ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: まとめ


2024年4月22日、前日の金曜夜から実家の名古屋に来ていて、土曜のこの日は結構時間があります。というわけで、名古屋観光に出かけることにしました。といっても、観光名所を検索してもさすが地元なのでほとんど知っているところばかりです。まあ、いつものコースになりました。


地下鉄で

まずは自宅を車で出て、名城公園に向かいます。公園周りの道は土日は駐車可能になるので、ここに車を止めて地下鉄に乗るのですが、この日は少し出遅れて、9時半頃には駐車可能な道はほぼ車で一杯でした。駅からかなり遠くしか空いていなくて、歩いて10分以上かけて地下鉄の駅に向かいます。

土日は地下鉄と市バスが乗り放題の券が割安で買えるので、観光にはとても便利です。平日も使える地下鉄のみ乗り放題より安いのですが、その平日の高い方も同時に売っているので、買うときには注意が必要です。

地下鉄で上前津に向かいます。
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定番の大須商店街をぷらぷら歩きます。招き猫が出迎えてくれます。
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マイコン少年だった私は、小学生の頃からこの大須界隈によく来ていました。上前津から矢場町あたりにマイコンショップが何軒もあり、北区からわざわざ自転車を走らせ名城公園の坂を駆け上がり、一時期毎週の如く通っていました。招き猫があるあたりも昔は安いショップがあり、もう店名も忘れてしまいましたが、ビルだけは残っていて地形が当時を思い出させてくれます。大学生になって秋葉原に行くまでは、ここ大須一体が私にとっては一大電気街でした。宣伝で流れていた「♫ラジオセンターアメ横ビル、カモン!」というフレーズはいまだに覚えています。


思い出のコンパル

今日大須に来た目的の一つは、コンパルに行くこと。コンパルはまだ小さい子供の頃に家族に連れられて行った、名古屋ローカルのファミレスの走りみたいなものです。今調べたら1947年に大須で開業だそうです。ウチは近くの浄心店に行っていたのですが、そこはもうなくなってしまっています。昔はレストランだったイメージですが、今はサンドイッチがメインで、あとは飲み物くらいのようです。実家に帰って母にコンパルがサンドイッチがメインだったと話したら「えっ?なんで?」とかいう反応だったので、多分私の記憶違いでは無いと思います。浄心店は洋食とかがあったのかもしれません。

さて今回頼んだのは名物のエビフライサンドとアイスコーヒーです。アイスコーヒーはちょっと変わっていて、氷の入ったグラスに濃いめの熱いコーヒーを自分で注ぐものです。今でこそコンビニやファミレスの飲み放題でこのタイプはありますが、喫茶店でこの形式はあまりなさそうです。どうやら砂糖を入れるときに溶けるように熱いまま出すというのが目的みたいです。
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エビフライサンドを食べていると、他のお客さんがモーニングを頼んでいました。しまった、飲み物プラス150円でハムチーズサンドが食べられたのでした。メニューの裏面に書いてあったので気づかなかったです。名古屋はチェーン店でもモーニングがあるのを忘れてました。でもエビフライサンドは名物と書いてあるし、美味しかったし、まあよしとします。


カモン赤門

店内は結構混んでいたので長居もせずに出て、そのまま大須商店街を歩きます。アメ横ビルを少しのぞき、まんだらけはまだ空いていなくて、第2アメ横ビル方面に向かいます。途中に変わった形の信号機があります。
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なんでもUFO型とよばれているらしいのですが、第2アメ横ビルに通うようになって気づいたので、相当昔からあるはずです。第2アメ横ビルができたのが1984年ということで、オープン当日のことを朧げに覚えています。少なくともそれ以前からある信号機で、調べたら1975年に設置だそうです。いまでは名古屋はこの1台で、あとは仙台に何台か残っているだけだそうです。

この信号があるのは大須の赤門通というところなのですが、通りを歩いているとテーマソングの「カモン!A・KAMON!!」が聞こえてきます。ローカルアイドルグループなのでしょうか、2015年のことみたいです。この歌の中にも出てくるのですが「アメ横あるけど、東京じゃない赤門!」とかなり東京を意識しています。東京のアメ横はアメヤ横丁というのは昔から聞いています。そういえばアメ横ビルの名前の由来は昔から気になっていたので調べてみたら「上野のアメ横のごった返している雰囲気にしたくて名付けた」というような話が見つかりました。なんと!本当に東京から名前を取っていたようです。

第2アメ横ビルでは、まだ回路部品を扱うパーツ屋さんが何軒か残っていました。
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昔は第1アメ横ビルも第2アメ横ビルも、こういったパーツ屋さんがたくさんありましたが、もうかなり数が少なくなっています。頑張って欲しいです。名古屋は大須以外にも何軒かパーツ屋さんが点在しているようです。


プラネタリウム

そのまま歩いて北上して、次の目的地の科学館に到着です。
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まだプラネタリウムの席は空いていて、すぐ次回の12時40分の回のチケットを取ることができました。あまり展示を見る時間もなく、すぐにプラネタリウム内に入場です。
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投影中はスマホの電源を切りますが、投影前はシャッターチャンスです。
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投影機本体にも「Carl Zeiss」の文字が!

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コントロールパネルもかっこいいです。

名古屋市科学館のプラネタリウムは、基本生解説です。その日の空の夕方の月が残っているところを映し出して始まりました。この日は上弦の月を過ぎたくらいで、月が出ている時と月を無くした場合で夕方の星の見え方が変わる様子を見せてくれました。

その直後の「それでは、このまま夜を迎えましょう」という解説員の方の台詞が妙に身に染みました。本当の夜空を見ながらの夕方では時間がかかるので、こんなセリフにはならないはずです。ドラマとか映画であるかもしれませんが、時間の経過を感じさせてくれるものではありません。このセリフとともに夜を迎えることができるのは、プラネタリウムならではで、本当に「このまま夜を迎える」ことを体感できるのです。

プラネタリウムのいいとことは、明るい街灯りがあるところの星空から一転暗いところの星空になり、星で一杯になるところです。子供の頃からこの演出にいつもワクワクしながら見ていて、今もその切り替わる瞬間が大好きです。逆に本物の星空ではこんなことはできないので、プラネタリウムならではなのかと思います。さて、今回のテーマはおとめ座。途中おとめ座銀河団が出てきます。あ、撮影したところだ!と思いながら見ていました。夢のような時間はあっという間に終わり、朝を迎えます。


科学館の天文展示スペース

プラネタリウムの後、天文スペースの見学です。一番好きな望遠鏡の光路を見せる展示の写真を載せておきます。
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あと、漏斗状の形の曲面上を小さな鉄球がぐるぐる回って、最後は中心に落ちる装置です。ここでは「惑星の動きと万有引力」と書かれていますが、なんていう名前なのでしょう?これも小さい頃から好きな大好きな装置で、いつまで見てても飽きることがありません。ニュートンの力学では質量を持ったもの同士が互いに引き合うというように説明されるのですが、この装置はアインシュタインの相対性理論で大質量の恒星が周りの場を歪ませ、惑星がその縁を回るというイメージを説明するのに使われたりもするようです。

前回科学館に行ったのは2022年3月のことで、約2年ぶりになります。


いくつか新しい装置もあるようです。詳しい方に少し解説していただきながらが聞いたので、より理解が深まります。せっかくなので、ここで紹介したいと思います。

まずは分光観測。実際に天体観測で使われていた分光器で、赤とか青とか白の恒星を再現しその分光スペクトルを見ることができます。恒星の光を再現する光源を探すのが大変だったようで、赤がわかりやすいですが、光源としては青が難しかったそうです。
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次はデジタル式のプラネタリウムの走りで、1983年の昔からこんな方式が実現されていたとのことです。PCの画面を巨大な魚眼レンズで投影します。それを操るPCやグラフィックボードも見ものです。真ん中上部に見えるPCは1983年だと流石に豪華すぎで、1990年台のものだということです。
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ここの隣の装置では、複数台のプロジェクターをどうやって継ぎ目なく天球型のスクリーンに投影するかの解説がされています。以前はプロジェクターの投影時にプラネタリウム投影器の影が映ってしまっていて影を無くすために投影器ごと下に下げていたそうなのですが、パノラマの投影システムでは向きを少しずらして斜めに投影することで、光学式の投影機が出ていても影が映らないようになっているとのことです。最近では市販のプロジェクターに魚眼レンズを使って星を投影することも、小型ドームで行われているようです。

続いては、小牧隕石。これはすでに前回来た時もあったようですが、あまり気にしていませんでした。小牧市のとある民家の屋根に落ちた隕石ですが、屋根に当たって跳ね返れり、カーポートの屋根に向かったとのことですが、セキスイハイムの屋根が頑丈だったために、突き抜けずに怪我などなかったとのこと。セキスイハイムはこのことを「隕石に負けない屋根」とかいってもっと宣伝してもいいのかと思います。

その隕石の屋根とカーポートにあたり地面に行くまでの軌跡が、64分の1のジオラマで再現されています。64分の1のミニカーがまずありきで、それに合わせて家のモデルをメーカーに作ってもらったので、かなり正確なものだそうです。ちなみにその民家の提供で、隕石が当たった実際の屋根まで展示されています。
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隕石の破片を偏光版で見ると、キラキラといろんな色が見え、とても綺麗です。
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展示スペースの天井を見上げると、以前からあったTMTのリングの横に、天球儀を模したオランダアイジンガープラネタリウムのレプリカがあります。残念ながらこの天球儀は動かないのですが、オリジナルのオランダのものはきちんと動くとのこと。いつか行ってみたいです。ここに展示されている腕時計、クォーツのレプリカなのですが、自動巻きの本物は一回で6本のみ作られる相当に貴重なものだそうです。

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最後はつい先日、見事3度目の越夜からの復活を見せてくれてSLIMです。月面に着陸した際に撮影した、小型ロボットと写真を再現してあります。こんな最新のイベントも展示として反映してあるので、何度行っても楽しめます。
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もちろん、天文関連以外の展示もものすごい充実度です。子供と一緒に家族で行っても、家族全員で楽しめることでしょう。理科が好きな子だったら、ここに一日中いても飽きないと思います。


再び地下鉄で

さて科学館を後にして、まだ時間が少しあったので次にどこに行くか考えます。選択肢は
  1. 望遠鏡ショップのスコーピオ
  2. 則竹イオンにあるコニカミノルタのLEDプラネタリウム
  3. 少し趣向を変えて名古屋城
の3択です。実家に帰るのは年末や年始、お盆などが多く、意外に名古屋城には行けていません。前回行ったのは上の子がまだ小さかったころなので、15年くらい前でしょうか?科学館の入場チケットでコニカミノルタプラネタリウムが200円引きになるというのが少し惜しかったですが、今回は名古屋城にしました。科学館から矢場町まで行き、地下鉄に乗ります。駅に入るところでフェスのようなものがあり、美味しそうな出店がたくさん出ていました。
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残念ながらチケット制で、10枚で4000円とかだったので、流石に一人では使いきれず、泣く泣く諦め地下鉄に。

名古屋城へは間違えて名城公園駅で降りる人が後を立たず、市役所駅で「名古屋城へはここでお降りください」というアナウンスが流れていたのですが、なんと市役所駅自身が「名古屋城」駅に変わっているではありませんか!調べたら1年ちょっと前に名前が変更になったとのことです。ぜんぜん知りませんでした。
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いいよ名古屋城

駅を降りて、金シャチ横丁を横目にお城の入場口に向かいます。
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名古屋らしい名前のハンバーガー。
ENGLISH OKと見て、この店に決める外国人に意味が伝わるのか?

名古屋城は相変わらずの迫力です。
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今は天守閣には登れないようです。その代わりと言ってはなんですが、今回のメインは「本丸御殿」。何年か前にテレビで見た記憶があるのですが、1615年の尾張藩主の住居と藩の政庁を現代に再建したものです。
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中はもう、これでもかというくらい豪華で、現代の名工の総力を上げたものだと容易に想像できます。
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ここで上げた写真はごく一部ですが、御殿の中をほぼ全て見学することができ、かなり見応えがあります。全部公開されたのは2018年からだそうです。なかなか来る機会がなかったのですが、これは一度は見る価値があると思いました。

少しおやつで、場内で名古屋名物の味噌串カツを食べました。
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場内で食べるところもたくさんあるようです。

天守閣は入れませんでしたが、本丸御殿でかなり満足できたので、ここで場外に出ます。入ったところとは別の出入り口で、ここにもまた別の金シャチ横丁があります。

ここから歩いて名古屋城駅まで歩こうと思ったのですが、駅は少し戻る方向で、地下鉄に1区だけ乗るもの無駄に思えて、結局名城公園駅のほうに向かい、さらに車まで歩いたので、名古屋城周りだけでもかなりの距離を歩きました。この日は結局5km以上は余裕で歩いたと思います。普段運動不足の私にとっては結構な距離で、最後は膝が痛くなってきました。


なぜか名古屋飯

そのまま実家に帰り、夜の自宅への運転に備えて少し仮眠し、夕食は母とブロンコビリーでステーキでした。

ブロンコビリーは全国チェーンで、そういえば富山にもあるので(2024/4/25:富山にはないです。びっくりドンキーと勘違いしてました。)名古屋飯とは関係ないなと思っていました。ところが、ブロンコビリーの1号店は名古屋で、しかも実家と同じ北区だそうです。今はその店舗はないそうですが、場所を調べたら高校に行くときに毎日自転車で通っていた道沿いにあった店で、ある意味名古屋飯です。

結局この日はコンパルから始まり、味噌串カツもそうですが、全て名古屋飯だったというわけです。


帰宅と、週末

実家に帰った後、ほぼその足でそのまま富山に向かい、自宅に着いたのは23時半頃でした。

実は昨日金曜の夜は岐阜羽島のハートピア安八で天文関連の集まりがあり、次の日の日曜は富山県天文学会の集まりがあり、この週末はある意味天文ざんまいでした。名古屋のプラネタリウム以外の観光もかなり楽しかったです。


恒例の1年のまとめ記事です。ほしぞloveログでは年末は書くのをサボって、たいてい1月中にのんびりと書いています。

昨年のまとめはここにあります。昨年は2月に公開しているので、今年の方が早いくらいですね。


さて、今年もテーマ別に振り返っていきましょうか。まずは機材からです。


機材関連

ここでは2023年に使った機材で、特筆すべきものを3つ書いておきます。

1. ε130D

上のリンクにある昨年のまとめを見直してみると、2023年の機材の目標は
  • 短焦点で広角で淡いところまで撮影する
と書いてあります。これは4月にε130Dを手に入れたので、目標達成と言えるでしょう。


最初の頃はテスト撮影をしながら、問題点を挙げていきました。四隅の星像問題や、迷光の問題などです。四隅はバックフォーカスを合わせることでかなり改善しましたが、迷光はある程度許容して画像処理で誤魔化すことが必要そうだと分かりました。それでもある程度実用レベルで撮影できるようになってきたので、主力鏡筒として今後もどんどん活用していくことになりそうです。


2. SWAgTi

SWATにAZ-GTiをくっつけた命名「SWAgTi(スワッティ、gは発音せず)」はとても楽しい試みでした。おそらくこれまでになかったアイデアで、高精度追尾のSWATと自動導入可能なAZ-GTiの互いにいいところを持ち寄って、高機能高精度追尾でお気軽撮影を実現できたのかと思います。惜しむらくは、長時間撮影では縞ノイズが出てしまい、ディザーで散らすことを試みたのですが、撮影中はAZ-GTiの自動追尾を切って高精度化を実現していて、その状態だとディザーができないことです。ソフトで解決できる問題のはずなので、いつか解決できたらと思っています。





 
SWAgTiの過程で、SharpCapを使えば一眼レフカメラでも極軸合わせとプレートソルブができることを示しました。SWATユーザーには一眼レフカメラを使っている方も多いと聞いたからです。

これは、CP+で話した一眼レフカメラで電視観望をやってみようという話にもつながっています。


3. トラバース
もう一つ、トラバースはミニマム電子観望をさらに押し進めました。カバンなどにすっぽり入るサイズで、PCと合わせても歩きの持ち運びで全然余裕です。


最初の頃はAZ-GTiに比べて少し不安定なところもありましたが、SynScan Proのアップデートと、SharpCap独自のプレートソルブで不安定なところはほぼなくなり、完全に実用レベルで観望会で使えるようになりました。最近は、持ち運びの便利さと見た目のコンパクトさでAZ-GTiにとってかわり、トラバースを使うことがほとんどです。





目標
さて、機材関連の2024年の目標ですが、今の天体撮影の主力機材は2つで
  1. SCA260(1300mm)+ASI294MM Pro(マイクロフォーサーズ)
  2. ε130D(430mm)+ASI6200MM Pro(フルサイズ)
です。他にも鏡筒はある(撮影レベルの冷却カメラは残りはカラーのみ)のですが、効率を考えて明るいものに限定すると上の2つになってしまいます。仮にこの2種だけだとすると、画角にすると一辺で6倍くらい違い、面積だと36倍くらい違うので、せめてその中間くらいがあるといいなと思い始めています。

簡単なのは、今ある手持ち鏡筒で口径の大きいF4のBKP200を使うかとかでしょうか。これに例えば今と同じASI294MMとか取り付けるか、いっそのこと使っていないカラー冷却のASI294MC Proでもいいかもしれません。コマコレクターは持っているのですが、ε130DやSCA260に比べるとそれでも多少星像は伸びるので、BXT2が前提になると思います。

もう一つのアイデアは、今は鏡筒とカメラを固定にして外さないようしていて、これは外した時のホコリの侵入を防ぐのが第一なのですが、この制限を取り除いてカメラと鏡筒を交互に入れ替えるかです。これだと
  1. SCA260(1300mm)+ASI294MM Pro(マイクロフォーサーズ) = 2380mm (フルサイズ換算) 
  2. SCA260(1300mm)+ASI6200MM Pro(フルサイズ) = 1300mm (フルサイズ換算)
  3. ε130D(430mm) +ASI294MM Pro(マイクロフォーサーズ) = 806mm (フルサイズ換算)
  4. ε130D(430mm)+ASI6200MM Pro(フルサイズ) = 430mm (フルサイズ換算)
となって、2と3がちょうど間を補完します。3はASI6200でROIで切り詰めるか、後でクロップしても同じことなので、意味がないかもしれません。これだととりあえず鏡筒もカメラも追加はないので、経済的な負担も少ないです。カメラ交換の手間と、スケアリングの問題が出ないかと、ホコリの混入をどうするかなどが問題です。そう頻繁に換えないとかにすれば大丈夫な気もします。ここら辺を今年一年悩んでみます。


撮影

去年の目標のところに「Sh2-240:スパゲティ星雲やSh2-129:ダイオウイカ星雲などの広くて淡い難物を自宅でどこまで出るかを試してみたい」と書いています。ε130Dでスパゲティー星雲はなんとか撮影できました

 
自宅からこれだけ出れば、まあまあではないでしょうか。ダイオウイカ星雲も撮影は完了していて、現在画像処理で苦労しています。ある程度目標は達成と言っていいでしょう。その一方、今回わかった反省点もあるので、これ以上はやはり暗いところに行って撮る方がいいのかもしれません。2022年に自宅で撮影したM81(未記事化)と2023年に開田高原で撮影したM81で比較して、少なくともLRGB撮影ではIFNなどの淡い部分は自宅では限界があることを身をもって理解しました。ナローバンドでも、本当の本当に自宅だと明るすぎるのかどうかは、一度きちんと検証してみたいと思っています。

淡いところを出す技術は上がってきましたが、自宅で出すには相当無理しているところもあり、画像処理に徐々に時間がかかるようになってきました。そのため結構気合を入れる必要があり、撮影は終わっていrても、画像処理が残っているものが結構あります。パッと思いつくだけでも
  • 2022年に撮った星景が2つほど
  • 2023年春に撮ったM104ソンブレロ銀河
  • 燃える木の拡大撮影
  • M45プレアデス星団、モザイク撮影
  • ダイオウイカ星雲
などです。ダイオウイカ以外はお蔵入りになりそうな雰囲気です。まだ撮影中のものもあり
  • ドルフィン星雲
  • カモメ星雲
は晴れた時にさらに進めようと思っていますが、冬はなかなか晴れないので、一向に進みません。

太陽や月はほとんど手をつけていなくて、唯一PST本体を2台目にしたことくらいでしょうか。良像範囲が少し広がりました。粒状斑はまだ何かだめなのか、いまだに満足した画像を撮ることができていません。





画像処理

天体写真の方については、年末に別記事でまとめてあります。再処理も合わせて12枚だったので、数はあまり多くはありません。


画像処理で特筆すべきは、やはりBXTでしょうか。元々恒星処理がかなり苦手だったのですが、BXTでdeconvolution処理をほぼ自動で、しかも収差まで緩和するようなすごいレベルで補正してくれるようになったので、相当楽になりました。

StarNet2も地味に構成と背景の分離精度が徐々に上がっていて、BXTと合わせて、淡いところの炙り出し、分解能向上なども楽になっています。特に、BXTとdrizzleを合わせた処理で分解能をさらに引き出すことができたのも面白い結果でした。


BXTについてはつい最近バージョンアップし、相当ひどい収差なども補正すること、最微恒星を取りこぼさないようにするなど、精度が格段に上がっています。



バージョンアップ前のBXTを使っていますが、いくつか再処理をした結果が以下の4枚になります。どれも前後で見た目ですぐわかるレベルで改善があり、例えば三日月星雲とトールの兜星雲は、同じ元画像かと思うくらいの進化が見られます。






アップデートされたBXTはさらに強力そうなので、かなり昔に撮った技術的にまだまだな画像でも再処理してみたいと思います。

目標
ε130Dで撮影したアメペリ星雲網状星雲クワガタ星雲などがそうなのですが、最近は背景をかなり炙り出しています。





これらは全てAOO合成で、赤成分はほぼHα撮影からきています。淡いところまで出せるようになってきたのはいいのですが、背景まで赤っておかしい気がしてきています。多分これって、茶色い分子雲がHαの波長も持っていて、それが出ただけなのではと。例えば、網状星雲の右半分ってRGBで丁寧に撮った画像だと茶色の分子雲で暗くなっているのが見えたりします。また、智さんが撮影したRGBで撮影したスパゲッティ星雲だと淡いながらも茶色い分子雲がはっきり見えていますが、これも自分が撮影したAOOだと言われると気づくかもしれませんが、かなり赤に寄っていて見分けがあまりつきません。

これらを踏まえて2024年の目標ですが、RGBを駆使するのかLを駆使するのか、まだ全然アイデアは固まってませんが、なんとかして背景の分子雲を、色も含めて分子雲らしく出すこにしたいと思います。多分ナローじゃなくなるので自宅だと無理かもです。


電視観望

2023年にブログで単独で電視観望を主に扱っている記事はわずか3本。トラバース天の川電視観望リモートヘルプのみです。




さらに、「電視観望」で検索してみたり、自動で保存された画像が残っているフォルダも数を数えると、実際に電視観望で見た回数は星まつりとか観望会とか合わせて18回とのことでした。月平均1.5回と考えると、ずいぶん少なくなりました。

電視観望の回数が少なくなってきていることは昨年の反省でも同じことを書いていて、よく言えば技術的には成熟してきた、悪く言えばネタがなくなってきたことを示しています。とくに2023年後半から電視観望ではSeestarが話題の中心になっています。私は結局購入していないのですが、初心者には機能的にもコスパ的にもかなりいいと思います。天文人口の裾野が広がることは超ウェルカムで、私も電視観望を始めた頃からずっと願っていたことです。Seestarはこの点、ものすごく貢献しているのかと思います。

一体型のスマート電視観望機器と言っていいものは、eVscope、Vespera、Seestar、DWARFなどと、どんどんコンパクトになってきています。そう言った意味では、一体型に対してカスタム型電視観望としてトラバースにFMA135を載せて、三脚を小さくしたセットアップは、いまだにミニマムという点では健闘していて、性能的にもコンパクト性においても私的には最近はこれが一番稼働率が高いです。


もう一つ、電視観望が繋いだ縁として、「カフェぽうざ」の訪問があります。


もともと天リフさん主催の会議で私の電視観望の基調講演の動画にコメントを頂いのがきっかけだったのですが、実際に茨城県石岡市まで訪問しました。電視観望を主とした、おそらく日本で唯一のカフェで、その後この記事を見た星ナビさんが2023年9月号で大きく取り上げてくれて、私も少しだけ記事を書かせていただきました。


講演

2023年は電視観望については講演が多かった年でもあります。パッと数えただけでもCP+天教福島志賀高原小海と5回にもなります。しかも全てオンラインではなく、実際に面と向かってのリアルでの講演です。これだけ考えても、コロナが収束に向かった年だったことがよくわかります。







特に、CP+については3回目にして初の念願の現地参加です。2021年の初の全面オンラインCP+では講演時間をわざわざ夕方遅くからにして頂きZoomで電視観望の生中継をして、北陸の冬の悪天候にも負けずに見事バーナードループを観ることができました。2022年のCP+ではNEWTONYとCeres-CとAZ-GTiを組み合わせた、安価な初心者向けの電視観望を紹介しました。この系譜はシュミットの2024年の福袋セットにも引き継がれていて、AZ-GTiがトラバースに変わっていますが、電視観望セットとしては最安で販売されています(ただし2024年1月14日23時59分まで)。



2023年のCP+は現地開催記念でCP+本来のカメラユーザーを意識して、一眼レフカメラで電視観望ができることを紹介しました。2024年のCP+も何か話せたらいいと思っています。小海の「星と自然のフェスタ」での電視観望実演で画像処理の需要がかなり高そうということが実感できたので、今後講演をもしするとしたら、そんな方向の話ができたらといいな思っています。

天教の講演会は2022年の公開天文台協会の島根の全国大会に続いて、非常に貴重な機会でした。普段接するのはアマチュア天文家なのですが、天文教育に関わるプロの意見はやはり違った側面を持っていて、とても参考になりました。

星の村天文台での講演は土壇場で決まったものでした。準備時間がわずか10分くらいと、先の天教の講演があったので何とか持ち堪えることができました。

志賀高原のセミナーは実演も合わせてのセミナーになります。この時遠くから参加してくれて手伝ってくれた大鹿村のKさんとは、その後の大鹿村の観望会、元気村での集まりへとつながっています。

小海の「星と自然のフェスタ」は比較的新しい星まつりで、過去に何度か講演させていただいています。元々の主催者のSさんが始めたもので、今では規模としては3大星まつりの一つと言っていいでしょう。せっかく定着しつつある星まつりです。運営も大変だと聞いていますが、講演会が特徴のこの星まつり、是非とも続いて欲しいと思ってやみません。

基本的には上に書いた2023年の講演は全て電視観望についてでした。画像処理についての話もしてみたいですし、でも本当はこの記事の下の方でも出てくるノイズ解析みたいな話を思う存分したいのですが、流石にマニアックすぎて聞いてくれる人はほとんどいないと思うので躊躇しています。でもいつか...どこかで...もしチャンスがあれば...。


観望会、遠征など

私の天文活動は、相変わらず平日を含めた自宅がメインなので、外にはそれほど多く出ていません。昨年の反省でもすでに書いてありますが、2023年中の遠征撮影は1月の開田高原のみです。
 

観望会もそう多くはなく、8月に富山環水公園で天の川電視観望を見せた他、長野県下伊那郡大鹿村でも(天気が良くなかったので)広域の天の川電視観望がメイン、あとは全く星が見えなくて観望会にはならなかった2泊3日の 愛知県豊田市旭高原の元気村tくらいでしょうか。





特に元気村は星こそ見えませんでしたが、母校の高校の天文部の若い生徒たちと触れ合えたのがとても刺激になりました。次の日の気ままに星空観望仲間の方達の集まりに参加させていただいたのも、とても楽しかったです。

定例の飛騨コスモスの観望会も4月22日5月21日6月17日と参加していますが、天気が悪かったり、コロナにかかって体調が悪かったりで3回(1回はドームの修理だけなので実質2回)しか参加できていません。修理も完了していないので、春になったら早々に直したいと思っています。






星まつり

星まつりですが、福島胎内星もと小海と、例年行くものは2023年も全て行っています。特にコロナが終息して胎内に久しぶりに行けたのが良かったです。やはり国内最大の星まつりなので、現地開催が一番です。






この中でいまだに進化し続けているのが小海の「星と自然のフェスタ」でしょうか。2023年はメイン会場がホテル前の広場から、少し下がったところの大きな室内会場になりました。雨が降っても、夜に寒くなっても、室内なので快適に過ごすことができます。夜の観望も室内会場を出たすぐ目の前に展開できたので、簡単に行き来できてとても便利です。眼視会場が離れたところになってしまったとか、初めての試みでまだこなれないところが残っていたかもしれませんが、実際年々快適になっていくので、来年以降はさらに快適になっていくでしょう。期待したいと思います。

残念なのは、3大星まつりの一角を担っていた原村の星まつりが、以前とは全く違った形になってしまったことでしょうか。コロナが収束しても実質以前の星まつりの雰囲気ではなくなってしまったようで、私は参加を見送りました。以前の形に戻ってくれるのか、それとも今後ももうこのままの形なのか、2024年の方向性に注目したいと思います。


解析など

1. 撮影画像のノイズ解析

2022年は解析とかあまりできなかったと反省に書きましたが、2023年の特筆すべきはノイズ解析が大きく進んでいることでしょうか。3月に(その1)を書き始めて、その後不定期に書き足しています。現在その4まで来ていますが、まだまだ終わりは見えず、今もその5以降を書き溜めていて、ライフワークになりそうな勢いです。でもこの面白さはなかなか伝わらないかもしれないので、全体を見渡して少し解説しておきます。

まず面白いのは、(その1)でスカイノイズを数値的に示したことでしょうか?読み出しノイズとかダークノイズは計算できるのですが、スカイノイズがどれくらいかということを明確に示した解説記事はほとんどないようです。画像からスカイノイズがどれくらいあるのか見積もり、同時に読み出しノイズやダークノイズが計算と実測でどれくらい合うのかを示しているので、実際に撮った画像がどのようなノイズに支配されているかが、数値で具体的にわかります。ノイズだけでなく、その後、(その3)で信号も評価し、S/Nを実測で求めているところです。まだ今の所は1枚画像での評価がメインですが、次の記事でインテグレート(スタック)された場合にどうなるかを示そうと思っています。その後はどう展開しようか?まだ迷っていて、多分ですが色々なパラメータをいじってみてグラフ化して、どのようなパラメータの時に最適化ができるかなどを示せたらと思っています。例えば、天体撮影と電視観望では最適なパラメータが違うはずで、それぞれにおいてどのような値を選んだら良くなるかなどです。アイデアはいろいろあるのですが、どうやってわかりやすく記事にまとめるか...、時間をかけながらじっくり進めていければと思っています。







2. ビニング

同時に、派生的に出てきた感のあるビニングについてです。ノイズのことをよく考えていると、これまでビニングではっきりしてこなかったことが、かなりわかってきました。ビニングについては調べてもほとんどきちんとした定量的な話が見つからないんですよね。でもそれもそのはずで、そもそもスカイノイズとかきちんと評価しないと何も言えないからなのかと、今は思っています。なのでこれまではすごい定性的な話で止まっていたり、神話的に根拠の説明なしに話が伝わってきたのではないかと思います。





3. LRGB合成

LRGB合成についても少し議論しました


だいこもんさんやNiwaさんたちとTwitter上で議論したり、ちょうど蒼月城さんが同時期にLRGB合成についての動画をアップしていて、とても参考になりました。LRGB合成はノンリニアでやるのが大原則というのはわかりましたが、まだ本質的なところでなぜノンリニアでやる必要があるのかは完全に理解できていません。リニアなうちでも問題があまり出てこない範囲でなら、絶対ダメというわけではないのかと思ってしまっています。私自身がもう少しきちんと理解する必要がありそうですが、課題として残しておきます。


解説記事など

上の電視観望のところとちょっと重なるかしれませんが、SharpCapの解説記事なども書いています。





NINAのオートフォーカスについても書きまし。


短い記事でも意外に評判がいいので、こういったものを増やしていけたらと思います。


書籍

2023年に手に入れた書籍関連です。そのほかに天文ガイド、星ナビを定期購読しているので、それぞれ12冊づつあります。

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これまで書籍はブログでは一部を除いてほとんど紹介してこなかったですが、特に星を始めてから数年間は結構な量を購入しています。2023年は流石に落ち着いてきて上記くらいになってきました。君は放課後インソムニアが完了したのが大きいですね。舞台の石川は富山からも近いので、地震の被害が落ち着いたらまた一度、ゆっくり聖地巡礼がてら能登半島に行ってみたいと思います。

あと、貴重なInterractiveを全冊お借りしたので、近いうちにまとめ記事を書きたいと思っています。


ブログ

2023年の一年間の投稿記事を数えたら74本でした。2022年が104本、2021年が114本となっているので、かなり減っています。月5−6本程度なので、週に1本か気が向くと2本とか書く程度になってしまっています。理由は、撮影時間が10時間オーダーに伸びてきて仕上がる枚数が減っていることと、画像処理に時間がかかっていること、あとは無駄に一本当たりの記事が長いことなどでしょうか。

これまで何度も記事を短くしようと試みてますが、ことごとく失敗しています。短い記事の方が読まれやすくてPVも伸びたりしているのですが、長い記事は多分私の習性です。この記事もそうですが、最近は諦めていて、思いの丈を書こうと思うようになりました(笑)。


まとめ

星を始めたのが2016年のゴールデンウィークくらいなので、もう7年半も経ってしまいました。流石にペーペーの初心者とは言えなくなってきました。星を始めた頃は1年がすごく長く感じましたが、最近は1年があっというまに過ぎてしまう感じです。1年で進めることができる量も徐々に少なくなってきている気がします。2023年はノイズ解析が進んだので、それでも少しマシでしょうか。

最近すごいと思うのは、私よりもはるかに短い期間で、素晴らしい天体写真を仕上げてくる人がいることです。かなり研究されているのかと思います。だんだん若い人(年齢というよりは、この世界に新しく入ってきた人と言った方がいいかもしれません)に追い抜かれていくので、ちょっと悔しいところもあるのですが、その一方で自分ではとてもできないような若い人のアイデアや成果とかに期待してしまいます。

BXTもそうでしたが、ソフトの進化はまだまだ革新的なものが出てきそうです。PixInsightのMARS計画も楽しみです。CMOSカメラもまだまだ進化しそうですね。でも進化とともに値段が上がるのではなく、フラッグシップモデルの価格が一定になって、その分こなれた機能のカメラが安価になっていくと、もう少し敷居が下がる気もします。

Seestarで参入した新しい人たちのうち、幾らかの人はのめり込んでくれるかと思いますが、初心者もベテランもあわせて、天文人口そのものが増えてくれると盛り上がっていくのかと思います。この趣味が尻つぼみにならないように、若い人(こちらは本当に年齢という意味で)が増えてくれると、とてもありがたいと思いみます。大学生とか高校生の天文好きな人達を見ていると、結構期待できそうな気もします。


2023年に撮影した天体写真のまとめです。2022年のまとめはこちらにあります。

2023-12-30 - miyakawa


SCA260

「M106」
Image249_a_conv5x3_bconv5x3_Lab_CTx3_SCNR_HT_SCNR_BXT_bg4_cut
  • 撮影日: 2023年3月19日20時48分-20日4時9分、20日19時25分-23時19分、28日19時51分-29日4時38分、
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGBHα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L:80枚、R:10枚、G:10枚、B:14枚、Hα:44枚の計158枚で総露光時間13時間10分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L:0.001秒、128枚、RGB:0.01秒、128枚、Hα:20秒、17枚(dark flatは32枚)
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M27: 亜鈴状星雲」
masterLight_BIN_2_300_AOO_SPCC_BXT_DBE_MS_MS_BG2_cut_X3
  • 撮影日: 2023年10月12日20時59分-22時52分、10月17日20時34分-23時29分、10月18日18時18分-22時35分、
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260 (f1300mm)
  • フィルター: Baader Hα, OIII
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、Hα:44枚、OIII:44枚の計88枚で総露光時間7時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、42枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα, OIII:10秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M101での超新星爆発」
masterLight_BIN_1_8288x5644_300_00s_L_integration_ABE1_DBEcrop2
  • 撮影日: 2023年5月17日22時21分-5月18日3時8分(JST)、5月17日13時21分-18時13分(UTC)、2023年5月24日21時58分-23時1分(JST)、5月24日12時58分-14時1分(UTC)
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: 無し
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (0℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120で露光時間5分x47=235分 =3時間55分(爆発前)、5分x10=50分(爆発後)
  • Dark: 0度、Gain 120で、露光時間5分x44枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240で露光時間 0.01秒x128
  • 画像処理: PixInsight


ε130D

「北アメリカ星雲とペリカン星雲」
Image14_SXT_for_O_AOO_SPCC_ABE1_BXT_NXT_ABE4_MS3_s_cut
  • 撮影日: 2023年5月3日1時22分-2時9分、5月3日23時44分-5月4日3時48分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: TAKAHASHI製 ε130D(f430mm、F3.3)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 10nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240、露光時間5分、Hα: 30枚、OIII: 22枚の計28枚で総露光時間4時間50分
  • Dark: Gain 240、露光時間5分、温度-10℃、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain240、露光時間 Hα: 0.2秒、64枚、OIII: 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


 NGC6960, 6979, 6992, 6995: 網状星雲
AOO_crop_SPCC_BXT_HT_HT_NXT_bg_more_s
  • 撮影日: 2023年5月16日2時14分-3時32分、5月17日2時1分-2時42分、5月17日0時12分-1時49分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: TAKAHASHI製 ε130D(f430mm、F3.3)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 10nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、bin2、Gain 100、露光時間5分、Hα: 21枚、OIII: 19枚の計40枚で総露光時間3時間20分
  • Dark: Gain 100、露光時間5分、温度-10℃、118枚
  • Flat, Darkflat: Gain100、露光時間 Hα: 0.2秒、64枚、OIII: 0.2秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「おとめ座銀河団」
final_50

「マルカリアンの鎖」
Markarian_large

「M99とNGC 4298、4302」
M99

「M88とM91
M88_M91
  • 撮影日: 2023年5月15日21時1分-16日0時7分、5月16日21時2分-23時23分、5月17日21時0分-23時6分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: TAKAHASHI製 ε130D(f430mm、F3.3)
  • フィルター: ZWO LRGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、bin1、Gain 100、露光時間5分、L: 55枚、R: 11枚、G: 8枚、B: 11枚の計85枚で総露光時間7時間5分
  • Dark: Gain 100、露光時間5分、温度-10℃、37枚
  • Flat, Gain100、L: 0.01秒、128枚、RGB: 0.01秒、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain100、0.01秒、256枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「Sh2-240: スパゲティ星雲」
Image22_DBE_SPCC_back_BXT_HT1_HT2_NXT_SCNRG6_cut
  • 撮影日: 2023年11月21日0時8分-5時23分、11月21日22時48分-22日2時25分、11月22日22時14分-23日3時14分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: TAKAHASHI製 ε130D(f430mm、F3.3)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 10nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、bin2、Gain 100、露光時間5分、Hα: 48枚、OIII: 70枚、R: 9枚、G: 9枚、B: 9枚、の計145枚で総露光時間12時間5分
  • Dark: Gain 100、露光時間5分、温度-10℃、117枚
  • Flat, Darkflat: Gain100、露光時間 Hα: 0.2秒、OIII: 0.2秒、R: 0.01秒、G: 0.01秒、B: 0.01秒で全て64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「Sh2-157: クワガタ星雲」
Image13_rot_cut

「バブル星雲」
Image13_bubble_cut_small
  • 撮影日: 2023年11月21日19時5分-21時22分、11月22日18時27分-22時5分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: TAKAHASHI製 ε130D(f430mm、F3.3)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 10nm、SII6.5nm、
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI6200MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、bin2、Gain 100、露光時間5分、Hα: 28枚、OIII: 24枚、SII: 23枚の計75枚で総露光時間6時間15分
  • Dark: Gain 100、露光時間5分、温度-10℃、117枚
  • Flat, Darkflat: Gain100、露光時間 Hα: 1秒、OIII: 1秒、SII: 1秒で全て64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


再処理

「NGC6888: 三日月星雲」
Image11_SPCC_BXT_HT_HT_CT_SCNR_NXT_maskB_CT_CT_CT_ok2
  • 撮影日: 2022年5月25日1時8分-2時59分、26日0時33分-2時56分、30日0時37分-3時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、Hα: 12枚、OIII: 13枚、SII: 13枚の計38枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間10分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「IC4592: 青い馬星雲」
masterLight_180_00s_RGB_integration_ABE_SPCC_ABE3_cut
  • 撮影日: 2022年5月6日0時10分-2時57分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
  • フィルター: なし
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x55枚で総露光時間2時間45分
  • Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「NGC2359: トールの兜星雲」
Image07_ABE1_DBE_SPCC_BXTbad_NXT_stretch2_cut
  • 撮影日: 2022年1月22日22時2分-23日2時5分、1月27日18時57分-21時00分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader Hα:7nm、OIII:7nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド: オフアクシスガイダー + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα27枚、OIII36枚の計63枚で総露光時間3時間9分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間0.2秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC

「M51:子持ち銀河」
masterLight_ABE_crop_BXT_BXT_Lab_conv5_Lab_CT_bg2_cut_tw
  • 撮影日: RGB: 2022年4月2日20時32分-4月3日3時50分、LとHa: 2023年3月29日20時17分-3月30日4時34分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB、Hα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240で露光時間10分がR: 7枚、G: 7枚、B: 10枚、Gain 240で露光時間5分がL: 47枚、Hα: 21枚の計27枚で総露光時間240+340 =580分 =9時間40分
  • Dark: Gain 240で露光時間10分が64枚、Gain 240で露光時間5分が128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240で露光時間 RGB: 0.03秒、L: 0.01秒、Hα: 0.2秒、 RGBがそれぞれ64枚、LとHαがそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


まとめと反省

今年は枚数がそれほど多くなく、再処理も合わせて12枚でした。撮影だけして未処理のものもまだ4枚ほどあるので、実際にはもう少し多いですが、処理に時間がより長くかかったりしていたり、忙しく処理せずに放っておいたらそのままというのもあるので、その意味でも少し反省しています。

これまで撮ったことのない新規天体が「M106」と「クワガタ星雲」2つ、今継続撮影中でまだ未処理の「ダイオウイカ星雲」と「ドルフィン星雲」を入れても4つです。クワガタ星雲ついでの「バブル星雲」を入れても5つです。やはり少ないですね。

過去に撮ったことのある天体のリベンジは「M27亜鈴状星雲」「北アメリカ、ペリカン星雲」「網状星雲」「おとめ座銀河団」「スパゲティ星雲」の5つです。だんだん新規天体より既存天体の取り直しの割合が増えています。もしかしたらこれはダメな方向かもしれません。でもどれも再撮影の甲斐は十分にあって、あからさまに進化しているのがほとんどなので、それはそれで満足です。

「M101」は超新星爆発があったので楽しめましたが、もともとLだけ撮って既存のRGBと合わせての再処理のつもりだったので、もし何も起こらなかったらお蔵入りだったかもしれません。同様の再処理が「M51子持ち銀河」で、こちらも元々RGBのみの撮影で、さらにL画像だけ新たに撮ってLRGB合成しています。

画像処理側での再処理が「三日月星雲」「青い馬星雲」「トールの兜星雲」の3つです。主にBXTでの改善です。三日月とトールの兜は見た目にもあからさまに解像度が増しました。青い馬は収差の改善なので、拡大しないと分かりませんが、BXTの収差補正の可能性を示すことができました。BXTは最近バージョン2のAIバージョン4というアップデートがあり、さらに格段に進化しているので、再々処理をしてもいいのかもしれません。もしくは、BXT1では補正しきれなかったもっと過去の画像を再処理しても、さらに格段に改善されるかもしれません。2023年はBXTで始まり、さらに年末もBXT2で盛り上がったと言えるでしょう。

枚数はそれほど多くはありませんでしたが、それでも十分に楽しめた天体撮影でした。その一方、太陽や月はあまり盛り上がりませんでした。太陽は休日と晴れの日が中々合わないのと、粒状斑が今のところうまく出ていなくて動機がだだ下がり気味です。月も2022年末に皆既月食があり盛り上がりすぎたので、その反動か2023年はほぼ活動ゼロです。

そもそも今年は晴れの日が少なかったのですが、新鏡筒のε130Dはちょうど今かなり楽しめています。とにかく最初から分解能がものすごくて、出だしこそ星像流れでのんびりでしたが、バックフォーカスがきちんとあってからは、今現在も撮影していることを含めてかなりの稼働率です。その分、重いSCA260の稼働率が減ってきていますが、実は焦点距離430mmのε130D+フルサイズくらいの広角の対象はそれほど多いわけではないので、いずれまた1300mmのSCA260+フォーサーズに帰っていくでしょう。

ε130DとSCA260の比較で、取り付けてあるカメラも考えると、画角が一辺で6倍くらい面積だと36倍くらい違うので、その中間くらいがあるといいなと思い始めています。しかも自宅でスカイノイズが大きいので、効率のいいできるだけ明るい鏡筒がいいです。今ある手持ちだと焦点距離800mmでF4のBKP200とかでしょうか。これにあまり大きくない、例えば今と同じASI294MMとか取り付けるか、いっそのこと使っていないカラー冷却のASI294MC Proでもいいかもしれません。コマコレクターは持っているのですが、ε130DやSCA260に比べるとそれでも多少星像は伸びるので、BXT2が前提になると思います。

こんなふうに、来年もまた夢が広がりそうです。

いつも長いブログ記事を読んでいただいてありがとうございます。ネットでの付き合いの方、直接お会いした方、この一年たくさんの方々と関わることができました。一年間本当にお世話になりました。

2024年も、良い年でありますように。また今後とも、よろしくお願いいたします。


毎年2月は恒例の1年間の振り返りの時期です。いや、1月はなんか忙しいので結局2月になってしまうというのが実情なんですが。ちなみに、昨年のまとめはここにあります。



こうやって去年のを見ると反省のしがいがありますね。実際には目標がなんだったかとか結構忘れてしまっていますが、いろいろ思い出させてくれます。


機材

2021年末にSCA260を購入して以来、SAC260の撮影に夢中でそこまで大きな機材は追加していません。唯一の大物が赤道儀です。

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自宅玄関に並ぶCelestron赤道儀三兄弟です。
大きくて三脚もゴツいのが新参のCGX-Lです。

SCA260の購入を検討したときに、当時手持ちの赤道儀CGEM IIは一応積載制限内だったので購入を決意したのですが、実際にSCA260を乗せてみると想定以上に揺れてしまいました。その対策として同じCelestronの大型赤道儀CGX-Lを導入することにしたというわけです。サイトロン展示場に残っていたもので、安く譲って頂きました。流石にこのクラスの赤道儀になるとかなり重いSCA260でもピターっと星像が止まります。


実際、昨年の目標を見てみると、
  • 大型赤道儀を手に入れるとなっている
ので、そういった意味では機材に関しては目標達成となりました。

もう一つ特筆すべき機材はASI2400MC Proです。このカメラはお借りしたものですが、撮影した画像(123)を見ると別格です。画像処理をしていても階調がもれなく残されている感触です。ASI294も悪くないのですが、処理をする際の素直さが全然違いました。フルサイズのカメラなので、比較的広角で性能が出るカメラだと思いました。その分値段もかなりのもですが、もし予算がとれるなら確実に今の手持ちのフルサイズの6Dを置き換えたいと思っています。

では今年の目標はというと、最近あらためて広角をできるだけ短時間で撮影したいとおもうようになってきたので、
  • 短焦点の明るい鏡筒で、かつ四隅まで星像がきちんとでる鏡筒を手に入れること
でしょうか。候補としては3機種あります。
  1.  タカハシ ε130 13cm f430mm F3.3 27万円
  2. Celestron RASA8 20cm f400mm F2.0 35万円
  3. SHARPSTAR 15028HNT 15cm f420mm F2.8 カーボン鏡筒 33万円
ただしε130は納品まで1年半くらいかかるらしいこと。RASA8はF値が2台でナローバンドだと大変そうだという話があるのと、やはりじゃじゃ馬として名高いことがあります。15028HNTは入手しやすそうですが、スポットダイアグラムの緑の分離が少し気になります。といってもε130とそこまでかわるわけではないので十分な気もします。

もう一つの手は手持ちのTSA120でモザイク撮影で実効的に焦点距離を下げるのでもいいのですが、上記明るい鏡筒でさらにモザイク撮影して焦点距離200mm台を狙いたいと思っているので、TSA120だと4x4モザイクとかなって少し大変になりそうです。


撮影

2022年はSCA260に夢中な年でした。26cmという大口径、四隅まで隙のない星像、f1300mmでF5という適度な焦点距離と十分な明るさ。最初の頃は赤道儀が不十分で揺れに苦労しましたが、CGX-Lが来てからは十分な露光時間が取れるようになりました。私的にはかなり満足している撮影体制です。マア、ハコブノニハチョットオモイデスガ...。

2022年に撮影した画像については前々回(DSO)と、前回(月と太陽)の記事にまとめてあります。



1. DSO
DSOは2021年が17作例、2022年も19作例なので、ここ数年は月平均1.5作例となります。冬場の天気が悪い富山としてはまあまあの数になったかと思います。撮るときにはいくつかまとめて撮って、天気が悪いとしばらく撮れないこともあるので、私的には多くも少なくもなく、まあちょうどいいくらいの数です。いや、他のと合わせると少し手に余るくらいでしょうか。実は星景や大広角でまだ撮影しっぱなしで処理をしていないものがあるのですが、こちらはいつかそのうちに...。

2022年を振り返ると、最初の頃は5枚のフィルターホイールだったので、RGBかそれにHαを足した撮影くらいがやっとでした。ゴールデンウィークのころに8枚のフィルターホイールにアップデートしたので、やっとまともなLRGBやSAOナローバンド撮影ができるようになりました。自宅だと明るいのでRGBは厳しいかなとも思ってましたが、そこそこ淡いのまで出ますし、LRGBにしてからは分解能も結構出る事がわかったのでかなり楽しいです。でも年が明けてから開田高原で撮影したM81の背景を見ると、やはり自宅では暗いところでの撮影に勝てない事があることも実感しました。


2. 太陽

太陽はGallelyページを見ていただければいいのですが、一時期タイムラプス映像に凝っていました。hiroさんのアドバイスもあり、一通り手法は確立したのかと思いますが、その後粒状斑出しに行ってしまい、タイムラプス映像はほとんど進展がなくなってしまいました。



粒状斑もまだまだ全然満足ではなく、せっかく540nmフィルターも入手できたので、気流が落ち着いてきた春過ぎにはまた再開したいと思います。


3. 月
月に関しては、ほぼ皆既月食オンリーでした。地球の影を再現するのにいろいろ準備していましたが、結果としてはまだまだ準備不足だったことがわかりました。単純な追尾だけでは全然足りなく、地球本影の位置をきちんと計算し、それを赤道儀に教え込むような方法を取る必要がありそうです。次回の日本での皆既月食までにまだ3年近くあるので、じっくり準備できればと思います。




4. 星景

星景に関しては2022年は何とゼロです。実は飛騨コスモスで撮ったのがあるのですが、タイムラプスと一緒に処理しようと思っていて、結局手がつかずお蔵入りでした。気が向いたときにまた処理します。


目標
さて、昨年の目標は
  • SCA260で銀河まつりに参戦
というものでした。Gallelyを見ていただくといいのですが、銀河の作例数は7つで、そこまで多くはないですがまあ目標達成と言っていいでしょう。でも銀河まつりに参加したかというと、ひたすら一人でやっていた感じで発表もブログと宣伝のTwitterだけと、まつりとは言えないかもしれません。

さて今年の目標ですが、
  • 短焦点で広角で淡いところまで撮影する
というのにしたいと思います。具体的にはSh2-240:スパゲティ星雲やSh2-129:ダイオウイカ星雲などの広くて淡い難物を自宅でどこまで出るかを試してみたいのです。機材のところでも書きましたが、短焦点で明るい鏡筒を手に入れるか、もしくは手持ちの機材でモザイク撮影にも挑戦してみたいと思います。だんだんレベルが高くなってきますが、どこまでできるものなのか?


画像処理

画像処理に関する昨年の目標は
  • 妥協しない
だったのですが、どうでしょうか?そこそこは守ったつもりですが、相変わらず恒星の処理は下手くそです。でも、2022年の最後の方で大きなことがありました。BlueXTerminator(BXT)です。このソフト自身は凄くて、たとえば


で書いた記事を読んでいただけるとわかりますが、分解能出しだけでなく、恒星の補正も含めて相当な効果です。以前撮影した画像の再処理の記事はまだ一つだけですが、たとえば三日月星雲はものすごい分解能になります。この再処理関連はもう少し続ける予定です。


BXTは思わぬ副効果も与えてくれました。処理がPixInsight内で閉じやすくなったことです。私が苦手なDeconvolutionと恒星の補正をうまくやってくれるので、Photoshopにわたすタイミングを相当遅らせるか
、無理して渡さなくても良くなってきました。スターマスクを使用しての処理をPI上ではまだあまり試していないので、もう少し恒星を最適化できるかと思います。というわけでまだ妥協していますが、徐々に詰めていこうと思っています。

画像処理でもう一つ、PixInsightのSPCCに関してですが、2年前からセンサーの応答や、フィルターの応答の違いの問題を主張してきしていたのですが、その考えがほぼそのままSPCCで実装されたのにはびっくりしました。しかもこんなに早く。やはり中の人たちも同様に問題と考えていたのかと思います。


触ってみた限り、SPCC自身もまだ完璧ではないようですが、確実に最適化の方向へ進んでいるのかと思います。


電視観望

2022年の記事を振り返ると、電視観望単発のものは4つしかありません。もちろん観望会などではほぼ毎回電視観望を披露しているので実際の回数はもっと多いですが、新しいことはそこまで出来ていないことがわかります。技術的には成熟してきた証拠でしょうか。実際、新しい機器を使ったというくらいで、具体的にはASI2400MC Pro、SV405CC、Vespera、ACUTERマウントなどですが、自分で考えた新しい技術とかいうわけではないです。






観望会の中での電視観望では、AZ-GTiの代わりにACUTERのさらに軽量なマウントのテストをしました。ついにカバンからおもむろに電視観望セットを取り出してパッと見てもらうという、マニアの自己満足の見せびらかしが実現しそうな雰囲気です。まだ少し安定性に問題があるようですが、この軽量化しての運用は今後大いに期待しています。


それでは電視観望自身は何回ほど試したかというと、記事の数と撮影記録から数えてみると1年で23回やっていることがわかりました。月2回平均ほどですね。回数は減ったのかと思いますが、それでもそこそこ実演しているのかと思います。


講演

電視観望ではむしろ講演などによる普及活動がとても多い2022年でした。どれも電視観望に興味を持ってくれた方がいて、講演に呼んで頂けたのですが、とてもありがたいことです。

最初は2月のCP+でした。2021年のCP+では自宅での生電視観望でかなり盛り上がり、おそらくこのCP+での講演が電視観望の普及にかなり拍車をかけたのではないかと思っています。2022年のCP+当日は仕事で都合が悪くなってしまったためにあらかじめシュミットでの事前録画だったのですが、夜の講演時にはなんとかリアルタイムで参加することができ、その場でチャットで質問に答えていくという方式を取りました。これは参加していただいた方にはかなり好評だったようです。

ありがたいことに、2023年も講演に呼んでいただけることになりました。2021年と2022年はオンライン開催だったのですが、2023年はとうとうリアル開催でやっと本会場に足を運んで講演することができます。

以下の2つの講演に呼んでいただいたのは、ものすごく意義がありました。話を持ってきていろいろ手配して頂いたMさん、その後強烈な推薦をして頂いたと聞いたIさんにはとても感謝しています。これらの講演では公開天文台に関わるプロの方達との交流が実現できました。普段あまり話すことができない方達で非常に貴重な機会でした。公開天文台でも既に電視観望を導入しているところ、また今後導入を考えているところが数多くあるということが実感できました。普段とは違った視点で考えることができ、アマチュア天文との違いも多くあるのだということが実感できました。遠く島根の地の夜に試した電視観望は今でも感慨深いです。



上の講演と少し通じるものがあるのが、天リフさんで呼んでいただいた電視観望会議で、基調講演で話させていただきました。少し小難しい話になってしまった感はありますが、今後の今後の発展も含めていろいろ長期で考えていたことを話させていただきました。


星まつりなどでも講演をさせて頂きました。志賀高原では久しぶりに遠出の旅行となり、妻も大喜びでした。この顛末は天文ガイドの10月号にも記事として載っています。小海の講演も定員一杯の方にきてもらいました。両講演とも初心者の方が多く、今でも参加して頂いたなかで幾人かの方とは交流が続いています。




雑誌掲載

もう一つ大きかったことは、天文雑誌への掲載かと思います。このブログでは触れていませんでしたが、天文ガイドに電視観望の入門記事を短期連載で書きました。その他名前が出ただけものも含めて、雑誌に掲載されたものを箇条書きにしておきます。
  • 天文ガイド2022年5月号, P46-47「電視観望で楽しむ星雲・星団の観察」
  • 天文ガイド2022年6月号, P6-15「自宅ではじめる電視観望」
  • 天文ガイド2022年7月号, P30-37「自宅ではじめる電視観望」
  • 天文ガイド2022年8月号, P34-39 「自宅ではじめる電視観望」, P81「マサが行く!『星の村天文台星まつり202』の巻」
  • 天文ガイド2022年10月号, P70-74「自宅ではじめる電視観望」, P83「マサが行く!『志賀高原天空フェス星』へ!」
  • 星ナビ 2022年5月号, P40「15万円で始める楽しい電視観望」
  • 星ナビ 2022年12月号, P53「チャレンジシリウスB後編」
  • 星ナビ 2023年2月号, P25「秋空にマニアが集う」

短期とはいえ、連載での執筆は初めての経験で、かなり大変だということがわかりました。締め切りもそうですが、記事の分量の調整、編集者とのやりとりなど、学ぶことも多かったです。長期で毎月連載されている方には頭が下がります。


遠征、近征など

こちらは遠征というよりは近征ですが、ゴールデンウィークに3日連続で自宅以外で撮影しました。





ほとんどがかんたろうさんに誘われたのですが、2023年の年が明けてからも含めて本当に遠距離という意味の遠征に2度ほど繰り出しています。周参見は思ったよりかなり遠かったです。開田高原は寒すぎでした。でも帰ってから思い出すと、大変だったことも含めてなんかとっても楽しかったんですよね。普段星まつりとか以外はほとんど遠征しないので、メジャーな遠征スポットに行けたというのはとてもいい経験でした。



いつもの飛騨コスモスでの観望会もコンスタントにありました。こちらもコロナがだいぶん収束してきたのである程度実現できたものです。かんたろうさんが眼視で頑張ってくれて、私もずいぶん覗かせてもらいました。その中でもM57に色がついて見えたのは衝撃的でした。それも単色というわけでなく、青と緑と、一瞬周りにオレンジが見えて、実際の写真と照らし合わせてみると同じ色配置だったので、見間違いとかのレベルではない確実な色のつき方でした。






星まつり

星まつりはやっとリアル開催が再開されるようになってきました。2022年は3つの星まつりに参加できました。どれもとても楽しかったです。各記事を見てもらうとその雰囲気がわかってもらえるかと思います。実際に全国の星仲間に会えるのは星まつりの醍醐味です。その一方、原村の星まつりが開催されなかったこと、最大の胎内がオンラインだったのが残念でした。

  • 福島「星の村スターライトフェスティバル」: 2022/10/9-11


  • 京都るり渓「星を求めて」: 2022/9/18


  • 小海「星と自然のフェスタ」: 2022/11/11~13



レビュー

今年も自分で買ったもの、お借りしたものも合わせて、機材のレビューをしました。



星座ビノはハイエンドのものでの比較をしました。ハイエンドと言っても星座ビノ自身がそこまで高価な機材ではないので、集めること自体はそこまで負担にはなりません。


過去記事(その1その2)も参照されるといいかと思います。実際手持ちの星座ビノもすごい数になってきました。どれも見た時のインパクトがすごいことと、観望会で見比べをやったりすると盛り上がるので、いまだに興味深い機材なのだと思います。

サイトロンさんにご提供して頂いた機材はたくさんあります。その中でも単発の記事にしたものは以下の二つです。中にはいくつかの記事にわたって標準機材となっているFMA135やUranus-Cなどもあります。いろいろ試させて頂いて、本当にありがとうございます。




もう一つ、別のところからですがASI2400MC Proを使わせて頂いたのは非常にいい経験でした。既に上の方である程度書いてあるので繰返しにもなってしまいますが、今あるフルサイズのEOS 6Dを本気で置き換えたくなっています。感度、表現力、冷却などどれをとっても1段階上の印象です。いつか余裕が出たらこのクラスのカメラを持ちたいです。お貸し頂き本当にありがとうございました。


天文関連ショップ、施設

こちらもコロナが収束し出して、やっと実際の施設や店舗に行けるようになりました。特に関東の天文ショップはほぼ3年ぶりで、店舗の様子もかなり変わっていました。長期間店舗にお客さんが入れない状況は思ったより影響が大きかったのかと思います。名古屋で行ったコニカミノルタの前面LEDのプラネタリウムは衝撃的でした。高コントラストのおかげで、雲や夕焼けなどの何気ない風景がまるで本物のようでした。今月のCP+で横浜に行く機会があるので、もし時間が取れるならそちらも行ってみたいと思います。





周参見の途中でEYBELLにも行きました。



技術的な話など

技術的な話の記事です。それほど数は多くありません。SCA260関連、赤道儀の調整などです。本当にテクニックらしいのは、赤道儀の水平とりは本当に必要か議論したことくらいでしょうか。カメラの回転角は小技ですが、結構便利かと思います。












参考書籍、Zoom会議、オフ会など

天文関連の書籍はちょくちょく買っているのですが、記事にしたのは下の2本です。




あと、皆既月食で天体の位置計算をしたくて中野主一さんの本を何冊か買っています。



自前の講座は2回開きました。kyoyaさんの質問から盛り上がった入門講座と、CGX-Lの変な振動から盛り上がった制御講座です。





観望会以外で星仲間と集まったこともありました。迷人会のえいじさんが石川に帰ってきているということで、あんとんしゅがーさんと一緒にスタバに集まって星談義です。


小海の星フェスで知り合った方で富山近くに住んでいるご家族が自宅に来てくれたりもしました。こういった新しいつながりもまた嬉しいものです。



最後に

2022年もコロナでいろいろと制限されていましたが、こうやって見てみるといろいろ活動していますね。撮影と講演の比重が多いでしょうか。新しい項目では雑誌掲載と遠征が入ってきました。その一方、分解能挑戦が消え、星景が消え、機材調整などがずいぶん縮小しています。2023年は自分でいろいろ試す実験をもう少し充実させたいと思います。

ブログ記事としては2022年1月1日から12月31日までで104本書いたことになります。一昨年が114本だったとのことなので、少し減っていることになります。相変わらず一本一本の記事が長すぎるので、毎年のごとくですが反省しています。それでも短くならないのは全然反省が足りないからだと思います(笑)。

最近少し忙しいので2023年もここまで記事にできるかはわからないですが、楽しんでやっている限りまだまだ星活動は続くのかと思います。


2022年に撮影した月と太陽のまとめです。2021年のまとめはここにあります。 



  • 2022年1月8日
Image04_cut_s
  • 皆既月食全景
StarStaX_Blink00001-Blink00261_lighten


  • 皆既月食とその前後
ZWO ASI294MC Pro_25ms_240_2022_11_08_19_09_33__lapl5_ap2594_RS2

ZWO ASI294MC Pro_50ms__2022_11_08_20_29_59__lapl5_ap689_IP



topics02-2-l_all_cut



  • 天王星食
uraus_in




太陽

  • 2022年1月8日
13_35_01_lapl6_ap2550_IP_cut

13_38_50_lapl6_ap1314_IP_cut

  • 2022年1月10日
13_44_16_lapl6_ap2568_IP_cut

10_41_00_lapl6_ap2544_IP_cut

  • 2022年3月12日
_13_00_24_lapl4_ap25561_ABE

13_01_12_lapl4_ap1492_PI

_13_07_09_lapl6_ap2568_ABE_PI

13_06_25_lapl6_ap450_IP

13_03_07_lapl6_ap245_IP

13_03_57_lapl6_ap189_IP

13_05_00_lapl6_ap288_IP

  • 2022年4月25日
11_55_30_lapl3_ap2556_IP_cut

12_04_11_lapl3_ap2490_IP_cut

12_09_29_lapl3_ap1726_HP_L

  • 2022年4月28日
13_31_34_lapl3_ap2098_IP_cut

13_28_23_lapl3_ap2556_IP



  • 2022年5月22日
64466eaa_cut

f43321f4cut

粒状班
  • 2022年6月19日
11_27_27_lapl3_ap126_PI_cut


まとめ

2022年の月は皆既月食以外では1ショットしか撮影していませんでした。それもSCA260でのRGB合成のテストを兼ねてという、ついでの撮影です。その代わり、皆既月食は相当気合が入っています。というか、最初は天気が悪い予報であまり気合が入ってなかったのですが、突如富山でも晴れてフル機材で撮影して、画像処理をしてたらが夢中になってたというのが真相です。そのおかげか、皆既月食はかなり満足しました。地球影を直に写すという課題は残りましたが、次の日本で見る事ができる皆既月食は2025年9月8日らしいので、のんびりとやります。

太陽撮影は2022年の前半はかなりアクティブでしたが、後半は心が折れてしまっていますね。でも実際には何もやってなかったかというとそうでもなくて、記録を見るだけでもここに載せていないもので

2022年2月11日、3月27日、4月30日、5月3日、5月6日、5月7日、5月14日、5月28日、7月2日、9月4日、9月11日、10月1日

に撮影しているのですが、これらはブログ記事にもしていないのがほとんどです。前半は主にプロミネンスや黒点周りのHαのタイムラプス化に、後半は粒状斑出しに夢中でした。粒状斑は上の最後に示した画像がMAXで、その後も含めてことごとくうまくいってなかったので、全てお蔵入りになっています。その粒状斑出しも、夏が終わって大気が揺れ始めた頃になるとあきらめてしまったのですが、また2023年も挑戦したいと思っています。粒状班に関してはまだ全然満足していません。とにかくキーはシンチレーションなんですよね。シーイングが悪いのか、機材がまだ問題があるのかわかりませんが、まだ課題がありそうです。

Hαのほうですが、冬に晴れの日少ないことと、さらにそれが休日に合わないとダメなので、こちらもストップしてしまっています。粒状斑の挑戦と一緒に撮影してもいいのですが、興味が出だすとそればっかりになってしまうので、少し反省です。特に黒点が常時出ているような年だったので、少しもったいなかったです。

2022年は夜の撮影でSCA260に力を注いだのですが、また月も太陽も時期が来たら再開したいです。というわけで、よろしければ夜の方もご覧ください。



2022年に撮影した画像のまとめです。まとめておくと後から見て楽なので、昨年から始めてます。ちなみに2021年の画像のまとめはここにあります。


ASI2400MC Proでの撮影

「M65、M66、NGC3628: 三つ子銀河」
Image206_pink_ASx4_bg4
  • 撮影日: 2022年3月27日22時33分-3月28日1時56分、3月29日21時50分-3月30日2時35分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: 無し
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 150、露光時間10分、34枚で総露光時間5時間40分
  • Dark: Gain 150、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「IC1396: ケフェウス座散光星雲」
masterLight_integration_ABE_PCC_ASx5_HT_starreduction_SCNR3a_tw
  • 撮影日: 2022年5月29日0時57分-3時13分
  • 撮影場所: 岐阜県飛騨市
  • 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
  • フィルター: なし
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイド
  • 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x45枚で総露光時間2時間15分
  • Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「IC4592: 青い馬星雲」
masterLight_180s_ABE_PCC_ASx4_SCNR_bg2_cut_s
  • 撮影日: 2022年5月6日0時10分-2時57分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: TAKAHASHI FS-60CB+マルチフラットナー(f370mm)
  • フィルター: なし
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI2400MC Pro (-10℃)
  • ガイド:  f50mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: SharpCap、Gain 150、露光時間3分x55枚で総露光時間2時間45分
  • Dark: Gain 150、露光時間3分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 150、露光時間 0.1秒、64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


RGB合成(+Hα)

「IC434: 馬頭星雲」
Image34_PCC_AS_HT5a_cut
  • 撮影日: 2022年3月3日22時46分-23時7分、3月4日22時4分-22時14分、3月8日21時58分-23時06分、3月9日19時13分-22時25分、3月10日19時45分-22時2分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB, Hα:7nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 30枚、B: 22枚、Hα: 23枚の計97枚で総露光時間4時間51分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、それぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M100」
Image27_ABE_PCC_crop_DBE_decom_stredu_ABE_PCC6
  • 撮影日: 2022年3月3日23時51分-3月4日4時37分、3月10日2時54分-5時1分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 22枚、G: 22枚、B: 24枚の計68枚で総露光時間3時間24分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、RGBそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M101: 回転花火銀河」
Image88_ABE_PCC_DBE_decom_AS_AS_starreduction_SCNR_CT5
  • 撮影日: 2022年3月8日23時26分-3月9日3時26分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、R: 23枚、G: 8枚、B: 11枚、Hα: 4枚の計46枚で総露光時間2時間18分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間 RGB: 0.08秒、Hα: 1秒、 RGBとHαそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M51:子持ち銀河」
Image199_ABE_pink_crop_DBE_Decon_HT_SR5_rot_tw
  • 撮影日: 2022年4月2日20時32分-4月3日3時50分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB、Hα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 7枚、G: 7枚、B: 10枚、Hα: 3枚の計27枚で総露光時間4時間30分
  • Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、Hα: 0.3秒、 RGBとHαそれぞれ64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M104: ソンブレロ銀河」
Image10_RGB_crop_ABE_ABE_PCC_DBE_AS_HT_SR2_cut
  • 撮影日: 2022年4月22日20時1分-4月23日1時18分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃), bin1
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 240、露光時間10分、R: 6枚、G: 7枚、B: 6枚の計19枚で総露光時間3時間10分
  • Dark: Gain 240、露光時間10分、64枚
  • Flat, Darkflat: Gain 240、露光時間 RGB: 0.03秒、RGBそれぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「NGC4038: アンテナ銀河」
Image196_pink_deconv4
  • 撮影日: 2022年5月4日21時14分-5日0時5分、5月5日21時14分-6日0時51分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、R: 15枚、G: 9枚、B: 9枚の計33枚で総露光時間5時間30分
  • Dark: Gain 120、露光時間10分、29枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB: 0.07秒、RGBそれぞれ64枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


ナローバンド

「NGC2359: トール兜星雲」
Image07_DBE_PCC_DBE_AS_HTx3_reducestar2_3_crop_mod
  • 撮影日: 2022年1月22日22時2分-23日2時5分、1月27日18時57分-21時00分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader Hα:7nm、OIII:7nm
  • 赤道儀: Celestron CGEM II
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド: オフアクシスガイダー + ASI120MM mini、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα27枚、OIII36枚の計63枚で総露光時間3時間9分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain 120、露光時間0.2秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M17: オメガ星雲」
AOO_ABE_PCC_AS_AS_HT_mod

SAO_dim3_mod
  • 撮影日: 2022年5月6日1時24分-2時33分
  • 撮影場所: 富山県富山市牛岳
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間3分、Hα: 5枚、OIII: 6枚、SII: 7枚の計18枚で総露光時間54分
  • Dark: Gain 120、露光時間3分、温度-10℃、128枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「NGC6888: 三日月星雲」
Image11_SPCC_BXT_HT_HT_CT_SCNR_NXT_maskB_CT_CT_CT_ok2
  • 撮影日: 2022年5月25日1時8分-2時59分、26日0時33分-2時56分、30日0時37分-3時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間10分、Hα: 12枚、OIII: 13枚、SII: 13枚の計38枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間10分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「VdB142象の鼻星雲」
Image05_SCNR_ASx4_HT_SR_bg4_low
  • 撮影日: 2022年6月1日0時29分-3時2分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader:Hα 6.5nm、OIII 6.5nm、Optlong: SII 6.5nm
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、Hα: 10枚、OIII: 9枚、SII: 9枚の計28枚で総露光時間2時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ20秒、16枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


LRGB合成

「IC514: まゆ星雲」
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  • 撮影日: 2022年9月29日22時50分-30日3時42分、9月30日21時14分-10月1日2時37分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 41枚、R: 19枚、G: 16枚、B: 22枚の計76枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「C4, NGC7023, LBN487: アイリス星雲」
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  • 撮影日: 2022年10月1日20時50分-2日0時9分、10月20日19時12分-21日0時39分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 38枚、R: 14枚、G: 14枚、B: 17枚の計76枚で総露光時間6時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC

 
「sh2-136ゴースト星雲」
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  • 撮影日: 2022年10月25日20時2分-26日0時27分、10月26日19時17分-21日0時0分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (初日分は-10℃、2日目は+9℃から11℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L: 54枚、R: 18枚、G: 15枚、B: 12枚の計99枚で総露光時間9時間55分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L: 0.001秒、128枚、RGB: 0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「M81:ボーデの銀河」
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  • 撮影日: 2023年1月21日21時19分-22日5時22分
  • 撮影場所: 長野県開田高原
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、L:28枚、R:12枚、G:11枚、B:12枚、Hα:6枚の計69枚で総露光時間5時間45分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 L:0.001秒、128枚、RGB:0.01秒、128枚、Hα:20秒、17枚(dark flatは32枚)
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


拡大撮影

「M45: プレアデス星団中心部」
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  • 撮影日: 2022年10月1日3時28分-4時12分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、R: 1枚、G: 4枚、B: 4枚の計9枚で総露光時間45分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 Hα、OIII、SII、それぞれ0.01秒、128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC


「C49: ばら星雲中心部」
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  • 撮影日: 2022年10月21日1時26分-4時00分
  • 撮影場所: 富山県富山市自宅
  • 鏡筒: SHARP STAR製 SCA260(f1300mm)
  • フィルター: Baader RGB、Hα
  • 赤道儀: Celestron CGX-L
  • カメラ: ZWO ASI294MM Pro (-10℃)
  • ガイド:  f120mmガイド鏡 + ASI290MM、PHD2によるマルチスターガイドでディザリング
  • 撮影: NINA、Gain 120、露光時間5分、RGBHαそれぞれ4枚の計16枚で総露光時間1時間20分
  • Dark: Gain 120、露光時間5分、温度-10℃、32枚
  • Flat, Darkflat: Gain120、露光時間 RGB:0.05秒、Hα:1秒で、それぞれ128枚
  • 画像処理: PixInsight、Photoshop CC
記事


まとめ

2022年ですが、前半ゴールデンウィーク頃まではまだ良かったのですが、特に後半あまり天気が良くありませんでした。そのため、撮り溜めていた画像処理をのんびり進めるという体制になってしまいました。でもこれあまりよくないですね。いつかやればいいやと思うと全然進みません。まだ3枚ほど残っています。一つはM82で、M81と同じようにそのうち撮り直すので、多分昨年春に撮ったのはお蔵入りになりそうです。後の2枚は星景に近いもので、いつか処理しようとは思っていますが、いつになるやら。お蔵入りかもしれません。

振り返ってみると、昨年はほとんどSCA260での撮影でした。最初の頃はSCA260の重さによる揺れに悩まされていましたが、CGX-Lが来てからはやっと揺れから解放されました。さらに8枚のフィルターホイールにしてからはナローバンドも楽しめるようになりました。でもナローバンドが面白かったかというと、正直、三日月星雲を見てもAOだけで十分な気もして、普通のRGBの方が色も鮮やかで楽しい気がしています。それよりも、LRGB合成は、RGBだけのときとは一線を画す分解能を得られるので、今後は本機撮影ではRGBだけにすることはもうないでしょう。さらに、2022年末に出てきたBlurXTerminatorは劇的に分解能を向上するので、今後の画像処理が楽しみです。

あと、拡大撮影は余り時間で撮影したものですが、これはまた別の楽しみです。見慣れている対象でも意外な表情を見せてくれました。こちらももう少し続けたいと思います。

2022年は全部で17対象(一部2023年も入っていますが)ですが、数枚を除いてほとんどが自宅撮影です。元々はそこそこ星雲を撮れたらいいなーくらいに思っていたので、自宅でここまで出るならまあ十分かと思っています。その一方、M81の背景のIFN(Integrated Flux Nebula)でわかったように、自宅ではなかなか出ないものがあるもの事実のようです。あまり無理をしないように、遠征にも少しづつ行けたらと思います。


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