ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:イベント > 県天

一昨晩に引き続き、昨晩も遠征。富山県天文学会、我々の中では通称「県天」と呼んでますが、今回はその県天の集まりです。




牛岳に集合

集合場所はいつもの牛岳、雪も溶けてやっと行けるようになりました。話によると4月8日頃はまだ雪で全然ダメで、4月17日に話を聞いたら上のいつも観測をしている所まで行けたとのことです。

実はこの日は前日の遠征と、ブログ書きで疲れてしまってました。でも昼間は太陽観測をしたいし、でも眠くてで、結局何もせずに夕方16時頃から仮眠を取ることに。17時半頃には起きて、妻が作ってくれた焼きそばを食べ(多かったので夜食用にタッパに入れ持っていきました)、18時頃出発。車の中の荷物はほぼ昨晩のまま。充電したバッテリーを積み込んだくらいです。天気もいいので期待できそうです。

19時頃に到着すると、すでにたくさんの県天メンバーが来ていました。空いている一番奥のスペースに車を止めます。
  • お隣さんはε130をロスマンディーに載せているYYさん。ラズパイで撮影です。うまく撮れないとつぶやいてましたが、最後の方でガイドのトラブルシューティングにつきあうことに。
  • 星景写真が好きなAUさんが、職場の同僚のIKさんを連れてきて沼に引きずり込もうとしているみたいです。
  • 昨年からメンバーになったHRさんは相変わらずかんたろうさんの赤道儀で撮影。Yさんと同じラズバイ組です。
  • この日の目玉は新人のHKさん。なんと50cmのドブソニアンです。県天でドブ持ちはこれまでいなかったとのことで、県天初のドブ、しかも50cmです。M104ソンブレロ銀河、M13球状星団など見せてもらいましたが、それはそれは見事でした。
  • 同じく新規会員のHDさん。FS-60CBで撮影です。なんとこの日は泊まりだとか。今年の新人さんは全然新人さんっぽくなく、ベテランさんばかりです。
  • 会計のSさんは珍しくテーブルとともにFSQ85をセットアップ。会長がスープを作ってくれるそうなので大きなテーブルを用意したそうです。
  • 他にも黒部のKTさん、富山のHYさん、KDとかも来てました。
  • 遅れてK会長も到着。GINJIをだしてました。春雨スープを用意してきてくれて、2杯もいただいてしまいました。
忘れている方がいたらごめんなさい。気づいたら随時追加していきます。皆さんとは冬が明けての久しぶりの観望会です。天文談義に花がさき、誰もがとても楽しそうでした。


なんと牛岳で初の撮影

皆さんこの日は撮影の人が多かったです。それもそのはず、ゴールデンウィークで新月期、晴れていていて、しかもこの日は透明度がかなり良かったです。かくいう私も、苦節6年、初めて牛岳でまともな撮影を敢行しました。ここで撮ったのは惑星くらいで、あとは星を初めて直後の練習がてらの撮影くらいです。牛岳は週末や休日は人が集まるので、たいていは話に夢中なのと、電視観望で来ている人に見せていると、全然撮影する余裕なんかありません。

でもこの日は、前の晩からの機材がそのまま車に載っています。かなりの量なので本当は持ってくるか迷ってました。もしあれば撮影するかもくらいの気持ちで持っていったら、ブログを読んでくれている隣のYYさんが、「新しい機材?じゃあ出して!」と言うので、まあ仕方ないなあと呟きながら(内心ニヤニヤ)、重いCGX-LとSCA260を展開します。でもYYさんの一言が、のちに撮影を始めてから感謝することになります。

機材を出すとやっぱり人が集まってきます。天文ガイドに記事が載った話も交えて天文談義に。薄明終了が21時すぎなので、撮影の準備はのんびりです。

準備の最中に、話しかけてきてくれた親子連れがいました。なんでも金沢から来たとのことで、小学5年生の娘が天の川を見たいというのでわざわざ牛岳まで来たとのことです。夜中になると見える旨伝えて、せっかくなので望遠鏡見て行きませんかと声をかけ、「皆さーん、小学5年生の女の子が色々見たがっていまーす、どなたか何か見せてくれる方いますかー?」と声をかけると、AUさんの双眼鏡での月をはじめ、続々と解説とともに色々導入して見せてくれます。ここら辺は県天のすごくいいところだと思います。中でも、HKさんのドブは普段なかなか見えるものでもないので、早速ソンブレロ銀河から見せてくれました。ついでに私も見せてもらったのですが、きちんと2つに分かれていて、間の暗黒隊も十分見えます。そのうち会長が撮影中のPCに映ったしし座の小さい方の3つの銀河を見せてくれたりで、もう大丈夫そう。私は再び撮影の準備にかかりました。

準備が完了したのが21時過ぎ、子午線反転まであと少しなので、ちょっとだけ待って赤道儀の反転が完了してから撮影を始めました。撮影は極めて順調。この日は風もほとんどなく、赤道儀もものすごく安定。10分露光でも余裕です。最近の自宅と、昨晩も撮影していたアンテナ銀河、雲と風でなかなかうまくいかなかったですが、やっと満足のいく状態で撮影することができたのです。重い機材を出すのを躊躇してた私に葉っぱをかけてくれたYYさんに感謝です。

撮って出しだとこんな感じです。アンテナもはっきり見えているので期待大です。画像処理は他の天体もたまっているので、そのうちまた記事にします。
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撮影を開始した頃、いつものMちゃんとお母様も到着。なんでも山に入ってから迷ったらしくて、獣道のようなところまで車で入ってしまい、大変だったそうです。早速アンテナ銀河の撮影状況を見せたり、ドブソニアンのろことに行って親子共々キャーキャー大興奮です。どうやら初めてドブを覗いたとのこと、是非ともいつか星まつりに行って思う存分たくさんの大口径ドブを見比べて欲しいです。


電視観望

撮影が始まると余裕が出てきたので、電視観望の準備です。この日もお気楽に、いつものFMA135 + CBP + ASI294MCをAZ-GTiに載せます。この日は透明度が良かったので、電視観望でもよく見えました。

M104ソンブレロ銀河。ドブソニアンでも見せてもらえたので見比べができます。
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北の空でM81と82。Mちゃんが見たいと言ってたやつです。
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上のソンブレロ銀河もそうですが、FAM135が広角なので、元はこんなに小さいです。
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わかりますでしょうか?中心に2つ見えると思います。

続いてM27亜鈴状星雲です。これはかなり時間が経って、天の川が昇りかけてきてからのものです。
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こちらも実は小さいんです。拡大しても耐える得るのはFMA135の光学系が優秀だからでしょう。
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続いて北アメリカ星雲。かなり綺麗出ました。12.8秒露光で、たかだか9分ライブスタックです。
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M16わし星雲とM17オメガ星雲です。8分のライブスタックです。
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などなど、ほかにもM51子持ち銀河がありますが、さすがにこちらは小さくてFMA135の限界です。
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たまたま来ていた一般の方にも見てもらいました。その中に、最初に声をかけてくれた親子連れの方がいました。しばらく仮眠をとってから起きて、無事に夜中の天の川も見えたとのことです。電視観望で星雲を見てもらっていたら、お父さんが興味がありそうで「どれくらいの値段がするのか?」と聞かれました。FMA135はまだいいのですが、やはりASI294MCが10万近くと一般の人にいうのは気がひけるくらいです。やはりまだ一般の人に気軽に勧めるには、少し高いですよね。


早めに撤収

さて、撮影の方は0時半ごろまで続き、もうアンテナ銀河が建物の影に隠れているのに気づき終了。21枚中13枚、2時間10分ぶんが画像処理に使えそうです。RGB合わせてなので、ちょっと枚数が少ないです。もう少し撮り増ししたいかもしれません。一度処理して、ダメなら今晩もう一度出撃かもしれません。

撮影終了後も、そのまま電視観望を続けたりダラダラ喋っていたりで、この日はやはり人との交流を楽しみます。実はその前の撮影中も話に夢中で、機材はほっぽらかしでした。

途中、YYさんがラズパイのPHD2でガイドがうまくいかないというので、ちょっと付き合ってましたが、どうも赤経が方方向にズレ続けます。最初極軸がずれているのかと思ったのですが、ガイドなしでズレていくか見てても、どうもドリフトしている様子はありません。その場ではわからなかったのですが、片付ける時に赤経のクランプがゆるくて、片方に回りやすく、片方は固くて回りにくいという不思議な状態でるのが分かったとのことです。おそらくこれが原因だったのかと思います。

午前2時過ぎくらいでしょうか、私も撮影機材をのんびりと片付け始め、午前3時くらいにやっと片付け終わりました。YYさんは先に片付けが終わり、下に行って天の川を取るとのことで先に出て行きました。最後に残っていたのは、私と本日泊まりだというHDさんだけでした。私が帰る時もまだ薄明まで30分くらいあると言うので天の川を撮っていました。天頂近くにかなりはっきりとした天の川が出ていました。

4時前位に自宅に到着、そのまますぐに寝てしまいました。ちょっと疲れが出てきたみたいです。遊び疲れですが...。

2021年9月26日の土曜日、富山県天文学会のK会長の呼びかけで、いつもの牛岳に集まることに。と言っても満月の3日後のことなので、主に惑星と月です。しかも天気予報も結構前から悪くて、当日近くなってもあまり改善されず。「天気は悪くても心配しないで、まあ顔を合わせて話でもしましょう。」とのこと。機材談義でも楽しいので行ってみることに。


新しい星仲間

少し時間は遡って、 「星をもとめて」の講演の後の懇親会でのこと。参加者の一人の女性の方から、「電視観望を実際見てみたいが、どうすればいいですか?富山在住です。」との話が。「見るだけだったら自宅に来てもらってもいいですが、ちょうど9月25日に牛岳で観望会がありますが、どうですか?」とお誘いしました。詳しいことをDMでやりとりしたところ、富山に越してきた方で牛岳をそもそも知らないとか。しかも免許取ったばかりで運転が不安とのことなので、一緒に行くことに。

あと、いつものMちゃんのところにも一応声をかけておいたのですが、お母様によるとその日は科学博物館に行くかもとのことでした。 20時過ぎには月が出てしまうので、早いうちでないと天の川とかは見えないから、あまり無理しなくていいですよとお伝えしておきました。(でも結局き来てれてしまうのですが。)


観望会当日

さてさて観望回当日、この日は朝から名古屋人の心の故郷のコメダ珈琲で朝昼ごはん。「肉ダクコメ牛」で大満足。肉が溢れ出してます。Twitterで呟いたらけにやさんが「肉トッツォ(マリトッツォの肉版の意)」と教えてくれました。私は流行り物は疎くて、ついこの間やっとマリトッツォを知って、ファミマでマリトッツォ「風」シフォンケーキを食べたくらいです。

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コメダではずっとブログの記事を書いて時間を潰し、午後からは晩のための機材の準備です。持っていくものは、惑星というのでまずはC8、電視観望でFMA135とASI294MC Pro、これをAZ-ZTiに載せます。あと、Hさんが電視観望の例を見たいというので、前日まで試していたCanonの28-70mmのキットズームレンズ+Neptune-CII、ついでにMILTOLです。念のためFS-60CBとASI462MCを予備で。


富山駅でピックアップ

この日は撮影ができるくらい暗くなるのが19時過ぎ、月が昇るのが20時過ぎなので、天の川は実質1時間くらいしか見えません。早めに到着していた方が良さそうなので、17時に富山駅でHさんと待ち合わせをしてピックアップ。途中コンビニに寄り、夕食と夜食のおにぎりとサンドイッチを買い、そのまま牛岳へ。

移動の途中色々聞いたのですが、高校の頃から宇宙に興味がでて、一時期諦めてたけど最近宇宙ビジネスが盛んになってきたので再び熱が再発して、仕事をしながら放送大学の天文の講義とか受けてたそうです。星のソムリエも挑戦している最中とかで、機材とかはまだないが、星を見るのもかなりやって見たいとのこと。観望会みたいなのはこれまでIOX-AROSAで参加したくらいで、まだ天の川も見たことないとか。なので、うまくいくとこの日は色々見えるかもです。でも天気が...。

あと、今日の私のTwitterのコメダの投稿を見てたらしくて、昔コメダでバイトしてたとかで盛り上がりました。


牛岳到着

車で走っている途中からも、徐々に曇り始めているような感じです。牛岳についた時は、まだ一部青空も見えるが、薄い雲がかかっているような状態です。展望台に登って南の空も見てみますが、流石に天の川は厳しそうです。そういえば、明るいうちに展望台に登ったのは私も初めてかも。

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天の川が見えるはずの南の空はこんな感じ。厳しそうです。

到着時にすでに車が2台あり、流石にこんな早くから来る人はいないので、関係ない人だろうと思っていたら、一台はこの間自宅に来てくれたKさん。Hさんを紹介しつつ、挨拶もそこそこにKさんも私も早速機材の準備です。

Hさんが退屈しないよう、いつものスコープテックに慣れてもらう意味で、北側の富山の街を見てもらいます。
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「文字が反対になる」とか言ってました。これまで望遠鏡は自分ではほとんど触ったことはないとのことです。とりあえず楽しんでくれているみたいです。


惑星観察

まだ暗くなりかけの夕まずめ、雲越しにかろうじて木星が見え始めました。スコープテックの「二つ穴ファインダー」を利用してHさんに導入してもらいます。すぐに導入できたみたいですが「縞までは見えない」とのこと。どれどれと私も見てみましたが、まだ暗くなりきってないことと、やはり雲越しなのが厳しくて縞も「あるといえばある」というくらいでした。

上を見上げると、雲越しにベガが時折見えるようなので、星座ビノを渡し星を見てもらいました。でも流石に雲のせいか、見える星の数はかなり限られていてあまり面白くありません。そんな中、西の方に明るい星が沈みかけてました。そうです、金星です。かなり建物のきわきわだったので、急いでスコープテックで見ることに。導入後、アイピースを変えると見事に半月状態になっているのがはっきりとわかりました。

そんなこんなでC8の準備ができたのですが、金星は間に合わずに木星を導入。流石に20cmの口径なら雲越しでも縞模様まではっきり見えます。Hさんも感動していたようです。

Hさんが「あそこにあるのは土星では?」と指さすので、よく見るとホントにうっすらですが土星も見えてます。早速導入してC8で見てみると「わーっ、輪っかが!」と叫んでいました。「あの輪が小さい氷でできてるなんて」とか、「ずっと見ていたい」とか言いながら、しばらくの間飽きる様子もなく土星を見ていました。


電視観望のものすごい威力

電視観望の準備をしていると、県天のHRさんや、かんたろうさんも到着。特にHRさんは電視観望に興味津々のようです。

今回は雲がかなり厳しいので、FMA135とASI294MCにしました。月が昇ってくるのでCBPをつけています。ASI294の感度がいいのと、多少雲があっても135mmなので広い範囲が見えて、星の数は増えるはずです。実際の空はというと、夏の大三角の1等星が淡ーく見えたり見えなくなったりという状態です。1等星以下は全く見えません。

こんな状態でも電視観望だとなんとか見えるんですよね。県天のメンバー含めて初めて見た人は驚いていましたが、自分でも結構ビックリな性能発揮でした。しかもわずか口径3cm。ほぼ曇りで何も見えない空の中、超小型な望遠鏡か何かわからないような機材で星雲を見てるんです。結構シュールな光景でしたよ。

実際見えたものです。まずはM27。
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続いてM57、かなりノイジーですが、なんとか形はわかります。
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次に見たのがコートハンガー。子ぎつね座にある面白い並びの星で、名前の通りハンガーです。
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誰かが「えもんかけ」といっていましたが、そもそも「『えもんかけ』が死語に近くて通じないのでは?」とみんな大笑いでした。星の色の違いがきちんと出ているのも面白いです。これはむしろ曇りだったからなのでしょうか?

北アメリカ星雲はもう本当に辛うじて。そもそもデネブも目では全く見えていません。もしかしたら映るかもくらいで試したら、ものすごーく淡くですが辛うじて形がわかります。
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最後はM31アンドロメダ銀河です。
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これは最初CBPをつけていると全くわかりませんでした。銀河は恒星の集まりと考えると白色に近いので、光害防止フィルターは不利になることがあります。外したら最低限広がりがあるくらいにわかるようになりました。見栄えが悪いと思うかもしれませんが、繰り返しになりますが、肉眼でもう星はほとんど何も見えない状況です。

県天の何人かの方が
  • 「今日は全然ダメかと思っていたのに、それでも星雲が見えるとは!」
  • 「今の空を見てても、こんなのが見えるのが信じられない」
  • 「しかもこんな小さな機材で」
  • 「私なんか機材出す気にもならない」
とかぼやいていました。

あ、結局昨日まで試していたカメラレンズとNeputuneですが、あまりに曇りで試すことができませんでした。


電視観望に興味津々、あとAZ-GTiについて

県天のHRさんは電視観望に興味津々。色々と質問が来て、機材の写真とかかなり撮っていました。結論としてはまずは安いCeres-Cを買ってみて、SVBONYのCanonアダプターを使い、手持ちのカメラレンズでやってみることに。これならかなり安上がりです。でも、手持ちレンズがあるならこの方法が楽だということを理解してもらうのもやはりなかなか大変なのかもと実感しました。それでもHさんは、この間の「星もと」の配信映像を何度も見てくれていたので、話が通りやすかったです。

あと一つ話していて気づいたことがあります。「AZ-GTiの導入精度が出ない」というのです。「三脚でのAZ-GTiの水平出しが重要」とか、「鏡筒の水平出しが重要」とか、「水平さえ出ていればあとは最初にどこまで北を向いていただけなので、横に振ってやれば普通は視野にターゲットは入ってくるはず」とか説明していたのですが、途中話していてどうも噛み合わないのです。よくよく聞いてみたら、どうも全て赤道儀モードでの話みたいなのです。私は個人的にはAZ-GTiは経緯台モードで性能を発揮するものだと思っています。でもHRさんは赤道儀モードの方に進むべきだと思っていたようです。

私も以前、試しにAZ-GTiの赤道儀モードで撮影までしてみましたが、ピリオディックモーションが大きくガイドは必須、メーカーもオフィシャルにはサポートしていないので、どうしても必要な時でない限り赤道儀モードは使っていません。どうしてもというのは車が使えなくて、歩いて機材を運ばざるを得ない時で、それで撮影までしたい時です。車が使えれば普通の赤道儀を使えばいいだけで、AZ-GTiをあえて赤道儀モードで使う理由は実際にはほぼありません。ましてや電視観望では赤道儀モードを使う利点はほとんどないと思います。

HRさんはポルタ経緯台しか持っていないので、AZ-GTiを赤道儀モードで使っていたようですが、撮影をしない限り大変なだけで、しかもガイドをまだしていないなら経緯台モードでライブスタックで10秒くらいまでで短時間露光を繰り返した方がよほどいい結果になるかと思います。視野の回転はもちろんありますが、トリミングしてしまえばいいだけのこと。もしくは長時間撮影にしたいなら時々カメラを回転して視野を戻してやればいいだけです。

赤道儀モードはメーカーが正式にサポートしていないので、経緯台の方が力が入っているはずです。楽しみとして赤道儀モードにするのはいいかと思いますが、撮影まで考えると結構苦労してしまいます。やっぱりAZ-GTiは経緯台モードをデフォルトと考える方がいいのかと思います。というようなことをHさんと話していました。

あと、HRさんがかんたろうさんからVixenのGPを長期で借りることに。鏡筒はSD81Sを持っているので、これで撮影の方もAZ-GTiを使わなくてもバッチリなはずです。


後半、Mちゃんも到着

あと、写真に残っていないですが、アルビレオも見ました。曇っていたせいもあるのか、電視観望でも色がはっきりと出ています。こちらはC8でも導入し、見比べたりしました。宮沢賢治の銀河鉄道の夜の話になり、毎度のことどんな色に見えるかで盛り上がりました。

ちょうどこの頃でしょうか、誘っていたMちゃんとお母さんが到着しました。でもこの頃には雲がどんどん厚くなってきて、流石の電視観望でも星雲は厳しくなってきました。恒星だけなら見えるので、コートハンガーだけ見てもらいました。 

あと、約束しておいたアメリカンサイズのQBPを貸すことに。私はアメリカンサイズのCBPを手に入れたので、その間QBPを使ってもらおうと思います。ベランダ観望なので、威力を発揮すると思います。

Mちゃんと、Hさんが女子同士で色々話していたみたいです。Mちゃんはまだ展望台に登ったことがないというので、Hさんと一緒に展望台に登ったりもしていました。さらにMちゃんも星のソムリエの講義を受けていて、Hさんとかんたろうさんも加わって3人で星のソムリエトークで盛り上がっていました。


そろそろおしまい

話は盛り上がりますが、あいにくの空がこんななので徐々に流れ解散。私も機材を片付け始めます。

結局県天で来ていたのが、到着順にKNSさん、私、HRさん、かんたろうさん、SDさん、Y副会長、YYさん、K会長、あとゲストのHさんにMちゃん親子だったと思います。漏れていたらごめんなさい。

最後は私、Hさん、Mちゃん親子、かんたろうさんが残って話し続けていました。結局0時頃に解散。あ、Mちゃんのところからクッキーの差し入れがありました。美味しかったです。MちゃんとこのGP赤道儀、とうとう動かなくなってしまったようです。断線なのか何なのか、一度分解してみる必要がありそうです。まだいつかはわかりませんが、とりあえず(次の日ではない)次回の約束をしました。そうか、飛騨コスモス天文台の観望会が10月2日なので、その日でもいいかも。

0時頃に最後の5人も解散。帰りにHさんを送っていく途中、楽しかったか聞いて見たら「ものすごく楽しくて感動した」とのこと。誘った甲斐がありました。機材も揃えて星も見てみたいそうです。電視観望面白そうだし、眼視も捨てがたいと。でもよくよく聞いてみると、惑星をしっかり見たいとか。流石に最初からC8はきびしいですが、FS-60CBがパフォーマンスがいいかもしれません。電視観望にはばっちりですし、惑星もキレッキレのが見えます。フラットナーとレデューサで撮影も可能です。FS-60Qにして焦点距離を伸ばすこともできます。できないのは惑星撮影でしょうか。解像度が流石に厳しいと思います。でも予算がトータルでせいぜい10万円くらいとのこと。わかります。初心者にとっては1万円の望遠鏡も高く感じるものです。FS-60CBでも税込だと8.7万、これだけで精一杯です。うーん、他はRedCatもFMA230とかもそれ以上だし、あとは中古でしょうか?「まあ選んでいるうちが一番楽しいですよ」と話しながら、自宅付近まで送り届けてこの日は解散です。


まとめ

新たな星仲間Hさんも、県天のHRさんも「星もと」を聞いてくれてのことなので、嬉しい限りです。実際に話すと、いろんな視点で見ていることがわかるので、私の方も勉強になります。

観望会も自分でやって見たいというHさん、ボランティアで観望会に解説要員として参加できるようになるため、県天メンバーになってくれるかもしれません。Mちゃんも十分資格があるかと思いますが、規約では中学生からとなっているようです。お母さんと家族会員でも構わないと思います。

今回も楽しい観望会でした。来月またやるようです。今度は晴れてくれるといいな。


牛岳集合

7月17日土曜日の朝、最近県天(富山県天文学会)に新しく入会されたHさんからお誘いがあり、牛岳に行くことに。ついでに天文仲間の小6のMちゃんにも声をかけておきました。Hさんは今年の3月に望遠鏡を買い、星を始めたのですがまだまだ色々悩んでいるようです。とにかく19時に待ち合わせ。私は昨晩撮影で4時に寝たのに、なぜか朝7時に目が覚めて、子供を部活最後の試合に送っていく羽目に。あまり寝てないので午後は丸々お昼寝です。

15時半頃、熟睡している途中になぜか 子供から電話が。17時に迎えに行くはずが、試合に負けてしまったとのことで迎えにきて欲しいとのことです。眠い目を擦りながら、Tシャツ短パンと、ほとんどパジャマのような格好で迎えに行き、ちょっと早いのですがかねてから約束していたくら寿司へ。今のくら寿司すごいですね。入店はタッチパネルで出てきた番号の席に行け、テーブルでの清算もお皿を自動カウント、会計も全部タッチパネルで、一度も店員さんに会うことがなかったので、パジャマのような変な格好でも全く気になりませんでした。まあ他のお客さんの目はありますが、あまり他の席の他人の格好まで気にしていないでしょう。

自宅に戻ると既にいい時間。急いで荷物を積み込み、18時半頃出発。19時10分くらいに牛岳に到着しました。既にHさんは到着していて、早速機材談義。

現在ポルタ経緯台にED80Sf(多分)を載せていているようです。当然ですが、特に高倍率だとすぐに導入した天体が逃げていってしまうのと、あとやはり揺れが気になるようです。ピントを合わせるだけで揺れてしまうのでかなり困っているとのことでした。まあ、ポルタ経緯台は入門機。片持で、三脚も柔いので、揺れに関してはある意味仕方ないです。そこで赤道儀を考えているとのことなのですが、選択肢も多くて悩んでいるみたいです。赤道儀は多分撮影までするかどうかでラインが引けるかと思います。耐荷重的には十数kg程度までの鏡筒を載せて、ガイドもできるとなると機種も限られています。日本で手に入りやすいメーカーも限られているので、あとはメーカーの特徴や予算や好みになってきます。Hさん自身も色々調べているようなので、「私だったら何を買うかなあ」とか、「次に買うんだったらどこのメーカーかなあ」とかいい所、悪い所を言い合ってました。赤道儀はCGEM IIを買うときに色々検討したので、興味のある方はここをお読み下さい。その後、ハーモニクスドライブが出てきたところが大きな違いでしょうか。でもまあ、今ならまだ最初は普通の赤道儀の方がいい気がします。

実際のCGEM IIを出して揺れの具合を見て、ピクっとも動かないことを確認してこんなに揺れないんだと驚いてました。そういえば三脚も最近はセレストロンタイプの下から押し上げるのが主流ですね。このタイプはホントに頑丈です。あとガイドでPCを使うかどうかとか、撮影用のPCにStick PCを使う話をしたりしてましたが、途中雨がぱらついてきて、機材を一旦車の中に退避させました。その後もしばらく雑談していると、月が時々見えてきたり、星が一部見えてきたり、雨も止んで夜に向かって晴れてくれそうな感じになってきました。

いつものようにその場で会った人と

話していると、子供連れの家族が一組到着。どうも星見のようなので声をかけてみると、小4の女の子で理科で星を見る宿題があるので来てみたとのこと。せっかくなので「望遠鏡見ますか?」と言って、いつものSCOPETECHの入門機を自由に使ってもらいました。最初はお父さんから挑戦して、お父さんがうまくできて安心したのか、次は子供にも月を自分で導入してもらいました。ところがこれがすごく面白かったらしく、その子はずっと望遠鏡をいじっています。Hさんと一緒に「そりゃあ自分で触った方が面白いでしょう」と頷いていました。

途中星雲の話が出てきたので、その間に電視観望の準備をして幾つかの星雲を見てもらいました。星雲の話をしているときもその女の子はソワソワしていて、どうやら望遠鏡で月を見たいみたいです。子供は興味があるもをやってもらうのが一番です。「こんな話なんかつまんないよね、どんどん好きなことをして下さい。」と言って、望遠鏡を触ってもらいます。上手く導入できると「入ったから見てー!」とか言ってパパとママに自慢げに見せるところは見ていて微笑ましいです。しきりに「望遠鏡欲しい」と言っていました。もし買うなら、ホームセンターで買うのでなく、安くてもきちんと作っているメーカーのものを買って下さいとだけアドバイスしておきました。SCOPETECHかVixen、今ならCelestronのStarSense  Explorerが面白いでしょうか。

Hさんは人に望遠鏡を見せることもほとんど初めてで、最初この女のことをMちゃんのと思っていたらしく、知り合いに話していると思っていたみたいです。でも途中で初めて会っただと気づいて、「こうやって人に見せるんですね」とか妙に関心していたみたいでした。

その後ももう一組、5歳の男の子と、もっと小さい赤ちゃんを抱っこした家族が一組きて、天の川が出るくらいの0時頃まで長居していました。木星も土星も登ってきているので、Hさんと一緒に導入にしてみてもらったりしました。途中大きな流れ星が見えてその男の子が興奮してました。

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電視観望はFMA135の実戦投入

電視観望の方はというと、今回の機材は気合を入れて準備したのに立山で活躍できなかったFMA135+ASI294MC Proです。これをAZ-GTiに載せてみました。手動導入でも良かったのですが、MちゃんがAZ-GTiを買ったというので、使える状態にしておこうと思いこの組み合わせにしてみました。感想はというと、やはり自動導入はあったほうが楽で、自分だけならまだいいのですが他にお客さんがいる時などは時間の節約になります。今回見たのは大したことなくて、M57、M27、北アメリカ星雲、M8とM20くらいです。

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下の黒い斜めの影は、南側にある建物の屋根。

何組かのご家族や、たくさんきていた富山県立大学の天文部の方達が15人くらいでしょうか、彼らに見てもらいました。学生の中に電視観望に興味がある子がいて、部員の子達に色々説明してくれていました。県立大の人たちは天文部に新1年生を迎え、新歓観望会のような感じでした。カメラをいくつか持ってきていて天の川の星景狙いっぽかったですが、それまで手持ち無沙汰のようだったので、SCOPETECHや星座ビノを使ってもらいました。何人かの子達は星座ビノ見え具合にものすごく驚いていました。

眼視も面白い、眼視と電視の比較も面白い

途中、かんたろうさんが乱入してきました。ちょうど牛岳に来る途中で電話がかかってきて、そのとき長野の御岳にいると言っていました。「どうしようかなあ」とか言っていましたが、ホントに来たようです。かんたろうさんは25cmのGINJIをJPに載せて眼視で色々見せてくれました。M8の暗黒帯、M20とその強拡大での星の密集具合など、眼視もやはり面白いです。M8とかM27とか電視観望と眼視で見比べができたのが良かったです。他の人たちも喜んでいました。

Mちゃん到着

23時前でしょうか、Mちゃんとお母さんがやっと到着しました。科学博物館の観望会に出てから、その後運転して来てくれたようです。途中山に登る道が通行止めになっていると電話があったので心配してましたが、何とか到着できたようです。

Mちゃんも早速準備を始めます。とりあえず赤道儀から試してましたが、すぐに片側のモーターが不調で諦め他みたいです。

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23時を過ぎたあたりから、どんどん人が増えてきました。今日の月の入りは23時半頃で、この頃から天の川がどんどん見えてきます。月が完全に沈んでからしばらくしての天の川は見事なものでした。おそらく透明度も相当良かったのかと思います。別れて2本になるところもはっきりと見えました。木星と土星もかなりはっきり見えたので、シンチレーションも相当良かったのかと思います。


AZ-GTiでのファーストライト

その後、Mちゃんも今日のメインのAZ-GTiを出します。いつかくる誕生日のプレゼントを先取りとのこと。ちょうど在庫が出た時に発注して、先週くらいに到着したらしいのですが、学校のテストがありしばらくの間は封印。昨日の金曜にやっとテストが終わり、本日土曜の朝から開封していたとのことです。

でも今晩は初めての機器を実際に使うので焦らずにセットアップ。ハーフピラーに取り付けるところを少し手間取ってました。鏡筒部は以前組み立てたMILTOLとASI224MC。使っていたソフトはASI Image。画面上でとりあえず何かカメラに反応があるのを確認します。途中SynScanをSynScan Proに変えたり、ちょっとした接続トラブルがあったのですが、無事に接続できました。

最初木星でアラインメントを取りますが、まずは「あー、動いたー!」と大喜び。それもそのはず、自分の機器での自動導入は初めてです。

レンズが空に向いたので、星が見えるようにピントを調節。無事に星が見えてきました。最初にアラインメントで導入した状態では木星は入りませんでしたが、少しずらすと木星が見えます。中心にマニュアルで持っていきアラインメント終了。ところが、次のすぐ近くの土星を入れてみると、全然ずれて土星が画面内に入ってきません。これだけ近いのに導入できないのは何かおかしいです。聞いてみると、どうやら水平を取っていなかったと言うのでこれが原因でしょう。三脚についている水準器を見ながらあらためて水平を取り直します。

一旦AZ-GTiの電源も落とし、初期位置に戻し、また最初からアラインメント。こんどは木星、土星と立て続けに入ります。使っていたASI Imageは本来DSO撮影用のソフトです。基本的に暗い天体用なので木星も土星も明るすぎて、縞とか輪っかとか見えません。焦点距離が200mmなので、小さすぎて形まで見ようとするとゲインとか露光時間とか調整する必要がありますが、どうもASI Imageだと調整範囲が限られていて厳しいです。ソフトをASI Liveとかに変えようとしましたが、前にインストールしたはずのものが見つかりません。まあ惑星は諦めて、淡い天体に行きます。


とうとうDSOが!

明るい星は映るものの、どうも淡い星がうまく映らないので色々パラメータをいじります。結局ゲインがLowになっていたのが問題でした。淡い星がなんとか見えたので、Mちゃんはアルビレオを見ることに。ですが赤と青の組み合わせに見える星が画面内にいくつもあり、いまいちどれか分からず。恒星はあまり電視観望は向かないですね。

次はメインの星雲。比較的大きくて明るいM27をめざします。でも一発目ではやはり入りません。そこでまずはアルタイルを入れてもらうことに。やはりアルタイルも少し画面からはみでますが、明るいので少しずらせばすぐに画面内に入ってきます。そのときどの方向にずれていたかを頭に入れておきます。次にM27を導入して、それがアルタイルがずれていた方向にあると仮定して、そこが画面中心に来るような方向にずらしてやります。するととうとうM27がはいってきました。

「わー!!!こんなに綺麗に見えるんだー!!!」ともう大喜び。よっぽど嬉しかったのでしょう。「おもしろすぎ」とか「嬉しすぎ」とかキャーキャー声を上げまくり。それもそのはず、最初はポルタ経緯台でM42を導入して、赤道儀はさらに導入が難しく、やっと自動導入する手段を得たわけです。しかも放っておいても追尾してくれて逃げていかないので、撮影も落ち着いて出来ます。その後、露光時間を30秒程度まで伸ばしてどんどん綺麗な画像を出していきます。ASIのソフトすごいですね。ストレッチを常にオートでかけているので、露光時間を伸ばすとユーザーからは単純にノイズが減った効果だけがうまく見えるようになってます。

あ、ちなみにこれらの作業全部Mちゃんがやってます。私は基本見てるだけ、どうしても困ったときにだけ声をかけてます。露光時間の設定も、どう写っているかの確認も、実際に撮影モードで画像に落とすのも、どこのフォルダに保存されるかのの設定と確認も、きちんとファイルになっているかの確認も全部Mちゃんが自分でやっています。後、やはりASIのソフトが初心者に親切だと思ったのが、ストレッチされた見たままの画面がそのまま保存され得るのがデフォルトになっていたこと。普通はRAWがデフォルトなので、保存された画像を見て暗い!なんで?と思ってしまうはずです。

「M13って見えそうですか」と聞いてくるので、「うーんまだ大丈夫じゃない」と答える間も無く、自動導入を始めてました。今度は画面下の方ですが、一発で入ってきます。AZ-GTiの自動導入に感激したのか「これかなり便利ですね。」と赤道儀と比較して言います。

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次にM31のアンドロメダ銀河。入った途端に「わー!」露光時間を何通りか伸ばして、180秒は完全にサチることを理解。最後60秒に決めて撮影。ボソッと「沼だ...」とつぶやいていたのを私は聞き逃しませんでした。

最後、M57を導入しようとして、少し見えたところでPCのバッテリー切れで終了。Mちゃんのこの嬉しそうな様子を見て、お母さんもちょっと満足そうでした。なんでも自宅だとベランダ観望になり、北側が見えないそうです。AZ-GTiなら初期アラインメントに北側の星も必要ないのでちょうどいいと思ったみたいです。

私はというと、Mちゃんの様子を見ているだけで幸せでした。小学生にとってはAZ-GTiはかなり高価なはずで、勧めたはいいけど贅沢にならないかと少し心配していました。でもこれだけ喜ぶのなら今後使うことも考えて十分な価値があるのではと思います。そうそう、夏にキャンプに行くらしくて、そこで電視観望をしたいと思っているみたいです。一番の問題はPCのバッテリー。屋外で途中充電できないので、AC電源付きの大容量バッテリーがあるとなんとかなるのではと思いました。

この時点で午前2時くらい。多分小学生には限りなく眠い時間でしょう。お母さん曰く、こんな遅くまで起きてたことはないらしいです。多分ものすごく眠いのと、ものすごく嬉しくて興奮気味で、かなりハイになっていて、機材を片付けるのが大変そうでお母さんが困っていました。どう見ても眠そうなのですが「明け方までいる」と口ではいうものの、もう限界っぽいです。それでもお母さんは「まだいてもいいよ」と言っていましたが、流石に帰ることになったようです。大学生もいたので、ホントは色々話したりするも楽しいはずです。帰りの車の中ではいい夢を見るのではないかと思います。

あ、帰るときに自宅で焼いてきたというチョコクッキーを頂きました。今朝起きてから家族で食べたら「おいしいおいしいと」言って、下の子がほとんど食べてしまいました。私と妻が食べれたのは1枚づつ。ほんとにおいしかったです。


撤収

気づくと午前2時半。この日は3時には薄明に入り始めるので、ここら辺で撤収です。Hさん、かんたろうさんともまた再開を約束して帰路に着きます。結局は私はいつものように人がいるところでは撮影できず。透明度もシンチレーションもよかったので勿体無いと言えば勿体無いのですが、それよりも人がいる時は話していた方が楽しかったりします。

私の所属する富山県天文学会の写真展があるとのこと。条件はA3ノビで各自で印刷して提出です。問題は私はプリンタを持っていないので、どこかで印刷を頼まなければいけません。ずっと前、まだ星をはじめて1年も経たない2017年初めに富山市天文台で天体写真展があったときに、キタムラの店舗で印刷したことがあります。 あの時のサイズはA4でした。多分「こだわりプリント」ってやつかと思いますが、値段は1枚あたり600円だったとの記録が残っています。便利なところは、店頭なのですぐに印刷結果を手に入れることができることです。問題はサイズで、基本的にA4くらいまでなんです。今回は少なくともA3くらいまで印刷できるサービスが必要になります。

今回ネットをあさって見つけたのがFUJICOLORデジカメプリント、略して「フジプリ」だそうです。 

 

ここの「価格表」のところを見るのが一番わかりやすいのですが、「プロ仕上げ」の中の「大伸ばしサイズ」というのがほぼA3サイズ相当とのことです。しかも値段が277円(2020年11月7日)とかなり気楽に頼める金額です。提出締め切りまで5日しかなかったので、とりあえずこれで頼んでみました。

頼み方は至って簡単。「注文する」から進んでいき、A3になるのでほぼ一択の「プロ仕上げ」の中の、紙種類が「最高級レーザーペーパー プロ仕上」になります。大きなサイズでも紙種類で「ラスターペーパー(微粒面)」や「クリスタルペーパー(超光沢)」も選べるようですが、サイズが6切、4切、4切ワイドと日本規格の大きなサイズだけに制限されてしまうようです。値段はそれでも最も高いものでも1枚当たらあたり1000円以下なので、コスト的にはリーゾナブルかと思います。今回はテストの意味もあり、A3ということで安価な「最高級レーザーペーパー プロ仕上」にしてみます。

画像ファイルを適当に選びます。複数ファイルももちろん選べます。ポイントはファイルフォーマットはJPEGしか受け付けていないところでしょうか。本当は16bitフォーマットを受け付けてくれると嬉しいのですが、これは仕方ないです。

写真を登録した際の設定は至って簡単。選択肢は4種類で、
  1. 日付情報の有り無し
  2. 色調自動補正の有り無しサイズ
  3. サイズの選択
  4. 枚数
だけです。この中で特に注意を必要とるすのが「色調自動補正」です。天体写真の場合はこれは「無し(チェックしない)」にすべきです。デフォルトでは「有り(チェック済み)」になっているので注意です。複数の画像を印刷する場合には、一番下の「全画像一括指定」が楽です。

サムネイルのここの画像のところに赤い点線の枠が見えていて、これが実際の印刷範囲になります。画像をクリックすると、少し大きな画面が出て来て、この枠を変更することができます。縦横比を変えることはできませんが、位置や縮小することができます。

あとは特に迷うところはないでしょう。送料は枚数に関わらずかかりますのでご注意ください。ゆうパケットだと200円と安いのですが、サイズや枚数によってはこれだと入らずに宅急便の700円のほうになる時があります。今回はA3だったこともあり宅急便の方しか選択することができませんでした。

10月31日に頼んで11月4日には自宅に送られて来たので、実質4日で届いたことになります。締め切りの11月5日になんとか提出して間に合いました。提出したのは、色々迷ったのですが、網状星雲と、富山であまり撮影できなかったネオワイズ彗星、科学博物館の方のリクエストで天の川リフレクションズの3枚です。

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今回は11枚の印刷を頼んで、送料込み、税込みで3500円程度。出来上がりを見ると、少なくとも私程度のこだわりでは十分すぎるものでした。光沢も期待以上に十分あります。色も普段のMacbook Proで画像処理している時と全然遜色なく、ほぼ想像通りでした。

自分で天体写真をプリントしたことがないですし、天文雑誌に投稿したこともないので、実際どの程度のレベルのプリントなのかはよくわかりません。でも自分で額縁に入れて見ている分には全然満足です。この値段ならが相当気軽に印刷に出すことができます。

送付は、左に見えるような紙ケースで送られてきて、実際の写真は2枚のボール紙で挟まれてプラスチック袋に入っています。紙ケースには

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のようなシールが貼られているので、へんな風に曲がって送られることもあまりないと思います。

ところで、これで天文雑誌に投稿したらどうなのでしょうか?これで採用されている人がいるのなら、少し挑戦してみてもいいかもしれません。

県天初の試みとして、富山駅前南口でゲリラ観望会を決行しました。。

ゲリラと名がつくからには突然ウォーッと望遠鏡を持ち込んで、一気に駅前を占拠して、そこらにいる人たちを囲い込んで望遠鏡に送り込む...

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とかそんなことは全くなくて、きちんと許可を取って、場所も決められていて、会場に到着した人から順に落ち着いて準備をはじめます。8月からずーっと天気が悪く、この日も天気が心配だったのですが、最近では珍しいくらいの快晴。気合が入ります。暗くなるちょっと前くらいから月が輝き出し、木星も見え始めると早速導入です。望遠鏡の数としては10台くらいは出ていたでしょうか?

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路面電車が走っているのが見えます。
富山では「地鉄」と呼んでいます。富山地方鉄道の略ですね。

この日は半月で、月のすぐ下に木星があり、土星も見えるなど、駅前の明るい場所でも見せるネタには困りません。C8、C9.25、EDGE800など惑星をターゲットにしたシュミカセが多かったです。双眼装置を取り付けて見せている方もいました。あと、FS-128とか、FSQ-85とか屈折でコントラストよくクッキリ惑星を見せていた方も何人か。

私はいつもの電視観望です。田舎の富山とはいえ曲がりなりにも新幹線が発着する駅前の超光害地で、星雲を見ることができるかどうかの挑戦です。いつものFS-60CBにASI294MCをつけて、AZ-GTiでの導入と追尾です。光害地なのでQBPフィルターを入れておきました。

と言ってもまずは人気のお月様から。PCの画面上なので拡大も縮小も自由自在。クレーターを拡大して見せたり、大気ゆらぎを見てもらったりで喜んでもらいます。

今回普通の観望会と一番違ったところが、見てくれる人の層でした。駅前を歩いている、あえて星を見に来るとかではないごくごく一般の人たちです。サラリーマンなどの仕事帰りの人も多く、女性のグループも目立ちました。さらに普段観望会にはあまり来ることのない高校生も多かったです。どちらかというと見ていってくれるのは男子よりも女子の方が多かったでしょうか。ふーんという感じでそっけない子もいれば、友達同士でキャーキャー言いながら楽しそうに見ている子もいました。普通の観望会では主役の小学生の姿はほとんどなく、一風変わったお客さんたちの反応を楽しむことができました。

月のクレーターを見たことがない人も多いようで、拡大した月を見せるとかなり喜んでくれます。半月だったので、カメラのゲインを上げるとなんとかギリギリ地球照も見えます。地球照と言っても、半月の大きさだと明るすぎるので、影の部分が円になっていることがやっとわかるくらいで、模様とかは全く見えません。それでも月が丸いということがわかるので、みなさんビックリしていました。

電視観望で土星も入れたのですが、流石に口径6cmの焦点距離355mmでは解像度不足。かなり拡大して見せるのですが、CMOSカメラの素子でガタガタに近い土星になってしまいます。それでも輪っかの存在はわかるので、それだけでも喜んでくれます。大口径のシュミカセで土星を入れているメンバーもいたので、是非とも目でシャープな土星を見てくださいと、他の鏡筒を案内します。

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ビルの間に土星があるみたいですが、
これは駅前の灯りが反射でPCの画面に映り込んでいるためです。

結局、人はバラバラとくるので、来ていただいた人数をきちんと数えるのはなかなか難しいのですが、2-300人は見ていってくれたのかと思います。外国の方が多かったのも特徴でしょうか。明らかに日本人でない方が2ー30人位はいたと思います。

肝心の電視観望での星雲ですが、これだけの明るさの中、テストがてら「まあなんか見えたらラッキー」くらいに思っていましたが、いざM57を導入してみたらあっけないくらいにものすごく綺麗に見えます。どうやらこの日の透明度はかなり良かったみたいです。

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M57が綺麗に見えています。

ついで、M27も入れてみました。こちらもすんなり見えます。透明度とQBPのおかげでしょうか。これだけ見えるのなら、もうどんなところでも電視観望で星雲を見せることができるのかもしれません。一度東京のど真ん中の駅前とかでやってみたい気もします。

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M27です。画面真ん中らへんに水平に点在するいくつかの光は、
駅周りのお店とかの光が画面に反射しているものです。
こんな光が見えてしまうくらい明るい場所での観望会です。

ただし、星雲に関しては意外なほど反応が薄いです。以前も同様のことを書いたと思うのですが、今回の駅前のお客さんはあえて星を見にくるような人ではない、本当に普通の人が大半です。そもそも星雲というものをあまり認識していないだろうし(「青雲〜それは〜」とか歌っている人がいました。)、星雲が街中で見えるということに価値を見出してくれるかが、そもその難しいです。ここは説明に工夫が必要だと痛感しました。もったいぶって「すごいんです」と言っても嫌味だろうし、何かいい説明の仕方はないかいまだに悩んでいます。

結局、今回電視観望は街灯りの中星雲がよく見えたので、まあ普通によかったのですが、これよりはるかに面白かったことがあります。それは月の明るい部分がビルの陰に隠れた時です。月の影の部分はまだ望遠鏡の視野に入っています。この状態でカメラのゲインを上げると、半月の明るさに影響されることなく、地球照がはっきりと見えるのです。その時のモニターに映る映像を写真に残すことができました。

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月の模様も余裕で見えています。初めてのことだったので、かなり面白かったです。他の県天のメンバーにも見せたのですが、結構うけていました。

最近ずーっと星不足だったので、久しぶりに満足しました。しかも今回は、かなりの数の人が喜んでくれました。帰りの車の中でここ数ヶ月のことを考えていてしみじみ思ったのですが、CANPで電視観望に興味を持ってくれる人がいたり、星まつりで星仲間と語ったり、亡くなった星仲間のことを思い返したり、観望会で全く知らない人から喜ばれたり、星という趣味を続けているのは実はかなり幸せなことではないのかと。星をやっている人に変な人は多いけど、悪い人はほとんどいません。観望会で星を見せると、感動してくれることはあっても、悪くいう人は皆無です。たとえ悪く言われても、その時は逆にその人の心がすさんでいるのかなあと思えてしまうことでしょう。こんなことを妻に話していたら「心がすさんでいる人ほど逆に星を見て感動するんじゃない?」と。あ、確かにもっともだと思いました。星は人生をとても豊かにしてくれます。


平日ですが、昨年に引き続き近くのショッピングモールでの観望会がありました。今回で3回目になります。


会場へ移動して準備

仕事を少し早めに切り上げ、土砂降りの雨の中自宅に帰ってきました。多分雨は夕立なので止むだろうと。でもその後の予報も曇りなので少し心配でしたが、とりあえず会場のショッピングモールへ向かいます。子供達は最初行かないとか言っていましたが、いつもの仲のいいM家がくると言うと、NatsuもSukeも突然行くと言いだし、結局ついてくることになりました。会場に到着すると、すでに県天の方が何人かいました。まだ少し時間があったので、3人でショッピングモールのCoCo壱番屋で夕食です。夕食後、会場に向かうと望遠鏡がすでにいくつもセットしてあって、程なくしてお客さんも入り始めていました。

私はいつもの電視観望セット。FS-60CB+ASI294-MC ProをAZ-GTiに載せています。さらに街中なので今回は光害防止でQBPをつけています。準備の途中で召集がかかり、県天メンバーで開始前の簡単な打ち合わせです。誰がスライドを話すとか、ISSをみんなで見ようとかいう確認です。観望会開始の19時半までこの時点であと15分くらい、さらに自分の準備を進めます。


ISSで盛り上がる

そうこうしている間に、お客さんはどんどん増えてきます。

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ところが空は相変わらずの曇り。月さえ見ることができません。いつの間にか19時半で観望会の開始です。空がイマイチなので、最初は県天メンバーのスライドで盛り上がります。

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ISSが見えるというので一旦カメラレンズで広角の電視観望に移しました。普通に肉眼でも見えて、お客さんとともに盛り上がりました。


M家のAZ-GTi+MAK127のファーストライト 

そうこうしているうちに、M家が一家5人揃ってやってきました。実は原村でM家に頼まれてAZ-GTiとMAK127のセットを星まつり価格で買ってきたのですが、よほど楽しみだったらしくて星まつり翌日にあたる昨日、家族総出で自宅まで取りに来たのです。その日は天気が悪く自宅で触っていただけだったらしいのですが、それだけでもいろいろトラブルがあったので、この日は観望会がてらトラブルシューティングのために早速セットアップです。

いろいろ聞いてみるとなかなか苦労しています。私はiPhoneなのですが、M家のK君がAndroidなので少し状況が違います。
  • Andoroid特有なのでしょうか、電話回線の方でインターネットにつながっていると、Wi-FiでAZ-GTiに繋いでも、インターネットを切れと警告がでてそこから進まなくなる。-> 機内モードにしてインターネットに繋がらない状態にしてから、Wi-Fiのみオンにすることで回避。
  • 近くに3台AZ-GTiがあり、混線してしまう。-> AZ-GTiのWi-Fiのパスワードを変更することで自分しか繋げないようにする。パスワードを設定しないと、他の一般の人も勝手につながってしまいます。お隣さんは全く操作できなくなってしまったそうです。
  • これもAndroid特有でしょうか? GPSの緯度、経度情報を取得できない。-> マニュアル入力で回避。
  • 初期アランメントでとんでもない方向を向く。->電源を入れてから北に向けているので、変なアラインメント情報が残ってしまっている。-> きちんと北を向けてから、電源を一旦落とし、SynScan Proも一旦終了して、再度初期アランメント。
これでアランメントでそこそこ月の方向に向くのですが、
  • ファインダーの使い方がわからない。
  • ファインダーを調整していないので、まだ導入できない。
という状況で、M家の長男の高1のK君だけではうまく導入できません。結局、お手伝いで鏡筒の端を使い月を入れてみました。記念すべきファーストライトです。家族みんなでのぞいて喜んでいたみたいですが、その後K君がどこかSynScanのボタンを押してアラインメントをずらしてしまったみたいで、再び頑張って導入を試みていましたが、まだ難しかったようです。

入門機といっても、まだまだ初心者には難しいところがあると実感しました。いずれいせよ、練習して慣れることが必要だと理解してくれたようです。

うーん、私が思っていたより、はるかに難しいと思ってしまうようです。初めての人がどこでトラブるか見ていると、何がわかりにくいかがよくわかるので色々参考になります。


月の電視観望

雲越しの月が少しずつ明るくなってきたので、再びFS-60CBに戻します。それでも雲はまだまだ厚く、肉眼ではほとんど見えない月が電視観望だと簡単に見えることにみなさん驚きです。

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私がM家のアラインメントの手伝いをしている間とか、席を開けている最中にSukeが電視観望の説明してくれていました。最近意外に役に立ちます。そういえば今日はSCOPETECHも持ってきていて、たまに見える木星とか月とかを導入していました。Sukeも流石に中1なので、二つ穴ファインダーは卒業してるかと思いきや、いまだに二つ穴ファインダーの方がいいみたいです。光学ファインダーも使えないことないらしいのですが、最初の調整がめんどくさいとか。Sukeの二つ穴ファインダーでの導入スピードは天下一品です。二つ穴ファインダーおそるべし。


電視観望で街中で星雲を見る

観望会も終盤位近づいてきて、天頂部が少しだけ晴れてきました。夏の大三角もなんとか見え始めています。ここぞとばかりに、M57を導入します。今回はQBPも入れてあるせいか、街中で薄曇りにも関わらずそこそこ見えました。

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ちょっとノイジーですが、十分色付きで見えています。QBPのせいでしょうか、色バランスに少し苦労しました。上は露光時間3.2秒を何枚かスタックしています。

最後の最後でM27を入れました。もうお客さんもかなり少なくなっていましたが、見てもらった方はとても喜んでいたようです。

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21時で観望会も終了。以前もそうだったのですが、観望会が終わるとなぜか晴れ渡ってきます。観望会終了後、まったりしながら最後に見たM57は上の写真のものよりもっと綺麗に見えていました。

街中の観望会なので、人は確実に集まります。来年も時間が許せば是非参加したいです。

新月明けの3月の土曜日、GPVによると撮影するには多少雲が出てきそうなので、パッと切り替えて富山市科学博物館でやっている観望会に参加してきました。この観望会は昨年11月から始めて、毎週に近いようなペースで開催してきたらしいのですが、さすがに日本海側の冬場はほとんど全滅で、今回初めてこんなに晴れて大成功だったとのことでした。

自宅を17時半過ぎにでたときは、結構薄雲が全体にかかっていました。18時ころには科学館に到着した時にはだいぶんましになってて、雲越しですがちょっとぼやけて月も見えていました。入り口前の広場にはすでに何台も望遠鏡が出ていて、科学博物館の職員の方や県天の方が何人か準備をしていました。MEADの25cmのシュミカセ、タカハシのFS128でしょうか?EM100に載ったもの、機種はわからなかったですが大型の双眼鏡も出ていました。私もさっそく観望会セットを組み始めました。

今回出したものはFS-60CBにAZI294MC Proを取り付け、 AZ-GTiを経緯台モードにしての自動導入の電視観望です。準備が来た頃にはすっかり空も晴れていました。最初は西の空、低空での月齢2.8の細い月を初期導入とピント合わせを兼ねてPCの画面に映し出しました。今日は3月にしてはとても暖かく、晴れているので結構な数のお客さんがいます。「月を導入しましたー」と声をかけるとワイワイと人が集まってきます。電視観望の利点で、露光時間やゲインを変えることができるので、感度を挙げて地球照を見たり、感度を落としてクレーターを見たりと自由自在です。小さな女の子が地球照で見える月の模様を「ウサギの耳だー」と喜んでいたのですが、そばについていたお母さんのほうが「え、これいつも見ている月の模様ですか?」と月の模様が見えていること自体に驚いていました。

その女の子が月に興味がありそうだったので、持ってきていたSCOPETECHの入門用の屈折を出して、その女の子に2つ穴ファインダーを使って自分で導入してもらいました。聞くと小学2年生で、望遠鏡を触ったこともないとのことで、自分で月を入れて見えた時はすごく喜んでいました。お母さんも愛ピースを除いて「自分でできたの!すごい!」!とほめていたのがほほえましかったです。その後もSCOPETECHは大活躍。自由に触ってもらっていたので、結構な人数の子と、中には大人も夢中になって自分で導入していたみたいです。

さて、今日の観望会のテーマは「オリオン座」だそうです。19時ころから館内で科学博物館の職員さんからオリオン座の解説がありました。その間に、電視観望の方を月からオリオン大星雲M42に切り替えておき、解説を聞き終わった人たちに見てもらいました。科学博物館はかなり町のなかにあり、国道沿いで相当明るい場所です。それでも今回は光害防止フィルターとしてQuad Band Passフィルターを入れておいたので、M42ならカラフルにかなりきれいに見ることができます。

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解説を聞いた直後だったので、みんな「わーきれい、こんなに見えるんだ」というように驚いているようでした。そしてたいていの人が「どこにあるの?」と聞くので、「あの三ツ星の下らへんとです」いうのですが、まわりが明るくて三ツ星を見つけること自体が結構大変です。そこでまた車に戻って、秘密兵器の星座望遠鏡を持ってきました。これが大好評で、手持ちのものを追加でありったけ出すことになり、WideBino28の現行機と旧型機、Scopetechの星座望遠鏡の2眼タイプと1眼タイプの合計4つで交代で見てもらいました。特に子供たちが気に入ってくれたらしく、ござに寝っ転がって星座望遠鏡をとっかえひっかえ見比べていました。子供だけでなく、大人も見える星の数が圧倒的に増えるのに驚き、何人かの方からこれなんて言う双眼鏡なの?と聞かれました。さすがに一般の方は星座を見るためだけの専用の双眼鏡があるということはなかなか知らないので、どこで売っているのとか聞かれましたが、「望遠鏡専門ショップだったらありますよ」と答えると「あ、望遠鏡の専門の店があるんだ」というような反応で、なんか踏み入れてはいけない領域だというような感じでした。一般の店にも置いてもいいくらい便利なものだと思うので、もっと宣伝してもいいのかなと思いました。(追記: 天リフのピックアップでのコメントと、このブログでもあっかさんからのコメントでアマゾンで買えるとの情報がありました。確かに売っています。これだとずいぶん買いやすくなりますね。)

そうこうしているうちに、仲のいいM家が一家総出で来てくれました。望遠鏡を出してほかの人に見てもらっていたり、しかもカメラも持ってきていて星景写真を科学博物館の方に教えてもらいながら撮影していました。一番上の子がちょうど昨日高校受験が終わったばかりで、久しぶりに星に触れたそうです。彼はこの春の銀河学校に参加することが決まったそうで、うらやましい限りです。そのうちに、うちの子2人も到着してM家の3人と一緒に相変わらず大騒ぎしていました。

一方電視観望は、馬頭星雲と燃える木も導入してみました。さすがに街中ではそこまではっきりとは映らなくて、科学博物館の方とか、星が好きな人は見えていること自体に驚いていましたが、一般の人はいまいちピンと来ていないようでした。やはり淡い星雲は街中では厳しいかもしれません。馬頭といっても馬の形がはっきりわからないのです。この観望会は定期的に行われるので、今回はテストも兼ねていたのですが、またお手伝いする機会もあるはずなので、今回の経験もフィードバックしていこうと思います。

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終了10分くらい前になり、星仲間の長野のAさんが到着しました。なんと先月末から富山市民だそうです。また富山勢に強力な人が来てくれたことになります。これから楽しみです。

そんなこんなで、あっという間に20時、終わってからもM家とAさんとも話していて遅くなってしまい、科学博物館の方に迷惑をかけてしまったかもしれません。それでも久しぶりの観望会で、しかも予想に反して快晴だったので、星不足がやっと解消された気分です。またちょくちょくお手伝いに行きたいと思います。


昨晩、富山県天文学会のお祝い会と忘年会を兼ねた食事会がありました。なんのお祝いだったかというと、なんと富山県天文学会が環境大臣賞という立派な賞をいただいたのです。「大気環境保全意識の高揚に関し積極的な活動をされ」ということで、第三十回「星空の街・あおぞらの街」全国大会で、K会長とSさんが香川県の高松まで行って表彰されたそうです。K会長はじめ、歴代会長、会員の方々の50年以上にわたる、たゆまぬ努力の賜物かと思います。心よりお祝い申し上げます。

富山県天の長い歴史の中で見ると、私はまだ入会したばかりの新参の者で、大した貢献はできていないので心苦しいのですが、こういったお祝い事は嬉しい限りです。お祝いムードの中、出席者は30人近くにもなり、K会長お気に入りのカフェフェローの中は人でいっぱいで、それぞれ天文談義に花が咲きました。私も最近やっと、メンバーの顔と名前が一致してきましたが、今回はお祝いということで、普段あまり顔をあわせられない方も何人か来られていました。

M元会長には昔の話をお伺いし、最近加入されたKさんとも少し話すことができました。Kさんは撮影までしたくて、VixenのSXP2とSD103Sのセットを一気に購入し、さらにASI290MCも手にいれ、かなり気合が入っているようです。会社を子供に譲り、できた時間で新しく天文を趣味にしようとしているとのことです。でもやはり撮影までしようとすると大変で、特にコンピューターが大変だと言っていました。最近導入まではできるようになったとのことなので、Revolution Imagerとかの計算機いらずの電視観望なんかもいいと思うのですがどうでしょうか?

他にも何人かの方達とお話しすることができました。そんな中、以前立山のスターウォッチングでご一緒したAさんから頼まれていた(実は完全に忘れてしまっていたのですが、言われてやっと思い出した次第です。)、Meadeの架台の修理の依頼を受けました。会が終わって一旦駐車場を出て、「あっ、受け取るの忘れた」と思い出し、また駐車場まで引き返してAさんから無事に引き取ることができました。私はEXT-60ATをもっているのですが、それを想像していたので結構複雑かと思っていたら、架台だけでコントローラーとかもそもそもついていないとのことです。故障状況を聞くと、電源も全く入らないとのことです。

自宅に帰って調べてみると、機種はETX-90RAで通称Meade ETXと呼ばれる、どうやら1996年に出た一番最初のモデルで、電源オンで赤道儀の赤経の回転が始まるだけのかなりシンプルな仕組みのようです。今ではめずらしいMADE IN USAとなっていました。

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まず電源関連を確認するために蓋を開けてみます。ところが、蓋もネジを3本ドライバーで開けなければいけないタイプで、なんでこんなにめんどくさいのかと思いましたが、どうやら一回電池を入れると交換なしで相当長い期間持つことが理由のようです。ネジをはずし、下を向けると、金属でできた重い裏蓋が下に下がって外れます。蓋を外すと下の写真のようになっていて、基本的には電池でモーターを回すだけのものすごくシンプルな構造です。なのでこの架台は斜めに取り付けて、赤道儀として働き、赤経のみがモーターで回転するということがやっとこの時点でわかりました。MEADEお得意の、経緯台での自動導入ができるようになる前のものです。

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さて、修理の前に色々調べてみます。上部には銀色のつまみがいくつかついています。上から、赤緯回転軸を締めて固定するためのつまみが一つ。そのずっと下に赤緯の微動ができるつまみが前後に2つ(一つは写真には写っていません)。このつまみがあまりに軽かったので、何か外れたりしているのではと疑って、横の蓋を開けて中を見てみました。

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ネジを回すと、赤緯回転体が少しずつ動くようになっています。真ん中の金具が端に行ってしまうと、それ以上回らなくなるので、戻すしかありません。このことは無理につまみを回したりしないようにするためにも覚えておいてもいいでしょう。約50回転で真ん中から端まで行くようです。ここはただつまみが軽いだけで、特に問題はなかったので、そのまま蓋を閉めました。

他に底の水平面に2つの部がついていますが、これは赤系の回転の微動と、固定です。

さて、問題の基板です。まず電池を入れる端子が、多分以前の液漏れで接触が悪くなっていたので綺麗にしました。電池を入れると普通に電圧は伝わっているようなのですが、スイッチを入れてもまだモーターは回りません。他にも故障箇所がありそうです。本体から外して基板の裏側をよく見ていくと、2つあるスイッチの一つがグラグラしていて、そのスイッチの根元の半田付けしてあるところがパターンごと剥がれていて、断線してしまっていることがわかりました。

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上の写真でも、6つ並んでいる端子のいくつかの線のパターンが根元のところで切れてしまっているのがわかるかと思います。実際6つのうち5つは完全に切れてしまっていました。おそらくスイッチにかなりの力がかかってしまい、パターンを剥がしてしまったものかと思われます。

まずはスイッチの枠の根元の金具を曲げて、基板にある程度固定するようにして動きにくくしました。上の写真の空いているパターンのところに黒い四角の金属部分が見えていますが、最初はこれ伸びていて、ただ挿さっていただけでぐらぐらでした。写真はすでに曲げた状態になっています。

通常、剥がれたパターンを復活させるのは難しいので、別のリード線を使い端子が露出しているところを結びました。

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リード線を半田付け後、テスターで導通確認とショートがないことを確認して、電池を入れてスイッチを入れるとモーターの動作音がきちんとするようになりました。おそらこれで大丈夫なはずです。

ここで疑問なのは、どうやって恒星時に合わせているのか?モーターの回転速はスビードは電圧で変わるはずなので、電池の残量によってはズレていく気もするのですが、どうなのでしょうか?しかも付属の鏡筒が焦点距離1250mmとそこそこ長焦点なので、極軸合わせも、天体の導入も結構大変なはずで、追尾も誤差が効いてくるはずです。回転を安定化させるようなそれらしい回路は見当たりません。

いずれにせよ修理は完了したので、とりあえずこれで一旦お返しして使ってもらおうと思います。
 

少し前に県天のOさんから電話がかかってきて、このまえ見た望遠鏡だけど引き取ってもらえないかという話をもらいました。

このまえというのは今年の4月21日のことで、元富山市天文台長のKさんの自宅へ遊びに行くのでこないかとOさんから誘われた時のことです。Kさんの自宅は街から外れた高台にあり、そこで観望会をした時にOさんが持ってきていた望遠鏡を引き取って欲しいということでした。Oさんによると、なんでも自宅がいっぱいでもう置き場所も無くなってきたのでということです。私も古い望遠鏡は大好きなので、二つ返事で引き取りますと言ってしまいました。それでも、自分で扱うことのできる望遠鏡は一度に1台か、頑張ってもせいぜい2台ということはよくわかっています。用途別ということももちろんあるのですが、古い望遠鏡であまり時間をかけてあげられないものが待機してしまっているのも事実です。今回のものは手動式の赤道儀です。できれば星好きな中高生くらいの子に譲ってあげるのでもいいでしょうかとお聞きしたら、やはり使ってもらうのが一番ということなので、一旦引き取らせていただいて、きちんと整備して、誰か熱意のある天文っ子に譲ろうと思いました。

そんなこんなで先週「週末にでもOさんのところに引き取りに行きます」と電話をしたところ、たまたま土曜日にまた元天文台長のKさんのところへ行くというので、結局引き取りついでに、私もKさん宅へお邪魔することになってしまいました。今回は昼間の訪問です。

土曜日、道に迷いながらまずはOさんの自宅にたどり着き、望遠鏡を引き取りました。手動式といっても、タカハシのTS式の65mmV-1で、焦点距離800mmと手ごろです。木製三脚ですが木箱に三脚も赤道儀も鏡筒も一箱に収まる、非常にコンパクトに収納できるものです。かなり使い込んであるのがわかりますし、綺麗に木箱にしまわれていてとても大事にされていたこともわかります。年数は経っていますが、この間見せてもらった時もミザールABを見分けるなど、まだまだ十分に見ることができます。アイピースも1インチ(25.4mm)径ですが18mmから6mmまで4本あるので、基本的に困ることはないでしょう。レンズに少し汚れがあるかもといっていたので、できるだけ綺麗にして、大事にに使ってくれそうな子に渡したいと思います。

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午後2時前くらいにそろそろとKさん宅へ向かいました。ほかのメンバーもちょうど同じ頃に到着です。奇しくもメンバーは前回と全く同じ県天のYさんと天文台のNさんです。今回は太陽望遠鏡を何台か持ってくると聞いていたので、私も10cmの改造PSTを持っていきました。天気はあいにくの雨で、太陽を見ることはできません。普通のPSTが一台あったので、私の改造版PSTのエタロン部を外して見たり、ペンタプリズムを端から覗いたりして見比べるのは興味を引いたみたいです。他にもLUNTの60mmもありましたが、「改造しちゃダメだよ」と言われてしまいました。

面白かったのはKさんの話です。昔、木辺鏡で有名な木辺成麿氏を富山に呼んで、鏡づくりをしたらしいのですが、その際は7-80人集まったとのことです。富山の人だけではないかもしれませんが、これだけの天文マニアが富山に集まったのは時代のせいなのか、木辺氏だからなのか、いずれにせよすごいことです。最初用意した材料の数が全然足りなくて、急遽ガラス屋さんに行って多少薄くても仕方ないと言って追加基材を頼んだそうです。Kさんによると、とにかく当時は大型の部類だった15cmの望遠鏡が欲しくて欲しくて、多分みんなそんな気持ちだったのかと。コーティングのことも聞いたのですが、銀コーティングで、硝酸銀を使って全部自分でやったそうです。結局望遠鏡として完成したのは3年後だったとのことです。大変そうですが、一度くらいは鏡づくりもやって見たい気がします。

他にも、富山の奥地にクレーターの形のような大きな穴があり、みんなで探検に行ったことがあると。30度くらいの斜度の坂を登り、穴の内側部分にたどりついてよく見ると、地面にいくつも穴が空いている。おそらく地殻変動からできたもので、隕石などではないだろうという結論だったとのことですが、その後もいくつかの大学も調査に来たとのことです。

今のSWATと元県天会長さんの関係の話とか、他にもいろいろ興味深い話を聞くことができました。

自宅はカナダから取り寄せた木材をふんだんに使ったログハウス風で、とてもお洒落です。奥様に出していただいた紅茶が、すごくいい香りで美味しかったです。ちょうどその日が娘のNatsuの誕生日だったので私だけ先においとましましたが、雨のなかK夫妻に見送っていただいて申し訳なかったくらいです。2時間ちょっとの短い時間でしたが、非常に楽しく優雅な時間を過ごすことができました。自宅から意外に近くなので、また遊びにいけたらと思います。

2018年9月1日、富山市天文台で天文台まつりがありました。昨年に引き続き、私も富山県県天学会のメンバーとして家族を引き連れてお手伝いに参加しました。

2部構成になっていて、14時から16時までと、19時から21時までです。お手伝い組は昼すぎの13時半前に集合。天気が良かったら電視観望で太陽観測をしようとも思っていたのですが、あいにくのドン曇り。うっすらと青いところがかろうじてあるかないかで、太陽さえも全く見えません。なので、SukeのSCOPETECHをもっていって、室内から外のパネルに貼り付けた惑星や星雲星団を望遠鏡を操作して見てもらうことくらいです。しかも今年は天文台の方でもいくつか操作してもいい望遠鏡を用意してくれていました。タカハシの経緯台タイプのTeegal60や、同じくタカハシのマニュアル赤道儀で65mmのV-1、Vixenのオレンジ色のニュートン反射のおそらくスーパーハレー SR1000です。その他、コルキットや、星の手帖社の35mmなどの組み立て望遠鏡も出ていましたが、こちらの方が三脚も貧弱なのでむしろ難易度が高いです。

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窓の外の地面にパネルが立ててあって、そこに天体の写真が貼ってあります。

他にも紙飛行機を宇宙船に見立てて惑星に見立てた輪っかを通すゲームや、土星模型の製作など、小さい子がきても楽しめるように色々工夫が凝らされていました。プラネタリウムでの上映会もありましたが、私は残念ながら時間がなくてみることができませんでした。

時間がなかった理由の一つが、去年に引き続き、2畳のゴザをひいて絵本の読み聞かせをしたことです。天文台にも星に関する絵本は何冊も置いてあります。今回持っていったのは、昨年に引き続き「ホシオ君天文台へゆく」と、今年新たに「かがくのとも」の1999年12月号の「おそらに はては あるの?」を加えた2冊です。

「おそらにはてはあるの?」ですが、一見何でもないような絵本なのですが、オルバースのパラドックのことを示唆している本で、実はものすごく深い本です。対象は幼児もしくはせいぜい小学校の1-2年生までですが、さすが天文台に来るような家族です。お父さんの中に確実に気づいていそうな人がいました。望遠鏡で拡大していくとどんどん星が見えてくるので、限りなく拡大していくと宇宙は星で埋まっているはずで、夜はもっと明るくてもいいはずなのではという疑問です。これは深い森の中で見渡すと、木で視界が遮られてしまい、外界が見えなくなるようなことからの類推です。1700年くらいからこの疑問はあったようですが、近年やっと宇宙を光で満たすには星の数が全然足りないと定量的に示されたくらいで、まだまだ研究の余地があるテーマです。こういった話を小さい頃に聞いて、おそらく全然意図は理解できなくても、もう少し大きくなって宇宙に興味が出た頃、オルバースのパラドックスの話を絵本で聞いたことを思い出す子がいたらすごいことだと思うのですが、どうでしょうか?

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結局16時半頃までお客さんがいて色々対応していましたが、それから休憩でコンビニに少し買い出しに行き、18時頃からまた準備が始まります。夕方は夕焼けも見え、うっすら青空らしきものも見えたので少し期待が持てました。AZ-GTiとFS-60CBにASI294MCでいつもの電視観望と、何も見えなかった時のためにASI294MCとSAMYANG14mmを三脚に載せるも一応用意しておきました。暗くなってきたのですが、結局はほぼどん曇り。仕方ないので14mm広角レンズで見てみるとベガがなんとか見えます。もっとよくみると、アルタイルとデネブも見えるので夏の大三角がかろうじてわかりました。あ、これはもちろん電視観望で見えたという話です。肉眼だと全くかすりもしないくらい何も見えません。逆にお客さんは、目で見えないものが超高感度カメラで見えることに驚いていました。

途中火星が肉眼でも見える時が少しだけありました。天文台の1m望遠鏡でも火星を入れていたりしたので、全く星がゼロというわけでもありませんでした。それでもこの天気のせいか、お客さんの数は昨年と比べても全然少なく、後の集計で昼の部130人、夜の部100人とのことでした。でもせいぜい50人くらいかとも予測していたので、それよりは多かったということで、この天気としては上出来だったのかもしれません。

NatsuとSukeはカメラ記録係を頼まれたらしいのですが、実際には少し撮っただけで途中からカメラを放り出して遊んでいたみたいで、ほとんど役に立っていなかったみたいです。夜の部はお弁当を届けがてら妻も来てくれて、室内で先の「おそらに はては あるの?」の読み聞かせをしてくれていたみたいです。

一人面白い女の子がいて、電視で広角で見えた星の情報をドームに知らせに行って「今〜が見えているよ」とか言って1mの反射型で導入してもらうというのを何度も往復して繰り返している子です。まだ中1とのことで、外国人ぽく見えたので聞いてみたらロシア人とのハーフで、富山生まれ富山育ちで、日本語は普通の日本人とまったく聞き分けがつかず、ロシア語も話せるとのことです。宇宙のことにすごく興味があるそうで、最後ギリギリまで粘っていて、電視で火星をバローで拡大して模様を見ようと思ったのですが、さすがに口径60mmと雲を通してなので厳しく、模様が見えたか見えないかどうかというところで時間切れでした。最後はお父さんに「みんな待ってるからいい加減にしなさい!」とか怒られて帰って行きました。面白そうな子なので、また会ってみたいです。

ちょと時間オーバーになってしまいましたが、片付けを早々にすませまた。AZ-GTiにしてから片付けの時間も短くなってずいぶん楽になっています。終了後、事務室でみんなで話している時に、科学博物館の女性の学芸員の方が持っているフィルムカメラを見せてもらいました。最近フィルムカメラに目覚めたとのことで、ミノルタ製のものだそうです。私はフィルム時代のカメラはコンパクトカメラを持っていただけで、ほとんどよくわからないのですが、父がカメラが好きでPentaxとか持っていたことが話題になりました。その頃全くカメラに興味がなかったので全て処分してしまったのですが、とっておけばよかったかなと思います。Natsuがフィルムカメラに異常に興味を示して、NatsuとSukeでシャッターを押させてもらっていました。36枚どりなので、シャッター1回ぶんの価値が全く違うことは一応理解していたみたいです。

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天気はイマイチでしたが、ほんの少しだけ星も見えて、お客さんの反応も意外にもよかったです。今年も楽しい天文台まつりとなりました。また来年も参加したいと思います。


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