ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:観測機器 > LX200-25

10月3連休、明けて次の日曜日は結局予定もなくなってしまい、下山した後のんびりしていたのですが、天気は相変わらず微妙でした。それでも19時頃に外に出ると結構晴れています。迷っていたのですが、せっかくの新月前、牛岳へと撮影を敢行しました。

20時過ぎに到着。Natsuは胎内星まつりでお年玉の残りで購入したThetaで天の川撮影を何枚かしていました。「天の川写ったー」とか言いながら、しばらくしたら「眠くなった」と言って21時頃でしょうか、早々と車で寝てしまいました。Thetaは結構面白いです。下のようにブログでThetaの360°映像を表示することもできるようです。

富山の牛岳山頂です。たまたま流れ星が映り込みました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
偶然流れ星が映り込みました。


富山市牛岳の展望台からの全景です。秋の天の川が見えています。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


感度もそこそこいいみたいです。天の川を強調するためにPhotoShopで簡単に画像処理をしています。ちょっとノイジーですが、もう少し撮影条件を調整すれば結構きれいな夜空が撮れるかもしれません。



私のほうはMEADEの25cmのシュミカセLX200-25 Wide-Field f6.3でM57のリベンジをしたくて準備していたのですが、結局はあまりの夜露であえなく退散です。補正板を拭いて対応しようとしたのですが、全く追いつきませんでした。25cmを片付けている途中で雲もどんどん出てきたので、まだ時間は22じころと早かったですが、諦めて帰ることにしました。今回はフードやヒーターなど、まだまだ準備不足を思い知らされました。

そんな状況の中、かろうじて撮った一枚がこれになります。

Stack_16bits_10frames_200s_DBE_ps


ASI294MCでゲインが480/570、20秒露光を9枚スタックした、合計たった3分間の露光になります。

時間不足での撮影なので大した画像処理はしていないです。多少暗いとか、色がでいないとかは気にしないでください。実は今回試したかったのは、コマコレクター です。以前胎内の星まつりでシュミカセはセレストロンとMEADEどちらがいいかという話をしたのですが、京都の「星をもとめて」で再び議論させていただいたメンバーのお一人に会うことができました。MEADEは難しいという話をしたら、それはまずは調整よりもコマ収差だという話になりました。本来シュミカセは補正板でコマ収差も補正しているはずなのですが、鏡筒の長さを短くしようとするとどうしてもコマ収差が残るようです。しかもこの鏡筒はF値が6.3と小さい方のバージョンなので、さらにコマ収差は出やすくなるようです。これを補正するためにはコマコレクター がいいとのことですが、MEADEのものはもうあまり出回っていないようです。

そこで使ったのがバーダープラネタリウムのMPCC-MARK IIIです。かなり前に20cm F4のSkyWatcherのNewton BKP800用にSCOPIOで買っておいたもので、F3.5からF6まで対応しているようです。一方LX200-25の方は焦点距離が短いF6.3のタイプのものなので、ちょっと範囲外ですがなんとか手持ちのコマコレが使えないかと試してみたかったからです。時間不足だったので、最適化など追い込めませんでしたが、それでも相当効果があることがわかりました。

前回撮ったコマコレクターなしの四隅です。見てわかる通り、さすがにひどいので、前の記事ではトリミングしたものを載せていました。

integration_DBE_CC_nutral_stretch_4c


今回コマコレクターを入れたのものがこれになります。

Stack_16bits_10frames_200s_DBE_ps_4c

光軸が合わせきれていないので左下がまだ結構流れていますが、他の3つは明らかにまともになっています。焦点距離が少し範囲外のコマコレクターですが、それでもそこそこ効果はありそうで、なんとか実用レベルで使えそうです。バックフォーカスはまだ適当で最適化していない(どうもマニュアル通りの57mmよりは伸ばした方が良さそうな感触)ので、もう少し詰めたいと思います。

今回のテストから、このセットアップでちょっと気合を入れて撮影してみたくなりました。早速夜露対策に国際光器で直径310mmタイプの鏡筒フードを発注しました。ヒーターは自作しようかなと思っています。


結局3連休ですが、暴風や夜露で大した成果を得られないまま最終日を迎えてしまい、あまりに不甲斐ないので気分を変えて北陸ラーメン博というのにNatsuと一緒に行ってきました。北陸にしては珍しく混んでいて、久しぶりに車の渋滞と、駐車場に停めるのに苦労しました。ラーメンはさすがにわざわざイベントに出店してくるくらいのものなのでそこそこの味です。でも最初一杯食べるのに30分も並んだので、疲れてしまいました。結局ラーメンを2杯を娘と分け、他に多少つまみを買ったくらいでおしまい。会場を後にし、その後金沢21世紀美術館の「新海誠展」に行ってきました。これは結構良かったです。「君の名は」を見た人は行ってみても損はないでしょう。特に色使いなどは、星景写真にも応用が利きそうでとても参考になりました。

その後金沢まで来たついでにユーシートレードに行ってきました。じつはここで、このブログに最近よくコメントを頂いているりっくんさんと待ち合わせしていたのです。奥様の実家が近くということで、たまたまお店の近くまできていたということで、やっとお会いすることができました。学校の先生で忙しいとのことなのですが、ちょうどNatsuも一緒にいたのでいい機会だったかもしれません。でもNatsuが最近とうとうオシャレに目覚めたみたいで、つい先日買ったばかりのイヤリングをつけていたので、もしかしたらびっくりされたかもしれません。

ここで店長さんからAZ-GTiについて一つ情報を聞きました。赤道儀モードにするためにファームウェアをアップデートすると、経緯台モードが動かなくなるらしいです。立山でOさんから赤道儀でもできていると聞いていて、最初に立ち上げた時に経緯台と赤道儀を選択できるとその選択肢のところまで見せてもらいましたが、店長さんによるとどうやら経緯台を選んでも赤道儀モードになってしまうらしいです。私自身試したわけではないの、というかこれを聞いて怖くて試せなくなったので未確認ですが、アップデートする場合は最悪経緯台モードが使えなくなる覚悟でやらなければならないので注意です。->  (2018/10/11追記)その後コメントで、せろおさんとgariさんから情報があって、ファームウェアを最新版にすれば経緯台としてもきちんと動くとのことです。あまり赤道儀モードは興味がなかったんですが、ガイドまでできそうなら自分でも試してみたくなってきました。軽量撮影システムが実現できそうです。

あと、週末の小海の「星と自然のフェスタ2018」にユーシートレードさんも出店するというので盛り上がっていましたが、残念ながらりっくんさんは仕事で行けないとのことです。りっくんさんが奥さんの実家に家族を置いてきているとのことであまり長い時間話すことができなかったのが残念でしたが、同じ北陸なのでまた会う機会はあるかと思います。

そんなこんなで3連休でしたが、いろいろと空振りで、結局最終日の月曜の夜もどん曇り。「星と自然のフェスタ2018」はできれば晴れて欲しいです。


 

これまで何度も電視観望で見たM57ですが、一番長い付き合いのメシエ天体なのに、実は一度もまともに撮影したことがありません。いつか真面目に撮影してみたいとずっと思っていました。

一昨日9月18日、本当に久しぶりに晴れていたので、月は出ていましたがとりあえずテスト撮影を敢行しました。鏡筒はできるだけ口径の大きなものということで、MEADEの250mm。カメラはASI294MC。SharpCapでLivestackを利用しての撮影です。

露光時間を16秒とし、それを12回Livestackしたものを32bitの.fitsファイルとして保存します。それを7枚撮ったところで隣の家の風呂場か何かの明かりがついて迷光で背景が明るくなってしまったので終了でした。合計で16秒x12回x7枚 = 24分24秒の露光時間になります。

一応ノータッチガイドになります。極軸はSharpCapのpolar alignを使って1分角以下まで合わせました。そのせいもあってか、16秒間では全く流れることはなく、LivestackのAlignment機能のおかげで3分間の画像でも問題なく撮れています。本当はSharpCapベータ版の新機能のDitheringを試したくてガイドまでしようと思っていたのですが、ガイドなしでも流れないのでそのままとしました。その代わりに、7枚の撮影の間に4回くらい位置を少しだけ変えて手動Ditheringをしました。

あと、ASI294MCの欠点の一つですが、ホットピクセルが盛大に出るので、Darkフレームを撮影してSharpCap上で撮影中に補正してしまっています。

ここらへんまでは良かったのですが、今回の撮影での一番の問題点はMEADE 250mmのコマ収差(?)が思ったよりひどいことでした。視野中心で光軸を合わせると観賞に耐えないくらい四隅がものすごく流れます。なので今回はPhotoshopでレンズ補正を施したのちに、トリミングして中心のましなところのみ切り取っています。ただ、少し試したところではカメラの位置が鏡筒から離れるほど(ピントは主鏡の移動で合わせるとして)四隅が流れ、鏡筒に近づくほど四隅の流れはましになるようでした。今回はマイクロフォーカスをつけてあったので、近付けるにも限界があったのですが、もしかしたらカメラの最適位置は思ったよりはるかに鏡筒側にあるのかもしれません。胎内星まつりでのMEADEシュミカセの最適化の話もあったので。これはもう少しテストしてみます。

画像処理はPixInsightでStarAlignmentとIntegration, DBE, photometric color calibration, arcsinh stretchの後Photoshopに渡しています。まだテスト撮影の域を出ませんが、結果は以下のようになります。

integration_DBE_CC_nutral_stretch4_cut_photo
富山県富山市下大久保 2018/9/18 22:55
LX200-25 + CGEM II + ASI294MC
f=1600mm, F6.3, gain 470/570, 16sec x 6 stacks x 7frames、総露出時間24分24秒
PixInsight , Photoshotで画像処理後中心部をトリミング 


念願だったIC1296も少しですが形が写っています。30分にも満たない撮影でここまで出ればまずは満足です。


今回の反省点です。
  • ゲインを高くして撮影したので、短い撮影時間で暗いところまで多少出ましたが、逆に明るい恒星がサチってしまっています。もう少しゲインを落として時間をかけて撮影するか、短時間露光で別撮影してHDR合成をしたほうがいいかもしれません。
  • 長時間撮影だと手動でditheringするわけにいかないので、SharpCapかAPTでditheringを試してみる必要もあります。
あと、
  • 露光時間が短いこと
  • 月齢9日のそこそこ明るい月が出ていたこと
  • 自宅での撮影なのでそれほど暗い場所ではないこと
などがまだ今後改善できる点です。


 

前回の惑星撮影で、どうやらLX200-25の光軸があっていないのではないかという結論だったので、今回光軸合わせに注意しながら、再度木星を撮影してみました。

やったことは、LX200-25で木星を導入し5倍のバローとCMOSカメラをつけて、ほぼ撮影の状態に近くして、PCの画面を見ながら木星の衛星がとにかく丸くなるように副鏡のネジを調節すること。その際の注意は、調整のたびに衛星を画面の真ん中に持ってくることと、ピントをきちんと合わせること。ピントを合わせる際はミラーシフトの影響をなくすために、マイクロフォーカスのみでピントを合わせることです。

やってみてわかったことは、時計の短針で1時間分、すなわち30度もネジを回したら衛星が余裕でひしゃげてしまうことでした。なので昼間にそこそこ合わせてたとしても、合わせこみのレベルが全然足りていなくて、もう一段階高い精度で合わせる必要があったということです。それでも実際には、シンチレーションもしくは筒内気流の影響で、常に像は揺れていてなかなか最適点がわからず、像が完全に丸にはならないので、まだ合わせ込めていない気もしています。3つあるネジの2つのみを使って合わせたのですが、原理的には角度のみなのでこれで正しいと思うのですが、3つ目のネジを触る必要があるのでしょうか?3つ目を触るということは副鏡の角度を変えるというのに加え、光軸方向にオフセットを加えているだけの気がします。

いずれにせよ、前回より光軸ははるかに良くはなったので撮影を試しました。カラー動画一本とモノクロ動画一本を撮ったところで曇ってきたのでたいした時間はかけれませんでしたが、カラーだけで処理した画像を見ると、去年C8で撮った一番分解能が出ている木星と同じくらいでしょうか。去年のはWinDuposで5枚重ね、今回は1枚だけなので、内容的には優っていると思います。

2018-06-18-1308_8-RGB-Jup_lapl6_ap60_RS2_cut

L画像はあまり綺麗に撮れていなかったので、今回は処理に入れていません。

分解能はある程度口径に支配されてしまうのですが、少なくともこれまでの口径20cmを超えて25cmを試すくらいの準備はできつつあるように思えます。モノクロできちんと撮って、木星も土星も火星も、今年はたくさん撮影できればと思っています。



忙しくて画像処理が追いついてなかったりで、しばらくブログを更新する余裕がなかったのですが、6月4日の月曜日、天気が良かったので惑星の撮影を試していました。機材は前回も説明した通り、MEADEの25cmのシュミカセとASI290MMを投入です。やっとC8用に買ったマイクロフォーカスをMEADEにも取り付けたので、そのテストです。結果はまだまだ全然でした。25cmとは思えないくらい、大したことない分解能です。

2018-06-04-1517_8-RGB_lapl7_ap227_conv_RS_cut

マイクロフォーカスのおかげで、ミラーシフトからは解放され、かなり精度良くピントを合わせることはできるようになりました。ところが、処理した画像を見てもらえるとわかりますが、結論だけ言うと、光軸があっていないと思われます。光軸は近距離で昼間に合わせたのと、バローで強拡大して星を見るのでは全然調整位置が違うみたいです。C8の時はうまくいったのでこれでいいと思ったのですが、どうやらダメだったようです。今回、全ての撮影が終わってから今一度適当な星を使って見てみたら、全然点像になっていなくて、そこでようやく気づきました。シンチレーションで揺らぐというより、点にならならなくボケていると言ったほうが正しいです。次の日が仕事だったこともあり、気合もなくなりその日は諦めました。

確かに富山ではシンチレーションはそこまでいいとは思わなかったですが、それでも他の方は同じ日にかなりの成果を上げています。ちょうど今月号の星ナビで光軸のことについて詳しく出ていました。少し初心に返りきちんと調整しようと反省です。

というわけで、上の画像の処理もあまり気合が入っていません。ついでに初の火星も撮影したのですが、まだ処理する価値もないです。ASI224MCのRGB画像のみの処理で、表面の模様どころか影がうっすら分かるくらいです。今季初かと思ったら、よく考えたら去年は撮っていないので、初年度に撮って以来の火星になりますが、これからどんどん大きくなるので楽しみです。

2018-06-04-1602_6-L_lapl7_ap2_RS


まだまだチャンスはあると思うので、じっくり行きます。と言ってもとうとう富山も梅雨入りしてしまったようですが。
 

今日は富山で最大の山王祭というのがありました。夕方曇っていたので安心して子供を連れてお祭りに出かけたのですが、屋台で買い食いしている途中で木星が綺麗に輝き出しました。子供はお祭りを楽しんでいるのでなかなか帰ることができません。結局屋台が閉まり始めるくらいまでお祭り会場にいることになってしまいました。木星が南中する頃にやっと自宅に戻って、かなり透明度が良さそうなのを確認して、早速撮影の準備を始めました。この際せっかくなので、ピントの微調整のためにLX200-25にマイクロフォーカスを取り付ける加工を済ませることにしました。

最近大活躍のMEADEの25cmシュミカセのLX200-25ですが、C8で使っていたシュミカセ用という笠井のマイクロフォーカスが取り付けられませんでした。MEADEも使えるようなことが書いてあったので、やはり接眼部のアダプターがオリジナルのものではないようです。でもせっかく頂いた鏡筒で、我が家では未だに最大口径の贅沢品なので、多少のことではめげずに改造です。

自宅でできる加工はせいぜい穴あけとタップ切りくらいです。MEADEのアダプターを外して、マイクロフォーカスの鏡筒に取り付ける側の部品を外して見て色々組み合わせていたら、ネジ止めくらいでうまく固定できそうなことがわかりました。というわけで早速加工です。

マイクロフォーカス側に十字に4箇所に穴を開け、その穴の位置に合わせてMEADE側のアダプターにも穴を開けます。十字に穴をうまく対象に開けるのは結構難しいです。少しだけずれてしまったので、マイクロフォーカス側の穴を少し大きくして回転して穴が変わっても、なんとかしたのアダプターと会うようになりました。あとはアダプター側の穴にM3のタップを切り、4箇所でネジ止めできるようにします。

IMG_4612
左が笠井のマイクロフォーカスの鏡筒側にネジ止めする部品。
右がMEADEに付いてきたアダプター。
ちょうどタップを切っているところです。


加工も無事に終わって、うまく固定できました。

IMG_4613


さあ撮影だ!と、鏡筒を担いで外に出たらなんと一面の曇り。月もほとんど見えません。あの綺麗な空から1時間も経っていないのに...と諦めてトボトボと家の中に入り、このブログを書いています。


2016年10月10日、月曜の午前3時半、スターライトフェスティバルに参加した足で福島の田村市から群馬の渋川まで移動しました。12時過ぎ頃まで盛り上がっていたので3時間くらいの睡眠をとったのですが、車の中がとても寒くて、あまり眠ることはできませんでした。 そこまで無理をしてでも渋川に寄ったわけは、飛騨コスモス天文台の集まりの時に月惑星天文研究会のKさんから、なんと鏡筒をお譲りいただける約束をしていたからです。

実は土曜日に飛騨コスモス天文台のYさんに観望会をどうするかの連絡を取ったら、先日一緒に食事をした月惑星天文研究会のAさんがスターライトフェスティバルに行くということで連絡を取ってくれて、Aさんとはスターライトフェスティバルに着いてすぐ、駐車場のところでお会いすることができました。いとこの方も紹介していただき、その方は今回のスターライトフェスティバルのスタッフとしても参加されている、気象予報士の方でした。天文関連の方の輪がどんどん広がっていきます。

もともと、もし群馬まで行けたらくらいで思っていたのですが、Aさんがその場ですぐにKさんに連絡を取ってくれて、そこで群馬まで取りに行くことを決めました。予定では朝7時頃に渋川に着いて、昼から用事があったので1時までには富山に帰る予定でした。それでも途中眠くて眠くて、高速のPAで仮眠を取っていたら結局Kさんの自宅に到着したのは8時半頃でした。娘と一緒にスターライトフェスティバルに参加したので、移動も娘と一緒だったのですが、運転中の私を横目に移動中ほとんどずっと眠っていたので娘はとても元気そうでした。

お譲り頂いたのはMeade社の25cmのシュミットカセグレン式の鏡筒で、f値が6.3とのことなので、おそらくLX200-25 Wide-Field f6.3だと思われます。別の方からの頂き物で、ずっと使っていなかったとのことだったのですが、予め手渡す準備をしてくれていたとのことで、鏡面と補正板はすごく綺麗になっていました。光軸調整は自分でした方がいいとのことですが、これは手馴れたものになったので大丈夫だと思います。ファインダーやアリガタなどは自分で用意する必要がありそうですが、これも大した問題ではないです。

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何よりありがたいのが、口径が254mmで手持ちのC8の約1.25倍、光量にすると1.5倍で、手持ちでは最大になります。さらにf値が6.3のモデルは既に売られていないらしく、惑星のみでなく、deepskyにも使えそうということで、使い勝手のいいモデルのようです。問題は鏡筒のみの重量で13kgで手持ちのAdvanced VXだとギリギリの重量です。赤道儀は別途用意する必要があるかもしれません。と、こんなことを考えていると、Kさんが自宅のドームを見せてくれるというので、娘と一緒に見学させてもらいました。道からこれが見えたので、Kさんの自宅がすぐにわかりました。

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中を見せてもらって驚いたのは、その大きさで、しかも鏡筒3本と赤道儀自身まで全部手作りだというではありませんか。

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反射型の主鏡も自分で磨いたと言います。なんとファインダーにうちでは主力鏡筒にあたるC8が使われています。

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さすがにこれを見て、生半可では太刀打ちできないと思いました。ドームの一階部分には旋盤やボール盤などの工具がフルでそろっていたのですが、確かにこのレベルのものを自作しようとしたらそれくらいの工具は必要になるのも頷けます。

さらにもう一つのドームも見せてもらいました。

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こちらは移動式のドームで、中に口径60cmの反射型が入っています。脇にはソーラーパネルが設置されていて、電源も独立して得られるとのことです。

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個人で60cmの反射型を持っているのは日本でも数えられるくらいで、しかも移動式でクレーンでトラックに積んでどこにでも持っていけるとのことです。こちらの赤道儀も自作とのことです。

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これを見て、赤道儀の自作にも挑戦してみたくなりました。大型の鏡筒には自作の赤道儀というのはアリなのかもしれません。

とにかく驚くことばかりで、天文マニアの底は知れないと思いました。よく考えたらハイアマチュアの人の、話は聞いたことはあるのですが、実際の機器を見たのは初めてです。規模もレベルも自分が思っていたものよりもはるかにすごいものでした。

帰りは群馬から関越道を通って、長岡経由で帰りましたが、結局その間も眠くて眠くて休憩しがてら帰ったので、午後からの用事に間に合わず、富山に着いたのは午後3時過ぎでした。今回はスターライトフェスティバルも含めて、36時間で福島、群馬と1000km以上の行程でした。ずいぶん疲れたのですが、とても楽しくて、大満足の旅行でした。

今回の鏡筒を譲り受けるきっかけを作って頂いた飛騨コスモス天文台のYさん、その時色々面白い話を聞かせていただき、スターライトフェスティバルで連絡を取ってくださったAさん、そして鏡筒をお譲り頂いたKさん、改めてありがとうございます。鏡筒は大事に使わさせて頂きます。




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