ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:イベント > オフ会

香川県天文旅行の二日目です。今日はなんと、個性的な機器でアマチュア天文界に一石を投じ続けてている「あぷらなーと」さんの自宅に訪問です。


朝早く、天体望遠鏡博物館と同じ校舎でやっているどぶろく作りの人たちの声で目が覚めました。疲れていたのと冷房が程よく効いていてぐっすりと眠ることができました。実はこのブログで知り合って、天体望遠鏡博物館に行くきっかけとなったTANKOさんも校舎に泊まっていました。部屋は別でしたが4人が学校に泊まっていたことになります。TANKOさんを起こさないように注意しながら、さっそく出発の準備です。子供達はまだ寝ています。

ある程度荷物も積み込み、出発準備も目処が立ったところで、子供たちを起こします。そのころにはTANKOさんも起きていました。Sukeがサンダルがなくなったと騒いでいたら、TANKOさんが履いていっていました(笑)。昨晩の残りの食料を朝ごはんがわりに少し頂いて、結局朝8時頃でしょうか、天体望遠鏡博物館を出発しました。

昨日お風呂に入っていなかったので、朝から温泉探しです。実はすぐ近くにオススメの温泉を聞いていたのですが、残念ながら9時からオープンで時間が少しもったいなかったので先に移動し、あぷらなーとさん宅の近くの、スーパー銭湯のようなところで汗を流しました。さすがに人の家に行くのに汗臭い格好では申し訳ないです。でもそもそも長ズボンは昨日の汗で履く気にならないので短パンだったのですが、今考えたら訪問するのに短パンは無かったのではと、ちょっと反省しています。というのもあぷらなーとさん宅で、特にお母様にとてもよくもてなして頂いて、こんな格好で、しかも子供二人を引き連れての訪問で、変な人が来たと思われてしまったかもしれません。

いやー、それにしてもあぷらなーとさん、ブログを見ていても変な人と十分わかるのですが、ご本人もものすごい人でした。部屋に所狭しとおいてある望遠鏡、赤道儀の数々。本も科学関係のものばかりです。きわめつけはなんと、新作のBORG3連チャンです。

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あぷらなーとさんをブログで拝見している方はもうご存知かと思いますが、いつもものすごく変わった、とても面白い事をしている方です。上のBORG3連チャンは最新の変なものですが、その前には普通じゃ絶対見ることのない形の望遠鏡とか、千円台の格安レンズで超高分解能を実現するだとか、ピリオディックモーションを相当厳密に解析するとか、150円の分光シートでフラウンフォーファー線を見るとか、霧箱の宇宙線を天体カメラで見たりとか、もうとにかく普通の人がやらないことばかりしています。

しかも最近腕を怪我されて、来年の6月まで運転もできないにもかかわらず、手術直後に着々と新しいアイデアを考えて、すでに色々動き出しているみたいです。

私も星を始めた頃からブログを拝見させてもらっていて、一度会って話してみたいとずっと思っていた人でした。何かの拍子に香川在住という事を知って、前回の3月の香川の訪問時にコンタクトを取ろうとしたのですが、連絡が取れたのが香川旅行から帰ってきてから。なので今回7月と香川に行く機会が思ったより早く訪れたので、やっと念願叶ってお会いできたわけです。

ところがです、もちろん天文のお話はしましたよ。当然どんどん濃い話に入っていきます。でも天文の話をしている途中に、子供たちがちょっとつまらなそうだったので、「何か本でも見せてもらえば」と言ったとこらへんから一気に別の方向になだれ込みました。見せてもらったのが、あぷらなーとさんが6年生の時にやった自由研究と、中学生の時にやった自由研究です。

大人の私が見てもすごいと思ったので、ちょうど少6のSukeと中2のNatsuから見たらとんでもないものだったのでしょう。二人とも押し黙ったようにじっくり読みだし、最後には目を輝かせながら「すごい」と。なんでも香川では自由研究の競争がものすごいらしくて、クラス内で全員発表して代表を選び、学年で代表を選び、学校で代表を選び、さながら対抗戦のようでクラス代表を応援するような感じだそうです。科学好きな子の芽を伸ばすのにものすごくいい環境があるみたいです。

あぷらなーとさんの6年の時の自由研究ですが、市で2位まで行ったという集大成で、うちの子が見ても全く太刀打ちできないレベルのものです。その時の市で1位だった子は6年間かけて温めた結果を持ってきたため、どうしても勝てなかったらしいのですが、そのあと高校で再会し、向こうもあぷらなーとさんを覚えていて、未だに付き合いが続いているとか。やはり類は友を呼ぶです。

ちなみにあぷらなーとさんの6年の時の自由研究は生物系でアオミドロの観察だそうで、接合胞子というものを見つけたという内容です。生物が苦手な私には全く未知の世界でした。実は昆虫も好きらしく、アゲハ蝶がマリーゴールドを食べて成長するという事を中学生の時に世の中で初めて発見したとのこと。高校の時に昆虫雑誌に投稿論文を書いて採用され、その後全ての図鑑のアゲハ蝶の食性にマリーゴールドが追加されたという、ある意味スーパー科学少年だったみたいです。その時も、とある本職の昆虫学者から、10年かけてやっとアゲハ蝶がマリーゴールドを少し食べることが最近わかってきたくらいだと、大量の資料付きで反論が来たらしいのですが、これが中学生の結果だと聞いてさすがにびっくりだったらしいです。

肝心の天文はというと、やはり子供の頃からの趣味で、大学の時に明るいところに住んでいたので一旦中断したそうですが、その後めでたく復帰。そして今に至るというわけですが、限られた資金で色々機材を工夫して性能を引き出す、その過程を楽しむというのは、あぷらなーとさんも私もよく似たもので、この日初めて会って話をしたのに、全く初めての気がしませんでした。実は年齢的にも私が一つ下くらいで、ほとんど同じです。遠いところですが、お互いに切磋琢磨して進んでいけたらと思います。

そんなこんなで昼ごはんの時間になり、あぷらなーとさんに香川一美味しいという釜揚げうどんの店に連れていってもらいました。

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まず、ツユが面白いです。すごく大きな徳利に入っていて自分でうつわに注ぎます。

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うつわにツユを注ぐためには徳利を水平より下に傾けなければならず、あぷらなーとさんの考察では下の写真のようにテーブルの外にうつわを出して、徳利を水平以下に傾けて注ぐしかないというのを科学的に解を出したそうです。たまたま、香港から来たという外国のお客さんがいて、やり方がわからず店員さんがやった方法がまさにあぷらなーとさんがいった方法そのもので、あぷらなーとさん自身「やっぱり合っていた!」と喜んでいました。

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うどんは4人で9玉の大きなたらいに入ったものですが、最初多いかなと思ったら全然余裕で食べることができます。とにかく美味しかった。暖かいうどんですが、比較的柔らかく、中にコシがある感じです。あぷらなーとさん曰く、昔ながらの香川のうどんはこんな感じで、一般に流行っているものすごくコシがあるのは一部の店が出していたのが流行ってしまったとのことです。もにゅもにゅ、ツルツルですぐになくなってしまいました。

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お腹も膨れて再びあぷらなーとさん宅に移動する最中、幽霊の話で大盛り上がりでした。科学的に考えると幽霊はいないが、中学の頃見たことがあるとのこと。なんかよくわからないですが、あぷらなーとさん実は塾の先生で(本家のブログを見ている方は知っていると思います)、面白い話のネタをたくさん持っているのです。子供達はもう夢中で、さらにあぷらなーとさん宅に着いてから、今度は音楽の話に。ちょうどNatsuがギターに少し飽きて来た頃で、それより作曲をどうやるかに少し興味があるみたいです。私は音楽に関しては全くアドバイスできないのですが、あぷらなーとさんは音大を目指す学生のために音楽理論も教えることがあるらしくて、作曲のためのいい参考書を紹介してもらいました。帰ってから早速アマゾンで中古で探して発注したのはいうまでもありません。さらに、小説も書いているとのことで、かなり多趣味で、天文だけを見てもわかるようにそれぞれ相当やり込んでいるみたいです。

逆に意外だったのが、観望会をほとんどしたことがないとのこと。私の場合観望会は星趣味の中でもかなりの率を占めているのでこれは不思議でした。でも塾のエキストラ授業で天文も教えているらしいので、子供に星に興味を持ってもらいたいという点では十分な貢献をされているのかと思います。

結局振り返ってみると、天文の話よりも他の話が盛り上がってしまい、思ったより天文の話ができなかったと。でもあぷらなーとさんがなぜあんなブログを書き続けることができるのかが、今回とてもよくわかりました。

午後3時前くらいでしょうか、全然話し足りないのですが、次の日は私も仕事ですし、子供達はまだ学校もあります。ものすごく残念ですが、あぷらなーとさん宅を出ることにしました。私もものすごく楽しかったですが、子供たちが「来てよかったー!」としみじみ言っていたことが印象的でした。お互い遠いですが、星を続けていれば必ずまた何処かで会えるはずです。もし富山に来たら大歓迎しますので、いつかぜひ。


さて、帰りは仮眠をとりながらのんびり移動し、自宅に到着したのは0時過ぎ。まるまる二日とちょっと。今回もかなり強引な行程でしたが、初日の天体望遠鏡博物館と二日目のあぷらなーとさん宅訪問。充実し過ぎの香川旅行でした。



東京方面に用事があったので、前回の記事でオフ会の呼びかけをしたのですが、4月2日の火曜日、平日にも関わらず何人かの方が集まってくれて、ほしぞloveログの東京オフ会を無事に開催することができました。二部構成になっていて、昼は国立天文台見学、夜は飲み会を兼ねた天文話です。本当は都会での電視観望とかもやりたかったのですが、さすがに平日ということで諦めました。

参加者ですが、遠くは名古屋方面からHUQさん、Cafe TEMOの記事で近くに住んでいるとコメント頂いたHIROPONさん、知り合いの紹介で来られたMさんとAさん、いつもこのブログを読んでくれているというLIVさん、あとは私と娘のNatsuの7人です。直前の呼びかけにしては結構集まっていただけました。HUQさん以外は初対面で、Natusは「ネットで知り合った人とは会ってはいけません」と学校で言われているそうですが、そんなことは気にせずの参加です。

昼の部、最初の集合場所は三鷹の国立天文台。NatsuとHUQさんと正門で落ち合い台内見学です。国立天文台は以前にも記事(その1その2)にしたことがありますが、広大な敷地に天文ファンならよだれが出るような新旧の機器があちこちにあります。HUQさんは国立天文台は初めてだとのことです。重り駆動の赤道儀にびっくりしていました。たまたま観望会の準備をしていたのか、一般公開用の三鷹光器のGNF65で金星とベテルギウスを覗かせてもらいました。この記事の最後のクイズにもあるちょっと変わった場所も見学してきました。

夕方からバスで移動し、武蔵境駅でHIROPONさんと改札で落ち合います。おっさん二人と女子中学生という変な組みわせなので、向こうはすぐにわかったみたいです。HIROPONさんとは初対面でしたが、秋葉原までの電車の中ですでに天文談義が始まってしまいます。

今回、夜の部の集合場所を秋葉原にしたのは天文ショップがあるからで、待ち合わせ場所を天文ショップにしておけば早く来ても飽きることがないだろうという理由からです。結局お店はメンバーの一人のMさんがスターベースで買い物をしたいということで、スターベースに決定。我々4人が夕方6時半過ぎに到着すると、すでにMさんがいて、程なくしてAさん、最後にLIVさんが到着しました。そこでも早速機材をネタに話がみなさん止まりません。私も普段富山では毎月6日にか買えない天文雑誌を買ったのですが、他に特に買い物をするわけでもないので、お店の方には迷惑だったかもしれません。でもその場でP.S.T.が置いてあって、最近夢中な太陽を改造P.S.T.で撮ろうとする話をしていたら店長さんも興味津々みたいでした。そんなこんなで閉店近くにスターベースを出て、LIVさんが予約してくれたバルに移動。秋葉原駅の方に5分ほど歩いて到着しました。

店の中に入り、適当に飲み物を注文して自己紹介から始まります。みなさん自己紹介も長い長い。と言うよりもすぐに脱線して話に夢中になり、自己紹介の途中だということを何度も忘れてしまいます。MさんとAさんは、私の知り合いの方の紹介で来てくれました。MさんはまだしもAさんは超初心者と言っていたのでちょっと心配していたのですが、全然普通にみなさんと話していました。あとで聞いたらすごく楽しかったと言うのでちょっとホッとしました。Mさんは星だけでなく、自転車もやるらしく、娘のNatusも少しロードをやっているので二人で盛り上がっていました。なんでも30から始めたとのことで、パパも自転車やろうと言われてしまいました。運動不足なので、ちょうどいいかもしれません。自転車レースの後の、夜の乗鞍の天の川の写真がすごく綺麗でした。

HIROPONさんは言わずと知れた光害地のスペシャリストで、PHD2の日本語版マニュアルを書いた方といったほうが通じやすいでしょうか。いつか会ってみたかった方の一人で、実は今回のオフ会はHIROPONさん来てくれないかなと思って計画したオフ会でした。2年近く前、星を始めたごくごく初期の頃にHIROPONさんのブログの記事を随分参考にさせてもらいました。特に反射型の購入記事はとてもわかりやすく、随分理解を助けていただきました。今回やっと直接会ってお礼を言うことができました。

HUQさんはわざわざ名古屋からトランクでフルの機材を持って来てくれました。BORG55FLをSWAT350とSS-oneに載せて、お店の中で組み立てていました。店員さんに見つかるとアレなので、機材が出ている間はLIVさんが気を使って注文を止めていてくれました。機材ネタはものすごく盛り上がります。電池とウィエイトを兼ねた組み合わせの摩訶不思議な赤道儀にはみなさん興味津々です。

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ビールの空きグラスを横目に、堂々と店の中での赤道儀です。


最後のLIVさんはこのほしぞloveログをかなり読み込んでいただいているみたいで、最近ASI294MCを購入され、電視を試し始めたとのこと。でも中々星雲に色がつかないそうです。この時もすぐにみんなで294は赤が出ないだとか、いや385も出ないだとか、224は少なくとももっと鮮やかだったと、自己紹介の途中ですぐ茶々が入ってに勝手な方向に行ってしまいます。今回LIVさんにはお店の予約から、その場の注文まで色々お世話になってしまいました。どうもありがとうございました。またブログにコメントください。なんでも答えますよ!

今回集まったみなさんは、意外にもお一人で星をやっている方が多いらしく、こういったみんなで話す機会がこれまであまりなかったということで、結構喜んでくれたみたいです。あ、HUQさんは別です。どこへでも行く人です。そのせいか、オフ会の間中、食べることよりもほとんどみんなずっと話しに夢中でした。娘のNatsuも大人に混じってですが、すごく楽しかったようです。タブレットやスマホで、自分で撮った天体写真を見せ合うこともできるので、初めてあった人でも同じ趣味ということですぐに打ち解けることができます。HUQさんの超長時間撮影とか、HIROPONさんのガラガラ台車を1km引っ張っての光害地での撮影とか、面白いことばかりしての撮影を目の当たりにして、皆さん大盛り上がりでした。月は黄色く見えるのになんで撮影すると白いんだとか、限界等級はなんで決まるか?口径か?焦点距離か?とか、普通の人から見たらどうでもいいことでもみんな真剣に話しています。

最後まで盛り上がりましたが、次の日も皆さん仕事だということで、夜10時すぎには解散。HUQさんは深夜バスで名古屋へ、みなさんもそれぞれ家路に着きました。HIROPONさんとは途中まで電車が一緒で、そこでも色々話しましたが、ブログの記事から想像できるように、とても洞察力のある、ユニークな方でした。

半分は思いつきと思い切りで呼びかけしたオフ会でしたが、後で頂いたメールを見てもかなり好評だったみたいなので、またいつか機会があったらどこかで集まれればと思います。参加された皆さん、お疲れ様でした。私の勝手な思いつきに付き合って頂き、本当にありがとうございました。


最後にクイズです。下の写真は国立天文台の中にある観測機器の一つです。さて何でしょう?

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ヒントは地下。



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