ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ: 見学、訪問

9月の3週目は土日も合わせてなんと4連休。本当は初日からかんたろうさんのお誘いで乗鞍に遠征の予定でしたが、ギリギリまで待っても天気がどうしようもないので残念ながら中止に。その代わりに正月以来帰っていなかった名古屋の実家へ急遽帰省することにしました。


久しぶりのSCOPIO

名古屋で色々やることはあったのですが、とりあえずは目的の一つSCOPIOへ直行することにしました。Twitterでいのさんと連絡を取り、開店の13時にお店で待ち合わせるすことに。最初は余裕で間に合うと思ってましたが、名古屋の渋滞をなめていて結局13時10分くらいの到着でした。

店の前にはいのさんと、他にお知り合いの方が何人かいました。ちょっと長居しそうだったので、駅方向の少し離れた有料駐車場をいのさんに案内してもらいました。店舗では店長さんとこの間の日本空調のその後を少し話し、店舗内と展示場をみてました。

展示場はSkyWatcherのAZ-GTeと屈折、反射の機器群がズラーっと並んでいて圧巻でした。店長さん曰く「そこまで数は出ていない」とのこと。値段から考えたら圧倒的なパフォーマンスだと思うのですが、多分初心者はここまでたどり着かないのではないでしょうか。やはり最初に行くのはホームセンターや家電量販店などで、なんだかんだで入門機では全国に販売網を持つVixenが一番目につくのかと思います。AZ-GTeだと自動導入までついているので、より長い期間楽しめると思うのですが、初心者だとその判断にたどり着くのも大変なのかもしれません。

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SharpStarの製品も少し展示してあり、実物を見ることができました。Askarブランドのものはまだ並んでいませんでしたが、こちらも期待できそうです。SkyWatcherといい、SharpStarといい、中国メーカーの台頭が本当にすごいです。しかも四隅の星像まできちんと出してくる機種も普通に存在します。今後10年でどうシェアが変わっていくのか、楽しみなような、怖いようなです。もちろんユーザーとしてはいい機材が安価で帰るようになるのは嬉しいことですが、あまり疲弊して潰し合うようなことはユーザーとしては悲しいことになります。

店舗に戻ると、注目のCelestronのスターセンスエクスプローラーを載せた102mmの屈折が置いてあり、やっと実物を見ることができました。これ、リアルタイムでプレートソルブをやっているのですが、よく考えてあると思います。実際に滞在中もお客さんが購入していったので、かなり出ているのかと思います。この部分だけ欲しいのですが、ここだけ外して使うのはメーカーとしては推奨しないような情報が流れていました。私はPCを使って導入するのでそこまで必要性を感じませんが、眼視中心の特にドブソニアンの人とかはPCなしで淡いターゲットを入れることができると、本当に便利なのかと思います。

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その後来た、いのさんのお知り合いの方とも話しながらで、午後4時くらいまで居ついてしまいました。しかもこの日は結局何も買わずで申し訳なかったです。

本当は一つ欲しいものがあったのです。それはサイトロンから出た3倍の星座ビノです。3倍の星座ビノは笠井からも出ていて以前レポートしていますが、サイトロンから出たものはそれとはまた違っていて、まず48mmのフィルターを取り付けることができること、もう一つは光学的にも違っていて、周辺の歪みがなくなっているとのことです。

店長さんは「酔うことがなくなった」と表現していましたが、確かにその通りです。お店にはちょうど笠井の3倍のものも置いてあったので、直接ビルのタイルなどを見比べてみると、笠井の方で見られたビルの輪郭部の大きな歪みがサイトロンのものではかなり抑えられています。実際には暗いところで星を見るだけだと違いがわかりにくいかもしれませんが、3倍の笠井のものがすごく好評なのでもう一つ3倍のものが欲しいのと、フィルターをつけてみて違いを見るとかもできそうなので、手に入れておきたいです。ところが在庫はまだこの見本だけ。というかまだ販売体制が整っていないようで、残念ながら今回は諦めました。

他にもEAFやASI462MCと買いたいものもあったのですが、10月の福島のスターライトフェスティバルが間もなくなので、ちょっと我慢しました。


トップカメラ

その後実家に到着。電灯がつかないとか、ドアの鍵が調子悪いとか、一通り母の要求を満たし、食事はいつもの近くの「まる重」へ。基本的に飲み屋なのですが、定食っぽいのもやっていて、あまり飲まない私にはありがたいです。刺身系がものすごくお値打ちで、普段美味しい魚を食べている富山人の私でもおいしいと思います。写真の上寿司、なんと千二百円です。ウニの美味しいこと。

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もし晴れていたら電視観望でもやろうと思いましたが、この日も曇り。そのまま実家に戻り一泊して、次の日の午前はトップカメラの栄本店へ。ここでは特価のフィルターやらフィルターケース、レンズケースなどを大量に購入しました。

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ここは中部圏でも、多分全国的にもトップクラスの中古カメラの在庫。集めているPENTAXの6x7レンズも見ましたが、在庫は何種類もあったもののとりあえず食指が動くものはなく、今回はせっかく名古屋に行ったにもかかわらず、大したものは買えませんでした。午後は母親のスマホの買い替えにつきあい、結局夕方に実家を出て自宅に戻ったのは22時前くらい。この日は疲れていて、天気も悪かったので寝てしまいました。


あんとんシュガーさん

連休3日目の月曜は、最近Twitterでやりとりを始めたあんとんシュガーさんが午後から来るので、朝から部屋の片付けと、機材の準備です。晴れていたので太陽でも見るかと思って赤道儀を出しておきましたが、午後曇っていて使うことはありませんでした。午後1時半頃だったでしょうか、まだ窓の掃除をしている時にあんとんシュガーさんが到着しました。同年代で、明るくて、とても話しやすそうな方です。でも家族からは相変わらず「ネットで知り合った人とはあってはいけません」と言われています(笑)。

早速部屋にあがってもらい、少し機材を見てもらった後、目的の微動雲台を受け取りました。

あ、そもそもなんで知り合ったのだろうかと二人で話してたのですが、やはりきっかけはあんとんシュガーさんがFS-60CBをユーシートレードで購入したことでしょう。みんなで「購入おめでとう」とか言っているときに、私もFS-60Qユーザーなので「わーい仲間だ!」と思ってコメントした覚えがあります。

聞いてみると金沢に住んでいるとのことで、いつか富山に遊びに来ませんかとか言っていました。そのうちあんとんシュガーさんが、大阪あすとろぐらふぃ〜迷人会の方とつながりができ、迷人会の井戸端秀樹さん製作のポタ赤用の微動雲台を試すことに。そこに私が反応したところ、同じく迷人会のこたろうさんからその微動雲台を私のところに持っていくようにと命が下ったというわけです。

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無事に微動雲台を受け取りましたが、かなりしっかり作ってあるようで、評価するのが楽しみです。詳しい評価は後日別途またするとして、せっかくあんとんシュガーさんに自宅に来てもらうので、その場で画像処理特訓でもとか思っていました。でもでも最近ずっと天気が悪くて、あんとんシュガーさんの方がなかなか撮影できなかったみたいです。色々聞いてみると、今年3月に初めて星景写真で天の川を撮り、そこからハマり始めて色々揃え出したとのこと。まだまだ機材を揃えているところで、なかなか撮影まで辿り着けないとのことです。目的はまずはアンドロメダ銀河、その後オリオン大星雲を撮影してみたいとのこと。

面白かったのは「FS-60CBを買って良かったー。」としみじみ言っていたことです。最初からきちんとした機材を買うのは一つの手なのですが、確かに今回他の機材を買っていたらもしかしたら私は連絡をとっていなかった可能性もあります。私もFS-60Qには惚れ込んでいるので、同じ機材のユーザーというのはなんだかんだ言ってつながりを感じてしまいます。

結局19時近くまでいたと思うのですが、こんな長い時間何をしてたかというと、ホント何をしてたんだろうというくらい時間があっという間に経ってしまいました。最初の頃はあんとんシュガーさんがマンガを書いていたというくらいマンガ好きなので、私のマンガ本棚を見てもらったり、天文雑誌本棚を見てもらったり、おすすめの本を紹介したりです。

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紹介した本は、望遠鏡とか撮影の理解に、リンク先にもある「デジタル点写真のための天体望遠鏡ガイド」、吉田正太郎著「天文アマチュアのための望遠鏡光学・反射編」と「「天文アマチュアのための望遠鏡光学・屈折編」」、撮影対象を選ぶのに「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」と「星座の事典」、さらに画像処理の入門として「天体写真のレタッチテクニック」です。でも最初の3冊は「式があるー」と言って拒否反応を示していました。自然科学が好きなのですが、理系を諦めた文系人間とのことですが、多分謙遜で、話を聞いている限りかなりいろんなこと調べているので、ここらへんのことはすぐに理解していくのかと思います。

画像処理のソフトの話にも当然なりました。問題はPCと英語が得意でないとのこと。でもソフトについてもかなり調べていて、DSSとSIとPIのどれがいいかとかの話にもなりました。私は回り道するくらいなら最初からPIでいいと思うのですが、英語ができないとすると確かに辛いので、その場合はSIかと思います。最初はとりあえずフリーで試してみたいというならDSSでしょうか。でも最近の最初からPIで始めた人たちの画像処理の伸び具合を見ると、PIから始めるというのが解の一つなのかとも思ってしまいます。あんとんシュガーさんはまだ迷っているようですが、結局は自分で楽しめる物を選ぶのが一番いいのかと思います。あ、でも「PIにお金払ってしまって背水の陣で臨むのもいいかも」とか言っていたので、なんとかしてしまうでしょう。

そのうち機材を出したり、どうやって撮影したりとかいう話になっていきました。あんとんシュガーさんの機材はFS-60CBとレデューサー、さらにエクステンダーをやはり迷人会の方から頂いた(!)そうです。フラットナーはまだ持っていなくて、いまいちフラットナーの価値が分かりにくいようでした。エクステンダーとフラットナーとレデューサーの役割と利点、欠点を説明し、アンドロメダ銀河を撮影するにはという話になりました。

赤道儀はポラリエUなので1軸です。オートガイドをしたいとのことなのですが、PCが苦手なのでできればPC無しでやりたいと言います。色々聞いていると、オートガイドの前に極軸をきちんと取る方がいいというアドバイスになってきました。

少し焦点距離は短くなるかもしれませんが、まずはFS-60CBにレデューサーをつけて焦点距離255mmとして、ノータッチガイド、60秒露光でズレが出なくなるくらいまで目的とし、極軸を精度良く合わせることをチャレンジした方がいいのかと思いました。ある程度極軸を合わせておかないと、一軸のガイドをしても結局ずれていってしまいます。赤径のピリオディックモーションが支配的になるくらいまで極軸を合わせ込むと、やっとオートガイドが生きてきます。

SharpCapのPole Align機能が便利なこと、微動雲台を利用してうまくすると1分くらいまでは合わせることができること、微動雲台なしでも三脚アジャスターで頑張るとそこそこ精度が出ること、微動雲台がどれくらい効くかは私の方できちんと評価することなど、ずっと話してました。

でも実際には天体の話よりも、他の話の方が多かったかもしれません。家族の話とか、仕事の話とか、2011年の震災の時の話とか、その他くだらないことも含めていろいろです。晴れていたら早めの夕食をとって、その後撮影とかでもと思っていましたが、結局天気が回復することもなく、あんとんシュガーさんは次の日仕事ということで、また再開を約束して帰宅されました。

ずっと話してましたが、どれだけアドバイスとかできたかはちょっと微妙です。でもTwitterでたくさん得るものがあったと言ってくれたので、ちょっとほっとしています。この日は私も疲れて早く寝てしまい、夜中一度起きてもまだ曇ってたので、諦めてそのまま朝まで寝てしまいました。

今ブログを書いている連休最終日の今晩も曇りみたいです。この連休、昼間は青空も見えたりして雨も降ってないので天気がそこまで悪かった印象はないのですが、全然星は見えませんでした。最初はこの記事のタイトルを「4連休の星活」としてたのですが、ほとんど星活してないのでタイトルを上のものに変更したくらいです。

星的には冴えない連休でしたが、あんとんシュガーさんがきてくれてとても楽しかったです。コロナ禍で自宅にあまりお客さんも来てなかったので、部屋をきれいにするいい機会にもなりました。いつか一緒に撮影とかしたいです。あんとんシュガーさん、今後ともよろしくお願いいたします。



きっかけは一通のメールから

先日、名古屋の天文ショップスコーピオの店長さんから突如連絡が。なんでも富山のある会社に望遠鏡一式を納品するのだが、初心者なので地元でサポートしてもらえるような富山の天文同好会はないかという質問です。

スコーピオは私が4年前に星を始めた時に、機材を揃えたお店です。実家が名古屋なので帰省の旅に寄っていたのですが、最近はコロナ禍で全然お店に寄れていません。今回、お客さんに一連の操作を説明するために富山に来くるというので「せっかくだから納品が終わったら食事でもどうです?」とか言っていたら、なぜかとんとん拍子に私もその説明会に参加することに。なんでも初めて天体望遠鏡を使うので、富山で誰かサポートしてくれる人がいると心強いというのです。私もこんな話は大好きなので、二つ返事で「行きます!」と。


説明会当日

で、先日行ってきました。スコーピオさんが休日の水曜日です。平日なので、私も仕事を終えてからの参加です。出かける際に妻が聞いてきました。

妻: 「え、何しに行くの?」
私: 「なんか会社で望遠鏡を買ったとかで、それ見に行く。」
妻: 「え、なんで?」
私: 「店側は富山でサポートしてくれる人がいると安心だから、会社側は初めての望遠鏡で近くに教えてくれる人がいると助かるから。両方からメリットがあるから。」
妻: 「え、パパのメリットは?」
私: 「無い。でも新しい仲間ができるかも。」

と答えたところ、もう呆れ顔で「ハイハイ、勝手に行ってらっしゃい!」と言った感じで送り出されました。なんでこのワクワク感を分かってくれないのでしょうか?


日本空調さんにて

18時頃にその会社に到着しました。今回会社を挙げて天体望遠鏡を導入したのは株式会社日本空調さん。富山駅からすぐのところです。駐車場で「着きました」と電話して、スコーピオの店長さんと日本空調の社長さんにお会いして、挨拶もそこそこに社内の会議室のようなところに連れて行かれました。なんとそこには社員さんがズラーっと机に座っています。20人位はいたと思います。

実は事情を全く聞いていなかったのですが、話を聞くと超面白いです。なんでも社長さんがもともと星に興味があって、ボランティア社員を募って、社長自ら作った作った天文テストで90点以上とった社員が参加しているとのこと。90点以上にならないと追試もあるとかで、この場に集まった方はそのテストをパスしてきた精鋭さん達だということです。

ここからが重要で、今回望遠鏡を会社に導入して、小学校や中学校で観望会を開いて子供たちに見てもらいたいというのです。コロナ禍でイベントとかなかなかできないので、少しでも地域の人に楽しんでもらえたらとのことです。9月には教育関係の方の視察もあるとかで、ちょっと気が早い気もしますが、そのやる気と実行力は素晴らしいと思います。


なぜか突然講義の始まり

しかも、スコーピオの店長さんも当日こんなふうに会議室に集まって話をするとは何も聞いていなかったらしく、急遽話を作ったそうです。18時過ぎから暗くなり始める19時前くらいまで、ズラーっと並んだ社員の皆さんの前で赤道儀の説明から、設置の仕方、観望会の様子まで一通り話が進みます。おそらく皆さん、実際の望遠鏡を触った人はほとんどいなくて、基本的なことからの説明です。聞いてみると、事前に送られてきた赤道儀と鏡筒を2度ほど組んでみたとのこと。でも実際に組み立てた人は限らていて、鏡筒を覗いた人もまだ半分くらいとのこと。しかも一部の機材しか触っていないので、今回一からの設置と、極軸調整の練習をして、これまで使っていない機材も試してみるとのことです。なんと、電視観望用にASI294MCもつけたセットで、街中でも相当のことまでできそうです。

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講義が終わると、外に移動して実際の機材の設置になります。場所は歩いて数分の会社の駐車場です。


実際の設置

今回納品した機材はというと、赤道儀がVixenのSXD2、鏡筒が同じくVixenのSD103Sで焦点距離が795mm。初めての機器にしてはもう十分過ぎるくらいの性能です。さらに惑星用にバローレンズ、さらにさらに電視観望用にASI294MCとレデューサーも揃えています。よく見るとASI292MCを取り付けるためのCanonマウントアダプターもあるので、そのうち広域電視観望とかもできるかもしれません。

駐車場では何人かの人が中心となって、赤道儀の設置と水平出しを始めてます。

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  • 木星が駐車場横の家屋で隠れてしまうので「赤道儀の場所、もう少し家から離れた方がいいですよ」と言って移動してもらいます。聞いたら前回とは違う場所に置こうとしてしまったようです。まだやはり目の前の機器に手一杯で、なかなか全体に目が行かないのは無理もないことです。
  • 赤道儀の設置のときも「ウェイトが重すぎでバランスが取れない、もうこれ以上内側にいかない」と迷っていたのですが、これもアイピースがついてなくて鏡筒側の重さが足りなかったためで、スコーピオ店長さんからアドバイスがありました。
  • やはり最初のうちは何度も練習が必要で、その都度その都度トラブルや気づいたことを解決していくことがそのまま経験になるのかと思います。

街中の星観察には星座ビノ

設置している最中に、手持ち無沙汰な方もいたので、星座ビノを出して星座観察をしてもらいました。ここは駅の近くでかなり街の中心部なので、富山と言っても相当明るいです。それでも星座ビノだと、目で見るよにはるかに星の数が増えるのにびっくりされたていたようです。星座ビノは結局合計6つ出して、交代でかなりの方にみてもらいました。将来観望会をやる時にもこういった星座ビノを用意しておくといいと思います。
  • 星座ビノを使って、月のすぐ近くにアンタレスがあり、その右の3つの星も見えてさそり座の形を認識してもらいました。
  • ベガの周りの三角形と平行四辺形でこと座の形を認識してもらったりします。
  • 星座アプリ(最近は星座早見版よりこちらの方がメジャーのようです)と照らし合わせて形が分かったりするので、街中でも充分星空を楽しめて楽しいと思います。

みんなで観望

望遠鏡の設置もうまくいき、自動導入も店長さんのアドバイスのもと何度か試していたようです。参加していた社員さん全員に覗いてもらっていました。設置で苦労したせいか社長さんが「全然働いてなくて見るだけか!」と(冗談で)文句を言っていました。でも社長さんすごく楽しそうで、うまく見えているのでちょっと得意げでした。
  • 最初の月ですが、今回初めて望遠鏡を覗いた半分の社員さんには相当インパクトがあったようです。
  • さらに木星は、社長さん特製テストで4つの衛星の名前を覚えていたので、皆さんそれを確認していました。縞も十分見えたようです。
  • 土星は形が綺麗で初めて見るとインパクトがあります。こちらもテストで出ていたらしく「タイタンが見えるか?」とか言っていたのですが、流石に難しかったようです。

他にももう一台、スコーピオの方でVixenの同クラスの赤道儀と鏡筒を持ってきていて、手が空いている社員さんが何人か導入の練習をしていました。ファインダーを覗きながら入れようとしているのですが、鏡筒は全然あさっての方向を向いています。でもやはりファインダーだけを覗いていると、それがわからないんですよね。外からそれを見てる人はわかるので「もっと全然左!」とか言っていましたが、本人もファインダーから目を離して改めて気づいたようです。ここら辺も経験を積んでいくのが大切だと思います。


なんと電視観望も

最後は大トリで電視観望の練習です。アイピースからCMOSカメラのASI294MCに取り替えて、まずは惑星から。
  • ソフトはSharpCapを使いました。もしかしたらASIStudioの方が楽かもしれません。今度一緒にやる時に紹介しようと思います。
  • 惑星は導入後、カメラで見ると明るすぎるので露光時間やゲインを下げる説明をしてました。
  • 電視観望だと、木星の縞とかもみんなで同時に見えるのにインパクトを受けていたみたいで、今後の観望会への発展の感触を得ていたようです。
  • その後、改めて惑星を中心に持っていきバローレンズで拡大し、ピントを合わせ直してさらにはっきり見てました。

星雲にも挑戦です。
  • 星雲はまずは輝度の高い、こと座の惑星状星雲M57です。導入後LiveStackでノイズが少なくなっていきます。ここは私も少し活躍して、ホワイトバランスと炙り出しでどんどん見えるようになってくると「おおっ!」という感じでした。明るい街中でもきちんと色がついていて、青から赤のクラデーションが見えるのは驚きだったようです。
  • 次はこぎつね座の亜鈴状星雲M27です。ダンベルの形がわかるので「英語ではダンベル星雲というんですよ」と話すと「ほーっ!」とうなずいてくれていました。
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でも社長さんが「これは操作が難しい!覚えられなさそう。」と叫んで、「〇〇君、きちんと覚えて!頼りにしてるよ。」とか言っていました。頼まれた若い社員の方も「大丈夫かなあ?」という感じでしたが、すかさずスコーピオの店長さんが「これはベテランがやるような結構難しいことをやってるんです。」とフォローを入れていました。もちろんこれから経験が必要ですが、私も近くに住んでいるので、できるだけ一緒にサポートしていければと思っています。


説明会に参加してみて

でもこの日本空調さん、さすがに技術系の会社なので理系の方も多くて、特に宇宙に興味を持った若い社員の方が何人かいました。当然モーターとかの制御専門の方もいて、結構私も話が合ったりします。モーター制御はオートガイドとかにも通じるところがあるはずです。カメラが趣味の方ももしかしたらいるかもしれないので、撮影とかまで進むかもしれません。会社の入り口とかオフィスに撮影した写真を飾っておけばかっこいいと思うのですが、どうでしょうか?この中から、星が本当に好きになって、せっかくある会社の望遠鏡を自由に使って進めてくれる方が出てくると嬉しいです。

スコーピオさんがこの日のうちに名古屋に帰る必要があったので、21時頃でスコーピオさんと私は退散しました。「またわからないことがあれば、遠慮なくご連絡下さい」と伝えておきました。すいていれば車で30分かからないくらいです。今後うまく観望会までたどり着いて欲しいです。

社長さんと何人かの社員の方には少し話したのですが、観望会を開催するのもなかなか大変だと思います。多分最初はトラブルだらけで、うまく見せてあげられないかもしれません。だんだん暗くなって木星とか見え始めると、極軸をとる時間もなく見せ始めて、全然導入できないとか、導入しても極軸があってなくてすぐに逃げてしまうとかもよくある話です。でもそこでめげずに、何度か経験を積んでもらえば、きっとそのうちうまくいくと思います。私もそのために手助けできるなら喜んで参加します。

また経験という意味で「富山私科学博物館で毎週土曜日星空観察会をやっているので、そこに参加したらいいですよ」とアドバイスしておきました。おそらく自分たちで始める前に、観望会の雰囲気を知っておく方がいいのかと思います。


終了後、少しだけ食事に

日本空調の皆さんはもう少し続けていくようでしたが、我々はここで移動し、せっかくの機会なので少しだけ食事でもしようという話になりました。スコーピオ店長夫妻と私の3人です。でも問題は、コロナ禍で21時だと店が全然空いてないのです。これから運転して帰るので、居酒屋もいまいちです。本当はおいしい回転寿司(富山は回転寿司でも本当に美味しいです)とかがよかったのですが全然あいてません。豪華なものでなくていいというので、この時間で空いている数少ないお店で、近くの駅前の富山ローカルの「まるたかやラーメン」に行きました。富山のラーメン屋はなぜかメニューにおでんが普通にあります。あんばやし(こんにゃく)や巻かまぼこは珍しかったみたいです。名古屋の赤味噌でない、生姜風味の白味噌でおでんを食べることや、おでんにとろろ昆布がかかっているのも確かに富山だけですね。普通の一般富山人の店なので申し訳なかったのですが、一応喜んでくれたみたいでほっとしました。

私も最近全然名古屋に帰れないので、店長とは久しぶりの会話になります。聞いたら、やはり会社を挙げて望遠鏡を導入するのは珍しいケースで、スコーピオさんでも初めてのことだそうです。名古屋から富山はなかなか遠くて、電話でもなかなかサポートが難しいので、私みたいなのでも近くにいてくれるとありがたいとのことでした。


天文機器の扱いのサポート

富山の同好会は富山県天文学会(略して県天)があるのですが、最近のコロナ禍で活動が停滞しているのと、観望会はまだやるのですが初心者のサポートみたいなものはあまりしていないのが現状です。実は現会員の中にもサポートを期待して入会してくれている方もいるので、もしかしたらそういった方向もきちんと考えた方がいいのかもしれません。基本的に県天は好きな人が集まっているので、勝手に技術は習得していくもんだとという感じなのですが、ボランティアを募れば世話好きな人もきっといるはずです。そういった教えて欲しいという需要は実はかなりあるのかと思います。

観望会で自分の望遠鏡を持ってきてもらって、その時に操作を教えてもらうということもあるかもしれません。でも現実には観望会では他のお客さんに見てもらうのがメインで、なかなかそういったサポートはできていません。富山市科学博物館の観望会で、一部職員さんが面倒を見てくれている時もありますが、これもその職員さんの好意でやってくれていることだと思います。

こういったサポートは天文人口の裾野を広げることにもつながるので進めていきたいですが、まだまだこれからの課題かと思います。地域でサポートを欲しているなら、ローカルに周りに住んでいる近くの詳しい人で、なんとかサポートできるのがいいなと思います。


お疲れ様でした

コロナ禍でのスコーピオさんの店舗の状況だとか、最近の新製品の話題だとか、話はつきません。奥様はあまり星には興味はないみたいですが、こういった遠くの出張にはついていくそうです。本来水曜はお店が休みなのですが、大体こういったサポートでなかなか休みにならないそうです。大変だと思いますが、好きなことでもあるのであまり気にならないとか。いや、それでも大変だと思います。

というわけで、22時過ぎくらいだったでしょうか、この日は解散となりました。天文ショップのサポートがどのようなものかも興味があったので、私にとってもいい経験となりました。日本空調さんの志と実行力は素晴らしいです。うまく観望会までたどり着いて欲しいと心から願います。私もせっかくお知り合いになれたので、今後もできるだけ協力できたらと思います。

この日はなんとも数奇な運命を感じる一日でした。


12月半ば、スターベース東京にて

少し時間をさかのぼり、12月半ばに戻ります。この日も東京出張で秋葉原に寄る機会があり、スターベースに顔を出しました。スターベースのWebページで得た情報によるとアウトレットページにいくつか魅力的な機材があり、TSA-120Nの展示品が販売されていることを知りました。店に入って見てみるとμ180などかなりお値打ちな機材がいくつか置いてあります。でもTSA-120Nの姿はなく、もう売れてしまったのかなとも思ったのですが、一応聞いてみると実際の物が奥においてあるといいます。見ることもできるというのでわざわざ出して見せてもらいました。展示品で鏡筒バンドもついているので通常よりはお値打ちです。ものすごく欲しかったのですが、その場は一旦冷静になってその日は帰宅。

TSA-120は悪い噂をほとんど聞くことがないくらい、ものすごく評判の良い鏡筒です。躊躇した理由は限定の廉価版のNモデルなので、フードが固定なこと。フード固定自身は別にいいのですが、フードが縮まない分全長が長くなってしまい、収納や持ち運びが大変そうです。アウトレットに出ていたものは鏡筒バンドがついていてその分お得なのですが、実は鏡筒バンドはK-ASTEC製のものを使いたかったので、鏡筒バンド無しでいいのであと少しで値段を追加して、Nでない通常のTSA-120にした方がいいのかなと思っていたりしました。

それでも屈折の眼視に関しては最強に近いTSA-120Nを割安で手に入れるチャンスです。家族とも相談し、散々迷いながら、その後しばらくは毎日webページをチェックしていました。でもでも意外に売れないのです。売れてしまったら縁がなかったとあきらめがつきます。なぜか1月に入ってもずっと残っていて、毎日TSA-120Nのことを考える日々が続きました。「これだけ残っているのならまだしばらくありそうだ、もし、もし次回東京出張まで残っていたら買おう」と決心。でもありがちなことに、そう思った矢先、1月半ばにとうとう在庫切れになってしまいました。

人間勝手な物で、在庫切れになると「あー、やっぱり迷ったりせず買っておけばよかった」と思ってしまうものなのです。でも同時に、少しホッとしている自分もいて「あー、なんとかやり過ごせた。やっと諦めがついた」と思っている自分もいます。


1月半ば、つい先日のスターベース東京にて

そして今回1月の出張で訪れたスターベース。その日会ったIさんも交えて、店長とS君と「TSA-120Nをやっとの思いで、幸か不幸か買い逃した」というこの一ヶ月の思いを語り、「FS-128がヤフオクで出てるみたいでそれも考えてる」とか言っていたら「たまたま今日中古のTSA-120が入ってきましたよ」とのこと。「見ます?」というので即答で「ハイ!」。しかも今回のものはラッキーなことに、最後にNが付かない通常モデルのフードが短くできる方のTSA-120です。2011年のモデルでしたが、とてもきれいで状態も全然悪くなく、もうほとんど迷いはありません。あとは値段のみです。

と思って値段を聞いたら、まだついさっき工場から送られてきたばかりで値段がついていないとのこと。ああ、スターベースでタカハシの中古を購入することの強みはここだなあと。中古といえどもしっかりメンテナンスしてから販売してくれます。値段がわかったら連絡してくれるとのことなので、ここでIさんとスターベースを退散して近くの居酒屋に移ることにしました。ここからの話は前半部分に書いています。


なぜTSA-120?

ちなみに、スターベースを出る直前にTSA-120を欲しいと思った理由をK君に聞かれました。実はこれ、かなりずっと考えていて、いくつかはその場で話したのですが、改めて列挙しておきます。
  • もともと、周辺像を気にしなくていいくらいの撮影レベルで使える、口径の大きい焦点距離の少し長めな素性のいい鏡筒を欲しいと思うようになっていた。
  • 屈折か反射にこだわりはなかったが、光状線があまり好きでないので屈折か、反射なら少し制限されてシュミット系などのスパイダーが無いものが良かった。
  • きっかけは12月のTSA-120Nのアウトレットで、これを見てTSA-120について色々調べて真剣に考え始めた。
  • これまで眼視をほとんどやってこなかったので、少し眼視での観測を真剣にやってみたかった。眼視ならTSA-120はもうほぼベストの選択。
  • 撮影ならTOAの方が有利そうだが、重くなるのと温度順応に時間がかかるかも。何より予算が...。
  • TSA-120はTOAに比べて相当軽い。気軽に使うにはこれくらいの軽さでも限界か。
  • 星像の鋭さの限界が、シンチレーションのせいなのか鏡筒のせいなのかをはっきりさせるために、しっかりした基準が欲しい。VISACの周辺までの点像は設計は素晴らしいが、やはり製造と調整の過程で不確定要素が入り込む可能性がある。
  • かなり調べてもTSA-120の悪い噂がほとんど出てこない。この鏡筒はタカハシの良心だとの意見も。
  • FS-60Qは星を始めて結構すぐに、その価値もわからずに手に入れてしまった。TOAの価値はまだ理解できないかもしれないが、今ならTSA-120の価値を一番享受できるのではないか。
  • 900mmの焦点距離は持っていないので楽しめそう。レデューサーをつけて670mmにしたら、FS-60QやFC-76+マルチフラットナーと比較できて楽しそう。
  • TSA-120で満足できなかったら、現行機ではもうあとはTOAくらいしか残っていない。かなり長い間、多分一生ものとして使うことができそう。
  • 稼働率まで考えたら今の時点ではベストの選択ではないか。
などです。やはり中古といえども高価な鏡筒。これくらいは考えてしまいます。

逆に心配だった点は
  • TSA-120Nだとフードが固定で全長が1メートル超え。ケースを探すのが大変なのと、トランクのスペースが厳しい。
  • TSA-120は撮影の作例があまりないこと。
  • レデューサーとエクステンダーのスポットダイアグラムがフラットナーと比較して少し周辺で崩れること。
くらいです。

  • 今回はTSA-120なので、フードが縮み約15cm短くなるので解決。
  • 撮影に関しては、スターベースブログにフラットナーと組み合わせたM31の作例が載っていました。実際にスターベース の店頭で印刷されたものも見せてもらいましたが、全く不満はありませんでした。撮影にも十分すぎるくらい使えると判断しました。
  • レデューサーとエクステンダーはフラットナーに比べて高価なので、将来少し余裕が出た時に試すことにするつもりです。
と、レデューサーとエクステンダー以外はすでに解決。最初にフラットナーを買ってみれば撮影は相当楽しめそうですし、眼視でまた違った世界がひらけそうです。


今回のTSA-120との不思議な縁

居酒屋での話は前半を見ていただくとして、20時半頃にお店を出てIさんと別れた後に乗った帰りの山手線、なぜか隣の席にKYOEIのMさんが。私は最初気づかなくてMさんから声をかけてくれたのですが、むしろMさんの方が何でこんなところにいるんですか!と驚いているようでした。しかもその日の午前に、たまたまスターベースのS君とも電話していたとか。「スターベースでTSA-120の中古がたまたま出ていてS君に見せてもらった、もしかしたら買うかも」というような相談をしたらもう大絶賛。とにかく全く悪いところのない、非常にいい鏡筒とのことです。KYOEIの方も同じように言うのですから、やはり評判は間違いなさそうです。

  • もし、12月の時点でNモデルの方に決めてしまっていたら、今回の話は全てなかったでしょう。
  • もし、Iさんがブログにコメントしてくれなかったら、多分この日のことはなかったでしょう。
  • もし、スターベースを待ち合わせ場所にしなかったら、たまたまこの日に入荷したばかりの中古TSA-120に出会わなかったでしょう。
  • もし、たまたま乗り込んだ山手線でMさんと会わなかったら購入相談もできなかったでしょう。
なんか色々運命的なことを感じてしまい、Mさんと話した時点でTSA-120の購入を決めました。

そうしてMさんと東京駅で別れ、富山への新幹線の切符を買って「はぁなんとか最終便に間に合った」とやっと落ち着いたところでメールを見てみたら、ちょうどスターベースのS君から「値段が出たので連絡が欲しい」とのこと。中古ということもあり、前回のNモデルの展示品よりも安くなっていました。

もうこのTSA-120は私に買ってもらうために
現れてくれたんだとしか思えず

即決で購入の連絡をしました。連絡のメールを入れたのは新幹線に乗り込んですぐのことでした。


とうとう到着!

翌日金曜日に支払いを済ませて、土曜日発送。そして今日、日曜日の夕方、とうとうタカハシから大きな箱が届きました。

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蓋を開けてみると、緑の文字が見えます。これだけでもう大興奮。すでにチラッとTSAの文字が。

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箱から出してみました。比較でEOS 6Dと並べてみます。

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6Dが小さく見えるくらいなので、相当太いです。でも長さはフードがたたまれているせいか、非常にコンパクトに感じます。

ファインダーもついているモデルで、タカハシ純正の鏡筒バンドも前オーナーのものが付いてきています。手持ちの赤道儀がCelestronのCGEM IIなので、VixenかLosmandy規格のアリガタに変換してやらなくてはいけません。とりあえず手持ちの機材で工夫して取り付けてみようと思います。

残念ながら今夜はどんどん曇ってきました。ファーストライトを試す様子は次回また書きます。乞うご期待。


フリマでの初めての天文道具の販売

多分売る方としては初めてのフリーマーケットになります。妻の友人がフリマスペースを申し込んでいて、場所が少しあるので妻も絵本を売ると言っています。いい機会なので、ついでに私もあまり使わない天文機材などを売ることにしました。値段的には星まつりで購入したものをさらに安くしているので、相当格安だと思います。それでも妻の扱う絵本とかに比べたら結構高いので、妻は「そんなの売れるわけない」と言います。

妻が先に家を出て、友人と一緒にすでに販売を始めます。私とNatsuは会場の様子を聞いて、1時間ほど後から到着したのですが、着いた途端にすごい雨。大きめの望遠鏡カバーをすぐに出して、絵本とかが濡れるのを防ぎ、珍しく妻に感謝されました。雨が上がると、私も商品を出すことにしました。

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もういくつか売れてしまった後の写真です。

今回出したものは入門用の望遠鏡セットが一つ、三脚が5つ、雲台が4つ、双眼鏡が2台、雑誌が4年分48冊です。とにかく今回学んだのは、やはりわかりやすいのでしょうか、双眼鏡が大人気。なんでか聞いてみたのですが、買った人はそろって鳥を見たいそうです。出したのは7倍と12倍なのですが、まずは倍率を聞かれます。低倍率の方が使いやすいと力説したのですが、やはりなかなか理解してくれません。低倍率の方は一緒にいた友人家族が買ってくれました。後から妻が聞いたら、よく見えると喜んでいるとのことです。

望遠鏡ももう一組の別の友人家族(友人同士は親戚)が買ってくれました。子供と一緒に見たいそうです。本当は「一緒に星を見る券」をつけて興味のありそうな人に売ろうと思っていました。どうせなら説明しながら一緒に見て興味を持ってもらおうと思っていたのです。でも結局売れたのが知り合いなので、今度自宅に遊びにきてもらうことにしました。

三脚も意外に人気があります。ほとんど9割5分位の人が興味を示しませんが、それでもカメラやビデオを持っている人が少なからず興味を持って購入してくれます。結局5本中3本が売れました。一方雲台は更に興味がある人が少なくなります。結局売れたのは一つだけでした。

まったくの誤算は天文雑誌です。1年分そろっているものを持ってきたのに、売れるどころか、誰一人として興味を持ってくれませんでした。重かったのに結局全部持って帰りました。でも冷静に考えたら当たり前ですね。富山の天文好きの人なんて知り合いの人ばかりだし、他に昔の天文雑誌に興味があるなんて、多分数えれるくらいの人数なのかと思います。

でも単価はそれなりなので、数は少なくても思ったより売上にはなったんです。妻が値段を聞いたら信じられないというような顔をしていました。最初「絶対売れない」とか馬鹿にされていたので、ちょっと見返してやった気分です。多分なんですが、こういった地元のフリーマーケットに出るのは女の人向けの商品が多いので、男性対象の商品が珍しくて目立ったのではないかと思います。実際に興味を持ってくれたのは男の人ばかりで、女の人で興味を持ってくれたのは母娘の親子二人組だけで、しかも弟がカメラをやっているからという理由だそうです。


お通夜で星見

次は多分珍しい、なぜかお通夜での星見会です。

平日に母から珍しく電話がかかってきました。北陸にいる母の兄、私から見て叔父が亡くなったと。母は叔父から見たら妹にあたるので、小さい頃から可愛がられていて、ずっと仲がいいのです。母は長時間の移動が大変なので、もう葬儀に出るのも諦めていたらしいのですが、平日私も忌引きを取って付き合うからと、無理やり母に富山まで来てもらい、車で母を乗せて石川の端の方まで移動しました。

叔父はずっと密葬でいいと言っていたらしく、今時流行りの家族葬で、3人の子供とその家族、別れた奥さんとその妹さん、うちの母と私だけの、本当に身内だけの葬儀です。私から見たら、十何年ぶりかに会えた従兄弟もいて、悲しいどころか昔話と今何やってるかとかで大盛り上がり。もともと叔父は超自由人で、人生好き勝手に楽しんできて、商売も古道具屋と、かなり面白い人です。みんなに迷惑をかけまくったり、でも人がいいのでなかなか憎めなくて、私も性格とかは全然違うのになぜか気があいます。みんな同じような印象なのでしょう、本人の前で平気で悪口も言いますし、小さい頃みんなで能登半島を一周した話とか、学生時代に叔父に古物商の仕入れの席に連れて行ってもらった話とか、全然悲しい雰囲気になりません。

17時からのお通夜は30分くらいで終わっって、着替えるために車のところに戻ってみると、月がすごく綺麗です。これは意外にいい機会だと、ぱっとFS-60CBとAZ-GTiを出し、私としては珍しく8-24mmのセレストロンのズームアイピースをつけて眼視で月を見ました。

すると従兄弟と、その子供たちもでてきて、さらに大人も全員参加で月見です。みんな望遠鏡なんかほとんどを覗いたことがないらしく、セレモニー会場の駐車場でキャーキャーいいながら月を見ていました。月の模様自体もあまりじっくり見たことがないので、ウサギの頭の部分が出ているよとか、親子ですごく楽しそうに話しています。倍率は低いのですが、ついでに土星も木星も見えて大満足。小さくても土星の輪もはっきり見えますし、木星の衛星とかもみんな初めて見るものばかりです。最後は星座ビノを出して星座教室にまでなりました。宇宙の話になったり、宇宙人はいるかいないかとか、身内ならではの全く遠慮もなにもない星見会で、私にとっても新鮮でした。1時間も見ていたでしょうか、その後、仕出しでそのままみんなで夕食となったのですが、その流れのせいか本当にあっという間に時間が経ったほど、話に花が咲きました。母も無理してでも来てよかったと言っていました。私は次の日仕事なので名残惜しくもその晩で帰りましたが、母はそのまま泊まって葬儀にも参加したとのことです。

でも何でこんなことをしたかというと、家族葬だったことと、他の葬儀が入っていなくて我々だけだったことなどいろいろ理由はありましたが、一番の理由は多分10年とか経って、会うたびにそういえばあの時星見たよねという話になると思ったからです。久しぶりに集まって、湿った話だけでなく、兄弟同士、従兄弟同士仲良く時間を過ごせたなら、叔父も天国から喜んでいることでしょう。


東京天文ショップ巡り、初ケンコートキナーサービスショップ

最後は東京でショップ巡り。まずは秋葉ヨドバシで最近恒例となってきた双眼鏡見比べ。フリーマーケットで売った機種も現役でおいてあったのと、自宅にある別の機種もたまたまあったので、ともに安いものですが比べてみます。

ここで少し後悔。フリーマーケットで売ったやつのほうがかなり見やすいです。もちろん高級機には太刀打ちできませんが、収差もそれほど悪くないですし、視野も広いですし、ひずみもほとんど感じられません。星まつりでの価格しか知らなかったのですが、定価は意外に高かったと知りました。

次は道路を渡ったすぐのキタムラで物色。NIKKOR-Qの135mm、F2.8のオールドレンズを購入しました。ジャンクなので格安です。隣に同じ135mmのSIGMAのF1.8 artが置いてありました。でも値段は30倍以上、まずは安い方で楽しみむことにします。

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次にスターベース に移動。特に購入するものはなかったですが、いつものように邪魔にならない程度に店員さんとおしゃべり。この日はS君と、アルバイトのK君もいました。S君は福島のスターライトフェステバルはお店でお留守番になるそうですが、スターベース は台風の中頑張って土曜から行くそうです。たくさん掘り出し物があるそうなので、楽しみです。

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最後は中野に移動して、ケンコートキナーのサービスショップに行ってきました。ここを訪れるのは初めてです。中野駅北口からブロードウェイを抜けて、すぐ左の角にあるビルの2Fです。

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ビルに入ってエレベーターで2Fにいくと、さっそくMEADE製品がずらり。

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もっと驚いたのが、奥にあるSolarMaxの90mmです。ぼかしておきましたが、値段もすごいです。

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ここの隣にはこれまで販売されてきたレンズの資料室のようなところがありましたが、レンズの価値が全然わかっていない私は結局スルーしてしまいました。昔のことを知っている方ならすごく面白いのかと思います。ショップに入ると、まず特価品のコーナーに目がいきました。SAMYANGのレンズが格安でしたが、オリンパス用とEF-Mマウントに気づき断念。気を取り直して、お目当のACクローズアップレンズのコーナーへ。さすがに品揃え抜群です。

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隣にMCももっとたくさんずらっと並んでましたが、おめあてはあくまでACです。

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これを見たら何をしたいか、多分わかる人はわかりますね。あ、あぷらなーとさんみたいに変なことではないですよ(笑)。もう一つの別の目的です。

店内には望遠鏡コーナーもあります。こちらは主にケンコーブランドの望遠鏡のようです。

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今回は駆け足でしたが、ここ一週間の間にあった星関連のことです。でも全然撮影できてません。
週末の福島は、台風の後に晴れてくれると嬉しいのですが。

 

休日に名古屋に行く用事がありました。


まずはショップ訪問

せっかくの名古屋なので、SCOPIOによって店長さんと少し話しました。話題は「最近若い人来ますか?」というもの。

店長さん曰く「結構来ますよ」とのこと。天文部の学生や、若い社会人のマニアの方も多いみたいです。スターベース名古屋店が閉店になってしまったので、名古屋の天文ショップは本当にここだけになってしまいました。そのせいもあってか、近辺のマニアはもちろん、一般の方も結構来るみたいです。夏が始まる前から秋くらいまでは小・中学生を連れた親子もたくさん来るとか。まだまだ期待が持てそうです。流石に冬はマニアがメインとのこと。

そんな話をしていると、ちょうど「テレビで見たから来ました。」と、小学4年生くらいの男の子を連れた親子が店に入ってきました。名古屋ではSCOPIOは結構テレビで取材されていて、それを見てくる人も多いみたいです。と思っていたら、さらに小学生くらいの子を連れた親子連れと、さらにさらに中学生くらいの子を連れたお母さんが「駐車場ここだけですか?」と言いながら入ってきました。車は3台しか駐めることができません。もう少し居たかったのですが、せっかくきてくれた子を逃すのは惜しいので「あ、私もう出ますよ」と言って空いたスペースに車を置いてもらいました。

滞在時間15分くらいでしょうか。珍しく短かったですが、フレキシブルハンドルのジャンク品を2つ手に入れて満足でした。店長曰く、「あ、いいもの見つけましたね」とのことでした。


名古屋市科学館が面白い

その後、寄ったのが名古屋市科学館です。以前は名古屋に来るたびに子供と来ていたのですが、最近はご無沙汰でした。星を始めてからは2年前に来た以来、多分2度目でしょうか。今回は到着が午後3時半頃と遅かったので、プラネタリウムの券はすべて売り切れでした。プラネタリウムでアンドロメダ銀河とか見ようと思って、星座ビノとさらに双眼鏡もカバンの中に用意してきたので、ちょっと残念でした。

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それでも見所はたくさんあります。今回の注目は5Fの「宇宙のすがた」コーナーにある望遠鏡の内部構造です。まずはタカハシの屈折。上が口径10cm、下が7.6cmと書いてあるので、FC-100とFC76でしょうか。レンズの位置がよくわかります。特に下の方は、レーザーを使ってどうやって光線が焦点に向かっていくかがわかるようになっています。

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上の写真にも少し写っていますが、タカハシの反射とMEADEのシュミカセも同じように丸裸にされています。

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こういった工夫は科学館ならではだと思います。写真だけでは面白さが全然伝わらないので、是非とも名古屋市科学館で実際に見てもらいたいと思います。

もう一つ面白かったのが、トリウムレンズです。昔のレンズで放射性物質を含んでいて、その崩壊過程をγ線センサーで検出しています。他のものと比べて結構頻繁にセンサーが鳴ります。安全性については問題ない距離においてあるはずなので、ここでは議論はしませんが、科学的には目に見えないものを測定するという観点から、非常に面白い展示なのかと思います。ちなみに私も2つ持っています。

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もう一つの目的、科学館で知り合いの方に会うことができました。なんでも毎月観望会を開催しているらしくて、その中で電視観望も試しているとか。最近はASI294MCも手に入れて、名古屋のど真ん中で色々見ているようです。そうか!名古屋でもどれくらい見ることができるのか、早速この日の夜に自分でも試してみようと思いました。


名古屋のヨドバシカメラ

科学館は結局閉館時までいたのですが、その後、せっかく矢場町らへんに来たついでに名古屋のヨドバシカメラに寄っていきました。なんとヨドバシが松坂屋の中にあるんですよ。しかも3フロア占めています。時代も変わったものです。望遠鏡を見ていきましたが、VixenとMEADEが置いてありました。びっくりしたのはミニポルタがまだ置いてあること。残念ながら展示してあるのは可動部が壊れていましたが、まだ在庫あるのでしょうか、普通に買えるみたいでした。

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ただやはり、周辺パーツはほとんど置いていないので、これなら富山のケーズデンキの方が遥かにマシな気がしました。東京のヨドバシはまだ色々置いてあるので流石です。

でもホントに、天体望遠鏡ってどこで買えばいいのでしょうか?一般の人にとっては専門のショップは敷居が高い気もしますし、やはりネット?できれば初心者ほど、きちんと見て、アドバイスを聞いて買った方がいいと思います。


初めてのカメラ雑誌

せっかく都会に来たので、栄方面まで歩いて、ついでにMARUZEN(名古屋有数の大型の本屋)に寄りました。ここでやっと話題のアサヒカメラの9月号を手に入れることができました。富山の本屋では軒並み売り切れでした。例の自然画のレタッチしすぎの件です。ちなみにカメラ雑誌を買ったのはこれが初めてです。

私はそもそも、一眼レフカメラで自然どころか、明るいところでほとんど撮ったことがない、初心者にも入門者にもならないようなズブの素人です。記事をただ読むことくらいしかできません。それでもあえて一言だけ言うなら「手に入る技術は目一杯試すべき」なのかと思います。そこで不満が出てきたときに全く新しい技術を生み出すようなすごい人が出てくるはずです。自然を自然らしくと言うのは理解できますが、そのために技術の進化ををさえぎるような、技術を使わないことを記事の中で推奨するのはどうかと思います。ハードウェアというカメラを作る努力と、撮影時に工夫したり苦労したりすることと、画像処理アルゴリズムを独自で組むような姿勢に、なんら変わりはないと思います。星なんかレタッチの究極みたいなもんですからね。


やっと電視観望

というわけでここまでが前書きで、やっと今回の記事のメインに入ります。今回のテーマは「都会の光害下で、QBPをつかった場合に電視観望は実用になるのか?」です。前回の記事で、満月のときに富山でQBPを使って電視観望試したのですが、明るい時と言ってもそれでも田舎の富山。都会の光害には遠く及びません。富山駅前でも同様のことをQBPで試したので、感触がもてそうなことはわかりますが、やはり実際に都会で試してみたくなります。場所はだんだん定番になってきた、名城公園のスターバックの横の、階段の上の踊り場です。

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今年の初めにここで同じように電視観望を試したのですが、その時はQBPを途中から入れたのですが、画面半分にカブリがあるとか、あまりうまくいっていませんでした。今回はそのリベンジも兼ねています。現場では向こうに名古屋城が見えています。

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名古屋での電視観望の見え方 with QBP

さて、まずは手始めにM57。QBPの威力でしょう、全く問題なく見えています。
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次にM27。こちらも都会の光害地とは思えないくらい綺麗に見えています。輝度のある星雲は全く問題ないですね。

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と、ここで曇ってきてしまったのでちょっと休憩。スターバックスに大好きな抹茶クリームフラペチーノを買いに行きました。スターバックスにすぐに行ける観望会なんて、結構すごいと思うのですがどうでしょうか?そんな便利なところで星雲まで見えるのです。

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ちょっと脱線、月と雲

月も上ってきました。雲がかかっていますが、その雲と月とのコントラストがすごく綺麗で、これを全部表現するのにはダイナミックレンジが全然足りないのかと。

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名古屋でもここまで見える

しばらく待っていると、天頂部分が晴れてきました。さすがに富山と比べると多少厳しいですが、比較のために北アメリカ星雲です。

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まあ、名古屋の繁華街の近くの公園でこれだけ見えれば十分ではないかと思います。

あとこれらも比較のための網状星雲と三日月星雲です。とりあえず形がわかるくらいは十分に見えています。

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Twitterで呼びかけしていた22時すぎ、明日の仕事があるのでここで終わりにし、片付けの後22時半頃に実家へと向かいました。


まとめと感想

もう十分満足しました。確かに富山と名古屋では差があることはわかりましたが、QBPの威力はすごいです。名古屋でこれだけ見えれば、あとは東京でどれくらい見えるかですね。東京の本当の繁華街でどれくらい見えるかとか、一度試してみたいです。

ちなみにこの日の一人観望会、直前にTwitterで声をかけて反応は上々だったのですが、さすがに平日前の休日だったので現場には誰も現れてくれませんでした。それはまだいいのですが、普通の人もだーれもいません。せっかく綺麗に見えたので、少しくらい見て欲したったです。残念。


このあいだの日曜にCANP帰りにスターベースに寄ったばかりなのですが、今週平日に関東に用事があり、時間があったので少しだけスターベース に寄っていきました。この日はいつも親身に相談に乗ってくれる店員のS君の姿もあり、CANPの話をして盛り上がりました。今回の記事はそんな店頭でのやり取りのお話です。

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前回も少し聞いたのですが、FC-76の白濁レンズの交換の話を改めて詳しく聞いてみました。(2019/6現在)レンズ交換サービスは正式なものとして存在していて、調整費用も含めて4-5諭吉さん程度。白濁を清掃、調整するだけのサービスが2-3諭吉さん程度なので、やはり倍近くのコストです。私の場合鏡筒本体を購入した値段が値段だったので、これだけのコストをかけるのにやはりまだ躊躇してしまいますが、手のでない値段でもないので、撮影をしてその像に不満が出るようなら他のものかなと思っています。このページによるとFC-76がシングルコートからマルチコートになったのが1986~1987年と言うので、シングルコートの手持ちのものはおそらく35年くらい前のものです。こんな昔のものもきちんと修理まで請け負ってくれるのは流石にタカハシです。S君も気が向いたらぜひとのことなので、焦らずに検証してから考えることにします。

S君と話している時にFSQ-130EDの製造中止の話になりました。前回訪れた時に店長さんとも同様の話をしたのですが、今回は販売店方でもあまり聞いていなかったようで、突然の発表のようになってしまって申し訳なかったとのことです。色々聞いてみると、やはり調整が難しいのと、レンズなどの部品の調達が難しいのが主な理由だそうです。店頭に置いてあるものは未調整品のガワだけのものなので販売はできないというのは前回店長さんに聞いたこと。そもそも値段が値段なので私には到底購入することはできませんが、素晴らしい鏡筒の選択肢がなくなるのは悲しいことです。

光学的に最高のものを設計するだけならちょっと勉強すればできてしまう。組み立て、調整のみならず、量産化、販売、メンテナンスまで考えて設計するのは大変なんだろうなと言うような話をしました。例えば、ある4枚玉の鏡筒はレンズの両側ある曲率の一方ができるだけ同じになるように設計するそうです。コストの面でもそうですし、品質のばらつきを抑えると言う点からも性能アップにつながるのでとてもいいアイデアだと感心しました。こういったことまで考えて、ユーザーに責任を持って引き渡すのができるメーカーには絶対に生き残ってほしいものです。タカハシ高いですけど、エクステンダー、フラットナー、レデューサーまでそろえてしまえば、何種類かの焦点距離の高性能の鏡筒を一度に手に入れるのと同じになるので、実はコストパフォーマンスが意外なほどよくなります。しかも鏡筒は同じなので、鏡筒バンドやその他の付属機器が変わらなくてセットアップの変更が少ないと言うのも大きなポイントです。

とまあ、前置きはこれくらいで、今回いくつかの買い物をしました。と言ってもお小遣いで買える安いものばかりです。

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まずは真ん中のタカハシ純正の鏡筒のアイピース側のキャップです。アルミ製でしっかり作られています。FC-76用に買いましたです。店頭に普通のアイテムとして並んでいて、単体で買うことができます。FC-76は1インチアイピース時代のものなので、今はVixenの安い31.7mmアイピース口への変換アダプターを使っていますが、本当はFS-60Qにも付いているような純正のものが欲しかったのです。でも取り付けたいFC-76の買い値の3分の1くらいという値段を聞いて断念。でも大事なことは、こんなパーツでも35年前に販売した鏡筒にしっかり対応していて、いまだに単体で購入できると言うことです。S君が言っていましたが、ホームページだけでは掲載しきれないパーツもあるので、ぜひ店頭で訪ねて欲しいとのことです。そういえばFS-60Qに付いてきたエクステンダーのキャップがなくて相談したら、同サイズのキャップを単体で販売してくれました。多分汎用品なので値段も安かったです。

他に購入したものが、左端の防振パッド。ネットでもすぐに見つかるやつです。MEADEのLX-200-25用に自作防振パッドを100円ショップの有り合わせで作ったのですが、それと少し比較してみたくなりました。自作のものと比べると10倍くらいと割高なのですが、それでもこれもお小遣い程度の値段。ゴムの部分を触ると100円ショップで売っている防振マットより随分硬いので、おそらくこちらの方が防振効果は薄いと思われます。たまたまその場にあったのと見つけたのと、比較対象としては防振ゴムの基準になりそうなので持っておくことにしました。

もう一つはアイピースの鏡筒側へのキャップです。値段は書きませんが、星まつりで買うのに毛が生えたような値段だったので格安かと思います。こんな一般的なアイテムも意外に手に入るのがスターベース の魅力なのですが、今回は珍しくEM11とかGPとか少し中古品の大物も出ていました。細かいものも少し中古品がありました。最近CMOSカメラの展示コーナーが大きくなったとか、少しづつですが訪れる度に変わっています。あまり高価なものを買えないので申し訳ないのですが、販売の邪魔にならない程度にまたちょくちょく訪れたいと思います。



そうそう、このブログのCANPの記事を見ていただいた方が多かったのか、livedoorの「写真・カメラ」カテゴリ7391ブログの中で4位でした。こんな順位は初めてです。天リフなどから来ていただいた方も多かったようです。いつもピックアップなど取り上げていただいてありがたい限りです。でも最近更新頻度が少ないせいか、ランクはすぐにまた10位以下に戻ってしまいました。

あまり順位などにこだわってはいないのですが、多くの方が読んでくれているのかと思うと、嬉しいなあと思う反面、あまり適当なことは書けないなあとか、色々考えるきっかけになります。普段このブログを見てくれている皆様、最近忙しさにかまけて更新頻度が落ちていて申し訳ありません。いつも本当にありがとうございます。

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CATに行った後にまだ少し時間があったので、FC-76を整備する目的で秋葉原に移り少しショップを回りました。

スターベース 


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まず寄ったのが、いつもの秋葉原のスターベース。目的は前回名古屋スターベースで手に入れた、ジャンクFC-76の新型フラットナー用のリングを買うことです。撮影までするかはまだ未定ですが、4隅の点像がどこまで出るかを確かめておきたいからです。到着して、いつも相談に乗ってくれS君はいなかったのですが、店長さんが「S君もうすぐ帰ってくるよ」と教えてくれたので、少し待つことにしました。10分も経たないうちに遅めの昼食を携えてS君が戻ってきました。まず目的のFC-76用リング。大した値段ではないので、テスト目的でも気軽に買うことができます。リングだけで各機種に対応できる新型フラットナーはずいぶんコストパフォーマンスがいいと思います。

今回は買い物だけでなく、情報として得るものが多かったです。S君がこのブログを読んでくれていたので話が早く、まずタカハシでFC-76の清掃をまだ受けつけているということを教えてくれました。実際にタカハシ工場でするもので、これには分解、清掃、組み立て、光軸調整が含まれるらしいです。問題は清掃がどこまでになるかはスターベースでもわからないようなのです。まず、白濁の具合によって完全に綺麗にならない場合があること。これはもちろん了承です。傷とかついていればそれは無理でしょうし、劣化がコーティングだけでなく、レンズ基材にまで食い込んでいたらそれも厳しいでしょう。でも実際の清掃というのが、ただ掃除するだけなのか、コーティングを剥がすのか、はたまた再コートまで(流石に値段的にはないと思いますが)してくれるのか、それはどうも職人さん判断の様で、店舗ではわからないという意味だと理解しました。

見積もりも見せてもらいましたが、タカハシの清掃、調整でも値段は全然許容範囲。鏡筒を特価で買った値段より安いです。また、タカハシの調整だけでなく、TOMITAさんでの清掃、調整もスターベース店舗で受け付けてくれるとのことです。TOMITAさんの方はさらにリーズナブルな値段でした。いずれにせよ、タカハシで清掃を受け付けてくれるとわかったことは大きいです。でもまだ自分で分解して屈折の光軸調整の方法を学びたいというのもあるので、もう少し様子見です。

一緒に店頭にあるFC-76DCを見ていると、現行機種がずいぶん細くなっているのを思い知らされます。筒の部分はFS-60CBと同じ太さです。私が手に入れた旧機種のFC-76は現行のFSQ-85EDPと同じ太さです。現行のFC-76DCのフードを外してみてみると、対物レンズ枠の外径が筒の径ギリギリまできていて、かなり頑張った構造になっているのがわかります。と、ここまでが前置きで、面白かったのがS君がフードをはめるときでした。ねじ込み式なので回転させながらはめるのですが、なぜか逆回転ではめようとしています。最初間違っているのか思い「回転逆では」と聞いてみたとこと、わざと逆に回転させて、ねじ込みの最初の位置を探しているとのことです。うまく垂直にフードを当てて逆回転で探っていくと、カタッと入り込むところがあり、そこから反転して通常の向きに回していくと、噛んだりすることなくきちんとはまっていくとのこと。私はこれまでそんなことに気を使ってこなかったので、目から鱗でした。さすがタカハシです。ものを長く大切に持たせる術を知っていて、きちんと店員にまでその教育が行き届いています。

あと、S君から白濁に関して面白い提案がありました。月を見てみると白濁の影響がよくわかるのでは?というのです。確かにうまくいくと(悪くすると?)コントラストが悪くなりそうです。早速帰ったら試してみようと思いました。

もう一つ、FC-76の鏡筒バンドを頑張ってK-ASTECのものにするか、もう少し安価なMOREBLUEのものにするか迷っていたのですが、スターベースでMOREBLUEの鏡筒バンドの扱いを始めたようです。ただし、今の所は鏡筒とのセット販売のみ。単体であれば買っていたかもしれません。


KYOEI

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さて次はKYOEIです。ところがいつも相談に乗ってくれるMさんは不在とのこと。KYOEIさんはK-ASTECの鏡筒バンドを扱っているのですが、事前のネット販売の方では大阪店には在庫があるけれど、東京店には在庫はないとの情報でした。それでも一応FC-76の旧型にあう95mmのものがあるか聞いてみると、たまたま一つだけ在庫があるとのこと。ついでにと思って、斜めに取り付けることができるとってもあるか聞いてみたら、こちらもたまたま一つだけあるとのこと。これも縁と思い、対応する上下プレートも合わせて購入してしまいました。でも鏡筒を買った価格より、鏡筒バンドの方が高価です。うーん、だんだん本末転倒になってきました。


戦利品

今回の戦利品です。斜めハンドルがポイントでしょうか。

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実際にFC-76と組んでみました。上部のハンドルの間にアルカスイスプレートをつけました。これは電子ファインダー用にCMOSカメラを取り付けるためです。あと下のプレートのさらに下に、手持ちのアリガタを取り付けました。

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うーん、かっこよくなってきました。

ちょっと重くなったので、後日もう少し軽量化するかもしれません。

注意ですが、鏡筒バンドには低頭ネジの長いのが4本、短いのが4本ついてきます。上下にプレートをつけるのですが、長いネジはもう少し厚い板用に用意されたものか、K-ASTECのプレートには長すぎて途中までしか入っていきません。短いネジを別途用意しておいた方がいいのですが、低頭ネジでないとはみ出てしまうので、あらかじめどこかで見つけて購入しておいた方がいいでしょう。私は手持ちで2本だけあったので、とりあえずトップは4カ所でなく2カ所で止めています。



FC-76ファーストライト

富山に帰ってから、FC-76の対物レンズの白濁の影響を検証するために、実際に月を見てみました。単体だとわかりにくいので、FS-60CBとVixenのポルタの80mmとも見比べてみます。アイピースは相変わらずポルタに付属の20mmです。倍率も低いので分解能の比較は難しいです。

まあ、はっきりいうと差は見えましたが、正直言ってごくわずかでほとんど気にならない程度でした。コントラストでいうと
ポルタ => FS-60CB > FC-76

と言ったところでしょうか。地球照が見えるかどうかで比較したので、ポルタの口径が大きいのが効いている気がします。それでもFC-76が口径の割にコントラストは低かったのは、やはり白濁のせいでしょう。よく比べると、FC-76で少し顔を動かして接眼レンズと目の相対位置を変えてみると、コントラストが少し変わるのがわかりました。これは白濁の酷さが局所的に違いがあるからだと思います。

でも何度か見比べて初めてわかるくらいのもので、単体でFC-76を覗いただけだったら、先入観なしでは、少なくとも眼視の経験があまりない私は白濁があるとは気づけないと思います。でも経験豊かな人はすぐにわかるかもしれません。

結論としては撮影に使わなければ、とりあえず十分です。値段が値段だったので、私としては満足です。はっきり言って撮影でも使えそうな気もしています。でも付属品の方が高くついてくるのは、まあ仕方ないですね。

次は電視観望で試してみます。

先日、関東方面で用事があり少し時間があったので、これまで行ったことがなかったCATに足を伸ばしてみました。CATさんは中古販売が主で、中古の天文機器の取り扱い数では最大規模になるのではないでしょうか。中古の機器をを探す過程で、ネットで利用された方も多いのかと思います。


少し郊外のCATさん店舗へいってみました

CATさんはネット販売だけでなく店舗も持っていて、場所は東部アーバンパークラインの「藤の牛島」という駅。すぐ隣が春日部駅なのですが、この藤の牛島は駅の周りもあまり店とかがあるわけでなく、ここから歩いて10分くらいのCATさんまで、コンビニが一件もありませんでした。というのは結構早くついてしまい、開店までどこかで時間を潰そうとしたのですが、あったのはドラッグストアが一件でした。食べるのには困らなく、定食屋さんに近い様なお店が結構あります。CATの近くにあった喫茶店は朝のみの営業で入れなかったで、結局裏手の小さな公園で時間を潰していました。

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午後1時数分前に店の明かりがついて、すぐにドアを開けてくれました。店長さんはTシャツ姿で若く見えたので年齢を聞いてみたらもう還暦間近だとか。中学の頃天文少年で、その後一時期中断。1990年くらいに復帰して、20年ほど前に同じ春日部市内でCATを作り、店が手狭になってきたため今から10年ほど前に現在の店舗に移ったとのことです。1976年から80年くらいまでと、1990年初頭には天文雑誌にも何度も入選していたとのことなので、一度作品も見てみようと思っています。


店内は所狭しの天文機材が

店の中はもう天文機材でいっぱい。移動も望遠鏡の間をすり抜ける様な感じで、足の踏み場もないとはこのことかもしれません。ほぼ全て中古機材かと思いますが、その数は半端ではありません。鏡筒は10本、20本とかのレベルではなく、100本のオーダーでしょうか。例えばタカハシが固まっているエリアでは、TOAの多分130を始め10本くらいが地面から立っています。下の写真はミザールエリアとでしょうか、カイザーなども見えます。

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GOTOの反射や、西村の反射、MITAKAの赤道儀が2台とか、貴重なものも数多くあります。通路から遠くにあって近寄ることができないものたくさんあるのですが、私が知らないだけでまだまだ面白い鏡筒がたくさんあるのかと思います。

圧巻は50cmのNINJAです。でも新品で購入してから9年間、まだ外に出したこともないとのことです。店の前は車道なので出すことはできず、裏手に運ぶには店の中の機材が多すぎるとのことです。

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おそらくですが、CATさんに来る場合はあらかじめネットで一度在庫をチェックしておいて、興味があるものがあれば店舗に来てみてみるのがいいのかもしれません。突然店舗に来ても機材の数に圧倒されて、選ぶのがなかなか大変です。

この日はたまたまと言っていましたが、ひっきりなしに電話がかかってきていました。中古の買取りの相談です。何件かは天文マニアの方から、何件かは多分一般の人で家にあった昔の望遠鏡を引き取ってもらえるかいう相談みたいです。店長さんは全ての電話に丁寧に答えていました。これだけでも結構な時間です。この日は配送もあるそうで、そのチェックもあった様なのですが、それでも上に書いた様な内容を少しお話ししていただけました。

私がその場で一つ目についたのはVixenのVC200L。スポットダイアグラムの星像が素晴らしい鏡筒です。でも見え方に多少ばらつきもある様なので、その様子を伺うことができました。まあ、電車での移動なので鏡筒を買って帰るわけにもいかなく、ネットでも出ていることを確認して、その場は諦めることにしました。

お話を伺う中で興味深かったことは、ほとんどがネット販売で、店舗まで来てくれる方はあまりいなくて、むしろ遠方から出張などの機会に訪れてくれる方が結構いること、肝心の春日部市で店舗に来てくれるお客さんは数えるほどしかいないとのことです。確かに都心からは少し離れたところにあるので、多少行きにくいのかもしれませんが、それでも天文人口が少なくなってしまったと残念そうにお話しされていました。

あと、わかりにくいですが書籍が充実しています。昔の本が多いですが、洋書の類も結構あります。興味のある方は一度実際の店舗で見てみるといいのかもしれません。



これまで回った天文ショップ

いい機会なので、これまで回った天文ショップを書いておきます。
  • 関東がKYOEI、スターベース 、シュミットと今は同じ場所にあるサイトロンの展示場、三基光学、コプティック星座館、ジズコ、スカイバード、CAT。
  • 中部がスコーピオ、スターベース (2019/5/19で閉店予定)、EYEBELL、に加え、地元(隣の県ですが)ユーシートレード、あと長野諏訪のCOSMOS。
  • 関西がKYOEI、国際光器。
  • 海外がアメリカカリフォルニアのOrange County Telescope、韓国のEXO SKY。

関東方面はもう残り少なくなってきています。 あと回っていないところは中野のケンコー・トキナーサービスショップ、埼玉の川越市にある光映社くらいでしょうか。埼玉の日高市にスターゲイズさんがあるみたいですが、店舗の情報が見つからないので通販のみかもしれません。全国で見ても店舗まで持っているのは、近場で長野のテレスコ工房、福岡のTOMITA、あと北海道にAuという店があるようなのですが、ホームページがないようなのであまり情報がありません。もしかしたら地方にもまだ天文ショップはあるのかもしれません。

大規模店から個性的なショップまでいろいろありますが、それでもこれくらいの数しか存在し得ないのはもう寂しい限りです。名古屋のスターベース さんも間もなく閉店となってしまいます。天文人口的にも厳しいのかもしれませんが、天文ショップは我々のある意味拠り所みたいなものなので、本当に頑張っていただきたいものです。

昨晩の観望会から明け方に帰宅してしばらく睡眠をとり、朝9時頃にあぷらなーとさんからの電話で目が覚めました。13時頃にスコーピオで待ち合わせです。それまで少し時間があったので、5月19日で閉店になるという名古屋のスターベースに行ってきました。

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実は2016年のGWに星を始めるときに、一番最初に立ち寄った店がここです。でもその時は値段を聞いてびっくりで流石に手が出ることはありませんでした。その後も何度か立ち寄ったことはありますが、たいしたものを購入したことはありませんでした。それでも店長さんも私のことを多少覚えていてくれていたようで、今回も小一時間くらいでしょうか、お話ししてきました。店長さんが引退するのは少し前から決めていたそうで、後継者を探したけれどなかなか見つからなかっとのこです。望遠鏡のことを知らない一般の人からの応募もあったが流石に好きでないと厳しいとか、知り合いの方にも声をかけたがタカハシの顧客は比較的裕福な方が多いので逆に難しそうとか、それほど簡単な話ではないようです。2000年に現在の場所に移転してから19年間で万引きとかもわずか数回で、天文ファンには変な人はたくさんいるけど悪い人はあまりいないと言うのがある意味実証されたような裏話を聞くこともできました。

昨日の観望会で店頭にはもうほとんど何も残っていなかったとか聞いていたのですが、意外に掘り出し物もまだ残っていました。店長さんによると、閉店ということでこの機会に引き取ってもらいたい人も多く、回転がいつもよりずっと早いとのことです。閉店まで残り10日くらいですが、ちょくちょく覗くと新しい掘り出し物も見つかるかもしれません。ショップにすぐ行くことができるような状況は大都市ならではで、羨ましい限りです。

秋葉原のスターベース には電車で行くのですが、名古屋のスターベース は車で行くからダメですね。私も気づいたら、なぜか一本生えていました。あぷらなーとさんが「遠征生え」なら、私の場合は実家に帰ってなので「帰省生え」とでもいうのでしょうか。


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車の中で一本生えてきたことに気づいたとき。

生えてきたのは灰色の旧旧色時代のFC-76です。値段が値段だったので完全に気絶買いです。レンズに曇りがあるので、ジャンク扱いで部品取り用とか書いてありました。確かに撮影には厳しいかもしれませんが、それでも電視観望なら十分に使えそうです。今の手持ちの新フラットナーもリングだけ76用のを買えば使えそうです。後日レポートを書きます。

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白濁は結構ひどい。その分格安でした。

あと、その場にあった製版用のCarl Zeissの300mm F5のレンズもかなり欲しかったのですが、こちらはなんとか思いとどまりました。以前「星を求めて」で隣の人に見せてもらった製版用レンズを使った収差ほぼ無しの手作り鏡筒を再現したかったのですが、すでに鏡筒を買ってしまった後だったので予算も少なく、泣く泣くあきらめました。

その後、SCOPIOに移ってあぷらなーとさんと店の前で開店時間に待ち合わせ。2日前に旅行からの帰りで立ち寄った時に雑誌だけ購入したのですが、今日は改めて気合を入れて訪れてます。

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K店長にSkyWatcherから新しく出た太陽観測用の自動導入経緯台を見せてもらいました。GPSが付いていてそこそこ北に向けてボタンを押すとものの数分で勝手に太陽にまで鏡筒を向けてくれます。

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最初に適当に北向きに置いた様子。

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数分後にはこのように自動で太陽を追っています。
影を見ると太陽方向に向いているのがわかりますね。
(追記: すみません、現場では影を見てたのですが、写真に写ってませんでした。)

そもそも太陽は普通のファインダーも使えないので、初期アラインメントが結構手間なのです。時代はここまできたんだなあという感じです。K店長が「覗くともう太陽が入っている」と言うので、あとはカーソルで微調整するだけです。見せてもらったPSTはかなり見える個体らしく、明るくて赤く見えるところが一部オレンジに光輝いていました。プロミネンスもよく見えます。自分が持っているPSTより明るいのかと思います。まあ私のはジャンクもので眼視はほとんどしないし、魔改造で原型をとどめていないので、比べること自体間違っているのかと思います。

そうこうしていると、なんと昨晩のやくもふさんがお店に来ました。特に待ち合わせていたわけではなく偶然です。今晩もどこかに遠征に行くみたいです。私とあぷらなーとさんは、新しくできた奥の展示場に移動。

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あぷらなーとさん物色中。

流石に中野の展示場には負けますが、それでもこれだけ出してあると実物を見て購入できるので非常に便利です。あぷらなーとさんはKenkoのフォーカサーを触りながら「思ったよりいいなあ」とかブツブツ。

ここでは太陽経緯台の固定バージョンも置いてありました。固定バージョンは鏡筒を変えることができないとかいうことでしたが、実際には六角のイモネジが付いているだけなので、特に心配することはなさそうです。

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途中やくもふさんも展示場の方に来てまた3人でいろいろ議論が始まりました。展示場にいたのは20分くらいでしょうか。

店舗に戻ると早速あぷらなーとさんが、さっきのKenkoのアクロマート120mmを「一本ください」と。ショップに行くとなぜかニョキニョキ生えてきてしまう不思議な現象で、今回は「遠征生え」というものに分類されるそうです(笑)。実は鏡筒の方は長年悩んで決めたとのことですが、ところがこれだけにとどまらず、その場にあったフリーストップ経緯台の初代のPHOTONを見つけて即買いです。バックラッシュが大きいと店長が説明していましたが、あぷらなーとさんのブログを見ると早速解決。

捨てる神あれば拾う神あり★先日のブログで『邪悪さ』を自慢したら・・・お気軽観望専用の邪悪兵器を組んで自慢したところまで...2019年 05月 03日

さらに鏡筒の方も早速ナロー撮影で成果を出しているようで、相変わらずものすごい実行力です。
『遠征生え』した12cmアクロマー...★インスタ映えならぬ『遠征生え』天体観測のため機材満載で遠征した際、現地から帰ってくると出発前...2019年 05月 05日

私の方はというと、笠井から新発売のCS -BINOを買ってしまいました。星座ビノとしては8個目です。どうやらやはりStellaScanの色違いみたいです。また単眼でも独立して販売していることからも、頑張って外すと2つの単眼としても使えるそうですが、私はまだ怖くて試していません。

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そんなこんなで買い物も終わりましたが、本当はあぷらなーとさんを富山に誘っていました。でもこの日は香川の夜が晴れるらしく、手に入れた機材を自宅で試したいとのことで、残念ながら香川に帰ることになりました。名残惜しくお店の前でお別れでしたが、いつか富山まで来てください。大歓迎します。後日談ですが、結局その晩は天気が悪かったとのことで、富山に行けばよかったーと後からメールが来ました。でも香川-富山間はさらに遠くなってしまい、GW中は渋滞もすごかったみたいでなので、あまり無理をしなくてよかったのかもしれません。

GWの天文記事、もう少しだけ続きます。
 

つい先月の末にも天ショップ巡りをしましたが、今月も関東方面に用事があり少しだけ時間が取れたので、秋葉原でスターベースとKYOEIに行ってしまいました。

スターベース

まずはスターベースです。

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ここで面白かったのは、仲のいいS君に紹介された新人のK君です。4月からアルバイトで来ているとのことで、上の写真にも姿が写っていますが、入店した時にちょうど店の前で鏡筒を触っていました。「あ、見慣れない人だ、ずいぶん若そうだな。もしかしたらメーカーの人かな?」とか思っていましたが、スターベースでのアルバイトさんとのことなので、これからも会うことができそうです。S君によると、K君はガチガチの眼視マニアだそうです。現在都内の大学院生で、高校の頃から天文部で活躍していたとのことです。でもよくよく話してみると、このほしぞloveログのことを知っていて、しかもTwitterでフォローしあっているということがわかりました。というか、ブログを相当読み込んでいてくれて、かなり突っ込んだ話をすることができました。眼視中心なのは撮影が大変だというのも理由の一つらしいのですが、この間のラッキーイメージの記事も読んでいてくれて、ラッキーイメージはガイドとかもなく機材がシンプルそうなので興味があるとのことです。

K君がせっかくの眼視マニアということで、これまでわからなかったことをいくつか聞いてみました。例えば「撮影用にいい鏡筒なのに、眼視用に向かないとはなぜか」とかです。単純に考えると撮影でアラが見えないくらい十分に使える鏡筒なら、眼視なんかは全然問題ないのではと思っていたからです。K君曰く、「眼視では中心像を強度に拡大することがあって、ディフラクションリングだとか見えた方がいいが、4隅はあまりこだわらないことが多い。逆に撮影用には4隅もこだわるために中心像だけを求めるようなことはないので、中心像だけを比べた場合、眼視に向いた鏡筒があるのでは。」とのことでした。私自身はあまり眼視のことはよくわかっていないので、本当に素人質問で申し訳なかったですが、わかりやすく答えてくれました。

実はスターベースのブログでFOA-60を使って、鉄道や航空機をものすごくシャープにとっているページがあって、かなり興味を惹かれていたのですが、ちょうどK君が触っていたのがFOA-60でした。アイピースのチェックをしているとのことで、少し見せてもらいましたが、ものすごくシャープに見えました。しかも軽いとのことなので、確かに長焦点レンズとしても使えるのかと思います。私も今度、手持ちのFS-60Qで航空機とかの撮影を、一度試して見たいと思っています。

あと、ちょっと前にTwitterで知り合った高校生の話が出ました。高校生でなんと光学設計までやってしまうような子なのでもう完全な天文マニアかと思いますが、K君も彼のことを知っていたので、一部で話題になりつつあるようです。彼が今度、岐阜で観望会を企画しているようです。ちょうど元号が変わる日の夕方から夜中にかけてで、私もたまたま近くに行くので、できたら電視観望機材を持って参加しようと思っています。「こんな子が将来光学設計とかの道に進んでくれたらなあ」とか3人で話しながら盛り上がっていました。スターベースのS君もK君も、高校生のS君も期待の若手です。この分野を引っ張っていってくれるような存在になってくれると嬉しいです。アマチュア天文界が、若い人や女性も含めて広がっていくような、未来のある分野になっていってくれればと、切に思います。


KYOEI

その後、夕方遅くにKYOEIに移動しました。途中、アイドルらしき女の子たちが走っているバスの中で歌って踊っているのを横目にKYOEIまで向かいました。

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秋葉原もどんどん変遷しています。私が初めて秋葉原を訪れたのは大学で東京に出てきたときでした。その頃は電気街とかパソコン街とかいう雰囲気でした。天文を初めた3年前からでさえも、秋葉原の天文ショップは変わっています。4件あった天文ショップが、今は2件だけなので少し寂しいですね。せいぜいそこにヨドバシとキタムラが加わるくらいです。もう少し天文とかカメラ関連で回れる店が増えるとより楽しいのですが。

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さて、KYOEIではずっと欲しかったZWOのフィルターホイールを購入しました。電動の5枚のフィルターを入れることができるものです。在庫切れのところが多かったのですが、KYOEIさんが在庫をもっていたので、無事に購入することができました。開けてみたら細かいネジやら、多分フィルターを固定する薄い板だと思うのですが、これが何枚もとか、いろいろ部品が入っていました。これで手持ちのバーダーのRGBフィルターと唯一のモノクロのASI290MMで少し遊べそうです。惑星も今年はRGB撮影に挑戦しようと思っています。いつかナローバンド撮影とかもやってみたいと思いますが、そちらは一からフィルターを揃える必要があります。

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もう一つ、最近話題になっているケンコートキナーのスターリーナイトフィルターが欲しかったのですが、どうやらちょうど次の日発売で、しかもサイズがいろいろあり、大きいのは結構高いとのことで、今回は手に入れることができませんでした。Samyangの14mmには大きいものでもそのままでは取り付けることができないそうです。なので購入する際にはどのサイズをどうやって取り付けるかをきちんと考えなかればダメみたいです。

と、こんなことを含めていつもの仲のいいMさんとずっと話しをしていました。MさんはRevolution Imagerの頃からいろいろ相談に乗ってもらい、いつも親切にしてくれるのでとてもありがたいです。この日も、星や機材ネタ、鳥のことなど、話は多岐にわたります。最後はインフレーションやビッグバンのことまで話が広がりました。そんな中で、先週撮った黒点の画像を見せたら流石にびっくりしていました。このブログをずっと読んでくれている方はわかるかと思いますが、あの太陽画像は、実売の1/4位で買ったジャンクPSTと、貰い物(実売価格も全然安価だったみたいです)の10cmのアクロマート屈折の魔改造機で作ったもので、機材としてはとてもじゃないですが高性能とは言い難いものです。単に値段と口径のみが取り柄で、高級機と比べたら操作性やらエタロン精度やら、欠点も数え切れないほどあります。撮影に使ったカメラのASI290MMだけはKYOEIさんで(めずらしく)新品で購入しているので、その成果をお見せできたような形になります。それでも私的にはこの機材でここまで撮れれば結構満足だったのですが、そのことを話すとMさんも大いに喜んでくれました。いつも小物ばかりの購入で話を聞いてもらって申し訳ないです。

あともう一つ、途中の「あきばおー」というお店で7インチの小型のモニターを購入しました。Stick PCのモニター用です。Remote desktopですんなり繋がればいいのですが、最悪遠征先とかで繋がらなかった場合の非常用です。IPS方式というもので、小さいですがデモを見る限り結構綺麗に表示できるみたいです。

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とこんな調子でお店を回っていたら、今回はいくつかモノを購入してしまいました。最近はできるだけ無駄遣いは控えようと思っているのですが、ホイールも小型モニターも前々から欲しいと思っていたものなので、その場で見てしまうとどうしても手が出てしまいます。まだ小物だからなんとかなりますが、大物だけはその場の雰囲気で買うことは、今の所かろうじて止めることができています。でも鋭い星像の大口径の鏡筒がものすごく欲しい今日この頃です。はい、値段もものすごいことになるので実際はおいそれとは手が出ません。


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