ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:イベント > オフ会

9月の3週目は土日も合わせてなんと4連休。本当は初日からかんたろうさんのお誘いで乗鞍に遠征の予定でしたが、ギリギリまで待っても天気がどうしようもないので残念ながら中止に。その代わりに正月以来帰っていなかった名古屋の実家へ急遽帰省することにしました。


久しぶりのSCOPIO

名古屋で色々やることはあったのですが、とりあえずは目的の一つSCOPIOへ直行することにしました。Twitterでいのさんと連絡を取り、開店の13時にお店で待ち合わせるすことに。最初は余裕で間に合うと思ってましたが、名古屋の渋滞をなめていて結局13時10分くらいの到着でした。

店の前にはいのさんと、他にお知り合いの方が何人かいました。ちょっと長居しそうだったので、駅方向の少し離れた有料駐車場をいのさんに案内してもらいました。店舗では店長さんとこの間の日本空調のその後を少し話し、店舗内と展示場をみてました。

展示場はSkyWatcherのAZ-GTeと屈折、反射の機器群がズラーっと並んでいて圧巻でした。店長さん曰く「そこまで数は出ていない」とのこと。値段から考えたら圧倒的なパフォーマンスだと思うのですが、多分初心者はここまでたどり着かないのではないでしょうか。やはり最初に行くのはホームセンターや家電量販店などで、なんだかんだで入門機では全国に販売網を持つVixenが一番目につくのかと思います。AZ-GTeだと自動導入までついているので、より長い期間楽しめると思うのですが、初心者だとその判断にたどり着くのも大変なのかもしれません。

769229BB-BF1C-4AA5-8FF1-1C117B8F27D1

SharpStarの製品も少し展示してあり、実物を見ることができました。Askarブランドのものはまだ並んでいませんでしたが、こちらも期待できそうです。SkyWatcherといい、SharpStarといい、中国メーカーの台頭が本当にすごいです。しかも四隅の星像まできちんと出してくる機種も普通に存在します。今後10年でどうシェアが変わっていくのか、楽しみなような、怖いようなです。もちろんユーザーとしてはいい機材が安価で帰るようになるのは嬉しいことですが、あまり疲弊して潰し合うようなことはユーザーとしては悲しいことになります。

店舗に戻ると、注目のCelestronのスターセンスエクスプローラーを載せた102mmの屈折が置いてあり、やっと実物を見ることができました。これ、リアルタイムでプレートソルブをやっているのですが、よく考えてあると思います。実際に滞在中もお客さんが購入していったので、かなり出ているのかと思います。この部分だけ欲しいのですが、ここだけ外して使うのはメーカーとしては推奨しないような情報が流れていました。私はPCを使って導入するのでそこまで必要性を感じませんが、眼視中心の特にドブソニアンの人とかはPCなしで淡いターゲットを入れることができると、本当に便利なのかと思います。

82cdf8ca


その後来た、いのさんのお知り合いの方とも話しながらで、午後4時くらいまで居ついてしまいました。しかもこの日は結局何も買わずで申し訳なかったです。

本当は一つ欲しいものがあったのです。それはサイトロンから出た3倍の星座ビノです。3倍の星座ビノは笠井からも出ていて以前レポートしていますが、サイトロンから出たものはそれとはまた違っていて、まず48mmのフィルターを取り付けることができること、もう一つは光学的にも違っていて、周辺の歪みがなくなっているとのことです。

店長さんは「酔うことがなくなった」と表現していましたが、確かにその通りです。お店にはちょうど笠井の3倍のものも置いてあったので、直接ビルのタイルなどを見比べてみると、笠井の方で見られたビルの輪郭部の大きな歪みがサイトロンのものではかなり抑えられています。実際には暗いところで星を見るだけだと違いがわかりにくいかもしれませんが、3倍の笠井のものがすごく好評なのでもう一つ3倍のものが欲しいのと、フィルターをつけてみて違いを見るとかもできそうなので、手に入れておきたいです。ところが在庫はまだこの見本だけ。というかまだ販売体制が整っていないようで、残念ながら今回は諦めました。

他にもEAFやASI462MCと買いたいものもあったのですが、10月の福島のスターライトフェスティバルが間もなくなので、ちょっと我慢しました。


トップカメラ

その後実家に到着。電灯がつかないとか、ドアの鍵が調子悪いとか、一通り母の要求を満たし、食事はいつもの近くの「まる重」へ。基本的に飲み屋なのですが、定食っぽいのもやっていて、あまり飲まない私にはありがたいです。刺身系がものすごくお値打ちで、普段美味しい魚を食べている富山人の私でもおいしいと思います。写真の上寿司、なんと千二百円です。ウニの美味しいこと。

b82ada11


もし晴れていたら電視観望でもやろうと思いましたが、この日も曇り。そのまま実家に戻り一泊して、次の日の午前はトップカメラの栄本店へ。ここでは特価のフィルターやらフィルターケース、レンズケースなどを大量に購入しました。

e9a56363


ここは中部圏でも、多分全国的にもトップクラスの中古カメラの在庫。集めているPENTAXの6x7レンズも見ましたが、在庫は何種類もあったもののとりあえず食指が動くものはなく、今回はせっかく名古屋に行ったにもかかわらず、大したものは買えませんでした。午後は母親のスマホの買い替えにつきあい、結局夕方に実家を出て自宅に戻ったのは22時前くらい。この日は疲れていて、天気も悪かったので寝てしまいました。


あんとんシュガーさん

連休3日目の月曜は、最近Twitterでやりとりを始めたあんとんシュガーさんが午後から来るので、朝から部屋の片付けと、機材の準備です。晴れていたので太陽でも見るかと思って赤道儀を出しておきましたが、午後曇っていて使うことはありませんでした。午後1時半頃だったでしょうか、まだ窓の掃除をしている時にあんとんシュガーさんが到着しました。同年代で、明るくて、とても話しやすそうな方です。でも家族からは相変わらず「ネットで知り合った人とはあってはいけません」と言われています(笑)。

早速部屋にあがってもらい、少し機材を見てもらった後、目的の微動雲台を受け取りました。

あ、そもそもなんで知り合ったのだろうかと二人で話してたのですが、やはりきっかけはあんとんシュガーさんがFS-60CBをユーシートレードで購入したことでしょう。みんなで「購入おめでとう」とか言っているときに、私もFS-60Qユーザーなので「わーい仲間だ!」と思ってコメントした覚えがあります。

聞いてみると金沢に住んでいるとのことで、いつか富山に遊びに来ませんかとか言っていました。そのうちあんとんシュガーさんが、大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の方とつながりができ、迷人会の井戸端秀樹さん製作のポタ赤用の微動雲台を試すことに。そこに私が反応したところ、同じく迷人会のこたろうさんからその微動雲台を私のところに持っていくようにと命が下ったというわけです。

e47d47b3


無事に微動雲台を受け取りましたが、かなりしっかり作ってあるようで、評価するのが楽しみです。詳しい評価は後日別途またするとして、せっかくあんとんシュガーさんに自宅に来てもらうので、その場で画像処理特訓でもとか思っていました。でもでも最近ずっと天気が悪くて、あんとんシュガーさんの方がなかなか撮影できなかったみたいです。色々聞いてみると、今年3月に初めて星景写真で天の川を撮り、そこからハマり始めて色々揃え出したとのこと。まだまだ機材を揃えているところで、なかなか撮影まで辿り着けないとのことです。目的はまずはアンドロメダ銀河、その後オリオン大星雲を撮影してみたいとのこと。

面白かったのは「FS-60CBを買って良かったー。」としみじみ言っていたことです。最初からきちんとした機材を買うのは一つの手なのですが、確かに今回他の機材を買っていたらもしかしたら私は連絡をとっていなかった可能性もあります。私もFS-60Qには惚れ込んでいるので、同じ機材のユーザーというのはなんだかんだ言ってつながりを感じてしまいます。

結局19時近くまでいたと思うのですが、こんな長い時間何をしてたかというと、ホント何をしてたんだろうというくらい時間があっという間に経ってしまいました。最初の頃はあんとんシュガーさんがマンガを書いていたというくらいマンガ好きなので、私のマンガ本棚を見てもらったり、天文雑誌本棚を見てもらったり、おすすめの本を紹介したりです。

2842C73E-5379-4849-8B93-2E61B01AF470

4BCD1D7F-16CC-4ECC-89D7-8D2E620A9ABE

紹介した本は、望遠鏡とか撮影の理解に、リンク先にもある「デジタル点写真のための天体望遠鏡ガイド」、吉田正太郎著「天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編」と「「天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編」」、撮影対象を選ぶのに「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」と「星座の事典」、さらに画像処理の入門として「天体写真のレタッチテクニック」です。でも最初の3冊は「式があるー」と言って拒否反応を示していました。自然科学が好きなのですが、理系を諦めた文系人間とのことですが、多分謙遜で、話を聞いている限りかなりいろんなこと調べているので、ここらへんのことはすぐに理解していくのかと思います。

画像処理のソフトの話にも当然なりました。問題はPCと英語が得意でないとのこと。でもソフトについてもかなり調べていて、DSSとSIとPIのどれがいいかとかの話にもなりました。私は回り道するくらいなら最初からPIでいいと思うのですが、英語ができないとすると確かに辛いので、その場合はSIかと思います。最初はとりあえずフリーで試してみたいというならDSSでしょうか。でも最近の最初からPIで始めた人たちの画像処理の伸び具合を見ると、PIから始めるというのが解の一つなのかとも思ってしまいます。あんとんシュガーさんはまだ迷っているようですが、結局は自分で楽しめる物を選ぶのが一番いいのかと思います。あ、でも「PIにお金払ってしまって背水の陣で臨むのもいいかも」とか言っていたので、なんとかしてしまうでしょう。

そのうち機材を出したり、どうやって撮影したりとかいう話になっていきました。あんとんシュガーさんの機材はFS-60CBとレデューサー、さらにエクステンダーをやはり迷人会の方から頂いた(!)そうです。フラットナーはまだ持っていなくて、いまいちフラットナーの価値が分かりにくいようでした。エクステンダーとフラットナーとレデューサーの役割と利点、欠点を説明し、アンドロメダ銀河を撮影するにはという話になりました。

赤道儀はポラリエUなので1軸です。オートガイドをしたいとのことなのですが、PCが苦手なのでできればPC無しでやりたいと言います。色々聞いていると、オートガイドの前に極軸をきちんと取る方がいいというアドバイスになってきました。

少し焦点距離は短くなるかもしれませんが、まずはFS-60CBにレデューサーをつけて焦点距離255mmとして、ノータッチガイド、60秒露光でズレが出なくなるくらいまで目的とし、極軸を精度良く合わせることをチャレンジした方がいいのかと思いました。ある程度極軸を合わせておかないと、一軸のガイドをしても結局ずれていってしまいます。赤径のピリオディックモーションが支配的になるくらいまで極軸を合わせ込むと、やっとオートガイドが生きてきます。

SharpCapのPole Align機能が便利なこと、微動雲台を利用してうまくすると1分くらいまでは合わせることができること、微動雲台なしでも三脚アジャスターで頑張るとそこそこ精度が出ること、微動雲台がどれくらい効くかは私の方できちんと評価することなど、ずっと話してました。

でも実際には天体の話よりも、他の話の方が多かったかもしれません。家族の話とか、仕事の話とか、2011年の震災の時の話とか、その他くだらないことも含めていろいろです。晴れていたら早めの夕食をとって、その後撮影とかでもと思っていましたが、結局天気が回復することもなく、あんとんシュガーさんは次の日仕事ということで、また再開を約束して帰宅されました。

ずっと話してましたが、どれだけアドバイスとかできたかはちょっと微妙です。でもTwitterでたくさん得るものがあったと言ってくれたので、ちょっとほっとしています。この日は私も疲れて早く寝てしまい、夜中一度起きてもまだ曇ってたので、諦めてそのまま朝まで寝てしまいました。

今ブログを書いている連休最終日の今晩も曇りみたいです。この連休、昼間は青空も見えたりして雨も降ってないので天気がそこまで悪かった印象はないのですが、全然星は見えませんでした。最初はこの記事のタイトルを「4連休の星活」としてたのですが、ほとんど星活してないのでタイトルを上のものに変更したくらいです。

星的には冴えない連休でしたが、あんとんシュガーさんがきてくれてとても楽しかったです。コロナ禍で自宅にあまりお客さんも来てなかったので、部屋をきれいにするいい機会にもなりました。いつか一緒に撮影とかしたいです。あんとんシュガーさん、今後ともよろしくお願いいたします。


GW真っ只中、この日は星関連で大忙しです。もともと前日から高校生のS君が計画した観望会に参加する予定が、天気が悪くてこの日の夜からに変更。同じく1日午後に、名古屋でちょっと前に太陽を始めたkymさんと、正月に観望会をした名城公園で太陽観望を計画していたのですが、これも雨天で中止。でもせっかくなのでお話だけでもと、名城公園スターバックスで会うことにしました。

レジで抹茶クリームフラペチーノのVentiサイズを注文していたら、携帯が鳴りました。外で電話をかけている方がいたので、すぐにわかりました。でも実はトイレでその前にすれ違っていて、もしかしたらこの人かなあと密かに思っていました。

IMG_7025
スターバックスにPST(しかも鏡筒なし)。なかなかシュールです。


kymさんは元々天文少年だったとのことですが、長い間天文からは遠ざかっていて、定年を機にまた天文熱がよみがってきたとのことでです。ただ、夜になかなか観測することができないので、昼間でもできる太陽に興味が出てきて、ちょうどその頃このブログでも太陽を始めた記事を書き始めていて、それを読んでPSTの購入を決めたということです。いつも参考にしてくれているということで、嬉しい限りです。最初はPSTの眼視だけだったのですがそれだけだと飽きてしまって、昨年秋くらいから撮影を始めてどんどん面白くなってきたそうです。Twitterにアップすると撮影の腕も上がるとアドバイスを受け、太陽画像をちょこちょこ公開されていて、それを何かのきっかけで私が見つけてコンタクトを取ったのが今回の始まりです。昔の投稿を見ていくと、時とともにどんどん画像が綺麗によくなっていくのがわかります。最近では多分PSTでは限界近いくらいの腕になっているのではないかと思います。次はモノクロのカメラが...とか、PSTの次はどうするか...とか、やはり沼には底がないようです。

実際に会って話していた時に「なんで私に連絡を」とかおっしゃられていたのですが、ただえさえ数少ない太陽好きで、しかもPSTを使って撮影までしている人はそれほど多くはありません。もうこれは十分な太陽仲間です。しかもどんどん腕が上がっているということで、一度お話ししたかったわけです。PSTで普通のCMOSカメラで撮影しようとしても、通常はピントが合いません。私はアイピース口の長さを短くしましたが、kymさんはアイピース径と同じQHYシリーズを使って押し込んでいるのと、ASIシリーズではロープロファイルのアダプターを使って押しこむことでピントを合わせているそうです。前者のアイデアは知っていましたが、後者のアダプターの長さを短くすればピントが出ると言うのは知りませんでした。これだと撮影もだいぶん気軽になります。

テーブルではPSTを分解して中の構造とか見せたのですが、流石に改造まではということでした。とにかく太陽機器は値が張るので、至極まっとうな意見です。それでもやはり今のPSTの解像度の限界も感じているようで、60mmくらいはいつかと言っていました。もう少し太陽観測機器が安価になればもっと人口も増えるかと思いますが、エタロン部だけは精度が段違いなのでなかなか難しいのかもしれません。この日は小雨でお話だけでした。できれば一緒に太陽を見たかったです。太陽電視観望でも十分楽しめることを見て欲しかったです。

2時間ほど話して、一旦自宅に帰り昼寝。夜の観望会に備えます。
後半に続く


 

香川県天文旅行の二日目です。今日はなんと、個性的な機器でアマチュア天文界に一石を投じ続けてている「あぷらなーと」さんの自宅に訪問です。


朝早く、天体望遠鏡博物館と同じ校舎でやっているどぶろく作りの人たちの声で目が覚めました。疲れていたのと冷房が程よく効いていてぐっすりと眠ることができました。実はこのブログで知り合って、天体望遠鏡博物館に行くきっかけとなったTANKOさんも校舎に泊まっていました。部屋は別でしたが4人が学校に泊まっていたことになります。TANKOさんを起こさないように注意しながら、さっそく出発の準備です。子供達はまだ寝ています。

ある程度荷物も積み込み、出発準備も目処が立ったところで、子供たちを起こします。そのころにはTANKOさんも起きていました。Sukeがサンダルがなくなったと騒いでいたら、TANKOさんが履いていっていました(笑)。昨晩の残りの食料を朝ごはんがわりに少し頂いて、結局朝8時頃でしょうか、天体望遠鏡博物館を出発しました。

昨日お風呂に入っていなかったので、朝から温泉探しです。実はすぐ近くにオススメの温泉を聞いていたのですが、残念ながら9時からオープンで時間が少しもったいなかったので先に移動し、あぷらなーとさん宅の近くの、スーパー銭湯のようなところで汗を流しました。さすがに人の家に行くのに汗臭い格好では申し訳ないです。でもそもそも長ズボンは昨日の汗で履く気にならないので短パンだったのですが、今考えたら訪問するのに短パンは無かったのではと、ちょっと反省しています。というのもあぷらなーとさん宅で、特にお母様にとてもよくもてなして頂いて、こんな格好で、しかも子供二人を引き連れての訪問で、変な人が来たと思われてしまったかもしれません。

いやー、それにしてもあぷらなーとさん、ブログを見ていても変な人と十分わかるのですが、ご本人もものすごい人でした。部屋に所狭しとおいてある望遠鏡、赤道儀の数々。本も科学関係のものばかりです。きわめつけはなんと、新作のBORG3連チャンです。

IMG_4911


あぷらなーとさんをブログで拝見している方はもうご存知かと思いますが、いつもものすごく変わった、とても面白い事をしている方です。上のBORG3連チャンは最新の変なものですが、その前には普通じゃ絶対見ることのない形の望遠鏡とか、千円台の格安レンズで超高分解能を実現するだとか、ピリオディックモーションを相当厳密に解析するとか、150円の分光シートでフラウンフォーファー線を見るとか、霧箱の宇宙線を天体カメラで見たりとか、もうとにかく普通の人がやらないことばかりしています。

しかも最近腕を怪我されて、来年の6月まで運転もできないにもかかわらず、手術直後に着々と新しいアイデアを考えて、すでに色々動き出しているみたいです。

私も星を始めた頃からブログを拝見させてもらっていて、一度会って話してみたいとずっと思っていた人でした。何かの拍子に香川在住という事を知って、前回の3月の香川の訪問時にコンタクトを取ろうとしたのですが、連絡が取れたのが香川旅行から帰ってきてから。なので今回7月と香川に行く機会が思ったより早く訪れたので、やっと念願叶ってお会いできたわけです。

ところがです、もちろん天文のお話はしましたよ。当然どんどん濃い話に入っていきます。でも天文の話をしている途中に、子供たちがちょっとつまらなそうだったので、「何か本でも見せてもらえば」と言ったとこらへんから一気に別の方向になだれ込みました。見せてもらったのが、あぷらなーとさんが6年生の時にやった自由研究と、中学生の時にやった自由研究です。

大人の私が見てもすごいと思ったので、ちょうど少6のSukeと中2のNatsuから見たらとんでもないものだったのでしょう。二人とも押し黙ったようにじっくり読みだし、最後には目を輝かせながら「すごい」と。なんでも香川では自由研究の競争がものすごいらしくて、クラス内で全員発表して代表を選び、学年で代表を選び、学校で代表を選び、さながら対抗戦のようでクラス代表を応援するような感じだそうです。科学好きな子の芽を伸ばすのにものすごくいい環境があるみたいです。

あぷらなーとさんの6年の時の自由研究ですが、市で2位まで行ったという集大成で、うちの子が見ても全く太刀打ちできないレベルのものです。その時の市で1位だった子は6年間かけて温めた結果を持ってきたため、どうしても勝てなかったらしいのですが、そのあと高校で再会し、向こうもあぷらなーとさんを覚えていて、未だに付き合いが続いているとか。やはり類は友を呼ぶです。

ちなみにあぷらなーとさんの6年の時の自由研究は生物系でアオミドロの観察だそうで、接合胞子というものを見つけたという内容です。生物が苦手な私には全く未知の世界でした。実は昆虫も好きらしく、アゲハ蝶がマリーゴールドを食べて成長するという事を中学生の時に世の中で初めて発見したとのこと。高校の時に昆虫雑誌に投稿論文を書いて採用され、その後全ての図鑑のアゲハ蝶の食性にマリーゴールドが追加されたという、ある意味スーパー科学少年だったみたいです。その時も、とある本職の昆虫学者から、10年かけてやっとアゲハ蝶がマリーゴールドを少し食べることが最近わかってきたくらいだと、大量の資料付きで反論が来たらしいのですが、これが中学生の結果だと聞いてさすがにびっくりだったらしいです。

肝心の天文はというと、やはり子供の頃からの趣味で、大学の時に明るいところに住んでいたので一旦中断したそうですが、その後めでたく復帰。そして今に至るというわけですが、限られた資金で色々機材を工夫して性能を引き出す、その過程を楽しむというのは、あぷらなーとさんも私もよく似たもので、この日初めて会って話をしたのに、全く初めての気がしませんでした。実は年齢的にも私が一つ下くらいで、ほとんど同じです。遠いところですが、お互いに切磋琢磨して進んでいけたらと思います。

そんなこんなで昼ごはんの時間になり、あぷらなーとさんに香川一美味しいという釜揚げうどんの店に連れていってもらいました。

IMG_4902

まず、ツユが面白いです。すごく大きな徳利に入っていて自分でうつわに注ぎます。

IMG_4904

うつわにツユを注ぐためには徳利を水平より下に傾けなければならず、あぷらなーとさんの考察では下の写真のようにテーブルの外にうつわを出して、徳利を水平以下に傾けて注ぐしかないというのを科学的に解を出したそうです。たまたま、香港から来たという外国のお客さんがいて、やり方がわからず店員さんがやった方法がまさにあぷらなーとさんがいった方法そのもので、あぷらなーとさん自身「やっぱり合っていた!」と喜んでいました。

IMG_4906

うどんは4人で9玉の大きなたらいに入ったものですが、最初多いかなと思ったら全然余裕で食べることができます。とにかく美味しかった。暖かいうどんですが、比較的柔らかく、中にコシがある感じです。あぷらなーとさん曰く、昔ながらの香川のうどんはこんな感じで、一般に流行っているものすごくコシがあるのは一部の店が出していたのが流行ってしまったとのことです。もにゅもにゅ、ツルツルですぐになくなってしまいました。

IMG_4908


お腹も膨れて再びあぷらなーとさん宅に移動する最中、幽霊の話で大盛り上がりでした。科学的に考えると幽霊はいないが、中学の頃見たことがあるとのこと。なんかよくわからないですが、あぷらなーとさん実は塾の先生で(本家のブログを見ている方は知っていると思います)、面白い話のネタをたくさん持っているのです。子供達はもう夢中で、さらにあぷらなーとさん宅に着いてから、今度は音楽の話に。ちょうどNatsuがギターに少し飽きて来た頃で、それより作曲をどうやるかに少し興味があるみたいです。私は音楽に関しては全くアドバイスできないのですが、あぷらなーとさんは音大を目指す学生のために音楽理論も教えることがあるらしくて、作曲のためのいい参考書を紹介してもらいました。帰ってから早速アマゾンで中古で探して発注したのはいうまでもありません。さらに、小説も書いているとのことで、かなり多趣味で、天文だけを見てもわかるようにそれぞれ相当やり込んでいるみたいです。

逆に意外だったのが、観望会をほとんどしたことがないとのこと。私の場合観望会は星趣味の中でもかなりの率を占めているのでこれは不思議でした。でも塾のエキストラ授業で天文も教えているらしいので、子供に星に興味を持ってもらいたいという点では十分な貢献をされているのかと思います。

結局振り返ってみると、天文の話よりも他の話が盛り上がってしまい、思ったより天文の話ができなかったと。でもあぷらなーとさんがなぜあんなブログを書き続けることができるのかが、今回とてもよくわかりました。

午後3時前くらいでしょうか、全然話し足りないのですが、次の日は私も仕事ですし、子供達はまだ学校もあります。ものすごく残念ですが、あぷらなーとさん宅を出ることにしました。私もものすごく楽しかったですが、子供たちが「来てよかったー!」としみじみ言っていたことが印象的でした。お互い遠いですが、星を続けていれば必ずまた何処かで会えるはずです。もし富山に来たら大歓迎しますので、いつかぜひ。


さて、帰りは仮眠をとりながらのんびり移動し、自宅に到着したのは0時過ぎ。まるまる二日とちょっと。今回もかなり強引な行程でしたが、初日の天体望遠鏡博物館と二日目のあぷらなーとさん宅訪問。充実し過ぎの香川旅行でした。



東京方面に用事があったので、前回の記事でオフ会の呼びかけをしたのですが、4月2日の火曜日、平日にも関わらず何人かの方が集まってくれて、ほしぞloveログの東京オフ会を無事に開催することができました。二部構成になっていて、昼は国立天文台見学、夜は飲み会を兼ねた天文話です。本当は都会での電視観望とかもやりたかったのですが、さすがに平日ということで諦めました。

参加者ですが、遠くは名古屋方面からHUQさん、Cafe TEMOの記事で近くに住んでいるとコメント頂いたHIROPONさん、知り合いの紹介で来られたMさんとAさん、いつもこのブログを読んでくれているというLIVさん、あとは私と娘のNatsuの7人です。直前の呼びかけにしては結構集まっていただけました。HUQさん以外は初対面で、Natusは「ネットで知り合った人とは会ってはいけません」と学校で言われているそうですが、そんなことは気にせずの参加です。

昼の部、最初の集合場所は三鷹の国立天文台。NatsuとHUQさんと正門で落ち合い台内見学です。国立天文台は以前にも記事(その1その2)にしたことがありますが、広大な敷地に天文ファンならよだれが出るような新旧の機器があちこちにあります。HUQさんは国立天文台は初めてだとのことです。重り駆動の赤道儀にびっくりしていました。たまたま観望会の準備をしていたのか、一般公開用の三鷹光器のGNF65で金星とベテルギウスを覗かせてもらいました。この記事の最後のクイズにもあるちょっと変わった場所も見学してきました。

夕方からバスで移動し、武蔵境駅でHIROPONさんと改札で落ち合います。おっさん二人と女子中学生という変な組みわせなので、向こうはすぐにわかったみたいです。HIROPONさんとは初対面でしたが、秋葉原までの電車の中ですでに天文談義が始まってしまいます。

今回、夜の部の集合場所を秋葉原にしたのは天文ショップがあるからで、待ち合わせ場所を天文ショップにしておけば早く来ても飽きることがないだろうという理由からです。結局お店はメンバーの一人のMさんがスターベースで買い物をしたいということで、スターベースに決定。我々4人が夕方6時半過ぎに到着すると、すでにMさんがいて、程なくしてAさん、最後にLIVさんが到着しました。そこでも早速機材をネタに話がみなさん止まりません。私も普段富山では毎月6日にか買えない天文雑誌を買ったのですが、他に特に買い物をするわけでもないので、お店の方には迷惑だったかもしれません。でもその場でP.S.T.が置いてあって、最近夢中な太陽を改造P.S.T.で撮ろうとする話をしていたら店長さんも興味津々みたいでした。そんなこんなで閉店近くにスターベースを出て、LIVさんが予約してくれたバルに移動。秋葉原駅の方に5分ほど歩いて到着しました。

店の中に入り、適当に飲み物を注文して自己紹介から始まります。みなさん自己紹介も長い長い。と言うよりもすぐに脱線して話に夢中になり、自己紹介の途中だということを何度も忘れてしまいます。MさんとAさんは、私の知り合いの方の紹介で来てくれました。MさんはまだしもAさんは超初心者と言っていたのでちょっと心配していたのですが、全然普通にみなさんと話していました。あとで聞いたらすごく楽しかったと言うのでちょっとホッとしました。Mさんは星だけでなく、自転車もやるらしく、娘のNatusも少しロードをやっているので二人で盛り上がっていました。なんでも30から始めたとのことで、パパも自転車やろうと言われてしまいました。運動不足なので、ちょうどいいかもしれません。自転車レースの後の、夜の乗鞍の天の川の写真がすごく綺麗でした。

HIROPONさんは言わずと知れた光害地のスペシャリストで、PHD2の日本語版マニュアルを書いた方といったほうが通じやすいでしょうか。いつか会ってみたかった方の一人で、実は今回のオフ会はHIROPONさん来てくれないかなと思って計画したオフ会でした。2年近く前、星を始めたごくごく初期の頃にHIROPONさんのブログの記事を随分参考にさせてもらいました。特に反射型の購入記事はとてもわかりやすく、随分理解を助けていただきました。今回やっと直接会ってお礼を言うことができました。

HUQさんはわざわざ名古屋からトランクでフルの機材を持って来てくれました。BORG55FLをSWAT350とSS-oneに載せて、お店の中で組み立てていました。店員さんに見つかるとアレなので、機材が出ている間はLIVさんが気を使って注文を止めていてくれました。機材ネタはものすごく盛り上がります。電池とウィエイトを兼ねた組み合わせの摩訶不思議な赤道儀にはみなさん興味津々です。

IMG_4250
ビールの空きグラスを横目に、堂々と店の中での赤道儀です。


最後のLIVさんはこのほしぞloveログをかなり読み込んでいただいているみたいで、最近ASI294MCを購入され、電視を試し始めたとのこと。でも中々星雲に色がつかないそうです。この時もすぐにみんなで294は赤が出ないだとか、いや385も出ないだとか、224は少なくとももっと鮮やかだったと、自己紹介の途中ですぐ茶々が入ってに勝手な方向に行ってしまいます。今回LIVさんにはお店の予約から、その場の注文まで色々お世話になってしまいました。どうもありがとうございました。またブログにコメントください。なんでも答えますよ!

今回集まったみなさんは、意外にもお一人で星をやっている方が多いらしく、こういったみんなで話す機会がこれまであまりなかったということで、結構喜んでくれたみたいです。あ、HUQさんは別です。どこへでも行く人です。そのせいか、オフ会の間中、食べることよりもほとんどみんなずっと話しに夢中でした。娘のNatsuも大人に混じってですが、すごく楽しかったようです。タブレットやスマホで、自分で撮った天体写真を見せ合うこともできるので、初めてあった人でも同じ趣味ということですぐに打ち解けることができます。HUQさんの超長時間撮影とか、HIROPONさんのガラガラ台車を1km引っ張っての光害地での撮影とか、面白いことばかりしての撮影を目の当たりにして、皆さん大盛り上がりでした。月は黄色く見えるのになんで撮影すると白いんだとか、限界等級はなんで決まるか?口径か?焦点距離か?とか、普通の人から見たらどうでもいいことでもみんな真剣に話しています。

最後まで盛り上がりましたが、次の日も皆さん仕事だということで、夜10時すぎには解散。HUQさんは深夜バスで名古屋へ、みなさんもそれぞれ家路に着きました。HIROPONさんとは途中まで電車が一緒で、そこでも色々話しましたが、ブログの記事から想像できるように、とても洞察力のある、ユニークな方でした。

半分は思いつきと思い切りで呼びかけしたオフ会でしたが、後で頂いたメールを見てもかなり好評だったみたいなので、またいつか機会があったらどこかで集まれればと思います。参加された皆さん、お疲れ様でした。私の勝手な思いつきに付き合って頂き、本当にありがとうございました。


最後にクイズです。下の写真は国立天文台の中にある観測機器の一つです。さて何でしょう?

IMG_4243


ヒントは地下。



このページのトップヘ