ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:観測機器 > LX200-25

前回の惑星撮影で、どうやらLX200-25の光軸があっていないのではないかという結論だったので、今回光軸合わせに注意しながら、再度木星を撮影してみました。

やったことは、LX200-25で木星を導入し5倍のバローとCMOSカメラをつけて、ほぼ撮影の状態に近くして、PCの画面を見ながら木星の衛星がとにかく丸くなるように副鏡のネジを調節すること。その際の注意は、調整のたびに衛星を画面の真ん中に持ってくることと、ピントをきちんと合わせること。ピントを合わせる際はミラーシフトの影響をなくすために、マイクロフォーカスのみでピントを合わせることです。

やってみてわかったことは、時計の短針で1時間分、すなわち30度もネジを回したら衛星が余裕でひしゃげてしまうことでした。なので昼間にそこそこ合わせてたとしても、合わせこみのレベルが全然足りていなくて、もう一段階高い精度で合わせる必要があったということです。それでも実際には、シンチレーションもしくは筒内気流の影響で、常に像は揺れていてなかなか最適点がわからず、像が完全に丸にはならないので、まだ合わせ込めていない気もしています。3つあるネジの2つのみを使って合わせたのですが、原理的には角度のみなのでこれで正しいと思うのですが、3つ目のネジを触る必要があるのでしょうか?3つ目を触るということは副鏡の角度を変えるというのに加え、光軸方向にオフセットを加えているだけの気がします。

いずれにせよ、前回より光軸ははるかに良くはなったので撮影を試しました。カラー動画一本とモノクロ動画一本を撮ったところで曇ってきたのでたいした時間はかけれませんでしたが、カラーだけで処理した画像を見ると、去年C8で撮った一番分解能が出ている木星と同じくらいでしょうか。去年のはWinDuposで5枚重ね、今回は1枚だけなので、内容的には優っていると思います。

2018-06-18-1308_8-RGB-Jup_lapl6_ap60_RS2_cut

L画像はあまり綺麗に撮れていなかったので、今回は処理に入れていません。

分解能はある程度口径に支配されてしまうのですが、少なくともこれまでの口径20cmを超えて25cmを試すくらいの準備はできつつあるように思えます。モノクロできちんと撮って、木星も土星も火星も、今年はたくさん撮影できればと思っています。



忙しくて画像処理が追いついてなかったりで、しばらくブログを更新する余裕がなかったのですが、6月4日の月曜日、天気が良かったので惑星の撮影を試していました。機材は前回も説明した通り、MEADEの25cmのシュミカセとASI290MMを投入です。やっとC8用に買ったマイクロフォーカスをMEADEにも取り付けたので、そのテストです。結果はまだまだ全然でした。25cmとは思えないくらい、大したことない分解能です。

2018-06-04-1517_8-RGB_lapl7_ap227_conv_RS_cut

マイクロフォーカスのおかげで、ミラーシフトからは解放され、かなり精度良くピントを合わせることはできるようになりました。ところが、処理した画像を見てもらえるとわかりますが、結論だけ言うと、光軸があっていないと思われます。光軸は近距離で昼間に合わせたのと、バローで強拡大して星を見るのでは全然調整位置が違うみたいです。C8の時はうまくいったのでこれでいいと思ったのですが、どうやらダメだったようです。今回、全ての撮影が終わってから今一度適当な星を使って見てみたら、全然点像になっていなくて、そこでようやく気づきました。シンチレーションで揺らぐというより、点にならならなくボケていると言ったほうが正しいです。次の日が仕事だったこともあり、気合もなくなりその日は諦めました。

確かに富山ではシンチレーションはそこまでいいとは思わなかったですが、それでも他の方は同じ日にかなりの成果を上げています。ちょうど今月号の星ナビで光軸のことについて詳しく出ていました。少し初心に返りきちんと調整しようと反省です。

というわけで、上の画像の処理もあまり気合が入っていません。ついでに初の火星も撮影したのですが、まだ処理する価値もないです。ASI224MCのRGB画像のみの処理で、表面の模様どころか影がうっすら分かるくらいです。今季初かと思ったら、よく考えたら去年は撮っていないので、初年度に撮って以来の火星になりますが、これからどんどん大きくなるので楽しみです。

2018-06-04-1602_6-L_lapl7_ap2_RS


まだまだチャンスはあると思うので、じっくり行きます。と言ってもとうとう富山も梅雨入りしてしまったようですが。
 

今日は富山で最大の山王祭というのがありました。夕方曇っていたので安心して子供を連れてお祭りに出かけたのですが、屋台で買い食いしている途中で木星が綺麗に輝き出しました。子供はお祭りを楽しんでいるのでなかなか帰ることができません。結局屋台が閉まり始めるくらいまでお祭り会場にいることになってしまいました。木星が南中する頃にやっと自宅に戻って、かなり透明度が良さそうなのを確認して、早速撮影の準備を始めました。この際せっかくなので、ピントの微調整のためにLX200-25にマイクロフォーカスを取り付ける加工を済ませることにしました。

最近大活躍のMEADEの25cmシュミカセのLX200-25ですが、C8で使っていたシュミカセ用という笠井のマイクロフォーカスが取り付けられませんでした。MEADEも使えるようなことが書いてあったので、やはり接眼部のアダプターがオリジナルのものではないようです。でもせっかく頂いた鏡筒で、我が家では未だに最大口径の贅沢品なので、多少のことではめげずに改造です。

自宅でできる加工はせいぜい穴あけとタップ切りくらいです。MEADEのアダプターを外して、マイクロフォーカスの鏡筒に取り付ける側の部品を外して見て色々組み合わせていたら、ネジ止めくらいでうまく固定できそうなことがわかりました。というわけで早速加工です。

マイクロフォーカス側に十字に4箇所に穴を開け、その穴の位置に合わせてMEADE側のアダプターにも穴を開けます。十字に穴をうまく対象に開けるのは結構難しいです。少しだけずれてしまったので、マイクロフォーカス側の穴を少し大きくして回転して穴が変わっても、なんとかしたのアダプターと会うようになりました。あとはアダプター側の穴にM3のタップを切り、4箇所でネジ止めできるようにします。

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左が笠井のマイクロフォーカスの鏡筒側にネジ止めする部品。
右がMEADEに付いてきたアダプター。
ちょうどタップを切っているところです。


加工も無事に終わって、うまく固定できました。

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さあ撮影だ!と、鏡筒を担いで外に出たらなんと一面の曇り。月もほとんど見えません。あの綺麗な空から1時間も経っていないのに...と諦めてトボトボと家の中に入り、このブログを書いています。


2016年10月10日、月曜の午前3時半、スターライトフェスティバルに参加した足で福島の田村市から群馬の渋川まで移動しました。12時過ぎ頃まで盛り上がっていたので3時間くらいの睡眠をとったのですが、車の中がとても寒くて、あまり眠ることはできませんでした。 そこまで無理をしてでも渋川に寄ったわけは、飛騨コスモス天文台の集まりの時に月惑星天文研究会のKさんから、なんと鏡筒をお譲りいただける約束をしていたからです。

実は土曜日に飛騨コスモス天文台のYさんに観望会をどうするかの連絡を取ったら、先日一緒に食事をした月惑星天文研究会のAさんがスターライトフェスティバルに行くということで連絡を取ってくれて、Aさんとはスターライトフェスティバルに着いてすぐ、駐車場のところでお会いすることができました。いとこの方も紹介していただき、その方は今回のスターライトフェスティバルのスタッフとしても参加されている、気象予報士の方でした。天文関連の方の輪がどんどん広がっていきます。

もともと、もし群馬まで行けたらくらいで思っていたのですが、Aさんがその場ですぐにKさんに連絡を取ってくれて、そこで群馬まで取りに行くことを決めました。予定では朝7時頃に渋川に着いて、昼から用事があったので1時までには富山に帰る予定でした。それでも途中眠くて眠くて、高速のPAで仮眠を取っていたら結局Kさんの自宅に到着したのは8時半頃でした。娘と一緒にスターライトフェスティバルに参加したので、移動も娘と一緒だったのですが、運転中の私を横目に移動中ほとんどずっと眠っていたので娘はとても元気そうでした。

お譲り頂いたのはMeade社の25cmのシュミットカセグレン式の鏡筒で、f値が6.3とのことなので、おそらくLX200-25 Wide-Field f6.3だと思われます。別の方からの頂き物で、ずっと使っていなかったとのことだったのですが、予め手渡す準備をしてくれていたとのことで、鏡面と補正板はすごく綺麗になっていました。光軸調整は自分でした方がいいとのことですが、これは手馴れたものになったので大丈夫だと思います。ファインダーやアリガタなどは自分で用意する必要がありそうですが、これも大した問題ではないです。

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何よりありがたいのが、口径が254mmで手持ちのC8の約1.25倍、光量にすると1.5倍で、手持ちでは最大になります。さらにf値が6.3のモデルは既に売られていないらしく、惑星のみでなく、deepskyにも使えそうということで、使い勝手のいいモデルのようです。問題は鏡筒のみの重量で13kgで手持ちのAdvanced VXだとギリギリの重量です。赤道儀は別途用意する必要があるかもしれません。と、こんなことを考えていると、Kさんが自宅のドームを見せてくれるというので、娘と一緒に見学させてもらいました。道からこれが見えたので、Kさんの自宅がすぐにわかりました。

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中を見せてもらって驚いたのは、その大きさで、しかも鏡筒3本と赤道儀自身まで全部手作りだというではありませんか。

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反射型の主鏡も自分で磨いたと言います。なんとファインダーにうちでは主力鏡筒にあたるC8が使われています。

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さすがにこれを見て、生半可では太刀打ちできないと思いました。ドームの一階部分には旋盤やボール盤などの工具がフルでそろっていたのですが、確かにこのレベルのものを自作しようとしたらそれくらいの工具は必要になるのも頷けます。

さらにもう一つのドームも見せてもらいました。

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こちらは移動式のドームで、中に口径60cmの反射型が入っています。脇にはソーラーパネルが設置されていて、電源も独立して得られるとのことです。

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個人で60cmの反射型を持っているのは日本でも数えられるくらいで、しかも移動式でクレーンでトラックに積んでどこにでも持っていけるとのことです。こちらの赤道儀も自作とのことです。

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これを見て、赤道儀の自作にも挑戦してみたくなりました。大型の鏡筒には自作の赤道儀というのはアリなのかもしれません。

とにかく驚くことばかりで、天文マニアの底は知れないと思いました。よく考えたらハイアマチュアの人の、話は聞いたことはあるのですが、実際の機器を見たのは初めてです。規模もレベルも自分が思っていたものよりもはるかにすごいものでした。

帰りは群馬から関越道を通って、長岡経由で帰りましたが、結局その間も眠くて眠くて休憩しがてら帰ったので、午後からの用事に間に合わず、富山に着いたのは午後3時過ぎでした。今回はスターライトフェスティバルも含めて、36時間で福島、群馬と1000km以上の行程でした。ずいぶん疲れたのですが、とても楽しくて、大満足の旅行でした。

今回の鏡筒を譲り受けるきっかけを作って頂いた飛騨コスモス天文台のYさん、その時色々面白い話を聞かせていただき、スターライトフェスティバルで連絡を取ってくださったAさん、そして鏡筒をお譲り頂いたKさん、改めてありがとうございます。鏡筒は大事に使わさせて頂きます。




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