞いていたので、ちょうどいい機会でした。

タカハシブースでは鏡筒カバーを購入しました。

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バッグ用のカバーらしいのですが、十分使えるとのことです。S君がブースにいて、星座早見盤を下の子の分も2ついただきました。

直接購入したものはこれくらいで、丸太切り大会の賞品で

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娘が一位になったのでタカハシ提供の非常袋と、タカハシのシールをいただきました。さらに参加賞のペンとバンドエードと切った丸太の一部です。非常袋は抽選会の景品にもなってたものなので、ラッキーだったのですが、抽選会では結局何も当たりませんでした。

一番の大物買いはオークションでした。落としたものは全部で4点。まずはタカハシ2点。いつかはタカハシのあのタカハシです。自分でも初めてのタカハシです。ものは鏡筒とポータブル赤道儀です。鏡筒はFS-60Qのなんとアニバーサリーモデルで、青色ですごくかっこいいです。

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タカハシ本社工場に残っていた最後の一本とのことでした。帰ってから見てみたらシリアル番号に「DEMO3」と書かれていました。

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ここ最近軽量化装備のことをずっと考えていて、FS-60が候補に入っていて、ヤフオクなどでいいものを長いこと探していたので、バッチリのタイミングでした。しかもヤフオクなどより、よほど程度のいいものを更に安く買えたので大満足です。10年の単位で余裕で使えるはずなので、大事にしたいと思います。

赤道儀はポータブル赤道儀に相当するTG-SP スカイパトロールIIでAdvanced VXについで、ついに2台目です。

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このオークションのおかげで、最近ずっと考えていた軽量装備化にやっと踏み出すことができます。まずはタカハシ同士組み合わせて使ってみたいと思います。 将来的はUNITECのポタ赤がコンパクトなので、置き換えることになるかもしれませんが、精度的にはこちらのTG-SPでまずは詰めてみようと思っています。

さらにオークションで、落札ではないのですが手に入れたものは、SBIG社製の初期のCCDのST-7です。

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画素数が38万画素と少ないせいか、最後千円でも不落に終わったのですが、出品者の方と話して同額で譲っていただきました。冷却タイプで、LRGBフィルターも付いていて、そもそも冷却ものも扱ったことがないので、機器としてだけでも魅力です。ソフトも全部付いているみたいなのですが、MS-DOSとか書いてあってソフト関連は相当古いので、いろいろ遊びながら試して活用させていただきたいと思います。

最後は夜のオークションで出ていた糖度計です。

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娘がKyoeiブースまでやってきて「百円ちょうだい」というので、渡したら糖度計に変わっていました。ものはたくさんあって全部百円だったらしいのですが、誰か十円を置いていったらしく、笑い話になっていたみたいです。果物とかは測定できないとのことですが、普通に糖度が測定できるみたいで、百円というのは信じられない値段です。子供の自由研究か何かに使えそうです。これは下の子のお土産になりました。

パンフレット類です。
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参加の証のステッカーももらえました。

最後はライブで出演されたオオザカレンヂkeisukeさんのCDです。

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オオザカレンヂkeisukeさんご本人にサインまでしていただきました。娘は一緒に写真まで撮ってもらっていました。娘が今回の中スターライトフェスティバルの中で一番よかったと喜んでいます。私はまだ聞いていませんが、歌詞を見ると星まつりにふさわしい星についての歌です。


今回は、観望の準備の方が忙しくて手に入れることができた品数はそれほど多くないですが、オークションで落札できたのが相当大物で、しかもかなりお値打ちで落札できたので大満足です。

今回のスターライトフェスティバルの旅は、番外編として後もう少し続きます。 

ペルセウス座流星群の時の連続撮影もそうだったのですが、これまでTimelaps撮影の時など長時間撮影をしていると度々レンズが結露してしまうことがあったので、とうとう痺れをきらし夜露防止ヒーターを注文しました。

http://www.geocities.jp/tpkkagato/syouhin/hi-ta-.htm

のタイプ6MSPというもの。USBバッテリーもアマゾンでAnker PowerCore 13000というのを買ってみました。いちおうPanasonicのセルを使っているらしいのですが、安いので大丈夫なのかちょっと心配です。

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実際に届いたバッテリーは袋もついて結構しっかりしていそう。ヒーターもなんとか一緒に袋に入りそうで便利です。 とにかく一度使ってみなくては。

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