ほしぞloveログ

天体観測始めました。

カテゴリ:場所 > 数河高原

2018年11月10日の土曜日、今年最後の飛騨コスモス天文台の観望会へNatsuとSukeをつれて3人で参加しました。9月、10月の観望会は雨やらなんやらで行けなかったので、ペルセウス座流星群の8月11日以来になり、約3ヶ月ぶりです。

数河高原はスキー場が近くにあるくらいなので、11月終わりには例年雪が降り、12月なかばには雪が積もってしまうために、今月で最後になります。実際11月半ばの昨晩でもすでに寒くて寒くて、この日はお客さんもあまりいなかったのと、きてもらっても結構早くに帰ってしまうくらいでした。

ちょっと時間を戻して、夕方5時前、 いつまでたっても遊びに行ったSukeが戻ってきません。「遅くても5時には出るよ」と散々言っておいたのになんの連絡もありません。座席を作るのか、機材を運ぶのかで荷物の詰め込み方がだいぶん違います。やきもきしながら、夕方5時の時点で戻ってこないので諦めて、座席を潰して機材を入れ出発しました。

途中夕ご飯がわりにちょうどいい機会なので、100円でパティが倍になるという夜マックへ初めて立ち寄ろうと駐車場へ入ったところで、電話がかかってきました。なんでもSukeが絶対行きたいと泣き叫んでいるらしいのです。どうやら遊びに夢中ですっかり忘れていたとのこと。忘れていたのは自分の責任なので諦めればいいものを、やはりそこは諦めきれないらしく、まだまだ子供です。まあ仕方ないので自宅に一旦戻り、大型機材を諦めて外に出し座席を作って、半分べそをかいているSukeを乗せて再出発です。

夕食を食べる時間がなくなってしまったので、楽しみだった夜マックを諦めてコンビニでお弁当やおにぎりを買い、飛騨コスモス天文台へと向かいます。もうこの時点で18時前くらい。Natsuが「もー、暗いよー」と文句を言うので、私も「もう真っ暗だよ、だから早く出たかったのに」と言ったら、どうも雰囲気が暗いのが嫌だと言う意味だったらしく、みんなで大笑いです。

結局現地へ到着したのは19時くらいでしょうか。すでにいつものメンバーは揃っていて、その後続けざまに何人かのお客さんも到着しました。名古屋からこのために来てくれた方もいました。とりあえず双眼鏡で簡単にスバルとアンドロメダ銀河をみて、その間に電視観望の準備をしました。最近の電視観望はすっかりSki-WatcherのAZ-GTiの経緯台モードが定番です。これにタカハシのFS-60CBを載せてZWOのASI294MCをつけるのが、大きなアンドロメダ銀河から小さなM57まで機材を変えずに見ることができるので、楽でいいです。操作はiPhoneでAZ-GTiのアクセスポイントモードに接続です。導入はほとんどが1スターアラインメント、水平があまりあっていないときは2スターアラインメントにする時もあります。

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最初に導入したのは双眼鏡で見ていたM31アンドロメダ銀河です。双眼鏡ではほんのボワーット見えているだけなのですが、電視観望では腕の構造まではっきり分かるので、その比較が楽しいです。

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電視観望でのM31アンドロメダ銀河。
電視観望の時に自動保存で残っていたファイルから再生。
STFでオートストレッチ後、STFで少しだけ調整。
観望会中の実際の画面で見えているくらいです。 

その後、M45スバルも双眼鏡と比較しました。すばるは双眼鏡でも十分迫力はあるのですが、電視観望だと、これくらい空のいい環境だと青い星間ガスも十分見えてしまいます。今見ているものが、機器を変えると色々な表情で見えてくると言うのも、天体観測の魅力かと思います。


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電視観望でのM45すばる(プレアデス星団)。
星間ガスも見えています。
空が暗いと、電視観望でも実際の画面でこれくらいは余裕で見えます。

他にもいつものM57惑星状星雲やM27亜鈴状星雲をみてみました。(画像が残っていませんでした。)後は、北アメリカ星雲ですが、暗い空でもこれくらいなので、電視観望の限界くらいと言えるでしょうか。もっと一回の露光時間を伸ばせばいいのかもしれませんが、流石にそれだとリアルタイムとはだんだんいい難くなってきます。

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北アメリカ星雲。残っていたファイルを多少加工しています。
電視観望でその場で見ると多分ここまでは見えません。もう少し粗いです。
短時間露光ではこれくらいが限界でしょうか。


今まで電視ではあまりみたことのないM33も見てみました。ただしこの時に失敗したのが、天頂付近を見ようとしてカメラのケーブルが三脚に引っかかってスリップしてしまい、アラインメントがずれてしまったことでした。でもこれ、暗いとずれたのに気付きませんね。導入に失敗し、マニュアルで合わせようとして周囲を探っても全く導入できなくて、そこで初めてライトで鏡筒周りをよくみてやっと気付きました。初期アラインメントを再度取り直しようやく導入することができました。

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電視観望中の画面をiPhoneで撮影したもの。
M33を見ています。
結構形がはっきり分かるのでその場で見ても迫力があります。


この日のお客さんですが、まずは名古屋からの方が一人。この方は近くに宿をとったのですが、宿の確認をしに行ってからは、もう退散ということでした。まだまだ夜は長いので、ちょっと残念だったのですが、普段名古屋からは絶対見えない空です。秋の天の川に、目でもはっきり見えるすばる、アンドロメダ銀河など、十分満足されたようです。他にも、近くの古川からのグループが1組、親子連れの3人が1組と、何組かきていましたが、やはり寒さでみなさん早々と退散です。結局残ったのはいつものメンバーだけでした。その後、遅くから今日の観望会のことをすっかり忘れていたという、近所のS君とYちゃんがきました。

途中、ドームの中で高1のS君と中2のNatsuと小6のSukeとS君の妹の小3のYちゃんの4人で望遠鏡を操作しようとしていたみたいなのですが、たまたまそこに覗きに行ったら現場は大騒ぎ。どうやら飲もうとしていたココアをこぼしてしまったらしいです。最初に一杯床にこぼして、さらに片付けている間にテーブルのところにもう一杯。テーブルにはPCもあって、結構浸ってしまったらしいです。そもそも電気系とかあるところに置いておくのがダメなのですが、子供どうして誰が置いただの誰がこぼしただの、醜い責任のなすりつけ合いをしていました。ああ情けない。トイレットペーバー一個でも拭き足りなかった、丸々コップ2杯分のココアの掃除は大変でした。靴下を濡らしてしまったYちゃんはこの時点でお母さんに連れられて帰宅。S君は最後後片付けまで残っていました。

そんなことをしている間に、その後、時間がたってきてから上ってきたオリオン座。オリオン座は何度見ても迫力があります。明るいので電視観望でもとても受けがいい星雲の一つです。オリオン座が見えるのは冬だけなのですが、冬に観望会があまりないのがとても残念です。M42を電視観望で見てその日は終了となりました。

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片付けの間、会話をしながらYさんはカメラと三脚ででオリオン座付近を撮影していたみたいです。私もその後撮影しようかどうか迷ったのですが、あまりに寒いのと、PCのバッテリーが心もとなかったので、少し後ろ髪を引かれましたが、23時半頃退散しました。

自宅に着いてからも冬の星座がすごく綺麗でしたが、ちょっと疲れていたので気力が持たずに、この日は寝ることにしてしまいました。

先週末の土曜日、数河高原のコスモス天文台でM57に続いてとったのがM27亜鈴状星雲です。これも電視観望でこれまで散々見ているのですが、真面目に撮影するのは初めてのことです。いや、初めてというのは嘘で、星を初めて1ヶ月の時に初めてとった星雲のうちの一つがM27でした。それ以来の撮影なのですが、鏡筒は20cmから25cmと5cm大きくなって、焦点距離は800mmから1600mmへと倍です。カメラもEOSの改造kiss x5からASI294MCへと変わっています。機材はだいぶん豪華になりましたが、その分綺麗になっているでしょうか?

結果ですが今回は20秒露光で243枚とって、140枚使いました。

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岐阜県飛騨市数河高原 2018/11/3 20:05-22:17
LX200-25 + CGEM II + ASI294MC
f=1600mm, F6.3, gain 370/570, 20sec x 140frames、総露出時間1時間8分
PixInsight , Photoshop CCで画像処理後、中心部をトリミング 

最後は補正板が曇って終了でした。今回フードはつけたのですがそれだけでは足りなくて、やはりヒーターが必要そうです。

さて、2年半で多少は進歩しているでしょうか。流石に細部は今の方が出ています。いや、でも最初の頃のやつも少し流れていますが、意外にシンプルな色付けでそんなに悪くないと思ってしまいました。2分一枚どりなのに、星雲の中の赤色も昔の方がよく出ています。ということはあまり進歩がないということでしょうか?

この後は、同じ日に撮ったAZ-GTiにFS-60Qを載せてのったカリフォルニア星雲の画像処理が待っています。 

ペルセウス座流星群も星を始めてはや3回目。最初は能登の満天星でキャンプの最中に。二度目は飛騨コスモス天文台のお祭りでした。今回も子供達が喜ぶので飛騨コスモス天文台のお祭りに参加予定です。

月は新月期で最高の条件。でも天気予報は最悪でした。予報は夕方くらいからずっと雨、夜遅くにやっと曇りくらいです。

飛騨コスモス天文台はとても相性が良く、参加した回は最初雲って言いようがたとえ雨が降っていようが、必ず素晴らし空に会え今の所勝率100%なのですが、さすがに今回はダメだろうと思っていました。それでもお祭りなので会場にだけは行こうと思い、早めの夕食をとり17時半頃に富山を出発。富山を出たときにはまだほんの一部青い空も見えていましたが、近づくにつれどんどん曇りだし、途中雨がひどくなりしかも気がものすごく揺れていて嵐のようです。この時点でさすがに今日はダメだと諦めました。19時ころ、まだ明るい中会場についてもポツポツ雨が降っていて、鏡筒や赤道儀にはカバーがかかっていて、荷物も全てテントの下。

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外には誰の姿も見えないのでドームに顔を出すと、いつものメンバーよりも多くの人がひしめき合っていました。6ー7人でしょうか。さらに我々3人が入ったらもう一杯です。しかも雨脚がどんどん激しくなり、ドームの丸天井を叩く音がうるさいくらいに響きます。途中代表のYさんの息子さんや、前回愛知の一宮から来てくれた方とそのつれのかたあわせて3人も入って来てすし詰め状態。

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ドームの中の赤道儀の周りにすし詰め状態ですわって
みんなで話し込んでいました。

20時すぎ頃でしょうか、 雨音がだいぶん静かになって来て外に出れそうだと言うので、出て見ましたが。まだポツリポツリと雨は降っていて、厚い雲がかかっています。この時点で中止の判断をしたようで、というかお客さんが誰も来ていなかったので、片付け始めました。でもせっかく一宮からきたお客さんもいるのでと思い、ASI294MCにSAMYANGの14mmをつけて高感度で見てみると、南東くらいでしょうか、ごく一部の領域で星が見え始めています。そのうちにアークトゥルスも目で見え始めました。木星も見え、火星もおぼろげながら見え、天頂方向もだんだん晴れて来ています。もしかしたらまた曇るかもと思い、電視で白鳥座付近の天の川を見てもらおうと少しだけ披露したのですが、その間にもどんどん晴れて来ていて目で見ても天の川が見えるようになって来ました。

こうなったらカメラなんかよりも直接目で見た方が楽しいに決まっています。早速大きなゴザと銀マットがが引かれて、皆でねっ転びながらペルセウス座流星群の観察です。みんな口々に「今日は残っていた人の勝ちだね」とか「来た人へのご褒美だね」とか嬉しさが隠しきれない様子で、もう満天の星空を満喫しています。さすがに今日の天気じゃダメだと思っていましたが、晴れ男の面目が奇跡的に保たれ、少しホッとしていました。星空はさっきまでの雨が信じられないくらい素晴らしいものでした。天の川がくっきりと2本見えます。

一宮から来ていた方は、前回の7月の観望会の時にYさんのお誘いで来てくれた方だそうです。私はその回は参加できなかったのですが、妻に連れて来てもらったSukeがその時にその一宮の方にずいぶん仲良くなったようです。その時の空が忘れられずに、今回のペルセウス座流星群の観察にもわざわざ遠くから来てくれたとのことでした。しかも会社の同僚を誘って来てくれたようで、3人での参加です。Sukeは今回もその3人にべったりで、間に挟まれて寝っ転びながら流星を数えていました。

ところどころ一部下の方が曇っていた時もありましたが、天頂付近はほぼ全ての時間帯晴れ。22時頃に一旦全面が薄曇りになり、「あーもうダメか」と言っていたのですがこれも15分くらいですぐにまた全面晴れ。その後も解散する23時半頃までほぼ全面晴れが続きました。

途中、地元のメンバーの一人が叫んだ「はんちくたい」というのが、飛騨弁で「くやしい」とかいう意味らしく、他の人が流れ星を見えたのに自分だけ見えないと「はんちくたい」と言うのが流行っりました。どこかしこで「はんちくたい」が聞こえて来ます。Sukeは30個見たそうで、一番数が多かったそうです。Natsuが20個、私が21個。他の方もそれくらいだったみたいです。2時間半くらいでそれくらいの数だったので、流れた数は少し少ないかもしれませんが、時折大きな長い流星もいくつか見えて、その度に大きな歓声が湧き、もう期待していなかったこともあり大満足のペルセウス座流星群でした。

下の写真はなんとか一枚だけ写っていた流星。前後の写真をみると、残念ながらレンズが少し曇っていたようで、画像処理はめちゃくちゃで変な色がついてしまっています。ヒーターを持っていかなかったことが敗因でした。

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探していたらもう一枚ありました。でもはじの方で途切れています。

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ついでに、タイムラプス映像です。残念ながら流星は上にあげたもの一つだけだったようです。



お祭り行事は残念ながら中止でしたが、一番肝心な流星群はこれまででベストの環境でした。子供達も今回もものすごく楽しかったみたいで、また来年も参加することになりそうです。自宅に着いたら0時半過ぎ、富山は星が一つか二つ見えるか見えないかのドン曇りでした。疲れ果てて寝てしまい、朝誰も起きることができなくて、朝早くから行こうとしていたプールは明日に延期となってしまいました。


昨晩の土曜日、昨年度11月以来のコスモス天文台の観望会に参加してきました。実は4月にも一度観望会があったのですが、予定表に書き入れるのを忘れていて「なんで忘れたんけー(富山弁)」と子供に怒られてしまいました。5月は雨で中止だったので、実質7ヶ月ぶりのコスモス天文台の観望会となりました。

それでも天気予報は超微妙。観望会の時間の予報ですが、3日前は曇り、2日前に晴れになり、昨日見たらまた曇りでした。当日朝に予報を見てみると、朝から夕方まで晴れとでていますが、ちょうど観望会の時間は曇りで再び夜中から晴れの予報。しかも夕方に富山を出発するときには空一面雲に覆われていて観望会なんか全くできそうにありません。それでも子供が雨でもみんなと会いたいというので、一応出かけることに。車を走らせているとなんだか青空が少しづつ増えてきます。どうやら南のほうが天気がいいのかもしれません。

18時過ぎには天文台に到着したのですが、空を見るとなんと一面の晴れ!夕方から曇るかもという予報もあるので油断はできませんが、観望会は十分にできそうです。西の空には新月直後の細い月が上がっています。

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現場にはすでにいつものSさんが到着していました。半年ぶりなので「お久さしぶりです」とおしゃべりしながら、望遠鏡の準備を始めました。そうこうしているうちに代表のYさんらが到着し、暗くなるころにはいつものS君もやってきました。みんな久しぶりでした。子供達は明けましておめでとうございますとか言っていました。S君は4月から高校生に。うちの下のSukeは成長期のせいか大きくなったとみんなから言われていました。

最初のうちは一部に雲もありましたが、方角によっては綺麗に星が出ています。今日は電視観望で一つ新しいことを試してみました。ASI294MCとFS-60CBの組み合わせで、焦点距離355㎜と少し短くして、明るく広い画角にしてどれくらい扱いやすく、見やすくなるか、どれくらい拡大に耐えうるか知見を得ることです。結果は上々といっていいでしょう。

まず広角の第一の利点として、SharpCapでの極軸合わせ自体がほかのファインダー用のカメラを用意することなくできてしまいます。次に、赤道儀の自動導入の精度が多少悪くてもかなり広い範囲を見渡せるのでほぼ一発でターゲットが画面の中に入ってきます。明るさはFS-60Qの焦点距離600㎜で試したときの(600/355)^2 = 2.86と3倍近くになります。なので露光時間を短くでき、ターゲットが確認できるまでの時間が短くなり、よりリアルタイムに近くなります。

例えばM51子持ち銀河ですが、フルの画角では下のようになります(自動保存されていたfitsファイルを少し見やすく処理しました)。かなり広い範囲を見ていることがわかると思います。

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いったんフル画角で入れたものを画面上で拡大して見栄えがいいくらいの大きさにしてもASI294MCの画素数はPCの画面上の画素数をはるかに上回っているために全然破綻することはありません。下の画像は実際に見て入る時に手持ちのiPhone5で撮影したものの、未処理の撮って出し画像です。

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実はいつも見ている富山は北の空は明るいので、子持ち銀河を結構綺麗に見たのは今回が初めてです。意外に綺麗に見えるのでびっくりでした。そのうちきちんと撮影してみたいと思います。


フルの画角だと、だいたいしし座の三つ子銀河がすっぽり入るくらいといえばわかりやすいでしょうか。

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もう一例、M27亜鈴状星雲をフル画角で撮ると以下のくらいになります(これも自動保存されていたfitsファイルを少し見やすく処理してあります。)。こちらも結構な範囲だとわかるかと思います。

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これを拡大しても観望会の鑑賞には十分に耐えます。
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ほかにも昨晩見たものを上げておきます。M13球状星団です。ホットピクセルが目立ちます。後で画像処理をする場合はリアルタイムダーク補正をした方がよさそうです。
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ソンブレロ銀河です。実はこれも見たのは初めてです。広角と
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実際に見ていた拡大した場合です。

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最後、北アメリカ星雲を入れたところで雲が出てきました。実際には、星雲の方が全然綺麗に見えなくて雲に気づいたというのが本当のところです。下は無理やりあぶりだしたものですが、現場ではかろうじて形がわかる程度でした。画角を把握する目的で載せています。

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結論として、どうやらASI294MCでの電視観望では焦点距離600mmよりも400mm程度の方が扱いやすそうです。ポイントはやはりセンサーサイズが大きいことと、解像度が細かいことでしょうか。今回最初の方に見ていたので記録に残さなかったですが、結構小さいM57でも拡大してそこそこ見えてしまいます。実はASI294MCを手に入れる前まで電視で主力で使っていたASI224MCですが、センサーサイズが小さかったためにFS-60CBに0.5倍のレデューサーを入れて見ていました。一素子の大きさはほんの少しASI294MCの方が大きいだけなので、分解能は今回のASI294MC+FS-60CB(レデューサーなし)の方が全然高いです。なのでM57でも不満がないのはある意味当たり前です。


この日は時折雲は出ましたが、雲がない時の空の状態はものすごくよかったです。Sさんが持ってきていたタカハシの100㎜位の屈折で惑星を見せてもらったのですが、カッシーニの間隙もはっきり見えましたし、木星の大赤班が眼脂ではっきり赤く見えました。梅雨の合間の晴れ間なので、透明度もシンチレーションもかなり良かったのかと思います。

子供達はというとS君を中心にドームの方で25cmで惑星を見ていたみたいで、途中見せてもらったらこちらでも木星の大赤斑が綺麗に見えていました。娘のNatsuとS君は中学や高校のことを話していたみたいでした。まだ観望会にはついてきますが、だんだん親から離れていくのかと思うと少し寂しい気もしますが、これも成長の過程でしょう。本当にいつまでついてくることやら。

あとNatsuがタイムラプス映像のためにずっと現地の様子を撮影してくれていました。といっても最初に設定して後はほったらかしで、最後に確認したらレンズが曇ってたーと大騒ぎしていました。天気の移り変わりもよくわかります。途中レンズが曇ってから後はカットしたのですが、この映像の後もずっと綺麗な空が広がっていました。



途中、ライトがついて明るくなって入るところは、雲が出てきたのでSukeがけん玉を披露して入るところです。こじんまりした観望会なので、ほんわかした雰囲気で星を見るだけでなくそれぞれ結構好きなことをやっています。



それにしてもコスモス天文台との相性はものすごくよくて、行く前に雨が降っていようが曇っていようが、なぜか必ず現地では素晴らしい空に巡り合えます。今回も出がけの空から考えたら星なんて見えなくて当たり前くらいに思っていたのですが、途中から空一面晴れ、天の川もくっきりで、久しぶりに満天の星空を楽しむことができました。22時半を回った頃でしょうか、ものの5分、10分で一面雲に覆われてしまい後片付けが始まりました。23時過ぎには帰路につき、自宅に着いたら0時を回っていました。

そういえば下のSukeは、途中から地べたで寝袋に入っておしゃべりをしながら、流れ星を7個見たと叫び、いつの間にかすやすや寝てました。片づけ終わってみんなに起こされて車に乗ってもすぐに熟睡。家に帰っても寝ぼけながら布団に向かっていきました。今朝起きてから聞いてみたら、めちゃくちゃ面白かったのでまた行きたいとのこと。でも来月は私が仕事なのでだめかも。



前回の記事と少し前後しますが、先週11月12日の話です。

今回の飛騨コスモス天文台の観望会はめずらしく日曜日開催でした。子供達はこの観望会をすごく楽しみにしているみたいで、いつものように3人で数河高原を目指しました。明るいうちに着きたかったのですが、途中食事をとったりで、結局到着したのは18時過ぎ。車から出るととても寒かったですが、天の川がものすごく綺麗で、南西から北の方までかなりくっきりとかかっていました。

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この日の目的の一つは修理した赤道儀のテストでしたが、セットアップしている途中で電視に移ってしまい、最後まで試すことができませんでした。電視の方はというと、高山の方から来ている方が何人かいるということで、いつものM57とM27をみんなで見ました。ちょうどドームの中で写真をみせてもらったらしく、それが実際に空にあるものを見ることができたので、喜んでくれたようです。数河高原はさすがに光害も少なく暗い空です。星雲もとても色鮮やかに見ることができました。他にももう少し見ようとしたのですが、Nexstarの導入精度があまり取れていなかったので、あきらめてしまいました。それよりも天の川が綺麗なのと、おうし座北流星群が極大日だったので、普通に空を見上げて星を見るのが楽しかったです。

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今回子供メンバーはというと、4年生のKちゃんに、5年のSuke、中1のNatsu、中3のS君と、いつものメンバーで、走り回って大騒ぎをしていました。S君がSukeにとってちょうどお兄さんみたいで、いつも相手をしてくれています。途中Yさんが出してくれたコーヒーが暖かくてとても美味しかったです。子供達はお菓子をパクパク食べていました。Yさん曰く、修理したドームも夜に温度が低くなってもきちんと動いているということで一安心です。

実は今年度は今回で最後の観望会です。間も無く雪が降って来るので、来年の春、4月か5月くらいまでは車で入ることもできなくなってしまいます。みんな名残惜しそうに、「よいお年を」と声をかけ、22時頃にコスモス天文台を後にしました。代表のYさん、いつも双眼鏡や望遠鏡を出してくれるSさん、今回会えなかったですがコスモス天文台の皆さん、今年も楽しい観望会をありがとうございました。また来年春の観望会を楽しみにしています。



娘のNatsuです。今回の飛騨コスモス天文台の観望会は9月29日の、珍しく金曜日にありました。この日はパパが出張でいなかったので、弟のSukeと一緒に、ママに連れていってもらいました。中学で合唱コンクールの練習があったのですが、観望会の方が大事なのでサボってしまいました。

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夕食を流葉温泉のMプラザですませてから、19時くらいに現地に到着しました。着いたら私たちが一番で、まだ誰もいませんでした。代表のYさんはちょうど案内の看板を立てていました。

しばらくしたら何人か来て、子供はこの間原村の星まつりに一緒に行ったS君と、S君の妹のYちゃん、私と弟のSukeの4人でした。ママは寒いと言って、私たちを置いてすぐに温泉に行ってしまいました。なんでママは星を見ないのか不思議でたまりません。

最初晴れていて月も結構明るかったのですが、それでも天の川が見えました。一部にすごくはっきり見える天の川があるなあと思っていたら、ちょうどうっすらかかっている雲で、それがまるで天の川に見えるのが面白かったです。途中雲がかかったりしましたが、さそり座が見えたり、持っていったSCOPETECH望遠鏡で月や土星を見たりできちんと天体観測もしていました。S君も望遠鏡を出していました。いつも見ている星座用の双眼鏡があると良かったです。

すごく寒くて、ご馳走になったスープが温かくてとても美味しかったです。弟のSukeはなぜか半袖半ズボンで、風邪をひいてしまいました。パパが直したドームの天井も無事に開きました。でも後半は子供組は将棋とか輪ゴムで遊んでいて、あまり星に夢中にはなれませんでした。Yさんの話してくれた幽霊の話がすごく怖かったです。

S君が「マンガで読む星座物語」という本を貸してくれました。星座の話だけでなく、観測の話や、結構くだらない話もあるので、面白いです。パパもこの本は知らなかったそうです。

21時頃にママが温泉から帰って来て、しばらくYさんと話していました。個人でこの天体ドームを持っている経緯を聞いていたそうです。

帰ってからSukeが幽霊が怖くて一人で眠れないと言って、私の布団に入って来ました。追い出したら、ママの布団に入ってきたそうで、朝起きたらママが全然寝れなかったと文句を言っていました。

 

飛騨コスモス天文台のドームの修理をするという機会がありました。もちろん初心者の私はドームなど持っている訳がないので、ドームの仕組み自体よくわかっていないのですが、今回の修理を通じてとてもいい勉強になりました。考えたこと、やったことをメモがわりに書いておきます。他の人にはなんの参考にもならないです。多分。

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事の発端は、前々回の観望会でドームの屋根が開かなかったと、代表のYさんから聞いたことです。この時の観望会は胎内星まつり最終日と同じ日に開かれ、さすがに疲れ果てていた私は参加できなかったのですが、故障の様子は次の週に行った原村の星祭りで、一緒に行った飛騨コスモス天文台の常連の中3のS君から聞いていました。遠方の業者に頼むのも大変だということで、先月のペルセウス流星群の観察の時に中を一度見せてもらって、必要そうな道具を揃え、娘のNatsuと一緒に昨日2017/9/10の午後から飛騨コスモス天文台に向かい、13時半頃に到着し、早速作業に取り掛かりました。

まず前回確かめたことは、

  1. 2つのモーターと2本のチェーンを使って、屋根の可動部分を両側から引っ張って、開けたり閉めたりしていること。
  2. 開きすぎたり閉じすぎたりしないように、屋根がある位置まで来ると電気的にスイッチを切るストッパーが付いていること。
  3. そのストッパーを解除すると、開く方向には屋根もモーターも全く動かないのに、閉じる方向にはモーターも屋根もきちんと動くこと。
  4. さらにチェーンを緩めてモータに負荷をかけない状態でスイッチを入れても、開く方向にモーターが全く回らないので、モーター自身が動かないということが確認できました。この時点で、何かつっかえていて動かないという可能性が消えたということになります。
  5. 夜遅く暗いため、見通しも悪いので、これ以上はモーターが壊れているのか、電気的に何かおかしいのかの切り分けができませんでした。

2台のモーターが同時に一方向のみ壊れる可能性は少ないです。それでも一方向だけにすごい負荷がかかって何かおかしなことが起きる可能性もゼロではないです。

今回は、まずモーターの故障がないか確かめるために、モーターを台座から外してチェックしてみることにしました。やはり閉じる方向にはモーターは動きますし、開く方向には動きません。モーターのところに電圧が来ているか調べるために、結線を外そうとしましたが、再度繋ぐ接続用の金具とそれをかしめる工具を持っていないので、モーター付近での電圧チェックは諦めます。その代わりに、もっと電源近くで電気的に色々確かめてみました。

まず、モーターを駆動しているのはSW-03という、電磁開閉器でした。これを二つ使って、開く方向と閉じる方向でコントロールしているようです。ここでモーターはAC100Vでそのまま動くものと理解できました。SW-03に外部スイッチをつないで電流を供給するかどうか制御しているようです。

SW-03の右下2つのネジはAC100V電源をつなぎます。左下2つは外部スイッチにつないで、ここで制御するみたいです。右上2つはモーターにつなげます。左上2つと、下の奥に2つ接続できるネジがありますが不明です。あと、2つ並んだSW-03の右に二つ何か繋げそうなところがありますが、これも不明です。

電磁スイッチ自身は開く方向にも閉じる方向にも、二つともきちんと働いていました。これは外から見てスイッチ部分がパチンと押し込まれるのですぐにわかります。でも、モーターにつながっている線のところの電圧を測ると、明らかに閉じる方向と開く方向で違いがあります。ここでこのSW-03の出力側が何か悪さをしているのか、つないでいるモーターの先に何かおかしなことが起きているかに限られてきました。

そこで次に試したのが、動かない開く方のモーターへつながるケーブルを、動いている閉じる方向のスイッチにつなぐことでした。ここで動けば確実にSW-03の問題と確定します。結果は見事開く方向にモーターが回りました。モーターに問題がないこともわかりました。

さてここからが問題です。SW-03を交換すればいいのかどうか。でもよくあることなのですが、一度外してまたつなぐとなぜか動くということもあります。そんなことをみんなと話しながら、試しにやってみたら今回これが見事に当たって、これまで動かなかった開く方向のSW-03に開く方向のケーブルを再度つなぐと、きちんと開く方向にモーターが回るのです。スイッチがたまたま故障気味でたまたま一旦直ったのか、まだ謎でした。

とりあえずモーターに問題がないことは確定しているので、モーターを再度定位置に取り付けました。この時チェーンの張りがきつくて、ネジが穴になかなか到達せず、実はこのモーターの再取り付けが一番大変でした。

モーター取り付け後、屋根を試しに開いていくと、また開く方向に止まってしまって、全く動かなくなります。同じようにケーブルを外し、スイッチを一度入り切りをし、再度ケーブルを取り付けると、再びモーターが回るようになります。これを数度繰り返して、やっとこのSW-03には電流リミッターのようなものが入っているのだと理解ができました。一旦リミッターが入ると、リセットするためには負荷のない状態で一度スイッチを入れてやる必要があるようです。SW-03の説明書などを見ればわかるのかもしれませんが、その場でぱっとはみつからず推測に頼らざるを得ませんでした。

なぜ負荷がここまで大きいのかは謎でしたが、とりあえず最低限動くようにはなった訳です。ここで開閉のテストをしました。まず、途中でガタンガタンと言いながら、動きが鈍く、同じようにモーターが動かなくなってしまう時があります。チェーンを見ると、左右で張りの具合が全然違うことに気づき、きつい方のチェーンのギヤを緩めてみました。ギヤのところでチェーンを外に多いく外してやると、2、3段づづジャンプしてきつかった方向が緩んでいきます。これを何度か繰り返し左右のバランスが取れて来ると、もう不可でモーターが止まるようなことはなくなりました。

ところがまだ完全には開かずに、途中で止まってしまいます。モーターが止まっているわけではなく、屋根がどこかに当たって止まっているようです。チェーン部分がよく見えるように、カバーになっているところを外して何度かくりかえると理由がわかりました。チェーンがたるみ過ぎていて、ある段差を越えるところでチェーンが折り重なってしまって、そこを越えることができないのです。ここは、モーター位置をずらして、よりチェーンを張ってやることで、ほぼそのようなことはなくなりました。

3度ほど開閉テストをして、まだ多少の緩みや、ガタゴトはあるものの、最初に比べたらはるかにマシで、開閉もスムーズにいったので、これで良しとしました。

今回のをまとめると、
  1. 長年の経年劣化か何かで左右のチェーンのバランスが崩れて、開く方向の負荷が常時大きい状態になってしまった。
  2. 電磁開閉器のリミッターを超えた電流が流れるために、リミッターが働いてしまった。
  3. 負荷を取り除くことができなかったので、リセットしようにもできない。
  4. 負荷を取り除きリセットしても、左右バランスが悪いままだと再びリミッターが入ってしまう。
  5. 左右バランスをチェーンの張り具合の調整で整えてやることで、スムーズに動くようになり、モーターの負荷もへった。

ということです。

昼13時半頃から初めて、ちょうど17時の放送くらいで終わりました。娘は最初の頃は手伝ってくれてましたが、途中からは飽きたのかギターで大声で歌っていました。とにかくドームが無事に直ってよかったです。帰りにぶどうや梨などいただきました。家族でいただきましたが、とても美味しかったです。

疲れて昨晩はすぐに寝てしまったのですが、こういうことは大好きなので、とても楽しかったです。だいぶん仕組みがわかったので、次回問題が起きてもなんとか対処できそうです。何かあったらまた遠慮なく言ってください。


昨日のお寺観望会に引き続き、連日の観望会です。今年もペルセウス座流星群の極大日になりました。去年は柳田の満天星で見たのですが、今年はどこで見ようかずっと悩んでいたのですが、天気予報ではどこも厳しどうですが、特に富山は完全に曇りっぽいです。南へ行く程多少いいみたいなので、子供達にもどこで見たいか聞いてみて、今年は飛騨コスモス天文台の観望会に参加することにしました。18時半過ぎに自宅を出て、実際に到着したのは19時半過ぎくらいだったでしょうか。辺りはすでに暗くなっていました。途中富山の完全な曇り空に加え、少し雨もぱらついていたのですが、神岡を過ぎたあたらりから多少雲の隙間が見え始め、木星など少し星てきました。

普通の観望会かと思っていたのですが、会場では予想に反してたくさんの人がいて、お祭りのような雰囲気でした。輪投げあり、抽選会あり、クイズ大会ありです。子供達もたくさん来ていましたし、若い大人だけのグループも来ているようでした。天気はというと、最初は雲が多かったのですが、途中一部の空がかなり晴れて、天の川も見え始めました。曇るとクイズ大会になって、晴れてまた空を見て、また曇ると次は抽選会と、天気に左右されましたが、それでも一時7、8割の空が完全に開けて、カシオペアから南に向かって大きく天の川がかかった時には皆さんさすがに感嘆の声を上げていました。

写真はクイズ大会の様子です。たくさんの子供が来ているのがわかります。

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肝心の流星ですが、うちの下の子は30個ほど見えたそうです。私も7、8個は余裕で見えました。雲に隠れていた時間も多かったので、明るく長いのが多く見えた印象です。途中写真も撮りましたが、カメラを用意してからはだんだん晴れ間が少なくなって来て、たいしたものは取れませんでした。唯一流れ星らしきものが写っていたのが、下の写真です。クリックして拡大して見ると、真ん中より少し下に二本の線が見えますが、前後の写真を見比べると下の線は人工衛星ですが、上の線は流星と思われます。北の空はあまり流星が出なかったようで、もう少し早い時間から、天頂方向を狙ったほうがよかったかもしれません。

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21時半頃で一旦観望会としてしては解散して、後片付けが始まりました。今回はたくさんの人が来ていて、この間一緒に原村に行ったS君と、その妹のYちゃん、他にも普段と違った方もたくさんいて、暴れまくっているうちの子二人の相手をしてくれました。途中天の川を見ながら、どなたかがスマホから流してくれた「君の名は。」の主題歌から始まったのか、片付けの最中もリクエスト曲に合わせて、みんなで大声で歌っていて、さながら昭和の歌声喫茶のような様相を呈していました。空がすっかり雲で覆われてしまった頃には、後片付けもほぼ終わり、結局22時半頃に完全終了となりました。

そのあと、前回の観望会の時にドームが動かなかったとのことだったので、少し見て見ました。ざっと見て、電気系統、ドームの開閉部分はそれほどおかしくなさそうです。窓が開き過ぎたり締まり過ぎたりするのを防ぐように、センサーでチェックしているのですが、センサーも問題なさそうでした。センサーがオンになるのを一旦強制解除して動かしてみると、窓が閉まる方向にはモーターも回りますが、窓が開く方向にはモーターが回りません。チェーンで窓を動かしているのですが、たとえチェーンにたるみがあってもモーターが回らないようです。どうもモータのトラブルと見込んだのですが、今回は脚立などもなくモーターまで手が届かないのと、道具もないため、次回の観望会までに一度道具を持って来て、一度モーターを外して動作チェックしてみようと思います。

結局23時半頃に天文台を出ました。天気予報を見ている限り、最初ほとんど期待はできなかったのですが、それにもかかわらず流星群と言えるくらいは満足に流れ星を見ることができました。相変わらずここでは私は晴れ男扱いのようで嬉しい限りです。代表のYさん始め、スタッフの皆様、今回もとても楽しい時間をありがとうございました。今回はあまり手伝うこともせずにほとんどお客さん気分で参加してしまいましたが、また懲りずに子供共々参加させてください。

帰り道、少しだけカブトとクワガタを捕まえに寄り道をしました。今回の成果はミヤマクワガタ雄特大を筆頭に、欲しかったカブトのメス2匹、クワガタのメス6匹の計9匹でした。ぱっと寄っただけにしては上出来です。



 

6月3日、飛騨コスモス天文台で今年初めての観望会が開かれ、私と子供二人 (中一の娘: Natsuと小五の息子: Suke)で参加しました。昨年(1回目2回目)に引き続き、今回で3回目の参加になります。妻は迷っていましたが寒いのが嫌みたいで、結局家でお留守番です。

この日は夕方5時半頃自宅を出発し、神岡町のいつも行く「もりのや」というところで6時半くらいから夕食を取りました。子供たちは飛騨牛カレー。 Sukeは贅沢に250円もアップしてソーセージトッピング付きです。わたしはとんちゃん定食。美味しかったです。

19時過ぎ数河高原に向け出発です。神岡町からは15分くらいでしょうか、19時半前には到着しましたが、空はあいにくの全面曇り。しかも外に出るととても寒いです。とりあえず暖かいところへ行こうとドームを覗くと代表のYさんはじめ、すでに6人のいつものメンバーが来ていました 。我々3人と、途中さらに前回会ったS君一家3人加わって計12人で、中は所狭しです。今回子供が多かったのも特徴です。小さい子順に、小学2年生のYちゃん、毎回来ている4年生のKちゃん、うちの5年生Suke、同じくうちの中1のNatsu、前回も来ていた中3のS君(Yちゃんのお兄ちゃんです)、高1のSちゃん(Kちゃんのお姉さん)。みんな星が好きな子ばかりです。

到着した直後に雨が降ってきて、今日はもうダメかなとも思っていたのですが、天気予報では晴れと出ていたのでそのうち晴れるだろうと、まったりムードでドームの中で天文談義に花を咲かせました。前回来たのがが昨年11月だったので、それ以降撮った写真なども含めて、このブログを紹介したり、前回訪問時のブログの記事を読み上げたりと、結構盛り上がっていました。

そんなこんなで、だんだん空も晴れて来たので、外に出ました。ここに来るときはたとえ最初天気が悪くても毎回すぐに天気が回復します。相性がいい場所なのでしょうか。

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この日は上限過ぎの月なので、空が明るく星雲などは諦め、月と木星と星座を楽しみました。下のSukeはすかさずSCOPETECHを持ち出しセットアップしています。私が外に出た時にはすでに月の導入済みでした。この足の速さは経緯台と二つ穴ファインダーならではだと思います。今回SCOPETECHでは木星も導入し、縞と衛星がすごくはっきりと見えました。SCOPETECH侮るべからずです。

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 今回の主役はS君でしょう。以前譲ったミザールが日野金属産業時代の屈折型のNewアポロ型に加え、最近同じく日野金属時代の反射型を手に入れたとのことで、クラシック望遠鏡を2台並べての豪華な観望会です。反射の方の型式は確認できませんでしたが、口径は13cmくらいでしょうか、鏡筒の長さは1m程度でした。時間があればもっとゆっくり調べてみたいと思いました。

S君が反射型のファインダーの調整の仕方がわからないというので、少し手伝いました。ファインダーは豪華に前後にそれぞれ3点支持のネジがついています。前の方は動かさなくていいので、後ろだけで調節すればいいよとか言っていたのですが、どうやら2段ネジの構造がわからなかったみたいです。ファインダー表面に近い側のネジはこれ以上緩んだりしまったりしないための固定ネジで、調節するときは固定ネジを緩めればいいということを理解した後は他に何も言う必要がなく、S君自身で一人で調整をやっていました。なんでも自分でやろうという姿勢は素晴らしいと思います。S君は下のSukeにも赤道儀のことを説明してくれたり、色々面倒をみてくれるので助かります。

同じように、Yさんがメインのドームの赤道儀を動かすステラナビゲータが調子が悪いというので、見てみました。一つ目は立ち上げ時にステラナビゲータ内で見ている方向が地面の方向だったことと、立ち上げた時間がまだ明るい時分で、そこから現在時刻まで進んでいなかったために星が表示されなかったことです。二つ目が、少し厄介だったのですが、赤道儀と接続したら画面がロックされてしまうという現象です。これは結局何が原因かわからなかったのですが、望遠鏡との接続を切断するとロックは外れるので、何か制限がかかっていると思い、画面操作を色々やっていたらロックが外れました。でもロックが再現できなかったので、仕様なのかバグなのかわわからずじまいでした。S君はこの時も色々手伝ってくれて、しかも的確なアドバイスもしてくれるので、将来本当に楽しみな子です。全部解決したところを見計らって、再度一から立ち上げて、同期、導入と成功したので、多分これからも大丈夫でしょう。Yさんには毎回お世話になっているので、これくらいのトラブルシューティングで貢献できるのなら喜んでお手伝いしたいです。

再び外に出ました。月明かりがあってもWideBino28を使うと広角で暗い星まで見えて星座観察が星座の形まで含めてよくできます。12倍の双眼鏡での木星観察でも衛星まで見ることができました。同じく土星も12倍の双眼鏡で見たのですが、耳がついているような形まではわかりましたが、輪っかには見えませんでした。

22時頃からは雲がほとんどなくなり、地平線の方まで透き通った素晴らしい空になりました。さそり座が綺麗に見えていました。今回はあまり本格的な機材は出しませんでしたが、反射1台、屈折2台、双眼鏡3台と、それでも十分楽しめる観望会でした。むしろ簡単に操作できるものばかりで、たとえ小さい子でもそれぞれ自分で操作できるのがこういった観望会の魅力なのかと思います。

ところが空が一番綺麗なときには、寒いせいか子供達はドームの中で、大騒ぎの声が外に漏れて来ていました。あとで聞いたらクイズ大会ですごく盛り上がっていたそうです。こういった夜の盛り上がりも観望会の楽しみの一つなのだと思います。


あと、大人は今回撮影は全然していなかったのですが、Natsuがいつのまにか一人で撮影をしていました。愛機EOS X7です。最初の観望会風景もそうですし、ちょっとピンボケですが下の北東の空もそうです。ペガサスと白鳥が見えかけています。最近娘が一人で撮影することが多くなってきました。このまま放っておいたほうが勝手に成長してくれそうです。

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23時頃解散し、帰りの道路でみた温度表示はなんと5℃、寒いはずでした。子供二人はすぐに夢の中。朝起きて聞いたら二人ともとても楽しかったそうで、次回も是非参加したいとのことでした。Yさん、今回もとても楽しい時間をありがとうございました。

 

2016/11/24 仕事を終え空がすごく綺麗なので、急遽近くの数河高原に向かい撮影を試みました。今日の目的はとりあえずオートガイドを試すこと。ところがあいにく、またもやCCDにつける長焦点距離のレンズを忘れてしまったので、50mmのCマウントレンズで試してみました。

使ったソフトはPHD2で、以前Stellariumとの接続の時に、ついでにPHD2もCCDと赤道儀までは接続確認してあります。鏡筒はいつものFS-60Q、ガイド用CCDはこれもいつも使っているASI224MCに安物の焦点距離50mmのCマウントレンズをつけたもの、赤道儀はとりあえず使い慣れているAdvanced VXで、これはピリオディックモーションが15秒角程度で、FS-60Qでは2分程度の露光が限界、実用上は1分程度ということを確かめています。 撮影用カメラは天体改造済みのEOS 60Dです。

まず、 現地の駐車場に降り立った時の空の見事なこと。冬の天の川がはっきりと見えていました。あとはとても寒い! さすがスキー場になるようなところです。あいにくこの日は12月下旬の寒さと、この冬一番の冷え込みらしく、準備が嫌になるほど寒かったです。もちろんこの寒さでは他に誰一人いませんでした。

それでも30分くらいかけて、赤道儀の組み立てとSharpcapを使っての極軸調整、赤道儀のアラインメント、カメラのセットとBackYard EOSを使ってのピント合わせと試し撮りと、順調に進んでやっとガイドを試す段階になりました。

まず接続しようとすると、COMポートがなぜか3から4に変わっていたのでこれを変更したのですが、トラブルといえばこれだけで、あとはほとんど問題もなくすごく順調でした。というよりも、まだ使い方があまりわかっていないので、適当にやっているだけなのですが、とりあえずCCDの露光時間を0.5sにして「露出ループの開始」を押し、「ツール」メニューの「ガイド星の自動選択」を押すと、すぐにガイド星が見つかったので、そのまま「ガイドを開始」としたら、きちんと赤道儀がガイドされて動いているようでした(2016/12/4 追記: ガイドの一番最初にキャリブレーションを自動で行なっているようです。あとで写真を見直したら、一番最初の写真のみすごく大きく流れているのがありました。なんだったのかわからなかったのですが、多分これがキャリブレーションを行なっている際に撮影されてしまったものだと思います。)。あまりにあっけなかったので、もう少し突っ込んで探っても良かったのですが、寒いのと平日であまり時間もないので、このまま続行としました。あとでガイド中の画面のグラフの写真を撮ったのです。

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ちょっと調べたところ(そもそもガイドをしている最中には数値の見方もわかっていませんでした。なんとも情けない。)、出ている数値はそれぞれの自由度の誤差で、左がピクセル単位、右が秒角とのことです。RMSで赤径0.22、赤緯0.21ピクセルの誤差です。PHD2を稼働させたときの典型的な目標値は0.2から0.3ピクセルということのなので、ピクセルで見ている限りガイドの精度としては十分出ているということがわかります。一方秒角で見ると、概ね4秒角程度で制御できていることがわかりますので、まだ角度誤差としては結構大きいです。これはCCDのレンズの焦点距離が短いため、そもそもCCDの1ピクセルあたり15秒もあるのが問題です。レンズを焦点距離の長いものに換えるか、HUQさんが最近使っているというDEF-Guiderという複数の星をガイドに使うことできるソフトを使うことで解決できると思います。

それにしても、CCDの1ピクセルを十分下回って誤差を抑えることができるということに結構驚いています。おそらく基準星の中心の周りのピクセルの明るさ情報から、1ピクセル以下の精度で位置を出しているのだと思いますが、だからサチっている星は不可というのが納得できました。


とにかくこの状態で以前よりははるかに流れなくはなっているので、試しに撮影を開始してみました。下の写真は露光5分、ISO3200のM31で加工なしの撮って出しjpegファイルです。加工しなくてもすでに綺麗です。

M31_LIGHT_300s_3200iso_+4c_60D_20161124-20h10m16s390ms

それでもガイドのエラーがまだまだ大きかったので少し心配していたのですが、ピクセル等倍に拡大しても星は円状を保っているようです。12枚取ったのですが、1枚のみ何かの振動で揺れたのでしょうか?少しだけずれたのがあったので、12分の11の確率で使えます。以前のノータッチガイドでは1分露光で使える画像が半々くらいだったので、そこから比べたら十分な成果です。

あと、また前回と同じM45も、同条件で8枚撮りましたが、こちらは8枚全部使えそうです。無加工のjpegを載せておきます。こちらもすでに星間ガスがかなり見えています。空がいいとこんなに綺麗に撮れるのですね。

M45_LIGHT_300s_3200iso_+4c_60D_20161124-21h19m48s921ms


惜しむらくはダークフレームを取っている最中にPCのバッテリーが切れてしまったことです。ダークは3枚しか撮れませんでした。気づくと機材に霜がかなり分厚く凍りついて来たので、ここでギブアップです。フラットを取ることもできませんでした。

ピンボケですがセットアップの写真を載せておきます。テーブルに何か模様のようなものが見えますが、これら全部霜です。PCの画面も一部凍り始めていました。あ、ちなみに撮影中の待ち時間は車の中でエアコンをつけていたのでとても快適でした。

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23時ぴったりに帰路について、その途中たまたま道路にあった温度表示板を見ると−3℃の表示が。寒いはずです。今回は冬の天体観測の過酷さの一部を垣間見た気がします。

週末はゆっくりと画像処理です。








 

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