ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:観測機器 > FS-60Q

前回のASI294MCのファーストライトはほんの晴れ間でしたが、12月21日、昼間くらいから本当に久しぶりに晴れ渡ったので、やっと念願のASI294MCのフルテストができそうでした。前回赤道儀を使ったのは記録によると11月27日。さすがに北陸といっても天気悪すぎです。

場所は自宅の庭。セットアップとしては口径60mm、焦点距離600mmのFS-60QをAdvanced VXに載せたいつものものです。たくさんやりたいことはありましたが、残念ながら途中から雲が出てきてしまい、結局試せたのは焦点距離600mmでの電視で、数も限られた天体だけでした。

これまで電視はセンサーサイズが1/3インチとかなり小さいASI224MCであったため、焦点距離の355mmと短いFS-60CBにさらに0.5倍のレデューサーをつけて、焦点距離が180mm程度になっていました。今回はASI294MCでセンサーサイズが4/3インチと、これまでに比べて各辺で4倍、面積で16倍と大きくなったため、焦点距離が600mmと4倍くらい長いFS-60Q状態で使えるようになりました。その代わり、4倍くらい暗くなっているので、そこらへんがどうなっているかが見ものです。

最初はM31、アンドロメダ銀河です。いつものようにPCの画面をiPhoneで写しているだけで、実際の見え味にかなり近いものです。これで6.4秒露光を16回スタックしたものです。スタック回数は適当な時に写真を撮っただけで、こんなにスタックしなくても数回でそこそこ見えるくらいになってきます。

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新しいASI294MCでの電視によるアンドロメダ銀河。


先月11月に志摩に遠征に行った時にASI224MCで撮ったものが下になります。空は志摩の方が圧倒的にいいです。今回のは自宅で、しかも決して環境がいい方ではないですが、それでも今回の方が全然良くなっていることがわかります。ソフトの進歩もあるでしょうが、やはりカメラの差だと思います。

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これまでのASI224MCでの電視によるアンドロメダ銀河。

相違点を上げていきます。

  • ノイズが以前よりかなり少なくなっています。確かに実際にノイズ自身少なくなっているようなのですが、解像度がかなり高くなっているので、そのことによりノイズが目立たなくて少なくなっているような印象も受けます。
  • 飽和しているエリアが小さくなっています。これはダイナミックレンジが増えた効果、もしくはfull wellが大きくなった効果といっていいと思います。
  • 0.5倍のレデューサーのせいでしょうか、星像がかなり歪んでいたのが、今回は綺麗な点像になっています。
  • 色もより自然になっています。これはヒストグラムを見ながら調整できるせいでしょう。
  • やはり今回焦点距離が長く以前より暗いので、ゲインを最大の570にしてしまっています。最大ゲインでこれくらいのノイズで抑えられているのもすごいのですが、それでも6.4秒くらいの露光時間がないと写りが悪くなります。また、これ以上露光時間を長くするとリアルタイム性がなくなってきます。もう少し明るい鏡筒にしたいです。
これまでずっと電視を試して来て色々不満な点もありましたが、それでもやっと満足できるレベルになって来ました。M31が自宅で、しかもその場でリアルタイムでこれだけ見えるのなら、電視観望としてはもう実用と言っていいレベルなのかと思います。



次はM45、プレアデス星団です。

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ASI294MCで見たプレアデス星団。

さすがに自宅だと分子間雲が少し見えるくらいです。だんだん霞みがかってきたので、もう少し空がいい日ならば自宅でもまだましになるかと思います。

下が、去年の10月に同じ自宅でASI224MCで見た時です。飛びまくっていますし、かなり無理して色を出していました。今回の上の方が無理をせずに自然な色になっているのがわかります。分子間雲も自然な感じで見えています。

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昨年10月に同じ自宅でASI224MCで見たプレアデス星団。


M1、カニ星雲はさすがにフィラメントまでは見えませんでした。所詮600mmでかなり小さくしか見えないので、相当拡大しています。そのためノイジーに見えてしまいます。実はM1を見たのは一人メシエマラソンの時だけで、その時も月明かりでほとんど全く見えなかったので、実質初めてかもしれません。これは長焦点でリベンジしてみたいです。

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最後はM42、オリオン大星雲です。

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もう雲がかかってきてしまっています。ギリギリで最後に撮ったものです。晴れていればこれはさすがにもっともっと綺麗に見えるはずです。これ以降は完全に雲がかかってしまい、今日はここまでになってしまいました。

実は雲の中、ASI294MCに手持ちのシグマの10-22mmのf3.5のレンズをつけて、かなりの広角でも見てみました。写真には残さなかったですが、目で星がほとんど何も見えない状態でも、雲の薄いところだと星を炙り出してくれます。さすがにこれくらいの広角だと複数の星座が一度に余裕で見える画角なので、都会の観望会で星座をトレースするのに使えるかもしれません。これはセンサーサイズも解像度も足りないASI224MCでも、明るさがどうしても足りないASI178MCにもできなかった芸当です。ASI294MCの利点の一つになるかと思います。またもう少し晴れた日にきちんと試してみます。

とりあえず、少しですがASI294の実力がわかってきました。はっきり言って電視目的にはかなり満足できるレベルになりそうです。ただし、センサーサイズの拡大に伴って焦点距離が長い鏡筒になってくると、そもそも暗くなってくるので、もう少し口径の大きい鏡筒を使った方がより露光時間を短くできるので、より臨場感が出そうです。最初に買った口径20cm、F4のニュートン反射のBKP200がいよいよ再稼働かもしれません。口径比では(20cm/6cm)^2 ~ 11.1倍の明るさ、焦点距離で(600mm/800mm)^2 ~ 0.56の明るさになるので、11.1 x 0.56 = 6.2となり、ざっくり6分の1の時間で同じように見えるはずです。今回更新6.4秒だったので、1秒になれば相当リアルタイム性が出るかと思います。それに伴い、視野が少し狭くなるのですが、ギリギリ許容範囲かもしれません。もったいないですが、これに安価な0.5倍のレデューサを入れるか。これだとより広角に見えて、明るさは4倍です。カメラの解像度はPCの画面の解像度に比べてあり余るほどあるので、適当にズームすればよく、こちらの方が有利かもしれません。

もう一つ、今思い出したことがありました。解像度が高いので有効活用するために途中ビニングをしたのですが、この効果がいまいち見えません。例えば2x2でビニングすると解像度は半分になるので画面の大きさはSharpCap上で4分の1の面積になります。これは確かめることができました。ただし、そのぶん明るくなって欲しいのですが、画面で見てもヒストグラムで見ても変化があるようには見えません。もしかしたらバグなのかもしれません。そして、分解能が下がるのに伴ってノイズの解像度も下がるので、点々が目立つようになってしまい、実質余計ノイジーになったように見えてしまいます。3x3、4x4のビニングでも同様です。もう少しバージョンが安定するまで見続ける必要がありそうです。



まだまだ試したいことだらけです。冬なのでペースが天気にものすごく左右されますが、できる範囲で色々やっていこうと思います。



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今日のセットアップ。この時はまだ極軸合わせのため、
ASI294MCが鏡筒の上に載っています。

2017/1/14の午前2時半頃寝るときに外を見たら、一瞬だけ雲間から星と満月に近い月が見え、雪景色で周りが明るく、とても幻想的な世界でした。写真を撮っておけばよかったのですが、眠くて諦めました。

朝起きても富山は連日の大雪で、星に関することは何もできません。せっかくの休日の昼間なので、以前秋葉原で見つけてきた格安減速機をやっと取り付ける気になりました。最近ピントがイマイチで撮影をしてしまったので、うまく取り付けることができたらリベンジしたいと思っていたところです。

今回使ったのは7分の1の減速機です。というか、7分の1しか見つけることができませんでした。タカハシ純正のも7分の1なので、もしかしたら減速機自身を製作している場所は全部同じなのかもしれません。取り付け方法は色々考えたのですが、極力シンプルにというのを方針としました。

まず、使った部品は次の写真のような、減速機本体、M4のキャップネジ、コメリで110円で買ってきたプレートの3点です。

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FS-60Qのピント回転つまみを外すのは最初少し戸惑うかもしれません。つまみ中心についているネジを外し、少し力を入れてつまみを引っ張ると、テーバー部分の摩擦で付いていた所からパカっと外れます。これはなかなかうまい機構で、ネジを締めると摩擦力が増すので、プラスチックのような柔らかいつまみでも壊れることなくうまく微少変形して軸と固定されます。

ここに新たな減速機を固定する必要があります。今回はM4のキャップネジを減速機側の穴に入れて固定し、そのネジで最初についていたネジと同じように、摩擦で減速機を軸に固定する方法をとりました。ただし、キャップネジの頭の径が減速機の穴の径よりも大きいので、ネジの頭を削ることにしました。下の写真の左が元のネジ、右が削ったネジです。

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最初はドリルとヤスリでちまちま削っていたのですが、いかんせん能率が悪いので、途中からディスクグラインダーとドリルを併用して削ることにしました。これだとすぐ削れるのですが、最初一本削りすぎてゆるゆるになり、ネジが垂直にならなかったので、2本目は穴の径ギリギリにして少しきついくらいではめました。

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鏡筒側にねじ込むのはどこを持っても空回転するので、減速機のイモネジのところに六角レンチを入れ、レンチを回転軸回りに回す方向で締めると、ある程度きちんと締めることができました。

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ピント合わせつまみの近くの、鏡筒の真ん中についている穴が二つあるネジは、カニ目レンチで外します。ペンチでも簡単に外れますし、細いドライバー二本をクランプなどで固定してネジの二つの穴のの幅に合わせて外すなどの方法もあるのですが、どうせ必要と思いアマゾンで安いカニ目レンチを購入しました。

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カニ目レンチで外したネジをプレートの穴に入れるのですが、穴が少し小さかったため、M4.5mmのドリルで径を広げました。もう一方はM2の穴ですが、プレートの既存の穴では位置が合わないので、先の穴の中心から52mmくらいのところにドリルでM2の穴を開けました。ここのネジはすごく短いので、厚いプレートを使うとネジを交換しなくてはならなくなります。M2のネジは入手しにくいので、できればそのままついているものを使いたいです。少しでもネジ山を出すために、M3のドリルでテーパーのザグリを入れました。鏡筒の真ん中についているネジも実は短いので、厚いプレートを使うのは、(後で書きますが強度的な心配があまりないので)必要無いと思います。ねじを交換できるのなら、厚さは自由です。 

プレートをつけると以下のようになります。

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今回使ったプレートは0.8mm位の薄いものなので、強度的に心配でした。さらに減速機とプレートを固定するネジがM2のネジ一本なので、きちんと固定できるのかも心配していたのですが、意外にも減速機とプレートとの回転方向には力がほとんど入らないため、特に問題にはならないようです。それよりも減速機自身の回転軸の回転方向の遊びの方が大きいです。

完成した写真が以下の通りです。

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 アルカプレートも元々あったように付け直してありますが、今回付けたプレートの厚みの分だけ鏡筒中心の二つ穴のネジの頭が飛び出るので、元々隙間が小さかったアルカプレートと当たってしまいました。そのためM6のワッシャーを2枚アルカプレート下に挟むことで干渉を防いでいます。

最後に写真のように金属製のつまみをつけました。実際の動作ですが、減速機の動きもスムーズで、ガタもほとんど気にならなりません。自分の工作精度からは、珍しく綺麗にシンプルにできたと思います。減速機のぶん最大幅が2cm程大きくなってしまいましたが、これは仕方ありません。

つまみの径は少し小さいですが、それを考えなければ7倍の精度になるはずなので、実戦投入が楽しみです。

かかった値段はつまみを入れても、タカハシ純正の減速機の定価の10分の1以下でした。ただし、先日ユーシートレードに行った時に、参考にと思い純正の減速機を触らせてもらったのですが、減速機側だけでも高速回転と低速回転が両方とも使え、見栄えもはるかに良く、さすがにきちんと作ってありました。予算に余裕がある方には純正の方がはるかにいいということは、言うまでもありません。


 

Monotaroで頼んでいたものがやっと一部届いたので、その中の部品でCCDの固定方法をもっと丈夫になるように変えました。

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ついでにFS-60Qの固定方法を少し変えました。具体的には鏡筒バンドの上下を入れ替えたのですが、これは写真を見るとわかりますが、アルカプレートと鏡筒バンドを固定しているネジが一本だけなのがわかると思います。鏡筒バンドン仕様で上側は一本しか止められないのです。下側の方は2本のネジで止めることができます。これまで下が一本ネジ、上が2本ネジだったので、下の強度の方が重要と思いひっくり返したというわけです。

もう一つ、アルカプレート中央ラインの前側のネジを、上下ともつまみがついているものに変えました。これは、これまでアルカプレートと鏡筒バンドが前後共に固定ネジでしめてあったため、ピントを合わせる時に、前側の鏡筒バンドが緩むように鏡筒バンドのネジを緩めて、鏡筒バンドと鏡筒がずれていくことでピントを合わせていたのですが、滑りが悪く時折バネのようになってしまい、つまみの回転と鏡筒のズレがあまり線形でないため、ピントを合わせる時の微調整に苦労していました。今回、つまみ付きのネジをピントを合わせる際に毎回緩めることで、アルカプレートと鏡筒バンドが上下ともに相対的にずれるようになって、随分とスムーズに動くようになり、ピントつまみの応答がかなり線形になりました。これでピントもぐっと合わせやすくなるはずです。一方、この方法の欠点は、上下ネジを毎回緩めたり締めたりするために、特に下のネジに指でアクセスできるスペースを確保しなくてはならないことです。そのため、鏡筒全体の前後位置に多少制限がつきます。

あと、回転減速機の取り付け方法を考えていました。こちらは道具などを揃えているので、またうまく行きましたらレポートします。 

K-ASTECのアダプターを幾つか注文してあったのが届きました。

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前後の鏡筒バンド「FS60CB用TB-80/60AS鏡筒バンドセット」と169mmのアルカスイス互換のプレートが2枚、180mmのVixen規格のアリミゾが1枚です。 

これまで使っていた鏡筒バンドを外して、代わりに到着したアダプターを付けて、さらにウェイトとドイツ式にするバーを外すと、かなり軽量化されました。ついでに光学式ファインダーもとうとう外しました。

ビフォアーで

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アフターです。

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どんどんかっこよくなっている気がしています。多分ただの自己満足です。

ドイツ式にするバーを外すと、普通は天頂付近しか見えないのですが、下に Vixenアリミゾを入れてあるのがミソで、ギリギリどこも当たらないくらいで全方向回転させることができ、全天が見えます。

ちょうど同じ便で、アマゾンに注文していた安い50mmのCマウントレンズも届きました。

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手持ちのASI224MCはCSマウントにするアダプターが付いているのですが、Cマウントレンズはそのままでは取り付けられない(取り付けることはできますが、合焦しない) ので、CマウントからCSマウントに変換するアダプターも一緒に買いました。取り付けた様子は、すでに上の全体像のCCDのところを見るとわかります。

今日は雨なので、 機器の改造で我慢です。

2016/10/24、今日は久しぶりに空が晴れ渡っています。透明度もまあまあで、自宅から天の川は見えないまでもかなりの数の星が見えています。すばるは肉眼で余裕、M31がなんとかといったところでしょうか。

というわけで、昨日のFS-60Qの単焦点化によりFS-60CB相当になり、さらにレデューサーが入っているので焦点距離は180mm程度、それに加えて今回初めてIR/UVカットフィルターを入れて試します。今回は絶好のテスト日和となりました。自宅庭での電視で、カメラはいつものASI224MCです。

結論だけ言うと、大満足。観望会でこれだけ見せることができたら、きっと誰もが大喜びだと思います。

iPhoneでPCの画面を撮った順の、時系列でいきます。まずは北アメリカ星雲とペリカン星雲を連続で。同じ設定で、少しだけ位置をずらして撮っています。

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10秒露光です。十分色が出ているのがわかると思います。以前8mmのCSマウントレンズで撮った時は無理やり色を出していた感はありましたが、今回はそんなことをせずとも、はっきりと色と形が出ています。さらに言うとIR/UVカットフィルターが効いていて、赤カブリの無いかなり自然な色合いになっています。ただ、この時点ではSharpCapの調整がまだ最適化まで程遠く(特にDisplay Gamma)、次の写真を見るとわかるように、今ならもう少しうまく出すことができるかもしれません。

次は昨日のリベンジのM45: すばる(プレアデス星団)です。 

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圧倒的に綺麗になっているのがわかると思います。青い星間ガスも完全に見え始めています。これも10秒露光です。天気がいいのももちろんありますが、SharpCapの調整に慣れてきたことが大きいです。

続いてM31: アンドロメダ星雲です。なんと微細構造も見えてしまっています。

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M32も見えていますね。実は普通に出回っている画像と逆さまになってしまいました。撮影した時間帯ではほぼ天頂にあったので、カメラの向きがどちらか確定しなかったからです。それと、あと少しずらしていればM110も入ったのにと、後から気付きました。

最後はM42: オリオン大星雲です。

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2秒露光で余裕で見えます。スタックなしで250m秒でも鑑賞に堪えました。スタックすると相当細かい構造が見え始めます。

まだ天気はいいのですが、明日の仕事のこともあり、ここで撤収しました。もし観望会で、これだけ見せることができれば、皆さんかなり満足するのではないでしょうか。今回はオリオン大星雲を除いて、すべて10秒露光と、リアルタイム性には少し欠けますが、観望会中の、この場所の、この空に出ているものをこれだけのレベルで見せることができたら、多少時間がかかってもいいのではないかと思います。以前KyoeiのMさんが言っていましたが、長くかかることがわかると、お客さんからカウントダウンが始まるらしいです。そんな雰囲気になるのもまた面白いのではないかと思います。

ただ注意すべきことは、これらの画像はSharpCapの調整を駆使した後に出てきたものです。その場で調整をし出すとかなりの時間を食ってしまうことになると思います。なので、あらかじめ調整を詰めておいて何通りかの設定ファイルに残しておくなどの必要があると思います。


今回の撮影で、やっと電視観望に少し満足しました。α7Sも欲しいですがなかなか予算が取れないことと、SharpCapの機能がすごいので、しばらくはこれでいこうと思います。できるだけ準備にかける時間も少なくして、手際良くやる練習をしておきたいです。電視ファインダーは必須ですね。

やっと観望会で喜んでくれるお客さんの顔が想像できるようになりました。早く実戦で試してみたいです。

 

昨晩からの泊まりがけの星見会での反省から、自宅に戻りFS-60Qを短焦点化しました。

やはりFS-60Qの焦点距離が長く、いまいち電視観望でさっと見るには機動性に欠けるので、エクステンダーを外し、さらに手持ちの簡易0.5倍レデューサーを入れ、視野を広げました。多分180mmくらいの焦点距離になっているはずで、視野角もASI224MCで2度くらいのオーダーになったはずです。本来専用のレデューサーを入れるべきなのですが、ここは電視観望用と割り切って、簡易レデューサーを入れてあります。

さらに、色がどうしも赤寄りになっているので、もう少しまともにしようとRevolution ImagerについていたIR/UVカットフィルターを入れました。昼間に見る限りは相当目で見た色に近づいたと思います。

この状態で、曇っていたのですが、少しの晴れ間からすばるを電視してみました。

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画角は悪くないと思います。電視としては自宅からなのと、雲間なので、これくらいが限界です。10秒露光ですが、かなり画質を合わせ混んで、やっと星間の淡い青がかろうじてあるのかな、というくらいでしょうか。

あとHαがどこまででるか、もう少し条件のいい夜に試してみようと思います。(追記: 2016/10/24、次の日に試しました。)


 

今日はすごくいい天気です。煌々と輝く月齢13.7日の月が恨めしいです。

昨日の反省を踏まえて、強度を出すために雲台をポタセキに付属してきた迎角40度のV字金具に代え、さらにバランスをとるためにドイツ式赤道儀に変更したので、下の写真のようになりました。赤道儀のコントローラーも充電式の単三電池4本を入れ、赤道儀側に接続しました。

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この状態で、大分剛性が出たのと、バランスが悪くて空回りするようなことがかなりなくなったので、とりあえず、昨日の薄雲の月のリベンジを含めて、撮影と赤道儀での追尾を少し試してみました。


まずは月。画像はJPGで撮ったものをそのままアプしています。全く無加工です。アップするときに解像度が減らされてしまうので、元々の写真よりは小さいです。上がFS-60Q、下が比較のためのSCOPETECHの口径60mm, 焦点距離800mmで下の子が撮ったものです。

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拡大するとはっきりわかりますが、FS-60Qの方がより細かく見えています。ただし、SCOPETECHのほうは子供がピントを合わせたので、ピンボケの可能性があります。性能の差なのか、ピンボケの差なのかまたそのうちに比べてみます。
 

次に昴で、1秒露光。追尾無しなので、これでも流れています。

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次に、TG-SP(赤道儀)にTG-HG(コントローラー)をつないで、電源を入れてみて、とりあえず追尾してみました。極軸はすごく適当で、北極星の方向を(方位磁石も使わずに)適当に目分量で合わせただけです。

まずは先と同じく昴です。今度は5秒で流れ始めてしまっているので、少なくとも赤道儀は動いてはいるようです。ISO5000、5秒露光です。何枚か撮ったやつの中で一番流れていないやつです。未加工です。

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オリオン大星雲。月がまだ明るかったのですが、とりあえず撮ってみました。ISO5000、5秒露光です。一番流れていないやつで、未加工です。月の明かりに負けずに、色もとりあえずきちんと出ています。やはりもう少し露光させたいです。

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この時点で、寒いのと眠いので撤収することにしました。オリオン大星雲は電視では見ましたが、カメラでの撮影は生まれて初めてなのでとりあえずは満足です。

今回は撮りっぱなしをアップしただけで、全部まだ未加工写真なのですが、昨日のリベンジは果たせました。適当に赤道儀を置いても5秒くらいはもつみたいです。とりあえずポタ赤も何とか使えそうなことがわかりました。ただ、もう少し全体的に軽量化したいです。

次は極軸を真面目に合わせることでしょうか。CCDを使ってSharpCapで極軸合わせをしてみようと思っています。

あ、あと昼間の時間があるときに今日撮った写真のRawファイルの方を加工してもう少し見栄えを良くしてみようかと思います。




 

スターライトフェスティバルのオークションで手にいれた、タカハシのFS-60Qを少しだけ試してみました。10月13日の夜のことです。

まず手持ちの機器で組み上げて、最低限見ることができるかを考えてみました。今回、同様にオークションで手にいれた赤道儀は、どうやらTG-SPとして売られていたスカイパトロールにドイツ赤道儀にするためのTG-SEをつけたものみたいで、スカイパトロールⅡとして売られているものとは違うかもしれません。形としてはスカイパトロールⅡの形に組み上がっていたのですが、マニュアルはスカイパトロールのものが入っていました。

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TG-SEが結構重いので、まずはスカイパトロールの形にしてみました。その際、最初は赤径の回転部分にあたるパーツをひっくり返して可動範囲が広くなるように取り付けてみたのですが、結局重さのバランスが取れなくなることがわかったので、向きは説明書にあるような向きに取り付けました。固定ネジは思ったより弱くしかしめることができず、ちょっとバランスがずれて多少のモーメントがかかるだけで回転してしまったりします。

鏡筒バンドは鏡筒を落札した際に付いてきたのですが、付属のネジが長すぎて下の赤道儀側の回転機構の下の板に当たってしまい、回転が妨げられるので、ワッシャーを挟み回避しました。

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FS-60Qは重心位置がかなりフォーカサー側に来るために、本来はオフセット付きの鏡筒バンドを使うみたいなのですが、ついてきたものは普通のものでした。これは重いので、そのうちに取り替えることになると思います。

三脚をどうしようかと思っていたのですが、手持ちのManfrottoの三脚にVangurdのPH-22という原村の星まつりで特価で買った雲台をつけました。この雲台は本来Yaw方向の回転を固定することができないタイプなのですが、 回転部分にドリルでM2.5の横穴を開け、タップを切ってM3のネジで回転を固定することにしました。

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雲台の根元のキャップネジがそうです。

これで一応、最低限見るくらいのものは揃ったので、組み上げてみました。全体像がこれです。

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  • 組み上げてわかった一番の問題は剛性です。雲台は一応金属製なのですが、それでも触ると雲台のところで揺れてしまいます。機材に触わらなけば一応大丈夫みたいです。付属のV字の板に変えた方がいいかもしれません。
  • 三脚の足が短いうちはいいのですが、足を延ばすと三脚自身がたわんで揺れてしまいます。まだ全体的にまだ重いみたいです。エクステンダーを外す方向でいきます。
  • あと、可動範囲が思ったより狭いので、TG-SEをつけ直してドイツ式のスカイパトロールⅡ形式にしたほうがいいかもしれません。その代わりに軽量化からは離れていってしまいます。ポータブルと謳っているので、これはデザインとしては如何なものかと思います。

とりあえず追尾はまだなのですが、マニュアルで導入しその後もマニュアルで追っかけるという方式で、アイピースをつけて月と昴を覗いてみました。非常にシャープで、皆さんがタカハシに行き着くわけが少しわかった気がしました。

昴が綺麗だったので、写真を撮ろうとしたのですが、なかなか合焦せず、結局長い方の延長筒を外してやっと合焦しました。アダプターを全て取り外したのが以下の写真です。

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左3つが2インチ、右の5つが2インチから31.7mmへの変換です。2インチの一番長い筒を外して以下のようにしました。できるだけ軽くしたいこともあり、カメラの接続も手持ちのTリングと31.7mmへの短い変換アダプターを使っただけです。

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これで合焦します。

ところが、そうこうしているうちにすばるは雲の中へ。薄雲がかかった月だけ撮って撤収することにしました。

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明日へと続きます。


星の村スターライトフェスティバル 2016で得た恒例の戦利品です。

今回店舗ブースで購入したものは少ないです。機材がそこそこ揃ってきたことと、電視観望の対応であまり時間が取れなかったことです。いくつか買い逃したものもありました。まずはVixenブースでネジです。

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最近足りなくなってきたので、いい機会でした。Vixenブースでは娘と一緒に行ったのですが、宙ガールシールと宙ガールバッヂをいただきました。

冬が近づいてきて、鏡筒が曇ることも多くなってきたので、ヒーター用にバッテリーを買いました。

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12Vで5Ahだそうです。大きさも手ごろです。ここのものは低温でもよく動くと聞いていたので、ちょうどいい機会でした。

タカハシブースでは鏡筒カバーを購入しました。

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バッグ用のカバーらしいのですが、十分使えるとのことです。S君がブースにいて、星座早見盤を下の子の分も2ついただきました。

直接購入したものはこれくらいで、丸太切り大会の賞品で

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娘が一位になったのでタカハシ提供の非常袋と、タカハシのシールをいただきました。さらに参加賞のペンとバンドエードと切った丸太の一部です。非常袋は抽選会の景品にもなってたものなので、ラッキーだったのですが、抽選会では結局何も当たりませんでした。

一番の大物買いはオークションでした。落としたものは全部で4点。まずはタカハシ2点。いつかはタカハシのあのタカハシです。自分でも初めてのタカハシです。ものは鏡筒とポータブル赤道儀です。鏡筒はFS-60Qのなんとアニバーサリーモデルで、青色ですごくかっこいいです。

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タカハシ本社工場に残っていた最後の一本とのことでした。帰ってから見てみたらシリアル番号に「DEMO3」と書かれていました。

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ここ最近軽量化装備のことをずっと考えていて、FS-60が候補に入っていて、ヤフオクなどでいいものを長いこと探していたので、バッチリのタイミングでした。しかもヤフオクなどより、よほど程度のいいものを更に安く買えたので大満足です。10年の単位で余裕で使えるはずなので、大事にしたいと思います。

赤道儀はポータブル赤道儀に相当するTG-SP スカイパトロールIIでAdvanced VXについで、ついに2台目です。

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このオークションのおかげで、最近ずっと考えていた軽量装備化にやっと踏み出すことができます。まずはタカハシ同士組み合わせて使ってみたいと思います。 将来的はUNITECのポタ赤がコンパクトなので、置き換えることになるかもしれませんが、精度的にはこちらのTG-SPでまずは詰めてみようと思っています。

さらにオークションで、落札ではないのですが手に入れたものは、SBIG社製の初期のCCDのST-7です。

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画素数が38万画素と少ないせいか、最後千円でも不落に終わったのですが、出品者の方と話して同額で譲っていただきました。冷却タイプで、LRGBフィルターも付いていて、そもそも冷却ものも扱ったことがないので、機器としてだけでも魅力です。ソフトも全部付いているみたいなのですが、MS-DOSとか書いてあってソフト関連は相当古いので、いろいろ遊びながら試して活用させていただきたいと思います。

最後は夜のオークションで出ていた糖度計です。

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娘がKyoeiブースまでやってきて「百円ちょうだい」というので、渡したら糖度計に変わっていました。ものはたくさんあって全部百円だったらしいのですが、誰か十円を置いていったらしく、笑い話になっていたみたいです。果物とかは測定できないとのことですが、普通に糖度が測定できるみたいで、百円というのは信じられない値段です。子供の自由研究か何かに使えそうです。これは下の子のお土産になりました。

パンフレット類です。
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参加の証のステッカーももらえました。

最後はライブで出演されたオオザカレンヂkeisukeさんのCDです。

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オオザカレンヂkeisukeさんご本人にサインまでしていただきました。娘は一緒に写真まで撮ってもらっていました。娘が今回の中スターライトフェスティバルの中で一番よかったと喜んでいます。私はまだ聞いていませんが、歌詞を見ると星まつりにふさわしい星についての歌です。


今回は、観望の準備の方が忙しくて手に入れることができた品数はそれほど多くないですが、オークションで落札できたのが相当大物で、しかもかなりお値打ちで落札できたので大満足です。

今回のスターライトフェスティバルの旅は、番外編として後もう少し続きます。 

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