ほしぞloveログ

天体観測始めました。

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県天初の試みとして、富山駅前南口でゲリラ観望会を決行しました。。

ゲリラと名がつくからには突然ウォーッと望遠鏡を持ち込んで、一気に駅前を占拠して、そこらにいる人たちを囲い込んで望遠鏡に送り込む...

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とかそんなことは全くなくて、きちんと許可を取って、場所も決められていて、会場に到着した人から順に落ち着いて準備をはじめます。8月からずーっと天気が悪く、この日も天気が心配だったのですが、最近では珍しいくらいの快晴。気合が入ります。暗くなるちょっと前くらいから月が輝き出し、木星も見え始めると早速導入です。望遠鏡の数としては10台くらいは出ていたでしょうか?

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路面電車が走っているのが見えます。
富山では「地鉄」と呼んでいます。富山地方鉄道の略ですね。

この日は半月で、月のすぐ下に木星があり、土星も見えるなど、駅前の明るい場所でも見せるネタには困りません。C8、C9.25、EDGE800など惑星をターゲットにしたシュミカセが多かったです。双眼装置を取り付けて見せている方もいました。あと、FS-128とか、FSQ-85とか屈折でコントラストよくクッキリ惑星を見せていた方も何人か。

私はいつもの電視観望です。田舎の富山とはいえ曲がりなりにも新幹線が発着する駅前の超光害地で、星雲を見ることができるかどうかの挑戦です。いつものFS-60CBにASI294MCをつけて、AZ-GTiでの導入と追尾です。光害地なのでQBPフィルターを入れておきました。

と言ってもまずは人気のお月様から。PCの画面上なので拡大も縮小も自由自在。クレーターを拡大して見せたり、大気ゆらぎを見てもらったりで喜んでもらいます。

今回普通の観望会と一番違ったところが、見てくれる人の層でした。駅前を歩いている、あえて星を見に来るとかではないごくごく一般の人たちです。サラリーマンなどの仕事帰りの人も多く、女性のグループも目立ちました。さらに普段観望会にはあまり来ることのない高校生も多かったです。どちらかというと見ていってくれるのは男子よりも女子の方が多かったでしょうか。ふーんという感じでそっけない子もいれば、友達同士でキャーキャー言いながら楽しそうに見ている子もいました。普通の観望会では主役の小学生の姿はほとんどなく、一風変わったお客さんたちの反応を楽しむことができました。

月のクレーターを見たことがない人も多いようで、拡大した月を見せるとかなり喜んでくれます。半月だったので、カメラのゲインを上げるとなんとかギリギリ地球照も見えます。地球照と言っても、半月の大きさだと明るすぎるので、影の部分が円になっていることがやっとわかるくらいで、模様とかは全く見えません。それでも月が丸いということがわかるので、みなさんビックリしていました。

電視観望で土星も入れたのですが、流石に口径6cmの焦点距離355mmでは解像度不足。かなり拡大して見せるのですが、CMOSカメラの素子でガタガタに近い土星になってしまいます。それでも輪っかの存在はわかるので、それだけでも喜んでくれます。大口径のシュミカセで土星を入れているメンバーもいたので、是非とも目でシャープな土星を見てくださいと、他の鏡筒を案内します。

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ビルの間に土星があるみたいですが、
これは駅前の灯りが反射でPCの画面に映り込んでいるためです。

結局、人はバラバラとくるので、来ていただいた人数をきちんと数えるのはなかなか難しいのですが、2-300人は見ていってくれたのかと思います。外国の方が多かったのも特徴でしょうか。明らかに日本人でない方が2ー30人位はいたと思います。

肝心の電視観望での星雲ですが、これだけの明るさの中、テストがてら「まあなんか見えたらラッキー」くらいに思っていましたが、いざM57を導入してみたらあっけないくらいにものすごく綺麗に見えます。どうやらこの日の透明度はかなり良かったみたいです。

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M57が綺麗に見えています。

ついで、M27も入れてみました。こちらもすんなり見えます。透明度とQBPのおかげでしょうか。これだけ見えるのなら、もうどんなところでも電視観望で星雲を見せることができるのかもしれません。一度東京のど真ん中の駅前とかでやってみたい気もします。

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M27です。画面真ん中らへんに水平に点在するいくつかの光は、
駅周りのお店とかの光が画面に反射しているものです。
こんな光が見えてしまうくらい明るい場所での観望会です。

ただし、星雲に関しては意外なほど反応が薄いです。以前も同様のことを書いたと思うのですが、今回の駅前のお客さんはあえて星を見にくるような人ではない、本当に普通の人が大半です。そもそも星雲というものをあまり認識していないだろうし(「青雲〜それは〜」とか歌っている人がいました。)、星雲が街中で見えるということに価値を見出してくれるかが、そもその難しいです。ここは説明に工夫が必要だと痛感しました。もったいぶって「すごいんです」と言っても嫌味だろうし、何かいい説明の仕方はないかいまだに悩んでいます。

結局、今回電視観望は街灯りの中星雲がよく見えたので、まあ普通によかったのですが、これよりはるかに面白かったことがあります。それは月の明るい部分がビルの陰に隠れた時です。月の影の部分はまだ望遠鏡の視野に入っています。この状態でカメラのゲインを上げると、半月の明るさに影響されることなく、地球照がはっきりと見えるのです。その時のモニターに映る映像を写真に残すことができました。

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月の模様も余裕で見えています。初めてのことだったので、かなり面白かったです。他の県天のメンバーにも見せたのですが、結構うけていました。

最近ずーっと星不足だったので、久しぶりに満足しました。しかも今回は、かなりの数の人が喜んでくれました。帰りの車の中でここ数ヶ月のことを考えていてしみじみ思ったのですが、CANPで電視観望に興味を持ってくれる人がいたり、星まつりで星仲間と語ったり、亡くなった星仲間のことを思い返したり、観望会で全く知らない人から喜ばれたり、星という趣味を続けているのは実はかなり幸せなことではないのかと。星をやっている人に変な人は多いけど、悪い人はほとんどいません。観望会で星を見せると、感動してくれることはあっても、悪くいう人は皆無です。たとえ悪く言われても、その時は逆にその人の心がすさんでいるのかなあと思えてしまうことでしょう。こんなことを妻に話していたら「心がすさんでいる人ほど逆に星を見て感動するんじゃない?」と。あ、確かにもっともだと思いました。星は人生をとても豊かにしてくれます。


平日ですが、昨年に引き続き近くのショッピングモールでの観望会がありました。今回で3回目になります。


会場へ移動して準備

仕事を少し早めに切り上げ、土砂降りの雨の中自宅に帰ってきました。多分雨は夕立なので止むだろうと。でもその後の予報も曇りなので少し心配でしたが、とりあえず会場のショッピングモールへ向かいます。子供達は最初行かないとか言っていましたが、いつもの仲のいいM家がくると言うと、NatsuもSukeも突然行くと言いだし、結局ついてくることになりました。会場に到着すると、すでに県天の方が何人かいました。まだ少し時間があったので、3人でショッピングモールのCoCo壱番屋で夕食です。夕食後、会場に向かうと望遠鏡がすでにいくつもセットしてあって、程なくしてお客さんも入り始めていました。

私はいつもの電視観望セット。FS-60CB+ASI294-MC ProをAZ-GTiに載せています。さらに街中なので今回は光害防止でQBPをつけています。準備の途中で召集がかかり、県天メンバーで開始前の簡単な打ち合わせです。誰がスライドを話すとか、ISSをみんなで見ようとかいう確認です。観望会開始の19時半までこの時点であと15分くらい、さらに自分の準備を進めます。


ISSで盛り上がる

そうこうしている間に、お客さんはどんどん増えてきます。

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ところが空は相変わらずの曇り。月さえ見ることができません。いつの間にか19時半で観望会の開始です。空がイマイチなので、最初は県天メンバーのスライドで盛り上がります。

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ISSが見えるというので一旦カメラレンズで広角の電視観望に移しました。普通に肉眼でも見えて、お客さんとともに盛り上がりました。


M家のAZ-GTi+MAK127のファーストライト 

そうこうしているうちに、M家が一家5人揃ってやってきました。実は原村でM家に頼まれてAZ-GTiとMAK127のセットを星まつり価格で買ってきたのですが、よほど楽しみだったらしくて星まつり翌日にあたる昨日、家族総出で自宅まで取りに来たのです。その日は天気が悪く自宅で触っていただけだったらしいのですが、それだけでもいろいろトラブルがあったので、この日は観望会がてらトラブルシューティングのために早速セットアップです。

いろいろ聞いてみるとなかなか苦労しています。私はiPhoneなのですが、M家のK君がAndroidなので少し状況が違います。
  • Andoroid特有なのでしょうか、電話回線の方でインターネットにつながっていると、Wi-FiでAZ-GTiに繋いでも、インターネットを切れと警告がでてそこから進まなくなる。-> 機内モードにしてインターネットに繋がらない状態にしてから、Wi-Fiのみオンにすることで回避。
  • 近くに3台AZ-GTiがあり、混線してしまう。-> AZ-GTiのWi-Fiのパスワードを変更することで自分しか繋げないようにする。パスワードを設定しないと、他の一般の人も勝手につながってしまいます。お隣さんは全く操作できなくなってしまったそうです。
  • これもAndroid特有でしょうか? GPSの緯度、経度情報を取得できない。-> マニュアル入力で回避。
  • 初期アランメントでとんでもない方向を向く。->電源を入れてから北に向けているので、変なアラインメント情報が残ってしまっている。-> きちんと北を向けてから、電源を一旦落とし、SynScan Proも一旦終了して、再度初期アランメント。
これでアランメントでそこそこ月の方向に向くのですが、
  • ファインダーの使い方がわからない。
  • ファインダーを調整していないので、まだ導入できない。
という状況で、M家の長男の高1のK君だけではうまく導入できません。結局、お手伝いで鏡筒の端を使い月を入れてみました。記念すべきファーストライトです。家族みんなでのぞいて喜んでいたみたいですが、その後K君がどこかSynScanのボタンを押してアラインメントをずらしてしまったみたいで、再び頑張って導入を試みていましたが、まだ難しかったようです。

入門機といっても、まだまだ初心者には難しいところがあると実感しました。いずれいせよ、練習して慣れることが必要だと理解してくれたようです。

うーん、私が思っていたより、はるかに難しいと思ってしまうようです。初めての人がどこでトラブるか見ていると、何がわかりにくいかがよくわかるので色々参考になります。


月の電視観望

雲越しの月が少しずつ明るくなってきたので、再びFS-60CBに戻します。それでも雲はまだまだ厚く、肉眼ではほとんど見えない月が電視観望だと簡単に見えることにみなさん驚きです。

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私がM家のアラインメントの手伝いをしている間とか、席を開けている最中にSukeが電視観望の説明してくれていました。最近意外に役に立ちます。そういえば今日はSCOPETECHも持ってきていて、たまに見える木星とか月とかを導入していました。Sukeも流石に中1なので、二つ穴ファインダーは卒業してるかと思いきや、いまだに二つ穴ファインダーの方がいいみたいです。光学ファインダーも使えないことないらしいのですが、最初の調整がめんどくさいとか。Sukeの二つ穴ファインダーでの導入スピードは天下一品です。二つ穴ファインダーおそるべし。


電視観望で街中で星雲を見る

観望会も終盤位近づいてきて、天頂部が少しだけ晴れてきました。夏の大三角もなんとか見え始めています。ここぞとばかりに、M57を導入します。今回はQBPも入れてあるせいか、街中で薄曇りにも関わらずそこそこ見えました。

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ちょっとノイジーですが、十分色付きで見えています。QBPのせいでしょうか、色バランスに少し苦労しました。上は露光時間3.2秒を何枚かスタックしています。

最後の最後でM27を入れました。もうお客さんもかなり少なくなっていましたが、見てもらった方はとても喜んでいたようです。

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21時で観望会も終了。以前もそうだったのですが、観望会が終わるとなぜか晴れ渡ってきます。観望会終了後、まったりしながら最後に見たM57は上の写真のものよりもっと綺麗に見えていました。

街中の観望会なので、人は確実に集まります。来年も時間が許せば是非参加したいです。

新月明けの3月の土曜日、GPVによると撮影するには多少雲が出てきそうなので、パッと切り替えて富山市科学博物館でやっている観望会に参加してきました。この観望会は昨年11月から始めて、毎週に近いようなペースで開催してきたらしいのですが、さすがに日本海側の冬場はほとんど全滅で、今回初めてこんなに晴れて大成功だったとのことでした。

自宅を17時半過ぎにでたときは、結構薄雲が全体にかかっていました。18時ころには科学館に到着した時にはだいぶんましになってて、雲越しですがちょっとぼやけて月も見えていました。入り口前の広場にはすでに何台も望遠鏡が出ていて、科学博物館の職員の方や県天の方が何人か準備をしていました。MEADの25cmのシュミカセ、タカハシのFS128でしょうか?EM100に載ったもの、機種はわからなかったですが大型の双眼鏡も出ていました。私もさっそく観望会セットを組み始めました。

今回出したものはFS-60CBにAZI294MC Proを取り付け、 AZ-GTiを経緯台モードにしての自動導入の電視観望です。準備が来た頃にはすっかり空も晴れていました。最初は西の空、低空での月齢2.8の細い月を初期導入とピント合わせを兼ねてPCの画面に映し出しました。今日は3月にしてはとても暖かく、晴れているので結構な数のお客さんがいます。「月を導入しましたー」と声をかけるとワイワイと人が集まってきます。電視観望の利点で、露光時間やゲインを変えることができるので、感度を挙げて地球照を見たり、感度を落としてクレーターを見たりと自由自在です。小さな女の子が地球照で見える月の模様を「ウサギの耳だー」と喜んでいたのですが、そばについていたお母さんのほうが「え、これいつも見ている月の模様ですか?」と月の模様が見えていること自体に驚いていました。

その女の子が月に興味がありそうだったので、持ってきていたSCOPETECHの入門用の屈折を出して、その女の子に2つ穴ファインダーを使って自分で導入してもらいました。聞くと小学2年生で、望遠鏡を触ったこともないとのことで、自分で月を入れて見えた時はすごく喜んでいました。お母さんも愛ピースを除いて「自分でできたの!すごい!」!とほめていたのがほほえましかったです。その後もSCOPETECHは大活躍。自由に触ってもらっていたので、結構な人数の子と、中には大人も夢中になって自分で導入していたみたいです。

さて、今日の観望会のテーマは「オリオン座」だそうです。19時ころから館内で科学博物館の職員さんからオリオン座の解説がありました。その間に、電視観望の方を月からオリオン大星雲M42に切り替えておき、解説を聞き終わった人たちに見てもらいました。科学博物館はかなり町のなかにあり、国道沿いで相当明るい場所です。それでも今回は光害防止フィルターとしてQuad Band Passフィルターを入れておいたので、M42ならカラフルにかなりきれいに見ることができます。

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解説を聞いた直後だったので、みんな「わーきれい、こんなに見えるんだ」というように驚いているようでした。そしてたいていの人が「どこにあるの?」と聞くので、「あの三ツ星の下らへんとです」いうのですが、まわりが明るくて三ツ星を見つけること自体が結構大変です。そこでまた車に戻って、秘密兵器の星座望遠鏡を持ってきました。これが大好評で、手持ちのものを追加でありったけ出すことになり、WideBino28の現行機と旧型機、Scopetechの星座望遠鏡の2眼タイプと1眼タイプの合計4つで交代で見てもらいました。特に子供たちが気に入ってくれたらしく、ござに寝っ転がって星座望遠鏡をとっかえひっかえ見比べていました。子供だけでなく、大人も見える星の数が圧倒的に増えるのに驚き、何人かの方からこれなんて言う双眼鏡なの?と聞かれました。さすがに一般の方は星座を見るためだけの専用の双眼鏡があるということはなかなか知らないので、どこで売っているのとか聞かれましたが、「望遠鏡専門ショップだったらありますよ」と答えると「あ、望遠鏡の専門の店があるんだ」というような反応で、なんか踏み入れてはいけない領域だというような感じでした。一般の店にも置いてもいいくらい便利なものだと思うので、もっと宣伝してもいいのかなと思いました。(追記: 天リフのピックアップでのコメントと、このブログでもあっかさんからのコメントでアマゾンで買えるとの情報がありました。確かに売っています。これだとずいぶん買いやすくなりますね。)

そうこうしているうちに、仲のいいM家が一家総出で来てくれました。望遠鏡を出してほかの人に見てもらっていたり、しかもカメラも持ってきていて星景写真を科学博物館の方に教えてもらいながら撮影していました。一番上の子がちょうど昨日高校受験が終わったばかりで、久しぶりに星に触れたそうです。彼はこの春の銀河学校に参加することが決まったそうで、うらやましい限りです。そのうちに、うちの子2人も到着してM家の3人と一緒に相変わらず大騒ぎしていました。

一方電視観望は、馬頭星雲と燃える木も導入してみました。さすがに街中ではそこまではっきりとは映らなくて、科学博物館の方とか、星が好きな人は見えていること自体に驚いていましたが、一般の人はいまいちピンと来ていないようでした。やはり淡い星雲は街中では厳しいかもしれません。馬頭といっても馬の形がはっきりわからないのです。この観望会は定期的に行われるので、今回はテストも兼ねていたのですが、またお手伝いする機会もあるはずなので、今回の経験もフィードバックしていこうと思います。

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終了10分くらい前になり、星仲間の長野のAさんが到着しました。なんと先月末から富山市民だそうです。また富山勢に強力な人が来てくれたことになります。これから楽しみです。

そんなこんなで、あっという間に20時、終わってからもM家とAさんとも話していて遅くなってしまい、科学博物館の方に迷惑をかけてしまったかもしれません。それでも久しぶりの観望会で、しかも予想に反して快晴だったので、星不足がやっと解消された気分です。またちょくちょくお手伝いに行きたいと思います。


昨晩、富山県天文学会のお祝い会と忘年会を兼ねた食事会がありました。なんのお祝いだったかというと、なんと富山県天文学会が環境大臣賞という立派な賞をいただいたのです。「大気環境保全意識の高揚に関し積極的な活動をされ」ということで、第三十回「星空の街・あおぞらの街」全国大会で、K会長とSさんが香川県の高松まで行って表彰されたそうです。K会長はじめ、歴代会長、会員の方々の50年以上にわたる、たゆまぬ努力の賜物かと思います。心よりお祝い申し上げます。

富山県天の長い歴史の中で見ると、私はまだ入会したばかりの新参の者で、大した貢献はできていないので心苦しいのですが、こういったお祝い事は嬉しい限りです。お祝いムードの中、出席者は30人近くにもなり、K会長お気に入りのカフェフェローの中は人でいっぱいで、それぞれ天文談義に花が咲きました。私も最近やっと、メンバーの顔と名前が一致してきましたが、今回はお祝いということで、普段あまり顔をあわせられない方も何人か来られていました。

M元会長には昔の話をお伺いし、最近加入されたKさんとも少し話すことができました。Kさんは撮影までしたくて、VixenのSXP2とSD103Sのセットを一気に購入し、さらにASI290MCも手にいれ、かなり気合が入っているようです。会社を子供に譲り、できた時間で新しく天文を趣味にしようとしているとのことです。でもやはり撮影までしようとすると大変で、特にコンピューターが大変だと言っていました。最近導入まではできるようになったとのことなので、Revolution Imagerとかの計算機いらずの電視観望なんかもいいと思うのですがどうでしょうか?

他にも何人かの方達とお話しすることができました。そんな中、以前立山のスターウォッチングでご一緒したAさんから頼まれていた(実は完全に忘れてしまっていたのですが、言われてやっと思い出した次第です。)、Meadeの架台の修理の依頼を受けました。会が終わって一旦駐車場を出て、「あっ、受け取るの忘れた」と思い出し、また駐車場まで引き返してAさんから無事に引き取ることができました。私はEXT-60ATをもっているのですが、それを想像していたので結構複雑かと思っていたら、架台だけでコントローラーとかもそもそもついていないとのことです。故障状況を聞くと、電源も全く入らないとのことです。

自宅に帰って調べてみると、機種はETX-90RAで通称Meade ETXと呼ばれる、どうやら1996年に出た一番最初のモデルで、電源オンで赤道儀の赤経の回転が始まるだけのかなりシンプルな仕組みのようです。今ではめずらしいMADE IN USAとなっていました。

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まず電源関連を確認するために蓋を開けてみます。ところが、蓋もネジを3本ドライバーで開けなければいけないタイプで、なんでこんなにめんどくさいのかと思いましたが、どうやら一回電池を入れると交換なしで相当長い期間持つことが理由のようです。ネジをはずし、下を向けると、金属でできた重い裏蓋が下に下がって外れます。蓋を外すと下の写真のようになっていて、基本的には電池でモーターを回すだけのものすごくシンプルな構造です。なのでこの架台は斜めに取り付けて、赤道儀として働き、赤経のみがモーターで回転するということがやっとこの時点でわかりました。MEADEお得意の、経緯台での自動導入ができるようになる前のものです。

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さて、修理の前に色々調べてみます。上部には銀色のつまみがいくつかついています。上から、赤緯回転軸を締めて固定するためのつまみが一つ。そのずっと下に赤緯の微動ができるつまみが前後に2つ(一つは写真には写っていません)。このつまみがあまりに軽かったので、何か外れたりしているのではと疑って、横の蓋を開けて中を見てみました。

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ネジを回すと、赤緯回転体が少しずつ動くようになっています。真ん中の金具が端に行ってしまうと、それ以上回らなくなるので、戻すしかありません。このことは無理につまみを回したりしないようにするためにも覚えておいてもいいでしょう。約50回転で真ん中から端まで行くようです。ここはただつまみが軽いだけで、特に問題はなかったので、そのまま蓋を閉めました。

他に底の水平面に2つの部がついていますが、これは赤系の回転の微動と、固定です。

さて、問題の基板です。まず電池を入れる端子が、多分以前の液漏れで接触が悪くなっていたので綺麗にしました。電池を入れると普通に電圧は伝わっているようなのですが、スイッチを入れてもまだモーターは回りません。他にも故障箇所がありそうです。本体から外して基板の裏側をよく見ていくと、2つあるスイッチの一つがグラグラしていて、そのスイッチの根元の半田付けしてあるところがパターンごと剥がれていて、断線してしまっていることがわかりました。

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上の写真でも、6つ並んでいる端子のいくつかの線のパターンが根元のところで切れてしまっているのがわかるかと思います。実際6つのうち5つは完全に切れてしまっていました。おそらくスイッチにかなりの力がかかってしまい、パターンを剥がしてしまったものかと思われます。

まずはスイッチの枠の根元の金具を曲げて、基板にある程度固定するようにして動きにくくしました。上の写真の空いているパターンのところに黒い四角の金属部分が見えていますが、最初はこれ伸びていて、ただ挿さっていただけでぐらぐらでした。写真はすでに曲げた状態になっています。

通常、剥がれたパターンを復活させるのは難しいので、別のリード線を使い端子が露出しているところを結びました。

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リード線を半田付け後、テスターで導通確認とショートがないことを確認して、電池を入れてスイッチを入れるとモーターの動作音がきちんとするようになりました。おそらこれで大丈夫なはずです。

ここで疑問なのは、どうやって恒星時に合わせているのか?モーターの回転速はスビードは電圧で変わるはずなので、電池の残量によってはズレていく気もするのですが、どうなのでしょうか?しかも付属の鏡筒が焦点距離1250mmとそこそこ長焦点なので、極軸合わせも、天体の導入も結構大変なはずで、追尾も誤差が効いてくるはずです。回転を安定化させるようなそれらしい回路は見当たりません。

いずれにせよ修理は完了したので、とりあえずこれで一旦お返しして使ってもらおうと思います。
 

少し前に県天のOさんから電話がかかってきて、このまえ見た望遠鏡だけど引き取ってもらえないかという話をもらいました。

このまえというのは今年の4月21日のことで、元富山市天文台長のKさんの自宅へ遊びに行くのでこないかとOさんから誘われた時のことです。Kさんの自宅は街から外れた高台にあり、そこで観望会をした時にOさんが持ってきていた望遠鏡を引き取って欲しいということでした。Oさんによると、なんでも自宅がいっぱいでもう置き場所も無くなってきたのでということです。私も古い望遠鏡は大好きなので、二つ返事で引き取りますと言ってしまいました。それでも、自分で扱うことのできる望遠鏡は一度に1台か、頑張ってもせいぜい2台ということはよくわかっています。用途別ということももちろんあるのですが、古い望遠鏡であまり時間をかけてあげられないものが待機してしまっているのも事実です。今回のものは手動式の赤道儀です。できれば星好きな中高生くらいの子に譲ってあげるのでもいいでしょうかとお聞きしたら、やはり使ってもらうのが一番ということなので、一旦引き取らせていただいて、きちんと整備して、誰か熱意のある天文っ子に譲ろうと思いました。

そんなこんなで先週「週末にでもOさんのところに引き取りに行きます」と電話をしたところ、たまたま土曜日にまた元天文台長のKさんのところへ行くというので、結局引き取りついでに、私もKさん宅へお邪魔することになってしまいました。今回は昼間の訪問です。

土曜日、道に迷いながらまずはOさんの自宅にたどり着き、望遠鏡を引き取りました。手動式といっても、タカハシのTS式の65mmV-1で、焦点距離800mmと手ごろです。木製三脚ですが木箱に三脚も赤道儀も鏡筒も一箱に収まる、非常にコンパクトに収納できるものです。かなり使い込んであるのがわかりますし、綺麗に木箱にしまわれていてとても大事にされていたこともわかります。年数は経っていますが、この間見せてもらった時もミザールABを見分けるなど、まだまだ十分に見ることができます。アイピースも1インチ(25.4mm)径ですが18mmから6mmまで4本あるので、基本的に困ることはないでしょう。レンズに少し汚れがあるかもといっていたので、できるだけ綺麗にして、大事にに使ってくれそうな子に渡したいと思います。

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午後2時前くらいにそろそろとKさん宅へ向かいました。ほかのメンバーもちょうど同じ頃に到着です。奇しくもメンバーは前回と全く同じ県天のYさんと天文台のNさんです。今回は太陽望遠鏡を何台か持ってくると聞いていたので、私も10cmの改造PSTを持っていきました。天気はあいにくの雨で、太陽を見ることはできません。普通のPSTが一台あったので、私の改造版PSTのエタロン部を外して見たり、ペンタプリズムを端から覗いたりして見比べるのは興味を引いたみたいです。他にもLUNTの60mmもありましたが、「改造しちゃダメだよ」と言われてしまいました。

面白かったのはKさんの話です。昔、木辺鏡で有名な木辺成麿氏を富山に呼んで、鏡づくりをしたらしいのですが、その際は7-80人集まったとのことです。富山の人だけではないかもしれませんが、これだけの天文マニアが富山に集まったのは時代のせいなのか、木辺氏だからなのか、いずれにせよすごいことです。最初用意した材料の数が全然足りなくて、急遽ガラス屋さんに行って多少薄くても仕方ないと言って追加基材を頼んだそうです。Kさんによると、とにかく当時は大型の部類だった15cmの望遠鏡が欲しくて欲しくて、多分みんなそんな気持ちだったのかと。コーティングのことも聞いたのですが、銀コーティングで、硝酸銀を使って全部自分でやったそうです。結局望遠鏡として完成したのは3年後だったとのことです。大変そうですが、一度くらいは鏡づくりもやって見たい気がします。

他にも、富山の奥地にクレーターの形のような大きな穴があり、みんなで探検に行ったことがあると。30度くらいの斜度の坂を登り、穴の内側部分にたどりついてよく見ると、地面にいくつも穴が空いている。おそらく地殻変動からできたもので、隕石などではないだろうという結論だったとのことですが、その後もいくつかの大学も調査に来たとのことです。

今のSWATと元県天会長さんの関係の話とか、他にもいろいろ興味深い話を聞くことができました。

自宅はカナダから取り寄せた木材をふんだんに使ったログハウス風で、とてもお洒落です。奥様に出していただいた紅茶が、すごくいい香りで美味しかったです。ちょうどその日が娘のNatsuの誕生日だったので私だけ先においとましましたが、雨のなかK夫妻に見送っていただいて申し訳なかったくらいです。2時間ちょっとの短い時間でしたが、非常に楽しく優雅な時間を過ごすことができました。自宅から意外に近くなので、また遊びにいけたらと思います。

2018年9月1日、富山市天文台で天文台まつりがありました。昨年に引き続き、私も富山県県天学会のメンバーとして家族を引き連れてお手伝いに参加しました。

2部構成になっていて、14時から16時までと、19時から21時までです。お手伝い組は昼すぎの13時半前に集合。天気が良かったら電視観望で太陽観測をしようとも思っていたのですが、あいにくのドン曇り。うっすらと青いところがかろうじてあるかないかで、太陽さえも全く見えません。なので、SukeのSCOPETECHをもっていって、室内から外のパネルに貼り付けた惑星や星雲星団を望遠鏡を操作して見てもらうことくらいです。しかも今年は天文台の方でもいくつか操作してもいい望遠鏡を用意してくれていました。タカハシの経緯台タイプのTeegal60や、同じくタカハシのマニュアル赤道儀で65mmのV-1、Vixenのオレンジ色のニュートン反射のおそらくスーパーハレー SR1000です。その他、コルキットや、星の手帖社の35mmなどの組み立て望遠鏡も出ていましたが、こちらの方が三脚も貧弱なのでむしろ難易度が高いです。

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窓の外の地面にパネルが立ててあって、そこに天体の写真が貼ってあります。

他にも紙飛行機を宇宙船に見立てて惑星に見立てた輪っかを通すゲームや、土星模型の製作など、小さい子がきても楽しめるように色々工夫が凝らされていました。プラネタリウムでの上映会もありましたが、私は残念ながら時間がなくてみることができませんでした。

時間がなかった理由の一つが、去年に引き続き、2畳のゴザをひいて絵本の読み聞かせをしたことです。天文台にも星に関する絵本は何冊も置いてあります。今回持っていったのは、昨年に引き続き「ホシオ君天文台へゆく」と、今年新たに「かがくのとも」の1999年12月号の「おそらに はては あるの?」を加えた2冊です。

「おそらにはてはあるの?」ですが、一見何でもないような絵本なのですが、オルバースのパラドックのことを示唆している本で、実はものすごく深い本です。対象は幼児もしくはせいぜい小学校の1-2年生までですが、さすが天文台に来るような家族です。お父さんの中に確実に気づいていそうな人がいました。望遠鏡で拡大していくとどんどん星が見えてくるので、限りなく拡大していくと宇宙は星で埋まっているはずで、夜はもっと明るくてもいいはずなのではという疑問です。これは深い森の中で見渡すと、木で視界が遮られてしまい、外界が見えなくなるようなことからの類推です。1700年くらいからこの疑問はあったようですが、近年やっと宇宙を光で満たすには星の数が全然足りないと定量的に示されたくらいで、まだまだ研究の余地があるテーマです。こういった話を小さい頃に聞いて、おそらく全然意図は理解できなくても、もう少し大きくなって宇宙に興味が出た頃、オルバースのパラドックスの話を絵本で聞いたことを思い出す子がいたらすごいことだと思うのですが、どうでしょうか?

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結局16時半頃までお客さんがいて色々対応していましたが、それから休憩でコンビニに少し買い出しに行き、18時頃からまた準備が始まります。夕方は夕焼けも見え、うっすら青空らしきものも見えたので少し期待が持てました。AZ-GTiとFS-60CBにASI294MCでいつもの電視観望と、何も見えなかった時のためにASI294MCとSAMYANG14mmを三脚に載せるも一応用意しておきました。暗くなってきたのですが、結局はほぼどん曇り。仕方ないので14mm広角レンズで見てみるとベガがなんとか見えます。もっとよくみると、アルタイルとデネブも見えるので夏の大三角がかろうじてわかりました。あ、これはもちろん電視観望で見えたという話です。肉眼だと全くかすりもしないくらい何も見えません。逆にお客さんは、目で見えないものが超高感度カメラで見えることに驚いていました。

途中火星が肉眼でも見える時が少しだけありました。天文台の1m望遠鏡でも火星を入れていたりしたので、全く星がゼロというわけでもありませんでした。それでもこの天気のせいか、お客さんの数は昨年と比べても全然少なく、後の集計で昼の部130人、夜の部100人とのことでした。でもせいぜい50人くらいかとも予測していたので、それよりは多かったということで、この天気としては上出来だったのかもしれません。

NatsuとSukeはカメラ記録係を頼まれたらしいのですが、実際には少し撮っただけで途中からカメラを放り出して遊んでいたみたいで、ほとんど役に立っていなかったみたいです。夜の部はお弁当を届けがてら妻も来てくれて、室内で先の「おそらに はては あるの?」の読み聞かせをしてくれていたみたいです。

一人面白い女の子がいて、電視で広角で見えた星の情報をドームに知らせに行って「今〜が見えているよ」とか言って1mの反射型で導入してもらうというのを何度も往復して繰り返している子です。まだ中1とのことで、外国人ぽく見えたので聞いてみたらロシア人とのハーフで、富山生まれ富山育ちで、日本語は普通の日本人とまったく聞き分けがつかず、ロシア語も話せるとのことです。宇宙のことにすごく興味があるそうで、最後ギリギリまで粘っていて、電視で火星をバローで拡大して模様を見ようと思ったのですが、さすがに口径60mmと雲を通してなので厳しく、模様が見えたか見えないかどうかというところで時間切れでした。最後はお父さんに「みんな待ってるからいい加減にしなさい!」とか怒られて帰って行きました。面白そうな子なので、また会ってみたいです。

ちょと時間オーバーになってしまいましたが、片付けを早々にすませまた。AZ-GTiにしてから片付けの時間も短くなってずいぶん楽になっています。終了後、事務室でみんなで話している時に、科学博物館の女性の学芸員の方が持っているフィルムカメラを見せてもらいました。最近フィルムカメラに目覚めたとのことで、ミノルタ製のものだそうです。私はフィルム時代のカメラはコンパクトカメラを持っていただけで、ほとんどよくわからないのですが、父がカメラが好きでPentaxとか持っていたことが話題になりました。その頃全くカメラに興味がなかったので全て処分してしまったのですが、とっておけばよかったかなと思います。Natsuがフィルムカメラに異常に興味を示して、NatsuとSukeでシャッターを押させてもらっていました。36枚どりなので、シャッター1回ぶんの価値が全く違うことは一応理解していたみたいです。

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天気はイマイチでしたが、ほんの少しだけ星も見えて、お客さんの反応も意外にもよかったです。今年も楽しい天文台まつりとなりました。また来年も参加したいと思います。


今年もまた県天の星仲間に新年会に誘っていただきました。毎年年明けにはオフィシャルな例会と、仲のいい何人かで集まる飲み会があるようなのですが、1月21日に例会で皆さんとは顔を合わせたばかりで、しかも結局飲み会もかなり同じ顔ぶれです。

駅近くの居酒屋で、刺身がとても美味しいところでした。勝駒というとても美味しいお酒もありました。量もたくさんあり、お腹いっぱいになりました。

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もう食べ終わってほとんどごちそうさま間近の写真です。

料理ももちろんいいのですが、やはり話が盛り上がります。星ネタはもちろん、天文機材ネタ、コンピュータネタなど、趣味が同じ人たちなので、話が尽きることがありません。特に皆既月食は富山では雲が多すぎてみなさんダメだったみたいで、このブログでの写真を見てよくここまで撮れたと驚いた方が多かったようです。嬉しかったのは、ブログを見てくれている方が意外にいてくれていることです。月食の記事もそうですが、星カフェSPICAの記事を見て、行ってみたいという話でも盛り上がりました。電視観望の話も少し出て、県天でも興味を持ってくれている方がいることも嬉しかったです。

今回は遠くの席の方達とあまり話せなかったのが残念でした。2次会に行かれる方も結構いたみたいですが、土日は終バスの時間が早いので、私は1次会だけで退散しました。もう県天の方達とも2年近くの付き合いになり、何度か会うことで顔と人物像が一致するようになって打ち解けるようになってきました。何十年も所属している方も多いので、みなさん古くからの顔見知りにもかかわらず、私のような新参者を受け入れてくれるので、とても嬉しく思っています。


実は昨晩久しぶりに晴れて意気揚々と外に出て撮影の準備をしたのですが、赤道儀の赤経側がクラッチを緩めてもなぜか全く回らなくなってしまいました。回転部分の金属の円筒形の接触面に何かを噛んでしまっていたようで、潤滑剤を染み込ませてやっとの思いで外したのですが、傷がいくつか付いていました。再びはめようとしても、回転するどころか、回転部分を内側の円筒形のところにはめ込むことも困難で、さすがに仕方ないので、傷の部分をヤスリで削って、コンパウンドで仕上げました。その甲斐もあって、なんとかハマるようになって、前回壊れて折れてしまった時に買っておいたグリスをきちんとつけて、無事にスムーズに回転するようになりました。購入してから1年9ヶ月、酷使しすぎかもれません。

結局昨晩は修理のために星もほとんど見えずに不満だったのですが、今日の飲み会で楽しかったので、まあ帳消しでしょうか。

 

2017/9/2、富山市天文台のイベント「天文台まつり」に参加してきました。イベントは昼の部と夜の部に分かれていて、メインは天気が良ければやはり星の見える夜の部になります。子供二人を連れて、3人で昼の部が始まる14時30分の少し前に到着しました。すでにお客さんも来始めていて、急いで準備をしました。

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子供二人も手伝ってくれて、上の娘のNatsuはカメラ係を任命され、今回のイベントの写真を撮るという大役を任されました。今回の昼間の出し物の一つは、いつものSCOPETECHで、外に張り出した天体写真を見ることです。下の子は望遠鏡の操作の説明を担当してくれました。望遠鏡は自由に触ってもらって、操作を体験してもらいます。私の方はというと、もし小さい子が退屈していたらと持っていった絵本「ホシオくん天文台へ行く」の読み聞かせを、なんと3回もすることになってしまいました。

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昼間の部はそれでも80人くらいと、まだ大したことはなかったのですが、19時からの夜の部はなんと350人くらい来たとのことで、大盛況でした。夜の出し物は、最近やっと実戦投入できるようになってきたiOptronの400mm鏡筒とNexstar自動導入経緯台での電視による月観測と、SCOPETECHを自由に触ってもらって月や土星を見てもらうことです。ここでも導入の仕方の説明で下の子が大活躍してくれました。

天気は最初かなりよく、途中30分くらい雲が覆いましたが、最後の方でもまた雲が晴れ、まあ満足できるくらいの天候でした。月の画面をみんなで見ることができるのと、それが拡大できるので、クレーターなども細かく見ることができ、皆さん楽しんでくれているようでした。特に雲が流れると画面でも雲が見えるので臨場感が増します。

今回は説明をずっとしていて、他のところは全く回ることができなかったのですが、空が曇っている間は建物内が大混雑だったようです。天気も良かったので、非常にたくさんの人たちに来てもらい、すごく盛り上がったのではないかと思います。

天文台の方の紹介で、すごく星が好きな家族2組みと知り合うことができました。ちょうどうちの子供達と同じような年齢の子がいたので、観望会の間仲良くしていたようです。星が好きな子は話していてもすぐにわかりますね。

ところがこれだけ星が好きでも、望遠鏡を持つということはなかなか難しいみたいです。両家族とも、子供が小さい頃に買った小さな望遠鏡があるだけみたいで、ちょっといい望遠鏡は高すぎてなかなか手が出ないとのことです。星まつりにすごく興味が出たみたいで、もしかしたら福島に行くことになるかもしれないとのことで、そこで格安で状態のいい望遠鏡を手にれることができるかもしれません。

今回のお祭りは、以前ドームに遊びに行った惑星撮影のOさんとその時一緒に会った方、富山大の天文同好会の学生さんなど、久しぶりに会うことができた人もたくさんいて、私自身すごく楽しめました。来年も時間のある限り参加したいと思います。

天文台の職員の皆様、県天はじめ富山大天文同好会やボランティアの皆様、どうもお疲れ様でした。楽しいイベントを開催していただき、ありがとうございました。


2017年7月8日イオンモール砺波で県天主催で写真展と観望会を開きました。

写真展は今年春に天文台で準備したものを各所で回覧しているもので、 私が出品したものも何点か展示されていました。面白かったのは、いつものお気軽SCOPETECHが大活躍で、下の写真にあるように、片隅に天体望遠鏡覗きませんかコーナーを作り、覗くとプレアデス星団の写真を拡大したのが見えて、まるで星を見てるような気分になります。小さい子はなんで星が見えるか最初わからなくて、望遠鏡の先をずっと辿って見ていくとやっと答えがわかって、写真のところまで走っていって確認するというわけです。子供はおろか、大人の多くも面白がってくれたみたいです。

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イオンでの食事は昼はペッパーランチでステーキと、夜は銀だこ。イオンらしいメニューでしたが、こういった店が少ない富山ではまあ結構満足です。写真展の合間と観望会の準備の合間に、早めに食事を取っておくことで混雑を避け時間を節約しました。

観望会は夕方から準備を始めたのですが、朝からの快晴がいつの間にか全面曇りになっていて心配だったのですが、薄暗くなることには天頂くらいは薄雲で、なんとか星が見えるかというくらいにはなりました。望遠鏡はYSさんのタカハシのf=1400mmの60年もの鏡筒をTS赤道儀に載せたもの、FJさんの32cmドブソニアン(NINJA)、 MKさんのFS128をSHOWAのピラー型の赤道儀の載せたもの、KMさんとKGさんでC9.25が2台、KJさんのMAXVISION(私は知りませんでしたが台湾のメーカーみたいで、スカイバードで売られていたものみたいです)のEDの多分127mm鏡筒と6セットほど出ていました。MAXVISIONは以前カビが発生したそうで、全分解したとのことです。屈折も分解できるんだと驚いていたら、やはり組み立てが難しくて光軸がイマイチ合わないといっていました。

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私はC8とSCOPETECHで、SCOPETECHは下の子がいつものように経緯台で追っかけながら木星や月、なぜか土星と間違えたアンタレスなどを導入していました。なので、計8セットの望遠鏡があったことになり、かなり豪華です。

お客さんの人数は100人くらいはいたでしょうか。7時15分頃から始まった天文台の方のお話の最中、まだ明るくて一番星も出ない中、最初のドブソニアンで木星を導入したとの声をきっかけに、肉眼でも見え出したようで、次々木星が導入されていきました。あいにく私は木星を捉えることがなかなかできなくて、5分ほど遅れてそれでもなんとか木星導入。時折雲に隠れて肉眼では見えなくなったりしましたが、望遠鏡ではまだ十分に見えています。最初のお話が終わって、ドッとお客さんが集まってきたのですが、北極星が全く見えないので、極軸も取ることができなくて見切り発車です。マニュアル導入で木星、土星、月、また木星と次々に見せて、1時間があっという間に過ぎてしまい、20時30分に終了となりました。土星の輪や木星の縞や衛星を見たことのない方が多く、子供も大人も、みんなこんなに綺麗に見えるんだとびっくりしていました。確かに薄雲でしたが、シーイングは結構良かったようです。カッシーニの間隙もはっきり見えていました。月はかなりおぼろげでしたが、それでもクレーターも少し見え、皆さん喜んでくれました。

かなり曇っていた割には、望遠鏡の数もたくさんあったこともあり、お客さんの多くはとても満足されたようで、大成功だったのだと思います。


天文と全く関係ないのですが、昨日の7月7日の七夕は快晴にもかかわらず全く機材を出しませんでした。月が明るかったせいもありますが、何年も前から続けているもう一つの趣味のカブクワ取りに子供達と夜中に出かけるために、夜は早々と仮眠をとったからです。その甲斐もあり、シーズン初めとしてはカブ雄1匹、ミヤマ雄大2匹、コクワ雄1匹を含む14匹とまあまあの結果でした。夏は星と虫取りで忙しいです。


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これまでは楡原に3回いったのですが、少し他の場所も探してみようと思い、5月27日にずっと以前、昼間に行ったことのある牛岳のスキー場のリフトで上がった先に、娘のNatsuと一緒に行ってみました。車で行く道もあるのと、標高もそこそこ高いはずなのでいいかなと思ったからです。

山頂に着いた時にはすでに暗かったので、夜8時くらいだったと思います。すでに先客がいて、望遠鏡をのぞかせてもらいました。タカハシの屈折型だということはわかりました。コンピュータとかにも繋いでいるようで、ケーブルなども何本か張ってあったので、ガイド撮影のようなこともやっている、ベテランのような方でした。非常に親切で、娘ともども望遠鏡を見させていただきました。

さて、早速自分たちも赤道儀望遠鏡を出してセットし始めましたが、セットに戸惑っているその間にも続々と人が来て、あ、ここは地元の天文愛好家達が集まってくる場所なのだと、やっと理解できました。確かに場所としては、アクセスがしやすく、トイレもあって、光害は少なく、富山市街地からも近場で、申し分ない場所です。

セットアップですが、なぜか自宅だと赤道儀の極軸合わせはすぐにできるようになったはずなのに、牛岳だとなかなかうまくいきません。何度か失敗し、その度に電源を入れ直したりして、思ったより時間がかかってしまいました。理由は星が多すぎるからです。牛岳は南の空が暗く、北の空は市街地側なのでそれほど暗くはないのですが、それでも北の空も自宅よりはずっと星が多いので、極軸望遠鏡を覗くとどれが北極星なのかよくわからなくなってしまうのです。

調整もそこそこに、先ほどの方が話しかけてきてくれたので、色々聞いていると、なんと富山県天文学会の会長さんだと言います。ホームページでそういった同好会があることは知っていたのですが、まだ私の方は本当に始めたばかりで、ほとんど知識も経験もないということも話し、その上で県天(富山県天文学会のことをこう呼ぶらしいです)に入れて下さるというので、まだ早いかもと思いましたが、娘と一緒に入会させて頂くことにしました。Kさん、これからもよろしくお願いします。一緒にその場にいたYさんも一緒に入会されました。Yさんもよろしくお願いします。

Kさんはよく牛岳に来ているとのことで、この日も一般の何人かの方に望遠鏡を見せていたり、NHKの取材というのでアナウンサーの方も来ていて、今度の火星の取材の対応をしていたりと、とても親切で顔の広い方のようです。

結局この日は、Kさんといろいろと話をしていたら、だんだん曇ってきてしまい、撮影をほとんどすることなく撤収しましたが、富山県天文学会に所属するきっかけになったこの遠征は、非常に得るものが大きかったです。はじめて地元の天文愛好者にも会えたわけですし、初めて天文の同好会に所属することにもなったわけです。まだまだ色々わからないことだらけなので、こういった詳しい人からの情報が得られるというのは、とても心強いです。 だんだん世界が広がっていくようで、どんどん楽しくなっていきます。
 

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