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天体観測始めました。

カテゴリ:観測機器 > SAMYANG 14mm F2.8

七夕は全国的に大雨でしたが、次の日の8日は午前半ばから晴れ、夜には透明度の高い素晴らしい空を見ることができました。一日遅れましたが、この天の川を見る限り織姫、彦星も無事に会うことができたのかなと思います。


さて、先日購入したSAMYANG 14mm, F2.8  IF ED UMCの絶好のテスト日和です。始めた時間が遅くて、次の日も仕事なのでほとんど時間をかけることができませんでしたが、とにかくファーストライトです。

IMG_0634
撮影地: 富山県富山市自宅庭から, 2018年7月9日0時3分
EOS 6D(HKIR改造, ISO3200, JPG), 露出20秒、固定撮影
SAMYANG 14mm, F2.8  IF ED UMC
画像処理なし


これ信じられますか?自宅からの天の川です。RAWも撮りましたが、これはJPGの撮って出しで何の加工もしていません。この日は普通に目で見てもはっきり天の川が見える珍しい日でした。これまでも天の川が見えたことはちょくちょくありますが、自宅でこれほどはっきり見えたことはありません。富山なので確かに田舎ですが、それでも国道沿いの町で、周りは普通の住宅街です。この日は南の低い空まではっきり見えました。連日の雨がチリとかも洗い流してくれたのかもしれません。その代わり星は瞬いていて、シンチレーションは良くなかったのかと思います。

この日はたまたまホタルが庭に一匹迷い込んでいて、この写真に写り込んでしまいました。写真をクリックして拡大するとわかりますが、3つくらい光の筋が見えると思います。

20秒露光なので、拡大すると星が流れているのが見えますが、片ボケなどは見られないと思います。いや、フル開放2.8でこれなら十分すぎるかと思います。とりあえず何の不満もありません。でも高級レンズとか触ったことがないので、もしかしたら見る目が甘いだけなのかもしれません。周辺減光は噂通り激しいですが、私的には許容範囲です。下部の景色を見るとわかりますが、歪みはやはりひどいですね。でもこれはレンズ補正で緩和されるらしいので、これもあまり心配していません。うーんこの値段でこの写りなら十分満足です。


次は上空の天の川です。これもJPG撮って出しです。右が南側、左が北側です。

IMG_0642
撮影地: 富山県富山市自宅庭から, 2018年7月9日0時25分
EOS 6D(HKIR改造, ISO3200, JPG), 露出20秒、固定撮影
SAMYANG 14mm, F2.8  IF ED UMC
画像処理なし



上下左右と四隅を拡大してみます。

IMG_0642_four


真ん中と上はほぼ点像。右はまあ許容範囲、下は少し上下に流れています。左は下方向に少し残像みたいにずれています。四隅は左下が一番マシで、右上と左上が少し三角形になっています。右下は斜めに流れてしまっています。これも他のレンズの経験がないので何とも言えないですが、星像の乱れは微々たるものかと思われます。

実際、手持ちの誠文堂新光社の西條善弘氏著の「星空撮影&夜景撮影のための写真レンズ星空実写カタログ」の写真と比べると、SIGMAの14mm F1.8 DG HSMと比べても、F1.8なら圧勝、F2.8と比べても等価かむしろいいくらいです。書籍の中ではF2.8で「すばらしいと画面」評価されているので、少なくともこの個体の画像は悪い星像ではないと思われます。もう一つの候補だった、TAMRONのSP15-30mm F/2.8 Di VC USDとの15mm側で比較しても、F2.8では明らかに勝っているように見えます。CANON純正のEF14mm F2.8L II USMとは比較にならなくて、NIKONのAF-S IKKOR 14-24mm f/2.8G EDと比べても圧勝です。

書籍の方はどうやら周辺減光を補正してあるものを掲載しているらしいので単純な比較はできないかもしれません。うーん、それでもなんか良すぎる気がします。何か間違っているのか、ひいき目で見ているだけなのか?

でもまあ、不満がないということは精神衛生上いいことなので、たとえ将来後悔するかもしれませんが、今回は大当たりだったと思うことにします。


最後に上記画像を加工したものを載せておきます。以前自宅で撮った天の川がここにあります。リンク先の日も透明度は決して悪くないですが、かなり炙り出してこれなので、いかに昨晩の透明度が良かったかがわかると思います。

IMG_0642_RGB_VNG_DBE_cut
撮影地: 富山県富山市自宅庭から, 2018年7月9日0時25分
EOS 6D(HKIR改造, ISO3200, RAW), 露出20秒、固定撮影
SAMYANG 14mm, F2.8  IF ED UMC
Pixinsight, Photoshop CCで画像処理 


自宅からコンスタントにこれくらい天の川が撮れればいうことないのですが、やはり昨晩の透明度は七夕の贈り物なのでしょう。

梅雨明けしたはずなのに台風が来て、さらに台風が過ぎてからもずっと大雨が続いています。今シーズンは感染しないように耐えていたのですが、とうとうポチリヌス菌の症状が出始めてしまいました。

今回の症状はSAMYANGの14mm F2.8 IF ED UMCなのでまだ軽めです。EOS 6Dにつけることのできるまともなフルサイズ用のレンズとしては初めてのまともなレンズになります。

IMG_4821
写真に写っていないですが、レンズカバーと、
レンズを入れる巾着が付いてきます。

正確にいうとフルサイズレンズは初めてではないのですが、持っているものはキタムラ秋葉原店で中古で買った1980円のCanon EF 28-80mm F3.5-5.6 USMというのと、60Dで望遠用にとアマゾンで中古で4760円で買ったCanon EF 55-200mm F4.5-5.6II USMという、ともにごくごく一般的なものだけです。昼間の普段使用ではあまりこだわりはないのでこれで十分なのですが、星を撮るのにはさすがにきつそうで、広角のフルサイズ用のものをとりあえず欲しいと思っていました。

シグマのArtシリーズの14mmや、同じSAMYANGでもXP 14mm F2.4なども考えましたが、値段が全然違うので今回は諦めて、まずはとりあえずの安価な一本です。ただこのレンズ、片ボケだとか光軸ずれの報告が結構あります。最近のものは品質管理もしっかりしてきてだいぶんましになってきたようなのですが、それでも心配だったので中古とかには手を出さずに、交換対応もしてくれるというので今回は馴染みのSCOPIOさんで購入することにしました。どこの店でも一時期の底値の時より1万円近く上がっているのですが、それでも十分安価です。

とにかくこのレンズの魅力はと言いますと、各所にすでに散々書かれていますが、フルサイズ対応の超広角レンズでF2.8とそこそこ明るく、他のレンズと比べて圧倒的に手が出しやすい価格に抑えられていることに尽きると思います。もちろん短所もたくさんあり、オートフォーカスもないのはおろか、絞りもマニュアルです。なので昼間の普段使いには全く向きませんが、基本全てマニュアル操作になってしまう星景写真には十分です。品質にばらつきがあるという噂もあるので、このことも短所になるでしょう。もしダメだった場合の交換も視野に入れた購入店を選ぶということも、選択時に考えておく重要なことかと思います。

今回購入時にSCOPIOさんから「Canonとかの純正やシグマのレンズとはシャープさも違うのでご了承ください」という親切?な助言をメールでいただいています。もちろん納得済みでの購入ですし、そもそもまだカメラのレンズに対して全然肥えた目は持っていないので、全く不満に思わないかもしれないですし、もしかしたら、あ、やっぱり全然ダメだとなってレンズ沼にはまり始めるのかもしれません。でも、どういう結果になってもいいくらい気楽に試せる値段というのが、やはり一番の魅力かと思います。

初のフルサイズ広角レンズ、さて撮れ味はどうなのか?ニュースによると日本全国かなりの範囲で、しばらくの間、大雨が続きそうです。晴れたら早速試して見たいと思います。もし日曜に晴れたらヒメホタルを見に行く予定です。星景と合わせてうまく撮れたらと思っています。

追記: 2018/7/8にファーストライトです。

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