ほしぞloveログ

天体観測始めました。

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久しぶりに月を撮影しました。富山県天のKさんにたきつけられて「ほしぞloveログ」ならぬ、最近話題の「月面love」を狙ったのですが、残念ながらLがどうしても見えず、「月面 ove」になってしまいました。でも月面Xも普通に写っているので、それはそれでいいのですが。

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富山県富山市 2018/11/15 21:18
FS-60CB + ZWO ASI178MC + AZ-GTi経緯台
Shutter 20ms, 17fps, gain 0, 800/1000 frames
AS3でスタック, ImPPGで画像処理 


E
Eの下くらいにLがみえるはずなのですが...。
Oはたくさんあります。ついでにミッ◯ーも。 

V
Vは見えます。

X
Xは少し形が崩れてしまっています。

いつもはAutostakkert3でスタックした後に、Registaxでwavelet処理をするのですが、なぜかクレータの縁に緑色の輝点がたくさん出る現象に見舞われました。 これまでこんなことなかったのですが、なぜなんでしょうか。原因不明です。色々やったけど解決しそうにないので、太陽でよく使っていたImPPGで細部を出しました。これ月でも結構いけます。キレッキレです。一つだけ欠点を挙げるとすると、ImPPGはモノクロしか扱えないところでしょうか。


ところで以前、今年の5月に「月面Y」というのを記事にしたのですが、今回のEは実は同じ場所でした。光の当たり具合でYにもEにも見えるようです。

2018-05-22-1126_6_lapl6_ap1127_Resample20_RS_cut
以前撮ったやつです。EよりもYに見えると思うのですがどうでしょうか?
あ、こちらには綺麗にLが写っていますね。

しかもLも写っているので、半年かけてLOVEが完成したとしておきましょう。





 

7月28日未明は、今年2回目の皆既月食。でも日本では明け方近くになってしまい、低高度になるので条件は悪く、しかも台風接近中ともう完全に諦めていました。

あいにく週末金曜は出張で夜遅くに戻ってきましたが、すぐに娘のNatsuが月食を自由研究にしたいから見に行きたいと言い出しました。前日夜中の3時くらいに起きて月が見えるかどうかの練習をしたそうです。自宅からは西の空は住宅街にあたり、他の家で遮られて、Natsuの計算によると欠け始めてから3分で屋根に沈んで行くそうです。なので車でどこかに連れていって欲しいということらしいです。

月が見える広いところを求めて、近くの大きな川の河原に陣取りました。多少街灯がありましたが、明るい月なのでまあ問題ないでしょう。自宅を出るときはまだ雲越しに月はうっすら見えていました。一面に一様な薄い雲がかかっているような状況でした。でも河原でセットアップをしていると雲がどんど厚くなってきます。途中ほとんど月が見えなくなり、もう諦めモードでNatsuは寝始めてしまいました。それでも30分もすると再び少し月が見えてきました。反映月食の時にはそこそこ見えるようになってきて、欠け始めの時には、それでも少しだけ薄い雲はかかっていましたが、奇跡的にかなりはっきり見えることができました。前回の月食はほとんど雲に隠れていてかろうじてCMOSカメラで見えただけだったのですが、今回は目で見ても遥かにマシに見ることができました。

今回のセットアップは、
  • EOS 6DにNIKKORの50mmをF4で付けて、ISO100で露光時間1/200秒で広角で20秒おきに撮ったもの
  • Advanced VXにFS-60CBにASI178MCを載せたもの、ゲインと露光時間は雲のかかり具合によって適当に変更
の2本立てです。

まずは広角の連続撮影です。あまり解像度が高くないのと、最後皆既ではなく雲に隠れてしまって消えているので、欠け始めから半分ちょっと欠けるくくらいまでです。

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富山県富山市神通川河原, 2018年7月28日3時17分から4時17分
EOS 6D(HKIR改造, ISO100, JPG), 露出1/200秒、固定撮影
NIKKOR 50mm, F1.4をF4で使用


ついでにタイムラプス映像にしてみました。



拡大したものはいつものように16bit RAW動画での撮影です。ですが、雲が移動して月の明るさが変わるので、それに合わせてゲインと露光時間を変えています。そのため明るさの基準がなくなってしまい、食の度合いがぶれて見えてしまうので、ステライメージ8でホワイトバランスをオートストレッチでとり、その後、食がない部分のクレーターの明るさが同じになるようにPhotoShop上で露光量を変えました。

その中の一枚です。

2018-07-27-1846_9_lapl6_ap237_RS
富山県富山市神通川河原, 2018年7月28日3時46分
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Advance VX
Shutter 10ms, 2fps, gain 230, 50/100 frames
AS3でスタック, Registax6でWavelet, PhotoshopCCで画像処理 

欠けて行く様子を雲で隠れる直前まで動画にまとめてみました。ただし、やはり薄雲の影響が大きく、特に後半色で欠けたのと雲で一部暗くなるのが混ざってしまいました。こうなってしまうと、明るさとかホワイトバランスとか一気に大変になるので、できるならいつか天気のいい月食時に設定を固定して撮影したいです。




ところでNatsuはというと、欠け始めくらいい起きて、自由研究のネタに愛機Kiss X7のキットのズームレンズで250mmで月食を自分で撮っていたのと、暗い中頑張って色鉛筆を使ってスケッチしていました。

IMG_4947

こうやって見るとスケッチも味がありますね。

それでも欠けが半分を超えたくらいから雲がまたひどくなり、どんどん露光時間と感度を上げて輪郭だけでもと思いましたが、最後は夜明けで空が明るくなり皆既の頃にはCMOSカメラの感度をもってしても全く見ることができなくなりました。残念ながら、赤銅色が見えるくらいまで食が進んだ状態は今回は見ることができませんでした。次回日本で見える皆既月食は2021年05月26日とのこと。赤銅色とターコイズブルーを綺麗に撮ることもまた目標の一つになりました。



 

惑星シーズンも始まり、とうとう今年は初のモノクロCMOSカメラZWOのASI290MMを先日KYOEIで購入してしまいました。早速この間CGEM IIとともに試したMEADEの口径250mm、f1680mmシュミカセにとりつけてお庭でファーストライトです。

まず5月21日木星に挑戦したのですが、あまりのシーイングの悪さに画像処理をする気にもならないくらいでこの日は諦めました。ASI224MCとASI290MMの比較をしたかったのですが、そんな差は全く出ないくらいボケボケでした。この日はシュミカセの副鏡の調整が不十分な可能性もあったので、次の日明るいうちにきちんと調整して(実際ほとんどずれていませんでした)から挑戦してみました。でも状況は昨日と同じか、更に少し薄雲がかかっていて霞んでいるような状態。とりあえずこの日はもう惑星は諦めましたが、そういえば今日は月面Xの日かと思い、気楽に月の観望に変更しました。

月面Xは去年の10月に見て以来です。月面Xと月面Vは前回と同じですが、面白かったのは下の画像です。

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月面Y?

私には真ん中少し上あたりがどうてもYの字に見えます。しかもかなりはっきり。でも「月面Y」で検索した限り、違う場所をYと言っているページはありましたが、ここをYと言っている例はないみたいです。何かアルファベットになるのには条件が必要なのでしょうか?

あとは普通にXとVです。時間が少し遅かったのかあまり綺麗なXとVにはなりませんでした。

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 月面X、でも時間が遅かったせいか少し崩れてしまっています。

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月面V。こちらはまだ綺麗でしょうか。
 
撮影はASI290MMで行ったので、上の画像は言うまでもなく全てモノクロです。それぞれ400枚をスタックしています。フルサイズの1936x1096ピクセルで、2.5msの露光時間で、80fps程度でした。

ところが、上の画像の処理で少し問題があったのでメモしておきます。動画からのスタックはAutostakkert!3を使っていますが、これをRegistaxに移しWavelet変換をしようとすると、今回どうしても空間周波数がいいところに合わないのです。普段はDyadicでGausiaanでやることがほとんどなのですが、空間周波数が合わないとLinearにすることもあります。Defaultにすることはまずありません。理由はGausiaanの方にあるDenoiseができないからです。強調していくと細かいノイズが乗ることがあるので、Denoiseが無いと強調しきれないことがあるからです。

この時に何を見るかというと、まず各周波数のPreviewを見て、どれくらいの分解能(細かさ)が強調されるかを理解します。どれくらいの分解能になるかは読み込んだ画像のピクセル数に依るので、新しいカメラなどの場合はサイズが変わり毎回きちんと見る必要があります。ダメな時の例として、例えばLinearだと6段階のどれも細かすぎる場合があります。そんな時はInitial layerを一つ増やしたり、Step Incrementを一つ増やしたりしますが、こうすると今度は各段ごとの差がつきすぎて、6段階のうち細かすぎるのと荒すぎるのがほとんどで1つか2つの段しか使えないことが多いです。Dyadicは適度な段差になるので、これがDyadicをよく使う理由なのですが、今回はそれでもどうしても段差が合いませんでした。そこで少し発想を変えて、Autostakkert!3のスタック時の選択のResampleで2.0Xを選びました。こうすることで適度なピクセル数になり、ちょうど空間周波数がうまい範囲に収まりました。うまくいった場合はたいてい下の画面のようにスライドバーの位置が山形になることが多いです。。

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さて、その後木星を再度見ても曇り、ベガが上がっていたのでASI294MCでM57を電視しても更にどんどん曇ってきます。23時くらいで諦めて退散しました。

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天文に興味を持ち始めてから初の皆既日食でした。楽しみにして色々準備はしていたのですが、そこは冬の北陸。天気は厳しいことは予想していましたが、2018年1月31日が平日なことと、雪のため遠くに遠征するわけにも行きません。ましてやこの日は全国的に天気は下り坂。まあ見えればいいかくらいの気持ちで自宅の庭で撮影のセットアップをしました。


whole4_narrow
富山の自宅での撮影。全て雲間の悪条件から苦労して炙り出した画像です。
上から右回りで、19時57分、20時55分、21時22分、
皆既に入って22時04分、22時35分、22時53分、
皆既から出て23時58分、0時07分です。 


夕方空を見ていると晴れ間も少しあり、満月が昇ってくるのも時々見えています。機材は広角の35mm+EOS 6Dで移動と欠け具合をみるためと、アップでFS-60Q(f=600mm)+ASI294MC(フォーサーズ)をAdvaned VXで追っかけ。雲が多かったので広角は意味がないと早々と諦め、アップのみにかけました。 キャプチャーソフトはいつもは月の時はFireCaptureなのですが、ゲイン変動が激しいので使い慣れているSharpCapをRAW16モードで使い、.serファイルで保存しました。


IMG_3527
最初の頃、まだ月が見えていた時分です。
これ以降雲がどんどん多くなっていきました。



この日は雲があまりに多いのでずっと外で待っている気にもならず、StickPCを利用しての自宅の中からのリモートでの撮影になりました。月や惑星の場合できるだけコマ落ちなしで撮りたいために、まともなUSB3.0が使えるノートPC(私の場合Macbook Pro)にするのですが、午後8時から午前1時と5時間にわたる長時間のためバッテリーが持たないことと、雲が多くて適度にコマ落ちした方が雲の影響が平均化されるので、むしろ転送速度の遅いStickPCの方が適していました。StickPCは外部バッテリーを使えるので、3.3V換算で20000mAの大容量バッテリーでこれくらいの時間なら余裕で持たせることができます。

時間変化も大きいのとファイルサイズが大きくなりすぎるてディスクが溢れても困るので100フレームを基本にしました。露光時間とゲインは雲のかかり具合で大きく変わるので、リモートで見ながらSharpCap上でその場合わせです。 


実際の撮影は20時少し前くらいからです。欠け始める前はうっすら雲がかかっていましたが、まだ結構見えます。ところが程なくして雲が厚くなってしまって半分諦めモードに。しばらくして雲間にちらっと見えるとCMOSカメラ越しでは欠けている様子がよくわかります。すかさず雲間の明るく写るところを狙って何ショットか撮影します。下はだいぶんかけてきた時。

2122
21時22分、雲間を狙っての撮影。動画のうちの一枚。
雲間といっても薄雲は常にかかっていてい、
たまたま少しだけ明るくなったような時です。


2018-01-31-1222_1-Capture_lapl8_ap27_w_wh_bg
上の動画をスタックして、画像処理をしたもの。
かなりマシになりますが、やはり雲の影響は大で、
どうしてもシャープさにかけてしまっています。


問題は皆既に入ってからくらいです。雲が相当厚くなってしまって、ほとんど見ることができなくなってしまいました。それでも時折カメラでは輪郭が映るので、その時を狙って何ショットか撮りました。下の撮って出し画像を見てもらってもわかりますが、かなりひどいものです。撮影の合間にちょくちょく外に出て双眼鏡や裸眼で見ようとしたのですが、部分月食は雲で暗いのか月食で暗いのかの見分けがほとんどつきません。暗くなった皆既中は雲越しにほんとにあるかないかくらいの、うっすら赤っぽく見えただけです。ほとんど見るに堪えなく、それでも何とか見えるようにしてしまう高感度カメラがいかに優秀かを改めて思い知らされました。

2204
22時04分の撮って出し画像。動画のうちの一枚です。
一応高感度カメラだと写っていますが、
実際の眼視では赤いぼんやりくらいにしか見えません。


2018-01-31-1304_8-Capture_lapl8_ap104_w_bg_brown
上を画像処理した後の皆既日食。
この日の富山でこれくらいまで出せれば上等でしょうか。
雲の厚さが刻々と変わるので、ゲインも露出時間もバラバラです。
色も基準となる色がよくわからないので、多分に想像が混じっています。 


画像処理ですが、実は今回雲が流れまくっている動画ばかりです。なんとか画像を抽出しようとAutoStakkert3をはじめ、Registax6、AviStack2、どれもうまくいかなくて最後は昔のAutoStakkert2も試しました。もともとダメな動画は、パラメーターをどういじってもどうやってもうまくスタックできず、その一方でうまくいく動画はどれでやってもうまくいきます。あえて言うならAviStack2が一番強力でしょうか。でも時間がかかりすぎます。4144x2816の画像約50枚のスタックで、4コア使って2時間近くかかりました。少し破綻したところは残りますが、AutoStakkertやRegistaxではどうしようもなかった動画もかろうじて見えるくらいまで持っていってくれました。それでもさすがにこの処理速度では実用的ではありません。結局あきらめてAutoStakkert3でがんばってみることにしました。

今回このような悪条件のために、AutoStakkert3をかなり使い込まざるを得ず、色々気づいた有用なことがいくつかあるのでメモしておきます。今回は月で試しましたが、機能を理解すれば惑星にも応用可能かと思われます。特に、私自身これまでなかなか意味が分からなったたパラメータとかも結構あったので、多分他の方にも参考になるかと思います。

  • CPUコアに余裕があるなら、真ん中の「Status」の横にある「Cores」を最大にしておくと処理速度が圧倒的に早くなります。元々の1コアと最大の8コアで5倍くらいは速度が違いました。
  • AutoStakkert3で月をスタックする場合、普通は「Surface」モードにするのですが、雲が常時流れているのと、ゲイン変動が激しくサチッたり暗すぎる部分がかなりあるので、スタックした像がぐちゃぐちゃになってしまいます。最初の方はPlanetモードを主に使いました。ただ、「Planet」モードのアラインメントはどうも明るい部分を追いかけているようで、雲が流れて明るい部分がずれていくようなもののスタックは得意でないようです。
  • 結局「Surface」と「Planet」は散々迷いましたが、最後は決定打が出て一択の方法に落ち着きました。一番良かったのは「Surface」できちんと緑枠の「image stabilization anchor」を(コントロールキーとクリックで)特徴ある点にきちんと置いた時でした。模様がきちんと出ているところや、エッジのところです。これはものすごく重要で、この位置によって出来上がりの画像が全く違ってきます。逆に、アンカーを画面の中の特徴のない適当なところに置いた「Surface」モードはボロボロで、「Planet」モードの方がましです。
  • Reference Frameの「Double Stack Reference」は雲などの悪条件の時はチェックしておいた方がいい結果が得られる場合が何度かありました。
  • 2)Analyseの結果のQualityとは明るさがメインのようです。他にも見ているところはあるかもしれませんが、少なくとも明るさはQualityの一つの指標になっているようです。なのでサチっているところが多いと、そこがクオリティーがいいと判断されることがあるようで困りました。
  • 2)Analyseが終わった時点で、画像が出ている画面の上の方の「Play」ボタンを押したときにターゲットが大きく揺れているようならその時点でダメです。逆に言うと、例えば揺れが後半に出ているなら、揺れていない範囲まではスタックしても大丈夫です。もし前半早いうちから揺れていたら、これ以降どうオプションをいじってもまともな画像になりません。
  • スタック枚数が少ないと、意外に変な凸凹が出て悪い結果になることが多いです。「Play」ボタンを押したときに揺れていさえしなければ、スタック枚数をできるだけ多くした方が滑らかになり明らかにいい結果が得られます。
  • 悪条件の時ほどAPサイズは大きい方がいいです。今回はデフォルトの4つの設定の中では「200」が一番いい結果でした。細かいとブロック状のノイズが出る時があります。また出来上がった画像の解像度を比べると、APサイズを大きくとった方が細部まで出るようです。
  • ブロックノイズを消すもう一つのテクニックが、画像の暗部分やはっきりしない部分にAPを置かないことです。Min Brightの値を大きくしてAPが置かれる面積を小さくしてやると、ブロックノイズが出にくくなります。その代わり、スタックの精度がなくなるので、画像がずれることがあります。
  • それでも消えないブロックノイズに悩まされましたが、最後はAPのサイズを300とか400とかデフォルトよりも大きくして、APの数を10点ほどにしてうまくノイズを消すことができました。

今回は雲が多く、そもそも動画自身のクオリティーが低いので、画像処理が大変で、月食の日からかなり時間がかかってしまいました。結果はこの記事の一番最初に貼った画像になります。改めて見ると、この悪状況の中、一応欠け始めから終わりまで追っていて、よくここまで画像処理で炙り出せたなというところでしょうか。もちろんスタックしているにもかかわらず、天気がいいところの一発どりにもはるかに及びませんが、それでもまあ満足です。眼視の方も、この悪天候の中かろうじて見えたと言っていいくらいのレベルですが、撮影も眼視も含めて初の皆既月食をいろいろ楽しむことができました。

次回今年の7月は条件が今回ほどいいわけではないですが、今一度リベンジしたいと思います。あとは3年後でしょうか。また楽しみです。



 

あけましておめでとうございます。昨年も星を思う存分楽しむことができ、またたくさんの方にお世話になりました。今年も電視観望を始め、色々試していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

年末実家の名古屋に移動してすぐにSCOPIOに顔を出しました。すでに天文ガイドと星ナビが入荷しているとのことなので、それが一番の目的です。富山だと1月5日になるまで買うことができません。他に特に何も買うこともなかったのですが、MEADEの25㎝のシュミカセが三脚架台込みで出ているのに少し気がひかれました。経緯台は壊れていてコントローラーも無いとのことなのですが、修理して使うのも面白いかもしれません。自宅に同じ25㎝の鏡筒が使えずじまいであるので、何とか使える架台が欲しいのです。鏡筒が2本になってもしょうがない気もしまが、いつか将来の双眼を見越して手に入れておくのもありなのかもしれません。結局決心がつかなくて今回は見送りになってしまいました。

それより印象深かったのが、店長さんが電視観望に興味を持っている人が昨日来ていたと言っていたことで、このほしぞloveログも見てくれている方がいると聞いたことです。そんなことを店長さんとしゃべっていたら、いつのまにか何人かのお客さんが来ていて、その中にそのほしぞloveログを見ている方がたまたま昨日買い忘れがあったとのことで、その日も来店していました。店長さんが紹介してくれて、少しお話しすることができました。なんとCelestronのSkyrisで電視を試しているそうです。型番を聞くことはできなかったのですが、例えばSkyris 236CはSONYのIMX236を使っているとのことで(でも、IMX236の製品情報がほとんど見つかりませんでした。少し違う系列なのでしょうか?)、電視にも十分な性能があるのかと思われます。その後Twitterでやり取りすることもでき、撮影時の写真を見たらM42が結構きれいに映っています。こうやってカメラごとの情報が集まてくるといいのですが。電視観望が思ったより広がっていることが実感できました。

さて、新年最初はスーパームーンです。富山だと冬の間は天気が悪いので、先月のスーパームーンも諦めてしまいましたが、年末年始で実家の名古屋に来ているので、さすがは冬の太平洋側、天気はバッチリです。場所はお城の近くの名城公園というところで、 スターバックスの隣のすごく明るい場所での撮影です。実際の満月は明日の朝11時なので、1日の夜か2日の夜が見頃となりますが、明日は富山への移動になるので、今日のうちの撮影としました。


「スーパームーン2018」
 
rotation
名古屋市名城公園 2018/1/1 22:22
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 5.0ms, gain 0, 200/1000 frames
SharpCapで撮影、Autostakkert2.6, Resistax6, PhotoshopCCで処理 


今回は実家での新年会が終わってから、うちの子二人と、甥っ子と姪っ子の4人を連れての月見となりました。途中少し雲もありましたが、雲がかからない時間で撮影を終えることができました。街中ですが、満月の月なので光害は特に問題なく、すごく綺麗な月を楽しむことがきました。

IMG_3406


名城公園は昔は普通の公園だったのですが、最近はスターバックスができていたり、おシャレなスポットになっているみたいです。撮影しているときはまだスタバも空いていて、子供達は寒いと言ってスタバに入っていましたが、セットアップができた頃から出て来て、月を楽しみました。せっかくのスーパームーンなので、スタバから帰る人たちにも何人かに声をかけて、一緒に月を見ることができました。



 

昨晩の富山の天気予報は、22時頃から少し晴れ、その後は曇りか雨でした。実際22時頃には時折雲の間から綺麗な満月が顔を覗かせていたので、せっかくの満月を撮影ました。でも準備して撮影しようとするとまた曇って来ます。11時過ぎにもう諦めて寝ようと思ってベットに入るとまた晴れているので、最後のチャンスと思い短時間で撮影しました。次の日は朝からハゼ釣りの予定なので、あまり夜遅くまで起きていると寝不足になってしまいます。

結局本当に隙間を狙った100フレームだけ雲のない動画が撮れたので、それを90フレーム分だけ加工しました。

2017-11-04-1426_3-RGB-DSO_lapl4_ap2884_rs

富山県富山市 2017/11/5 23:26
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Nexster経緯台
Shutter 5ms, 21fps, gain 0, 90/100 frames
AS3でスタック, Registax6でWavelet, PhotoshopCCで画像処理 


全然天文とは関係ないのですが、この日のうちに上州屋でハゼ釣りの仕掛けとえさを買っておいて、次の日の朝6時半くらいにSukeとNatsuに3人で白岩川という川の河口に行きました。最初は大きな川の方で試したのですが、ほとんど釣れず、船がある方に竿を入れると早速あたりがありました。底に引っかかるようなことはないので、ゆっくり引っ張るか、じっと待っているくらいでちょうどいいみたいです。

IMG_3098


釣果はハゼが7匹、ヒラぺったい名前のわからない魚が4匹、捨ててしまったけど棘があるオコゼのような魚が1匹です。さらに、もらったのものですが、体調40cmくらいの、ウグイではないかといっていましたが、やはり名前のわからない魚です。


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今晩は魚づくしです。小さな魚は唐揚げ、大きな魚は刺身と白身焼き。


天文とまったく関係ないと書きましたが、実はこの釣りのきっかけが、以前天文ガイドを大量にくれたIさんに、Suke用にと竿とリールをいただいたことです。これも天文関係の友人がいなければ今回の釣りはなかったでしょう。 Iさんどうもありがとうございました。

もう一つ、これが一番書きたかったのですが、普段行くことのない釣具屋さんにいったときのこと。大きな店舗に朝からたくさんの人。この規模の店がここだけでなく、全国にあるのかと思ったときです。天文という趣味がいかにマイナーかということを身にしみて思い知らされました。これくらいの規模の天文ショップが富山にあれば楽しくてたまらないだろうなと。





 

2917年10月27日、月面Xが出るとのことで、雲間の晴れの時を狙って月を撮影しました。上弦の月の前日で、ほぼ半月に近いです。

といっても元々月を撮影するのが目的だったわけではなく、次の日の立山での観望会に備えて、電視観望の機器のチェックが第一目的で、あ、そういえば月面Xだったと思い出しとっただけです。なので架台は赤導儀ですらなく、経緯台のNexsterでした。まあ、露出時間が短いのと、後でスタックするので赤導儀である必要もないのですが。

2017-10-27-1021_3-RGB-Moon_lapl5_ap5261_rs_ps_cut2_phto


富山県富山市 2017/10/27 19:21
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Nexster経緯台
Shutter 5ms, 21fps, gain 120, 900/1000 frames


肝心の月面Xはというと、きちんと写っているようです。月面Vも写っています。それぞれ左下と右上です。

2017-10-27-1021_3-RGB-Moon_lapl5_ap5261_rs_ps_XV_photo

なんでも月面Vのすぐ横にウサギさんがいるとか、いないとか。

今年はあまりに天気が悪く、天気がいいときに限って月が明るいので、先月の月の時期にとうとうあきらめて月の撮影をはじめました。思ったより面白くて、途中拡大撮影にも挑戦したのですが、困ったことが起きました。その時撮れたクレーターの名前を調べるのに、エライ苦労をしたのです。

そんな話をFacebookでしていたら、以前ドームを見せてもらった小松のOさんが普段使いで勉強している本ということで紹介してくれたのが地人書館のA. ルークル 著 / 山田 卓 訳「月面ウォッチング」です。

この本は大判の科学書の類に入る本で値段も定価6000円とそこそこします。私は古本で旧版の方を手に入れたのですが、それでも定価ほどではないにしろ結構な値段でした。新版の方ももう絶版のようで中古のみあって、こちらはもう少し高かったです。 
  • 中身は最初の15ページほどに、月の特徴を簡潔に必要十分に書いてあり、ページ数も少ないので、すぐに読むことができます。 
  • 次の10ピージほどを使って、全体の写真と、地形の大まかな特徴などを書いています。
  • そのあとの160ページほどがこの本のメインで、月を76に分割して、240万分の一の詳細な手書きの絵で地形が描かれていて、分かり得るクレーターなどの地形に名前が書いてあって、その名前の由来が書いてあります。
  • 名前にはカタカナもふってあるので、日本語で表記するときの基準になるでしょう。
  • 一枚一枚の絵に縮尺が載っているので実感としてクレーターの大きさが分かります。
  • 160ページのうちの最後の10ページは秤動(ひょうどう)で見え隠れする部分を描いています。月はいつも同じ面を向けていると思いがちですが、多少左右に動いていて、その動きを秤動といいます。地球からはトータルで月面の59%の面が見えていて、41%が常に見えている面、18%が秤動で見え隠れする部分ということです。
  • 最後の「月50景」という写真ページや、観測のしかたなどの解説もあり、ここも簡潔で読みやすいです。
  • この本には命名方の解説も少し書いてあります。大元は1645年のラングレヌスの月面図だそうですが、現在の命名方の基礎は1651年のリッチョーリの月面図だそうです。クレーターについては功績のあった学者の名前をつけるという方法で統一し、月面の北から南に向かって歴史的な順序で配置されているそうです。実際に命名は長く複雑な歴史を繰り返しているので、簡単ではないようですが、この本(旧版)の発行された1996年で6233のクレーターに命名され、そのうち807が名前を持っているそうです。残りの5426は近くのクレーターの名前に文字をつけることで表現しているそうです。
  • 定価は旧版6000円、新刊4800円で新刊の方が値下げしたようです。原書は1989年初版で、翻訳に際し1992年を英語版を元に、日本語版を出した際に一部改訂をしているとのことでした。日本語版の旧版の方は1997年8月5日初版発行で、1996年の命名まで入っているようですが、新刊の方はもう少し新しいデータまで入っているのだと思います。
  • 訳者の山田卓氏は名古屋市科学館に勤務されていた方で、2004年に亡くなられているようです。サンフランシスコの書店で初めて原著を手にとったときの話、原作者とのやりとりのことなども書かれて、読んでいて訳者の思いが伝わってきます。謝辞の中にはこの間お会いした名古屋市科学館の職員さんの名前もありました。


せっかくなので、試しに以前撮影したアペニン山脈周りで、本を見ながら名前を振ってみました。この写真だけでも図5、6、11、12、13、14、20、21、22、23、24、25、31、32、33、34、35と見なくてはならず結構大変でしたが、時間を忘れてのめりこんでしまいました。

2017-08-31-1213_7-RGB-Moon_lapl5_ap6619_w_sharp_named



この写真の中だけでも教科書に出てくるような科学者の名前が目白押しです。図と、撮った写真とを比較してみるとかなり面白いです。かなり小さなクレーターまで名前がついていて、他にも何か大きなクレータの名前+アルファベットで表しているクレーターもあるのですが、それらは今回省きました。クレーターが黄色、山や谷がオレンジ、平地が緑です。
  • 例えばコーカサス山脈の上の方のカリッポスの下にカリッポス谷というのが絵には載っているのですが、写真では判別できませんでした。
  • また、アリスティルスの右側にテアエテトス谷というのがあるはずなのですが、こちらも写真では判別できません。
  • 左上のヒガツィー尾根の上にあるはずのシュティレ尾根、右にあるはずのグレボーボー尾根は暗すぎて見えていません。
  • 腐敗の海の上の部分にスパーという溶岩に満たされた直径13Kmのクレーターの跡があるはずなのですが、やはり明確には確認できません。(追記: なんとか場所が特定できました。かなり薄いですが一応名前を書いておきました。)
  • アルキメデス谷も一応書いておきましたがはっきりしません。一方すぐ下の横に走っているブラッドリー谷は綺麗に見えます。
  • 左上のティモカリスの下の、直径7.4kmのハインリヒと7.5kmマクミランはなんとか見えますが、その間にあるはずの2kmのプーピンは見えません。
  • 信頼の入江の奥にあるコノン谷も全く見えません。
  • 右上ビュルグ横のビュルグ谷、その下のダニエル谷も見えません。
  • 真ん中少し右にある小さなガスト尾根とホーンスビーの間にクリシュナという直径2.8kmのクレータがあるはずなのですが、全く分かりません。そこに続くオーエン尾根も不明です。
  • 一番下のマーチスンは周囲が崩壊してはっきりしない直径58kmのクレーターとのことですが、結構見えます。
こうやってみると、谷は写真には写りにくく、クレーターは5kmより小さくなるとほとんど写っていなことがわかります。見えていないものはもう少し拡大撮影を試みて、いつかリベンジしたいです。結構月は面白いです。



月の名前はWeb場でも詳しく記しているページがあります。このページの名前もほとんどこの本の日本語表記と一致します。このページは新たに追加されたクレーターや除外されたものも更新しているので、合わせて参考にするといいのでしょう。

 

先週に引き続き、昨晩も晴れわたっていたので月齢13.7日の月を撮影しました。澄み渡った空に浮かぶ、満月直前の透き通るように綺麗な月でした。


「月齢13.7日の月」

2017-09-04-1131_2-RGB-Moon_lapl6_ap1821_w_ps

富山県富山市 2017/9/4 20:31
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 4.0ms, 28fps, gain 50, 200/1000 frames



「湿りの海付近」
 
2017-09-04-1150_5-RGB-Moon_lapl5_ap6181_w_cut

富山県富山市 2017/9/4 20:50
C8 + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 10.0ms, 27fps, gain 100, 200/1000 frames 



「ティコ」

2017-09-04-1152_0-RGB-Moon_lapl5_ap7347_w

富山県富山市 2017/9/4 20:51
C8 + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 10ms, 30fps, gain 100, 200/1000 frames 



「シッカルド」

2017-09-04-1218_6-RGB-Moon_lapl4_ap6466_w_cut


富山県富山市 2017/9/4 21:19
C8 + Celestron3倍バロー + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 7.5ms, 27fps, gain 300, 200/1000 frames 



「コペルニクス、ケプラー、アリスタルコス」

2017-09-04-1229_9-RGB-Moon_lapl5_ap6609_w

富山県富山市 2017/9/4 21:30
C8 + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 5.0ms, 18fps, gain 150, 200/1000 frames 



「雨の海と氷の海」

2017-09-04-1235_4-RGB-Moon_lapl5_ap5446_w


富山県富山市 2017/9/4 21:35
C8 + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 5ms, 28fps, gain 150, 200/1000 frames 



C8の焦点距離2000mmは高解像度のASI178MCで多数枚のスタックが生きてくるような範囲で、ほとんど画像処理が必要ないくらいシャープに出てきます。

一方3倍バローでの拡大撮影はシャッタースピードを速くしてみましたが、それでもまだ眠たい感じが残ってしまいます。少しピンボケのような感じもします。鏡筒自体の調整をあまりしていないので、一度きちんと見直してみようと思います。もしくはもっとスタック枚数を増やす方向の方がいいのでしょうか?






 

8月30日と31日、ここ最近にしてはめずらしく晴れていたので自宅の庭で月を撮影してみました。上弦を過ぎ、満月に向かっていく月です。

実はその前日の29日に月面Xが出ていたのですが、あいにくその日は富山は曇りで何もできなく、その鬱憤ばらしで始めたのですが、月は思ったより面白いですね。日々姿を変えるのはもちろん、何よりその美しさは、望遠鏡で見ていると、冗談抜きにして何度見てもうっとりしてしまいます。

以前撮った時と同じように、CMOSカメラのASI178MCの高解像度を利用して、動画で月を撮影してスタックしました。まずは夕方のまだ明るいうちの月です。


「夕方の月」

2017-08-30-0904_7-RGB-Moon_lapl5_ap7907_r_mod


富山県富山市 2017/8/30 18:05
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 10.0ms, 28fps, gain 0, 200/1000 frames 


もう少し暗くなってからです。

「月齢8.7日の月」

2017-08-30-0940_5-RGB-Moon_lapl5_ap920_Drizzle15_w2_ps


富山県富山市 2017/8/30 18:40
FS-60CB + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 10.0ms, 28fps, gain 50, 200/1000 frames 


C8を使ってもう少し拡大してみます。焦点距離200mmなので、上の写真を6倍くらい拡大したことになります。すごく綺麗な場所があったので撮ってみました。あとで調べたらアペニン山脈という名前だそうです。


「アペニン山脈」

2017-08-31-1213_7-RGB-Moon_lapl5_ap6619_w_sharp


富山県富山市 2017/8/31 21:14
C8 + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 12.5ms, 27fps, gain 150, 200/1000 frames 


さらに3倍バローを入れて何箇所か撮影しましたが、さすがに空気の揺らぎが大きくなってしまい、シャープさに欠けます。一枚だけ載せてみますが、こちらはまだまだ研究の余地ありです。

test_moon_20170831

富山県富山市 2017/8/31 21:41 
C8 + Celestron3倍バロー + ZWO ASI178MC + Advanced VX
Shutter 25ms, 29fps, gain 300, 200/1000 frames 
 

やはりバローを使った拡大撮影は、倍率を考えたり、シンチレーションの少ない日を狙うなど、もう少し色々試してみたいです。

最後に、撮影風景を60Dで撮って見ました。赤いライトが雰囲気を出しています。

IMG_4381



今回、撮影用とは別に電視用に原村の星まつりで買ったiOptronの400mmの短焦点の安いアクロマートと、オークションで買ったCelestronのNexstar 4NEの課題を組み合わせて、実戦投入を想定してテストしてみました。上の写真の左側に少しだけ見えているやつです。いろいろ改造もしているので別の記事でまとめました。
 

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