ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:イベント > 講演会


CANP1日目の続きです。

再び会場へ


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二日酔いすることもなく、朝も遅れることなく目覚めることができました。朝食もすませてホテルのロビーに朝8時に待ち合わせ。5人そろって川崎駅に向かいます。駅の近くで名古屋から来ているYさんに偶然会い合流。なぜか名古屋のお土産をもらってしまいました。ちょうどその時、駅のエスカレーターでペットボトルを下まで落としてしまいました。実は展示用に持っていった機材が重くて大変だったのです。わざわざこんな重いの持ってこなくても良かったかなあという考えがふとよぎったのですが、でもこれは間違いで、後で実際に展示したときにやっぱり頑張って持ってきて良かったと思ったのでした。

会場には開始時刻の9時になる前に十分余裕で着いたのですが、今日もすでにたくさんの人が来ています。昨日と同じ席に座ります。今日はかんたろうさんと隣同士です。


二日目開始

二日目最初のトークは超ベテランの方で、雑誌の投稿写真でよく名前をお見かけする方です。都会でのナローフィルターを使った撮影方法です。都会での撮影の一番の問題はフラット補正。カブリがすごいみたいです。通常のフラット補正の後、それでも残る被りをソフトと使うとうまく補正できるという話です。どうもナロー特有のフィルターから光の入射角が原因で出てくるカブリが原因なのではと会場からコメントが出て、割り算がいいのか引き算がいいのかが議論になっていました。そもそもなんでこんな話なったかというと、都内の自宅で撮るかららしいのですが、自宅だから一晩放っておけると10時間のオーダーで撮影して一枚を仕上げています。私も自宅ですが、さすがにこんな根性はありません。

二人目は天リフ編集長のお話で、鏡筒からカメラレンズの話です。短焦点小型鏡筒と長焦点カメラレンズの比較が面白かったです。同じような焦点距離になるのですが、やはり中心像は鏡筒に軍配があがるようです。星ナビに記事を書いていたように、小型鏡筒や軽い機材での撮影を勧めていました。私も小型鏡筒が好きなので、大いに賛成できました。仕事柄か、かなりの数の機材を評価してきた経験からいろいろ質問に答えていました。作例として、シグマの105mmのF1.4で天の川をモザイクで撮影したものを見せてくれました。ちょうど100mmくらいのレンズを探しているところです。シグマのアートはかなりいいとのことなので、いつか手に入れたいです。

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午前最後のトークはラズパイについて。SONYセンサーに独自に対応したライブラリを書いているそうです。基本的に広角のセンサーの対応ですが、天体用のもっと感度のいいセンサーに対応してもらえるとユーザーが増えるのかもしれません。とくに、撮影途中でデータが非破壊で読み取れたらオフアキガイドに相当するような使い方もできたりしそうなのですが、そもそも感度のいいセンサーを単体で手に入れられるかどうかの問題もあるので、実際には難しいのかもしれません。

一旦ここでオフィシャルなCANP2019は終了です。午後からは自主参加のシンポジウムとなります。これは夕方までオフィシャルなものとしてやってしまうと、遠方からの参加者が最後まで参加できないことを考慮してかと思われます。


機材展示を敢行

昼食休憩が1時間ほどあったので、電視観望の機材を展示しました。展示とともに人が集まってきて、結構な人と話すことができました。コンパクトさでインパクトがあったようです。でも興味の対象の多くは電視観望というよりは、AZ-GTiを赤道儀モードで使った時の話が多かったです。撮影までできるのかとか、精度はどうかとか、ガイドはうまくいくかとかです。他にも、自作の減速装置とか、電視ファインダーの取り付け方法とかレンズとか、システマティック化された三脚とか、いくつか興味をもってくれたみたいです。

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昨晩一緒に二次会に行ったMさんが撮ってくれていました。

同じ機材展示に五藤のハーモニック赤道儀があり、こちらはもっと人が集まっていました。これは後のデモで会場一同が驚くことになりますが、まだこの時は秘密です。

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自主セミナー

さて、午後は自主セミナーという形ですが、実際には講演をするという形は同じです。さすがに遠方から来た方が帰り始めているので、午前よりは少し人数が少なくなっています。

午後の最初はアストロアーツの主にソフトの紹介です。質問時間も長めに設けてあって、マニアが集まるCANPは製品へのフィードバックのいい機会のようです。GAIAのデータを取り込む若いプログラマーの話が面白かったです。やはり製品レベルでソフトを開発するのは大変そうです。ユーザーが質問しているのを聞いていると、ステラシリーズが日本のアマチュア天文に大きく貢献をしていることがよくわかります。

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午後二つ目は五藤の開発中のハーモニックドライブを利用した赤道儀。ハーモニックドライブだけでもすごいのですが、会場でのデモがもっとすごいことになっています。トークで聞いていた説明が全部吹っ飛ぶくらいでした。キーワードはIoT。なぜか「ねえグーグル」とか言っていました。それでウィーンと。もう完全に未来の赤道儀ですよ。しかも今度は赤。かっこいいです。

午後3人目はラズパイの話です。Linuxをリヌークスと呼ぶなど、相当こだわりのある方だということがわかります。AstroBerryで打倒Microsoft帝国のような雰囲気でしたが、私は天文ではWindowsがメインです。でもLinuxが嫌いなわけではないですよ。仕事ではマニアックなGentoo使ったりしてます。


いよいよ自分のトーク

さていよいよ最後、とうとう自分のトークの番です。持ち時間は30分。うまい具合に緊張はありません。内容は電視観望ですが、撮影に厳しいCANPの方々に電視観望の話が受けるのかが心配なところです。大きな声で、はっきりと、ゆっくり(それでも早口だったかもしれません)話します。用意したスライドは約30枚。一枚1分計算です。

一旦始まると、あとはもう夢中で話すだけです。電視観望を始めたきっかけから始まり、機材の説明、実際の観望でどれくらい見えるかをいつものiPhoneでその場で撮った写真を中心に見せます。色がついた星雲、銀河や星団、惑星と月を例にして、実際どれくらい見えるのかを紹介します。目玉は太陽電視観望の動画でしょうか。話している途中でまわりの反応を気にしてみると、結構皆さん聞き入ってくれているようです。後半は、実際の電視観望をやる立場になった時の、なかなか気づかないコツなどを動画で。最後はかなりマニアックに、どうして小口径での電視観望が成り立つのかの考察を、時間分解能と空間分解能、明るさ、焦点距離などを交えて話しました。さすがCANP、ふんふん頷いてくれている人もいたので、言いたいことは伝わっているようです。

ほぼ30分を使いきり話し終えたのですが、あっという間だった気がします。話し終わると実行委員長から自主ゼミ終了の挨拶がありそのまま解散となりましたが、すぐに何人かの人が集まってきてくれて質問攻めにあいました。「FireCaptureよりSharpCapの方がいいのか」とか、「自分もやっているけどうまく見えない」とか、「こんなに見えるとは驚いた」とか、「以前からやってみたかったけど話を聞いて実際にやってみようと思った」とか、最初にCANPで受けるかどうか心配していたのは全くの杞憂でした。中でも「今日の話の中で一番面白かったと言ってくれる方がいて、これが一番嬉しかったです。私みたいな星を始めてわずか3年の初心者が超マニアが集まるCANPで話をして、それを一番面白かったとわざわざ伝えてくれるんですよ。たとえお世辞だとしても、嬉しくないはずありません。CANPにいる人はベテランの方々ばかりです。もしこんな人たちが少しでも興味を持ってくれたら、電視観望も広がって天文人口を増やしてくれるのかと期待してしまいます。

その後、機材の片付けの間もずっと何人かの方と話しを続けて、みなさん面白かったと言ってくださいました。憧れのラッキーイメージングのUさんと、映像作家のKさんも声をかけてくださったのは、とても心強かったです。片付けている途中で隣で機材を展示していた五藤光学の方達とお話しする機会がありました。電視観望面白そうと言ってくれたのもありがたいのですが、私は素直に赤道儀が夢の機械のようですごいというのをお伝えしました。おひと方は今回講演をした社長さんです、もうおひと方は小海の星フェスで分光の講演をしてくれた方でした。あの時の講演がすごく面白かったので、その時の感想も伝えました。今日の発表の内容はブログでもう公開してもいいとお墨付きを得たので堂々と書くことができます。今度のMark Xはなんとスマホからの音声操作で自動導入してくれます。「ねえグーグル、M42導入して」とかです。


スターベースへ

片付けも終わり、もう人も少なくなり、かなり最後の方です。仙台のKさんが残っていてくれて、新幹線まで時間があるとのことなので、では一緒にスターベース でもどうでしょう?と声をかけ、一緒に行くことになりました。建物を出るときにちょうど太陽で有名なSさんと話すことができました。Sさんとも結構話が盛り上がり、飛騨の天文台で太陽フィルターを見比べた時のレポートを送ってもらう約束をしました。実際すぐにそのレポートを送ってきてくれて、その後メールのやり取りをしました。資料はエタロンの回転と写り具合の関係などとても興味深いものでした。

新川崎駅でSさん達と別れ、Kさんと一緒に秋葉原へ。Kさんひょうひょうとしてますが、面白すぎです。先に書きましたが、10年家族に星を秘密にするという話は電車の中でまた色々聴き直してしまいました。あっという間に秋葉原に着いたのですが、Kさん昨日初めてKYOEIに行って思ったより狭くてびっくりしたということで、どうやら秋葉原にあまり来たことがないとのことです。この時点で午後6時とあまり時間はないのですが、せっかくなのでキタムラも寄っていくことに。カメラも好きなKさん。この時MAMIYAレンズのことを教えてもらいました。645でなくてRBというのにすればいいらしいです。ちょうど欲しかった100mmくらいのレンズがあったのですが、アダプターの方がはるかに高いので、今回は諦めました。「あー目の毒だ」とお互い呟きながら、次のスターベスへ。

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スターベースではなんとCANP帰りの若者が3人すでに店内に。Kさんを店長さんに紹介し、若者3人も交えてCANPのことを色々話しました。彼らもスターベース の常連のようです。ちょうどRedCatが置いてあって、これをMark Xに載せて赤カンをつけたら完璧だねとか話してました。私はFC-76の白濁レンズのことを聞きたかったのが目的です。今のところレンズ交換も対応してくれるとのことなので、撮影してみて不満だったらお願いしようと思いました。ただ、焦点よりが現行のものになるので600mmから570mmになるのではとのことです。

物色も終わり、Kさんと若者3人も一緒に、歩いて秋葉原へ。途中も会話がつきません。大学の天文部の話、社会人になって忙しいだとか、本当に楽しかったです。秋葉原駅でそれぞれの方向へ。Kさんとは東京駅まで一緒に行って、新幹線乗り場のあたりでまた再会を誓いお別れです。でもみんなSNSで繋がるので、近況は意外にわかったりします。

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弁当を買ってすぐに新幹線に乗り込み、夜10時過ぎに無事に富山の自宅に戻りました。むちゃくちゃ濃い二日間でとってもとっても充実していました。

このような会を開いてくださった運営の皆様、本当にありがとうございました。夢のような二日間でした。また来年も都合がつく限り参加したいと思います。次回もみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。


富山県黒部市にある黒部市吉田科学館にて富山県天文学会写真展「天体写真の楽しみ」の一環として5月21日の日曜日午後2時半よりというギャラリートークを開催します。15分くらいの話が3つあり、その中の一つを私も担当することになりました。タイトルは今のところ

「星歴一年の初心者が語る星の楽しさ」

というのを考えています。ほんの一年前まで星に全然興味がなかった初心者が、いかにのめり込んでいったかという話を面白おかしく語ろうと思っています。星を好きになる人が少しでも増えてくれたらと思っています。

近隣にお住いの方はぜひご参加ください。

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2016年11月20日、朝から娘と一緒に石川県小松市にある、「サイエンスヒルズこまつ」に渡部潤一氏の講演を聞きに行って来ました。テーマは「賢治作品の中の宇宙」ということで、宮沢賢治の作品を天文学者から見た場合のお話です。娘の今年の夏休みの自由研究がちょうど「星でめぐる銀河鉄道の夜」 というタイトルだったので、面白そうだと思い申し込んでおいたものです。

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お話はとても面白く、賢治がM31だけでなく、M57もfish mouth nebulaと呼んだことなど、知らないこともいろいろあり、1時間15分くらいでしょうか、すごく楽しめました。残念ながら娘は途中15分ほど眠っていましたが、小学生には少し難しいのかもしれません。でも後から、すごく面白かった、ただ眠かっただけだと言い訳していました。質問時間がなくなるほど講演は充実していたのですが、司会者から一人だけ質問を受け付けますと言われ、いろいろ聞きたいこともあったのですが、小さな女の子がひとり「ハレー彗星は珍しいのですか?」という質問をしました。子供の質問でとても場が和みます。

一番前に座ったのですが、たまたま隣の席に富山大の天文同好会の知り合いの学生たちが二人来て、午後はユーシートレードに行くといいます。私もちょうどUNITECのSWAT-200が未使用品で安く出ていたので、帰りに寄って行こうと思っていたところでした。また、講演会場には県天のNさんも来ていました。 講演が終わってから渡辺氏とサイエンスヒルズこまつの学芸員の方と、地元の議員さんと、あと地元の天文愛好家の(後から名前がわかったのですが)Nさんと少しお話ししました。北陸ではこういった施設はとても貴重なので、盛り上げていって科学好きな子供が増えてくれればと思います。

さて、昼食は近くにあったゴールデンカレー(ゴーゴーやチャンピオンは行ったことがありますが、ゴールデンは初めて行きました。)ですませ、午後は予定通り金沢のユーシートレードに寄っていくことにしました。お目当はSWAT-200ですが、久しぶりの訪問なので、いろいろ見て見たいと思っていました。到着したらすでに学生の二人は来ていて、店長さんと一緒に4人でいろいろ天文談義に花が咲きました。娘は車の中でずっと寝ていました。公演中もそうだったのですが、最近よく寝ます。そんな年頃なのかもしれません。


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SWAT-200はリモコンや微動回転台などもあったみたいなのですが、それらはすでに売れてしまったそうです。極軸スコープだけ残っていたのですが、極軸はCCDで合わせた方が楽そうなので、極軸スコープはあまり必要ありません。本体だけでもいいとのことなので、結構迷ったのですが、いずれ必要な時期がすぐにくると思うので結局購入しました。店頭渡しということで、少しだけ安くしてもらいました。念願のSWATで、これでまた軽量化計画が一歩進みます。一軸制御でどこまでいけるのか楽しみです。HUQさんは32分まで試したとのことです。


他に、ミザールがまだ日野金属産業(私はミザールは海外の会社だとずっと思っていました。この日初めて日本の会社だったと知りました。)だった頃の何十年も前の屈折望遠鏡が3台ほどおいてあり、安くしてくれるというので子供が買えるくらいの値段で一台売ってもらいました。焦点距離は1000mmとちょっと長めです。ミザールのホームページで調べたところどうやらニューアポロ型というようです。古いですが、レンズは全然大丈夫そうで、マニュアルですが赤道儀も三脚もついています。唯一の難点が、アイピースの口が25.4mmで今の規格に合いません。幸いなことに変換アダプターの前のネジは普通の36mm?だったので、Vixenの31.7mmへの変換アダプターを買って取り付けることができました。これで手持ちの安いアイピースをつけることができるので、一度自分で確認してから、誰かに興味がありそうな子に譲ろうと思います。

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天気はイマイチでしたが、とても充実した1日でした。
 

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