ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: まとめ

性懲りも無くまたもや天文ガイドを大量にオークションで落としてしまいました。前回(記事その1その2その3)は1980年台が主だったのですが、今回は1991年1月号から1995年12月号まで60冊で抜けなしです。90年台の後半くらいまでは天文ショップのバックナンバーにたまにあるのですが、90年台前半はほとんど残っていません。これまでもいろいろ集めているのですが、実は天文ガイド、SkyWatcher、月刊天文などを見渡しても91-95年のはまだ一冊も持っていないので、一気に揃うのは魅力的でした。


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ついでに天文ガイドの1984年8月号臨時増刊も珍しくオークションで出ていたので落として見ました。こちらは前に勧められて読んだ時も面白かったので今回も楽しみです。

両方ともオーストラリアに行っている際に無事に届いていたようです。まだ帰国した直後で、何冊かだけ読んだのですが、90年台は多分最盛期でとにかく分厚いです。時間のあるときに読んで見て、面白い記事などあったらまた取り上げてみたいと思います。 

2017年4月30日、星を初めてとうとう一年が経ちました。一年間の成果としてこれまでとった写真などをまとめておきます。

追記: 2017/9/20 星雲/星団/銀河、天の川はそれぞれ独立したページに移動しました。



惑星

「木星」

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富山県富山市下大久保 2017/6/4 21:36:31
C8 + Explore Scientific x5 barlow lense + ZWO ASI224MC + Advanced VX 
F50, Shutter 10.00-20ms, 79-49fps, gain 409-460, 20000/40000 frames




「土星」

2017-06-10-1510_0-RGB_rot

富山県富山市下大久保 2017/6/11 00:07:05
C8 + Explore Scientific x5 barlow lense + ZWO ASI224MC + Advanced VX 
F50, Shutter 15ms, 65fps, gain 560, 6000/20000 frames
 




「火星」

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富山県富山市下大久保 2016/7/30 20:51:32
C8 + X-Cel LX 3x Barlow + Advanced VX + ZWO ASI224MC
F30, 5.50ms, 181fps, gain 260/600, 2569/5139 frames




星座


「南十字星とイータカリーナ星雲」

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月8日20時12分(現地時間)
NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 + EOS 60D(新改造, ISO3200, RAW), 露出5秒一枚撮り
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理



「5月の南半球の星座」

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オーストラリア、ハミルトン島 2017年5月11日2時38分(現地時間)
EOS 60D(新改造, ISO1600, RAW) 露出5秒一枚撮り
SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを10mmで使用 
ダーク補正なし、フラット補正なし、Photoshop CC + Nik collectionで画像処理






 

ちょうど一年前の2016年4月30日、娘と一緒に行った名古屋のSCOPIOで衝動買いした20cmのニュートン反射(BKP200)と赤道儀(Advanced VX)から星の趣味がはじまりました。思い返すとこの一年間本当にたくさんのことがありました。

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最初の反射望遠鏡と赤道儀。自宅にて。


最初の一ヶ月くらいはカメラのことも全くよくわからず、当然星のことも全くよくわからず、 本当に試行錯誤で、訳もわからずいろいろ試していました。遠征と称して近くの山に行ったりして、今思うと無理やり感が出まくりですが、それでも天の川が撮れたと喜んでいたのもこの頃です。牛岳で県天のKさんと出会ってから、やっと星仲間に会えた気がして、そこからいろんな人と知り合うことができました。初めて撮った星雲の写真も実はKさんに導入してもらったM17とM27です。自動導入なんかせずに、そのままパッと視野に入れてしまうのでびっくりしていました。

中でも惑星は最初の頃からとても楽しかった対象です。まず最初にやったのはアイピースでの眼視で、木星、土星、火星とそれぞれ違った形と色で楽しむことができました。一番最初、赤道儀の動かしかたがわからず、完全マニュアルで木星を追っかけたのも今ではいい思い出です。木星の縞も土星の輪も火星の赤も、どれも目で見るのは生まれて初めてのことで、その時の感動はとても印象に残っています。同時に、Kさんに見せてもらった細部にわたる素晴らしい惑星と自分の望遠鏡で見たどうしてもボケてしまう惑星では、どうしてこんなに見え方が違うのかに本気で悩んで、これが中古ですがC8の購入につながりました。今思えばKさんのはタカハシの高級機なので当たり前なのですが、あの頃はなんで自分の口径は20cmで大きいのに、細部は小さい口径の方がよく見えるのか、どうしてもわからなかったものです。C8も曲者でした。最初に見た時はボケボケで、手持ちのBKP200にもはるかに及ばなかったのですが、全バラに近い状態で組み直して、清掃調整し直すと、それはそれは見事な像を結び、カッシーニの間隙が眼視で余裕で見えた時は本当に嬉しかったです。それでも一眼レフカメラで撮った惑星に限界を感じ、その時に買った惑星撮影用のCMOSカメラASI224MCはきれいな土星と火星を写してくれて、さらに幸運にも電視という面白い道を示してくれました。

夏ころに一番夢中になったのは電視です。初めての年なので、できるだけいろんなことをやろうと思い、星まつりも原村、胎内、福島と3回参加したのですが、胎内で出会ったHUQさんがやっていた高感度カメラα7Sでとった色付きの星雲にはガーンと頭を殴られたような衝撃でした。そもそも、観望会とかでもやっとした色がついていない星雲を見てしょんぼりして帰って行くお客さんを見て、なんとかして色付きの星雲を観望会で見せることができないかと、ずっと思っていたのですが、それをカメラで実現させてしまっているのです。HUQさんとは夜中まで色々話をさせてもらって、その話がヒントで自宅に帰ってから手持ちのASI224MCと大口径でF4と明るいBKP200で電視(その当時はこんな言葉さえなかったですが)を自宅で試して見ると、余裕で星雲に色がつきます。これは本当に面白くて、その後秋の終わりくらいまでずっと電視に夢中になっていました。

9月にたまたま行ったアメリカの天文ショップの店長のMarkがよく似たことを考えていて、すでに安価なCCDとモニターなどを組んでRevolutioni Imagerと名前をつけて売り出していることはすごく刺激になりました。世界にはやはり同じようなことを考える人がいるのです。Markとはこれが縁で今もちょくちょく連絡を取っています。Revolution Imagerも試しに購入して日本で色々試していたのですが、意外にもその中に入ってたReducerと接続用のアダプターが意外にもすごく役に立ちました。その後スターライトフェスティバルのオークションで手に入れたFS-60Qをエクステンダーを外したFS-60CB状態にし、さらに上記レデューサーを、これまた上記アダプターを使ってうまく焦点距離200mm以下にしてやることで、相当広角で電視が楽しめるようになってから、一気に見ることができる天体が増えました。センサーの面積が小さいため、これくらい広角でないと視野が取れないのです。その後牛岳でAdvanced VXと組み合わせて自動導入で試した電視(その1その2)がすごくパフォーマンスがよく、多くの人と楽しめそうだということがわかりました。

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電視での馬頭星雲と燃える木。
その場でお客さんとこれくらい見えてしまいます。




電視のシステムも大体落ち着いて完成に近づいた11月ころ、やっと写真での撮影に目覚めました。本当に一番最初の頃の5月に写してからは、ほとんどカメラに触っていなかったのですが、やっと本気で撮影をやってみようと思いました。アメリカに行った時に、その当時手持ちの機材が大きすぎて、何も持っていけないことに気づいて、できるだけコンパクトに、海外へも持っていけるような機材を組むということを目標としました。これにはHUQさんの影響も大きく、SWATも購入しましたが、こちらはやっと機材の癖がわかってきたくらいで、まだあまりきちんとした撮影ができていません。それでもFS-60QとAdvanced VXでの撮影はいくつかの撮影をして、画像処理など色々学ぶことができました。オートガイドによる撮影もやっとこの頃始めましたが、これも手持ちのASI224MCを使った安価なシステムです。特に、最初の頃にとった数河高原の空は素晴らしく、その時撮ったM31とM45を越えることが今だにできません。最近、暗い空がどんな高価な機材よりも一番だということが実感できてきました。

富山の冬はなかなか晴れてくれなくて、撮影を始めたのが秋も終わりの11月くらいからなので、なかなか成果が上がっていません。そんな中つい先ごろ行った立山室堂の空は、久しぶりに凄かったです。天の川を堪能できました。立山はまた行く機会がありそうなので、今度は星雲などにも挑戦したいと思います。

惑星の季節も始まったので、去年取りきれなかった木星やADCを使った撮影もまた挑戦したいです。天の川もこれから綺麗になってくるので新星景と呼ばれる手法も試して見たいです。夏の星雲もまだあまり写真では撮っていないので、今年はできるだけ挑戦したいです。特に焦点距離を長くして、系外銀河をもっと拡大して撮ってみることも挑戦したいです。ガイドとかさらに難しくなりそうです。海外、特に南半球でも撮影して見たいですし、観望会で電視システムの威力を存分に試してもみたいです。星の解説はまだまだ経験不足なので、そこらへんも少なくともスラスラ出てくるくらいにはなりたいです。まだまだやりたいことだらけです。


思えばこのブログは夏に入る前くらいに始めました。「ほしぞloveログ」という名前は娘が絶対これがいいと強引に決めた名前ですが、私も気に入っています。人に伝える時に綴りを言わなければいけないのが少し面倒ですが。

最初の4月から1-2ヶ月のことは思い出しながら書いた記事です。元々やったことを忘れないように日記的に書いていこうと始めたのですが、どんどん記事が長くなって読みにくい記事になってしまったことも多々あるかと思います。もちろん自分で過去のことを見て記録がわりに参考にするのですが、他の方もたくさん読んでくださっているということがブログを管理して初めてわかりました。トータルの来訪者は既に5000人を超え、今月の4月はとうとう5000PVを超えました。最近始まった天文リフレクションズピックアップ記事でも何度か取り上げていただいて、ありがたい限りです。小難しいことも書いているせいか、なぜかコメントが少ないのが少し寂しいですが、気楽にコメントいただけるとありがたいです。面白いコメントは家族みんなで見ています。


この一年間本当にたくさんの方にお世話になりました。
  • SCOPIOの店長のKさん。全てはここから始まりました。見学ツアー実現できてなくて本当にすみません。
  • 県天のK会長はじめ県天の皆様。K会長に声をかけてもらってからずいぶん心強かったです。近所のKさんは観望会や雑誌を貸してもらうなど、色々お世話になっています。また今年も観望会やりましょう。同じく近くのNさん、魚美味しかったです。電視やりたくなったら是非ご相談ください。観望会の大きな武器になると思います。
  • 流星研究会に誘っていただいたMさん、Sさん、貴重な機会でとても楽しかったです。学生とも何人か知りあいになることができました。
  • 富山大の天文同好会のM君はじめみなさま、そのうち部室の方も寄らせていただきます。
  • 20年ぶりくらいに連絡を取ったHBさん。いつも色々教えてもらってありがとうございます。まだまだはるかに遠い目標の一人です。
  • HBさんに胎内星まつり紹介していただいたTaさん、Taさんに紹介していただいて電視のきっかけになったHUQさん。HUQさんの自宅にまで押しかけてしまいました。HUQさんとの議論はいつもとても面白いです。Taさん共々また星まつりでお会いしたいです。
  • 星まつりで学生として知り合って、今ではスターベースの店員さんのS君。またお店に行った時はよろしくお願いします。店長さん共々福島のオークションではとてもお世話になりました。FS-60Qは今では心の友です。
  • 電視関連でいろいろお世話になったKYOEIのMさん。福島のスターライトフェスティバルでは娘共々本当にお世話になりました。CDにサインしていただいたオオザカレンヂKEISUKEさん、娘がまた歌を聴きたいといっています。
  • シュミットのHさん、この間名刺をもらって初めて名前を知りましたが、いつもお世話になっています。毎回お店に行くと面白い人と会えるので楽しみです。ステライメージのSさんもまたお会いしたい方の一人です。
  • 飛騨コスモス天文台のYさん。観望会また楽しみにしています。息子のSukeがまだ始まらないの?といつも言っています。Oさん、望遠鏡の調子はどうですか?5月の観望会でまた話を聞かせてください。
  • Yさんつながりで紹介していただいたAさんはじめ惑星研究会の方々、特にMEADEの大型の反射鏡を譲っていただいたKさん。本当にありがとうございました。そろそろ惑星をまた始めようと思っています。MEADEがどれくらい見えるのか楽しみです。
  • 大長谷に誘っていただいた県天のYさんと、いつもの仲のいいメンバー。快く仲間に入れてくださいましてありがとうございます。
  • 自宅のドーム見せていただいたOさん、いつも惑星すごいです。また寄らせてください。
  • 立山でご一緒させていただいたFさん、カメラの話また聞かせてください。
  • まだお会いしたことはないですが、大好きな天文リフレクションズのkojiroさん。2回もピックアップに取り上げていただいて本当に嬉しい限りです。
他にも書ききれないくらいたくさんの方にお世話になり、同時にこの一年たくさんの方と友達になることができました。この歳で新しい友人ができることはあまりないのですが、この一年間はそういった意味でもすごく世界が広がった一年間でした。まだまだこの趣味は当分続きそうなので、皆様これからもよろしくお願いします。

 

木曜の夕方、先日記事を書いた自動導入の誤差補正のテストの準備をしていると、すぐ目の前に住む、同じ県天メンバーのKさんがやってきました。Kさんは天文歴50年の大ベテランの方で、昨年の夏に近所のお寺に子供達を集めて観望会をやられた方で、私が県天に入った5月ころからちょくちょく付き合いがあります。実は近所なので子供(Kさんから見たら孫)同士が仲がいいというのもありますが。

極軸合わせとか準備をしながら「最近昔の80年代の天文ガイドを手に入れたんですよ」とか話していたのですが、もしかしたらこのブログを読んでくれていたのかもしれませんが、なんと先日のコメントでHABさんから教えてもらい、読みたいと思っていた臨時増刊号を、土曜日の夜にわざわざ何冊か持ってきて貸して下さいました。

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1961年5月号臨時増刊の「イケヤ・セキ彗星写真集」1985年2月号臨時増刊の「STAR WATCHNG」、同じく1986年8月号臨時増刊の「ハレー彗星記念号」です。3冊ともすごく濃いです。

特に、1985年2月号臨時増刊は天体望遠鏡20年史という記事が35ページほどあり、1965年から1984年頃までの雑誌の内容がダイジェストになっていて、手に入れた80年代の本誌と比べることで、色々と楽しむことができました。さらにその記事の中にある東京天文台の富田氏による記事が、当時の裏事情なども含み、すごく興味深かったです。その中で、機器の評価記事についての記述がありました。前回のこのブログの記事で、機器の評価記事が少ないと書いてしまったのですが、どうやら創刊当時から1970年代までは相当の評価記事が載っていたようです。途中でその連載も無くなってしまい、80年代に入ってからはあまりさかんに評価記事が乗らなくなったのが、私が勘違いした原因のようです。評価記事を辞めた理由の一つに、「簡単なテストでは文句がつけられないくらい各社の望遠鏡の性能が良くなった」とありました。旧御三家の話でもあるように、おそらく今の時代からは想像ができないくらいの見えにくかった望遠鏡が存在していたのでしょう。それが短期間のうちに格段に性能が上がっていったという時代があったのだと思います。今の人たちはそういった時代のことは知らなくてもいいのでしょうが、それでも一度は見えなかった時代の望遠鏡を覗いてみたいと思うのはおかしいでしょうか?

ハレー彗星記念号は「いっちまったハレー彗星」で大笑いしました。ちょうどKさんから「ハレー彗星は小さかった」と聞いた直後でしたので、さらに面白かったです。私自身はその頃中学生でこの目では見ていないのですが、当時の流行の歌にもなぜかハレーというフレーズが随所に出たりで、随分と盛り上がっていた印象はあります。でも記事を見ると、「見たという安心感はあるけれど、あまり感激がなかった」というような内容で、一般の人が見た印象はやはりそんなもんだったのかということがよくわかりました。多分ですが、星雲と同じで、写真とアイピースでの観望は違いがありすぎるんですよね。実際、写真も雑誌に入選したのは数千枚のうちの100点満点で、120点ではまだダメで、たまたま200点を取ったごくわずかのみが載ったとのことでした。その写真と比べたら流石に眼視では辛いと思います。それでもあれだけ盛り上がったのは、マスメディアの力恐るべしといったところでしょうか。


さらに日曜日の夜、家族での外食から帰ってきたら玄関に今度は星の手帳の80年から82年のものが9冊置いてありました。またKさんだとすぐにわかりました。私も星の手帳は1冊だけもっていますが、随分と研究志向の強い雑誌というのが印象です。こちらもまたじっくり読まさせていただきます。

Kさんどうもありがとうございました。



 

手に入れた80年代の天文ガイドの60冊のうちのやっと3分の2くらいを読み終えました。その中で面白かった記事を少し紹介します。



CCD

1984年10月号にCCDの特集がありました。そのときカラーページに乗っていた写真が以下のものです。

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もちろん今のCCDとは比べるまでもありませんが、記事を書いた方が当時の宇宙科学研究所の方なので、その当時の研究レベルでも最高に近いものだっただろうことが記事を読んでいるとわかります。今で言う「画素」のことを「絵素」と呼んでいたりしているのも違うところです。384x490絵素を256~1024段階で記録というので、19万画素を8bitから10bitで記録していることになります。でも写真を見る限り、各色8bitとも思えないのですが、もしかしたらデータの方は8-10bitで取っていても当時のモニター状況を考えると表示の色のほうが追いついていなかったのかもしれません。データストレージは900キロバイトの半導体メモリとフロッピー2台になんとハードディスク1台を備えていたそうです。1984年なので相当豪華な部類です。それでもここから見ると、CCDは30年間ですごい進歩を遂げたことになります。コンピュータの進化によるところも大きいでしょう。現在はリアルタイム動画で星雲に色をつけることがやっとできるくらいになりました。今のCCDがさらに進化するとどうなるのでしょうか?どんどん感度が良くなって、今やっている電視みたいなのももっとすごいリアルタイムで綺麗に見えるように成るのでしょうか?今から30年後が楽しみになってきます。



84年7月号質問コーナー

「ちかいうちに銀河系の中で、超新星の爆発は見られるでしょうか?」 

という質問があったのですが、その答えが「私たちはケプラー以来久しぶりの超新星爆発を目の当たりにする幸運にめぐまれるかもしれない。しかしもう少しというのは10万年くらい先のこともありうる。」

とありました。これからわずか3年も経たないうちに、すぐ隣の大マゼラン星雲で超新星爆発が起きたのです。この超新星爆発によるニュートリノ検出で日本はノーベル物理学賞を受賞しました。我々の銀河ではありませんが、近傍の銀河で超新星爆発が起こるのは数百年に一度程度と言われているので非常に珍しい現象です。この質問コーナーでの答えが見事に当たったことになります。



84年11月号: 流星会議

昨年出席させていただいた流星会議の記事がありました。84年の記事ですが、タイトルは「若い人の集まった流星会議」だそうです。その中に年齢が具体的に書いてありました。10代が62人、20代が88人、平均年齢22.8+/-7.8歳だそうです。私が出席したのはこの記事から32年後の流星会議になります。平均年齢は何歳位になったのでしょうか?まさかそのまま22+32で55歳ということはないですが、私は今40代でおそらく出席者の中では若い方でした。それでも学生も何人かいました。確かに他の娯楽もたくさんあるので、星以外に興味が行くのもわかりますが、それにしても今の天文に若い人にアピールする魅力は無くなってきているのでしょうか?観望会をやると目を輝かせながら星を見ている子供が多いのが救いです。



連載

80年代初頭から80年代半ばにかけて、パソコン、当時の言葉で言うと「マイコン」を使った天体現象の計算プログラムの紹介が多くなってきます。今では懐かしいPC-6001やMSXで連載がされていました。私も小学生のころPC-600mkIIをしゃぶり尽くしていたので、天文の方でこれだけ使われていたのは感慨深いです。



広告
昔は眼鏡屋さんで望遠鏡を扱っていたのですね。眼鏡屋さんの広告がたくさん出ていました。確かに光学部品という範疇では変わりありませんが、今では望遠鏡を扱っている店自体が少なくなってきてしまっているので、隔世の感があります。


冊子がどんどん分厚くなってきています。広告も増えていますし、記事の中身も多岐に渡ってきています。60冊のうちあと残り3分の1くらい、頑張って読みます。
 

(その3)に続きます。 

現在使っているCMOSカメラはZWO社のASI224MCですが、さすがに一つだと足りない時が多くなるようになってきました。

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現在機能としては「惑星撮影」「電視観望」「電子ファインダー」「極軸調整」「オートガイドカメラ」と一台で5役を兼ねているので、確かに数が足りないというのも致し方ありません。特に、電視観望と電視ファインダーでは必要な焦点距離が違うため一つでは同時に使えない、撮影時にはガイドにCMOSカメラを使うと電視ファインダーとして使えなくなるなど、二つ持っておくといいことがあるケースが増えてきました。


まず現在手持ちのCMOSカメラに関わらず、目的別に必要な機能をあげてみると
  • 惑星撮影: フレームレート、感度
  • 電視観望: 感度、長時間露光
  • 電子ファインダー: 
  • 極軸調整: 
  • オートガイド: 感度、解像度
といったところになりますでしょうか。電子ファインダーと極軸調整はそれほど高い要求がありません。また、惑星撮影と電視観望は露光時間に関してはある意味逆の機能を必要としていますが、両方とも高感度を必要としているところは共通です。


ASI224MCはフレームレートと感度は得意ですが、逆にセンサー面積は小さく、解像度は良くないです。ASI224MCと比較して、2台目のCMOSカメラを考えたときに、目的別に新たに期待したい機能は
  • 惑星撮影: 裏面照射、解像度
  • 電視: 解像度、センサーの面積
  • 電子ファインダー: 
  • 極軸調整: 感度、
  • オートガイド: 解像度 
センサーの面積は実はすごく欲しい項目の一つです。SONYのα7Sと比べて電視でどうしてもできないことの一つが、広角で焦点距離の長いレンズを使って画面に溢れ出んばかりの恒星を写すことです。

逆にいらないもの、かえって邪魔になっている機能としては
  • 惑星撮影: 長時間露光
  • 電視観望: フレームレート
  • 電子ファインダー: フレームレート
  • 極軸調整: フレームレート
  • オートガイド: 
 フレームレートを欠点とて挙げたのはUSB3という意味で、ケーブルが太いことと、Wi-Fiの2.4GHzにノイズを与えることです。


以上の点を考えて、次のCMOSカメラの候補を考えると

  1. ASI178MC: 解像度が高い。面積が1/1.8インチと広い。14bitADC。裏面照射。
  2. ASI174MC: 面積が1/1.2インチとかなり広いが、解像度は多少良くなるくらいでこれまでとあまり変わらない。グローバルシャッターというのが特徴。
  3. ASI185MC: 面積が1/1.8インチと広い。解像度は多少良くなるが、これまでとあまり変わらない。
  4. ASI290MC: 惑星撮影のため。裏面照射。解像度は多少良くなるがこれまでとあまり変わらない。面積は1/3インチだったのが1/2.8インチとほとんど変わらない。
  5. ASI290MM: 惑星撮影のためさらなる感度向上。裏面照射。ただしモノクロのため撮影の手間はかかる。電視観望はモノクロのため色付きではできない。


感度の点からSONYセンサーに限定しました。また、QHYCCD社のQHYシリーズもあるのですが、マウントやレンズアクセサリなどの使い回しも考えて、ZWO社に限定しました。

これだけ見ると、惑星撮影重視ならASI290でカラーかモノクロかは最終画像を撮るか手間を取るかで考えればいい、電視重視ならASI178MCになりそうな感じです。ところが、実はなんだかんだ言って一番重要な感度をもう少し考えてみます。ここにSONYが提唱する新たなSNR1sという指標があるのですが、一言でいうとどこまで暗い光でものが見えるかという非常にわかりやすい値になっています。

このページを信用すると、なんとASI224で使われているIMX224センサーが0.13ルクスで圧倒的に暗い光まで見えます。意外にも次にいいのがASI185に使われているIMX185で0.20ルクスで、どちらも裏面照射ではありません。次がやっと裏面照射のASI290のIMX290で0.23ルクス。ASI178用のIMX178は裏面照射ですが、0.46ルクスでASI224の3倍から4倍です。これは単純に言うと露光時間が3倍から4倍かかることを示しています。いま電視でだいたい10秒くらいで露光していますが、これはすでにリアルタイム性を損ねるくらいすでに長い時間です。これが3倍とかの30秒になると、おそらく待つのに耐えられないでしょう。それならば面積を多少なりとも広くすることだけを考えて、ASI290よりも感度がいいASI185MCが候補に上がってきます。ただし、ASI178MCの14bit ADCが意外に電視でも淡いところの階調の見え具合に効いてくるかもしれません。ここら辺は賭けですね。

値段的にはASI174MCが7-8万円と多少高いくらいで、他の機種は4-5万円と大差ないです。

うーん、迷います。またしばらく考えます。でも、迷って色々考えてる時が一番楽しいんですよね。


星雲星団撮影まで考えると、ビット数、冷却、解像度などが欲しくなりますが、値段が跳ね上がるので今回は考えないことにしました。今の所はカメラで十分かと思っていますが、そのうちに撮影目的で欲しくなるのかもしれません。

1. 最初に買った機材

あくまで自分の経験の範囲でしか言えないので、一個人の感想レベルで聞いてください。最初に購入したBKP-200は口径200mmのニュートン反射なので、値段の割には十分に見ることができます。電視観望でも十分に使えます。撮影するにしても、星が流れるとかを気にしなければ、星雲をあぶり出すだけなら十分できます。値段も後から考えると安価な部類に入るものなので、そういった意味では最初に購入するものとしては、偶然にしては良かったのかもしれません。

鏡筒は多分趣味が高じていけば、より良いものが欲しくなりますし、中古などで安く入手する手段もわかって来ますので、そのうち鏡筒の本数だけが増えていきます。それよりも赤道儀の方を良いものを選ぶ方が大切です。私はCelestron社のAdvanced VXを選びましたが、自動導入も付いていて十分実用になるので、値段の割には満足しています。それよりも実際に良かったと思った点は、世界的に見ても売れているので、各種ソフトなどの対応に全く不安がないということです。Stellariumを使った自動導入などもASCOMに対応しているので、後から色々楽しむことができます。精度はもちろんタカハシなどの方がいいのでしょうが、最初に買うものとしてはちょっと手が出ませんでした。


2. 機材の重量

もう一つすごく重要なことですが、機材が重いと多分自分が思った以上に気が重くなることです。気合いの入っている一回、二回はいいのですが、重いとセットアップが疲れる、面倒臭い、眠い、寒いなど、機材を出したくなくなる要素が意外に大きいのです。私も今は星が面白くてしょうがないのですが、それでも一番稼働率がよかったのがFS-60CB (FS-60Qからエクステンダーをとって、さらに軽くした状態、焦点距離370mm) をManfrotteのカメラ三脚に載せた相当軽い状態で電視をしていた時でした。玄関に組んだ形で置いておき、少しでも星が見えるとほぼ毎日空を見ていました。この三脚を、自動導入が欲しくてAdvanced VXにしただけて、一気に稼働率が落ちた覚えがあります。軽い機材というのはある意味長続きさせるコツの重要な要素だと思います。


3. 鏡筒の焦点距離

ただ、一台の鏡筒だと焦点距離の種類も限られるので、やはりターゲットに合わせて何通りかの焦点距離が必要になってきます。私はこのことが最初なかなか理解できないでいました。よく初心者をターゲットにした倍率が高いだけの望遠鏡は良くないと言いますが、そのことは理解できていたのですが、焦点距離の長いだけの望遠鏡も初心者にとっては意味がないということはなかなか理解できませんでした。なので最初の購入時、焦点距離800mmのBKP200と焦点距離2000mmのEdgeHD800を迷ったりしたのですが、さすがにこれはスコーピオの店長さんに止められました。

今なら最初は星雲を楽しむためにできるだけ焦点距離の短い600mm以下の鏡筒を購入し、惑星の撮影がしたくなったら、焦点距離2000mm以上で、口径のできるだけ大きいものを次に買うというようにすると思います。ですが無知というのはおろそしいもので、BKP200の次に購入したものが、結局EdgeHD800と同系列のC8でした。これは中古でBKP200よりもはるかに安価だったので、気楽に改造などできて惑星撮影も結構楽しめました。ただし、突き詰めていくともっと大口径のものが欲しくなります。

でも最初ってよくわからなくて、星雲も惑星もどれも見たいと思ってしまうんですよね。さらに私もそうだったのですが、撮影もしてみたいと平気で言ってしまうのです。なので天体ショップの店員さんは、後で潰しの効くそこそこの入門用の屈折を勧めるのかと思います。これでも土星の輪を見るくらいまでなら十分できるのですが、カッシーニの間隙をはっきり撮影するとかまで考えるとやはり限界があります。


4. ステップアップの一例

これは完全に個人的な意見なのですが、今主力で使っているFS-60Qは眼視全般、電視、星雲のかなりのレベルの撮影までこなせる相当まともな部類の鏡筒で、口径が小さいこともありタカハシの中では一番安価な部類で、しかも軽いです。なのでコストパフォーマンスはとてつもなくいいと思います。それでも性能を引き出そうとすると、初心者ならなおさらですが、できれば自動導入のある赤道儀の方が楽なので、鏡筒と赤道儀を合わせたらこれだけでも普通の人から見たらとんでもなく高価なものになるのかと思います。

FS-60Qでできないことの一つは惑星の撮影です。口径も焦点距離も全く足りません。アイピースで見るだけなら、あまり大きくは拡大しない方がいいですが、適度な倍率ではキレッキレの、ムチャクチャ綺麗な土星や木星が見えます。ただし撮影は別です。

惑星の撮影は口径の点から反射型の方が有利で、鏡筒の長さや重さからシュミットカセグレン方式が人気があります。私も使っているCelestron社のC8も人気がありますし、世界的には同社のC11やC14で成果が上がっている例が多いです。C11は口径11インチすなわち25cm程度、C14は口径30cm以上なので、個人で普通に扱うぶんには十分過ぎるくらい大きくて重くて、このくらいが限界なのでしょう。私はMEADE社の25cmを譲ってもらったのですが、これとてすごく本格的で、まだまだ準備不足で、春までになんとかしたいと思っているくらいです。

もう一つの別の手段が、詳しい人を見つけて、本当に安価な、中古でもいいので入門用の屈折型望遠鏡を買うことです。詳しい人に聞きながら、これで十分に楽しめて、趣味として続きそうならば、次のステップに進めばいいのかと思います。でも、この方法の欠点は、月を見てすごく興奮して、その後恒星をみてどれも同じかと思ってしまって、惑星を見てちょっと面白くて、頑張って星雲を見て図鑑とかで見る写真とあまりに違ってがっかりして、最後は続かなくなってしまう恐れがあることです。

やはり土星はカッシーニの間隙まで見えたほうが楽しいでしょうし、星雲は色がついていた方が当然面白いでしょう。そのためにはやはり撮影などする必要が出て来ます。星雲に色をつけるだけなら、今なら電視という手もあります。これはこれで少し敷居も高いのですが、電視なら入門用鏡筒でも十分楽しめると思います。自動導入付きの赤道儀があるとより楽しいので、そのぶん敷居は高くなります。

ステップアップの順序として、電視、自動導入と機材を充実させていくのは悪くない手だと思います。いずれにせよ、退屈しないうちに撮影ができるくらいの機材にステップアップしていかないとなかなか続かなくなるかもしれません。

そのためのアドバイスとして、詳しい人と一緒に楽しむというのは一つの手だと思います。詳しい人はだいたい機材も余っていることが多いので、初心者にとっては意外なほどいい機材を安価で譲ってもらうということもよくある話です。


5. より深い世界へ

この趣味は天井知らずで、贅沢を言ったらはっきり言ってきりがありません。色々工夫して安価に楽しむ方法もある一方、トンデモなくお金をかける方法もあります。究極的には個人で天体ドームを持ってしまうことなどでしょうか。そんな両極端でなくても、色々な種類、色々な性能の機器が各社からたくさん出ています。これらをゆっくりと選ぶこと自体も楽しみの一つですし、じっくり考えて選んだ機材は必ず愛着が湧くものです。

また、いくらいい機材を持っていても、光害やシンチレーション(空気揺らぎ)の少ない素晴らしい星空には、結局は勝つことができません。田舎から天文ショップに行くことは遠いので大変なのですが、光害のない都心から離れたところに住んでいるというのは、それだけで高価な機材を買うよりはるかに価値があることのなのです。環境のいい星空を求めて海外へ行く人たちもいます。

いずれにせよ、趣味の世界でのことなので、自分ができる範囲で、無理をせずに、楽しみながらやるのが一番かと思います。




 

2016年5月に天体観測を始めました。その頃の試行錯誤の記事を、これまでの経験を踏まえて、まとめてみました。これから天体観測を始めたい方への参考になれば幸いです。


1. 天体ショップ で買った鏡筒赤道儀

星に興味がある方は天体ショップをのぞいてみるといいです。敷居が高いのも事実ですし、どの機材がいいのかも最初は全くよくわからないと思います。実は私も、何年か前から出張で秋葉原に寄る機会があるときに2、3度スターベースをのぞいたことがありました。しかしながら、恥ずかしいことに何もわからないので店員さんと会話することもできなくて、そのまま出てきたりしていました。もし星に興味があるのなら、勇気を出して店員さんに話しかけてみる方がいいと思います。基本的に店員さんは星好きな人ばかりです。色々教えてくれると思います。その場では購入しなくても、それがきっかけで色々調べ出し、その気になってそのうちに購入に至ってしまうかもしれません。
 
娘と一緒に、春にスコーピオに最初に顔を出した時も、まだ望遠鏡をしかも赤道儀とセットで購入するなんて考えてもいなかったです。今だからこそ、軽いのと撮影で有利なので、小口径の素性の良い屈折型鏡筒の良さがわかるのですが、当時は単純に光量が多くなる大口径の鏡筒がいいと思い込んでいました。多分店長さんはVixenの屈折とか勧めていたと思います。でも聞く耳を持たずに購入したものは口径が200mmもある反射型のSkyWatche社のBKP-200でした。

気軽に始める趣味としてはすごく高価な買い物で、当時は清水の舞台から飛び降りる気持ちで赤道儀やアイピースと合わせて購入したのですが、これがきっかけとなって、これまですごく楽しく続けてこられているので、今思うといい買い物だったと思います。でも、もし今の知識と経験を持って最初に買うとしたら、間違いなく現在主力で使っている、無茶苦茶稼働率の高いタカハシのFS-60Qです。ただ、これはニュートン反射もシュミットカセグレンも実際に使ってちょっと満足した後での意見なので、特に自分の手で触ってからでないと納得できない人には、受け入れられない意見かもしれません。

(機材の選定についても少し書いていますので、よかったらその2を見てください。)


2. 遠征とその準備

望遠鏡を手に入れたら、早速組み立てて、夜になったら観望です。最初慣れるまでは自宅のそばの空でもいいので、まずは色々触ってみてください。慣れて来たら是非とも暗い空を求めて遠征をお勧めします。多分最初は望遠鏡そっちのけで満天の星空に夢中になることでしょう。望遠鏡の操作は結構練習しておいても、暗い中なのとあまりに多い星の数で、最初は多分うまくいかないものです。気にせず試行錯誤を楽しむくらいの気分でいた方がいいと思います。それよりも、街中とは違うよく見える星空の素晴らしさを存分に楽しんでください。特に冬は寒かったりするので、くれぐれも準備は怠らないように。もし双眼鏡を持っているのなら持っていくといいかもしれません。高価なものでなくていいです。高倍率なものよりも、むしろ低倍率のものがいいです。望遠鏡で見えなくても、双眼鏡だけでもこんなに見えるのかと、十分満足できると思います。何回か遠征するうちに足りない機材などもわかってくるでしょうし、望遠鏡の操作にも慣れてくると思います。


3. カメラ撮影準備星景写真

もしカメラが用意できたら夜空を撮影してみるのもいいでしょう。私の父親がフィルム時代カメラが大好きだったのですが、それに反発してなのかこの趣味を始めるまで全くカメラに興味がなく、最初は何もかも手探り状態でした。購入したのは一眼レフですが、その中でも一番安い部類の入門用のものです。それでも最初に星が写っただけで大喜びだったことをはっきり覚えています。その後、星雲の写真なども色々撮ったのですが、この時の最初に星が撮れたというインパクトがなぜか未だに一番大きいです。この時の経験をもとに簡単な撮影方法など少しまとめてあるので、参考にしてみてください。ここからしばらくは望遠鏡よりもカメラの方が楽しかったです。実はこの時まで天の川をはっきり見たことはなかったので、写真に撮る天の川がはっきり見えるということがとても嬉しかったです。

4. 天体改造カメラ

最初改造カメラの必要性がなかなか理解できないでいました。通常、カメラは赤外線を写さないように、赤外線をカットするフィルターと呼ばれるものが入っています。星雲は赤外の光を出すので、星雲を撮るときは赤外線も写すことができる、フィルターを外した改造カメラの方がきれいに撮れるということです。ただ、改造を専門店に頼むのは少し敷居が高いことも事実なので、私は中古の改造済みのカメラを安価に手に入れました。ただ、このお店はつい先ごろ閉店してしまいました。ここでは後にもう一台改造済みカメラを購入しているので、こういったお店がなくなってしまうのは非常に残念です。ヤフオクなどでも「天体 改造 カメラ」などで検索すると安価なものがたまに出ています。


5. 直焦点撮影による星雲撮影拡大撮影による惑星撮影

望遠鏡の操作と、カメラの操作に慣れてくると、次は望遠鏡にカメラを取り付けての撮影となります。最初にためすのは直焦点撮影と呼ばれるものかと思います。これで星雲などは綺麗に撮ることができます。ですが、焦点距離の短い鏡筒だと、惑星や小さな天体などを写すのは難しいので、拡大撮影と呼ばれる方法が必要になります。


6. 機材のメンテナンス: 光軸調整改造など

反射型望遠鏡は光軸が狂うことがあるので、光軸調整をする必要があります。 また、使いやすいように改造などをして行くことも楽しみの一つです。私はモーターフォーカサーをつけてみました。こう言った改造を進めていくことで、どんどん使いやすくなり、機器に愛着が湧いてくることでしょう。


7. 次の機器へ

 このころになると、一本の鏡筒では満足できなくなってくるかもしれません。アイピースによる眼視の場合は、アイピースを取り替えることにより、倍率を変えることができるのでいいのですが、直焦点撮影だと鏡筒の焦点距離が決まっていると画角が決まってしまうので、対象の天体もある程度決まってしまうからです。焦点距離を変えるには、焦点距離を伸ばすことができるバローレンズや、逆に短くすることができるレデューサーを使うなどもあります。収差などが気になり出すと、バローレンズやレデューサーの性能も気になり出すことでしょう。口径や、重量など色々変えたいところが出てくると、次の鏡筒に目が映るようになるのかもしれません。ここまでくるともう趣味として相当楽しんでいると言っていいのでしょう。

予算が限られている場合は、オークションサイトなどを覗くのもいいかもしれません。いい機材は人気も高く値段が下がらないこともあります。また状態が悪いものに当たる場合もあります。でも、自分にあったすごくコストパフォーマンスがいい機材に当たることもありますので、うまく利用するとより応用範囲が広がっていくのかと思います。

また、星まつりでも普段の値段では考えられないような特価品が出ていることもありますので、一度のぞいて見るのをお勧めします。星が楽しくなっていたら、星まつりは面白くてたまらないと思います。私は今年は夏から秋にかけて3回泊まりがけで星まつりに参加しました。子供も大喜びなので、家族サービスも兼ねて参加するのもいいと思います。


その2、機材選定に続きます。
 

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