ほしぞloveログ

天体観測始めました。

キーワード:Monotaroを含む記事

AZ-GTiの赤道儀化を試してみようと思います。

もう試された方もたくさんいるようですが、結構うまく動いているようなので、コンパクトな撮影システムを構築してくて、自分でもやってみたくなりました。コメントをくれた県天のOさんも既にオートガイドまで試しているようですが、Wi-Fi接続で、全ケーブルで一本だけというシンプルオートガイド撮影が実現できているようです。

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まずはAZ-GTiのファームウェアのアップデートが必要になります。ここからダウンロードすることができます。2018年10月17日現在、赤道儀対応バージョンは3.14で

Firmware: AZGTi Mount, Right Arm, AZ/EQ Dual Mode, Version 3.14

になります。ダウンロードしたら展開しましょう。注意書きにも書いてありますが、テスト目的ということなので自己責任でお願いします。

同じページからファームウェアをアップロードして書き換えるためのプログラム

Windows program: Motor Controller Firmware Loader - WiFi, Version 1.69

もダウンロードしておきます。こちらも展開しておきましょう。私は最初手に入れたファームウェアをどうやって適用したらいいかわからず、やっとこのアップロードプログラムにたどり着きました。

まず、Windowsが走るPCからWi-FiでAZ-GTiに接続します。その状態で上記アップロードプログラムを走らせて、最初にダウンロードしたファームウェアを選択し、アップデートを実行します。



次の課題はAZ-GTiを斜めに取り付けることです。みなさん各自色々工夫しているようですが、私はタカハシのV金具(TG-SV)が手元にあったので、これを使いました。他にも同じタカハシで任意の角度に調整できる架台(TG-SH)や、Monotaroで売っているクランプレバー付ターンブラケット 40Aなんかも少し加工すれば使えると思います。

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TG-SVは高さが低いため、AZ-GTiの赤経部が回転すると本体下部が三脚側と干渉する可能性があります。そのため取り外しやすくすることも考えて、アルカスイス互換のマウントとプレートを間に挟むことにしました。AZ-GTi側のネジ穴が3/8インチの大ネジなので、普通のアルカスイス互換プレートだとネジが合いません。AZ-GTi側に、よくある3/8インチ穴から1/4インチネジ穴に変換するアダプターをつけてもいいのですが、試してみたら少しガタガタしてしまい強度的にどうしても不安なので、結局3/8インチネジで直接固定できるようにアルカスイス互換プレート真ん中のスリットの端に大きめの穴を開けました。

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3/8インチの大きな穴が空いているのがわかりますでしょうか。
ネジ山も切ってあるので落下することもないです。

でも、細長い溝状になっていることろの端にさらに大きな穴を開けるのは結構難しいです。ドリルの径を少しづつ大きくして、噛まないように無理をせず進めます。少しコツをいうと、ドリルの径を変えたらまず穴が開かない方の向きに逆回転させて、少し周りを削ります。こうすると引っかかったりせずに、少しだけとっかかりができます。その後正回転させて、このとっかかりを崩さないように落ち着いて丁寧にゆっくり穴を開けます。M8のドリルまでいったら、あとは3/8インチのタップでネジ山を切ります。AZ-GTiに取り付けたものが下の写真になります。

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いずれにせよ、これらの固定、もしくはネジ止めだけの架台では極軸合わせの時に微動調整ができません。そのため三脚の脚の傾きなどで極軸を取る必要があるため、少しテクニックが必要になります。極軸調整を微動でしたい場合は、SLIKの微動雲台SMH-250KenkoのスカイメモS/T用微動雲台などがありますが、ネックの部分に微動装置を入れるとどうしてもそこで揺れるようになるので、私はあまり好きではありません。

次に、ウェイトバーを取り付け、ウェイトでバランス調整をする必要がありますが、適合するネジのサイズのウェイトバーを見つけるのが困難です。私はOさんのアイデアに倣って、ホームセンターで適合するネジ溝が切ってあるM12の金属棒を購入しました。500円程度なので格安です。落下防止の同じくM12のキャップをつけても700円くらいでした。ウェイトは先週の星フェスで中古で買ったものです。

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組み立てのが一番上の写真になります。



色々苦労してきましたが、やっとSWAT-200で一軸ガイドで星像がほぼ真円に近くなりました。焦点距離600mmで、5分露光、一軸制御だけでのSWAT-200なので、まあまあの成果だと思います。現在のセットアップは写真のようになっています。

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鏡筒はFS-60Qで焦点距離は600mm、SWAT-200をPHD2で一軸ガイド。ガイド鏡はASI224MCに焦点距離50mmのノーブランドのCマウントレンズ。三脚はGitzoのGT3840Cです。SWATとFS-60Qはモノタロウで買った簡易なクランプ台で接続しています。これはより構造的にシンプルなものでまずは試したいと思っているからです。

2月4日の記事で、3秒露光時の原因が赤径へのガイド信号のフィードバックが原因と突き止め、ガイド信号を綺麗にすべく200mmのガイド鏡レンズを導入し、3月12日の記事でその200mmのレンズのたわみが赤緯方向に星像の流れを作っていたことまで突き止めていました。これらの過程で、PHD2の機能がだいぶ理解でき、Advanced VXの上で元の50mmのガイド鏡レンズで精度を上げつつ、流れを止めるというところまで持っていくことができました。

昨晩、満を辞してSWAT-200で試しました。ところが、最初はどうしても星像が赤緯方向に流れてしまいうまくいきません。極軸はいつものようにSharpCapで合わせてあるので、1分角程度の精度は出ているはずです。それでもPHD2で見ていても、赤緯方向の一方向に流れていきます。結局、この原因はターゲットの天体を変えるとかで機材に触ると、機材全体を動かしてしまい、結構簡単に極軸からずれしてまうことにありました。現在使っているGitzoの三脚は、揺れなどはあまりなくていいのですが、やはり全体的に軽いということがあり、機器に触ると数分角くらいのずれが出てしまうようです。

仕方ないので、PHD2の流れが出ないように南天で星が上(北)に動いていくときは極軸が西にずれているので、少し東に三脚の脚をずらしてやる、南天で星が下(南)に動いていくときは東に三脚の脚をずらしてやるという方法で、数回繰り返してやると、PHD2上の赤緯のずれをかなり減らすことができました。PHD2でトレンドから計算した極軸の向きのエラーもリアルタイムで表示されるのですが、ほぼ1分程度になりました。

結果を示しておきます。最初の写真が赤緯がずれていく場合、次がずれをなくした場合です。両方とも5分露光です。

LIGHT_300s_1600iso_+14c_20170326-00h04m18s064msa

LIGHT_300s_1600iso_+10c_20170326-00h55m51s199msa


実はこれ、うまくいったときの写真を最初にとって、その後機器に触ったときにずれてしまったものを撮った写真です。すぐにこんなにうまく取れたわけではないですが、少なくともやっとこれくらいのコントロールはできるようになったということです。

ちなみに、未だにSWAT下に微動回転装置をつけていないので、三脚の脚をずらすというローテクでやっていますが、なんとかなりそうな雰囲気です。軽量化や、構造的に弱いところをつくらいないという観点からはこちらの方がいいくらいです。

まあ、それでも微動回転装置を使った場合よりは精度は出ないということは以前計算していまして、とりあえず今回は5分間の露光では真円に近くなるくらいまでには精度を出すことができました。今回は自宅で試したので、それほど暗い環境ではなくこれくらいの露光時間で十分でしたが、より暗いところに行ったり、より低いISOでとる場合にはもう少し長い露光時間が欲しくなるため、さらに極軸の精度が必要になってきます。

あと、先日購入した回転装置のテストも同時に行いました。こちらはすこぶる快調で、まあ当たり前と言えば当たり前なのですが、これまでのようにカメラを回転させると毎回ピントがずれるというようなことはなくなり、時間の節約につながります。もっと早く買っておけばよかったです。ワイドリングの効果はAPS-Cなのでどこまであるかわかりませんが、フラット補正の時に詳しく検証して見たいと思います。

ちなみに、昨晩は新月期で機材のテストだけではもったいなかったので、星像流れのテストがてら3分露光で蠍座のIC4592付近を撮影しました。うまく画像処理ができたらまたアップします。


2017/1/28の土曜日、久しぶりに夜晴れたのですが、少し雲がかって透明度は悪かったので、撮影は諦めていくつかテストをしました。

この日の昼に届くと思っていた5GHzの無線LANの親機が間に合わなかったので、庭に出したStick PCが届く範囲の自宅LANを5GHzに対応させました。その結果、自宅の庭での撮影は安定してできるようになりましたが、自宅LANなしでの安定な接続は明日以降までお預けです。

撮影には条件が悪いのですが、機器など試したいことがいくつかありましたので、順に書いておきます。ですが、ちょうど北の空が雲で覆われていて極軸合わせが全くできなかったので、いくつかはラフなテストになってしまいました。


1. USB 5Vから12Vへの変換で、Advanced VX及び、SWAT-200が駆動できるか?

USBの5Vから12Vへ変換するというケーブルをアマゾンで頼みました。年末に頼んだのですが、届いたのはついこの間です。これをAnkerの5V出力、26800mA((3.3V換算で) のリチウムイオンバッテリーにつないで電圧を実測すると12.5Vくらいありました。

ところがSWAT-200に挿すと接触不良なのか、電源コネクタを挿したときびっくりするのか、SWAT-200がオンにならない時があります。何度か抜き差しすると問題なくなります。その状態でコネクタを触ったりしても特に不安定なことはないので、何か例えば、12Vと言っているのが実測12.5Vとかあるので、高すぎるなどを疑っています。SWAT-200が6-12V対応なので、本当はUSB 5Vを9Vくらいに変換できるものが見つかるといいのですが、なかなかないみたいです。

もう一つAdvanced VXにも挿してみました。最初問題なく動いていたのですが、結構コネクタが緩くて、少し触ってしまうと抜けかけてまた最初からアラインメントになってしまいます。ちょっと実用には厳しいいかもしれません。コネクタが少し太くなればいいので、一部にテープをつけるとかでどうにかなるのかもしれません。(2017/2/11 追記: AVXのモーターを速く動かすと、おそらく過電流でバッテリーが一旦落ちるという現象がありました。AVX使用時は重くても構わないのはずなので普通のパワータンクか別の鉛電池などの方が無難です。)


2. 回転減速機のでピントが合わせやすくなったかどうか?

減速機だけでなく鏡筒の固定方法も変えて動きがスムーズになった結果も知りたかったのですが、3秒で撮ったM42のトラペジウムを拡大した写真がこれです。

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以前1月初めに撮ったちょっとピンボケだったものが以下のもの、

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さらに以前撮ったもので、ピントに関してはまだましだと思っていたものが以下のものです。

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比較すれば明らかで、今回撮ったものが一番ピントが合っています。7倍の精度と、鏡筒の伸縮に伴う変なたわみがなくなったので、相当ピントを合わせやすくなりました。


3. ManfrotteからGitzoの三脚に変えて、どれくらい揺れなくなったか?

独立した記事にしました。(2017/2/4)



4. SWAT-200に鏡筒をどのように乗せれば、揺れが少なくかつ赤径、赤緯ともにスムーズに動かすことができるか?

現在2通りの乗せ方を考えています。一つは

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のように、できる限りシンプルにするものです。SWAT-200と鏡筒を繋ぐのはMONOTAROで買った、上と下が45mm角の板で、ハンドルを緩めると上の板の角度を変えることができる台です。ハンドルを締めてしまえば、かなり強固に固定することができます。

軽くてシンプルでとてもいいのですが、一つだけ欠点があります。ちょうど写真に写っているように回転台を倒しすぎると鏡筒が片側によってしまい、赤経方向の重量バランスが全く取れなくなってしまうことです。このことを踏まえて次の写真のような固定方法も考えました。


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横から見るとこんな感じです。

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赤経回転台から赤緯回転軸までの距離を短く取ることで、赤経軸がブレにくいようにしています。また、赤経回転軸と鏡筒の距離も短くし、反対側を長くとって重りを載せることで重量バランスを取っています。ここら辺はHUQさんの取り付け方も参考にしています。

この方法のいいところは、赤経、赤緯どちらの方向も重量バランスが取れていて、たとえどの方向に鏡筒を持って行ったとしてもバランスが崩れないところです。悪いところはやはり上に比べて載せているものが多く重いのと、鏡筒と反対側のバランサーの質量が回転中心から離れているので、慣性モーメントが大きく、どうしても風邪などの外乱に対して揺れが大きくなってしまうことです。実は今回この状態で撮影を少ししたのですが、結構ぎりぎりまで幅を攻めていたため、なんと鏡筒のピントの回転つまみとSWAT-200に挿している電源ケーブルが干渉して、途中で自動追尾ができなくなってしまいました。その頃には雲もさらに出始めていたので止めにしたのですが、次回は上のシンプルな方法での撮影も試してみたいと思います。

それにしても全然スカッと晴れないので、チマチマしたことばかりしています。太平洋側はあんなに晴れていたのにと、今日も雨交じりの雪の降る空を見上げて、悶々としています。



Monotaroで頼んでいたものがやっと一部届いたので、その中の部品でCCDの固定方法をもっと丈夫になるように変えました。

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ついでにFS-60Qの固定方法を少し変えました。具体的には鏡筒バンドの上下を入れ替えたのですが、これは写真を見るとわかりますが、アルカプレートと鏡筒バンドを固定しているネジが一本だけなのがわかると思います。鏡筒バンドン仕様で上側は一本しか止められないのです。下側の方は2本のネジで止めることができます。これまで下が一本ネジ、上が2本ネジだったので、下の強度の方が重要と思いひっくり返したというわけです。

もう一つ、アルカプレート中央ラインの前側のネジを、上下ともつまみがついているものに変えました。これは、これまでアルカプレートと鏡筒バンドが前後共に固定ネジでしめてあったため、ピントを合わせる時に、前側の鏡筒バンドが緩むように鏡筒バンドのネジを緩めて、鏡筒バンドと鏡筒がずれていくことでピントを合わせていたのですが、滑りが悪く時折バネのようになってしまい、つまみの回転と鏡筒のズレがあまり線形でないため、ピントを合わせる時の微調整に苦労していました。今回、つまみ付きのネジをピントを合わせる際に毎回緩めることで、アルカプレートと鏡筒バンドが上下ともに相対的にずれるようになって、随分とスムーズに動くようになり、ピントつまみの応答がかなり線形になりました。これでピントもぐっと合わせやすくなるはずです。一方、この方法の欠点は、上下ネジを毎回緩めたり締めたりするために、特に下のネジに指でアクセスできるスペースを確保しなくてはならないことです。そのため、鏡筒全体の前後位置に多少制限がつきます。

あと、回転減速機の取り付け方法を考えていました。こちらは道具などを揃えているので、またうまく行きましたらレポートします。 

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