ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:観測機器 > WideBino28

仕事で疲れて帰ってきて遅めの食事をとり、ふと外に出ると綺麗な星空。月が出るまでにあと少しだけ時間があります。こんな日は撮影などせずに、自宅の庭でのんびりと星座ビノで星空観察をすることにしました。星座はPCを横に持ってきてStellariumで確認しながら見ます。

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ベガを目印にこと座の三角形と平行四辺形を確認。光害で目で見えなくても星座ビノならはっきり見えます。白鳥座も屋根から登ってくるところです。南東から東の空にかけて蛇の頭から尾っぽまで辿り天頂方向へ、へびつかい座の大きな盾型を確認。

天頂付近にはかんむり座とヘラクレス座の四角が見えます。M13を見ようと頑張りましたが、流石に星座ビノだと厳しかったです。

西の方にはまだからす座がかろうじて残っています。コップ座は屋根に隠れて一部のみ見えます。しし座は西の住宅の間に頭から突っ込んでいきます。

南にはさそり座が見えます。星座ビノだとS字まではっきりわかります。S字の先をよーく見ると大きな球状星団のM7も星座ビノでかろうじてわかります。M8干潟星雲もうっすら見えました。M6はどうしても見えませんでした。サソリの右には天秤座の四角があります。南の空の透明度がいいのでしょうか、サソリの左隣の射手座も今日ははっきり見えます。

実は見始めてすぐに、かんたろうさんが車でやってきました。長野に行くついでに寄ってくれたみたいです。「なんかやってると思った」とのことです。二人で星座ビノの品評会です。かんたろうさんは星座ビノでM6も見えると言っていました。私よりもかなり夜目がいいみたいです。

今日出した星座ビノは、まずは笠井の「WideBino28」と、この間名古屋のSCOPIOに行った時に手に入れた同じく笠井の「CS-BINO」です。同じ笠井で見比べると面白いです。

倍率が2.3倍と高いWideBino28。より暗い星まで見えますが、視野が狭くなります。CS-BINOは安価で2倍(メーカー値)と倍率は少し低いですが、私は初心者にはむしろこちらの方がオススメです。まず税込で1万円以下と安価なこと、実際に見える星の数はWideBino28とそれほど差がありません。大きめの星座も視野に一度に入るので星座の形がわかりやすいです。

他にも出したのは、スコープテックの「星座望遠鏡」、NIKONのテレコンビノ、Cokinのテレコンビノです。最近目の度が進んで眼鏡があってきていないせいなのか、ピント調整がないテレコンバーターを利用したNIKONとCokinが見にくくなってしまっています。目が悪い人は絶対ピント調整がついている現行の市販品の方がいいと思います。ピント調整のあるなしで、思ったより見える星の数が変わることが実感できました。特に目が暗闇に慣れてきて、じっくり細かい星まで見だした時の星の数ははっきりと違いがあります。目のいい人や、子供はテレコンビノの方が調整なしでもよく見えるのでいいのかもしれません。

今日の見え方の順位をつけます。あくまで目が悪い私の今日の評価です。

CS-BINO = 星座望遠鏡 > WideBino28 > NIKON > Cokin

でした。何故か今日は広角で見える方が気に入りました。こと座とか、かんむり座とかの小さな星座はWideBino28の方がいいかもしれませんが、大きな星座はWideBino28だと一度に入りきらずにはみ出てしまうので、少し倍率が低いほうがいいと思います。ひずみはNIKONが一番少ないですが、実際に夜に星を見ていてもひずみは、少なくとも私はほとんど気になりません。それよりもピント合わせがあるかないかが評価を分けた形です。

一方目のいいかんたろうさんはかなり逆の評価で、あからさまな順位は聞かなかったですが、聞いた限りでは見たものの中では概ね

NIKON > WideBino28 > CS-BINO  >  Cokin

と言った印象ところでしょうか。かんたろうさんはひずみが気になるそうです。見る人の目の良さや、好みによって随分印象が変わるのかと思います。私もかんたろうさんも今日はCokinが最低。視野はものすごく広いのですが、見える星の数が(少なくとも目の悪い私には)少ないです。目がいいといかんたろうさんはどう見えたのでしょうか?でも星が少ないというのは同様の印象だったみたいです。観望会で大人気なのとは対照的な評価でした。かんたろうさんとはその後少しだけ望遠鏡を見て、23時過ぎでしょうか、これから長野の自宅に戻ると言って帰って行きました。

その後も月が昇ってくるまで星座観察をつづけました。その際、普通の双眼鏡も一緒に使うと楽しいことを発見しました。ビノで広角で星団を見て、あたりをつけて星図を見ながら頑張って星雲や星団を探すという楽しみ方です。42mmで倍率も大したことのない7倍です。それでも双眼鏡だとM6も星の集まりとしてよく見えました。星座早見盤とか星図アプリ、星座ビノ、双眼鏡をセットで準備すると楽しさ倍増です。誰にも邪魔されずに、一人で星座をトレースしていくのは至福の時間です。

たまには撮影とかを忘れてこんなふうに気楽に星座を見るのも楽しいものです。


先日KYOEIで購入した笠井トレーディングのWideBino28ですが、少し晴れ間があるときに試しました。

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特徴は2.3倍の低倍率、大口径なのですが、これだけ聞いても実際に夜空で見て見ないと全く価値がわからないかもしれません。実際私も、原村の星まつりで初めてワイドビノを見たとき、昼間に見たせいか、その価値が全くわからなくて、値段が高いわりに倍率の低いあまり役に立たなそうな双眼鏡だというのが、最初の印象でした。

ですが、今年たくさんの天の川に出会って、これをもっと綺麗に見たいと考えたときに、普通の双眼鏡だと確かに暗い星までたくさん見えるのですが、倍率が10倍とかと高いため、同時に視野が狭くなり、天の川を見ているとかのインパクトはなくなります。そんなとき、もしかしたらいっそ低倍率の方がいいのではと思ったのがきっかけで、いつかワイドビノを手に入れたいと思っていました。

はっきりいって広角、低倍率で、星座丸ごと一個を視界に入れて見ることができるというのは思ったよりすごいことです。

私のように視力が悪い人は、普通夜空を見上げても、そもそもあまり星がきちんと見えていません。眼鏡をかけていますが、今の眼鏡も随分前に作ったので、だいぶん弱くなっていて、かなりボケた星を見ています。WideBino28は裸眼でも眼鏡をかけていても、片目づつピントを合わせることができるので、まるで突然目が良くなったような感覚です。

また、倍率が2.3倍なので、2.3x2.3倍暗い星まで見えます。等級が一つ違うと明るさは2.5倍違うと定義されているので、およそ2等級近く暗い星まで見えるということになります。(詳しくはこちら)すばるは一つ一つの星がはっきり見えます。牡牛座のV字も全部綺麗に見えます。オリオン座も全体が視野に入ります。その上で細かい星が見えるのです。このインパクトは望遠鏡とか、双眼鏡とはまるで違ったものです。

夏の天の川が今からすごく楽しみです。

追記: その後のWideBino28の使用記もこれらのページに一部書いてあります。


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