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天体観測始めました。

カテゴリ: 一般

今年も蛍の季節がやってきました。富山に来てから毎年6月初めはゲンジボタルを見に行きます。もう何度目になるでしょうか?星を初めてからは、一昨年昨年と、今年で3回目の蛍になります。蛍が出るのは基本的に梅雨の季節ということもあり、蛍と一緒に星を撮るのは難しく、去年も雲の合間にちらっと星が写ったのみでした。

蛍の寿命は短いです。実際に乱舞して見えるのはせいぜい1-2週間です。梅雨入り直前の6月7日、平日ながら雲もあまりなくラストチャンスかと思い、思い立っていつもの蛍スポットに娘のNatsuと向かいました。夕方雲が結構あり本当に行くかどうか迷っていたので、自宅を出たのが20時頃、到着したのは20時半過ぎです。駐車場はいっぱいでしたが、蛍も一旦休憩に入る時間で、もう他の人はほとんど帰るような時間でした。到着するとカメラを向けている人が何人かと、子連れの家族が一組いるだけでした。

ほんの5分もすると、他に誰もいなくなったので早速撮影に入ります。なぜ誰もいない方がいいかというと、今回はASI294MCでの撮影を試したかったからです。CMOSカメラを駆動するのにPCが必要なので、その画面がどうしても明るくなってしまい、他の人に迷惑になってしまうからです。

時間的に蛍は少なくなりますが、それでもまだまだ飛んでいます。撮影を開始して、最初は雲が出ていましたが、次第に空一面晴れて来ました。遅い時間に来たのはもう一つ理由があります。天の川を狙いたいからです。蛍は暗くなり始める午後7時半頃から飛び始め、午後9時前くらいで数が少なくなってきます。天の川はこの時間だとこの時期まだ低い位置にいて、なかなか蛍と天の川が重なる時間がありません。今回のタイトルでもあるように、下のように今年やっと念願の蛍と天の川を取ることができました。


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富山県射水市, 2017年6月7日22時17分から22時33分
Canon EOS 60D(ISO3200), 露出20秒
SIGMA 10-20mm F4.5 EX DC HSMを10mmで使用
蛍: 露出20秒 x 41枚をSiriusCompで比較明合成
星: 22時33分から20秒露光したもの一枚を処理(Photoshopを使用)


今回も天の川がやっと光害の少ない暗いところに登って来た頃までのものです。この日はホタルの数も多く、この時間まで結構飛んでいましたが、これ以降はかなり少なくなってしまいました。天の川部分は20秒露光の一枚からの処理になりますが、場所柄それほど暗いところではないので、一枚撮りからの天の川はこれくらいが限界ですが、それでもやっと撮れたものなので結構満足しています。梅雨入りしてしまった今年は、おそらくもう蛍と撮るチャンスはないのでまた来年もう少し時間を見計らって撮影したいと思います。

下はもう少し早い時間帯の、まだ雲がある頃のものです。

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富山県射水市, 2017年6月7日21時12分から21時20分
Canon EOS 60D(ISO3200), 露出20秒x24枚をSiriusCompで比較明合成
SIGMA 10-20mm F4.5 EX DC HSMを16mmで使用


下は6月10日の週末日曜に撮ったものです。上の水路の反対側で北西の方向です。この日はドン曇りで星は全く見えません。

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富山県射水市, 2017年6月11日20時43分から20時53分
Canon EOS 60D(ISO1600), 露出20秒x18枚をSiriusCompで比較明合成
SIGMA 10-20mm F5 EX DC HSMを16mmで使用


最後に、一番上の天の川の写真を星まで含めて比較明合成したものです。晴れ渡っているのがわかると思います。

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ところで、上の方で言っていたASI294MCの画像が見当たらないと思われるかもしれませんが、こちらは主に動画で撮影しました。編集にもう少し時間がかかりそうですが、さすが超高感度CMOSカメラです。かなりすごい映像が撮れています。2018/6/14 追記: 動画アップ記事書きました。



 

4月30日で星を始めてはや2年が経ちました。

最初の一年はそれこそわからないことだらけで、何をしても目新しく、もう夢中でした。ものすごくいろんなことがあって、星が出ていた時も出ていなかった時も含めて、夏の天の川の美しさとか、北陸の冬の天気の悪さとか、これまでになく四季をじっくり味わえた気がします。次の一年は最初の一年よりもはるかに早く過ぎた気がします。感覚的には3-4倍くらい早かったでしょうか。やはり初めてのことは長く感じ、慣れてくると時間が経つのが早く感じるようです。

普通の観望や、撮影も十分楽しいのですが、私の場合は電視観望に出会えたことが一番の収穫でしょうか。電視観望は比較的新しい方法なので、何十年と長年続けられている方が多い中、私のような初心者でも多少は入り込む余地があったのかと思います。むしろベテランの方からこんな方法があるのかと驚かれることもあり、多少なりともこの世界で貢献できたのかなと思と、初心者としては嬉しい限りです。星を通じて、このブログや電視観望がきっかけで本当に多くの方と知り合いになることができました。この歳で新しい友人ができるのは普通はあまりないので、とても刺激になります。

子供二人も、最近はだいぶん熱は冷めて来ましたが、それでも遠征などまだまだついて来てくれます。星まつりなど、夏はキャンプみたいになるので、家族旅行がわりで楽しいみたいです。上のNatsuは中2で、女の子なので普通ならとっくに嫌がるような歳なんですが、果たしていつまでついて来てくれることやら。他にも、星好きの天文っ子たちとも何人も知り合いになることができました。小学生から高校生まで、星好きな子は科学好きな子も多いので、理科離れが叫ばれている中、将来が楽しみです。

星まつりも2年連続で、原村、胎内、福島と3大まつりに欠かさず行くことができました。星まつりではブログで知り合った方と実際に会うことができたり、KYOEIさんのブースで電視観望を披露できたりと、毎回非常にいい経験になります。星まつりでは毎回毎回ジャンクも含めて機材が増えていきます。最初の一年よりも、次の一年の方が明らかに歯止めが効かなくなっています。沼に入っているのでちょっと自重しないとダメかもしれません。それでも決して潤沢ではない予算を最大限生かすよう、色々工夫するようにしていますが、それもまた楽しいものです。特に最近の太陽は工夫の成果がうまく出てくれたので嬉しかったです。


2年目ともなるとパターンが少しできてきます。4月、5月は寒さも和らいでくるので牛岳に行き始めます。夏は観望会だらけです。惑星でも忙しいです。夏から秋は星雲が楽しいです。撮影でも楽しめますし、電視でも一人で楽しんだりもしています。冬の北陸は天気が厳しいので、じっと我慢です。月に走ったり、太陽に走ったり、少しの晴れ間でなんとか不満を解消する手を考え出します。

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天文ショップも行けるところはだいたい回りました。関東の一部のショップと、九州と北海道が残っていますが、いつか全店制覇して見たいものです。今は通販で済んでしまうのでさみしいかぎりですが、やはりその場でものを見ながら検討できるのは店舗ならではの楽しさです。念願の望遠鏡博物館も行くことができましたし、天文を前面に出したカフェみたいなところも何件か回ることができました。星を好きになっていなければ一人だと絶対に行かなかったようなところだと思います。

やっと2年ですが、実はまだたった2年、趣味としてはかなり高齢になっても楽しめるみたいなので、長く続けていきたいと思います。最近は仕事の方が忙しくて、なかなかゆっくり楽しめていないのですが、それでも時間を見つけてコツコツ続けていきたいと思います。


大阪に行く用事があり、兼ねてから行ってみたかった星カフェSPICAに寄ってきました。前回のCafe TEMOに引き続き、星関係をうたっているカフェ訪問の第2弾です。

場所は地下鉄松屋町駅から歩いて数分。表通りから一本入ったビルの5階にあります。

 
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階段を上がってドアを開けると、室内は壁に投影された星空を見るためか、思ったより暗くて目が慣れないうちは足元を見るのも大変です。店員さんの案内に従って席に着きます。途中VixenのPortaらしき望遠鏡、他に青い鏡筒が見えました。後で聞いたらSCOPETECHのSUBARUバージョンのメローペ 80Aのようです。SCOPETECHは自宅でも子供用に使っているのと、今使っているFS-60Qと同じような青色なので一度見て見たいと思っていました。実物を初めて見ることができたのはよかったのですが、さすがに暗くて、青色がかろうじてわかるくらいであまりよく見えなかったのが残念でした。

今回一人だったので、カウンター席に通されました。メニューはオリジナルカクテルがたくさんあり、きれいな見た目と宇宙にちなんだ名前がワクワク感を演出します。今回まず頼んだのは「アンドロメダ」。

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左の雨の日サービスのコースターをもらって来るの忘れてしまいました。残念。

綺麗な青色とライトの光がアンドロメダ星雲を思い起こさせてくれます。せっかくカウンターに座ったので店長さんと少し話しました。ちょっと驚いたのが、以外に星好きの、特にマニアと呼ばれる人たちはあまり来ないとのことです。割合的にもおそらく1割くらいだとか。世間的に見て星マニアの比率はそれほど高くはないので、まあ1割なら多いかとも思ったのですが、周りを見ると私以外はカップルが2組、残りは全て女性二人組でした。男二人というのはまずないとのことなので、天文マニアが来るのは意外に敷居が高いのかもしれません。でも一人のカウンター席は比較的空いているとのことなので、逆に一人なら気楽に来れそうという印象です。私みたいにわざわざ遠くから来るお客さんも多いみたいで、一組は山口からとのことでした。なんでもユニバーサルスタジオの帰りに寄っていく人も多いとのことです。


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カウンターの上には宇宙にちなんだ小物が。

カクテルが一杯終わって、次に夕食も兼ねて「スピカバーガー」というハンバーガーを頼みました。ハンバーグが凄くジューシーで、家庭で食べる手作りハンバークのような食感でとても美味しかったです。その時一緒に頼んだのが、「ミルキーウェイ」というカクテルです。こちらも名前のごとく天の川をイメージしています。

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19時半からはお待ちかねのプラネタリウムです。時間が近づくと準備のためにオーダーストップに。

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プラネタリウムが始まる直前にお会計で帰ろうとする女性二人組がいらっしゃいましたが、店長が必死に止めていました。これを見なければただの雰囲気のいいバーと同じだというのが持論だとのことです。
 
プラネタリウムですが、壁に映し出された星空を見ながら、店長さんの軽快なトークを楽しむことができます。話は普通のプラネタリウムとは全然違って、かなり個性的で、ちょっとお笑いが入っています。店長さんによると、話は何パターンもあるそうなので、何度かリピートして違うバージョンを聞くのも楽しいかと思います。後で聞いたところによると、一人で40分くらいは星ネタでお笑い芸人のように持たせられるそうです。

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プラネタリウムが終わって、もし天気がいい場合は外に出て実際の星を観測するのですが、あいにくこの日は小雨が降っているため天体観測は中止で、その代わりにプラネタリウムがロングバージョンだったようです。皆既月食の時には60人以上が屋上に上がったとか。

プラネタリウムが終わると、私以外のお客さんは結構続けざまにゾロゾロと帰ってしまい、店内は私だけに。そのため店長さんとじっくり話すことができました。その時頼んだのが、「コメット」というノンアルコールカクテル。女性が多いということで、ノンアルコールのオリジナルメニューも充実しています。

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下に入ったライムが彗星をイメージしています。


この店はすでに7年になるとのことのなのですが、もともと店長さんは公務員で在職中からこういったコンセプトの店を開くことを考えていたそうです。私と同じで、子供の頃から街にいて星が全然見えなかったためか、小さい頃から星が特別好きだったわけではなく、車を手に入れて遠くに星を見に行ってみたら、これまで大阪で見ることのできなかった星が、リアルに存在しているのを見てはまってしまったそうです。大阪に帰って夜空を見てみると、今まで見えなかった、というより見ていなかった星が街中でも存在しているということに気づいて、「街中でも星があるということに気づいて欲しい」という思いでこの店を続けているとのことです。前職を辞めてから2年ほどの準備の間、物件を探しつつ、科学館に多い時は週2ペースで通ったということで、その時の知識がいまのトークのベースになっているとのことです。

星のトークをカフェバーと結びつけたのは店長さんの素晴らしい才能でしょう。普通のプラネタリウムのように教育を目的として話す場はたくさんあるけれども、星を綺麗だとかロマンチックだとか、雰囲気を主に楽しむのもありなのでは?というのがこの店を立ち上げた目的だとのことです。(2018/2/3追記:店長さんがツイッターでコメントしてくれました。『ここちょっと違います(笑)これは「自分が楽しむため」の理由で、お店が伝えたいのは雰囲気でも星の美しさでもなく、「星を楽しむこと」!』とのことです。なるほど、お客さんにも星を楽しんでもらいたいというのが一番なんですね。「自分が楽しめないとお客さんも楽しめない」というようなことも言われてたので納得です。申し訳ありませんでした。)

その中で星を好きになってもられえばいいとのことで、私もすごく共感できました。ごくごく一般の人に星をもっと好きになって欲しいというのが根底にあるようで、これは一つのやり方だなあと感心しました。

天文マニアにとっては、プラネタリウムでの店長の語り口が大いに参考になるかと思います。観望会などで話す機会も多いと思いますが、私も色々アイデアをもらいました。店長さんとの会話が面白いので、もっとずっとしゃべっていたかったのですが、第二ローテーションのお客さんが来はじめて、忙しくなりそうなところで店を後にしました。とても雰囲気のいいカフェで、大阪に来た際はまた是非とも寄りたいと思います。

店長さんから、他にもこんなコンセプトのカフェが最近ちょこちょこでき始めているという話を聞きました。心斎橋、神戸、名古屋だそうです。また探して色々行ってみたいと思っています。(追記: 2018/5/17、出張の折立ち寄って見ました。)

天文ショップを少し回りました。

特に買いたいものがあったわけではなかったのですが、スターベースで入門用の望遠鏡を選んでいるお客さんがいろいろ迷っているみたいだったので、お手伝いがてら話すことに。迷っていたのはSCOPETECH、Vixen、Celestron、MEADの入門用の屈折です。スターベースに置いてあるものなので、どれも入門用としては十分で、月や惑星を見るぶんには困らないと思います。その途中に、もう一人話に参加して来た他のお客さんがいて、その人と私でえらい盛り上がったのがスターベース製の入門用の屈折です。タカハシ色になっていて、国産品で作りはかなりしっかりしているようでした。アクロマートなので値段も特別価格のせいか、先のメーカと十分競争になるような価格帯なので、下手をしたら上記メーカーの入門機を食ってしまうような感じです。店長さん曰く「そうだといいんですが...」とのことで、さらにいろいろ聞くと、まだつい昨日かそこらでタカハシの工場に届いたばかりと、出来立てホヤホヤの新製品のようです。最初に迷ってたお客さんも、私たち二人の盛り上がり具合を見てさらに迷いだしたのですが、その方が一番重要視するのは、子供が使うということで重さとのことです。最後はSCOPETECHを選ばれたのですが、うちの小学5年生のSukeもSCOPETECHの大ファンで、軽さは何物にも変えがたいことも十分わかっているので、いい選択だったのではと思います。

さて、やっとここで今回のタイトルにたどり着くのですが、そこで一緒に盛り上がった方から「cafe TEMOって行きましたか?」と言われました。私は全く知らなかったのですが、なんでもcafe TEMOのTEMOは「てんもん」の意味だそうです。店長さんが双眼鏡が好きで、日の出光学の社長さんや、今回のSCOPETECHの社長さんもちょくちょく来ているところらしいです。そういえば天文ショップはこれまでたくさん行きましたが、天文をテーマにしたカフェなんてのは行ったことがなかったので、少し足を伸ばして行ってみました。

cafe TEMOの場所は武蔵小杉駅からだと歩いて15分くらい、武蔵中原駅からだともう少し近いみたいですが、今回は散歩がてら1kmちょっとの道をのんびり歩きました。お店は細〜い道にあり、一旦見過ごしてしまい、引き返してやっと見るけることができました。

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中に入ると、双眼鏡の棚があり、横には反射型望遠鏡が。

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この日は星月だというご主人は不在でしたが、奥様が店にいて、聞くとなんとこの反射型の鏡は貴重な木辺鏡だとか。

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私も星が好きなことを伝えると、所属グループの会報を見せてくれて、木辺鏡の由来なども知ることができました。2016年9月号の星ナビにも、由女さんのマンガにcafe TEMOの訪問記が載っていることがわかりました。いろいろ話を聞くと、ご主人は双眼鏡で星を見るのが好きで、売るほどあるので5年ほど前から販売も始めたとのこと。この日は日の出光学のD1という機種を覗かせてもらいました。

お客はずっと私一人だけ。本当に小さな、まるで隠れ家のようなカフェなのですが、もちろん食事もできます。この日はカレーを頂きました。五穀米に大きな牛肉がゴロゴロしていて、上に野菜をのせた、とても丁寧に作ってあるカレーでした。味はもちろん、ボリュームもかなりあり、大満足でした。奥様とついつい長話をしてしまい、カフェオレとチーズケーキまで食べてちょっと贅沢をしてしまいました。チーズケーキはチーズと生クリームだけで作った、何も焼いていないレアチーズケーキで、甘さも控えめで、とても美味しかったです。

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奥様とも星の話をいろいろしたのですが、その途中で娘さんがご主人にプレゼントしたという、新潮社の超大型本の部類に入る「PLANETFALL」という惑星の写真集を見せて頂きました。とても綺麗な惑星の写真を集めてあり、私は特に火星の表面の模様に感動しました。値段を見ると7000円と多少高価なのですが、本の大きさと内容の充実度から考えると全然安く感じます。それでも娘さんが高校生くらいの歳の時に、頑張って自分のお小遣いでお父さんにプレゼントしたというのを聞いて、同じ娘を持つ父親としてよほど嬉しかったんだろうなあと、その時の状況が眼に浮かぶようでした。そのお嬢さんも中3くらいまでは星見に付いて来てくれたみたいです。うちのNatsuも今中1ですが、いつまでついて来てくれるやら。

あまりの居心地の良さに、すっかり長居してしまいましたが、今度はぜひご主人がいる時に行ってみたいです。

他にも天文が好きな人がやっている店はあるはずで、こう行ったところを回るのも面白いなと思いました。また機会があれば、どこか行ってみようと思います。






 

今年で5回目となる富山県天主催の観望会がグリーンモール山室というところで行われました。昨年は参加できなかったので、今年初めての参加になります。夏休みということで、平日にもかかわらず沢山の人が来てくれました。受付に記録されたぶんだけで170人だそうです。街中のモールの駐車場なので明るいのですが、その分人の集まりはすごくいいです。

今回は娘のNatsuと妻をつれて3人での参加。夕方18時半頃会場に到着したのですが、すでに望遠鏡がいくつもセットされていて、私も急いでセットし始めました。このころはまだ結構晴れていたのでかなり張り切っていて、惑星眼視用に赤道儀(Advanced VX)に20cmのシュミットカセグレン望遠鏡(C8)を載せたもの、月をカメラで見るために6cmの屈折望遠鏡(FS-60Qをエクステンダーを外して短焦点化)に下はNexterの自動追尾経緯台、雲が多かった時のための高感度カメラ(ASI224MCに16mmレンズ)をカメラ三脚に乗せて自由雲台で、これが結局一番活躍するのですが子供用にSCOPETECHと、フル体制です。

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19時過ぎにだんだん暗くなってきて、なぜか娘が使っているSCOPETECHが一番に木星の導入成功。その後C8も木星をいれたのですが、雲がだんだん多くなり、途中雲が切れた時に土星などを入れ見てもらっていたのですが、20時20分くらいにはほぼ全面雲に覆われてしまいました。それでも数十人くらいの方には見てもらえたかと思います。

県天メンバーがプロジェクターを用いてスライドも用意していたので、星が見えない間はお客さんはそちらを楽しんでいたようです。あと、店舗内に県天メンバーの天体写真展をやっているそうで、妻が観望会はそっちのけで、買い物がてら写真を見てきたみたいです。以前立山で撮った私の天の川+流れ星の写真も飾ってあったとのことです。 

曇りの間はやはりなぜかSCOPETECHが大活躍。子供達に勝手に触ってもらっているのですが、星は見えないので、モールのライトなど適当な景色を入れながら楽しんでいます。それにしても子供は限界を知らないです。微動ハンドルをすごい勢いで左右に回したり、レンズに指を突っ込んだりと、まあ多少ハラハラしますが、壊れてもいいやと思って出しているので、放っておいています。そのうち何人かで色々試しながら遊び出すので、こうやって望遠鏡の使い方を少しでも知ってもらえればという感じです。あとで見ると少しギヤのネジが緩んでいてうまく回転していなかったのですが、ネジを締め直したらきちんと動くようになりました。こうやって自分でメンテナンスしていれば長持ちしそうです。まだまだ子供たちのために活躍してもらわなくてはいけません。

結局月が出る時間になっても曇りで全く見えなかったので、FS-60Qは観望会の時間内ではほとんど役に立ちませんでした。

21時少し前に雨がパラつきそうになって、急いで望遠鏡を片付けたのですが、ほぼ片付け終わった21時すぎ、なんと月が綺麗にのぼってきました。気づくと空もどんどん晴れてきています。今日全く活躍のなかった、すでに一旦片付けた望遠鏡(FS-60Q)を少しだけ出し、カメラ三脚に取り付けただけのセットアップで月を見ました。すごく綺麗で、やっと満足して帰りました。

皆さんお疲れ様でした。雰囲気がいい観望会なので、また来年も是非とも参加したいと思います。

 

天気予報では今も明日の朝までもずっと晴れのはずなのに、なぜか空には一面の雲。富山の空は相変わらずさえないです。

仕方ないので今日は家族サービスで、子供二人を連れて映画を観に行きました。選んだ映画は実は全シリーズ欠かさず見ているドラえもん、今回は「のび太の南極カチコチ大冒険」というタイトルで、南極についてです。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、近年稀に見る傑作だったと思います。オリジナルストーリーで、長編映画の名に恥じないスケールのワクワクできる大冒険。ストーリー展開も無理がなく、何より藤子不二雄時代の科学的な考察や説明が随所に入っているところは非常に好感が持てます。藤子F不二雄はあまり知られていないかもしれませんが、SF漫画も多数描いていて、「藤子・F・不二雄 SF全短編 全3巻 中公愛蔵版」今でも手に入る傑作漫画の一つです。

実は私は、月刊コロコロで第1作の「のび太の恐竜」連載当時小学一年生で、リアルタイムで連載開始から読むことができた現役世代です。映画版の「のび太の恐竜」は、それはそれは楽しみにしていて、映画館に行く途中で階段でサラリーマンのカバンか何かに背中を押されてあごを大怪我し、5針縫って映画は結局その日中止になってしまったと、未だに鮮明に覚えています。結局映画は後で連れて行ってもらえたのですが、その頃のドラえもんはまだ科学的な要素が散りばめられていて、例えば「宇宙開拓史」のガルタイト結晶の軸のずれの話や、「大魔境」での水蒸気で唸る岩の話など、子供心に色々学んでいた気がします。そのうちだんだん科学的な説明がなくなってきて、できるだけ簡単に話す方向にいってしまっていたので残念に思っていたのですが、やはり多少難しくてもそれらしく説明してくれたほうが気分が盛り上がります。そう行った意味で、4回前の「ひみつ道具ミュージアム」の道具の開発過程の説明や、今回は南極の氷ができていく過程や、氷が気泡を含んでいる理由など、随所に科学的な説明が散らばらせてあり、古き良き時代の冒険心溢れるドラえもんを久しぶりに見た気がしました。

と、ここまでは大満足でした...が、一番最後に出てくる反射型望遠鏡。ネタバレになるのでなぜ望遠鏡が出てくるかは書きませんが、ニュートン型なのにアイピースが下側にきていて、あの某CMでやらかしたことと同じ間違いをしています。10万光年離れている惑星がなぜか見えるのはいいです。赤道儀らしきものがないのもいいです。未来の技術で進化したのだと思うことができます。でも現代の望遠鏡を間違えて理解して、そのまま公開まで持っていってしまったことが透けて見えるのはいただけません。

でもいまひとつ腑に落ちないのは、アイピースは下の横についているのに、ファインダーはなぜかきちんと上の方についているんですよね。アイピースが鏡筒の横に出ているのでニュートン型を参考にしたとは思うのですが、ニュートン型でファインダー位置とアイピース位置が離れてそれぞれの端についているのはあまり見たことがありません。某CMはファインダーも下についていましたから。なので、もしかしたらあれはやはりニュートン型でもなんでもなく、22世紀の未来の反射型望遠鏡なのかもしれません。


反射望遠鏡の写真です。ん?やはりこれだとおかしいですね。
 
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