ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 福島

初日からの続きです。




起床後の太陽

星の村天文台星まつりの2日目、土曜日の朝。昨晩寝たのが午前2時近くでしたが、7時半頃には目が覚めました。雲もありましたが、晴れ間もかなりあり、駐車場で太陽望遠鏡をセットし始めます。赤道儀はCGEM II、そこにいつものPSTにC8をつけます。いや、今回の場合はPSTにC8をつけたと言った方がいいでしょうか。PSTを持っている方も多く、その改造に注目してくれます。

機材のセットアップを終え、PCを出したり初期アラインメントの晴れ待ちの間に、さすがは星まつり会場、かなりの興味を引いたようで、次々と話しかけられます。

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例えば初期アラインメントで対物側のシュミット補正版の明るいスポットを見ながら、スポットが真ん中に行く様子を見せ、画角的にもカメラに太陽がきちんと入ることをわかってもらったりしました。

プロミネンスも大きく迫力があるものが出てましたし、黒点も2箇所、はっきりと見えるものが出ていました。今回は太陽撮影ではなく、ある意味太陽を電視観望で見てもらうことを目的としました。なので撮影した画像はないのですが、リアルタイムで見るだけでも解像度が半端ないことは皆さん皆さんよく理解してもらえたようです。

そもそも、こんな魔改造機に注目する人は、ほとんどPSTを自分で持っている人なのです。中には2つ持っているという人もいました。しかもかなりの人が、最近よく見えなくなってきてあまり使ってなと言うのです。初期のものは対物レンズについているコーティングがERFを兼ねていて、そこが経年劣化でダメになることが多かったりします。オリジナルのPSTは口径4cmで、これが5倍の20cmになったC8になるとさすがに分解能は相当違い、画像処理をする以前のPCのリアルタイム画像でさえも、プロミネンスや黒点もかなりはっきり見えてしまいます。PSTはF10前提で、C8ならピッタリとか、皆さん基本すぐに理解してくれ、カンどころを話しても通じるとことがありがたいです。

実際にPCの画面を見てもらうときは、明るさが一番の敵なので、上のようにPCを箱に入れ、さらに自分自身の明るさが画面に反射するのを防ぐために、下のように雨用のカバーをかぶって見てもらいます。

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「今回の会場内で一番見応えがあった」という方もいて、星まつりで大口径の可能性を見せるという価値はあったのかと思います。

使われなくなったPSTは恐らくかなりの数が全国にあって、再利用という意味では大口径化はかなり魅力的に映ると思うのですが、安全には相当気をつける必要があります。会場でもそもそも「熱くならないか?」と聞いてくれる方もたくさんいて、これまでこの「ほしぞloveログ」で書いてきたように「UV/IRフィルターを入れて熱を吸収しないようにしている」と説明しました。そもそも、
  • PSTの分解が大変なこと、
  • PSTを改造したら少なくとも私はそれ以来一度もアイピースでのぞいたことがないこと
など、相当の注意と覚悟を持つ必要があることを強調して説明しています。この方法は実験としては面白いかもしれませんが、決して推奨する方法とは言えず、まっとうにはDayStarなどを使って大口径に挑戦するのが本道です。

そもそも太陽観測は危険を伴い、観望会などで使うのはどうしても躊躇してしまいます。口径に関わらず、CMOSカメラを使って太陽観測をするのは、万が一のことを考えると機器の破損だけですみます。そもそも目で見ないので、失明などを避けることができるはずで、まだ安全なのかもしれません。そう言った観点からも太陽電視観望を導入する利点があることなども話しました。


やっと会場へ

太陽電視観望でひっきりなしで人が来ていて、駐車場から会場に初めて行けたのがもう抽選券を配り始める11時ちょっと前。会場では星友のIさんがVRで天の川を見せてくれました。

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写真にも写っているように、専用の2つレンズで撮るとのことで、最近やっと天の川もうまく撮れるようになってきたとのことです。昼間にも関わらず、顔や目線を動かすとその方向に見えるVRでの天の川はかなりインパクトがあります。

外山さんのところは相変わらず面白いです。写真を撮り忘れてしまいましたが、ある回路を見せられて「これが何かわかりますか?」と聞かれました。全く想像もつかなかったのですが、なんとアナログのPEC(ピリオディックエラーを補正するもの)だそうです。8個石が載っていて、信号を8段階に分けて覚えているようで、速い信号を返すのは難しいが、低い周波数の信号で十分補正ができるとのこと。製品化はさすがに難しいと思いますが、こんな実験的な楽しいことをやってしまうのも外山さんならではです。

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同じブースでピリオディックモーションの実測もやっていました。大学時代の先輩でもあるHBさんともたくさん話すことができました。

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今回食事はほとんどふもとのコンビニです。クーラーボックスを持ってきてその中に氷を入れておくことで、ある程度の買い溜めができます。会場での食べ物はしいたけ屋さんくらいと、ワッフルなどのキッチンカーが1台出ていたくらいなので、あらかじめ用意してきた方がいいかもしれません。この日の昼も、一度下まで降りて、コンビニで夕食分まで買い込んでおきました。


抽選会

15時になると、抽選会が始まります。私はなんと2番目に当たって、ポスターをいただきました。

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早くに当たってしまったので、当たったポスターを片付けがてら車に戻り、ちょっと休憩。休憩中に星友の仙台の木人さんがちょうど会場に着いたようで、駐車場を歩いているところで話しました。その際、手作りの魔除けならぬ、「雲よけ」を3枚いただきました。何が書いてあるかはわかりませんが、これで雲が去ってくれれば万々歳です(笑)。

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木人さん、この日の夜の電視観望にも来てくれたのですが、遅くまでいられないそうです。なんでもこの日は残業していることになっているとか。「自宅には疲れた顔をして帰らなければ」とか言っていました。以前CANPでお会いした時も、何故か一眼レフカメラとレンズで惑星を撮影していることになっているとか、相変わらずユニークな方です。


講演

17時からは恒例の渡部先生の楽しいトークです。なんでも金曜日に海外から帰ってきたそうで、なんとかトークに間に合ったとのことでした。予測した流星群が出るかどうか確認しに行って、見事に出現して予測が当たったそうで、話もとても楽しかったです。

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渡部さんに引っ張られるように重力波の話も出てきました。皆さん結構笑っていたので、内容としては面白かったのかなと思います。

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電視観望も2日目

その後、徐々に暗くなってきたので、この日も電視観望の準備。もともと天気予報ではせいぜい20時頃まで天気がもつくらいでしたが、なんとこの日も23時頃までずっと快晴。星まつりで二日連続で晴れるなんて、相当貴重です。梅雨入り前というのはやはり日程的にいいのかもしれません。

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この日も最初は定番の三つ子銀河やM81とM82です。

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さらにM57とかの定番も見ましたが、この日面白かったのが、山から登る北アメリカ星雲でしょうか。こんなのは電視観望ならではですね。

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途中、SharpCapが難しいと言う意見があり、ASILiveを試してみました。サドルから三日月星雲です。簡単に操作できるのですが、何か微調整しようとするとあまり自由度がないのは相変わらずです。初心者はこちらの方が扱いやすいかもしれません。慣れて不満が出てきたらSharpCapというのが王道でしょうか。ただし注意として、このAISLiveはZWO社のASIシリーズのカメラでしか使えないので、もしこのソフトを使うことを念頭に置いているならZWO社のカメラを選ぶ必要があります。

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考えさせられたこと

一緒に付き合ってくれていたさすらいさん、やまのんさんなど、いろいろな方と話したのですが、その中で木人さんから言われたことはかなり考えされられました。「電視観望はそんなに簡単だ簡単だと言っていいのか?」という疑問です。やはり天体観測につながるようなことなので、当然ですが難しいところもあります。

私は基本をものすごく大切にしてて、例えば電視観望でも架台や鏡筒の水平を取ることとか、無闇にケーブルを増やしてトラブルになるよりはできるだけシンプルにして安定な稼働を目指すべきで、必要なら最低限のケーブルを追加していくとかです。「簡単だ」と言う呼びかけが「基本を疎かにしてもできる」というように解釈されてしまうと、それはやはりおかしくて、むしろ基本をきちんとした方が実際の稼働はトラブルが少なく簡単になることが多かったりします。

実際に、この日の電視観望を見に来てくれている方の中にも「以前挑戦して難しかったから諦めてしまった。これを見てもう一度やってみようかなあと思った。」というような方が少なくとも二人いて、こういった方たちを救いきれてこなかった現実に、私は愕然としてしまいました。今回天文ガイドに書いている記事も、ある人にとっては物足りないでしょうが、ある人にとってはやはり難しすぎたりするのです。いろんなレベルの人、いろんな考えの人がいて、もちろん全部に一人で対応するのは全然無理なのはわかっているのですが、まだ初心者に対しての考え方が全然不十分だったようです。

この日の昼間に、前回の福島スターライトフェスティバルで会うことができた、VixenのIさんに再会できました。とても若い方で、今回も私の姿を見つけて声をかけてくれました。Vixenブースにいなかったのでなんでか聞いたら、わざわざプライベートで来ているとのことで、本当に星好きな方です。Vixenは日本では初心者のことを重要な顧客として考え商品展開をしている最大手です。電視観望のことも当然話しました。Iさん含め、若い社員が新しいことをいろいろ考えているみたいです。初心者を含めて、星の魅力を伝えていくという方針も素晴らしいと思います。Vixenさんが本気になってくれれば、相当のことができるのかと思います。初心者を大切にして裾野を広げることが、星を趣味にする若い方を増やすことにもつながるのかと思います。私は個人的にVixenさんの底力みたいなのをかなり期待しています。

途中、木人さんのところに、岡山で行われているCANP組のかんたろうさんから電話がかかってきました。天リフ編集長にもつながり、話すことができました。全然違う場所で星好きな人が集まっていて連絡を取り合うと言う、趣味はやっぱり距離も近くするんだなあと改めて思いました。


後片付け

さて、23時くらいになってくると少し雲がかかってきました。網状星雲を見たのですが、すでに薄い雲がかかっているような状態で、晴れていればもう少しきれいに出たのかと思いました。

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この網状星雲でこの日の電視観望もおしまい。また再会を約束し、片付け始めました。駐車場で荷物をしまい、まだ少し晴れ間があるのでドブ組のところによりました。最後M5を見せてもらいました。ヒロノさんもずっと解説していて疲れていたようで、その後曇ってこの日は皆さんおしまいになっていったのかと思います。

私は日曜に少し用事があったので、ここで会場を後にします。ふもとのコンビニで少し食事をとり、飲み物と帰りのおやつを買いこみ、0時半頃に帰路につきます。でもすぐに眠くなり、猪苗代湖手前くらいで午前4時くらいまで寝てしまいました。目覚めた後は眠気もなく、自宅まで順調に午前8時過ぎくらいにはたどり着き、そのまま片付けもしてしまい、シャワーを浴びて昼くらいまで寝てました。


戦利品

今回の戦利品は本当に少ないです。いつもは独立ページを作るのですが、今回はここで書くくだけです。太陽フィルムと、2インチのキャップ。あとは木人さんにいただいた雲避けシール、あぶくま洞のクリアファイル、抽選で当たった月のポスターです。


お疲れ様でした

今回の星まつりも、やはり人に会うのと、あとは電視観望、太陽機材を見てもらうのが主目的です。そう言う意味では十分に目的を果たせました。披露した機材をネタに、さらに新しい星友もできていきます。これだから星まつりは楽しいです。

今回お話しさせていただいた方々、今後ともよろしくお願いいたします。また、このような大きなイベントを実現してくださった、天文台台長はじめスタッフの方々、本当にありがとうございました。最終日を待たずに帰宅してしまい、申し訳なかったのですが、また来年も時間の許す限り参加したいと思います。

参加されたすべての皆さま、お疲れ様でした。


福島の星の村天文台で行われた星まつりに参加してきました。前回まではスターライトフェスティバルと呼ばれていたもので、昨年から開催時期を6月に移動し、名前を星まつりと変えましたが、昨年度はコロナ禍で中止となったので、実質的には変更後初めての開催となります。




出発

6月3−5日の金土日の開催で、平日でしたが金曜の午前中に出発することにしました。

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北陸道から新潟で磐越道に乗り替え、福島に入り猪苗代湖を越えしばらく走り、ETC専用の田村スマートインターチェンジが最寄りになります。途中、北陸道の最後の方の黒崎サービスエリアで恒例のスターバックス。

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このスターバックス、毎回何かしら話しかけられます。今回は「抹茶好きなんですか?」と「コーヒーはのあまり飲まないんですか?」でした。そういえば1年半前の時も話しかけられたことを思い出しました。「年1回くらいの福島まで行くんです。前の時も話しかけらたんですよ!」とか言ったら「何かあるんですか?」と聞かれたので「星まつりというのがあって福島まで行くんです。」とか会話がはずみます。来年もまた黒崎でトイレ休憩することになりそうです。


会場到着と開会式

現地到着は15時半頃だったでしょうか、会場に一番近い駐車場もまだそこそこ空いていました。

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会場に着いたら各ブース設営準備でした。

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すでに開いていた国際光器さんのところに行き、先週OD3.8の太陽フィルターを購入させていただいたことを報告。ついでにOD5.0のシートが特価だったのでその場で追加購入しました。今回主な買い物はこれだけです。星まつりでしたが、今回はうまく物欲をコントロールできました。

会場で星仲間との再会です。最初に福島に参加したのが2016年。途中2度ほど台風などで中止になりましたが、開催された時には必ず参加していました。多くの知り合いもでき、歩いているはしから挨拶とお話しとで、そのまま17時の開会式になだれ込みます。

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星の村天文台長の挨拶です。

開会式では6月に移した理由が語られました。とにかく10月の台風に悩まされたこと。梅雨前の6月第1週が晴天率がいいからということでした。この判断は大正解だったと思います。実際、事前の天気予報に反し、どんどん予報も良くなり、金曜夜も土曜夜も、それぞれ0時頃、23時頃までと快晴で、天の川が2本の構造がわかるくらいかなりはっきりと見えました。地元の人によると、年何回あるか位のレベルの透明度だそうです。あと、まだ虫が出る前だったこと、多少寒かったですが、これまでの10月末とかの寒さに比べると遥かにマシで、車中泊も寝袋一つで十分に快適でした。


個性的な天体機器

開会式終了後、駐車場へ戻り少し回ってみると、utoさんがすぐ近くにいらっしゃいました。以前天リフの行事の時にオンラインではご一緒したことがあるのですが、お目にかかるのは初めてでした。念願の極小手作り反射鏡筒の実物を見ることができました。

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作りが細かくて素晴らしいです。夕方のまだ明るいうちの月を見せて頂きましたが、実用レベルできちんと見えるところがすごいです。

ちょうどその場にいた方が、面白いものを取り出しました。極小繋がりで、なんと100円ショップの時計を利用した赤道儀です。

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時計なら「24時間で一回転」というまさにコロンブス的発想で、コンパクトさ、コスト、アイデアなど、もう天文マニアとして申し分ない逸品です。電池は動作させっぱなしで1年持つそうです。すごすぎます。

実際には以下のように使うとのことで、バランスを取ることで余分なウェイトなどを必要せずに実用で使えるとのことです。

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utoさんが自分のコンパクト反射に入れたがっていました。今はアイピース入れに使っているという、本体の小さなスペースに本当に入りそうなくらいの大きさです。

実はこの方、昨年の小海で車を止めてすぐに会った方で、金沢から来たOさんということがわかりました。ドブ使いで、小海でもみた黄色の手作りドブを出していました。やはりすごい方は何を作ってもすごいですね。

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星仲間のヒロノさんの66cmドブでも月を見せてもらいました。「星の村天文台の65cmより1cm大きい」とのことでした。

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電視観望関連

ヒロノさんといっしょに、19時からプラネタリウム内で始まるKYOEIさんの電視観望講座を聞きに行くことに。

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プラネタリウムのプロジェクターでスライドを表示させて話すのですが、この椅子がいけません。完全リクライニング型でかなり倒れ込むので、確実に眠くなります。私はがんばって起きてましたが、ヒロノさんはよく眠れたそうです(笑)。講演内容はいつもZoomで電視観望を講座をされているだけあって、とてもスムーズで、笑いありの、かなり完成されたレベルでした。質問もたくさん出てました。星まつりでこういった講演会があるのは、情報を知りたい方もたくさんいるはずなので、やはりいいですね。講演予定時間は30分でしたが、この時点で天気がかなり良くなってたので、外に行ってみる方が説得力があるということで、実際のスライドは20分程度、10分質問時間で19時30分には皆さん外に移動しました。

KYOEIブースではZWOの新しい赤道儀AM5が使われていて、かなり注目を浴びていました。まだ日本ではこの1台があるだけとのことです。

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私はここで自分の電視観望の準備を始めます。最初天文ガイドの電視観望特集企画で、天文ガイドブース前に展開しようと思っていたのですが、あいにくKYOEIブースの隣で、邪魔になってしまうと悪いと思い、しいたけ屋さんの販売がすでに終わっていたので、そこで展開することにしました。

あ、しいたけ屋さんといえば、毎回しいたけの串焼きが絶品で、この日もプラネタリウムでん講座が終わってから夕食がてら食べようとしたら、なんと講座の間に閉店。この日は残念でしたが、次の土曜日に焼き鳥とたこ焼きと合わせて、しいたけの串焼き今回も頂くことができました。

肝心の電視観望ですが、今回のセットアップはFMA135+ASI294MC+AZ-GTiの超コンパクトセットです。実は豪華なFS-60CB+ASI2400MC Proのセットも持ってきていたのですが、車から機材を手持ちで運ばなければならないことと、口径3cmという小ささが逆にインパクトになるだろうと思い、FMA135にしました。

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天気が良かったことと空が暗かったこともあり、かなり綺麗に見えたのですが、始める頃の時間帯はこの季節あまり見栄えのする天体が少なく、月の地球照とか見せてました。あとはせいぜい三つ子銀河とM81、82が少し見栄えがくするくらいです。

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程なくしてM57が登ってくると少しカラフルになります。FMA135だと拡大率の限界に近くて、カメラのピクセルが見え始めます。M57のような小さな天体は、視野角と解像度の関係を示すいい例になります。

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KYOEIさんの電視観望実演も含めて、多くのブースが21時頃には片付け始めます。私のところはこれからば本番です。21時頃になるとデネブも見え始め、北アメリカ星雲が見えます。

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その後、サドル付近を見てみます。真ん中に三日月星雲が小さく見えます。

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拡大してみますが、光学性能が優れているFMA135のおかげで、破綻や星像の過度な肥大がすることなく、三日月星雲単体でも十分みることができます。

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他にも定番のM27などです。

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最初の頃は一人でこじんまりとやっていたのですが、途中から何人も立ち寄ってくれました。さすが星まつり、実際に電視観望をやってみたい人、すでやっている方も多かったです。今回の星まつり参加の目的の一つが電視観望のデモなので、疑問とかトラブルとかの解消の仕方をできるだけ実演も含めて話したつもりです。実際のライブスタックが始まったら放っておけばいいので、話す時間は十分にありました。こういった取り回しのしかたも、もしかしたら参考になった人もいるのかもしれません。

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今回もう一つの収穫が、天文ガイドの編集の方に実際に見て頂いたことです。他の方もそうなのですが、わずか口径3cmの鏡筒(ガイド鏡では?と言っている方もいました)でここまで見えるのは驚きなのかと思います。原稿執筆時にも私から説明もいろいろしたのですが、本当に百聞は一見にしかず、やはり実物を見て、あーだこーだ議論して、見たい天体をドンドン変えていきと、もうとにかく楽しいのです。

その中で、編集の方が以前この星の村天文台で電視観望をみた覚えがあるという話をしてくれました。α7sもあったというので、恐らく2016年の最初にスターライトフェスティバルに参加した時で、私もBKP200とASI224MCで電視観望を披露した時です。場所も編集長の記憶と一致していました。あの頃から考えると、もう格段の隔世の感があり、5−6年の間に電視観望自身がものすごく進歩したことを改めて実感しました。

電視観望の技術の進歩といえば、2017年にやはりここ福島で、初めて画面に三日月星雲を映し出す
ことができました。その姿が上がってきたときには「おおーっ」という感じで、相当盛り上がったことを覚えています。まだまだフィルターを使うという概念があまりなく(QBPが発売されるもっとまえのことでした)、淡い天体を炙り出すのに苦労していた時の話です。ちなみにその時出した三日月星雲がこれです。

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上のものと比べると、今の方が口径さらに小さくなっているのに、はるかにきれいに出ていることがわかると思います。


片付け

0時近くでしょうか、だんだん雲が出てきてこの日の電視観望は終了。星友かつ、大学時代の先輩のHBさんに片付けを手伝ってもらいました。HBさんには焼きしいたけやコーヒーをご馳走になったりで、いろいろお話しさせていただいたりで、今回も大変お世話になりました。いつもどうもありがとうございます。

車に荷物を入れ、少しだけドブの方々に眼視で見させて頂きました。M13の粒状感は半端なかったです。他にもM51子持ち銀河や、M81と82のペアなど見せてもらいました。程なくして雲が全面を覆ってしまって終了となりましたが、最近眼視がかなり魅力です。

車に戻り、よく考えたら夕食を食べていないことに気づき、5分ほど山を降りたコンビニに買い出しに。やっと暖かいドリアを食べ、再び会場の駐車場に戻り、そのまま車で寝ました。そこまで寒くなく、寝袋一枚を広げてかけるだけで十分眠ることができ、かなり快適でした。梅雨前のこの季節、かなりいいです。

さて、土曜日のことはまた続きの記事で。

 

福島県田村市で行われた星の村スターライトフェスティバルにいってきました。


3年ぶりの開催

前回福島のスターライトフェスティバルに行ったのは前回福島のスターライトフェスティバルに行ったのはもう3年前のことになります。

 

一昨年、昨年と台風でいずれも中止で、とても残念でした。今年はコロナ禍でほぼ全ての星まつりが中止、胎内がオンラインで開催したくらいだったので、今回のスターライトフェスティバルが今年初の星まつりとなるそうで、言ってみれば運営側の大英断だと思います。

開催日は10月9日夕方から10月11日までの3日間。前週までの長期天気予報では晴れの予定でした。でも直前になって台風14号がちょうどこの日に来るという予報が出てしまい、また中止か?と心配しました。確か一昨年は、台風の予報だったのが当日開けてみたらは快晴、でもステージとかが壊れてしまっていたとかでやはり開催不可。昨年は当日近くの中止のアナウンスだったので何人かの人は現地に集まってきて、土砂崩れで孤立するるとかのアクシデントもあったとか。今回は台風がどうも直撃にはならなさそうなことと、直前の変更は多分大変なのでしょう「中止にしない」というアナウンスがあり、これを見て私も行くことを決めました。


福島へ向けて出発

今回は今年唯一の星まつりとなるので、気合をいれて金曜から休みをとって初日からの参加です。出発は朝10時頃。

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途中、新潟手前の黒崎で休憩、スターバックスでキャラメルフラペチーノを買います。旅だとちょっと贅沢をできていい気分です。

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新潟から福島までの区間で、ものすごい風が強いところがあり、ハンドルを取られそうになりました。台風の影響か?と思ったのですが、むしろ風は新潟に近いほうが強く、福島県に入る頃にはたいしたことなかったです。台風もだんだん皆にに逸れていく予報。天気はなんとかなるかもしれません。

高速はこれまでは会場を少し通り越した小野ICを利用してましたが、今回ETC専用の少し手前の田村ICから出たので、高速の距離も下道での移動も計10kmくら短くなり、ちょっと楽でした。こんなインター、前はなかった気がします。しかも最後の山を登る直前にセブンイレブンがあったので、ここで少し食料を買い出し。このセブンイレブンも3年前にあったかどうか、全く記憶にありません。とにかく会場から3kmくらいのところなので、気楽に来れます。


会場到着

会場に着いたのは16時くらいだったでしょうか。駐車場はまだ十分空いています。タープを持ってきていて出すか迷ったのですが、風が心配でとりあえず様子を見ることにしました。

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今回はブースの配置がこれまでと異なり、全てのブースが建物側に寄っていました。聞いたらやはり台風対策とのこと。直前の開催決定だったのでブースの数もこれまでの半分程度だったことも全部寄せられたことに関係するのかもしれません。

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でもこれが意外に快適で、スタッフの方達がテントとテントの間もうまくシートなどで覆ってくれて、まるで一つの巨大なブースのような形になっていて、一旦この中に入ると傘も要らずにかなり快適でした。というのも、台風で個人のタープを出すことを控えたのと、期間中雨の降る時間帯も多かったので、なかなか居場所がないのです。せいぜい車の中くらい。なので、この巨大ブース化は結構よかったです。


スターライトフェスティバル2020開始!

午後4時の時点で既に何軒かのブースは販売をはじめています。 午後5時からはテントの外で開会式です。初日はほとんど曇りで、雨は遅い時間に霧雨程度でたいしたことなかったです。

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初日の様子

開会式が終わると、もうほとんどのブースがオープンしてました。ブースの入り口を挟んで、左右に一本の通路が走っていて、その通路にも屋根がついている様な状態で、なんかどこかの国のお祭りの露天商の様な雰囲気でした。星まつりでこんなのははじめてです。

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この時間にメインの買い物は済ませてしまいました。特価でASI120MM miniとEAFが買えたのが良かったです。現在ガイド用のカメラにASI290MMを使っているのですが、撮影するときにはいちいち取り外したりしています。ガイド用にはオーバースペックでちょっともったいないので、今回のASI120MMをガイド専用にしようと思っています。EAFはどこに使うのか迷っているのですが、TSA-120かFS-60Qか、はたまた惑星様のシュミカセでしょうか。おいおい考えていきます。

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今回買った大物はこれくらい。最近物欲は結構抑えられていて、今回もなんとかコントロールできました。

今回も1日目と2日目通して、色々な方と会うことができました。コロナ禍でなかなか人に会うこともできなかったので、懐かしさもあり話が盛り上がります。Twitterで当日の状況を随時つぶやいてたのですが、コメントに「会場で会いましょう」と書き込んでくれた方にも何人か会うことができました。星仲間の仙台のKさんと、先月遠征に行くはずだったIさんとも会うことが出来ました。その先月の遠征に行けなかった代わりに行った、名古屋のスコーピオでたまたまお会いしたお二方とも再会しました。

こちらもTwitterで連絡をくれたたつさわさん経由で、飛び込みで顔を出したにもかかわらず大歓迎して頂いた栃木のグループの方々、本当にありがとうございました。宇都宮餃子美味しかったです。秋田のきりたんぽ鍋とかもありました。実は2017年もこのグループになんと子供と一緒にアヒージョをご馳走になっていたのを思いだしました。その時も美味しくいただいて、このグループの食のレベルは相変わらずすごいかったです。富山から遠いので、こういった星まつりでしか会えませんが、何度か来ているとどんどんつながりができてくるのも星まつりの魅力の一つでしょう。

今回はおそらくコロナ禍のことも考えてでしょうか、食べもの系のブースがあまりなかったのですが、唯一あった店の名物の椎茸の串刺が、かなりボリュームがあり、お腹を満たしてくれました。それでも椎茸だけだとさすがに食事にはならないので、コンビニであらかじめ軽食を買っておいたので、それを夕食としました。

そのうち初日の夜も更けてきて、店もほとんど閉まり、ブース入り口近くの炭火で暖を取っていました。もう23時頃だったでしょうか、その時にお話しさせて頂いた福島の方たちには驚かされました。皆さんマニアの極みみたいな方ばかりで、例えばその中の一人は昔、三鷹光器に1年ほどアルバイトをしていたとのことで、自分の持ってる赤道儀はそこで自ら組み立てたものらしいです。私が生まれる前から長いことやられている方たちばかりで、話していても新参者の私なんかは本当に足元にも及びません。福島は、この星の村もそうなのですが、全国レベルの熱心な方がたくさんいて、層の厚さがすごいです。私の地元の富山にも、熱心な方もいるかもしれませんが、少なくともつながりを持ってここまで活動できてはいないので、純粋に尊敬できました。

この炭火のまわりは暖かくて、入れ替わり立ち替わりで人が集まってきます。途中、スタッフの方から豚汁の差し入れがあり、ぜひおかわりをというので3杯も食べてしまいました。寒い中体が温まって、とても美味しかったです。この場所で、最後某ショップの店長さんと二人になり、午前2時半頃まで話し込んでいました。さすがに眠くなってきたので車に戻り、この日は車中泊で、そのまますぐに寝てしまいました。


2日目

朝起きるともう午前9時を過ぎてました。車の中から外を見ると雨がそこそこ降っています。でも台風は相当南にずれていったので、風はそこまでなさそうです。

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一応車のところに看板を見えるようにしておきましたが、雨なのでほとんど気付いてくれなかったと思います。実際私も車のところには食事と荷物置きで戻るくらいでした。やはり雨だと辛いですね。

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2日目の朝の9時過ぎのようすです。そこそこ店は開いてます。

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迷人会微動雲台を見てもらう

午前中は、ブース入り口のところに大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の自由雲台をおいて、その場の人たちに見てもらいました。ブログを見てきてくれた人もいますし、その場の何人かの方が興味を持って触ってくれました。そのなかには昨晩炭火のところで話した方もいて、いろいろ材料や工作のことを教えて下さいました。やはり自分で機械工作まで本格的にやる方の意見はありがたいです。

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ブースなど

このまま置いておくだけだと私もこの場所から離れられないので、午後からは外山電子さんのところに微動雲台を置かせていただきました。と言っても私自身は他の場所をふらついていたので、ほぼ自由に見てもらっただけのような状態なので、もしいない時に来て頂いた方がいたら解説できなくて申し訳なかったです。

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今回一番お世話になったのが、外山電子さんと陣場写真工業さんのブースです。微動雲台を置かせてもらったのもありますが、実は陣場写真工業さんは古くからの知り合いで、今回いろいろ見せていただきました。中でも、ピリオディックモーションを測定できる装置をかなり詳しく解説してくれて、そのアイデアには驚かされました。赤道儀にのせた一眼レフカメラの動画で黒い丸を映し、赤経体を回転させその黒丸のうごきからピリオディックモーションを読み取るのですが、レンズの歪みや黒丸が動く時に変化しながら出てくる収差なども全てうまくキャンセルして、ピリオディックモーションのみを取り出します。かなり面白いアイデアをふんだんに盛り込んであり、地味なソフトですが、ソフト的にかなり高度なことをしています。赤道儀をたくさん扱うメーカーはもちろん、ユーザーも中古で手に入れた赤道儀などを気軽に、晴れの日の夜を待たずに評価できるので、かなり便利な測定システムなのかと思います。

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更にここでは、微動雲台についてもかなりのアイデアをもらいました。その中で面白かったものの一つが、GITZOのシステマティックマウントに直接取り付けができないかと言うこと。実際取り付けようとしてみたら、わずかに雲台の方の径が大きかったです。頑丈な微動雲台を考える時、頑丈な三脚にしないといみがなくなってしまうので、こう言った方向もありなのではないかというのは賛成できます。

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例えばモノタロウにオイルレスのブッシュというのがあり、グリスとか無しで滑らかに回転するそうです。あとはコストと、汎用性との天秤かと思います。

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この写真に写っている雲台も秀逸です。ピッチだけですが、引き引きネジでロック無しでも頑丈な構造になっています。

あと出店ブース関連では、アストロアーツに顔を出し、星ナビの「ネットよ今夜もありがとう」でこのブログを取り上げてもらった際に担当して頂いた方にやっと直接お会いしてお礼を言うことができました。この方、福島の時にしか星まつり会場には来ないようで、原村、胎内など毎回アストロアーツのブースに顔を出しては「今回は来てません」と言われて、結局お会いするのに2年半位かかってしまいました。

星見屋さんが面白い機材を展示ました。以前このブログでも評価したZEROの自動導入装置です。

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なんでも、傾けて赤道儀にして自動導入することできるはずとのことです。他に星見屋で面白かったのが、折りたたみタイプのピラー付きの三脚です。ガチガチでほとんど揺れなさそうでした。ピラーだと鏡筒が当たらなくていいのと、さらに足の部分を折り返してたためるのこと、足の根本に引きネジが付いていてかなり強固に足が固定できそうです。頑張って揺らしたり捻ったりしましたが、ピクリともしませんでした。

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Vixenブースはセレストロンのスターセンスエクスプローラがやはり注目を浴びていました。

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細かい買い物

この日は細かい買い物もしました。一眼レフカメラ用の水準器を2軸と3軸の2種、

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同じ店で、紫外線ライトを2本と買いました。紫外線ライトは普通は395nmなのですが、レジン用は365nmが良いとのことで、2種買っておきました。蓄光リングは機材につけておくと暗いところで見やすいとのことで、緑と青の2種類がありましたが、明る過ぎずに良いとのことで青色をにしました。

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2日目のイベント

午後は15時から抽選会がありました。番号が呼ばれると好きなものを持っていって良いという形式です。160人くらいなので、なにかしらよばれるはずです。当たったのは下なり後の方で、残念ながら大物はほとんどなく、雨でちょうど良いかと思いヤッケをいただきました。抽選が終わっても最後まだ余っていたので、欲しい人が持っていくということになり、太陽グラスをいただきました。

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下に引いてある写真は外山電子さんから帰り際にいただいたもので、アタカマでとった天の川中心、中判のGFX100で30秒1枚のjpeg撮って出し無加工だそうです。恐ろしく細かくて、これだけ引き延ばしても破綻してません。撮って出しでここまで出るとそうとう楽しいのかと思います。


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あらかた抽選が終わった後に、星見屋さんがとびこみで写真に写っている大きな箱の望遠鏡をていきょうしてくれました。じゃんけん大会になって最後の4人まで残ったのですが、残念ながらやぶれてしまいました。

午後5時からは福島出身の国立天文台の渡部潤一先生のお話がありました。福島ならではの裏話もあり、とてもおもしろかったです。子供が一番前に3人熱心に聞いていましたが、先生自身子供に聞かせられない話だとか言ってました(笑)。飛び入りで重力波の話や、NHKで昔福島で撮影し方の話もあり、かなり盛り上がった1時間だったと思います。

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講演後、この日の夜はさすがに天気は期待できなかったために、夜中に帰ることを考えて、この時点で一度山を降りて、ガソリンを入れ、食事をしてきました。ガソリンスタンドが19時までらしいですが、山を降りたすぐのセブンイレブンの向かいにあったのでたすかりました。

そして再び戻ると、何故かオークションが始まります。結局落としたのは実体顕微鏡のヘッドの千円のみでした。

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目玉でC11がかなり格安で出ていて散々迷ったのですが、MEADEの25cmとかぶるので泣く泣く諦めました。

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楽しかったー!

 これで2日目のプログラムも全て終了です。最後ぐるっと回って、挨拶できる人に「また次回の星まつりで」と挨拶をして、22時頃でしょうか、帰路につきました。今回のスターライトフェスティバルは久しぶりの星まつりということもあり、とても楽しかったです。開催を英断してくれたスタッフの皆様、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

帰り道、福島を抜けるあたりから星が見えてきて、新潟県に入ったくらいで全面晴れていました。あと少し東に来てくれたらもっと楽しかったはずなのですが、天気に文句を言っても仕方ありませんね。途中柏崎のあたりで眠くなったので仮眠をとり、自宅に到着したのが午前4時半頃でした。

来年はコロナも落ち着いて、普通にこういったイベントができるようになって欲しいものです。



スターライトフェスティバル2日目の記事に続き、星まつり恒例の戦利品です。今回は安いものばかりです。


まずは初日一番最初に開いていたミザールテッック。今回はここに何度も寄って色々買いあさりました。

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  • 写真左は微動付きの経緯台2つ。一部プラスチックですが、値段には代えられません。カメラ三脚と小さいジャンククラスの安価な望遠鏡の微動に使おうと思っています。
  • 大きなルーペ100円、子供用です。
  • ファインダーが足つきで新品で激安でした。隣に高いファインダーがあったのですが良さがわからなくて、買っていった人と話したら、タカハシ製で全部金属で出ていて精度があるらしいです。タカハシなんて書いてないからわからないです。でも形は覚えたので今度あったら狙ってみます。
  • あとはアリミゾとアリガタ。アリミゾはよくありますがアリガタの安いのは珍しいです。
  • 最後は右上のSukeの買った100円の双眼鏡。ケースまでついています。
  • あと写っていないですが、ZWOのカメラについている31.7mmに変換するリングにはめるレンズキャップも買いました。散々あさっても合うサイズは一つしか見つかりませんでした。

大物の一つは学研の望遠鏡です。コスモ工房のお隣のブースで皆さんお仲間みたいでした。どうもコスモ工房の酒盛りスペースみたいです。間違っていたらごめんなさい。ここでは初めて念願のスリービーチの望遠鏡を覗かせてもらいました。昼間だったのが残念。是非とも夜に見てみたかったです。

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学研といっても製作はVixen。ニューポラリスの時代のものです。名古屋で手に入れた赤道儀を改造したりして中学生の元に巣立って行ったのが初代のポラリスなので、違いを比べることができます。大きな違いはYaw方向の極軸の調整ができる押しネジが付いているところでしょうか。この時代のものは作りもしっかりしていて、まだまだ十分に使えそうです。25.4mmサイズですが、アイピースもたくさん付いていました。欠点は三脚の真ん中の金具が付いていないので、適当な鎖などをつないでストッパーにしようと思います。程度はいいので未来の天文っ子に格安で譲ろうと思っています。でも娘のNatsuもまた狙っているみたいです。


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スターバードではVixenの三脚ベースと足りなくなっていた9mmのアイピース。面白いのはCelestronの変わったアダプターで、MEADのETXの天頂プリズムを付けない方の直線側に取り付けることができる特殊サイズだそうです。ETX-70ATを持っていて、以前0.5倍のレデューサーがうまく取り付けられないことがあって、後少し縮ませることができなかったので、これはいいと思い購入しました。

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あと、アルミ三脚も安かったのでスターバードで買いました。お皿もきちんとついていました。ただ、どこのメーカーかはよくわかりません。



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Vixenブースではアリミゾの安いプレートがあったので、加工用に2本買いました。一緒に見ていたHBさんはインチネジを大量に買い占めてました。



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その他、4mmのアイピースとファインダーの足です。ファインダーの足ってなかなか無いので重宝しそうです。古いけれど金属製です。アイピースは確かコスモ工房で買ったのだと思います。ファインダーの足はお店の名前をメモるのを忘れてしまいました。ここではさらにVelbonのカメラ三角

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を買いました。古いけれど物は良さそうです。





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オークションで落としたものです。Suke用にプリズムが二つと、ロードに載っているNatsu用に自転車用のバッグです。今回は電視で忙しかったのと、それほど欲しいものもなかったのでオークションでは大したものは落としていません。



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2日目のところにも書きましたが、オークションのじゃんけんでSukeが勝ち取った望遠鏡です。やはりKENKOみたいですが、昔の補助棒みたいなのが付いている構造で、そこにつまみネジがついていて微動もできます。HBさんに聞いて私も初めて使い方がわかりました。

最後は抽選での景品やもらいものです。ポップコーン3つももらったことを付け加えておきます。

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戦利品はものだけではないですね。今回もまた多くの方と知り合いになることができました。人との繋がりが、星まつりで得ることのできる一番の宝物かと思います。

星の村天文台長始め、運営の方々、楽しい時間を本当にありがとうございました。







 

福島県田村市の星の村スターライトフェスティバルに参加してきました。これまで色々試してきた電視観望のデモをしたのですが、満月の直後という厳しい環境の中、電視の底力を示したような感じで、ある意味集大成のような感じになりました。興味を示してくれた方がたくさんいたので、観望会でこの方式が広まってくれると嬉しいです。

今回のメンバーは私Samと中一の娘Natsu、小5の息子Sukeの3人です。2017年10月7日朝3時半頃起きて、最終荷物積み込みを終えて、4時半頃に出発しました。妻は日曜日に用事があるためお留守番ですが、用事がなくても来なかったと思います。星が好きでないと多分面白くないですよね。

移動は昨年一度行っているので特に困ることもなく、一度磐梯山のサービスエリアで休憩しただけで、特に問題はありません。インターを降りてからコンビニに寄って昼の弁当を買っていきました。会場まで10kmくらいのところですが、ここにはコンビニだけでなくスーパーやホームセンターなどもあり、ここら辺では一番大きなショッピンエリアとのことです。会場は余り食べるものは売っていないので、ここら辺で買い出しすることになると思います。


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結局朝10時前くらいには会場に着きました。この頃は小雨が降っていてほとんどまだ人はいませんでした。ブースの方はまだどこも空いていませんでしたが、あぶくま洞の駐車場の方ではミニSLや移動動物園がすでに始まっていて、子供が来ても楽しめるようになっていました。今年は初のあぶくま洞と星の村天文台のコラボ企画ということで、かなり豪華なブログラムになっていて、2日目にはトトロやラピュタで有名な井上あずみさんのコンサートなどもあります。

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ミニSL。なんと本物そっくりで、石炭を燃やし水蒸気で動きます。

昼12時頃になると少しずつ店も開いてきて、掘り出し物探しが始まります。去年はチャリティーオークションなどもあり、結構高価なものも手を出したのですが、今年はどちらかというと安いものばかりを数多く手に入れました。次の記事の戦利品で紹介します。

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開会式の様子。

午後くらいになると雨も上がって来て、駐車場の車の横にテントとタープを張って設営に入りました。その後、午後3時から開会式が始まり、その後太極拳の演舞など、いろいろイベントも行われています。午後はブースを回りながら、知り合いに会うと話し込むということを繰り返していました。その中で面白かったのがシーフシュピグラー式と言う珍しい望遠鏡。世界で唯一スイスのメーカーが作っているそうです。収差が相当少ないとのこと。こういった面白い機器に出会えるのもスターライトフェスティバルのいいところです。

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シーフシュピグラー鏡筒。


夕方の楽しみの一つが、名物の豚汁。一杯100円で、たっぷり具が入って美味しいです。

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午後6時からは国立天文台の渡辺潤一氏の講演もありました。トラックを改造したステージで色々講演やコンサートなどがあります。

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初日の天気はあまり良くなかったのですが、途中から一部では星も見え始め、一瞬ですがかなり晴れ渡り天の川も見えたので、電視の準備を始めました。でも準備の途中でまたかなり曇ってしまったので、その日は結局Celestron Nexterの架台とiOptronで月くらい見えればいいかと簡単な方のセットアップにしました。雲はずっとあったのですが月は時折姿を見せ、ASI178MCを使った電視でも十分見ることができました。雲が多いと光量の変化が相当激しいため、付きっきりでゲインを調整してやる必要があります。今回途中から露出時間をSharpCap上でオートにして試してみたのですが、このオート機能がかなり頑張ってくれて、余り付きっきりで面倒を見る必要がなくなりました。電視の様子をKYOEIさんの大型モニターで映させてもらいましたが、やはり大型モニターでみると迫力があります。かなりの注目を浴びていたようでした。

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手前が実際に月に向いている鏡筒です。手前にCMOSカメラが見えます。
奥に見える大型モニターに映しています。


一時は夏の大三角方向が晴れた時もあり、M57やM27も電視することができました。ただ、やはりNexterの架台の簡易アラインメント(課題の水平を出したのちの太陽系アラインメントで月だけ、のちにベガでさらにアラインメント星を追加)なのと、架台がどうしても頑丈でないため、月での追尾くらいは問題ないのですが、星雲を一発で入れるのはちょっと難しくて、少し探さなければならないのでどうしても時間がかかってしまいました。それでも口径80mmの格安のアクロマート鏡筒ではっきり星雲が色付きで見えるのは相当インパクトがあったようです。ただ、それ以上は月が明るかったのと、導入制度のせいで北アメリカ星雲やアンドロメダ銀河などはイマイチな見え方で、この日は諦めました。

この日、もう一つ面白かったのが、このブログでも登場するSWAT使いのIさんがRASAで電視をデモしたことです。車の免許を持っていないIさんは電車移動のためにコンパクトな機材を使って来たとのことなのですが、今回C14クラスの大きさのRASAをなんと電車で運んで来たとのことです。しかも移動当日まで自作のハーモニクスドライブの赤道儀を組み立てるなど、かなりとんでもないです。この星まつり以前から話題にはなっていたのですが、実際のものを見てみると、さらにSONY α7sを2台つけていて、そのうち一台をファインダーに使っているではありませんか。本人曰く「世界一贅沢なファインダー」だそうです。動機は光害の中でも明るい光学系で反応の早いリアルタイム電視を楽しむとのことですが、さすがに星雲もよく見えていました。ちなみに来年はドブソニアンだそうです。

夜はテントで宿泊です。子供達もキャンプ気分で楽しんでいるみたいです。でもこの日は朝が早かったせいか、下のSukeが午後7時頃に、上のNatsuも午後9時頃には限界で眠ってしまいました。


2日目に続きます。


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