ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 小海

少し日にちが空いてしまいましたが、記憶が薄れないうちに最終日の様子と戦利品を一気に書いてしまいます。


最終日、朝の様子

昨日の電視観望講演とその後の実演から一夜が明けた朝、最終日ということもあり昨日で帰られた方もいるようで少し寂しいかなと思っていましたが、地元の方が新たにたくさんきていたみたいですぐに賑わってきました。ここら辺が天体ショップだけでなく、一般のお店も出ている利点でしょうか。

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講演会いろいろ

この日も朝10時からいくつかの講演があります。赤道儀の開発の話はかなりマニアックで、赤道儀のプログラムを書くにはどんな計算が必要かという話でした。いろんな場合分けが必要で、開発がかなり大変だったとのこと。中には計算で判断が不可能というので、ユーザーに選択を迫る場合もあるそうです。趣味の範囲なら開発も楽しめると思いますが、製品となるとサポートなどもあるので相当大変なはずです。

次の重力波の講演は楽しみにしていたものの一つで、例によって聞くことはできませんでしたが、会場はほぼ満席だったようです。参加者からはかなり好評だったようで、研究の話だけでなく、研究者の子供の頃の話やどうして研究者になったとかの話もあり「20代の若い人に是非聞いて欲しかった」という意見を耳にしました。実は講演が終わってから何人かの人と講演内容について話したのですが、やはり自分で考えることが大切で、これは子供にとってもすごく重要ではないか。天文の趣味でも同じことで、ただ星を見るだけだとそこで終わってしまうけど、色々考えながら見えない宇宙に挑むのは研究も趣味でやるのも変わりはないのではないかとか、講演をネタに色々話していました。

この星フェスは会期中ずっと何らかの講演があるので、このように講演をネタにみんなで楽しむこともできます。こんなふうに盛り上がっている様子を講演者が知ったら、とても嬉しいのではないでしょうか。


午後の抽選会と、富山への帰路

さて、午後になりそのうちに抽選会が始まりました。でも呼ばれる番号はこの日にきた多分地元の方達の新しい番号ばかりで、懇親会からいる若い私の番号は残念ながら呼ばれることはありませんでした。次のじゃんけん大会もあえなく敗退。でも地元の人たちが喜んでくれているみたいなので、これはこれで盛り上げる意味ではいいのではないかと思いました。

まだじゃんけん大会の途中でしたが、次の日の仕事もあるので、今回の主催者の一人、地元のテレスコ工房のS店長に挨拶だけして、ここで帰路につくことにしました。Sさんには打ち合わせから講演当日まで、とてもお世話になりました。どうもありがとうございました。

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帰りも同じ、佐久回りで上信越自動車道経由で富山に移動。自宅に着いたのはそれでも19時頃だったでしょうか。2泊3日の行程でしたが、今回は講演もあり非常に充実していました。そして、流石に疲れて自宅に着いてからはぐったり。この日は早めに寝てしまいした。


星まつりならではの出会いと交流

今回もたくさんの方たちに会うことができました。
  • 富山勢からはいつものY君と、Aさんと、珍しく県天のOさん夫妻も参加。星まつりには県天のメンバーはあまり見ないのですが、この日は重力波の講演を楽しみに参加したとのこと。
  • Y君は残念ながら富山から離れて広島に引っ越しとのことです。昨年5月Twitterのつぶやきが元で自宅バーベキューにさそって以来、星まつりなど行く先々でしょっちゅう会っていたY君ですが、広島でも活躍してくれるでしょう。と思っていたら、すでにTwitterに広島で撮影した画像をアップしていました。新天地でも早速いい撮影場所を見つけたようです。
  • 懇親会では普段話せないような方達とも時間をかけて話すことができました。nabeさんやシベットさん、NVのAさんご夫妻など、ブログでは知っていたけど初顔合わせの方達もとても刺激的でした。
  • 名前を挙げきれないですが、多くの星仲間が講演を聞きにきてくれて、また質問してくれたり、感想を言ってくれたりしました。本当に嬉しかったです。
  • ショップの方にも色々とお話を聞くことができました。特にKYOEIのMさんとは講演をご一緒でき、これからも天文人口の裾野を広げていこうと決意を新たにしました。
  • 夜の観望会で一緒になった方達とは、すごく楽しい時間を共有することができました。AさんのNVと電視観望の比較は絶対面白かったです。またいつかご一緒したいです。


約束

今回の星フェス会場でいくつかの約束をしました。
  1. 一つはスタベのバイトのK君で、ASI294MCのセンサー面を実体顕微鏡で見たいとのこと。私は両方とも持っているので実際に見て記事にすること。
  2. もう一つは、国際光器さんに以前ちょっと面白い提案をしていて、今回3.5nmのHαフィルターをお借りすることができたので、その評価をすること。うまく行くかわからないので内容はまだ秘密です。 
  3. 電視観望の講演で使ったスライドをブログでも紹介すること。 これはすでに実現しました。
時間のある時に試して、また報告したいと思います。


戦利品

今回はあまり購入品が多くなかったので、一気に戦利品も書いていきます。

まずはミザールさんで、アリミゾとビクセンのコントローラーのジャンク品。ジャンクなので格安です。
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次に、アストロストリートさんで以前から欲しかったアリガタとアルカスイスの裏表プレート。これはアイデアものです。青は最後の一枚。FS-60Qに似合いそうです。あとは特化の正立プリズム。
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テレスコ工房さんで、ペットボトルをウェイトにできるアダプター。これも前から欲しかったものです。
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あとはMOREBLUEさんでアルカスイスプレート。短いのが欲しかったのですが、店頭には並んでなくて聞いたら一枚だけあるとのことで出してくれました。
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国際光器さんにお借りした3.5nmのHαフィルター。半値幅が小さく性能がいいので、普通に天体をあぶり出すのも楽しいですが、ちょっと他の使い道を探ってみようと思っています。

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最後はパンフレットなど。
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今回は大したことないですね。でもシュッミットさんのHD800は最後まで迷いました。やっぱり買っておけば良かったかも。でもVISACもまだ試しきれてないし...。


お土産

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今回何人かの方からお土産をいただきました。M87JETさん、マリーチさん、シベットさんどうもありがとうございました。どれもとても美味しかったです。

特に、観望会をやっていた時に暗い中でお話しさせてもらった、阿智村からきたという「ジャム工房」さん。その際にいただいたジャムは絶品でした。ブルーベリーとりんごのセットだったのですが、特にりんごの方。もう塊がドカンと入っていて、ジャムというより高級洋菓子のよう感じです。家族で争いのないように等分配して、一瞬でなくなりました。相当のこだわりがあるジャムのようで、無添加で、超低糖度だそうです。せっかく頂いたので宣伝しておきたいというのもありますが、それよりももう美味しさの方でが圧倒的でした。ジャム工房の場所ですが、二つ上の写真に住所とかも載っています。


楽しかった!また来年もよろしくお願いします。

最後に少し反省点ですが、パンフレットに25日の午後7時から開催と書いてあるので、懇親会に参加しない一般の人が多分遠方から何人か来てしまっていて、いつ始まるんでしょうかとか聞かれました。多くの人が目にするパンフレットには翌日からの開催時間を書いておいた方が混乱が少なくていいと思います。今回気になったのはこれくらいでした。

それどころか、良かった点の方が圧倒的で、書ききれないくらいです。 まだ3回目でこれです。規模もどんどん大きくなっています。講演も充実していて、しかもリゾートホテルということで、星まつりとしては圧倒的に快適です。来年も期待してしまいます。

主催者の一人テレスコ工房のS店長はじめ、星フェススタッフの皆様、会場を提供してくれた小海リエックス ホテルの皆様、そして星マニアを温かく受け入れてくれた小海町の地元の皆様。こんな楽しい星フェスを開催してくれて、本当にありがとうございます。

来年以降も時間の許す限り参加したいと思います。


私にとっては「星と自然のフェスタ」で一番のメインとなる、電視観望の講演と実演についてです。講演に来てくださった皆さま、どうもありがとうございました。講演では立ち見もたくさんいて、夜の実演と合わせて大盛況で、大成功だったと思います。今回の記事は、発表する側の立場でどんな思いで講演や実演に臨んだのかという内容になります。


講演前

実はこの日は朝からメイン会場を回っていてもなかなか落ち着かなくて、一番楽しみなはずの特価品あさりも思ったより進みません。フリーマーケットで何も買わなかったと前回の記事で書きましたが、理由の一つが講演のことが結構頭から離れなくて、じっくり見ることができなかったというのがあります。でも、そんなことを吹っ飛ばすくらい今回の講演は充実していて価値があったのかなと思っています。

本当はタカハシの講演を聞きたかったのですが、その頃が準備で一番テンパってて、泣く泣くあきらめました。次の野鳥の話の時にはだいたい準備も終わり、スコープテックさんの講演を聞くことができるくらいになりました。座席について話を聞きながら自分の講演の最終調整をしようとPCを取り出したら、なんと予備のPC!やはり焦っていたんでしょうか、いつすり替わったのかは定かではないですが、当然講演ファイルは(古いバージョンしか)入っていません。再び部屋までPCを取りに。そんなこんなで、スコープテックさんの公演スタートに少し遅れてしまいました。ちょうど部屋に入る時に、原村でお会いしたマリーチさんが入りにくそうにしているので「気にすることないですよ」と言って、一緒に講演部屋に入りました。


スコープテックの講演にて

スコープテックさんのお話は、フリーストップの片持ち経緯台ZEROの開発についての話で、是非とも聞いておきたい講演でした。実際ものすごく面白かったです。新製品の開発がいかに大変だということがよくわかります。まず理想があって、限られた予算の中でできるだけのことを詰め込んで、試作をして、量産品を作って、マニュアルなども整備する。なかなか一筋縄ではいかないことは容易に想像できます。ユーザーのためを考えて、かなり思いを込めて作った商品だということが十分に伝わってきました。コンパクトに折りたためて、かつ揺れないというのは非常に魅力的です。

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特に、振動の減衰の様子をビデオで見せていたのですが、片持ちなのに相当早く揺れが収まります。これなら見ていても不満は感じないと思います。将来的にはエンコーダーなどを取り付けることができるように、各所にネジ穴などを空けてあるそうです。息の長い製品になりそうで、経緯台の決定版になるかもしれません。

後から実際にZEROを会場で改めて見たのですが、振動特性は申し分なく、三脚を揺すった時の振動とほぼ同等レベルの印象で、とてもバランスよく作り込んでいると思います。かなり頑丈に設計してあるようで、共振周波数も高めで変な励起などはなさそうです。鏡筒を覗きながら視野を動かしたりしてみますが、ほとんど揺れが気になりません。

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間も無く量産に入るそうですが、こういった熱意のこもった製品を開発するメーカーには、絶対に生き残ってほしいと思います。


いよいよ電視観望の講演に

さて、スコープテックさんの講演の後はいよいよ我々の番です。開始時間は15時30分からなのですが、10分位前の時点でも既に下の写真くらいの人がいました。実際スコープテックさんの講演が終わった後もほとんど出て行く人がいなくて、さらに新たな人たちが入ってきたような状況で、立ち見の方もかなりいたようです。

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この人数を見るだけでも、電視観望についての関心がかなり高いことが実感できます。今回は電視観望について、KYOEIさんと合同で話すわけですが、二人で30分とそれほど長いわけではないなので、できるだけスムーズに話す必要があります。前半はKYOEIさん、後半は私です。

さて、時間になり早速KYOEIさんのお話が始まります。

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内容は電視観望とはどんなものかということから、「楽しい」をコンセプトに、観望会で電視観望がどのように使われるのか、実際の見え具合を交えてわかりやすく話してくれました。もちろんKYOEIさんはお店なので、どんな機材が良いかという紹介もしれくれます。初心者だと機材選びも大変なので、購入に際してもいろいろ相談に乗ってもらえるのかと思います。鏡筒はRASA、RedCat、カメラはASI294MCとRevolution Imager、制御とソフトはASIAirとSharpCapなど、入門からハイエンドまで幅広いラインナップを紹介していました。電視観望だけでなく、ついでに撮影までできるという紹介の仕方は私の視点にはなかったので、こういったアプローチ方法もあるんだと参考になりました。

メイン会場のKYOEIブースの前にはRASAとASI294MC Proの組み合わせで機材を見ることができ、夜にはRASAとASIAirで電視観望の実演もしていました。

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いよいよ自分の番です 

KYOEIさんの話はすごくわかりやすくて作例も多いのですが、すでに制限時間30分のうちの15分が過ぎていて、まだ終わりそうにありません。「あ、これはオーバーしそうだ」と思い、土壇場で自分のスライドの数を少し減らしました。結局ほぼ20分で前半が終了。残りの時間は約10分です。最終的に用意したスライドは16枚。時間は厳しかったですが、それでも前半で基本的な概念をわかりやすく説明してくれていたので、私は少し凝った話をすることができました。

タイトルは「なぜ小口径6cmの鏡筒で電視観望が成り立つのか?」です。いつも電視観望で使っているFS-60QをAZ-GTiに載せた機材も横に置いて話しました。丸ごと片手で持てるくらいコンパクトな機材です。

トークのはじめの方で、電視観望を実際にやっている、もしくは試したことがある方に手を挙げてもらったのですが、半分くらいは挙がったでしょうか。思ったより多い数です。星まつりで知り合った星仲間もたくさんきてくれていました。このブログを読んでくれている方や、Twitterでフォローしてくれている方もたくさんきてくれていたと思います。かなりの人が本気で電視観望に興味があるはずです。

小口径電視観望には必須のSharpCapのパラメータやコツに加え、「なぜ」小口径でも電視観望が成り立つのかという理由のところをできるだけ理解してもらえるように話を進めたつもりです。また、作例では昨晩の実演練習で見たオリオン座と馬頭星雲も早速見せて、小海の地での電視観望の実例を盛り上げるようにしてみました。

講演は10分という短い時間だったので、全部を読み上げるわけにはいかず、主要なところを説明するようにしましたが、言いたいことは十分伝わったのではないかと思います。講演が終わってからも、次の方の講演のギリギリの時間まで、かなりたくさんの方が質問で手を上げてくれました。KYOEIさんと私とで手分けしながら回答をしていましたが、質問される方や聞いている方の反応を見ていると、手応えとしては十分すぎるくらいあったのかと思います。

講演が終わって片付けをしてから外に出ても、何人もの方からさらに色々質問を受けたり、お話ししたりしました。ずっとブログを読んでくれているという方もいました。本当に嬉しい限りで、今回改めて講演やってよかったと、この時実感しました。


電視観望の実演

講演の最後の方で、この後暗くなってから会場のどこかで電視観望の実演もしますと宣伝しておきました。できるだけ操作とかを実際に見てもらって、わかりにくところなどを色々話しながら解決できたらと思ったわけです。この日は天気予報では夜から晴れるはずだったのですが、暗くなってからもなかなか雲が無くなりません。雲というか、まるで霧の中にいるような感じです。それでも19時すぎくらいからでしょうか、雲の隙間から少しづつ星が見えてきます。早速車から機材を運び、昨晩と同じような場所で電視観望のセッティングを始めました。準備の時から人が集まり始めていたのですが、空はなかなか晴れてくれません。とりあえず曇りの間に試しに見たM57が次の写真です。

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さすがに雲が結構ある中なので、どうしてもコントラストが悪くなってしまいます。この後また曇って見えなくなったり、少し見えたりを繰り返しているので、逆にその間に色々状況や手法を解説することができました。そのうち、空が完全に晴れてきたときのM57がこれです。

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やはりあからさまにコントラストが違います。このころにはかなりの人が集まってきていて、綺麗な画像が出てくると「オーッ」と声援が上がります。

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とにかくみんなでワイワイガヤガヤ、星雲を見ながらいろんな議論が始まります。技術的な話、コンセプト、昼間わかりにくかったところの解説とか、全然時間が足りません。

特にナイトビジョンのAさんの奥様から聞くことができた、初心者から見た電視観望の印象はとても参考になりました。マニアには常識的な星座の名前や星や星雲のことも、初心者にとっては未知のものです。観望会とかではそこに気を使う必要があるようです。例えば、惑星状星雲といっても多分何が何だかわからないので、見えている画面にテキストで名前を入れるとか、天体の解説をテキストで書いて画面に出しておくだけで、さらに興味を引くことができるはずです。そのうちに、別モニターで解説を出しておけばいいとか、いやそれだと明る過ぎて星が楽しめないとか、もう画面を見ながらいろんな話が飛び交うのです。「あー、こんなのが電視観望でやりたかったんだ!なんか幸せだなあと」と実は一人で感慨深くなっていました。

21時過ぎくらいでしょうか、雲が一面を覆ってきたので、私は一旦多機材を片付けました。でも片付け終って先ほどの場所に戻ったら、また少し星が見えてきています。Aさんのナイトビジョンも出ていて、まだまだこれから盛り上がりそうでした。もう一回出すかとも思ったのですが流石にかなり疲れてしまっていたので、とりあえずその場を後にし、温泉に行って少し休憩。露天風呂の中からかなり星が見えたので、風呂上がりにこの日はアイスを5本も食べて、再び先ほどの場所へ。

すぐに目に入ったのが、Aさんと友人で、最近このブログのコメントでやり取りをしているシベットさんが、Revolution Imagerのカメラを使ってSharpCapで電視観望をしているではないですか。アンドロメダ銀河を入れていて見ようとしていました。このカメラはアナログ出力なのですが、LiveStackの機能がカメラについているのが最大の特徴で、他にもカメラ自身に結構な画像処理の機能がついています。シベットさんと一緒にパラメータの絞り込みをしていったのですが、このカメラの画像処理機能が逆に悪さをしているところがあり、とりあえずカメラ側を出来るだけノーマルな出力にして、SharpCapに処理を任せることでかなりマシな像になりました。シベットさんも講演に来てくれて、その後いろいろ一緒にできたのもまた嬉しい経験でした。

次の日も忙しくなりそうなのと、運転のこともあるので、結局0時過ぎくらいに部屋に戻りました。かなり疲れたのですが、ものすごく充実した一日で、非常に心地よい疲れです。講演に続いてその晩に実演と、自分で考えていたことにかなり近いことができました。今回講演に来ていただいた方、実演を見ていただいた方が地元に帰って観望会などで電視観望を試してくれるなら、かなりの数の観望会で電視観望が披露される可能性があります。これは本当に嬉しいことです。

一方、nabeさんのTwitterのコメントでしたでしょうか、「あまり注目されなかった普通の望遠鏡」というような意見がありました。こういった状況はよくありません。私はアイピースでの眼視を否定する気は全くありません。あくまで電視観望も観望会などでの一手法として確立してくれればと思っているだけです。早く電視観望がごくごく一般の方法になって、アイピースでの観望も含めていろんな方法で宇宙を楽しむことができればと思っています。そして、天文人口の裾野が広がって、子供達が宇宙や科学に興味を持ってくれるきっかけになってほしいと心から願っています。


講演スライドについて

なお、今回の自分の分の講演内容については、スライド内容を別の記事で全部掲載したいと思っています。パッと見ただけだとわかりにくいこと、忘れてしまうことなどもあるかと思いますので、お役に立つのならと思っています。掲載まで今しばらくお待ちください。(2019年11月2日公開しました。)



昨日は懇親会がメインでした。今日はいよいよ本番、星まつりの初日にあたります。この日は電視観望の講演がある日ですが、今回の記事は講演までの前半の部分です。


念願のホテルでの朝食ビュッフェ

昨晩は午前1時半頃に星見も退散。朝起きて昨日のメンバーに聞いてみたら、結局3時頃まで見ていたとか。途中曇ったりもしたみたいですが、最後まで晴れていたそうです。朝食は去年行こうと思っていて、結局夜中に帰ってしまったために実現しなかった、ホテルの豪華ビュッフェです。ホテル宿泊だと朝食も付いてきます。朝からたくさん食べました。

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シャトレーゼのヨーグルトがありました。4種類のうち2つ食べましたが、食べ比べができます。美味しかったです。こんなのもシャトレーゼ系列の強みですね。


朝のメイン会場

その後、メイン会場に出てみるとまだ9時頃なのにすでにかなりの人がいます。ブースの準備や、もう開いているお店を見て回る人もいます。

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ブースは半分が天文関連で星好きの人のため、半分が雑貨やアクセサリーなどの一般の人向けのもののようです。でもきっちり分かれているわけではなくて、ギガオプトさんは恒例の青い大型の屈折を雑貨ブース側に出していて、とても目立っていました。一応朝10時からの販売ということでしたが、10時前に販売しているところもあり、私も空いている時間に少し買い物をしました。

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開会式

いよいよ開会式です。朝の「紅葉ウォーク」に行く人たちがたくさんいます。これより先に、朝の6時半からはバードウォッチングも開催されたとか。私は眠くて参加できませんでしたが、こんな風に星関連以外の行事やお店もあるので、星に夢中な旦那さんだけでなく、家族で奥様や子供達と来たとしても退屈しないようにいろいろ工夫されています。

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去年は、子供が楽しめるものが少ないとブログに書いたのですが、このブログを見てくれていた主催者の方が今年は子供でも楽しめるようにしたとおっしゃっていました。この星まつりはまだ3回目ですが、去年と比べてだけでもずいぶんいろいろなところが改善されていると思います。


出展ブース

会場を回っていると香川の天体望遠鏡のメンバーに会うことができました。なんでも昨年抽選会で当たった宿泊券を使って大人数で来たそうです。懐かしいメンバーにも会うことができました。向こうで子供がお世話になったTさんもきていて、今日はうちの子が来ていないというので、とても残念がってくれました。

今回はここのブースが一番インパクトがありました。PEANTAXの口径150mmの屈折です。日本で数本出ただけの貴重なモデルで、カタログにも載っていないものだったとのことです。客寄せだと言っていましたが、かなりの注目を浴びていました。ちなみに後ろに写っているのは、一見KAIZERかと思ったのですが、アストロ光学のR-73というモデルで、こちらも国内ではわずかに流通しただけの非常に貴重なモデルだそうです。

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RICHOのブースには、宇宙に飛んで行った特別仕様のTHETAと同型のモデルが置いてありました。実はこれ、昨晩の懇親会でその宇宙の映像をVRスコープで見せてくれたのです。ホントのホントに宇宙に行って撮影してきたもので、360度、上下も含めてぐるっと見渡せます。ベースとなったモデルは数年前とのことなのでTHETA Sなのかなと。筐体はもちろん、強い宇宙線から守るために基板も起こし直したそうです。

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シュミットさんのブースも面白いものがいっぱい並んでました。胎内星まつりで見せてもらったニュートン反射の中身が見える鏡筒に加え、マクストフカセグレン式の中身が見えるモデルも展示されていました。これは実際に望遠鏡として見ることもできて、ニュートンよりもマクカセの方がかなり良く見えました。

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他にも、SkyWatcher社のシンプルで安価な赤道儀がデモ製品として展示してあって、モーターなどもオプションで販売され取り付けることができるとのことです。シンプルながらも、かなり作り込んでいるところと、安価なので改造しがいのあるところが特徴で、みんなで集まってどうやって使い込むかの議論になりました。下の写真の手は熱心に説明する外山電子の方で、なぜかシュミットさんのブースで店番をしていました。AZ-GTiの固定方法にも似ているのですが、閉める時にもぶれずに止めることができる方法だと絶賛していました。

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他にも五藤光学さんの赤色の新型赤道儀MX-HDが二週間後に発送開始だとか。なぜか隣には青色の旧型MARK Xが置いてあって、新旧合わせてでかっこよかったです。

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でもなぜかMX-HDに青いウェイト、MARK-Xに赤いRedCatと、色を揃えたらもっとかっこいいのにと勝手ながら思ってしまいました。


食事など

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昨年食べた消防団が作っていた唐揚げがものすごく美味しかったのですが、今年は商工会議所の人たちが作っていました。去年の評判からか、新しくフライヤーを導入したとのことです。去年は3人で山分けしたのですが、今年は独り占めです。

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写真を撮り忘れてしまいましたが、今年もまた、ホテルで作っているカレーをいただきました。500円で安くてとても美味しいです。もう一品はきのこ汁。きのこはわざわざ撮ってきたものだそうです。これも美味しい。

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あと地元の方のブースでしょうか、プリンが80円で売られていて、これが激ウマ。全て手作りで無添加。昔母親が作ってくれたプリンと同じ味がします。多分卵と砂糖と牛乳だけで作るとこんな味になるんですね。結構早々と売り切れてしまったようです。

他にもフードエリアがあり、キッチンカーが何台か出ています。ラーメン、カレーにデザート系もあり、去年よりバリエーションが増えているので、食事で困ることはないと思います。

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フードエリアの手前にもアクセサリーなどのテントが並びます。

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今年、自分の中であまり盛り上がらなかったのがフリーマーケット。多少欲しいかなというのはありましたが、結局何も買わずじまい。最近機材を棚に整理したのですが、稼働率が悪い機材がかなりたくさんあることがわかりました。しかも今年は忙しいのと天気が悪いのでさらに稼働率の低下に拍車をかけています。これ以上あまり古い機材に手を出しても使えそうにないので、しばらく我慢です。でも、目はどうしても欲しがってしまいます。お腹いっぱいでも目が食べたがっているような感じでしょうか。

フリーマーケットで残念だったのが、昨年いらした星座ビノの販売の方に会えなかったこと。昨年の小海でCokin、その後ヤフオクでNIKONの2倍テレコンバーターを利用した星座ビノを手に入れたのですが、作者はどちらも同じ方でした。ずいぶん楽しませていただいたので、是非ともそのお礼を言いたかったです。顔を覚えていないのですがFacebookでは繋がっているので、いつか直接あってお礼が言えるのを楽しみにしています。

今回はとりあえずここまでです。
次の記事はいよいよ電視観望の講演についてです。


昨年に引き続き、長野県の小海町で開催れた、星と自然のフェスタに参加してきました。今回は金曜日の懇親会から参加です。 なんでかというと、なんと土曜日に電視観望で講演するので関係者として参加できたからです。


出発

心配だった台風21号が東の方にそれていったので台風の心配はなくなったのですが、なぜか金曜日は朝からずっと雨。しかも台風19号の影響が今だに残っていて、いくつかの道が通行止めという情報も入っていたので、少し早めに出発しました。大きな道の方が安全だと思い、昨年と同じ上越周りの高速道路で行きました。途中かなりの土砂降りで、タイヤが何度かスリップしたほど。無理をせず、安全運転で行きました。

長野に入った頃でしょうか、ラジオを聞いていると台風19号のこの地での被害の凄まじさを理解することができました。放送はいまだに台風当時の浸水の話とか、まだ家が元に戻らず大変だとか、ボランティアのお手伝いの話がほとんどです。しかもこの日もすごい雨。ちょうど走っていた千曲川もすごい勢いで水が流れています。地元の人が大変なのに、星まつりで浮かれていいのだろうかと少し後ろめたい気持ちになりました。後に会場で地元の人から「観光の街でもあるので、災害で人が来てくれない方が悲しい。無理をしてでも星まつりを開催して、元気になりたい。」というような話を聞いて、少し気が楽になりました。私の地元の富山はほとんど被害がなかったので、他の地にくると大変だったことを実感します。一刻も早い復帰を願います。


会場の様子

さて、夕方まだ明るいうちに会場に到着しました。会場はすでにテント張りが終わっていて、スタッフさんがちょうど帰ろうとしていたところです。少しだけお話をしました。雨の中の準備は大変だったと思います。

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びっくりしたのはテントの数。去年の倍くらいあるのではないでしょうか?そういえば事前のTwitterで、アクセサリーなどの一般のお店の情報がたくさん流れていました。これは明日からが楽しみです。

懇親会会場ものぞいてきました。2階の部屋で、講演会場と同じところみたいです。まだ準備中でしたが、立食かと思ったら、テーブルに座席もあり結構豪華そうです。

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小海リエックスホテルにチェックイン、そしていよいよ懇親会

早速ホテルにチェックイン。星まつりできちんとした宿に泊まるのは初めてかもしれません。一番最初の原村はペンションに泊まりましたが、それも星まつりの前日から当日にかけてのみです。なので今回の星まつりは、一人だけの少し贅沢なものになります。というのも、懇親会が金曜のためにさすがに子供達は学校があってついてこれないので、今回は一人参加だからです。土曜から妻が車に乗せてくる手もあるのですが、車が2台になるのも大変ですし、何より子供が「絶対星まつりに行きたい」とは言わなくなってしまったのです。下の子は部活、上の子は受験なのですが、ちょっと寂しいです。

チェックイン後、すぐに天リフ編集長とCANPのとき以来で再開。さらにすぐに何人かの知った方や初めての方も交えて、いろいろ天文話で盛り上がります。そんなこんなで、懇親会感情の準備ができたと案内があり、2階へ移動します。受付を済ませ、名札に自分で名前を書いて服に貼り付けます。でも、名前だけだとなかなか誰が誰だかわかりません。顔は知らないのに、ネットでは知り合いだったということもよくあります。会ったことがあるのに、夜なので顔がわからないという方もいます。今回の懇親会の参加者は、関係者が半分、一般の参加者が半分というところだということです。全部で100人近くいたと思います。私は胎内でお会いしたM87JETさんや、天リフ編集長、ユーシートレードの店長さん、五藤光学の方々などと同じテーブルに。いよいよ開会の挨拶、乾杯と続きます。

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その後、さっそく料理をとろうと列に並ぶと、どこからか「Samさーん」と私を呼ぶ声が。「nabeさん、nabeさん」というので振り向くと、謎のnabeさんにとやっと会うことができました。最近ブログを始めたnabeさんですが、面白い記事を連発しています。機材系の記事も多いのですごく詳しい人だろうということはブログからわかりますが、素性は謎の人でした。わかったのはものすごく若い人だということ。nabeさんとは今回いろいろ行動を共にすることになります。M87JETさんやLambdaさんもそうですが、最近面白い記事を書いてくれるブログが多くて、そういった人たちと直接顔を合わすことができる星まつりは魅力だと思います。

懇親会は関係者の方達、知り合いの方達と大いに盛り上がりました。新しく知り合うことができた方もいます。食事も美味しくてお腹イッッパイ。この小海リエックスホテルはシャトレーゼ系列で、デザートも美味しいのです。シャトレーゼの社長さんの挨拶もありました。うちは結構シャトレーゼ依存率が高くて、富山のシャトレーゼでいつもアイスとかケーキとか買っています。特に長野方面に出かける家族旅行の時は、シャトレーゼ工場での見学とアイス食べ放題が一大イベントになっています。


電視観望とナイトビジョンの見比べ会

懇親会は22時近くまで続いたでしょうか、天気もまだ悪かったのでその後温泉に向かいます。22時半頃、露天風呂で何人かの星仲間と話していると、どうも星が出てきているみたいです。これは!と思い、早速温泉を出て、去年食べ損ねた温泉のアイス食べ放題で2本ほどいただき、機材を取りに駐車場へ。23時頃だったのですが、空もすっかり晴れ渡っています。星見にいい場所を探しながら、ぐるっと会場近辺を一回り。結局メイン会場が誰もいなかったので、テントがある所に車ごと移動し電視観望の準備です。そうこうしているうちに、ナイトビジョンをやられているAさんがやってきてセットします。実はAさん、お会いしたのは初めてなのですが、奥様と来られていてホテルに到着した時に少し話しています。ナイトビジョンの方だと聞いてやっと繋がったのですが、懇親会の最中に「晴れたらナイトビジョンと電視観望を見比べしよう!」と盛り上がっていました。ナイトビジョンは原村で一度だけ拝見させてもらいましたが、その時はたくさんの人で、パックマン星雲を短時間見ただけでした。今回はナイトビジョン2台体制!でじっくり見させていただきました。

機材を準備していると、ちょこちょこと人が集まってきます。結局20人くらいはいたでしょうか。23時を過ぎていたので、夏の星座はもう沈みかかっていて、代わりにオリオン座が上ってきています。最初低空でコントラストが悪かったのですが、高度が上がってくるとかなり綺麗に見えるようになりました。それもそのはず、かなり透明度の良い日で、秋の天の川がかなりはっきりと見えています。

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馬頭星雲と燃える木です。QBPが入っていますが、なくても十分だったかも。3.2秒露光ですが、それでもかなり綺麗に見えています。

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M42です。

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特に、スコープテックのOさんなんかはM42を見て「ウォー!!」と叫んでいました。明日の電子観望の講演の後も、夜に実演をしようと思っていたので、ちょうどいい練習となりました。

一方ナイトビジョンもすごいです。同じM42の写真が撮れました。スマホを手で持ちながらの撮影なので少しぶれてしまっていますが、こんなのを本当にリアルタイムで見ることができます。

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もちろん色はついていないのですが、やはりその場で本当に動いて見えるというのはやはり迫力があります。電視観望ではまだ実現がなかなかできない部分です。

聞いてみると、意外にナイトビジョンの扱いはそれほど大変でもないということ。太陽の光など強い光を直接入れるとダメになってしまうとか聞いていたのですが、ちゃんとプロテクターのようなものもついていて安全だそうです。寿命も10万時間で感度半分とかなので、一日数時間使っても10年以上も平気で持つので問題ないだろうとのことでした。

途中から、スターベースのアルバイトのK君がなんとAlterの15cmの屈折をセットし始めました。大きなカバンに入れてきていて、その場で鏡筒をつないで組み立てていました。それを載せる経緯台が中国製のHerculesの赤バージョンで、いろいろ改良しているような話も聞けました。午前1時頃でしょうか、ちょうどその導入の頃に曇ってきてしまっていて、私はここで退散。でも片付けるときに駐車場に行ったらまた晴れていたので、彼らはまだ続けていたと思います。

まだ懇親会のための本番前夜祭のような日のはずなのに、すでにかなり盛り上がっています。明日の講演の準備を少しして、2時頃にはベッドに。ベッドで眠れる星まつりなんて、なんて幸せなのでしょう。


次の日に続きます。




恒例の戦利品です。

小海町の星と空のフェスティバルは結局日帰りで帰ってきてしまったのですが、いろいろ手に入れてきました。と言っても品数があるわけではなく、今回はインパクトです。

まずはとにかくスリービーチのスーパーチビテレ。アマチュア天文界の過去を調べている際に知った旧御三家の存在と、天文界の一大事件。あの実物を思う存分触ることができます。


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見よこの勇士。電視観望も対応可能。

Vixenの31.7mmアダプターが取り付けられるので、ASIカメラもそのまま取り付けられます。焦点距離が260mmと短いのでASI224MCが良さそうです。カメラレンズでいいじゃないかという声が聞こえてきそうですが、スーパーチビテレだから面白いのです。

一つわからない部品があったので説明書(説明書も当時のものがきちんと付属です)によると地上プリズムだそうです。説明書には地上プリズムがつかないモデルもあるとのことで、これは最初からついてきているもののようです。

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他にも長さ8cmくらいの金属筒のみのレンズも何もない等倍ファインダー。これは現在の入門機の2つ穴ファインダーに繋がるところがあります。なんかもう涙が出てきます。

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中にネジが縦横についていて、十字の代わりになります。

微動経緯台は押し引きネジのコンパクトなもの。頑丈そうではありませんが、この軽さの鏡筒なら十分な気もします。これは実際に使ってみないとわからないですね。

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アイピースは12mmと5mmが付属。前オーナーによると、少し曇りがあるかもとのことですが問題なさそうです。それよりも5mmのアイピースのレンズ径の小さいこと小さいこと。覗くのが厳しそうですが、現在の31.7mmアイピースが使えるなら問題ないでしょう。

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もちろん天頂プリズムも2倍バローレンズも付属で、とても綺麗です。

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むしろ気になったのは、ケースの発泡スチロールにまだ2箇所の、物が入っていたような穴があることです。何だったんでしょうか。検索して画像を比べてみると、それぞれリング上の部品があったようです。一つはカメラアダプターのようなものなのでしょうか?

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あ、三脚もついてきましたが、これは純正のものなのかどうかはよくわかりません。ただ、今でも千円くらいで売ってそうなあまりに弱そうなものなのでこれは使わないと思います。とにかくスーパーチビテレは数少ない貴重品。見えても見えなくても大事にしたいと思います。


次のアイテムは手作りの星座Bino。cokin製のレンズを二つ使っています。枠は3Dぷりんたでつくったとのことです。ところで倍率はどうやって考えればいいのでしょうか?レンズには200-52mmと書いてあります。製作者の方は1.なん倍とか言っていたので、見た目にも多分2倍以下かと思います。これのいいとことろは接眼側のレンズの径がものすごく大きくて視野が広いこと。多少主軸をずらしても余裕で見えます。一方欠点はピントが固定なこと。うまく無限遠で焦点が出るかどうか一度試す必要があります。

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同じ店で実はNIKONのレンズを使った星座Binoも置いてました。こちらは他のと比べて全然歪みがないのがよくわかる素晴らしい逸品です。ただし値段も結構したので今回は見送りました。でも欲しかったかも。もうひとつCarl Zeissのレンズを使った星座Binoも置いてました。こちらは売り物ではないということ。かなり貴重なものらしいです。でも実際にはNIKONの方が見えはいいとのこと。私も両方とものぞかせていただいてそう思いました。

とにかくこれで星座Bino系は5個目。観望会で活躍してくれそうですが、流石に数が多すぎでしょうか。


もうひとつの大物はVixenのポルタです。ユーザー同士の交換会の場所で、赤道儀と共闘セットを買っていかれた方が、逆に引き取ってくれないかと持ちかけて来られたものでした。ポルタは丁度欲しかったのですぐさま手を上げて直接交渉と相成りました。アイピースとかの付属品も全てあるようです。微動ハンドルもフレキシブルに交換してあったのですが、一方のフレキシブルハンドルが嵌め込みのところで入り込んでしまっていて、抜き取ることができませんでした。あと、ピッチ方向のフリーストップがゆるすぎて鏡筒の自重でお辞儀してしまいます。バランス調整はもちろんですが、もう少し硬めの設定にする必要がありそうです。いずれも道具を使って調整します。

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あとは細かいものばかりです。ユーシートレードで格安アイピース。
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スリービーチと同じ方からファインダー台と1インチのアイピース用のカメラアダプター。拡大撮影用みたいです。
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最後は貰い物です。

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また今回も散財してしまいました。いずれもお小遣いの範囲内くらいのもですが、今年は星まつりが4回と数も多かったのでちょっと控えないと。

あと、皆さんとの楽しい会話はプライスレスでした。

 

小海の「星と空のフェスティバル」に参加してきました。色々迷った末、結局日帰りになったのですが、とても充実していました。

今回のメンバーは私Samと中2の娘Natsu、小6の息子Sukeの3人。妻も誘ったのですが、寒い、暗い、眠いと言ってついてきませんでした。でも場所は小海リエックスホテルというリゾート。一応妻も調べたみたいで、どんなところかは聞いてみたらいつの間にか知っていて、どうやら今回も我々に偵察をさせて、よかったら来年行くかもということみたいです。

金曜の夕方に無理して出発しようかどうか迷っていました。現地の天気予報を見ると晴れと出ています。でもNatsuの帰りが思ったより遅くて到着が夜中近くになりそうなので、結局その日の出発は諦め、土曜日の朝早くに出ることにしました(後で聞いたら金曜夜は現地は結局霧雨だったようです)。朝4時過ぎに起き、最後の積み込みをして、5時過ぎには出発です。富山からだと上信越道を使う上周りと、下道で松本に抜ける下回りがありますが、会場近くの道が上周りだと佐久ジャンクションからさらに無料の中部縦貫道が下に伸びていて、下道は20分くらいで済みますが、下回りだと最後のメルヘン街道が地図で見ると山越えのような感じで、ぐねぐね道が長く続きます。上周りの方が20分くらい早いとのことなので、高速代がかかりますが疲れない方を選んで上周りを選択しました。でも会場であった富山勢に聞くと、下回りできた人がほとんどで、道も問題なかったとか。それでもなぜか皆さん帰りは上周りで行くと言っていたので、やはりちょっと大変な道なのかもしれません。

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会場到着は丁度午前9時頃。今回のイベントの一つ、紅葉ツアーの方達がたくさんいましたが、会場はまだ人も少なく、出展しているお店もほとんど空いていません。開店の準備をしているのがミザールさんとケンコートキナーさん、今回星まつり自体に初参加というユーシートレードさんくらいだったでしょうか。ユーシートレードには丁度先週顔を出したので、挨拶だけしておきました。どうも開店は10時からと決まっているようです。9時半近くになるとほとんどの店が開き出して、一部では販売も始めていたみたいです。

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9時半からは開会式でしょうか、舞台の上で中学生の演奏など始まっています。この頃には人もたくさん集まってくるようになりました。

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会場は小海リエックス ホテルというシャトレーゼ系列のリゾートホテルで、屋外の会場と、ホテルの一室が講演会場になっています。屋外は、天文関連のお店や地元の食材や軽食などのブースがあるメイン会場と、その上のユーザー同士の交換会のエリアがあります。他に観望エリアがあったらしいのですが、天気が良くなかったのと、どうやら車で移動しなければならないようで、徒歩で途中まで行ってみたのですが場所がわからなくて結局諦めてしまいました。施設としてはこのあいだの京都の星をもとめて同様、リゾート地なので、星まつりとしてはかなり豪華な部類に入ると思います。特筆すべきは温泉で、ホテル宿泊者以外でも普通の日帰り温泉くらいの値段で利用することができます。入浴可能時間が朝6時から23時までと長いのもありがたいです。さらにシャトレーゼ系列の特典で、入浴するとなんとシャトレーゼのアイスが無料で食べられるということらしいです。らしいというのは、結局私は温泉に入らずに済ませてしまって、子供二人が入ったのですが、下のSukeが何本もアイスを食べてお腹を壊したとか。くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。


食事の状況ですが、消防団など地元の方達が力を入れてくれています。まずは振舞いそば。なんと一人一杯無料でいただけます。この日は結構気温が低かったので、暖かくてとても美味しかったです。

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同じブースで天然きのこ汁が一杯200円でした。本当に採ってきたきのことのことで、信州味噌と合わさって絶品でした。

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チキンカレーはホテルの調理場で作っているもので味は抜群。野菜ごろごろで一杯500円、夕食でいただきました。実は3人が一致して意外なほど美味しいと言ったのが消防団の唐揚げ。見かけは普通の唐揚げです。値段も300円と特に安いわけでもありません。でも味はコンビニなんかで売っているものとは雲泥の差です。モモ肉がいいのでしょうか、あまりの美味しさにおかわりを重ねて結局4回も買ってしまいました。夜にはラーメン屋さんが来たのですが、開店の時点でお腹がいっぱいだったのと、21時頃にまだやってるかと思って行ってみたらもう終わってしまっていました。残念でしたが、来年も来るなら寒い中でのラーメンをぜひ味わってみたいです。

ホテル内のレストランは利用しませんでしたが、夕食のバフェがあったようです。ただ家族3人だと少し値が張るので今回は見送り、本当は泊まって贅沢に朝のバフェに行こうと計画していたのですが、結局朝までいなかったのでこれも見送り。来年は妻も来るなら予算を見込んでホテル泊でもいいかもしれません。

他にも地元のお店なのでしょうか、カフェや雑貨、アクセサリーなどのテント会場もあり、うちの子も木にハンダコテのような物を使って絵を描いていました。Sukeはタカハシの望遠鏡の絵を描いていて、あとでタカハシの方に絵を見せてどの機種か聞いてみると、少し迷っていましたが、「鏡筒が長すぎて入らなかったので少し短くした」というSukeのセリフでスターベースの80とすぐに判明してしまいました。経緯台なのが決め手だったようです。

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ただ、Sukeがぼやいていて思ったのですが、子供向けのイベントが少し少ない気がしました。地元の家族で来る方もいらっしゃると思うので、もう少しそういったイベントがあると良かったかもしれません。このことは不思議と京都の星をもとめてでは感じなかったのですが、Sukeがいなかったせいもあるのかもしれませんが、前回は学生スタッフが多かったからかもしれません。星をもとめてでは若い学生が子供たちの相手になっていたのでは、というのを改めて気づかされました。


今回の星フェスでの新しい試みの一つが、ユーザー同士の交換会です。品物を広げていた方の数は4-5組ほどとそれほど多くはなかったですが、かなりのお買い得品と、そしてかなりのコアアイテムがありました。その中で今回ゲットした一番の大物が、なんとあのスリービーチの「スーバーチビテレ」です。天文マニアの間では有名なあの事件のものです。スリービーチのものは機材は見たことはありますが夜に実際に鏡筒を覗いたことはまだないのでものすごく楽しみです。しかも、ほぼ新品に近いような状態の良さ!これはユーザー同士の交換会ならではのアイテムでしょう。1980年の天ガの評価記事に出ていた内容と比べて、じっくり確かめたいと思います。

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前回の胎内ではファミスコを手に入れたので、そのうちにフルスコ電視観望会でもやりたくなってきました。電視観望なら撮影ほどの精度を求めることはないので、意外に使えそうな気がしています。

あとで戦利品のページに詳しく書きますが、この交換会ではcokinのレンズを使った星座Binoとか、お買い得な品を手に入れました。買えなかったですがミザールのカイザーやCX150など、お金と車のトランクに余裕があれば、手に入れておきたいものが目白押しでした。

15時頃から車の中で少し昼寝をして、16時からはいよいよ大抽選大会。天文ショップからの提供品や、地元の野菜などの特産品など、ものすごい数の景品が用意されていました。3人いるので期待大です。すでに会場を後にした方も多かったようで、確率で言ったらその場にいた半分近くの人には何か行き渡っていた印象です。でもなぜでしょう、日頃の行いが悪いのでしょうか、我が家は3人ともカスリもせず。最後に何も当たらなかった人に配っていたタカハシのクリアファイルだけいただきました。

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大抽選会の様子。


会場ではたくさんの方たちと会うことができました。
  • 天リフ編集長のYさんはご無沙汰していましたが、天リフをいつもみているので全然久しぶりという気がしません。いつもブログを載せていただいてありがとうございます。
  • 天体望遠鏡博物館のブースもあって、遠く香川からHさんとTさんが来られていました。以前、望遠鏡博物館で子供達がさんざんお世話になったTさんと会えて、子供達も大喜びでした。
  • 富山勢では以前大量の天文ガイドをいただいたIさん、最近イベントごとに会うY君、県天のKさんにも会うことができました。特にIさんは今年も星まつりで会えると思っていたのですが、原村も胎内もお会いできなかったのでちょっと心配していました。お借りしていたVixenのギヤを返し、また天文ガイドをいただく話をしました。Iさんはものすごい古スココレクターかつ機材屋さんなので、一緒に回っていると色々教えてもらえて嬉しいです。
  • 「ネットよ今夜もありがとう」でお世話になったAstro Artsの編集のFさんには結局今年会うことができませんでした。本当は福島でお会いできると思っていたのですが、福島が流れてしまい、もしかして小海でと思っていたのですが、残念です。
  • 改造PSTの元になったジャンクPSTを購入さていただいた、テレスコ工房の店長さんにもお会いすることができました。会場すぐ近くに店舗がオープンしつつあって、今回の星フェスの開催にずいぶんご尽力されたと、他の何人もの方からお聞きしました。どうもありがとうございました。びっくりしたのは、全然天文マニアらしくない、長髪とメキシカンハットがバッチリ似合っている、とてもかっこいい方だったことです。
  • 夕食時にカレーを食べる時、一緒のテーブルにお邪魔させてもらったら、何と今回講師も務められたあの田中千秋さんとお仲間の方達でした。ご挨拶して少しお話しさせていただいたのですが、車中泊だという話になって夜寝るときのために3人分のカイロをいただいてしまいました。結局日帰りになってしまったので今回使うことができなくて申し訳なかったのですが、これから寒くなる夜の星見で使わせていただきます。いろいろ気を使っていただきありがとうございました。
  • 書ききれませんが他にもたくさんの方にお会いしました。顔なじみのショップの方たちや、新たにお会いした方ともたくさん話をすることができました。同じ趣味で色々話せたり、情報交換できるのは星まつりの醍醐味の一つだと思います。

この星フェスの特徴の一つが、ホテル内の会場で土曜日の朝から晩までずーっと講演会があることです。本当は全部聞きたいくらいなのですが、お店も回りたいし、人とも話したいしで、結局聞けたのはタカハシの講演と回折格子のお話でした。タカハシの講演が18時過ぎくらいからで、外がかなり冷えてきたのでホテル内の暖かさが嬉しかったです。

タカハシの講演はショップのS君が担当です。比較的焦点距離の短い鏡筒で新発売のフラットナーなどを使って四隅までどれくらい星像が出るかという話です。S君の友人でもあるY君と、うちの子供も一緒に最前列を陣取ってしまったのですが、とてもわかりやすくかったです。Sukeもほんとかどうかはわかりませんが「よくわかった」と言っていました。下の写真にあるように、講演後実際の鏡筒を触れることができるので、購入を考えている方にとっては非常に参考になったのではと思います。

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興味深かったのは、最後にCMOSカメラなどでの短時間撮影でラッキーイメージを使った撮影方法に言及していたことと、なんと電視観望にも言及していたことでした。タカハシというと、やはり眼視と、撮影にも耐えうる造り込みの素晴らしさがイメージなのですが、電視観望にも触れてもらえるような時代になったというのは驚きとともに、とてもうれしく頼もしい気がしました。かくいう私も、電視観望ではFS-60CBが主役です。

もう一つ、今回の星と空のフェスティバルのなかで、予想に反して一番面白かったのが、五島光学さんの回折格子の分光測定講演でした。その直前まで講演の終わったタカハシのS君と天リフ編集長のYさんと話していたのですが、Yさんが分光の講演に行くというので、私もご一緒させていただきました。半分ついていくような状態で、最初はそこまで期待していたわけではないのですが、話を聞いているうちに分光測定はアマチュア天文家でも手に入れられる一つの強力な武器だと思うようになりました。海王星がなぜ青いかという説明をメタンガスの吸収線の実測とともに示したり、ドップラーシフトの効果をグラフとともに示して、ハッブル定数の話まで絡めてくるなど、写真撮影だけにとどまらない、本格的な天文学みたいなことが自宅でできてしまうことになります。太陽のフラウンフォーファー線なんかと、PSTで撮っている画像なんかが比べられたら面白いかもしれません。

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最近、高校生向けの泊まり込みでの研究室レベルでの天文学体験がいくつかの大学で行われています。先日も娘のNatsuと一緒に「もし天」のまとめ映像を見ていたのですが、あれに近いことが自宅でもできそうです。これは楽しそうだと思ったのですが、惜しむらくはキットがパッとは手の出る値段ではなかったことです。星まつり会場で購入するにはちょっと勇気のいる値段です。とりあえず手持ちの簡易な回折格子と、fitsデータに限られてしまうかもしれませんがirafやMakaliなどでも同様の事が出来ないかとか試してみたくなりました。

この講演ですが、Natsuも聞いておけばよかったと思ったのですが、子供二人はその頃温泉へ。講演が終わってもまだ温泉から出てきません。アイスを食べながらテレビを見てるので遅くなると電話がありました。


この日は途中から霧が出てきて天気が良くなかったので、子供たちが温泉から出る頃、21時半頃でしょうか、メイン会場にはほとんど人も少なくなり、ブースもほぼ全部閉まっていました。実は少しだけASI294MCと広角レンズで電視で少しでも星が見えないかと試したのですが、さすがに雲が厚すぎて無理でした。

今回の星フェスですが、天気があまり良くないのと、とてもレアなアイテムを手に入れることができたのと、講演が面白かったので、もう十分満足がでました。それでもかなり迷ったのですが、まだ22時と中途半端に早い時間なのと、車中で寒い中寝るより走ってしまった方が楽な気がして、子供とも相談してこの時点で帰宅することを決めました。途中サービスエリアで30分くらい仮眠をとり、午前3時ちょうどくらいに自宅に到着することができました。今朝10時過ぎに起きて、あ、やっぱり残ってた方が良かったかなとも少し思いましたが、今週もまた忙しそうなので、せっかくの日曜日あまり無理をせずに少しのんびりすることにしました。

これで今シーズンの星まつりも終わりでしょうか。全日程いけなかったり、流れてしまったものもありましたが、とにかく楽しかったです。また来年もできるかぎり参加したいです。子供はいつまでついてきてくれるか?妻は来年はついてくるのか?そこらへんがポイントでしょうか。


 

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